説明

オープンショーケース

【課題】凝縮器用送風機によって機械室内に吸い込まれた外気を効率的に機械室内を通過させることによって、凝縮器のみならず圧縮機の排熱処理及び蒸発皿の蒸発処理を効果的に実現する。
【解決手段】断熱壁3の後側に機械室18を構成して圧縮機22を機械室の左右方向における一側に配置し、断熱壁の左右方向における中央より圧縮機から離間する方向に偏って凝縮器23、凝縮器用送風機24、蒸発器20、冷気循環用送風機21を配置すると共に、排気口52及び外気導入口50を機械室18の一側及び他側にそれぞれ形成し、凝縮器用送風機24により外気導入口50から外気を吸引し、凝縮器23を通過させた後、圧縮機22に向けて吐出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱壁内に前面が開口する陳列室を構成し、この陳列室の開口に冷気エアーカーテンを構成して成るオープンショーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種オープンショーケースは、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁内を仕切板にて仕切り、この仕切板の前側を陳列室とし、後側をダクトとしている。そして、ダクト内には蒸発器と送風機を設置し、この蒸発器により冷却された冷気を送風機にて前記開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込む。これによって、開口に冷気エアーカーテンを形成しつつ、一部を陳列室内に循環させて、内部に陳列された商品を冷却する方式とされていた。
【0003】
一方、ペットボトルや缶、小瓶などに封入された飲料の販売には、従来より卓上型のショーケースが適している。しかしながら、係る卓上型のショーケースは、圧縮機や凝縮器等が配置される機械室が陳列室の下方に構成されているため、上下寸法が大きくなり、非冷却商品が陳列販売される非冷却用の陳列棚に当該卓上型ショーケースを載置することは困難となる。
【0004】
そこで、従来では、上記非冷却用の陳列棚上に載置可能とすべく高さ寸法及び奥行き寸法を小さくした小型のオープンショーケースが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
この場合、ショーケース本体の後方に機械室を設け、この機械室の一方の側に圧縮機を配置すると共に、この機械室の他方の側に凝縮器を配置し、この機械室の他方の側の断熱壁の後壁を凝縮器側に凹ませて、仕切板とこの後壁との間に形成された冷気ダクト内の当該凹んだ部分に蒸発器を配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−318653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来技術では、機械室の他方の側に配置された凝縮器に対応して凝縮器用送風機が配置されているが、係る凝縮器用送風機によって機械室内に取り込まれた外気は、凝縮器を通過して外部に排出されるものであるため、凝縮器から離れた位置に配置された圧縮機の排熱を処理することができないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、凝縮器用送風機によって機械室内に吸い込まれた外気を効率的に機械室内を通過させることによって、凝縮器のみならず圧縮機の排熱処理及び蒸発皿の蒸発処理を効果的に実現することができるオープンショーケースを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のオープンショーケースは、断熱壁内に前面が開口する陳列室を構成し、該陳列室内を冷却して成るものであって、断熱壁の内側に間隔を存して設けられ、内側に陳列室を構成し、断熱壁との間に冷気ダクトを構成する仕切板と、該仕切板と断熱壁の後壁間の冷気ダクト内に配設され、冷却ユニットの冷媒回路を構成する蒸発器及び冷気循環用送風機と、断熱壁の後側に構成された機械室と、該機械室内に設置され、冷却ユニットの冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、及び、凝縮器用送風機とを備え、圧縮機を、機械室の左右方向における一側に配置し、凝縮器、凝縮器用送風機、及び、蒸発器、冷気循環用送風機を、断熱壁の左右方向における中央より圧縮機から離間する方向に偏って配置すると共に、排気口及び外気導入口を機械室の一側及び他側にそれぞれ形成し、凝縮器用送風機により外気導入口から外気を吸引し、凝縮器を通過させた後、圧縮機に向けて吐出することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、上記発明において、断熱壁の下側に配置され、蒸発器からのドレン水を受容する蒸発皿を備え、機械室の底面の蒸発皿に対応する位置に、凝縮器を経た排気