説明

オンライン上のポイント分離管理システム及びその方法

開示内容はオンライン時の分離された点数(ポイント)を管理する方法とシステムである。このシステムが管理するものは、ウェブサービスとゲームサービスに使われたウェブ点数とゲーム点数であって、使用者のウェブ点数をゲーム点数に変換して、使用者のゲーム点数を更新し、その時点は、使用者がゲームサービスを利用し、使用者ポイントDB(データベース)、ウェブサーバー、ゲームサーバー及びチャンネルサーバーを使っている時である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン上で使われるポイントを管理するシステム及びその方法に係り、特に、2種以上のオンライン上における他の領域でそれぞれ使うためにポイントを分離して管理するシステム及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、インターネット普及が急激に増加することによってインターネットという同質の媒体によって、多様な種類のオンラインサービスが行われている。このようなサービスはオンライン上で、例えばウェブ領域、ゲーム領域など互いに異なる領域で使用者に提供されている。つまり、ウェブサーバーによって、使用者に提供されるウェブページを使って、使用者がウェブ領域における多様なサービスを提供されたり、またはゲームサーバーによって、提供される多様なゲーム領域におけるゲームサービスを提供できる。
【0003】
使用者がこのようなウェブ領域におけるサービス(以下、“ウェブサービス”という。)を提供されるためには当該サービスを提供するウェブサーバーに接続した後、当該ウェブサーバーが提供するウェブページによって行おうとするウェブサービスを選択する。そうすれば、当該ウェブサーバーは使用者に当該サービスを用いることができる各種のウェブサービス目録を表示して、使用者が特定ウェブサービスを選択すれば選択されたウェブサービスを使用者に提供する。このようなウェブサービスによって、使用者は各種のコンテンツを購入したり用いることができる。
【0004】
一方、使用者がゲーム領域におけるサービス(以下、“ゲームサービス”という。)を提供されるためにはゲームサービスを提供するウェブサーバーまたはチャンネルサーバーに接続した後、当該サーバーが提供するウェブページによって行おうとするゲームを選択する。そうすれば、当該サーバーは使用者に当該ゲームを用いることができる各種チャンネルの目録を表示して、使用者が特定チャンネルを選択すれば選択されたチャンネルに属した各種ゲームルームの目録を表示する。使用者が自分のコンピュータに表示されたゲームルームのうちの一つのゲームルームを選択したりまたは新たなゲームルームを直接開設すれば、当該サーバーは使用者が選択したり開設したゲームルームで当該使用者が他の使用者と一緒にゲームを行えるようにゲーム画面を表示する。勿論その他にも多様な方法によって、インターネットで提供されるゲームをオンラインで楽しめる。このようなゲームサービスによって、使用者は各種のゲームを行える。
【0005】
このように、オンライン上でウェブサービスやゲームサービスなど多くの領域におけるサービスを使うためには代わりに支払わなければならないポイントが必要である。例えば、ウェブサービス使用のためにはウェブポイントがなければならなくて、ゲームサービスによって、ゲームを行うためにはゲームポイントがなければならない。
【0006】
従来は、このようなウェブポイントとゲームポイントなどが互いに異なる領域のウェブサービス領域とゲームサービス領域で使われたが、実際には一つのポイントに管理されて使われるので、特に殆ど同時に使われる場合にはポイント管理に混線が発生したりまたはポイント計算が誤る場合が発生しうるという問題がある。
【0007】
また、前記ポイントがウェブサービス領域とゲームサービス領域でそれぞれ別途に管理されて使われる場合もあるが、このような場合には各ポイントの間に相互連関がなくて、統合的なポイント管理が難しいという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、2種以上のオンライン上での他の領域でそれぞれ使うポイントをそれぞれ分離して管理し、特定領域におけるサービス使用時に他の領域のポイントを更新して、統合して使うようにすることによって統合的な管理が可能なシステム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の一つの特徴によるオンライン上のポイント分離管理システムは、インターネットに接続された複数の使用者に提供されるウェブサービス及びゲームサービス使用に必要なウェブポイント及びゲームポイントを分離して管理するシステムであって、前記ウェブポイント及びゲームポイントを使用者別に分離記憶して管理する使用者ポイントデータベース;前記使用者ポイントデータベースに記憶されたウェブポイントを参照して、使用者に対するウェブサービスを提供するウェブサーバー;前記使用者ポイントデータベースに記憶されたゲームポイントを参照して、使用者に対するゲームサービスを提供するゲームサーバー;及び使用者にゲーム別チャンネル関連データを提供し、使用者が特定チャンネルを選択する場合、選択されたチャンネル内で前記ゲームサーバーによって、前記使用者がゲームを行えるようにし、前記使用者が特定チャンネルを選択して入場した時に前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のゲームポイントに更新するチャンネルサーバーを含む。
【0010】
本発明の他の特徴によるオンライン上のポイント分離管理方法は、インターネットに接続された複数の使用者に提供されるウェブサービス及びゲームサービス使用に必要なウェブポイント及びゲームポイントを分離して管理する方法であって、a)使用者から特定ゲームサービス使用のための要求がある場合、当該使用者にゲーム別チャンネル目録を表示する段階;b)前記表示するチャンネル目録中で前記使用者から特定チャンネルを選択する入力があるかの要否を判断する段階;c)前記使用者から特定チャンネルを選択する入力があることと判断される場合、前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記使用者のゲームポイントに更新する段階;及びd)前記更新されたゲームポイントを使って、前記使用者に対するゲームサービスを提供する段階を含む。
【0011】
本発明のさらに他の特徴によるオンライン上のポイント分離管理システムは、オンライン上で二以上の互いに異なるサービス領域で使うポイントを分離して管理するシステムであって、前記二以上の互いに異なるサービス領域でそれぞれ使われるポイントを使用者別に分離記憶して管理する使用者ポイントデータベース;前記使用者ポイントデータベースに記憶された各ポイントを参照して、使用者に対応するサービスを提供する二以上のサービスサーバー;使用者が特定のサービスを提供されるために当該サービス領域に入場する場合、前記二以上の互いに異なるサービス領域中で前記特定サービス領域を除いた残りのサービス領域で使う各ポイントを前記特定サービス領域で使われるポイントに変換して、前記使用者が保有している前記特定サービス領域のポイントに更新する更新サーバーを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理システムについて詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理システムのブロック図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理システムはウェブサーバー100、チャンネルデータベース200、チャンネルサーバー300、ゲームデータベース400、ゲームサーバー500及び使用者ポイントデータベース600を含む。
【0015】
使用者ポイントデータベース100は、使用者別にウェブサービス用ポイントのウェブポイント及びゲームサービス用ポイントのゲームポイントをそれぞれ記憶して管理する。
【0016】
ウェブサーバー200は、インターネット800を介して接続される複数の使用者コンピュータ(700−1、700−2、…、700−n)にチャット、同好会、ショッピングモールなどの各種ウェブサービスをはじめとして、ゲームサーバー500と連係して、テトリス、マッゴ、ポーカー、ゴールドウィングなどの各種ゲームサービスを提供するサーバーである。特に、ウェブサーバー200は使用者ポイントデータベース100を参照して、使用者がウェブサービスを使う場合に支払いがされたりまたはウェブサービスのために充填されるウェブポイントを管理する。ここで、ウェブポイントの充填とは、使用者が現金またはクレジットカードなどの各種決済手段によって、特定金額を決済してこれに相応するウェブポイントを取得することを意味する。一方、複数の使用者がコンピュータ(700−1、700−2、…、700−n)を使うものとして表示しているが、コンピュータ以外に、インターネット800を介してウェブサーバー200に接続し、ゲームを遂行できる他の端末機であってもよい。例えば、移動通信端末機、インターネット接続が可能なテレビなどが使用者によって用いることができる。
