説明

オーディオビジュアル分配システム

【課題】オーディオビジュアル再生機器の性能をほとんど犠牲にすることなくそのコストを削減するためにコストが高い要素がサーバのレベルに移されるネットワークを提供する。
【解決手段】各オーディオビジュアル機器(8)が、ある作品またはメニューを選択するためのユーザとのインタラクティブ通信手段と、支払手段と、情報処理ネットワークカードと、曲選択によって生じる作品の実行順序がハードディスクへの逐次アクセスタスクとみなされ、要求の処理のためにネットワークを通して要求をサーバ(9)に送ることができるようにするために、周辺装置としてのハードディスクの宣言が機器のネットワークカードに対応する少なくとも一つのハードディスクアクセス管理タスクを含むマルチタスクオペレーティングシステムを有する半導体パーマネントメモリを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにおいて中央サーバに接続された複数のオーディオビジュアル機器のうちの少なくとも一つにおいてオーディオビジュアル作品を演奏するためのオーディオビジュアル分配システムに関する。
【背景技術】
【0002】
テレビのチャンネルの放送に使用する同軸ケーブル型のケーブルネットワーク上で選択作品を周波数多重化することによりジュークボックス型の機器から音楽を供給することができるネットワークが知られている。このような装置は特に特許文献EP 0140593号によって知られている。この装置は、信号を分離するための変換器を必要とするという欠点と、あるチャンネルに関し全ての受信機に同一の選択作品を分配することになる同軸型ネットワークを使用するという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の第一の目的は、選択作品が音声型であるか映像型である時、ネットワークが任意に、全ての機器に同一の選択作品を分配すること、あるいは各機器毎に異なる選択作品を分配することができるようにすることである。
【0004】
また、例えば英国特許文献2193420号および特許文献PCT WO 9415416号などから、電話回線を必要とする音声作品の分配ネットワークが知られている。電話回線が使われているため、ネットワークのデータレートには限界があり、高画質の映像再生ができるようにするためにきわめて高いデータレートを必要とする映像作品の分配には使用することができない。
【0005】
特許文献PCT WO 9415416号は、ISDN型の電話回線の使用を示唆しているが、データレートが18メガビット/秒を限度とするこの種の回線でも、高品質の映像情報を充分な数の機器に分配するには不充分である。
【0006】
従って本発明は、各オーディオビジュアル再生機器の性能をほとんど犠牲にすることなくそのコストを削減するためにコストが高い要素がサーバのレベルに移されるネットワークを提供することも目的とする。このようにコストが高い要素は、十分な数の特に映像情報作品の保存ができる大容量ハードディスク、ならびに複数のネットワークにつながっている中央システムとの間でネットワークの接続ができるデータレートを有する遠隔通信モデムである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、それぞれのオーディオビジュアル機器が曲の演奏用の音声または映像手段を含み、各機器から選択可能な複数のオーディオビジュアル作品の磁気的または光学的大容量記憶手段を含む情報処理中央サーバに接続された複数のオーディオビジュアル機器のうちの少なくとも一つの機器上においてオーディオビジュアル作品を演奏するためのオーディオビジュアル分配システムが、その特徴として、各オーディオビジュアル機器(8)が、ある作品またはメニューを選択するためのユーザとのインタラクティブ通信手段と、支払手段と、情報処理ネットワークカードと、曲選択によって生じる作品の実行順序がハードディスクへの逐次アクセスタスクとみなされ、要求の処理のためにネットワークを通して要求を、マルチタスクオペレーティングシステムを含むサーバ(9)に送ることができるようにするために、周辺装置としてのハードディスクの宣言(declaration)が機器のネットワークカードに対応する少なくとも一つのハードディスクアクセス管理タスクを含むマルチタスクオペレーティングシステムを有する半導体パーマネントメモリ(memorie permanente a semi−conducteur)と、磁気的または光学的大容量記憶手段と、種々の機器の要求を受信するネットワークカードとを含み、オペレーティングシステムが、機器(8)によって出されるディスクアクセス要求を本来のディスクアクセス要求とみなすことを特徴とすることによって達成される。
【0008】
別の特徴によれば、各オーディオビジュアル機器のオペレーティングシステム内において、遠隔通信アクセスのタスクに属する遠隔通信モデルの周辺装置としての宣言はネットワークカードの宣言に相当し、機器のレベルにおいて遠隔通信アクセス要求が行われると、この機器のネットワークカードは、少なくとも一つの遠隔通信モデムを含むサーバにこの要求を送信する。
【0009】
別の特徴によれば、オーディオビジュアル機器は要求によりあらかじめ、サーバのモデムカードが使用可能であることを確認する。
【0010】
別の特徴によれば、各ネットワークカードのデータレートならびに映像および音声制御回路のバッファは、少なくとも八個のオーディオビジュアル機器を含むネットワーク上で動画を実現するのに充分なデータレートで情報の交換ができるように規模が決定される。
【0011】
別の特徴によれば、オーディオビジュアル機器は、タッチスクリーンと、ユーザとのインタラクティブ通信手段としての付属インタフェースソフトウェアとを含む。
【0012】
別の特徴によれば、ネットワークは、8の倍数のオーディオビジュアル機器数に対応するサーバ数と同数の、それぞれがハードディスクに結合されたサーバを含む。
【0013】
別の特徴によれば、各サーバのオペレーティングシステムは、ネットワークの機器の要求に対する応答として供給される情報がネットワークの機器全体または要求を発した各機器に供給されるかどうか判定することができる切換手段に結合される。
【0014】
別の特徴によれば、サーバは、作品の音声または映像実現手段と、支払手段と、ユーザまたはネットワークの管理者とのインタラクティブ通信手段とを備える。
【0015】
本発明の他の長所および特徴は、本発明の非限定的例として示した添付の図面を参照して行う以下の図面を読むことにより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明によるネットワークの略図である。
【図2】ネットワークのオーディオビジュアル機器を構成する回路の略図である。
【図3】ネットワークのサーバを構成する回路の略図である。
【図4】ネットワークの各機器または各サーバのハードウェアおよびソフトウェア手段を管理するマルチタスクシステムの構成を示す図である。
【図5】マルチタスクオペレーティングシステムの動作を説明するフローチャートである。
【図6】マルチタスクシステムの内部でのタスクの活動の確認用フローチャートである。
【図7】タスクの待ち行列への投入のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
オーディオビジュアル再生システムは以下に図1に関して列記し符号を付けたハードウェア要素を使用するのが好ましいが、それに限定されるものではない。
【0018】
システムは、相互に接続されさらに情報処理ネットワークにより少なくとも一つのサーバ(9、9)に接続された複数のオーディオビジュアル機器(8、8、…、8、…、816)から成る。
【0019】
LAN(10)に接続できるサーバには、ホストサーバ(9)とミラーサーバ(9)の二種類のサーバ(9、9)がある。ホストサーバ(9)は、LAN上で能動的に必要とされるサーバである。ジュークボックス(8)からの要求を受信し作業を行うのはこれらのサーバである。
【0020】
ミラーサーバ(9)の作業はホストサーバ(9)のクローンをつくることである。ミラーサーバはあらゆる変化に関しホストと完璧に同期されなければならない。ホストサーバ(9)がジュークボックス(8)の要求を満たすことができなくなったことをミラーサーバが検出した時には、ホストサーバが再び正常に動作するようになるまで交替を務めるために、ネットワークの管理者に救助信号を送らなければならない。
【0021】
各サーバ(9、9)は、例えば高性能PCコンパチブルシステムであるマイクロプロセッサ中央処理装置(図3の1)から成る。実施時は、記憶手段および以下の仕様を有するインテル80486DX/2型のシステムを採用した。
− Vesaローカルバスとのコンパチビリティ
− プロセッサのキャッシュメモリ:256キロバイト
− ネットワークカード(71)100メガビット
− 高性能シリアルおよびパラレルポート
− SCSI/2型バスコントローラ 32ビット
− 32Mbyte自動給電(auto−alimentee)R/WスタティックRAM
【0022】
ネットワークカードのオペレーティングシステムは、NOVELL、OS/2 LAN SERVER、UNIX(登録商標)などのLANサーバ、あるいは他の同様のオペレーティングシステムでなければならない。
【0023】
このネットワークのサーバのソフトウェアを使用して、優先度およびLANに接続された各クライアントへのアクセス規定を適用することにより、装置のデータおよびリソースへのアクセス、交換および共有をスムーズに行うことができる。
【0024】
同等またはそれ以上の性能を有する他の中央処理装置を本発明において使用することができる。
【0025】
サーバの中央処理装置(図3の1)は、ネットワーク制御回路(7)と、遠隔通信制御回路(4)と、入力制御回路(3)と、大容量記憶制御回路(2)とを制御し管理する。サーバ(9)がジュークボックスとして動作しなければならない場合には、音声制御回路(5)、および機器(8)と同じ表示手段制御回路(6)を追加することが可能である。表示手段の主要な構成要素は、高解像度低放射型(faible rayonnement)SVGA型非インターレスの14インチ(35.56cm)フラットスクリーン式ビデオモニタ(62)であり、グラフィックまたはビデオクリップの画像(例えば選択した音楽のアルバムのカバー)の再生に使われるのはこのモニタである。
【0026】
サーバ(9)は、メンテナンス用として、インタフェース回路(3)によって管理されるキーボードコネクタを有するシステムに接続することができる外部キーボード(34)を使用する。