を流出させるための底面排気口と、該底面排気口に排気を案内する風向板を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、上記各発明において、機械室内に設けられ、冷気循環用送風機を駆動する駆動モータを備え、該駆動モータを避けた位置に凝縮器及び凝縮器用送風機を配置したことを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明は、上記各発明において、外気導入口を、機械室の上面から背面に渡って形成し、該外気導入口にはフィルタを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、断熱壁内に前面が開口する陳列室を構成し、該陳列室内を冷却して成るオープンショーケースにおいて、断熱壁の内側に間隔を存して設けられ、内側に陳列室を構成し、断熱壁との間に冷気ダクトを構成する仕切板と、該仕切板と断熱壁の後壁間の冷気ダクト内に配設され、冷却ユニットの冷媒回路を構成する蒸発器及び冷気循環用送風機と、断熱壁の後側に構成された機械室と、該機械室内に設置され、冷却ユニットの冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、及び、凝縮器用送風機とを備え、圧縮機を、機械室の左右方向における一側に配置し、凝縮器、凝縮器用送風機、及び、蒸発器、冷気循環用送風機を、断熱壁の左右方向における中央より圧縮機から離間する方向に偏って配置することにより、陳列室の前面開口に冷気のエアーカーテンを形成しつつ、陳列室の後部に機械室を設けたオープンショーケースの全体の奥行き寸法を縮小することができる。
【0014】
そして、排気口及び外気導入口を機械室の一側及び他側にそれぞれ形成し、凝縮器用送風機により外気導入口から外気を吸引し、凝縮器を通過させた後、圧縮機に向けて吐出することにより、凝縮器用送風機によって機械室の他側に形成された外気導入口から外気を吸い込み、凝縮器を冷却した後、機械室の一側に配置された圧縮機に向けて吐出して圧縮機を冷却し、その後、排気口から排出することができる。これにより、機械室の奥行き寸法が小型化されたオープンショーケースであっても機械室内に取り込まれた外気を凝縮器と圧縮機に支障なく通風させることができる。効率的な排熱処理を実現することができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、断熱壁の下側に配置され、蒸発器からのドレン水を受容する蒸発皿を備え、機械室の底面の蒸発皿に対応する位置に、凝縮器を経た排気を流出させるための底面排気口と、該底面排気口に排気を案内する風向板を設けたことにより、凝縮器を経た排気を蒸発皿に通風させることができ、蒸発皿内のドレン水の処理を円滑化することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、機械室内に設けられ、冷気循環用送風機を駆動する駆動モータを備え、該駆動モータを避けた位置に凝縮器及び凝縮器用送風機を配置したことにより、奥行き寸法が限られた機械室内においても、支障なく冷気循環用送風機の駆動モータと、凝縮器及び凝縮器用送風機を配置することが可能となる。
【0017】
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、外気導入口を、機械室の上面から背面に渡って形成し、該外気導入口にはフィルタを設けたことにより、機械室の上面と背面から機械室内に外気を導入することが可能となる。これにより、上面若しくは背面が周辺機器や壁などによって塞がれた場合であっても、支障なく外気を機械室内に取り込むことができる。また、当該外気導入口にはフィルタが設けられているため、塵埃除去を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態であるオープンショーケースの斜視図である。
【図2】図1のオープンショーケースの正面図である。
【図3】図1のオープンショーケースの背面図である。
【図4】図1のオープンショーケースの右側面図である。
【図5】図1のオープンショーケースの底面図である。
【図6】ナイトボードを取り付けた状態のオープンショーケースの斜視図である。
【図7】図2のA−A断面図である。
【図8】図2の横断平面図である。
【図9】オープンショーケースの後部の部分透視正面図である。
【図10】ファンケーシングの斜視図である。
【図11】ファンケーシングの斜視図である。
【図12】ファンケーシング部分の縦断正面図である。
【図13】冷気ダクト及び陳列室部分の縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施形態であるオープンショーケース1の斜視図、図2は図1のオープンショーケース1の正面図、図3は図1のオープンショーケース1の背面図、図4は図1のオープンショーケース1の右側面図、図5は図1のオープンショーケース1の底面図、図6はナイトボードを取り付けた状態のオープンショーケース1の斜視図、図7は図2のA−A断面図、図8は図2の横断平面図、図9はオープンショーケース1の後部の部分透視正面図をそれぞれ示している。