【0017】
チャンネルデータベース300は、各ゲーム別チャンネル関連データは勿論各チャンネルに開設されているゲームルーム関連データを記憶する。
【0018】
チャンネルサーバー400は、ウェブサーバー200によって、使用者がゲームを選択する場合、チャンネルデータベース300を参照して、選択されたゲーム関連チャンネルとチャンネル別ゲームルーム目録などを使用者に提供する。したがって、使用者は、チャンネルサーバー400が提供するチャンネル目録及びゲームルーム目録によって、自分がゲームを行おうとするチャンネルとそのチャンネルに属した特定ゲームルームを選択できる。ここで、使用者がウェブサーバー200によってゲームを選択すれば、ウェブサーバー200は、使用者コンピュータ(700−1、700−2、…、700−n)に予め設置されているゲーム用使用者プログラムを起動させて、起動した使用者プログラムによって、使用者コンピュータ(700−1、700−2、…、700−n)がインターネット800によって、チャンネルサーバー400に接続される。
【0019】
一方、チャンネルサーバー400は、使用者が特定チャンネルを選択して入場する場合、使用者ポイントデータベース100にあるウェブポイントをゲームポイントに対応するように変換して、既存のゲームポイントに合算して、既存のゲームポイントを変更する。同時に、チャンネルサーバー400は、使用者ポイントデータベース100にあるウェブポイントを0で変更して、変更後のウェブポイントとゲームポイントの総合が変更前のウェブポイントとゲームポイントの総合と同一なように維持する。つまり、使用者がゲームのために特定チャンネルに入場する場合には使用者ポイントデータベース100にあるウェブポイントが全てゲームポイントに変換されるものである。
【0020】
次に、ゲームデータベース500は、使用者がゲームを行うように制御するためのゲーム別ロジックを記憶する。このようなゲームロジックは、ゲームサーバー600内に位置してもよいが本発明の実施例では多様なゲームロジックを提供するためにゲームデータベース500に位置することと仮定して説明する。
【0021】
その次に、ゲームサーバー600は、チャンネルサーバー400を通じて使用者によって選択されたゲームサービスを提供する。つまり、ゲームサーバー600はゲームデータベース500を参照して、各ゲーム別に定められたゲームロジックによりゲームを進める。例えば、使用者がマッゴゲームを選択した後、チャンネルサーバー400によって、特定チャンネルで特定ゲームルームを開設したり選択して、二人の使用者が参加した場合、ゲームサーバー600は二人の使用者がマッゴゲームを行えるようにゲーム表示、ゲーム進行、ゲーム結果精算などを行う。ここで、ゲームロジックとは、ゲームで定められた規則によりゲームを自動的に進めるように特定された規則を示すことであり、例えばマッゴゲームの場合、花札牌を分配する規則、各使用者の出す牌、選択による牌処理規則、各使用者の取った牌処理規則、ミッション発生及び処理規則、各種ゲーム規則の達成状況、ゲーム終了後の点数精算規則などがある。
【0022】
一方、ゲームサーバー600は、使用者ポイントデータベース100を参照して、使用者がゲームサービスを提供されて、ゲームを遂行する最中に発生するゲームポイントの変動を管理する。例えば、使用者がゲームに勝った場合には取得したゲームポイントを使用者ポイントデータベース100のゲームポイントに加えて変更し、ゲームに負けた場合には支払うゲームポイントを使用者ポイントデータベース100のゲームポイントから差し引いて支払う。
【0023】
また、ゲームサーバー600は、既にウェブポイントがゲームポイントに変換更新された状態であるため、使用者ポイントデータベース100でゲームポイントだけ参照すれば全体のポイントが分かる。しかしながら、ウェブサーバー200は、使用者ポイントデータベース100でウェブポイントとゲームポイントを全て参照して、総合で見れば全体のポイントが分かる。
【0024】
前記では使用者ポイントデータベース100のウェブポイントをゲームポイントに変換して、更新する時点を使用者が特定チャンネルに入場する時であるもののみ説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されず、より多様な時点でウェブポイントをゲームポイントに変換して更新することができる。例えば、前記のように使用者が特定チャンネルに入場する時、一度ゲームポイントに更新を行った後、使用者が特定チャンネルにある特定ゲームルームに入場して、ゲーム遂行中でも例えばゲームが何ラウンド(局)か進行の後に、周期的に更新を行ってもよい。このようなウェブポイントのゲームポイントへの更新は、チャンネルサーバー400、ゲームサーバー600及び使用者ポイントデータベース100にその時点だけ特定される場合、いつでも遂行可能であるということは本発明の技術分野の当業者によって簡単に理解されるものである。