【0027】
高速および大容量SCSI型ハードディスクを使用する大容量記憶手段(21)は、サーバ(9)のマイクロプロセッサ装置内に既に存在する記憶手段に結合される。これらの手段は、記憶され圧縮されたオーディオビジュアル情報の保存に使用される。
【0028】
複数のサーバを管理する中央サーバによって制御されるオーディオビジュアル情報分配ネットワークとの結合を行えるようにするために、28.8kbps高速通信モデム回路(41)がサーバ(9)に内蔵される。
【0029】
各オーディオビジュアル機器(8)は、例えば高性能PCコンパチブルシステムであるマイクロプロセッサ中央処理装置(図2の1)を含む。
【0030】
実施時は、記憶手段および以下の仕様を有するインテル80486DX/2型のシステムを採用した。
− Vesaローカルバスとのコンパチビリティ
− プロセッサのキャッシュメモリ:256kByte
− 100Mbitsのネットワークカード(71)
− 32Mbyteの自動給電R/WスタティックRAM
− 高性能シリアルおよびパラレルポート
【0031】
同等またはそれ以上の性能を有する他の中央処理装置を本発明において使用することができる。
【0032】
この中央処理装置は、音声制御回路(5)と、遠隔通信制御回路(4)と、入力制御回路(3)と、大容量記憶制御回路(2)と、表示手段制御回路(6)とを制御し管理する。表示手段の主要な構成要素は、高解像度低放射SVGA型非インターレスなしの14インチ(35.56cm)フラットスクリーン式ビデオモニタ(62)であり、グラフィックまたはビデオクリップの画像(例えば選択した音楽のアルバムのカバー)の再生に使われるのはこのモニタである。
【0033】
選択した音楽の音声情報を再生するために、機器および場合によっては単数または複数のサーバは、後記する目的のために二つのバッファメモリ(56、57)が追加された例えばCreative Labs Inc社のSBP32AWE 「Sound Blaster」カード型マイクロプロセッサ内蔵マルチメディア音声アダプタなどのCD(コンパクトディスク)の音質を有する出力を提供しつつ、多数の入力音源をサポートするようにした音楽シンセサイザ型電子回路(5)に接続されたアンプ−チューナ(53)から信号を受け取るスピーカ(54)を含む。この回路(5)はネットワークを介して到着したデジタル情報を伸長する役割をもつ。
【0034】
同様に、表示手段制御回路も、後記する目的のために二つのバッファメモリ(66、67)を含む。
【0035】
送風され温度調整された240ワットの電源によりシステムにエネルギーが供給される。この電源は、過電流および過振動から保護されている。
【0036】
機器(8)および場合によっては単数または複数のサーバ(9)は、その入力制御回路(3)を介して、「先進的表面波技術」を使用するガラス被覆パネルおよびAT型バスコントローラを含むElo Touch Systems Inc.社の14インチ(35.56cm)「Intelli Touch」タッチスクリーン(33)を管理する。このタッチスクリーンにより、ビデオモニタ(62)またはテレビ(61)の画面上に表示した後、クライアントが使用する種々の選択情報、ならびにシステムの管理者または所有者が使用する制御および管理チェック情報が得られる。このタッチスクリーンは、インタフェース回路(3)を通じてキーロック(32)によって管理されるキーボードコネクタを有するシステムに接続することができる外部キーボード(34)と組み合わせて、メンテナンスの用途にも使用される。
【0037】
入力回路(3)はシステムとともに、例えば
− マイクロプロセッサシステム用として15個の制御キーと投射装置として8個の制御キーとを有する発信器であるMind Path Technologies Inc.社の赤外線リモートコントローラと、
− Mind Path Technologies Inc.社のシリアルアダプタ付き赤外線受信器と
から成る遠隔制御アセンブリ(31)との間のインタフェースになる。
【0038】
National Rejectors Inc.社の聴取料支払いシステム(35)を具備するネットワークの各機器も入力インタフェース回路(3)に接続される。また、硬貨、札、メダル、チップ磁気カード、あるいは複数の支払い手段の組合せなどあらゆる支払い方法による受領ができる全く別の装置を使用することも可能である。
【0039】
システムを収納するために、カスタム化が可能な外側パッキンをもつ鋼鉄製シャーシまたはベッドがさらに設けられる。
【0040】
これらの要素の他にも、有線または無線マイクロフォン(55)を各機器の音声コントローラ(5)に接続することができ、それにより機器を、高出力一般向け連絡情報システム、あるいは場合によってはカラオケマシンに変えることができる。また、システムは無線スピーカシステムを使用することもできる。
【0041】
遠隔制御アセンブリ(31)により管理者は、
− マイクロフォンの入/切スイッチ
− スピーカのミュートスイッチ
− 音量の調節スイッチ
− 演奏中の選択曲のキャンセルスイッチ
などのスイッチにアクセスしそれらを制御することができる。
【0042】
