エピトープ配列
【課題】MHCクラスIに対して高親和性を有し、かつ標的特異的プロテアソームにより産生されるエピトープで、免疫学的試薬の生成に有用である核酸、ポリペプチドを提供する。
【解決手段】腫瘍関連抗原PRAMEの1つ以上のセグメント配列をコードし、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するかまたはコードし、前記配列を含むリーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結する、単離された核酸。
【解決手段】腫瘍関連抗原PRAMEの1つ以上のセグメント配列をコードし、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するかまたはコードし、前記配列を含むリーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結する、単離された核酸。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は腫瘍関連抗原PRAME(配列番号:77)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なPRAME抗原をコードせず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【請求項2】
前記エピトープクラスターは次のアミノ酸からなるグループから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の核酸;
配列番号4に記載のPRAMEの18−59、33−47、71−81、78−115、99−108、126−135、222−238、224−246、290−303、305−324、343−363、364−447、394−409、422−443及び459−487塩基。
【請求項3】
前記1つ以上のセグメントが前記エピトープクラスターからなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の核酸。
【請求項4】
前記第1の配列がPRAMEのフラグメントをコードすることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項5】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの90%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項6】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの80%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項7】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの60%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項8】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの50%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項9】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの25%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項10】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの10%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項11】
前記コードされたフラグメントが、基本的に、PRAMEの18、33、71、78、99、126、222、224、290、305、343、364、394、422及び459からなる群から選択されるアミノ酸の一つから始まり、PRAMEの47、59、81、108、115、135、238、246、303、324、363、409、443、447及び487からなる群から選択されるアミノ酸の一つで終わるアミノ酸配列からなるフラグメントをコードすることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項12】
前記コードされたフラグメントが、基本的に、PRAMEの18−47、18−59、
18−81、18−108、18−115、18−135、18−238、18−246、18−303、18−324、18−363、18−409、18−443、18−447、18−487、33−47、33−59、33−81、33−108、33−115、33−135、33−238、33−246、33−303、33−324、33−363、33−409、33−443、33−447、33−487、71−81、71−108、71−115、71−135、71−238、71−246、71−303、71−324、71−363、71−409、71−443、71−447、71−487、78−108、78−115、78−135、78−238、78−246、78−303、78−324、78−363、78−409、78−443、78−447、78−487、99−108、99−115、99−135、99−238、99−246、99−303、99−324、99−363、99−409、99−443、99−447、99−487、126−135、126−238、126−246、126−303、126−324、126−363、126−409、126−443、126−447、126−487、222−238、222−246、222−303、222−324、222−363、222−409、222−443、222−447、222−487、224−238、224−246、224−303、224−324、224−363、224−409、224−443、224−447、224−487、290−303、290−324、290−363、290−409、290−443、290−447、290−487、305−324、305−363、305−409、305−443、305−447、305−487、343−363、343−409、343−443、343−447、343−487、364−409、364−443、364−447、364−487、394−409、394−443、394−447、394−487、422−443、422−447、422−487又は459−487からなることを特徴とする請求項11に記載の核酸。
【請求項13】
更に第2の配列を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸であって、前記第2の配列が、成熟したエピトープ、または1〜数個の更なるアミノ酸が隣接し、ハウスキーピングエピトープが免疫プロテアソームプロセッシングにより直接的にまたはN−末端トリミングとの組み合わせ若しくは外因性の酵素活性との組み合わせにより遊離するハウスキーピングエピトープをコードする核酸。
【請求項14】
前記第1及び第2の配列が単一のリーディングフレームを構成することを特徴とする、請求項13に記載の核酸。
【請求項15】
前記リーディングフレームがプロモーターとその制御下で連結することを特徴とする、請求項14に記載の核酸。
【請求項16】
請求項14または15に記載の前記リーディングフレームにおいてコードされるアミノ酸配列を含む単離されたポリペプチド。
【請求項17】
請求項13〜15のいずれか1項に記載の核酸を含む免疫原性組成物。
【請求項18】
請求項16に記載のポリペプチドを含む免疫原性組成物。
【請求項19】
前記リーディングフレームが更に、エピトープまたはエピトープ配列から本質的になるポリペプチド配列をコードする第2の配列を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項20】
少なくとも1つのPRAMEエピトープクラスターを有するアミノ酸配列をコードする手段にプロモーターの制御下で連結されたプロモーターを有する発現ベクターであって、
前記手段が完全なPRAME抗原をコードしないものである発現ベクター。
【請求項21】
前記ハウスキーピングエピトープが配列番号1〜599のいずれかで表されるポリペプチドであることを特徴とする、請求項13〜15のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項22】
MHCエピトープであり、ハウスキーピングプロテアソームが優勢に活性である細胞上に提示されるエピトープをコードする、設計されたまたは操作された核酸配列を更に有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸であって、前記エピトープが、pAPCにおけるプロセッシングによりエピトープが遊離し得る状態を提供するより大きな配列に組み込まれていることを特徴とする核酸。
【請求項23】
前記エピトープが配列番号1〜599のいずれかで表されるポリペプチドであることを特徴とする、請求項22に記載の核酸。
【請求項24】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は、腫瘍関連抗原gp100(配列番号70)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なgp100抗原をコードぜず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【請求項25】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は、腫瘍関連抗原PSA(配列番号78)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なPSA抗原をコードぜず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【請求項1】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は腫瘍関連抗原PRAME(配列番号:77)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なPRAME抗原をコードせず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【請求項2】
