説明

エアバッグ装置及びエアバッグカバー

【課題】テアラインの破断形態をより安定させてエアバッグカバー及びバッグ部の展開位置をより安定させることが可能なエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】基布パネルによって袋状に形成されるとともに、展開用ガスを供給されることによって運転者の前方側で展開膨張するバッグ部と、展開用ガスを発生するインフレータと、未使用時のバッグ部が収容されるとともに、上方に開口が設けられた保持容器と、未使用時には保持容器の開口を実質的に閉塞するとともに、バッグ部の展開膨張時には前部が上昇して開口を開放するエアバッグカバー130とを備え、鞍乗り型車両のシート前方に設けられるエアバッグ装置の、エアバッグカバーは、前端部近傍に設けられ車幅方向にほぼ沿って延在し、バッグ部の展開膨張時にバッグ部からの入力によって破断するテアライン132aを有し、テアラインの車幅方向における中央部に開口132bを設けた構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動二輪車等の鞍乗り型車両に設けられ、衝突時等に搭乗者の前方で展開膨張するバッグ部を有するエアバッグ装置及びこのようなエアバッグ装置に設けられるエアバッグカバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
運転者等の乗員が車体に跨って搭乗する自動二輪車等の鞍乗り型車両において、衝突時等に乗員の前方で展開膨張し、乗員を拘束するバッグ部を有するエアバッグ装置を設けることが提案されている。
例えば、特許文献1には、乗員シート前方に設けられた保持箱内にバッグを収容し、車両の衝突時等に、保持箱から上方にバッグを展開膨張させて乗員の上体を拘束するエアバッグ装置が記載されている。
特許文献1においては、保持箱上部には、車両後方側にヒンジを有する前開きのカバーが設けられ、バッグ部はこのカバーを押し開きつつ膨張するようになっている。
カバーは、バッグ部が乗員の前方で展開膨張するように、展開方向を規制する役割を果たす。
【0003】
カバーは、例えば樹脂系材料によって形成され、ヒンジ側及びその反対側を保持箱に固定されるとともに、バッグ部の展開膨張時には、ヒンジ側と反対側の端部に設けられたテアラインが破断することによって開放される。
テアラインは、カバーの一部を溝状に薄肉として形成された脆弱部である。
このようなカバーのテアラインに関する従来技術として、例えば特許文献2には、エアバッグの展開膨張時に開裂するテアラインを、カバーの立設部に設けるとともに、テアラインの途中に、車幅方向に離間した複数のベルト通し穴を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011− 962号公報
【特許文献2】特開2007− 69782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したようなテアラインを有するカバーにおいては、テアラインの破断形態をより左右対称に近づけて、エアバッグカバー及びバッグ部の展開位置をより安定させることが要望されている。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、テアラインの破断形態をより安定させてエアバッグカバー及びバッグ部の展開位置をより安定させることが可能なエアバッグ装置、及び、エアバッグカバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するため、本発明のエアバッグ装置は、基布パネルによって袋状に形成されるとともに、展開用ガスを供給されることによって運転者の前方側で展開膨張するバッグ部と、前記展開用ガスを発生するインフレータと、未使用時の前記バッグ部が収容されるとともに、上方に開口が設けられた保持容器と、未使用時には前記保持容器の前記開口を実質的に閉塞するとともに、前記バッグ部の展開膨張時には前部が上昇して前記開口を開放するエアバッグカバーとを備え、鞍乗り型車両のシート前方に設けられるエアバッグ装置であって、前記エアバッグカバーは、前端部近傍に設けられ車幅方向にほぼ沿って延在し、前記バッグ部の展開膨張時に前記バッグ部からの入力によって破断するテアラインを有し、前記テアラインの車幅方向における中央部に開口を設けたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明のエアバッグカバーは、基布パネルによって袋状に形成されるとともに、展開用ガスを供給されることによって運転者の前方側で展開膨張するバッグ部と、前記展開用ガスを発生するインフレータと、未使用時の前記バッグ部が収容されるとともに、上方に開口が設けられた保持容器とを備え、鞍乗り型車両のシート前方に設けられるエアバッグ装置に設けられ、未使用時には前記保持容器の前記開口を実質的に閉塞するとともに、前記バッグ部展開膨張時には前部が上昇して前記開口を開放するエアバッグカバーであって、前端部近傍に設けられ車幅方向にほぼ沿って延在し、前記バッグ部の展開膨張時に前記バッグ部からの入力によって破断するテアラインを有し、前記テアラインの車幅方向における中央部に開口を設けたことを特徴とする。
【0008】