【0020】
各図において、実施例のオープンショーケース1は、例えば店舗のサービスカウンターなどのテーブル上や、非冷却の商品陳列用の棚、特に、棚と棚との間や、平型ショーケースのトップテーブル上などの限られたスペースに設置されてドリンク類の陳列販売に供されるものである。オープンショーケース1は、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、この断熱壁3の左右に取り付けられた側板4、4とから本体2が構成されている。
【0021】
この断熱壁3の内側には間隔を存して仕切板6が取り付けられ、その内側を前面に開口する陳列室7とし、仕切板6と断熱壁3間を冷気ダクト8としている。断熱壁3の天壁3Aの前端は底壁3Bの前端よりも奥側で終了している。この天壁3Aの下側には間隔を存して仕切板6の天部6Aが配置され、断熱壁3の後壁3Cの前側には、所定の間隔を存して仕切板6の背部6Bが配置される。これにより、天壁3Aと天部6Aとの間から後壁3Cと背部6Bとの間に渡って一連の冷気ダクト8が構成される。
【0022】
また、陳列室7の底部には、断熱壁3の底壁3Bと間隔を存してデッキパン9が取り付けられ、このデッキパン9と底壁3Bとの間には、冷気ダクト8に連通した底部ダクト10とされている。尚、このデッキパン9は、金属板から成り、その商品載置面の裏側には図示しない加温用ヒータが取り付けられている。加温使用時にはこの加温用ヒータが発熱してデッキパン9上の商品を加熱保温する。
【0023】
そして、冷気ダクト8内には、詳細は後述する如き蒸発器20と、冷気循環用送風機21が配設されている。この冷気ダクト8の前端下側、即ち、陳列室7の前面開口11の上縁には、冷気循環用送風機21の吹出側における冷気ダクト8に連通した冷気吐出口12が形成されていると共に、底部ダクト10の前端上側、即ち、陳列室7の開口11下縁には、蒸発器20の冷気流入側における冷気ダクト8に連通した冷気吸込口13が形成されている。
【0024】
本実施例では、陳列室7の前面開口11上縁において、断熱壁3の天壁3Aの前端部と共に冷気吐出口12を構成する天部6A(陳列室7の上側における仕切板6)前縁には、冷気ダクト8側に所定角度傾斜して折り返された整流板部29が形成されている。
【0025】
また、陳列室7の前面開口11下縁には、デッキパン9の前縁と断熱壁3の底壁3B前部との間に上向きに開口した隙間が形成されており、当該隙間を閉塞する冷気吸込部材14が設けられている。この冷気吸込部材14に、底部ダクト10内と連通する上記冷気吸込口13が複数形成されている。
【0026】
そして、この冷気吸込部材14の前方に位置する断熱壁3の底壁3Bの前端部上面には、上方に開口した断面略コ字状の保持部材16が開口11の下縁略全幅に渡って設けられており、当該保持部材16には、内部を透視可能とする透明部材にて構成されたガード15が立設されている。
【0027】
一方、断熱壁3の後壁3Cの後側には、所定の間隔を存して機械室カバーを構成する背面パネル17が設けられ、当該後壁3Cと、背面パネル17と、両側板3、3に囲繞される機械室18が構成される。尚、この機械室18の天面は、断熱壁3の天壁3Aの上面と共に、天面パネル19にて一体に被覆される。そして、この機械室18の底面は、断熱壁3の底壁3Bと所定間隔を存して設けられたユニットベース26にて閉塞されている。このユニットベース26の底面四隅には、脚部27・・が設けられている。
【0028】
そして、この機械室18の左右方向における一側のユニットベース26上には、上記蒸発器20と共に冷却ユニットRの冷媒回路を構成する圧縮機22が配置されている。当該圧縮機22は、比較的奥行きを必要とする機器であり、当該圧縮機22と共に冷媒回路を構成する凝縮器23及び蒸発器20は、比較的奥行きを必要としない。そのため、機械室18とショーケース1の本体2側とを区画する断熱壁3の後壁3Cは、圧縮機22が配置される機械室18の左右方向における一側が、他側よりも陳列室7側に突出する(他側が機械室18側に後退する)段差形状とされている。
【0029】
そして、後壁3Cが機械室18側に後退した機械室18の左右方向における中央(図8に中央線Lを破線にて示す)より圧縮機22から離間した他側の上部に凝縮器23及び凝縮器用送風機24が配置される。後壁3Cが機械室18側に後退した冷気ダクト8の左右方向における中央より圧縮機22から離間した方向に偏った他側に蒸発器20及び冷気循環用送風機21が配置される。
【0030】
これにより、奥行き寸法の大きい圧縮機22を断熱壁3の後壁3Cの後側に配置しながら、これを避けるかたちで蒸発器20、冷気循環用送風機21、凝縮器23及び凝縮器用送風機24を配置することで、きわめて効率的にコンパクトに各機器を設置でき、ショーケース1全体の奥行き寸法を小さくすることができる。