【0025】
図2は、図1に示す使用者ポイントデータベース100の詳細ブロック図である。
【0026】
図2に示すように、使用者ポイントデータベース100は、ウェブサービスのために使われる使用者別ウェブポイントを記憶するウェブポイントデータベース110とゲームサービスのために使われる使用者別ゲームポイントを記憶するゲームポイントデータベース120とを含む。
【0027】
ウェブポイントデータベース110は、ウェブサーバー200によって参照されて、使用者がウェブサービス使用時に支給されるウェブポイントを提供したり、使用者によって充填されるウェブポイントを追加して記憶する。
【0028】
ゲームポイントデータベース120は、ゲームサーバー600によって参照されて、使用者がゲームサービス使用時に支給されるゲームポイントを提供したり、またはゲームで勝利することによって取得するゲームポイントを追加して記憶する。
【0029】
ウェブポイントデータベース110に記憶された全てのウェブポイントは、使用者がゲームサービスのためにチャンネルサーバー400を介して特定チャンネルに入場する時に、チャンネルサーバー400によって対応するゲームポイントに変換され、ゲームポイントデータベース120に追加されて記憶される。つまり、ウェブポイントデータベース110にはウェブポイントがなくなって0になる。したがって、使用者がゲームサービス使用時には使用者別総ポイントは、ゲームポイントによってのみ決まるようになり、ゲームサーバー600は、ゲームポイントデータベース120だけを参照してゲームサービスを提供する。しかしながら、使用者がゲームサービス遂行時には、ウェブポイントデータベース110にはウェブポイントがなかったり、またはゲームサービス中にウェブサーバー200を介して充填されたウェブポイントだけあるために、ウェブサーバー200は、ウェブポイントデータベース110だけでなくゲームポイントデータベース120を一緒に参照することによって、ウェブポイントとゲームポイントとの合計を使用者別全体ポイントにする。しかしながら、使用者は、ウェブサービス使用時にはウェブポイントデータベース110にあるウェブポイントだけ使うことができる。したがって、使用者がゲームサービス使用中である場合にはウェブポイントを充填して、ウェブサービスを受けることができる。
【0030】
図3は、図1に示すチャンネルサーバー400の詳細ブロック図である。
【0031】
図3に示すように、チャンネルサーバー400は、チャンネル表示部410、ゲームルーム表示部420、ゲームポイント更新部430、ポイント変換部440及びチャンネル制御部450を含む。
【0032】
チャンネル表示部410は、ウェブサーバー200によって、使用者がゲームを選択する場合、チャンネルデータベース300を参照して、選択されたゲーム関連チャンネル目録を使用者に表示して、使用者からチャンネル選択入力を受けて、チャンネル制御部450に伝達する。
【0033】
ゲームルーム表示部420は、チャンネル表示部410を通じて使用者によって選択されたチャンネルに属したゲームルーム目録を使用者に表示して、使用者からゲームルーム選択入力を受けて、チャンネル制御部450に伝達する。
【0034】
ゲームポイント更新部430は、チャンネル表示部410から使用者が特定チャンネルを選択した場合、使用者ポイントデータベース100のウェブポイントデータベース110に記憶されたウェブポイントを対応するゲームポイントに変換した後、ゲームポイントデータベース120に追加して記憶し、ウェブポイントデータベース110のウェブポイントはゼロに初期化される。
【0035】
ポイント変換部440は、ゲームポイント更新部430の制御によって、ウェブポイントデータベース110に記憶されたウェブポイントを対応するゲームポイントに変換する。この時、ウェブポイントに対応するゲームポイントはゲームの種類によって異なって変換でき、各ゲーム別に変換時参照される加重値は、別途のテーブル形態などでポイント変換部440内に記憶できる。
【0036】
