オストメイト用流しユニット
【課題】部品点数が少なく、1回の施工作業でコストを低減させて設置可能なオストメイト用流しユニットを提供する。
【解決手段】内部に配管12,16が収納可能なケーシング1の前面にオストメイト用流し4が取り付けられ、ケーシング1内部には、洗浄水供給装置13および電気温水器17が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、オストメイト用流し4の上方のケーシング1の前面には鏡5が取り付けられ、鏡5の裏側のケーシング1内に洗浄水供給装置13および電気温水器17が収納されて隠蔽されている。
【解決手段】内部に配管12,16が収納可能なケーシング1の前面にオストメイト用流し4が取り付けられ、ケーシング1内部には、洗浄水供給装置13および電気温水器17が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、オストメイト用流し4の上方のケーシング1の前面には鏡5が取り付けられ、鏡5の裏側のケーシング1内に洗浄水供給装置13および電気温水器17が収納されて隠蔽されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腹部にパウチ(排泄物受け袋)を装着しているオストメイト(人口肛門,人口膀胱保有者)が良好にパウチ内の汚物を処理できるオストメイト用流しユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の汚物流しユニット(オストメイト用流しユニット)として、例えば特許文献1に開示されているようなものが存在する。
この汚物流しユニットは、配管ユニットの前面に流しを設け、配管ユニット内部にフラッシュバルブおよび電気温水器が設置されて構成されたものである。
【特許文献1】特開2004−283394号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記汚物流しユニットでは、配管ユニット内に電気温水器を設置しているが、配管ユニット内の配管との干渉を避けて電気温水器を配管ユニット内に入れ込むのに困難を伴うという問題点があった。
なお従来、配管ユニットとは別体で、配管ユニットの上方に鏡キャビネットを設置して、この鏡キャビネット内にフラッシュバルブ等を隠蔽させた構造のものも存在するが、このような別体の鏡キャビネットを配管ユニット上に設置する構造では、鏡キャビネットが別体であるため部品点数が多くなり、しかも、配管ユニットを設置する業者と鏡キャビネットを設置する業者が異なり、複数の業者による施工となるため、段取り上、時間待ちが生じたりして施工に手間が掛かり、高コストとなるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、単独の業者による1回の施工作業で良好に設置できるオストメイト用流しユニットの提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、内部に配管が収納可能なケーシングの前面にオストメイト用流しが取り付けられ、ケーシング内部には、洗浄水供給装置および電気温水器が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、前記オストメイト用流しの上方のケーシングの前面には鏡が取り付けられ、該鏡の裏側のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
ケーシングには、オストメイト用流しが取り付けられ、その上方には鏡が取り付けられ、この鏡の裏側のケーシング内に洗浄水供給装置および電気温水器を隠蔽された状態で収納させて一体化したものであるため、部品点数が少なく、単独の業者により1回の施工作業で設置を完了することができ、施工が楽で工期も短縮でき、コストを低減させることができるものとなる。
【0006】
また、本発明のオストメイト用流しユニットにおいて、前記ケーシングは、前面に前記オストメイト用流しが取り付けられる下側部と、該下側部の一部が一体状に上方へ立ち上がって前面に前記鏡が取り付けられる上側部とからなり、該上側部のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されているものとすることもできる。
こうすれば、下側部の一部から一体状に上側部を立ち上げたケーシングにより、上側部の側方であって下側部の上面には物を置くことのできる物置スペースを確保することができるものとなり、この物置スペースを有効利用できるものとなる。
【0007】
また、本発明のオストメイト用流しユニットにおいて、前記下側部は前記上側部よりも奥行寸法が大きく形成され、該下側部上端の上側部の前面には物置用の段部が形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ケーシングの上側部の前面であって下側部上端には段部が形成され、この段部上を物置用スペースとして有効利用できるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0009】