四分の一秒の音に相当する情報をバッファ(56、57)がそれぞれ交互に記憶できるように、これら二つのバッファが音声コントローラ回路(5)に接続される。同様に、二つのバッファ(66、67)が、十分の一秒の映像をそれぞれ交互に記憶することができるビデオコントローラ回路(6)に接続される。最後に入力インタフェースバッファ(36)は各機器(8)またはサーバ(9)の各入力インタフェース(3)に接続される。
【0043】
広くマルチメディア環境のオーディオビジュアル領域を指向するツールおよびサービスライブラリの周囲に、システムの各機器(8)またはサーバ(9)の運用ソフトウェアが作成された。このライブラリは、多くのコードフラグメントを効果的に同時実行することができる高性能マルチタスクオペレーティングシステムを含むのが有利である。この運用ソフトウェアにより、表示手段および音声再生手段上で行われる操作を、コンフリクトが一切おこらないようにして整然と同時実行することができるとともに、分配ネットワークを通して遠隔通信リンクの管理を行うことができる。さらにこのソフトウェアは高い柔軟性を有する。
【0044】
デジタル化され圧縮されたオーディオビジュアルデータはサーバ(9)の記憶手段(21)に保存される。
【0045】
各選択曲は、二つのデジタル化フォーマット、すなわちハイファイ品質またはCD品質、で利用することができる。
【0046】
各機器(8)の運用ソフトウェアは、各機器(8)の自動給電R/WスタティックRAMに置かれるが、サーバ(9)の運用ソフトウェアは、ハードディスク(21)内に保存し、サーバのRAM内にロードし利用することができる。
【0047】
オペレーティングシステムを構成するモジュールに特有なタスクは、マルチタスクオペレーティングシステムを使用する環境内で同時に実行されることについて留意する必要がある。従ってフローチャートは、あるモジュールが実行すべき特有な作業を示すものであって、他のモジュールによって実行される作業を全て無効化するモジュールへの分岐を示すものではない。
【0048】
SSMで参照される第一モジュールは起動モジュールである。このモジュールは一つのサービスしか供給しない。従ってこのモジュールは機器またはサーバの電源投入時に自動的にロードされ、直接、RMMモジュールの「運転中」モードに入る。
【0049】
RMMモジュールは、機器またはサーバの登録番号が有効化された時点で機器またはサーバが入る動作モードである「運転中」モードのモジュールである。このモードでは機器(8)またはサーバ(9)は、例えば、
− ユーザが機器(8)の画面に触れて、フォワグラウンドのセッションの制御がクライアント選択および検索モードのCBSMモジュールに移る、
− TSMテレコムサービスモジュールによる遠隔通信ネットワークの呼び出し要求、
のようにあらかじめ定義された種々のイベントによって起動することができる要求を操作する準備ができている。
【0050】
機器(8)またはサーバ(9)は前記に記載のイベントのうちの一つが発生するまで「運転中」モードのままである。
【0051】
CBSMモジュールはクライアント選択および検索モードモジュールである。このモジュールへのアクセスは、クライアントが画面に触れた時、「運転中」モードから起動される。表示によりユーザは、曲の選択における案内をするためのデジタル化音声メッセージ支援強力検索のために用意されたメニューを視覚化することができる。
【0052】
TSMモジュールは、ネットワークのサーバと、異なるネットワークに属する複数のサーバを管理する中央システムとの間の遠隔通信サービスモードモジュールである。このモジュールにより、分配ネットワーク上で使用可能な管理サービスを全て管理することができる。遠隔通信に固有なタスクは全て、バックグラウンドタスクとして管理される。これらのタスクは常に、機器またはサーバがそのフォワグラウンドタスクを全て終了した時点で残っている処理時間の部分のみを使用する。従って、機器がより優先度の高いタスクのうちの一つに占有されると、遠隔通信タスクは、システムのリソースに関する制約を自動的に軽減しようとするとともに、まだ使用可能なマイクロプロセッサの処理時間を回収しようとする。
【0053】
SPMMモジュールにより、選択順に演奏するためにシステムにより待ち行列にされる歌またはビデオの選択曲の管理を行うことができる。
【0054】
マルチタスオペレーティングシステムは、多くのコードフラグメントを同時に実行できるようにし、起動される種々のタスク間の優先度を管理するためにはなくてはならない要素である。
【0055】
このマルチタスオペレーティングシステムは、図4に示すように、タスク間の優先度決定モジュール(11)を含むカーネルと、タスクスーパーバイザモジュール(12)と、使用ハードウェアの系列化モジュール(13)およびプロセス通信モジュール(14)とを中心に構成される。各モジュールは、アプリケーションのプログラミングインタフェース(15)およびデータベース(16)との間で通信を行う。アプリケーションと同数のプログラミングインタフェースが存在する。例えばモジュール(15)は、タッチスクリーン(33)用のプログラミングの第一インタフェース(153)と、キーボード(34)用のプログラミングの第二インタフェース(154)と、支払装置(35)用のプログラミングの第三インタフェース(155)と、音声制御回路(5)用のプログラミングの第四インタフェース(156)と、映像制御回路(6)用のプログラミングの第五インタフェース(157)と、情報処理ネットワーク制御回路(7)用のプログラミングの最後のインタフェース(158)とを含む。
