説明

オートバウンサ

【課題】快適な揺動運動を得ることができるオートバウンサを提供すること。
【解決手段】索条11を、クレードル3に幼児を収容した状態で、クレードル本体3の頭部側に長さにマージンを持たせて連結し、クレードルが上昇する際に、索条のマージン分でクレードル本体3の上下方向初期位置よりも高い位置までクレードル本体を上昇させるようにしたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オートバウンサに関するもので、詳しくは、クレードル(ゆりかご)におけるクレードル本体を上下方向に動作させるオートバウンサに係わるものである。
【背景技術】
【0002】
クレードルにおけるクレードル本体を上下方向に動作させるために使用されるオートバウンサとしては、特許文献1,2に開示されたものがある。
この特許文献1,2では、クレードル本体の頭部側(幼児の頭部が位置する側)がオートバウンサの索条の先端に連結されている。このオートバウンサは、クランクを備え、該クランクの末端に索条の基端を連結させている。そして、モータによってクランクを回転させることによって、索条を介してクレードル本体を上下方向に動作させている。
【特許文献1】米国特許第6574806号公報(図1参照)
【特許文献2】特公昭52−20902号公報(図1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献1,2に開示されているオートバウンサでは、クレードル本体の動作がクランクの運動に拘束される。したがって、このようなクレードルでは、特に、クレードルが上昇している途中で、その上昇が急激に止められ、続いて、強制的に降下運動に転ずることが生じるため、母親等が手で揺らす場合に比べて、幼児にとって必ずしも快適なものとは言えなかった。
【0004】
本発明の目的は、クレードル本体に快適な上下動を取らせ得るオートバウンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、接地されるベースフレームに対してクレードル本体における頭部が弾性によって上下動可能に構成されたクレードルに使用されるオートバウンサであって、
前記クレードルに幼児を乗せ、且つ、基端側が固定され先端が前記クレードル本体に連結された状態で、該クレードルに幼児が乗っているときの位置である上下方向初期位置よりも高い位置まで該クレードル本体を動作させ得るだけの長さのマージン分を有する索条と、
前記索条の一つの面をスプリングの付勢力によって押圧して前記マージン分を吸収して該索条を緊張させる索条緊張装置と、
前記索条緊張装置によって緊張させられた前記索条の一つの面を押圧して前記スプリングの付勢力に抗して該一つの面を前記マージン分以上撓ませて前記索条を介して前記クレードル本体の頭部側を周期的に下方に引っ張る索条引張り装置と、
を備え、
前記スプリングの付勢力は、前記クレードル本体が弾性によって上下方向初期位置よりも高い位置まで動作するのを許容する大きさに設定されている、
ことを特徴とするオートバウンサである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のオートバウンサであって、前記索条引張り装置は、前記索条の一つの面に常時に接する偏心カムを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のオートバウンサであって、前記クレードルに幼児が乗り且つ前記クレードル本体の頭部側に前記索条が連結された状態で該索条の繰出し長さを設定する索条長さ設定装置と、前記索条長さ設定装置による索条長さ設定の際に前記マージン分の長さを組み入れる索条長さマージン設定装置と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1から3の発明によれば、クレードル本体の上昇に際して、クレードル本体が弾性力によって索条のマージン分でその上下方向初期位置よりも上方へ上昇するので、ショックがなく快適な上下動が得られる。
【0009】
請求項2の発明によれば、索条の一つの面に常時に接する偏心カムによってクレードル本体を上下動させることから、クレードル本体は滑らかに上下動を行うことになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明に係るオートバウンサを図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るオートバウンサと該オートバウンサを適用したクレードルを概念的に示した側面図、図2はクレードルのフレームを示した斜視図、図3はオートバウンサの構成を示すブロック図、図4はオートバウンサの要部を示す斜視図、図5はオートバウンサの索条引張り装置の構成を示す図、図6はオートバウンサの回路構成を示す図、図7はオートバウンサの作動状態を説明するための図である。
【0011】
先ず、本実施形態に係るオートバウンサが適用されるクレードルの一例について説明する。