図1〜図6は第1実施例を示すものであり、図1はオストメイト用流しユニットの正面外観図、図2はケーシングの内部構造を示す正面図、図3はオストメイト用流しユニットの側面断面構成図であり、図4はオストメイト用流しユニットの各構成部材の分解側面図である。また、図5はケーシングのフレームの正面図、図6はケーシングのフレームの側面図である。
【0010】
オストメイト用流しユニットを構成するケーシング1のフレームは、図5の正面図および図6の側面図で示すように、角パイプフレームを溶接等で枠組みして形成したもので、床面に設置される下側部2と、下側部2の一部から上方へ立ち上げられた上側部3とが一体状の一部材として構成されている。
なお、上側部3は、下側部2の幅方向中央部に一体状に立ち上げ形成されたものであり、上側部3の下端左右側の下側部2の上面には側段部2a,2bが形成され、この側段部2a,2bの部分には天板を設けて、この側段部2a,2b上を物置スペースとして良好に利用できるように構成されている。
【0011】
下側部2の前面には、スチール製等の前パネル6が取り付けられて、前パネル6で下側部2の前面が覆蓋され、この前パネル6の前面に、上面が開放された陶器製のオストメイト用流し4が取り付けられ、オストメイト用流し4の上方の前パネル6の前面には混合水栓7が取り付けられる。また、ケーシング1の上側部3の前面の全域には鏡5が取り付けられて、上側部3の前面は鏡5により覆蓋される。
【0012】
混合水栓7はオストメイト用流し4内に吐水できる吐水口7aを備えており、図示右側には水が供給される水側口7cが設けられ、図示左側には湯が供給される湯側口7bが設けられている。また、この混合水栓7にはシャワーヘッド8がシャワーホースで接続されている。なお、シャワーヘッド8はパウチを洗うためのものであるため、一般的なシャワーのように広がった散水ではなく、泡沫状の狭い範囲のシャワー水を噴出させるものであれば良い。
この混合水栓7の図1における左側には洗浄ボタン9が設けられており、この洗浄ボタン9を手で押すことによりオストメイト用流し4内に洗浄水を流してオストメイト用流し4内を洗浄できるものである。また、混合水栓7の図1における図示右側には、水石鹸を入れる水石鹸入れ10が設けられ、さらにその右側にはペーパーホルダー11が設けられている。
なお、図中19は、電気温水器17が作動した時に膨張水をオストメイト用流し4内に流出させるために、オストメイト用流し4上に設けられた膨張水流出口である。
【0013】
ケーシング1の下側部2内には、図2に示すように、給水管12と排水管16が下方側から立ち上げ状に配管されており、給水管12の上端側は下側部2内で水平状に曲げられて、この部分で上側部3側へ上方に立ち上げて分岐管12a,12bが配設されており、分岐管12aの上端には、洗浄水供給装置を構成するフラッシュバルブ13が接続されている。
このフラッシュバルブ13から垂下状に洗浄水供給管14が配管され、この洗浄水供給管14は、オストメイト用流し4の背面側に開口された洗浄水供給口14aと接続され、オストメイト用流し4内に洗浄水を流すことができるものである。また、オストメイト用流し4の背面下部部位の位置には、排水口15が設けられており、この排水口15に排水管16が接続されている。
【0014】
また、ケーシング1の上側部3内には電気温水器17が収納されており、この電気温水器17には前記分岐管12bが接続されて、分岐管12bを通して電気温水器17内に給水が行われ、また、電気温水器17内で生成された温水は温水管を通り前記混合水栓7の湯側口7bに供給されて、湯が混合水栓7内に流入されるように構成されている。
【0015】
なお、本例のケーシング1の下側部2は、その高さ寸法aが約950mm程度に設定されており、オストメイト用流し4の配置高さは、図3に示すように、オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立った時に、オストメイト用流し4の上方にオストメイトMの腹部が位置する程度の高さに設定されている。
【0016】
次に、このように構成されたオストメイト用流しユニットの使用の一例を説明する。
オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立ち、腹部に装着しているパウチを取り外し、パウチ内部の汚物をオストメイト用流し4内に容易に捨てることができ、その後に、混合水栓7を操作してシャワーヘッド8から適温の湯を噴出させてパウチを簡単に濯いで捨てることができ、その時にパウチを装着していた腹部等の汚れをも良好に鏡5で確認しながら拭き取る等することもできる。その後に、新しいパウチを腹部に装着して、洗浄ボタン9を手で押すと、フラッシュバルブ13が作動し、洗浄水が洗浄水供給管14を通りオストメイト用流し4内に流出して、オストメイト用流し4を洗浄するとともに汚物が排出される。その後に、オストメイトMは混合水栓7を操作して吐水口7aから湯水を吐出させて手を洗うことができる。
【0017】
このオストメイト用流し4は、良好に手等を洗って処理できるように高さ位置等が適正高さに設定されており、前面に取り付けた鏡5により腹部が確認しやすいものとなる。そのため、オストメイトMが楽な姿勢で、パウチ内の汚物をオストメイト用流し4に流して処理することができる。さらに、側段部2a,2bを物置スペースとして使用することができるため、交換用パウチ等を置いたりできて作業がし易いものとなる。
また、オストメイト用流しユニットは、全体を単独の業者により1回の施工作業で施工することができ、別の鏡業者などは関与する必要がないため、施工が楽であり、工期も短縮でき、コストを低減させて設置できるものである。
【0018】
次に、図7の側面図では、第1実施例の変更例を示す。
この図7に示すオストメイト用流しユニットは、ケーシング1の下側部2の奥行寸法が、上側部3の奥行寸法よりも大に設定されたものであり、下側部2の上端の上側部3の下端側前面には前段部2cが形成されており、この前段部2c上のスペースを利用して、この前段部2c上に物を置いて有効に利用できるように構成したものである。
【0019】
なお、ケーシング1の上側部3の奥行寸法は小さいために、この上側部3内に収納される電気温水器17は薄型のものであることが好ましい。
なお、その他の構成は、図1,図2,図4のものと同様であり、同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
本例においても、ケーシング1の上側部3の前面には全域に亘り鏡5が設けられ、この鏡5の裏側に電気温水器17およびフラッシュバルブ13は良好に隠蔽された状態となる。
【0020】
さらに図8および図9は、第1実施例の変更例であり、図8の変更例では、ケーシング1の下側部2と上側部3の左右方向幅寸法を同一にして一体状に形成したものであり、下端側から上端側に向かって幅寸法が同一で立ち上がり、上側部3に鏡5が縦方向に設置されたものである。この鏡5の裏側の上側部3内に電気温水器17およびフラッシュバルブ13が収納されて、鏡5により隠蔽された状態となる。
従って、この図8の構成では、ケーシング1の下側部2の上面に側段部2a,2bは存在しないが、下側部2の上端に前段部2cを形成すれば、物を置くことができ、有効に利用することができる。
【0021】
また、図9に示す変更例は、正面右側の側段部2bのみが形成されて、左側の側段部2aは存在しない形態にケーシング1を形成したものであり、右側の側段部2b上のみを利用して、この上に物を置くことができる。なお、下側部2の上端に前段部2cを形成しても良い。
本例においても、鏡5の裏側のケーシング1の上側部3内に電気温水器17およびフラッシュバルブ13が収納されて、鏡5により隠蔽された状態となる。
なお、その他の形状は、第1実施例と同様である。
このような図8および図9の変更例のオストメイト用流しユニットにおいても、単独の業者により1回の施工作業で施工することができ、施工が楽であり、コストを低減させて設置できるものである。
【実施例2】
【0022】
次に、第2実施例を図10〜図14に示す。
図10は第2実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図、図11はケーシングの内部構造図、図12はオストメイト用流しユニットの側面縦断面構成図である。また、図13はオストメイト用流しユニットの各構成部材の分解側面図である。なお、図14は、第2実施例のオストメイト用流しユニットと便器を並べて住宅内に設置した構成図である。
【0023】
本例においても、ケーシング1は下側部2と上側部3が一体で形成されており、下側部2の上面側の上側部3の左右側方には物置用の側段部2a,2bが形成されている。
ケーシング1の上側部3の前面の全域には鏡5が取り付けられて、上側部3の前面は鏡5により覆蓋されている。
また、ケーシング1の下側部2の前面には前パネル6が取り付けられて下側部2の前面が覆蓋されている。この前パネル6の前面に、オストメイト用流し4と、その上方にシャワーヘッド8付きの混合水栓7と、洗浄ボタン9と、水石鹸入れ10と、ペーパーホルダー11が取り付けられている。
【0024】
ケーシング1の下側部2内には給水管12と排水管16が配管されており、給水管12の上端側から分岐管12cが上側部3内に立ち上げられている。
上側部3内には洗浄水供給装置を構成するロータンク装置20が収納され、このロータンク装置20は、ボールタップ20cと浮玉20aとフロート弁20bを備えており、ボールタップ20cに分岐管12cが接続されている。なお、ロータンク装置20に設けられた洗浄ハンドル20dはリモコンによる自動操作が可能となっており、洗浄ボタン9を押すことによりオストメイト用流し4内を洗浄することができる。
【0025】
このロータンク装置20のフロート弁20bの底側から垂下状に洗浄水供給管14が垂設され、この洗浄水供給管14は、オストメイト用流し4の背面側に開口された洗浄水供給口14aと接続され、オストメイト用流し4内に洗浄水を流すことができるものである。
また、ケーシング1の上側部3内のロータンク装置20の下方側には電気温水器17が収納されている。この電気温水器17およびロータンク装置20は、前面に鏡5が取り付けられることで正面側から隠蔽された状態となる。
なお、その他の構成は、第1実施例のものと同様であり、同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0026】