【0031】
ここで、冷気ダクト8内に配設される蒸発器20、冷気循環用送風機21及びファンケーシング30について図10乃至図13を参照して説明する。図10はショーケース1の左右方向における一側から見たファンケーシング30の斜視図、図11はショーケース1の左右方向における他側から見たファンケーシング30の斜視図、図12はファンケーシング30部分の縦断正面図、図13は冷気ダクト8及び陳列室7部分の縦断側面図をそれぞれ示している。
【0032】
蒸発器20は、一対の管板33、33と、当該管板33、33間に所定間隔で配置された複数枚の熱交換フィン34・・・と、これら管板33、33、熱交換フィン34・・・間に渡って蛇行状に配設される冷媒配管35とから構成される。
【0033】
本実施例では、図12に示すように、断熱壁3の底壁3B後部には、蒸発器20の熱交換フィン34・・・に対応する位置以外の箇所が上方に所定寸法高い突部3Dが形成されている。蒸発器20の配設位置に対応する突部3Dの端部には、蒸発器20の対向する管板33、33を載置する凹陥部3Eが形成されている。この凹陥部3E上面は、断熱壁3の底壁3Bよりも所定寸法高く形成されている。これにより、係る凹陥部3E上に管板33、33を載置することで、断熱壁3上に蒸発器20を配設することができると共に、当該蒸発器20の下面と断熱壁3Bとの間には、底部ダクト10と連通する冷気流入口36が形成される。尚、本実施例では、蒸発器20の後面は、断熱壁3の後壁3C前面と近接、若しくは当接して配設されている。
【0034】
一方、冷気ダクト8内には、前記仕切板6の背部6Bと所定の間隔40を存して配設されると共に、冷気循環用送風機21の冷気流入側(低圧側)と冷気吹出側(高圧側)とを区画するファンケーシング30が設けられている。
【0035】
このファンケーシング30は、図10及び図11の斜視図に示すように、蒸発器20上に設けられる略矩形体を呈する。ファンケーシング30の前面は、蒸発器20の下部にまで延在して、当該蒸発器20の前面を閉塞すると共に、その天面は、断熱壁3の天壁3Aと所定間隔を存して設けられる。ファンケーシング30の蒸発器20の上側に相当する後面32は、断熱壁3の後壁3Cと所定間隔を存して配設されており、この後面32には、冷気循環用送風機21が臨む送風機用開口31が形成されている。
【0036】
この場合において、蒸発器20の上側の冷気ダクト8内に配置される冷気循環用送風機21は、蒸発器20と熱交換した冷気を前方より吸引し、後方の後壁3Cに向けて吹き出すプロペラファンから成る。この冷気循環用送風機21を回転駆動させる駆動モータ21Mは、上記機械室18内に設けられ、当該駆動モータ21から延出される回転軸21Jは、断熱壁3の後壁3Cを貫通して冷気ダクト8内に臨み、当該前端に冷気循環用送風機21が取り付けられる。
【0037】
そして、蒸発器20の上面に対応するファンケーシング30の後面32下端には、断熱壁3の後壁2C前面に向けて延在する閉塞板37が形成されている。また、ファンケーシング30の前面と仕切板6の背部6Bとの間には間隔40が形成されているが、当該間隔40の上端は、冷気循環用送風機21の吹出側に連通されていると共に、ファンケーシング30の前面下端には、背部6Bの後面との間に渡って、蒸発器20の冷気流入側(底部ダクト10内)と、冷気循環用送風機21の吹出側とを隔離する隔離壁41が設けられている。これにより、蒸発器20側と冷気循環用送風機21の吹出側とが仕切られる。
【0038】
そして、この冷気循環用送風機21の吹出側に連通した間隔40に対応する位置の仕切板6(背部6B)には、複数の冷気吹出口42が形成されている。本実施例では、図13に示すように、陳列室7の下部、中央部、上部のそれぞれに対応する位置に冷気吹出口42が陳列室7の左右方向に延在して複数形成されている。
【0039】
更にまた、ファンケーシング30の後面32の両側端には、図10及び図11に示すようにそれぞれ断熱壁3の後壁2C前面に向けて延在した区画壁38、39が形成されている。この際、本実施例では、蒸発器20は、断熱壁3の左右方向における中央より圧縮機22から離間する方向に偏って配置されているため、断熱壁3の左右方向における一側、本実施例では、圧縮機22が配置される側に位置する区画壁38の上端は、断熱壁3の左右方向における他側に位置する区画壁39の上端よりも低く形成されている。
【0040】
これにより、ファンケーシング30の冷気循環用送風機21の吹出側の側面には、断熱壁3の後壁3Cと各区画壁38、39との間において、圧縮機22が配置される側(断熱壁3の左右方向における一側)に形成される冷気吹出用開口38Aの方が、断熱壁3の左右方向における中央より圧縮機22から離間する側(他側)に形成される冷気吹出用開口39Aよりも大きく開口して形成されることとなる。