【0056】
ネットワークキットの購入時、ネットワークカードのプログラミングインタフェースはカードとともに供給されること、ならびにネットワークカードは、各オーディオビジュアル機器(8)のハードディスクまたは遠隔通信モデムカードを構成する周辺装置としてオペレーティングシステムに宣言されることに注意することが肝要である。従って、各機器(8)の各オペレーティングシステムは、選択に引き続いて遠隔通信手順またはハードディスクアクセスの呼び出しがあると、サーバのネットワークカードにより各オーディオビジュアル機器(8)が呼び出されたリソースを使えるようになる通信セッションを開始する。
【0057】
優先度の高い順に並べられる五つのタスクは、オペレーティングシステムの核(カーネル)によって管理され、映像入出力用の第一タスク(76)は最も高い優先度を有し、第二レベルの第二タスク(75)は音声に関し、第三レベルの第三タスク(74)は遠隔通信に関し、第四レベルの第四タスク(73)はインタフェースに関し、第五レベルの第五タスク(70)は管理に関する。これらの優先順位は、タスクの出現および消失に応じて、優先度決定モジュール(11)によって考慮される。従って、映像タスクが現れると実行中の他のタスクは一時停止され、このタスクに優先度が与えられ、システムのリソースは全て映像タスクに割り当てられる。出力側における映像タスク(76)は、大容量メモリ(21)から映像ファイルを二つのバッファ(66、67)の一つに交互にアンロードすることを目的とするが、この時、他方のバッファ(67または66)は、映像コントローラ回路(6)により、データの伸長後、表示を行うために使用される。入力側では映像タスク(76)は、遠隔通信バッファ(46)内に受信したデータを大容量メモリ(21)に転送することを目的とする。入力側における遠隔通信バッファ(46)と大容量メモリ(21)のバッファ(26)との間も、出力側における大容量メモリ(21)のバッファ(26)と音声コントローラ回路(5)の二つのバッファ(56、57)のうちのいずれかの間も同様である。
【0058】
次に図5を参照しながらタスクスーパーバイザモジュール(12)について説明する。このモジュールは、映像タスクがアクティブであるかどうか、すなわち映像バッファ(66、67)のうちのいずれかが空であるかどうかを判定するために、優先順位に従い、第一テスト(761)を行う。答えが否定であった場合には、タスクスーパーバイザモジュールは、音声タスクがアクティブであるかどうか、すなわち音声バッファ(56、57)のうちのいずれかが空であるかどうかを判定するために、第二テスト(751)である次のテストに移る。答えが否定であった場合には、第三テスト(741)が、通信タスクがアクティブであるかどうか、すなわちバッファ(46)が空であるかどうかを判定する。テストの一つにおいて答えが肯定であった場合には、タスクスーパーバイザモジュール(12)はステップ(131)でメモリアクセス要求(13)を待ち行列に投入し、ステップ(132)で、大容量メモリ(21)とアクティブなタスクに対応するバッファとの間においてこの読み込みまたは書き込み要求を実行し、次に第一テストに再ループする。通信の動作についてのテスト(741)が肯定であると、スーパーバイザ(12)は、メモリの情報の読み込みまたは書き込みを行うのかどうかを判定するためのテスト(742)を実行する。肯定であれば、ステップ(131)で、書き込みまたは読み込み要求が行列に投入される。肯定でない場合には、スーパーバイザはステップ(743)で、送信であるのか受信であるのかを判定し、送信の場合には、ステップ(744)で、情報ブロックを中央サーバに送る。受信の場合には、スーパーバイザはステップ(746)で、カーネルのバッファにアクセスがないことを確認し、肯定であれば、ステップ(747)でデータブロックの受信に同意するために中央サーバにメッセージを送る。ブロックの受信後、サイクリック冗長度チェックCRC型のエラーチェック(748)が行われる。所与の番号をもつブロックが拒否または許可されたことを示す対応するメッセージを中央サーバに送信することにより、エラーの場合にはステップ(740)でブロックが拒否され、そうでない場合にはステップ(749)で許可され、当初のテストに再ループする。上位レベルのタスクが一切アクティブでない場合には、スーパーバイザはステップ(731または701)で、インタフェースまたは管理タスクの処理を行う。
【0059】
アクティブまたは準備ができているタスクの検出は、図6に示すように、中央処理装置(1)に接続された各ハードウェア装置の各コントローラ回路(2、3、4、5、6)に結合された、ハードディスクのハードウェアまたはソフトウェアバッファ(26)、インタフェースバッファ(36)、遠隔通信バッファ(46)、音声バッファ(56および57)、映像バッファ(66および67)上の各テスト(721から761)によって行われる。
【0060】