上述した各発明によれば、テアラインが開口を起点として左右対称に破断することから、エアバッグカバー及びバッグ部の展開形態をより安定化させることができる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明によれば、テアラインの破断形態をより安定させてエアバッグカバー及びバッグ部の展開形態をより安定させることが可能なエアバッグ装置、及び、エアバッグカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を適用したエアバッグ装置の実施形態を備えた自動二輪車の模式的側面視図である。
【図2】図1の自動二輪車の模式的正面図である。
【図3】図1の自動二輪車に設けられるエアバッグモジュールの外観斜視図であって、カバーが閉じた状態(バッグ部の展開膨張前の状態)を示している。
【図4】図3のエアバッグモジュールの側面視図であって、カバーが閉じた状態を示している。
【図5】図3のエアバッグモジュールの外観斜視図であって、カバーが開いた状態(バッグ部の展開膨張後の状態)を示している。
【図6】図3のエアバッグモジュールの側面視図であって、カバーが開いた状態を示している。
【図7】図3のエアバッグモジュールの部分断面斜視図である。
【図8】図3のエアバッグモジュールにおけるカバーの部品単体の外観斜視図である。
【図9】図8のカバーの側面視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を適用したエアバッグ装置の実施形態について説明する。
実施形態のエアバッグ装置は、例えば、鞍乗り型車両である自動二輪車に設けられ、衝突時等に搭乗者の前方側で展開膨張するバッグ部を備えている。
図1は、実施形態のエアバッグ装置を備えた自動二輪車の模式的側面図である。
図2は、図1の自動二輪車の模式的正面図である。
【0012】
自動二輪車1は、前輪FW、後輪RW、フレーム10、フロントフォーク20、スイングアーム30、シート40、シートカウル50、タンク60、ハンドル70、カウリング80等を備えて構成されている。
【0013】
フレーム10は、車体中央部に設けられる構造部材であって、その下部には図示しないエンジン、トランスミッション及び冷却装置、燃料供給装置などの補機類が搭載されている。
【0014】
フロントフォーク20は、フレーム10の前端部に回動可能に取り付けられ、前輪FW及びフロントブレーキ等を支持する部材である。
フロントフォーク20は、内部にスプリング及びダンパが収容され伸縮するテレスコピック式のフロントサスペンションである。
フロントフォーク20における前輪FWの上部には、フロントフェンダ21が設けられている。
【0015】
スイングアーム30は、フレーム10の下部から後方に突き出して設けられ、フレーム10に対して揺動可能に取り付けられるとともに、後輪RWを支持する部材である。
スイングアーム30とフレーム10との間には、リアサスペンションの図示しないスプリングダンパユニットが設けられている。
【0016】
シート40は、乗員が鞍乗りによって着座する部分であって、フレーム10の上部に設けられている。
シートカウル50は、シート40の後方でありかつ後輪RWの上方に配置された外装部材である。
タンク60は、シート40の前方側におけるフレーム10の上部に設けられ、燃料となるガソリンを貯留する容器である。
タンク60は、乗員の両肢の内股に挟まれる位置に設けられる。
なお、タンク60の上部における一部には、後述するエアバッグモジュール100が設けられる。
【0017】
ハンドル70は、フロントフォーク20の上部から車両後方側かつ車幅方向外側に突き出して形成され、乗員の手指により把持される操作部材である。
ハンドル70には、フロントブレーキレバー、クラッチレバー、各種灯火類のスイッチ等が設けられ、また、右側のグリップはスロットル操作部を兼ねている。
【0018】
カウリング(フェアリング)80は、例えば樹脂系材料によって形成され、車体前部をカバーする外装部材である。
カウリング80は、フロントフォーク20の上部からフレーム10の前半部、エンジン等をカバーするフルカウリングである。
【0019】
カウリング80は、ヘッドライト81、ミラー82、ウインドシールド83等を備えている。
ヘッドライト81は、カウリング80の前面部に設けられた照明装置である。
ミラー82は、カウリング80の左右上部に設けられた後方確認手段である。
ウインドシールド83は、カウリング80の前面部における上部に設けられた透明の部分であって、乗員の防風等に用いられるものである。
【0020】
図1に示すように、エアバッグモジュール100は、タンク60の上部に設けられている。エアバッグモジュール100は、自動二輪車1の衝突時等に、運転者の前方でバッグを展開膨張させ、運転者の上体を受け止めて拘束するものである。
図3は、エアバッグモジュール100の外観斜視図であって、カバーが閉じた状態を示す図である。
図4は、エアバッグモジュール100の側面視図であって、カバーが閉じた状態を示す図である。
図5は、エアバッグモジュール100の外観斜視図であって、カバーが開いた状態を示す図である。
図6は、エアバッグモジュール100の側面視図であって、カバーが開いた状態を示す図である。
図7は、エアバッグモジュール100の部分断面斜視図である。