チャンネル制御部450は、ウェブサーバー200によって使用者がゲームを選択する場合、チャンネル表示部410及びゲームルーム表示部420を制御して、使用者がゲームを遂行するチャンネル及びゲームルーム目録を使用者に表示した後、使用者からのチャンネル及びゲームルーム選択入力を受けて、対応するチャンネルのゲームルームに使用者を入場させて、使用者がチャンネル表示部410によってチャンネルを選択した場合には、ゲームポイント更新部430及びポイント変換部440を制御して、使用者ポイントデータベース100にあるウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、ゲームポイントデータベース120に追加更新させる。
【0037】
一方、前記では使用者がチャンネルを選択して入場する時にだけチャンネル制御部450がゲームポイント更新部430及びポイント変換部440を制御して、ウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、更新することのみ説明したが、チャンネルサーバー400やゲームサーバー600が他の時点でウェブポイントをゲームポイントへ更新するよう設定されている場合にも、前記のようにチャンネル制御部450がゲームポイント更新部430及びポイント変換部440を制御して、ウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、更新することができる。
【0038】
以下、図4を参照して本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理方法について詳細に説明する。
【0039】
まず、使用者は、ウェブサーバー200によって、チャット、同好会、ブログ、ショッピングモールなどの各種ウェブサービスを用いながら必要な場合には使用者ポイントデータベース100のウェブポイントデータベース110に記憶されたウェブポイントを使って、各種のコンテンツ及び物品を購入できる。この場合、ウェブサーバー200は購入金額に相当するウェブポイントをウェブポイントデータベース110から控除して相当する決済を行う。
【0040】
また、ウェブサービス時ウェブポイントデータベース110内にウェブポイントがない場合、つまり、0である場合、使用者は、現金やクレジットカードなどのような多様な決済によって、対応するウェブポイントを充填することができる。この時、充填されるウェブポイントは、ウェブサーバー200によってウェブポイントデータベース110に記憶される。
【0041】
一方、使用者がゲームサービス使用のために自分のコンピュータ(700−1、700−2、…、700−n)を使って、ウェブサーバー100が提供する使用者用プログラムを実行させて、チャンネルサーバー400に接続すれば(S100)、チャンネル制御部450は、チャンネル表示部410を制御して、使用者が選択したゲームに相当するチャンネル目録を使用者に表示して(S110)、使用者からチャンネル選択のための入力を受ける(S120)。
【0042】
次に、使用者からチャンネルを選択する入力があれば、チャンネル制御部450は、ゲームルーム表示部420を制御して、選択されたチャンネルに属したゲームルーム目録を使用者に表示して(S130)、ゲームポイント更新部430を制御して、ウェブポイントのゲームポイントへの更新を行う(S140)。
【0043】
このようなウェブポイントのゲームポイントへの更新は、添付した図5を参照して説明される。
【0044】
まず、ゲームポイント更新部430は、ウェブポイントデータベース110に記憶されたウェブポイントを取得した後(S141)、ウェブポイントデータベース110に記憶された使用者の既存のウェブポイントをゼロに初期化する(S142)。その後、ポイント変換部440を制御して、前記段階(S141)で取得したウェブポイントを対応するゲームポイントに変換する(S143)。次に、ゲームポイント更新部430は、前記段階(S143)で変換されたゲームポイントを、ゲームポイントデータベース120に予め記憶されているゲームポイントと合算して、新たなゲームポイントにゲームポイントデータベース120を更新する(S144)。
【0045】
次に、前記段階(S140)でウェブポイントがゲームポイントに変換されて更新されれば、チャンネルサーバー400は、使用者からゲームルーム選択のための入力を受ける(S150)。使用者から既に存在するゲームルームを選択したりまたは新たなゲームルーム開設を選択する入力があれば、チャンネルサーバー400は、当該ゲームルームに使用者を入場させたり新たに開設されたゲームルームに入場させた後(S160)、使用者が前記段階(S140)で更新されたゲームポイントデータベース120に記憶されたゲームポイントを使ってゲームを行えるようにゲーム進行を制御する(S170)。
【0046】