図1において符号1はクレードルを指し示している。このクレードル1は、図2に示すように、鋼棒によって形成されたベースフレーム2a及び支持フレーム2bを備える。このうち支持フレーム2bは幼児を保持するためものである。この支持フレーム2bにはマットが着脱自在に取り付けられ、このマットの装着部分が幼児を乗せるためのクレードル本体3となる。
ベースフレーム2aと支持フレーム2bとは、側面から見て、フレーム全体を中間部分でV字状に折り曲げた形とされている。ベースフレーム2aと支持フレーム2bとを連結する境界部分は弾性を有しており、ベースフレーム2aに対して支持フレーム2bの一端(自由端)が上下動可能に構成されている。その結果、クレードル本体3もベースフレーム2aに対して上下動可能となっている。
また、支持フレーム2bの自由端側(クレードル本体3の頭部側)にはコイルスプリング4が取り付けられている。そして、コイルスプリング4の下端にはバックル5が取り付けられている。コイルスプリング4は後述のコイルスプリング34よりも強力である。このコイルスプリング4は無くてもよいが、コイルスプリング4があることによってクレードル1のハウンド時の緩衝を行うことがてきる。
【0012】
次に、クレードル1に適用されるオートバウンサ10について説明する。このオートバウンサ10は、ベースフレーム2aに対してクレードル本体3を上下に揺動させるためのものである。
このオートバウンサ10は、図3に示すように、索条11と、索条長さ調整装置12と、索条長さマージン設定装置13と、索条緊張装置14と、索条当接装置15と、索条引張り装置16とを備えている。そして、索条11は索条長さ調整装置12から引き出され、索条長さ調整装置12から引き出された索条11は、索条長さマージン設定装置13、索条緊張装置14、索条当接装置15、索条引張り装置16及び索条当接装置15を経てクレードル1に連結される。
【0013】
索条11はオートバウンサ10をクレードル1に連結するためのものである。
この索条11は、図1に示すように、その先端にクレードル本体3側のバックル5に係合可能なバックル11aを備えている。そして、このバックル11aをバックル5に係合させることによって、索条11がクレードル本体3の頭部側に連結されるようになっている。また、バックル11aとバックル5との間には、互いの係合を解除するためのバックル外し(図示せず)が設けられ、このバックル外しによってバックル11aとバックル5との係合を解除できるようにされている。
なお、バックル11a,5を用いずに、索条11を直接的に、又はコイルスプリング4を介して間接的にクレードル本体3の頭部側に連結する構造としてもよい。
【0014】
索条長さ調整装置12は索条11の実効的な繰出し長さを調整するためのものである。
この索条長さ調整装置12は例えばロック付きリトラクタによって構成されている。この索条長さ調整装置12においては、索条11の基端側が装置本体(索条長さ調整装置の本体)内のリールに巻回されており、索条11の先端側が装置本体の開口から外部に引き出されている。
この索条長さ調整装置12は、装置本体から繰り出される(引き出される)索条11の長さ(実効的な繰出し長さ)を任意に設定でき、設定した所で索条11の繰出し長さを固定できるものである。例えば、繰出し長さを固定できる構造としては、機械的にリールを固定できるものであってもよいし、磁気的にリールを固定できるものであってもよい。
なお、索状長さ調整装置12としては鞄等に用いられる長さ調整可能なバックルであってもよい。また、索条長さ調整装置12は引き出された索条11を自動的に巻き取れるものであることが好ましい。
【0015】
索条長さマージン設定装置13は、クレードル本体3を上下方向初期位置から上方にバウンドさせるためのマージンを形成するもので、索条長さ設定装置12による索条長さ設定の際にマージン分の長さを組み入れるものである。ここで「上下方向初期位置」とは、クレードル1に幼児が乗った状態での上下方向位置である。
この索条長さマージン設定装置13は、水平に延在する軸21を中心に回動可能なレバー22と、レバー22の先端部に取り付けられ索条長さ調整装置12から引き出された索条11の下面に対してレバー22の回動によって離接可能なロッド23と、レバー22の回動操作を手動で行う操作子24とから構成されている。操作子24は所定の角度範囲で回動可能で起立位置と傾倒位置とを取り得る。この操作子24は、この実施形態のオートバウンサ10の場合、電源をON、OFFするための操作子をも構成し、操作子24が起立しているときが電源OFFの状態、操作子24が傾倒しているときが電源ONの状態である。
この索条長さマージン設定装置13にあっては、電源をOFFした状態、つまり、操作子23が図4(A)及び図7(A)のように起立している状態で、クレードル1に幼児を乗せ、索条長さ調整装置12から索条11を引き出し、索条側のバックル5と支持フレーム側のバックル11aとを結合させることによって、索条11の長さにマージンを持たせることができるようになっている。