本例においては、ケーシング1の上側部3内にロータンク装置20を収納したものであるため、低水圧の公衆トイレや一般家庭等でも、このロータンク装置20内に溜められた洗浄水をオストメイト用流し4に供給して、オストメイト用流し4を良好に洗浄できるものである。従って、下側部2内に配管される給水管12は水栓金具等に使用される口径が小さい既存の水道配管を用いることができ、フラッシュバルブに必要な口径の大きい配管に変えなくても良く、既存のものが使用できるため改修が楽なものである。
【0027】
本例においても、オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立ってパウチを取り外し、汚物をオストメイト用流し4に捨て、シャワーヘッド8を用いてパウチを簡単に濯いで捨て、腹部等の汚れを拭き取る等することができ、新しいパウチを装着した後に、洗浄ボタン9を押してロータンク装置20内の洗浄水をオストメイト用流し4に流して、オストメイト用流し4を良好に洗浄することができ、また、その後に混合水栓7からの湯等で手を洗うことができるものである。
本例においても、ケーシング1の下側部2と上側部3は一体に形成されており、1回の施工で容易に設置を完了することができ、部品点数も少なく設置が楽で、コストを安く設置できるものである。
【0028】
なお、上記各実施例において、オストメイト用流し4の鉢内の側面等に脱臭機能部材を付設して構成することもできる。
こうすれば、汚物等の臭いを脱臭機能部材で良好に脱臭できるものとなる。
【0029】
また、鏡5は、スライド式あるいは観音開き式で開閉可能に構成しておくこともできる。こうすれば、鏡5を開けて奥側の電気温水器17等の点検がしやすいものとなる。
なお、上記各実施例において、鏡5はケーシング1の上側部3の全面に設けなくても良い。
【0030】
また、混合水栓7を陶器製のオストメイト用流し4の上部に直接設置して構成することもできる。
こうすれば、鏡5の下端側を更に低い位置に配置することができて、パウチを装着した腹部等を鏡5で確認しやすいものとなる。
【0031】
また、シャワーヘッド8は引出し式のもので構成しておくこともできる。
こうすれば、ホースが邪魔にならず、また、ホースが剥き出しにならないため見栄えが良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】第1実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図2】図1のケーシングの内部正面構成図である。
【図3】図1のオストメイト用流しユニットの側面縦断面構成図である。
【図4】第1実施例のオストメイト用流しユニットの構成部材の分解側面構成図である。
【図5】ケーシングのフレームの正面図である。
【図6】ケーシングのフレームの側面図である
【図7】物置用の前段部を形成させたオストメイト用流しユニットの側面断面構成図である。
【図8】ケーシングの下側部と上側部の左右幅寸法を同一にした場合のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図9】物置用の側段部を右側にのみ形成した場合のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図10】第2実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図11】図10のケーシングの内部正面構成図である。
【図12】図10のオストメイト用流しユニットの側面断面構成図である。
【図13】第2実施例のオストメイト用流しユニットの構成部材の分解側面構成図である。
【図14】第2実施例のオストメイト用流しユニットと便器を並べて住宅内に設置した構成図である。
【符号の説明】
【0033】
1 ケーシング
2 下側部
2a,2b 側段部
2c 前段部
3 上側部
4 オストメイト用流し
5 鏡
6 前パネル
7 混合水栓
7a 吐水口
8 シャワーヘッド
9 洗浄ボタン
10 水石鹸入れ
11 ペーパーホルダー
12 給水管
12a,12b,12c 分岐管
13 フラッシュバルブ(洗浄水供給装置)
14 洗浄水供給管
14a 洗浄水供給口
15 排水口
16 排水管
17 電気温水器
20 ロータンク装置(洗浄水供給装置)
20a 浮玉
20b フロート弁
【技術分野】
【0001】
本発明は、腹部にパウチ(排泄物受け袋)を装着しているオストメイト(人口肛門,人口膀胱保有者)が良好にパウチ内の汚物を処理できるオストメイト用流しユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の汚物流しユニット(オストメイト用流しユニット)として、例えば特許文献1に開示されているようなものが存在する。
この汚物流しユニットは、配管ユニットの前面に流しを設け、配管ユニット内部にフラッシュバルブおよび電気温水器が設置されて構成されたものである。
【特許文献1】特開2004−283394号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記汚物流しユニットでは、配管ユニット内に電気温水器を設置しているが、配管ユニット内の配管との干渉を避けて電気温水器を配管ユニット内に入れ込むのに困難を伴うという問題点があった。