【0041】
また、本実施例では、冷気ダクト8を構成する仕切板6の天部6A(陳列室7の上側における仕切板)の後端には、図13に示すように、冷気ダクト8側(冷気吐出口12への冷気吹出側)に向けて突出する邪魔板43が設けられている。この邪魔板43と断熱壁3の天壁3Aとの間には、他の部分と比較して小さいが隙間が形成されている。当該邪魔板43は図8に示すように冷気循環用送風機21の前方に対応する位置に設けられている。
【0042】
以上の構成により、圧縮機22、冷気循環用送風機21が運転されると、前面開口11下縁に形成された冷気吸込口13より冷気が底部ダクト10内に吸い込まれ、冷気ダクト8内において、該底部ダクト10に向けて開口した冷気流入口36よりファンケーシング30にて囲繞された蒸発器20内に流入する。ここで、蒸発器20内を通風させることで当該蒸発器20と熱交換して冷却された冷気は、冷気ダクト8内のファンケーシング30内を上昇する。
【0043】
そして、冷気循環用送風機21によってファンケーシング30内を上昇した冷気は、該冷気循環用送風機21の前方から吸引されて、後方の後壁3Cに向けて吹き出される。冷気循環用送風機21によって後方に吹き出された冷気は、後壁3Cの前面に衝突し、拡散される。ここで、冷気循環用送風機21の吹出側は、閉塞板37によって蒸発器20側と区画されているため、後壁3Cの前面にて拡散された冷気は、上方向のみならず左右方向への冷気拡散が円滑に行われ、ファンケーシング30の上方及びファンケーシング30の冷気循環用送風機21の吹出側の側面に形成された各冷気吹出用開口38A、39Aより吐出される。
【0044】
冷気循環用送風機21から吐出された冷気の一部は、ファンケーシング30の前面と仕切板6の背部6Bとの間に形成された間隔40に流入する。当該間隔40内に流入した冷気は、当該間隔40の下端が、隔離壁41によって蒸発器20の冷気流入側(底部ダクト10内)と隔離されているため、背部6Bに形成された冷気吹出口42より陳列室7内に向けて冷気を吹き出される。
【0045】
冷気循環用送風機21から吐出された残りの冷気は、仕切板6の天部6Aと断熱壁3の天壁3Aとの間に冷気ダクト8内を通過して、陳列室7の前面開口11上縁に形成された冷気吐出口13より、開口11下縁に形成された冷気吸込口14に向けて吐出される。これにより、前面開口11には冷気エアーカーテンが形成される。冷気エアーカーテンを形成する冷気の一部は、陳列室7内を循環し、当該陳列室7内を冷却した後、降下して冷気吸込口13から底部ダクト10内に帰還する。
【0046】
ここで、本実施例では、上述したように、冷気ダクト8内に配設される冷気循環用送風機21は、蒸発器20と熱交換した冷気を前方より吸引し、後方の後壁3Cに向けて吹き出すと共に、該後壁3Cに衝突して拡散した冷気を上方に案内するファンケーシング30が設けられているため、安価で、且つ、霜付着による性能低下が生じにくいプロペラファンを使用しつつ、冷気ダクト8の奥行き寸法を縮小、更には、オープンショーケース1の奥行き寸法を縮小することができる。
【0047】
特に、本実施例では、圧縮機22を、機械室18の左右方向における一側に配置し、凝縮器23、凝縮器用送風機24、及び、蒸発器20、冷気循環用送風機21を、断熱壁3の左右方向における中央より圧縮機から離間する方向に偏って配置し、更に、冷気循環用送風機21の駆動モータ21Mを機械室18内に設けることで、冷気ダクト8内の奥行き寸法を縮小することができる。これにより、オープンショーケース1の奥行き寸法を縮小化、若しくは、陳列室7の奥行き寸法の拡大化を図ることができる。なお、熱源となる駆動モータ21Mを冷気ダクト8内ではなく、機械室18に設けることにより、冷却効率の向上を図ることができる。
【0048】
このとき、蒸発器20及び冷気循環用送風機21が断熱壁3の左右方向における中央より一側に設けられる圧縮機から離間する方向に偏って配置されているため、蒸発器20が設けられていない側となる圧縮機22側(一側)は冷気流入量が少なくなりがちとなる。しかし、上述したように、本実施例では、圧縮機22が配置される側(断熱壁3の左右方向における一側)に形成される冷気吹出用開口38Aの方が、断熱壁3の左右方向における中央より圧縮機22から離間する側(他側)に形成される冷気吹出用開口39Aよりも大きく開口して形成されることで、ファンケーシング30が、圧縮機22が位置する側に多く冷気を案内することにより、蒸発器20側と、圧縮機22側とで冷気量の均一化を図ることができる。
【0049】
これにより、陳列室7の開口11上縁に形成された冷気吐出口12から均一に冷気を吐出させることができ、冷気エアーカーテンの均一化を図ることができる。更には、ファンケーシング30の前面と仕切板6の背部6Bとの間に形成された間隔40を通って背部6Bに形成された冷気吹出口42からも、左右方向において均等に陳列室7内に向けて冷気を吹き出すことができる。
【0050】