テスト(721)により、ディスクの入出力メモリのバッファ内にデータが存在するかどうかがわかり、テスト(731)により、クライアントインタフェース装置のハードウェアまたはソフトウェアメモリバッファ内にデータが存在するかどうかがわかり、テスト(741)により、遠隔通信装置のハードウェアまたはソフトウェアメモリバッファ内にデータが存在するかどうかがわかり、テスト(751)により、音声用ハードウェアまたはソフトウェアメモリバッファ内にデータが存在するかどうかがわかり、テスト(761)により、映像装置のハードウェアまたはソフトウェアメモリバッファ内にデータが存在するかどうかがわかる。
【0061】
これらのバッファのうちの単数または複数にデータがある場合には、スーパーバイザ(12)は、動作を示すロジック状態にあるハードウェアに相当する単数または複数の、ハードディスク用状態バッファ(821)、インタフェース用状態バッファ(831)、遠隔通信用状態バッファ(841)、音声用状態バッファ(851)、映像用状態バッファ(861)の位置決めを行う。データがない場合には、スーパーバイザの状態バッファはステップ(800)で、非動作を示す値に戻される。
【0062】
サーバ(9)と機器(8)の動作状態はそれぞれ、サーバ(9)のハードディスク(21)上、機器(8)の自動給電メモリ内で維持される。
【0063】
システムは、記録すべきイベントが発生する毎に、それを直ちにパーマネント保管リソース(ressource de stockage permanent)上に記録する。
【0064】
従って、万一停電または設備の破損が発生しても、システムは、停止された位置と全く同じ位置から再起動することができることになる。
【0065】
動作における状態の保存を発生させるイベントは、
− 入金(クレジットの追加)、
− 待ち行列への曲名の追加、
− 選択曲の終了(現在聴取中の曲の変更)
である。
【0066】
ファイルは処理装置だけが読める機械フォーマットであり、64バイト以上にはならない。
【0067】
アクティブなタスクの数および種類は、フローチャートを図7に示す選択曲管理SPMMモジュールの実行によりスーパーバイザ(12)に示される。このモジュールが実行する管理は、選択曲が行列内で待機中であるかどうかを判定するためのテスト(61)から始まる。
【0068】
次に、待ち行列に関するテスト(61)により、選択曲が待機中であると判定された場合には、クライアントが聞こうとする曲名を選択すると、この曲は、ハードディスク上のシステムの待ち行列ファイル内に自動的に書き込まれる。
【0069】
従って、停電時でも各選択曲は決して失われない。システムは選択曲全体を演奏(再生)した後、待ち行列ファイルから削除する。
【0070】
選択曲全体の再生が終ると、選択曲は待ち行列ファイルから削除され、購入年月日および時間、ならびに曲の演奏年月日および時間とともに、システムの統計ファイル内に書き込まれる。
【0071】
システムは、終了した選択曲を統計ファイルに転送した直後、待ち行列ファイル内に別の選択曲があるかどうかを確認する。別の選択曲がある場合には、システムはその選択曲の演奏を直ちに開始する。
【0072】
選択曲が音声シナリオ(scenario audio)を含むかどうかを判定するためのテスト(65)によって処理は継続する。含む場合には、このシナリオはステップ(651)でスーパーバイザ(12)のタスク行列に登録される。含まない場合、あるいはこの登録の後は、選択曲が動画を含むかどうかを判定するためのテスト(66)によって処理は継続する。含む場合には、映像のシナリオはステップ(661)でスーパーバイザ(12)のタスク行列に登録される。含まない場合、あるいはこの登録の後は、選択曲が静止グラフィックを含むかどうかを判定するためのテスト(64)によって処理は継続する。含む場合には、グラフィックの表示のシナリオはステップ(641)でスーパーバイザ(12)のタスク行列に登録される。含まない場合、あるいはこの登録の後は、選択曲が広告のシナリオを含むかどうかを判定するためのテスト(63)によって処理は継続する。含む場合には、シナリオはステップ(631)でスーパーバイザ(12)のタスク行列に登録される。このようにして、開かれたタスクを知らされたスーパーバイザ(12)は、タスクの進行を同時に管理することができる。
【0073】
映像タスクに最も高い優先度を割り当てることによるタスク管理モードであることと、データを一時的に記憶するために各タスクに割り当てられたハードウェアまたはソフトウェアバッファが存在すること、ならびに各タスクに関する状態バッファが存在し、情報処理ネットワークを介して各機器とサーバとの間で通信が行われることとにより、機器(8)のいくつかのタスクに必要なコストが高いリソースを、同じくマルチタスクオペレーティングシステムを有する単一の中央処理装置(9)に移すことができる。
【0074】
基本サーバ(9)は、8台までのクライアントジュークボックスを有するLANを管理することができる。追加のハードディスクなどの適当な周辺装置を追加することにより、サーバは最大8台の追加のジュークボックスを管理することができる。さらにジュークボックスを追加するために、タスクを共有する複数のサーバを有するLAN環境を創り出すことができる。このようにして、どのようなニーズも管理できる環境を創り出すことができる。
【0075】