なお従来、配管ユニットとは別体で、配管ユニットの上方に鏡キャビネットを設置して、この鏡キャビネット内にフラッシュバルブ等を隠蔽させた構造のものも存在するが、このような別体の鏡キャビネットを配管ユニット上に設置する構造では、鏡キャビネットが別体であるため部品点数が多くなり、しかも、配管ユニットを設置する業者と鏡キャビネットを設置する業者が異なり、複数の業者による施工となるため、段取り上、時間待ちが生じたりして施工に手間が掛かり、高コストとなるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、単独の業者による1回の施工作業で良好に設置できるオストメイト用流しユニットの提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、内部に配管が収納可能なケーシングの前面にオストメイト用流しが取り付けられ、ケーシング内部には、洗浄水供給装置および電気温水器が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、前記オストメイト用流しの上方のケーシングの前面には鏡が取り付けられ、該鏡の裏側のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
ケーシングには、オストメイト用流しが取り付けられ、その上方には鏡が取り付けられ、この鏡の裏側のケーシング内に洗浄水供給装置および電気温水器を隠蔽された状態で収納させて一体化したものであるため、部品点数が少なく、単独の業者により1回の施工作業で設置を完了することができ、施工が楽で工期も短縮でき、コストを低減させることができるものとなる。
【0006】
また、本発明のオストメイト用流しユニットにおいて、前記ケーシングは、前面に前記オストメイト用流しが取り付けられる下側部と、該下側部の一部が一体状に上方へ立ち上がって前面に前記鏡が取り付けられる上側部とからなり、該上側部のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されているものとすることもできる。
こうすれば、下側部の一部から一体状に上側部を立ち上げたケーシングにより、上側部の側方であって下側部の上面には物を置くことのできる物置スペースを確保することができるものとなり、この物置スペースを有効利用できるものとなる。
【0007】
また、本発明のオストメイト用流しユニットにおいて、前記下側部は前記上側部よりも奥行寸法が大きく形成され、該下側部上端の上側部の前面には物置用の段部が形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ケーシングの上側部の前面であって下側部上端には段部が形成され、この段部上を物置用スペースとして有効利用できるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0009】
図1〜図6は第1実施例を示すものであり、図1はオストメイト用流しユニットの正面外観図、図2はケーシングの内部構造を示す正面図、図3はオストメイト用流しユニットの側面断面構成図であり、図4はオストメイト用流しユニットの各構成部材の分解側面図である。また、図5はケーシングのフレームの正面図、図6はケーシングのフレームの側面図である。
【0010】
オストメイト用流しユニットを構成するケーシング1のフレームは、図5の正面図および図6の側面図で示すように、角パイプフレームを溶接等で枠組みして形成したもので、床面に設置される下側部2と、下側部2の一部から上方へ立ち上げられた上側部3とが一体状の一部材として構成されている。
なお、上側部3は、下側部2の幅方向中央部に一体状に立ち上げ形成されたものであり、上側部3の下端左右側の下側部2の上面には側段部2a,2bが形成され、この側段部2a,2bの部分には天板を設けて、この側段部2a,2b上を物置スペースとして良好に利用できるように構成されている。
【0011】
下側部2の前面には、スチール製等の前パネル6が取り付けられて、前パネル6で下側部2の前面が覆蓋され、この前パネル6の前面に、上面が開放された陶器製のオストメイト用流し4が取り付けられ、オストメイト用流し4の上方の前パネル6の前面には混合水栓7が取り付けられる。また、ケーシング1の上側部3の前面の全域には鏡5が取り付けられて、上側部3の前面は鏡5により覆蓋される。
【0012】
混合水栓7はオストメイト用流し4内に吐水できる吐水口7aを備えており、図示右側には水が供給される水側口7cが設けられ、図示左側には湯が供給される湯側口7bが設けられている。また、この混合水栓7にはシャワーヘッド8がシャワーホースで接続されている。なお、シャワーヘッド8はパウチを洗うためのものであるため、一般的なシャワーのように広がった散水ではなく、泡沫状の狭い範囲のシャワー水を噴出させるものであれば良い。