これにより、陳列室7後部からも冷気を吹き出すことができ、陳列室7内の冷却効果の向上を図ることができる。また、陳列室7後部から吹き出される冷気流によって、陳列室7の前面開口に形成される冷気エアーカーテンを後方から前方に向けて押し出すことができる。そのため、外乱等の影響によって陳列室7内に押し込まれがちな冷気エアーカーテンを外方に向けて押し出すことができ、冷気エアーカーテンの安定化を図ることができる。特に、本実施例では、冷気吹出口42が陳列室7の上部であって、仕切板6の天板6A下面に対応する位置に形成されている。これにより、温度差によって結露が生じやすい天板6Aの陳列室7側の面に、陳列室7側から冷気を吹き付けることができるため、結露による不都合を効果的に解消することができる。
【0051】
また、本実施例では、仕切板6の天板6Aには、冷気循環用送風機21の前方に対応する位置において冷気ダクト8側に突出する邪魔板43が設けられていることにより、冷気の吐出が多くなりがちな冷気循環用送風機21の前方に対応する位置への冷気流入を、冷気ダクト8側に突出する邪魔板43にて干渉し、左右方向への冷気流入を促進させることができる。これによっても、陳列室7の開口11上縁に形成された冷気吐出口12から均一に冷気を吐出させることができ、冷気エアーカーテンの均一化を図ることができる。
【0052】
更に、本実施例では、上述したように、仕切板6の天板6A前縁には、冷気ダクト8側に折り返された整流板部29が形成されているため、陳列室7の上側における冷気ダクト8内に吐出された冷気は、整流板部29を乗り越えるかたちで流れることとなる。これによって、前面開口11に形成される冷気エアーカーテンを冷気吸込口13方向に指向させることができる。これにより、冷気エアーカーテンの安定化を図ることができる。
【0053】
一方、上述した如き断熱壁3の底壁3Bには、当該断熱壁3を貫通する排水孔46が形成されている。この底壁3Bは当該排水孔46に向けて低く傾斜されている。そして、この底壁3Bの下面には、蒸発皿収納部45が設けられており、当該蒸発皿収納部45内には、当該底壁3B前部下方から機械室18の下方に渡って上面が開口した蒸発皿47が前後方向に引出自在に配置されている。そのため、陳列室内7や蒸発器20等から流下したドレン水は、底壁3B上面を伝って、排水孔46内に流入し、当該排水孔46下方に設けられた蒸発皿47内に受容される。
【0054】
この蒸発皿47の前端には、オープンショーケース1の前面に臨む引出用前壁48が設けられている。この引出用前壁48には、下縁には上方に向けて切り欠かれた引出用切欠49が形成されている。これにより、当該引出用切欠49に手指を掛けて手前に引くことにより、容易に蒸発皿47を引き出すことができる。
【0055】
他方、上述した如き機械室18内には、左右方向における一側に圧縮機22が配設され、蒸発器20が配設される左右方向における他側には、凝縮器23が配設されている。冷気循環用送風機21を回転駆動させる駆動モータ21Mは、機械室18内であって、蒸発器20が配設される左右方向における他側に設けられる。そのため、凝縮器23及び凝縮器用送風機24は、左右方向における他側であって、冷気循環用送風機21の駆動モータ21Mを避けた位置に配置される。本実施例では、凝縮器23を機械室18の他側上部に配設し、凝縮器用送風機24を機械室18の他側下部に配設する。これにより、奥行き寸法が限られた機械室18内においても、支障なく冷気循環用送風機21の駆動モータ21Mと、凝縮器23及び凝縮器用送風機24を配置することが可能となる。
【0056】
そして、凝縮器23が配設される機械室18の他側に対応する背面パネル17上部及び天面パネル19には、外気を機械室18内に導入する外気導入口50が形成されている。この外気導入口50は、機械室18の上面から背面に渡って形成されるものであり、当該外気導入口50には塵埃除去用のフィルタ51が設けられている。機械室18の一側に対応する背面パネル17には、圧縮機22に対応する位置にパンチングにより複数の排気口52が形成されている。
【0057】
そして、機械室18の底面を構成するユニットベース26には、上述した如き蒸発皿47に対応する位置に、凝縮器23を経た排気を流出させるための複数の底面排気口53が形成されている。このユニットベース26の上面には、底面排気口53に対応する位置に、凝縮器23を経た排気を当該底面排気口53に案内する風向板54が凝縮器23側から圧縮機22側に向けて低く傾斜して設けられている。本実施例では、2つ設けられているが、これに限定されるものではなく、一つ又は3つ以上の複数であってもよい。
【0058】
以上の構成により、凝縮器用送風機24が運転されると、背面パネル17上部から天面パネル19に渡って形成された外気導入口50より外気が機械室18内に導入される。この際、外気導入口50にはフィルタ51が設けられているため、当該フィルタ51によって塵埃を除去した外気を機械室18内に導入させることができる。