なお、この実施形態のオートバウンサ10の場合、ロッド23を用いているが、ロッド23に代えてアイドルローラを用いてもよい。また、これらに代えて、固定のフックを設けておき、固定のフックに索条11を引っ掛けた状態で長さ調整を行って、索条11の長さにマージンを持たせるようにしてもよい。
【0016】
索条緊張装置14はオートバウンサ10の作動中に索条11が弛まないように索条11を緊張状態に保持するためのものである。
この索条緊張装置14は、水平に延在する軸31を中心に回動可能なレバー32と、レバー32の先端部に取り付けられ索条11の下面に対して当接するロッド33と、レバー33を所定方向に付勢するコイルスプリング34とから構成されている。レバー33は所定の角度範囲で回動可能となっている。
そして、この実施形態のオートバウンサ10の場合、コイルスプリング34の付勢力によって索条11の弛みをなくしている。
なお、この実施形態のオートバウンサ10の場合、ロッド33を用いているが、ロッド33に代えてアイドルローラを用いてもよい。
【0017】
索条当接装置15は、索条11を所定方向に延在するようにして後述の索条引張り装置16の偏心カム52に当接させるためのものである。
この索条当接装置15は、索条11の上面側が巻き掛けられる2つのロッド41,42と、索条11を下方から支持する索条支持部材43とから構成されている。2つのロッド41,42は偏心カム52を間に挟むように所定の間隔を隔てて設けられている。このうちロッド41は上記軸31を兼ねている。そして、このロッド41は索条支持部材43に取り付けられている。
なお、この実施形態のオートバウンサ10の場合、ロッド41,42を用いているが、ロッド41,42に代えてアイドルローラを用いてもよい。
【0018】
索条引張り装置16は索条11を介してクレードル本体3を下方に引っ張るためのものである。
この索条引張装置16は、図5に示すように、水平方向に延在する軸51を中心に回転可能な偏心カム52と、偏心カム52を回転駆動させる回転体駆動装置53とから構成されている。
回転体駆動装置53は、モータ53aと、巻き掛け伝動機構53bと、歯車機構53cとから構成されている。巻き掛け伝動機構53bは、モータ軸に取り付けられた小径プーリ53b−1と、小径プーリ53b−1から離間した位置に設けられた大径プーリ53b−2と、小径プーリ53b−1と大径プーリ53b−2に巻き掛けられたロープ53b−3とから構成されている。また、歯車機構53cは、大径プーリ53b−2と同軸に設けられた小径歯車53c−1と、偏心カム52と同軸に設けられた大径歯車53c−2とから構成されている。
なお、この実施形態のオートバウンサ10の場合、索条11に常時に当接する偏心カム52を用いているが、偏心カム52に代えてクランクを用いてもよい。また、一方向に回転するものでなくても、往復回転たり、往復直線運動をするものであってもよい。
以上のように構成される索条引張装置16には停止位置規制装置54が設けられている。
【0019】
この停止位置規制装置54は、オートバウンサ10の電源をOFFした際にクレードル本体3を上下方向初期位置に停止させるためのものである。
この停止位置規制装置54は、大径歯車53c−2と同軸に設けられた偏心カム54aと、偏心カム54aの近傍に設けられたスイッチ54bとを備えている。このうちスイッチ54bは常閉スイッチであり、このスイッチ54bは、図6に示すように、操作子24によって操作される常開の電源スイッチ60と並列に接続されている。そして、偏心カム54aがスイッチ54bに当接した所で当該スイッチ54bが開成されるようになっている。
その結果、電源スイッチ60がOFFされた後もスイッチ54bが開成されない限りモータ53aは作動状態を維持し、スイッチ54bが開成された時点でモータ53aの作動が停止することとなる。なお、モータ63aが最終的に作動停止される時点は、図7(B)に示す位置である。すなわち、索条引張り装置16の偏心カム52の動経が最小となる部分が索条11の下面に当接するとともに、クレードル本体3が上下方向初期位置となる時点である。
【0020】
次に、オートバウンサ10の動作について説明する。
先ず、電源をOFFした状態で索条長さ調整装置12から索条11を引き出してバックル11aとバックル5と係合させる。このとき、クレードル1には幼児を乗せ且つ索状11を緊張させた状態で、バックル11aとバックル5とを係合させる。この状態では、索状長さマージン設定装置12のレバー22は、図4(A)及び図7(A)に示すように、起立した状態にあり、偏心カム52の動径が最小となる部分が索状11の下面に当接し、索状当接装置15におけるロッド41とロッド42との間の索状11が一直線状に延びた状態にある。
【0021】
この状態から電源をONすると、図4(B)及び図7(B)に示すように、索状長さマージン設定装置12のレバー22が倒れる。このとき、レバー22を倒した分の索状11の弛み(長さのマージン分)は、索条緊張装置14のレバー33がコイルスプリング34の付勢力によって起立することで吸収される。