この混合水栓7の図1における左側には洗浄ボタン9が設けられており、この洗浄ボタン9を手で押すことによりオストメイト用流し4内に洗浄水を流してオストメイト用流し4内を洗浄できるものである。また、混合水栓7の図1における図示右側には、水石鹸を入れる水石鹸入れ10が設けられ、さらにその右側にはペーパーホルダー11が設けられている。
なお、図中19は、電気温水器17が作動した時に膨張水をオストメイト用流し4内に流出させるために、オストメイト用流し4上に設けられた膨張水流出口である。
【0013】
ケーシング1の下側部2内には、図2に示すように、給水管12と排水管16が下方側から立ち上げ状に配管されており、給水管12の上端側は下側部2内で水平状に曲げられて、この部分で上側部3側へ上方に立ち上げて分岐管12a,12bが配設されており、分岐管12aの上端には、洗浄水供給装置を構成するフラッシュバルブ13が接続されている。
このフラッシュバルブ13から垂下状に洗浄水供給管14が配管され、この洗浄水供給管14は、オストメイト用流し4の背面側に開口された洗浄水供給口14aと接続され、オストメイト用流し4内に洗浄水を流すことができるものである。また、オストメイト用流し4の背面下部部位の位置には、排水口15が設けられており、この排水口15に排水管16が接続されている。
【0014】
また、ケーシング1の上側部3内には電気温水器17が収納されており、この電気温水器17には前記分岐管12bが接続されて、分岐管12bを通して電気温水器17内に給水が行われ、また、電気温水器17内で生成された温水は温水管を通り前記混合水栓7の湯側口7bに供給されて、湯が混合水栓7内に流入されるように構成されている。
【0015】
なお、本例のケーシング1の下側部2は、その高さ寸法aが約950mm程度に設定されており、オストメイト用流し4の配置高さは、図3に示すように、オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立った時に、オストメイト用流し4の上方にオストメイトMの腹部が位置する程度の高さに設定されている。
【0016】
次に、このように構成されたオストメイト用流しユニットの使用の一例を説明する。
オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立ち、腹部に装着しているパウチを取り外し、パウチ内部の汚物をオストメイト用流し4内に容易に捨てることができ、その後に、混合水栓7を操作してシャワーヘッド8から適温の湯を噴出させてパウチを簡単に濯いで捨てることができ、その時にパウチを装着していた腹部等の汚れをも良好に鏡5で確認しながら拭き取る等することもできる。その後に、新しいパウチを腹部に装着して、洗浄ボタン9を手で押すと、フラッシュバルブ13が作動し、洗浄水が洗浄水供給管14を通りオストメイト用流し4内に流出して、オストメイト用流し4を洗浄するとともに汚物が排出される。その後に、オストメイトMは混合水栓7を操作して吐水口7aから湯水を吐出させて手を洗うことができる。
【0017】
このオストメイト用流し4は、良好に手等を洗って処理できるように高さ位置等が適正高さに設定されており、前面に取り付けた鏡5により腹部が確認しやすいものとなる。そのため、オストメイトMが楽な姿勢で、パウチ内の汚物をオストメイト用流し4に流して処理することができる。さらに、側段部2a,2bを物置スペースとして使用することができるため、交換用パウチ等を置いたりできて作業がし易いものとなる。
また、オストメイト用流しユニットは、全体を単独の業者により1回の施工作業で施工することができ、別の鏡業者などは関与する必要がないため、施工が楽であり、工期も短縮でき、コストを低減させて設置できるものである。
【0018】
次に、図7の側面図では、第1実施例の変更例を示す。
この図7に示すオストメイト用流しユニットは、ケーシング1の下側部2の奥行寸法が、上側部3の奥行寸法よりも大に設定されたものであり、下側部2の上端の上側部3の下端側前面には前段部2cが形成されており、この前段部2c上のスペースを利用して、この前段部2c上に物を置いて有効に利用できるように構成したものである。
【0019】
なお、ケーシング1の上側部3の奥行寸法は小さいために、この上側部3内に収納される電気温水器17は薄型のものであることが好ましい。
なお、その他の構成は、図1,図2,図4のものと同様であり、同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
本例においても、ケーシング1の上側部3の前面には全域に亘り鏡5が設けられ、この鏡5の裏側に電気温水器17およびフラッシュバルブ13は良好に隠蔽された状態となる。
【0020】
さらに図8および図9は、第1実施例の変更例であり、図8の変更例では、ケーシング1の下側部2と上側部3の左右方向幅寸法を同一にして一体状に形成したものであり、下端側から上端側に向かって幅寸法が同一で立ち上がり、上側部3に鏡5が縦方向に設置されたものである。この鏡5の裏側の上側部3内に電気温水器17およびフラッシュバルブ13が収納されて、鏡5により隠蔽された状態となる。
従って、この図8の構成では、ケーシング1の下側部2の上面に側段部2a,2bは存在しないが、下側部2の上端に前段部2cを形成すれば、物を置くことができ、有効に利用することができる。
【0021】