このように、使用者がゲームサービスを使うためにチャンネルに入場すれば、使用者のウェブポイントが、対応するゲームポイントに変換更新されて、使用者が全体ポイントを使ってゲームを行えるようにすることによって、従来のゲームサービス時におけるウェブサービスを通じたウェブポイント使用による問題を改善できる。
【0047】
一方、使用者のゲームサービス使用済み後には使用者ポイントデータベース100にあるウェブポイントデータベース110とゲームポイントデータベース120に記憶された各ウェブポイントとゲームポイントには変わることがない。つまり、使用者がゲームサービス使用のためにウェブポイントのゲームポイントへの更新後に、使用者のゲームサービス使用によるゲームポイントだけが変動されて保存され、再びウェブポイントへの変換は遂行されない。
【0048】
したがって、使用者がゲームサービス使用済み後に再びウェブサービスを使う場合、ウェブサーバー200は、ウェブポイントデータベース110とゲームポイントデータベース120にある全体ポイントを使って決済を行う。これとは異なり、ウェブサーバー200がウェブポイントデータベース110にあるウェブポイントだけ使えるようにしてもよい。この場合、ウェブポイントがなければ使用者は別途の決済によって、ウェブポイントを充填しなければならない。
【0049】
一方、前記ではウェブサービス領域とゲームサービス領域で使われるウェブポイントとゲームポイントに対して更新される実施例についてだけ説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されず、オンライン上で互いに異なる二以上のサービス領域でそれぞれ使われるポイントに対しても適用できることは前記実施例を参照する場合本技術分野の当業者によって、簡単に理解されるものである。
【0050】
例えば、異なる三個のサービス領域でそれぞれポイントを使う場合、三個のサービス領域のうち特定された一つのサービス領域におけるサービスを使おうとする場合に残り二個のサービス領域で使われるポイントを対応する前記特定サービスのポイントに変換して、更新することができる。この場合、残り二個のサービス領域のポイントを変換する時、互いに異なる加重値に変換でき、このような加重値は、変換テーブルとしてチャンネルサーバーなどに存在できる。また、二以上のサービス領域で使われる各ポイントが使用者別に使用者ポイントデータベース100にそれぞれ記憶されていなければならなくて、ポイント変換後に残り二個のサービス領域のポイントは全てゼロに初期化されなければならないものは当然である。また、二以上のサービス領域で特定サービス領域で入場する時に残りサービス領域で使われるポイントを対応する前記特定サービス領域のポイントに変換して、更新する主体、例えば更新サーバーは前記実施例でチャンネルサーバー400のように前記特定領域に使用者が入場することを制御可能なサーバーなどになることができることは当業者によって、簡単に理解されるものである。
【0051】
以上で本発明の望ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、その他の多様な変更や変形が可能である。
【0052】
本発明によれば、互いに異なるサービス領域でそれぞれ使われるポイントをそれぞれ分離して管理し、特定の場合には統合して管理することによってポイント管理が正確になる。
【0053】
また、特定サービス領域に入場する場合にだけポイントを更新することによって特定サービス領域内でのハッキングを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理システムのブロック図である。
【図2】図1に示す使用者ポイントデータベースの詳細ブロック図である。
【図3】図1に示すチャンネルサーバーの詳細ブロック図である。
【図4】本発明の実施例によるオンライン上のポイント分離管理方法のフローチャートである。
【図5】図4に示すウェブポイントのゲームポイントへの更新過程の詳細フローチャートである。
【符号の説明】
【0055】
410 チャンネル表示部
420 ゲームルーム表示部
430 ゲームポイント更新部
440 ポイント変換部
450 チャンネル制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットに接続された複数の使用者に提供されるウェブサービス及びゲームサービス使用に必要なウェブポイント及びゲームポイントを分離して管理するシステムであって、
前記ウェブポイント及びゲームポイントを使用者別に分離記憶して管理する使用者ポイントデータベース;