この状態から、偏心カム52が回転すると、索状11の下面に当接する偏心カム52の動径が徐々に大きくなるので、最初はコイルスプリング34の付勢力に抗してレバー32が倒れる。そして、レバー32が最大限倒れた後には、索状11の下面に当接する偏心カム52の動径が最大となるまで、索状11によって支持フレーム2aの弾性力及びコイルスプリング4の付勢力に抗して支持フレーム2aの一端が下方に引っ張られる。この場合、この状態が図7(C)に示されている。
【0022】
図7(C)に示す状態からさらに偏心カム52が回転すると、今度は、索状11の下面に当接する偏心カム52の動径が徐々に小さくなるので、先ず、偏心カム52の動径が最小となる部分が索状11の下面に当接するまで支持フレーム2aの弾性力及びコイルスプリング4の付勢力によってクレードル本体3が上昇して、クレードル本体3は上下方向初期位置まで至る。このとき、索条緊張装置14のレバー33は図7(C)の状態を維持する。そして、上下方向初期位置まで至ったクレードル本体3は支持フレーム2aの弾性力によってさらに上方までバウンドする。このときも、索条緊張装置14のレバー33は図7(C)の状態を維持する。
【0023】
そして、再び、支持フレーム2aが上下方向初期位置まで戻ったときに生じる索状11の弛み(長さのマージン分)は、索条緊張装置14のレバー33がコイルスプリング34の付勢力によって起立することで吸収される。
以上のようにして、電源をONしている状態ではクレードル本体3は上下動を繰り返す。
【0024】
一方、支持フレーム2aが上下動している間に電源をOFFすると、停止位置規制装置54の働きによって、スイッチ54bが開成されるまで、モータ53aは作動状態を維持し、スイッチ54bが開成された時点でモータ53aの作動が停止することとなる。モータ53aが作動停止される時点は偏心カム52が図7(B)の状態となる時点であり、且つ、支持フレーム2aが上下方向初期位置となる時点である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るオートバウンサと該オートバウンサを適用したクレードルを概念的に示した側面図である。
【図2】図1のクレードルのフレームを示した斜視図である。
【図3】図1のオートバウンサの構成を示すブロック図である。
【図4】図1のオートバウンサの要部を示す斜視図である。
【図5】図1のオートバウンサの索条引張り装置の構成を示す図である。
【図6】図1のオートバウンサの回路構成を示す図である。
【図7】図1のオートバウンサの作動状態を説明するための図である。
【符号の説明】
【0026】
1 クレードル
2a ベースフレーム
2b 支持フレーム
3 クレードル本体
10 オートバウンサ
11 索条
12 索条長さ調整手段
13 索条長さマージン設定装置
14 索条緊張装置
15 索条当接装置
16 索条引張り装置
34 コイルスプリング
52 偏心カム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地されるベースフレームに対してクレードル本体における頭部が弾性によって上下動可能に構成されたクレードルに使用されるオートバウンサであって、
前記クレードルに幼児を乗せ、且つ、基端側が固定され先端が前記クレードル本体に連結された状態で、該クレードルに幼児が乗っているときの位置である上下方向初期位置よりも高い位置まで該クレードル本体を動作させ得るだけの長さのマージン分を有する索条と、
前記索条の一つの面をスプリングの付勢力によって押圧して前記マージン分を吸収して該索条を緊張させる索条緊張装置と、
前記索条緊張装置によって緊張させられた前記索条の一つの面を押圧して前記スプリングの付勢力に抗して該一つの面を前記マージン分以上撓ませて前記索条を介して前記クレードル本体の頭部側を周期的に下方に引っ張る索条引張り装置と、
を備え、
前記スプリングの付勢力は、前記クレードル本体が弾性によって上下方向初期位置よりも高い位置まで動作するのを許容する大きさに設定されている、
ことを特徴とするオートバウンサ。
【請求項2】
前記索条引張り装置は、前記索条の一つの面に常時に接する偏心カムを備えることを特徴とする請求項1に記載のオートバウンサ。
【請求項3】
前記クレードルに幼児が乗り且つ前記クレードル本体の頭部側に前記索条が連結された状態で該索条の繰出し長さを設定する索条長さ設定装置と、前記索条長さ設定装置による索条長さ設定の際に前記マージン分の長さを組み入れる索条長さマージン設定装置と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のオートバウンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−29289(P2010−29289A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−192392(P2008−192392)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000003584)株式会社タカラトミー (248)