設備が完備したサーバは16台のジュークボックスを管理するのに充分なリソースを有する。一つのサーバは、曲に必要な空きスペースがある限り曲を格納することができるディスクを7枚までサポートすることができる。音声および部分グラフィック作品の場合、3.4125MBitsの空き容量が必要であり、音声および映像作品の場合、39.568MBitsの空き容量が必要である。
【0076】
これらの限界を越えて、時には数百もの部屋をもつホテルなどの施設の需要に応えるために、曲および/またはジュークボックスを管理するための多くのサーバとのネットワークの構成を保存するためのRAIDなどの大容量保存技術を使用することが可能である。
【0077】
また、外部へのネットワークの遠隔通信における追加的需要に応えるために、モデムなどの追加遠隔通信周辺装置(41)を追加することも可能である。
【0078】
ネットワークによりサーバは、作業、情報処理操作および設備の冗長を防ぐために、各ジュークボックスに共通な複数のタスクを行う責任を遂行することができる。
【0079】
LANは、ジュークボックス全てに共通なデータを維持することができるリンクを確立し、これを各ジュークボックスからアクセスできるようにすることにより、全てのジュークボックス間の重要なリンクの役割も果たす。
【0080】
サーバ上に維持される共通データは、オーディオビジュアル作品、各ジュークボックスの使用および買い上げ統計、又はオーディオビジュアル作品に関する統計である。
【0081】
遠隔通信周辺装置はサーバ(9)に集中化されているため、ジュークボックスまたはオーディオビジュアル機器(8)は遠隔通信周辺装置をもたないが、サーバ(9)に要求を出し、サーバはこれを優先的に処理する。また、ジュークボックスまたはオーディオビジュアル機器は、オーディオビジュアル作品を保存するために必要なディスク空間ももたない。なぜなら、LANの全てのジュークボックスがオーディオビジュアル作品を共有できるようにするため、サーバ(9)に集中化されているからである。
【0082】
情報は全て集中化され、ハードディスクをもたないユニットを実現し、最も故障しやすい部品をなくすことにより保守が軽減されることから、ネットワークのジュークボックス(8)は永久的保存のスペースをほとんど必要としない。ハードディスクをもたないジュークボックス(8)内のパーマネントメモリ区域は、全情報と、サーバとのリンクを確立しジュークボックスのオペレーティングシステムを起動するのに必要な運用プログラムとを含む。
【0083】
このパーマネントメモリは、EEPROMメモリ、電池により保持されるスタティックメモリバンク、さらには、電池により保持されるスタティックメモリバンクであってハードディスクのタスクのクローンをつくることができる機能を有するHARD CARDと呼ばれるカードとすることができる。
【0084】
ジュークボックス(8)のオペレーティングシステムは、作業を行う前に、必要なリソースがあることを確認する。オペレーティングシステムは、これを行うために、集中周辺装置とのリンク状態を管理し、必要であれば、ジュークボックスと必要な周辺装置との間に適当なリンクを確立する要求をサーバに出す。ジュークボックスが例えば遠隔通信リソースを利用していない場合、サーバ(9)はジュークボックスに対し独占的リンクを与える。
【0085】
一旦リンクが確立されれば、ジュークボックス(8)はあたかもリソースが自分自身のものであるかのようにして作業を行うことができる。ジュークボックス(8)は、作業の終了後、リソースへの接続を解くようサーバに要求を送り、その結果、リソースはネットワークの他のジュークボックス(8)が利用できるようになる。
【0086】
分配、および整理されたリソースへのアクセス権を許可するために使われる順序およびロジックは、サーバ(9)上に駐在するネットワークのオペレーティングシステムによって管理される。
【0087】
従って、ハードウェアまたはソフトウェアキーなどの切り換え装置により、ネットワークの利用者は、サーバ(9)に、ネットワークの全ての機器(8)に同一の曲を送信させるか、各機器(8)に異なる曲を送信させるかを決めることができる。後者の場合、ハードディスクのリソースへのアクセスは、各機器間でタイムシェアリングで行われ、各機器(8)のバッファ(56、57;66、67)は、音声または映像の実行時に切れ間がないようにしつつ次のアクセスを待機するのに充分な容量を有する。
【0088】
さらに、一式のツールおよびサービスを含むライブラリを有するマルチタスクオペレーティングシステムは、それが記憶手段内に組み込まれ、そのようにして得られる柔軟性がきわめて高いため、運用を非常に著しく容易にすることができる。これにより、音声の再生、画像およびグラフィックスの表示、動画映像を同時に、簡単かつ効果的に管理することにより、マルチメディア環境を作り出すことが可能である。さらに、オーディオビジュアル情報がデジタル化され記憶手段内に保存されることから、ネットワークのコストは大幅に軽減される。
【0089】
同様に、各機器(8)の遠隔通信機能に必要なハードウェアをネットワークのサーバ上に移したことにより、コストが大幅に下げられ、100Mビット/秒のデータレートを有する情報処理ネットワークを使用することにより、少なくとも八つの機器を同時に使用することができる。これらの機器は全て、各機器上で異なる動画像を同時に再生することができる。
【0090】