【0059】
凝縮器用送風機24によって外気導入口50から吸引された外気は、機械室18の左右方向他側の上部に配設される凝縮器23を通過した後、機械室18の左右方向一側の下部に配設される圧縮機22に向けて吐出される。これにより、機械室18の左右方向他側に形成された外気導入口50から吸い込んだ外気によって、凝縮器23を冷却した後、機械室18の一側に配置された圧縮機22をも冷却することができる。そして、圧縮機22を冷却した外気は、当該圧縮機22に対応する位置の背面パネル17に形成された排出口52より外部に排出される。
【0060】
これによって、機械室18の奥行き寸法が小型化されたオープンショーケース1であっても機械室18内に取り込まれた外気を凝縮器23と圧縮機22に支障なく通風させることができる。効率的な排熱処理を実現することができる。
【0061】
また、当該オープンショーケース1は、上述したように非冷却の商品陳列用の棚、特に、棚と棚との間などに載置されて使用されることもある。そのため、設置状況によっては、オープンショーケース1の天面若しくは、背面との間に外気導入用の隙間が確保できない場合がある。その場合であっても、外気導入口50は、機械室18の上面から背面に渡って形成されているため、いずれか一方が周辺機器や壁などによって塞がれた場合であっても、他方の面から外気を導入することが可能となり、支障なく外気を機械室18内に取り込むことができる。
【0062】
また、凝縮器23を通過した後の排気の一部は、ユニットベース26の上面に形成された風向板54、54により底面排気口53に案内される。当該底面排気口53に案内された排気は、当該底面排気口53の下方に配設される蒸発皿47上に向けて吹き付けられる。
【0063】
これにより、凝縮器23の廃熱によって暖められた排気を蒸発器20等から排出されたドレン水を受容する蒸発皿37に通風させることができ、蒸発皿47内のドレン水の処理を円滑化することができる。
【0064】
上述した如きオープンショーケース1の陳列室7の前面開口11には、当該開口11を閉塞する複数のナイトボード57・・が着脱自在に取付可能とされている。本実施例におけるナイトボード57は、前面開口11の上縁から下縁に渡って延在する硬質合成樹脂製の板材により構成されており、複数枚、例えば4枚並設されることで前面開口11全域が閉塞される。
【0065】
本実施例では、断熱壁3の天壁3A前端(上部前端)には、前方に張り出したキャノピー58が上記天面パネル19と一体に形成されている。このキャノピー58の内側には、陳列室7の前面開口11より外側に位置して陳列室7の左右方向に渡って照明装置としての蛍光灯59が取り付けられる。このキャノピー58と蛍光灯59前端との間には所定の隙間が形成されている。
【0066】
他方、上述した如き断熱壁3の底壁3Bの前端部上面に立設されたガード15の後側には、冷気吸込口13が形成された冷気吸込部材14が設けられている。この冷気吸込部材14の上面前端部には、ガード15に向けて低く傾斜した傾斜面14Aが形成されている。これにより、当該傾斜面14Aとこの前側に隣接するガード15との間には、下方に向けて凹んだナイトボード保持部60が形成されている。
【0067】
以上の構成により、陳列室7の前面開口11にナイトボード57を取り付ける際には、まず、ナイトボード57の下端を、一旦陳列室7内に挿入した後、ナイトボード57の上端を冷気吐出口12より前方に位置する蛍光灯59とキャノピー58との間に挿入する。そして、ナイトボード57の上端を更に上方に持ち上げた後、その下端を冷気吸込口13より前方に位置するナイトボード保持部60内に保持させる。
【0068】
これにより、営業時間外などに当該ナイトボード57を取り付けることで、冷気エアーカーテンの前方に位置して陳列室7の前面開口11を閉塞することができる。そのため、陳列室7内の冷気が前面開口11より外部に漏洩してしまう不都合を効果的に抑制することができる。これにより、営業時間外などにおける冷却効率の向上を図ることができる。
【0069】
特に、本実施例では、ナイトボード57の下端はガード15よりも陳列室7側に設けられたナイトボード保持部60にて保持されるため、陳列室7内外の温度差によって生じた結露水は当該ナイトボード57を伝って断熱壁3の底壁3B上に排出することができる。これにより、結露水が外部に漏出してしまう不都合を回避することができ、安全且つ、衛生的な使用を実現することができる。尚、底壁3B上に排出された結露水は上述したように、断熱壁3の下側に配置された蒸発皿47内に受容されて、円滑に蒸発処理される。
【0070】
一方、蒸発皿47の下側には上記各ナイトボード57を重ね合わせた状態で格納するナイトボード収納部61が形成されている。このナイトボード収納部61は、前面が開口した断面略コ字状を呈しており、その上端が蒸発皿収納部45の底面に取り付けられている。
【0071】