また、図9に示す変更例は、正面右側の側段部2bのみが形成されて、左側の側段部2aは存在しない形態にケーシング1を形成したものであり、右側の側段部2b上のみを利用して、この上に物を置くことができる。なお、下側部2の上端に前段部2cを形成しても良い。
本例においても、鏡5の裏側のケーシング1の上側部3内に電気温水器17およびフラッシュバルブ13が収納されて、鏡5により隠蔽された状態となる。
なお、その他の形状は、第1実施例と同様である。
このような図8および図9の変更例のオストメイト用流しユニットにおいても、単独の業者により1回の施工作業で施工することができ、施工が楽であり、コストを低減させて設置できるものである。
【実施例2】
【0022】
次に、第2実施例を図10〜図14に示す。
図10は第2実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図、図11はケーシングの内部構造図、図12はオストメイト用流しユニットの側面縦断面構成図である。また、図13はオストメイト用流しユニットの各構成部材の分解側面図である。なお、図14は、第2実施例のオストメイト用流しユニットと便器を並べて住宅内に設置した構成図である。
【0023】
本例においても、ケーシング1は下側部2と上側部3が一体で形成されており、下側部2の上面側の上側部3の左右側方には物置用の側段部2a,2bが形成されている。
ケーシング1の上側部3の前面の全域には鏡5が取り付けられて、上側部3の前面は鏡5により覆蓋されている。
また、ケーシング1の下側部2の前面には前パネル6が取り付けられて下側部2の前面が覆蓋されている。この前パネル6の前面に、オストメイト用流し4と、その上方にシャワーヘッド8付きの混合水栓7と、洗浄ボタン9と、水石鹸入れ10と、ペーパーホルダー11が取り付けられている。
【0024】
ケーシング1の下側部2内には給水管12と排水管16が配管されており、給水管12の上端側から分岐管12cが上側部3内に立ち上げられている。
上側部3内には洗浄水供給装置を構成するロータンク装置20が収納され、このロータンク装置20は、ボールタップ20cと浮玉20aとフロート弁20bを備えており、ボールタップ20cに分岐管12cが接続されている。なお、ロータンク装置20に設けられた洗浄ハンドル20dはリモコンによる自動操作が可能となっており、洗浄ボタン9を押すことによりオストメイト用流し4内を洗浄することができる。
【0025】
このロータンク装置20のフロート弁20bの底側から垂下状に洗浄水供給管14が垂設され、この洗浄水供給管14は、オストメイト用流し4の背面側に開口された洗浄水供給口14aと接続され、オストメイト用流し4内に洗浄水を流すことができるものである。
また、ケーシング1の上側部3内のロータンク装置20の下方側には電気温水器17が収納されている。この電気温水器17およびロータンク装置20は、前面に鏡5が取り付けられることで正面側から隠蔽された状態となる。
なお、その他の構成は、第1実施例のものと同様であり、同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0026】
本例においては、ケーシング1の上側部3内にロータンク装置20を収納したものであるため、低水圧の公衆トイレや一般家庭等でも、このロータンク装置20内に溜められた洗浄水をオストメイト用流し4に供給して、オストメイト用流し4を良好に洗浄できるものである。従って、下側部2内に配管される給水管12は水栓金具等に使用される口径が小さい既存の水道配管を用いることができ、フラッシュバルブに必要な口径の大きい配管に変えなくても良く、既存のものが使用できるため改修が楽なものである。
【0027】
本例においても、オストメイトMがオストメイト用流し4の前に立ってパウチを取り外し、汚物をオストメイト用流し4に捨て、シャワーヘッド8を用いてパウチを簡単に濯いで捨て、腹部等の汚れを拭き取る等することができ、新しいパウチを装着した後に、洗浄ボタン9を押してロータンク装置20内の洗浄水をオストメイト用流し4に流して、オストメイト用流し4を良好に洗浄することができ、また、その後に混合水栓7からの湯等で手を洗うことができるものである。
本例においても、ケーシング1の下側部2と上側部3は一体に形成されており、1回の施工で容易に設置を完了することができ、部品点数も少なく設置が楽で、コストを安く設置できるものである。
【0028】
なお、上記各実施例において、オストメイト用流し4の鉢内の側面等に脱臭機能部材を付設して構成することもできる。
こうすれば、汚物等の臭いを脱臭機能部材で良好に脱臭できるものとなる。
【0029】
また、鏡5は、スライド式あるいは観音開き式で開閉可能に構成しておくこともできる。こうすれば、鏡5を開けて奥側の電気温水器17等の点検がしやすいものとなる。
なお、上記各実施例において、鏡5はケーシング1の上側部3の全面に設けなくても良い。
【0030】
また、混合水栓7を陶器製のオストメイト用流し4の上部に直接設置して構成することもできる。
こうすれば、鏡5の下端側を更に低い位置に配置することができて、パウチを装着した腹部等を鏡5で確認しやすいものとなる。
【0031】