このことは、動画像にとってはもはや不充分であるデータレートが1Mビット/秒程度であるWO 94/15416号のISDNネットワークでは不可能であっただろう。また、他のデータ遠隔伝送回線でも同じことが言える。
【0091】
当業者にとって可能なあらゆる変更も本発明の一部を構成する。従って、バッファが問題になる場合、バッファはそれが割り当てられる回路上に物理的に存在するか、あるいはシステムのメモリ内に記憶領域を確保することによりソフトウェアによってつくることができることに留意されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれのオーディオビジュアル機器(8)が曲の演奏用音声または映像手段を含み、各機器から選択可能な複数のオーディオビジュアル作品の磁気的または光学的大容量記憶手段(21)を含む情報処理中央サーバ(9)に接続された複数のオーディオビジュアル機器のうちの少なくとも一つの機器上においてオーディオビジュアル作品を演奏するためのオーディオビジュアル分配システムであって、各オーディオビジュアル機器(8)が、ある作品またはメニューを選択するためのユーザとのインタラクティブ通信手段(33)と、支払手段(35)と、情報処理ネットワークカード(71)と、曲選択によって生じる作品の実行順序がハードディスクへの逐次アクセスタスクとみなされ、要求の処理のためにネットワークを通して要求を、マルチタスクオペレーティングシステムを含むサーバ(9)に送ることができるようにするために、周辺装置としてのハードディスクの宣言が機器のネットワークカードに対応する少なくとも一つのハードディスクアクセス管理タスクを含むマルチタスクオペレーティングシステムを有する半導体パーマネントメモリと、前記磁気的または光学的大容量記憶手段(21)と、種々の機器(8)の要求を受信するネットワークカード(71)とを含み、前記オペレーティングシステムが、前記機器(8)によって出されるディスクアクセス要求をシステムのディスクアクセス要求とみなすことを特徴とするオーディオビジュアル分配システム。
【請求項2】
各オーディオビジュアル機器(8)のオペレーティングシステム内において、遠隔通信アクセスのタスクに属する遠隔通信モデルの周辺装置としての宣言がネットワークカードの宣言に相当し、前記機器(8)のレベルにおいて遠隔通信アクセス要求が行われると、この機器のネットワークカードが、少なくとも一つの遠隔通信モデム(41)を含むサーバ(9)にこの要求を送信することを特徴とする請求項1に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項3】
前記オーディオビジュアル機器(8)が要求によりあらかじめ、前記サーバ(9)のモデムカードが使用可能であることを確認することを特徴とする請求項2に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項4】
各ネットワークカード(71)のデータレートならびに映像および音声制御回路のバッファが、少なくとも八個のオーディオビジュアル機器を含むネットワーク上で動画を実現するのに充分なデータレートで情報の交換ができるように規模が決定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項5】
各オーディオビジュアル機器が、タッチスクリーン(33)と、ユーザとのインタラクティブ通信手段としての付属インタフェースソフトウェア(153)とを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項6】
前記ネットワークが、8の倍数のオーディオビジュアル機器(8)数に対応するサーバ数と同数の、それぞれがハードディスク(21)に結合されたサーバ(9)を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項7】
各サーバ(9)のオペレーティングシステムが、前記ネットワークの機器(8)の要求に対する応答として供給される情報がネットワークの機器全体または要求を発した各機器に供給されるかどうか判定することができる切換手段に結合されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のオーディオビジュアル分配システム。
【請求項8】
前記サーバが、作品の音声または映像実現手段(5、b)と、支払手段(35)と、ユーザまたはネットワークの管理者とのインタラクティブ通信手段とを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のオーディオビジュアル分配システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−200376(P2010−200376A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−126518(P2010−126518)
【出願日】平成22年6月2日(2010.6.2)
【分割の表示】特願2006−246346(P2006−246346)の分割
【原出願日】平成7年10月12日(1995.10.12)
【出願人】(599051661)タツチチユーンズ・ミユージツク・コーポレイシヨン (10)
【Fターム(参考)】