エアバッグモジュール100は、バッグ110、リテーナ120、カバー130、ウェビング140、及び図示しないインフレータ等を備えて構成されている。
なお、図3乃至図7においては、バッグ110及びインフレータは図示を省略している。
【0021】
バッグ110は、基布パネルを縫合又は接着等することによって袋状に形成したものである。
バッグ110は、未使用時には例えばロール状、蛇腹状等に折り畳まれた状態でリテーナ120内に収容されている。
また、図示しないエアバッグ制御装置が、例えばフロントフォーク20等に設けたセンサによって衝突を検出した場合には、バッグ110は、インフレータから展開用ガスを吹き込まれることによって、図1に示すようにカバー130を押し開き、タンク60の上方で展開膨張して乗員の上体を拘束する。
【0022】
リテーナ120は、例えば鋼板をプレス加工した板金部材を組み合わせることによって上部が開口したボックス状に形成されている。
バッグ110は、吹込み口111aがリテーナ120の下面と対向した状態で、後述するインフレータのバッグリング220によってリテーナ120に固定される。
リテーナ120は、下面部121、前面部122、後面部123、側面部124等を備えて構成されている。
【0023】
下面部121は、リテーナ120の底部を構成するほぼ平板状の部分である。
下面部121には、図7に示すように、インフレータが取り付けられる開口121aが形成されている。
また、下面部121の周囲には、リテーナ120を車体のフレーム10等に締結するため、リテーナ120の側方へ突き出したフランジ部121bが形成されている。
【0024】
前面部122は、下面部121の前端部から斜め上方へ延びて形成されたほぼ平板状の斜面である下部122aと、下部122aの上端部から上方へ延びた上部122bとを有している。
下部122aの車幅方向における両端部には、ウェビング140のリテーナ120側の端部が固定される。
また、上部122bには、カバー130の前面部132が固定される。
後面部123は、下面部121の後端部から上方へ延びて形成されたほぼ平板状の部分である。
側面部124は、下面部121の左右両端部から上方へ延びて形成されたほぼ平板状の部分であって、その前端部及び後端部は、それぞれ前面部122、後面部123の左右両端部と接合されている。
【0025】
カバー130は、未使用時においてはリテーナ120の上部を閉塞する蓋状の部材であって、バッグ110の展開膨張時には、図1に示すように、車両後方側に配置されたヒンジ回りに回動して開き、バッグ110の展開方向を規制するものである。
図8、図9は、それぞれカバー130の部品単体の外観斜視図及び側面視図である。
図8は、カバー130を斜め前方側かつ斜め下方側から見た状態を示している。
カバー130は、例えば樹脂系材料によって一体に形成された上面部131、前面部132、後面部133、側面部134等を有して構成されている。
【0026】
上面部131は、未使用時にリテーナ120の上部開口を実質的に閉塞する面部である。
上面部131は、タンク60の外表面と連続した形状を有する曲面状に形成され、車両の外部に露出する意匠面として機能する。
【0027】
前面部132は、上面部131の前端部から下方へ突き出したほぼ平板状の面部である。
前面部132は、リテーナ120の前面部122における上部122bに、例えばリベット等を用いて固定される。
前面部132の上端部近傍には、車幅方向にほぼ沿って伸びるとともに、他の部分よりも溝状に肉厚を小さく形成されたテアライン132aが形成されている。
このテアライン132aは、バッグ110の展開膨張時に、バッグ110から上面部131が受ける押圧力によって破断する脆弱部である。
テアライン132aの中央部には、車幅方向に長い長孔状の開口132bが形成されている。この開口132aは、テアライン132aが破断を開始する起点として機能する。
カバー130の開放時には、前面部132におけるテアライン132aよりも下方の部分は、リテーナ120側に残り、テアライン132aよりも上方の部分のみが上面部131とともに回動し上昇する。
【0028】
後面部133は、上面部131の後端部から下方へ突き出したほぼ平板状の面部である。
後面部133は、リテーナ120の後面部123に、例えばリベット等を用いて固定される。
後面部133の上部には、肉厚を溝状に小さくすることによって、カバー130の開放時に屈曲する図示しないヒンジ部が形成されている。
【0029】
側面部134は、上面部131の左右側端部から下方へ突き出したほぼ平板状の面部である。
側面部134には、スリット134aが形成されている。
スリット134aは、側面部134の後方における下端部から上方へ延び、その上方側において後面部133側へカーブしており、上端部は側面部134における上端部近傍かつ後端部近傍に配置されている。
側面部134の前端部と前面部132の側端部との間には、隙間が形成されている。
カバー130の開放時には、側面部134のスリット134aよりも前方の領域は上面部131とともに揺動して上昇し、スリット134aよりも後方の領域はリテーナ120側に残るようになっている。この側面部134aのスリット134aよりも後方の領域は、例えばリベット等によってリテーナ120の側面部124に固定されている。
【0030】