また、シャワーヘッド8は引出し式のもので構成しておくこともできる。
こうすれば、ホースが邪魔にならず、また、ホースが剥き出しにならないため見栄えが良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】第1実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図2】図1のケーシングの内部正面構成図である。
【図3】図1のオストメイト用流しユニットの側面縦断面構成図である。
【図4】第1実施例のオストメイト用流しユニットの構成部材の分解側面構成図である。
【図5】ケーシングのフレームの正面図である。
【図6】ケーシングのフレームの側面図である
【図7】物置用の前段部を形成させたオストメイト用流しユニットの側面断面構成図である。
【図8】ケーシングの下側部と上側部の左右幅寸法を同一にした場合のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図9】物置用の側段部を右側にのみ形成した場合のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図10】第2実施例のオストメイト用流しユニットの正面外観構成図である。
【図11】図10のケーシングの内部正面構成図である。
【図12】図10のオストメイト用流しユニットの側面断面構成図である。
【図13】第2実施例のオストメイト用流しユニットの構成部材の分解側面構成図である。
【図14】第2実施例のオストメイト用流しユニットと便器を並べて住宅内に設置した構成図である。
【符号の説明】
【0033】
1 ケーシング
2 下側部
2a,2b 側段部
2c 前段部
3 上側部
4 オストメイト用流し
5 鏡
6 前パネル
7 混合水栓
7a 吐水口
8 シャワーヘッド
9 洗浄ボタン
10 水石鹸入れ
11 ペーパーホルダー
12 給水管
12a,12b,12c 分岐管
13 フラッシュバルブ(洗浄水供給装置)
14 洗浄水供給管
14a 洗浄水供給口
15 排水口
16 排水管
17 電気温水器
20 ロータンク装置(洗浄水供給装置)
20a 浮玉
20b フロート弁
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に配管が収納可能なケーシングの前面にオストメイト用流しが取り付けられ、ケーシング内部には、洗浄水供給装置および電気温水器が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、
前記オストメイト用流しの上方のケーシングの前面には鏡が取り付けられ、該鏡の裏側のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されていることを特徴とするオストメイト用流しユニット。
【請求項2】
前記ケーシングは、前面に前記オストメイト用流しが取り付けられる下側部と、該下側部の一部が一体状に上方へ立ち上がって前面に前記鏡が取り付けられる上側部とからなり、
該上側部のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されている請求項1に記載のオストメイト用流しユニット。
【請求項3】
前記下側部は前記上側部よりも奥行寸法が大きく形成され、該下側部上端の上側部の前面には物置用の段部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のオストメイト用流しユニット。
【請求項1】
内部に配管が収納可能なケーシングの前面にオストメイト用流しが取り付けられ、ケーシング内部には、洗浄水供給装置および電気温水器が収納されてなるオストメイト用流しユニットにおいて、
前記オストメイト用流しの上方のケーシングの前面には鏡が取り付けられ、該鏡の裏側のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されていることを特徴とするオストメイト用流しユニット。
【請求項2】
前記ケーシングは、前面に前記オストメイト用流しが取り付けられる下側部と、該下側部の一部が一体状に上方へ立ち上がって前面に前記鏡が取り付けられる上側部とからなり、
該上側部のケーシング内に前記洗浄水供給装置および電気温水器が収納されている請求項1に記載のオストメイト用流しユニット。
【請求項3】
前記下側部は前記上側部よりも奥行寸法が大きく形成され、該下側部上端の上側部の前面には物置用の段部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のオストメイト用流しユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−125295(P2010−125295A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−306898(P2008−306898)
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】
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