これにより、ナイトボード57の不要時には、各ナイトボード57を断熱壁3の下側、本実施例では蒸発皿47の下側に設けられたナイトボード収納部61内に前面開口から差し入れることで支障なく収納することができる。これにより、収納した状態のナイトボード57が、前面開口11周辺に収納されるナイトカバーと異なり、断熱壁3の下側に支障なく収納することができるため、前面開口11に形成される冷気エアーカーテンの冷気流を妨げてしまう不都合を回避することができる。
【0072】
また、本実施例では、各ナイトボード57の端部には、手指を挿入可能とする透孔57Aが形成されている。そのため、ナイトボード57をナイトボード収納部61内に収納する際には、当該透孔57が前側となるように各ナイトボード57を重合した状態で格納する。
【0073】
そして、ナイトボード57を取り出す際には、上述した如き上側に設けられた蒸発皿47の引出用前壁47下縁に形成された切欠49から手指をナイトボード57側に向けて挿入することにより、当該手指を上方から各ナイトボード57の透孔57Aにかけて前方に引き出す。これにより、上側に位置する蒸発皿47が邪魔となることなく、各ナイトボードを一度に容易に取り出すことができる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
【符号の説明】
【0074】
R 冷却ユニット
1 オープンショーケース
2 本体
3 断熱壁
3A 天壁
3B 底壁
3C 後壁
4 側板
6 仕切板
6A 天部
6B 背部
7 陳列室
8 冷気ダクト
9 デッキパン
10 底部ダクト
11 前面開口
12 冷気吐出口
13 冷気吸込口
17 背面パネル(機械室カバー)
18 機械室
19 天面パネル
20 蒸発器
21 冷気循環用送風機(プロペラファン)
21M 駆動モータ
21J 回転軸
22 圧縮機
23 凝縮器
24 凝縮器用送風機
29 整流板部
30 ファンケーシング
31 送風機用開口
32 後面
36 冷気流入口
37 閉塞板
38、39 区画壁
38A、39A 冷気吹出用開口
40 間隔
41 隔離壁
43 邪魔板
47 蒸発皿
48 引出用前壁
49 引出用切欠
50 外気導入口
51 フィルタ
52 排気口
53 底面排気口
54 風向板
57 ナイトボード
60 ナイトボード保持部
61 ナイトボード収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断熱壁内に前面が開口する陳列室を構成し、該陳列室内を冷却して成るオープンショーケースにおいて、
前記断熱壁の内側に間隔を存して設けられ、内側に前記陳列室を構成し、前記断熱壁との間に冷気ダクトを構成する仕切板と、
該仕切板と前記断熱壁の後壁間の前記冷気ダクト内に配設され、冷却ユニットの冷媒回路を構成する蒸発器及び冷気循環用送風機と、
前記断熱壁の後側に構成された機械室と、
該機械室内に設置され、前記冷却ユニットの冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、及び、凝縮器用送風機とを備え、
前記圧縮機を、前記機械室の左右方向における一側に配置し、前記凝縮器、凝縮器用送風機、及び、前記蒸発器、冷気循環用送風機を、前記断熱壁の左右方向における中央より前記圧縮機から離間する方向に偏って配置すると共に、排気口及び外気導入口を前記機械室の一側及び他側にそれぞれ形成し、前記凝縮器用送風機により前記外気導入口から外気を吸引し、前記凝縮器を通過させた後、前記圧縮機に向けて吐出することを特徴とするオープンショーケース。
【請求項2】
前記断熱壁の下側に配置され、前記蒸発器からのドレン水を受容する蒸発皿を備え、前記機械室の底面の前記蒸発皿に対応する位置に、前記凝縮器を経た排気を流出させるための底面排気口と、該底面排気口に前記排気を案内する風向板を設けたことを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
【請求項3】
前記機械室内に設けられ、前記冷気循環用送風機を駆動する駆動モータを備え、該駆動モータを避けた位置に前記凝縮器及び凝縮器用送風機を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオープンショーケース。
【請求項4】
前記外気導入口を、前記機械室の上面から背面に渡って形成し、該外気導入口にはフィルタを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のオープンショーケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−233624(P2012−233624A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−101566(P2011−101566)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】