前記使用者ポイントデータベースに記憶されたウェブポイントを参照して、使用者に対するウェブサービスを提供するウェブサーバー;
前記使用者ポイントデータベースに記憶されたゲームポイントを参照して、使用者に対するゲームサービスを提供するゲームサーバー;及び
使用者にゲーム別チャンネル関連データを提供し、使用者が特定チャンネルを選択する場合選択されたチャンネル内で前記ゲームサーバーによって、前記使用者がゲームを行えるようにし、前記使用者が特定チャンネルを選択して入場した時に前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のゲームポイントに更新するチャンネルサーバー
を含むことを特徴とする、オンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項2】
前記チャンネルサーバーは、
前記使用者にゲーム関連チャンネル目録を表示して、前記使用者からチャンネル選択入力を受けるチャンネル表示部;
前記チャンネル表示部によって、前記使用者が特定チャンネルを選択した場合、前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換した後、前記使用者ポイントデータベースに記憶されたゲームポイントに追加更新するゲームポイント更新部;
前記ゲームポイント更新部の制御によって、前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記ゲームポイント更新部に提供するポイント変換部;及び
前記チャンネル表示部を制御して、使用者がゲームを遂行するチャンネルを選択できるようにして、前記使用者が特定チャンネルを選択する場合、前記ゲームポイント更新部及びポイント変換部を制御して、前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、更新させるチャンネル制御部
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項3】
前記ゲームポイント更新部は、前記ウェブポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに更新した後、前記ウェブポイントをゼロに初期化することを特徴とする、請求項2に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項4】
前記ポイント変換部は、前記ウェブポイントを対応するゲームポイントに変換する時、ゲーム別に加重値を異なって適用し、この時適用される加重値は、各ゲーム別に別途のテーブル形態に前記ポイント変換部内に保存されていることを特徴とする、請求項2に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項5】
前記ゲームサーバーは、前記使用者に対するゲームサービスのうちの特定ラウンド数のゲームサービスが進められた後に前記チャンネルサーバーに前記使用者のゲームポイントに対する更新を要求して、
前記チャンネルサーバーは、前記ゲームサーバーからの要求に応じて、前記使用者ポイントデータベースに記憶された前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記使用者ポイントデータベースに記憶されたゲームポイントに追加更新することを特徴とする、請求項1に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項6】
前記チャンネルサーバーは、前記使用者ポイントデータベースに記憶されたゲームポイントの更新時に前記使用者に対して予め記憶されたゲームポイントがある場合、前記変換されたゲームポイントを前記予め記憶されたゲームポイントに加えて記憶することを特徴とする、請求項1に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項7】
前記使用者ポイントデータベースは、
前記使用者がウェブサービス使用時に前記ウェブサーバーによって、参照されるウェブポイントを記憶するウェブポイントデータベース;及び
前記使用者がゲームサービス使用時に前記ゲームサーバーによって、参照されるゲームポイントを記憶するゲームポイントデータベース
を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のうちの何れか一つの項に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項8】