前記エピトープクラスターは次のアミノ酸からなるグループから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の核酸;
配列番号4に記載のPRAMEの18−59、33−47、71−81、78−115、99−108、126−135、222−238、224−246、290−303、305−324、343−363、364−447、394−409、422−443及び459−487塩基。
【請求項3】
前記1つ以上のセグメントが前記エピトープクラスターからなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の核酸。
【請求項4】
前記第1の配列がPRAMEのフラグメントをコードすることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項5】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの90%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項6】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの80%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項7】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの60%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項8】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの50%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項9】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの25%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項10】
前記コードされたフラグメントが、PRAMEの長さの10%以下長さのポリペプチドからなることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項11】
前記コードされたフラグメントが、基本的に、PRAMEの18、33、71、78、99、126、222、224、290、305、343、364、394、422及び459からなる群から選択されるアミノ酸の一つから始まり、PRAMEの47、59、81、108、115、135、238、246、303、324、363、409、443、447及び487からなる群から選択されるアミノ酸の一つで終わるアミノ酸配列からなるフラグメントをコードすることを特徴とする、請求項4に記載の核酸。
【請求項12】
前記コードされたフラグメントが、基本的に、PRAMEの18−47、18−59、
18−81、18−108、18−115、18−135、18−238、18−246、18−303、18−324、18−363、18−409、18−443、18−447、18−487、33−47、33−59、33−81、33−108、33−115、33−135、33−238、33−246、33−303、33−324、33−363、33−409、33−443、33−447、33−487、71−81、71−108、71−115、71−135、71−238、71−246、71−303、71−324、71−363、71−409、71−443、71−447、71−487、78−108、78−115、78−135、78−238、78−246、78−303、78−324、78−363、78−409、78−443、78−447、78−487、99−108、99−115、99−135、99−238、99−246、99−303、99−324、99−363、99−409、99−443、99−447、99−487、126−135、126−238、126−246、126−303、126−324、126−363、126−409、126−443、126−447、126−487、222−238、222−246、222−303、222−324、222−363、222−409、222−443、222−447、222−487、224−238、224−246、224−303、224−324、224−363、224−409、224−443、224−447、224−487、290−303、290−324、290−363、290−409、290−443、290−447、290−487、305−324、305−363、305−409、305−443、305−447、305−487、343−363、343−409、343−443、343−447、343−487、364−409、364−443、364−447、364−487、394−409、394−443、394−447、394−487、422−443、422−447、422−487又は459−487からなることを特徴とする請求項11に記載の核酸。
【請求項13】
更に第2の配列を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸であって、前記第2の配列が、成熟したエピトープ、または1〜数個の更なるアミノ酸が隣接し、ハウスキーピングエピトープが免疫プロテアソームプロセッシングにより直接的にまたはN−末端トリミングとの組み合わせ若しくは外因性の酵素活性との組み合わせにより遊離するハウスキーピングエピトープをコードする核酸。
【請求項14】
前記第1及び第2の配列が単一のリーディングフレームを構成することを特徴とする、請求項13に記載の核酸。
【請求項15】
前記リーディングフレームがプロモーターとその制御下で連結することを特徴とする、請求項14に記載の核酸。
【請求項16】
請求項14または15に記載の前記リーディングフレームにおいてコードされるアミノ酸配列を含む単離されたポリペプチド。
【請求項17】
請求項13〜15のいずれか1項に記載の核酸を含む免疫原性組成物。
【請求項18】
請求項16に記載のポリペプチドを含む免疫原性組成物。
【請求項19】
前記リーディングフレームが更に、エピトープまたはエピトープ配列から本質的になるポリペプチド配列をコードする第2の配列を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項20】
少なくとも1つのPRAMEエピトープクラスターを有するアミノ酸配列をコードする手段にプロモーターの制御下で連結されたプロモーターを有する発現ベクターであって、
前記手段が完全なPRAME抗原をコードしないものである発現ベクター。
【請求項21】
前記ハウスキーピングエピトープが配列番号1〜599のいずれかで表されるポリペプチドであることを特徴とする、請求項13〜15のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項22】
MHCエピトープであり、ハウスキーピングプロテアソームが優勢に活性である細胞上に提示されるエピトープをコードする、設計されたまたは操作された核酸配列を更に有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の核酸であって、前記エピトープが、pAPCにおけるプロセッシングによりエピトープが遊離し得る状態を提供するより大きな配列に組み込まれていることを特徴とする核酸。
【請求項23】
前記エピトープが配列番号1〜599のいずれかで表されるポリペプチドであることを特徴とする、請求項22に記載の核酸。
【請求項24】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は、腫瘍関連抗原gp100(配列番号70)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なgp100抗原をコードぜず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【請求項25】
第1の配列を含むリーディングフレームを有する単離された核酸であって、
前記第1の配列は、腫瘍関連抗原PSA(配列番号78)の1つ以上のセグメントをコードし、
前記第1の配列は完全なPSA抗原をコードぜず、それぞれのセグメントがエピトープクラスターを有し、前記クラスターは、同じMHC受容体ペプチド結合間隙と既知のまたは予測親和性を有する少なくとも2つのアミノ酸配列を有するか、またはコードし、
前記リーディングフレームは、プロモーターとその制御下で連結することを特徴とする単離された核酸。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2009−60910(P2009−60910A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−251482(P2008−251482)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【分割の表示】特願2002−580010(P2002−580010)の分割
【原出願日】平成14年4月4日(2002.4.4)
【出願人】(503208552)マンカインド コーポレイション (50)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【分割の表示】特願2002−580010(P2002−580010)の分割
【原出願日】平成14年4月4日(2002.4.4)
【出願人】(503208552)マンカインド コーポレイション (50)
【Fターム(参考)】
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