ウェビング140は、バッグ110の展開膨張時に、カバー130の揺動を規制してバッグ110の展開方向を規制するものである。
ウェビング140は、ベルト状に構成された本体部の両端部に、リテーナ側金具141、カバー側金具142を設けて構成されている。
リテーナ側金具141は、リテーナ120の前面部122における下部122aに、例えばリベット等によって固定されている。
カバー側金具142は、カバー130の側面部134におけるスリット134aよりも前方側の領域に、側面部134と実質的に直交する軸回りに回動可能に接続されている。
【0031】
インフレータは、図示しないエアバッグ制御ユニットが、車両の衝突を検出した場合に、バッグ部100を展開膨張させる展開用ガスを発生するものである。
エアバッグ制御ユニットは、例えば、フロントフォーク20に設けられた加速度センサが、予め設定された閾値以上の減速度を検出した場合に、車両の衝突を判定する。
【0032】
以上説明した本実施形態によれば、カバー130の前面部132に設けられたテアライン132aが開口132bを起点として左右対称に破断することから、カバー130及びバッグ110の展開位置をより安定化させることができる。
【0033】
なお、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態によって限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。このような変更の一例として例えば以下のようなものがあり、これらも本発明の技術的範囲内である。
(1)上述した実施形態のエアバッグ装置は、一例として自動二輪車に設けられるものであったが、本発明はこれに限らず、例えばATV等の他種の鞍乗り型車両にも適用することが可能である。
(2)エアバッグ装置を構成する各部分の形状、構造、材質、製法、配置等は、上述した実施形態に限定されず、適宜変更することが可能である。
(3)上述した実施形態においては、車両の衝突検出後にバッグを展開膨張させているが、これに限らず、車両の衝突の前兆(プリクラッシュ)の検出に応じてバッグを展開膨張させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 自動二輪車 FW 前輪
RW 後輪 10 フレーム
20 フロントフォーク 21 フロントフェンダ
30 スイングアーム 40 シート
50 シートカウル 60 タンク
70 ハンドル 80 カウリング
81 ヘッドライト 82 ミラー
83 ウインドシールド
100 エアバッグモジュール 110 バッグ
120 リテーナ
121 下面部 121a 開口
121b フランジ部 122 前面部
122a 下部 122b 上部
123 後面部 124 側面部
130 カバー 131 上面部
132 前面部 132a テアライン
132b 開口 133 後面部
134 側面部 134a スリット
140 ウェビング 141 リテーナ側金具
142 カバー側金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基布パネルによって袋状に形成されるとともに、展開用ガスを供給されることによって運転者の前方側で展開膨張するバッグ部と、
前記展開用ガスを発生するインフレータと、
未使用時の前記バッグ部が収容されるとともに、上方に開口が設けられた保持容器と、
未使用時には前記保持容器の前記開口を実質的に閉塞するとともに、前記バッグ部の展開膨張時には前部が上昇して前記開口を開放するエアバッグカバーとを備え、
鞍乗り型車両のシート前方に設けられるエアバッグ装置であって、
前記エアバッグカバーは、前端部近傍に設けられ車幅方向にほぼ沿って延在し、前記バッグ部の展開膨張時に前記バッグ部からの入力によって破断するテアラインを有し、
前記テアラインの車幅方向における中央部に開口を設けたこと
を特徴とするエアバッグ装置。
【請求項2】
基布パネルによって袋状に形成されるとともに、展開用ガスを供給されることによって運転者の前方側で展開膨張するバッグ部と、
前記展開用ガスを発生するインフレータと、
未使用時の前記バッグ部が収容されるとともに、上方に開口が設けられた保持容器と
を備え、
鞍乗り型車両のシート前方に設けられるエアバッグ装置に設けられ、未使用時には前記保持容器の前記開口を実質的に閉塞するとともに、前記バッグ部展開膨張時には前部が上昇して前記開口を開放するエアバッグカバーであって、
前端部近傍に設けられ車幅方向にほぼ沿って延在し、前記バッグ部の展開膨張時に前記バッグ部からの入力によって破断するテアラインを有し、
前記テアラインの車幅方向における中央部に開口を設けたこと
を特徴とするエアバッグカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−210865(P2012−210865A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77453(P2011−77453)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(306009581)タカタ株式会社 (812)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)