インターネットに接続された複数の使用者に提供されるウェブサービス及びゲームサービス使用に必要なウェブポイント及びゲームポイントを分離して管理する方法であって、
a)使用者から特定ゲームサービス使用のための要求がある場合、当該使用者にゲーム別チャンネル目録を表示する段階;
b)前記表示するチャンネル目録中で前記使用者から特定チャンネルを選択する入力があるかの要否を判断する段階;
c)前記使用者から特定チャンネルを選択する入力があることと判断される場合、前記使用者のウェブポイントを対応するゲームポイントに変換して、前記使用者のゲームポイントに更新する段階;及び
d)前記更新されたゲームポイントを使って、前記使用者に対するゲームサービスを提供する段階
を含むことを特徴とする、オンライン上のポイント分離管理方法。
【請求項9】
前記段階c)は、
c−1)前記使用者のウェブポイントを取得する段階;
c−2)前記使用者の既存ウェブポイントを初期化する段階;
c−3)前記取得したウェブポイントを前記使用者が選択した特定ゲームに対応するゲームポイントに変換する段階;及び
c−4)前記変換したゲームポイントを前記使用者のゲームポイントに更新する段階
を含むことを特徴とする、請求項8に記載のオンライン上のポイント分離管理方法。
【請求項10】
前記段階c−3)で、前記取得したウェブポイントを前記特定ゲームに対応するゲームポイントに変換時、予め設定されかつテーブル形態に記憶されているゲーム別加重値を参照することを特徴とする、請求項9に記載のオンライン上のポイント分離管理方法。
【請求項11】
前記段階c−4)は、
前記使用者のゲームポイントが存在するか否かを判断する段階;
前記使用者のゲームポイントが存在する場合、前記変換されたゲームポイントと前記存在する使用者のゲームポイントを加えて、前記使用者のゲームポイントに更新する段階;及び
前記使用者のゲームポイントが存在しない場合、前記変換されたゲームポイントを前記使用者のゲームポイントに更新する段階
を含むことを特徴とする、請求項9に記載のオンライン上のポイント分離管理方法。
【請求項12】
前記ゲームサービス使用中特定ラウンド数のゲームサービスが進められた後に前記段階c)のウェブポイントのゲームポイントへの更新が周期的に遂行されることを特徴とする、請求項8に記載のオンライン上のポイント分離管理方法。
【請求項13】
オンライン上で二以上の互いに異なるサービス領域で使うポイントを分離して管理するシステムであって、
前記二以上の互いに異なるサービス領域でそれぞれ使われるポイントを使用者別に分離記憶して管理する使用者ポイントデータベース;
前記使用者ポイントデータベースに記憶された各ポイントを参照して、使用者に対応するサービスを提供する二以上のサービスサーバー;及び
使用者が特定のサービスを提供されるために当該サービス領域に入場する場合、前記二以上の互いに異なるサービス領域中で前記特定サービス領域を除いた残りのサービス領域で使う各ポイントを前記特定サービス領域で使われるポイントに変換して、前記使用者が保有している前記特定サービス領域のポイントに更新する更新サーバー
を含むことを特徴とする、オンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項14】
前記更新サーバーは、前記二以上の互いに異なるサービス領域中で前記特定サービス領域を除いた残りのサービス領域で使う各ポイントを前記特定サービス領域のポイントに変換する時、各サービス領域別にまたは各ゲーム別に加重値を異なって適用することを特徴とする、請求項13に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。
【請求項15】
前記サービス領域は、ウェブサービス領域とゲームサービス領域であり、
各サービス領域で使われるポイントは、ウェブポイントとゲームポイントであり、
前記ゲームサービス領域に入場時に、前記ウェブポイントは、対応するゲームポイントに変換されて更新されることを特徴とする、請求項13または請求項14に記載のオンライン上のポイント分離管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−501400(P2008−501400A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−514893(P2007−514893)
【出願日】平成17年5月18日(2005.5.18)
【国際出願番号】PCT/KR2005/001460
【国際公開番号】WO2005/119541
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】