説明

カメラ付きパター

【課題】ゴルフのパッティングの練習時に、プレイヤが、ゴルフクラブ(5)とボール(18)の動きを目視することに加えて、ゴルフクラブによってボールがどのようにヒットされるかをミクロ的に視認可能にする練習手段を提供すること
【解決手段】ヘッド部(4)に、3台のCCDカメラ(10L,10C,10R)を取り付けたパター(5)と、これらカメラからの映像信号を受ける携帯用コンピュータ(22)と、このコンピュータからの映像信号を表示するオーバーヘッドプロジェクタ(24)とを備える。これらカメラは、クラブフェース(6)のスウィートスポット(7)を通る垂直線上(12)に配された1台(10C)、この垂直線上の1台の左右に配された1台ずつのカメラ(10L,10R)で構成される。このオーバーヘッドプロジェクタ(24)の表示パネルは、半透過性であり、カメラからの映像を表示すると共に、表示パネルを透過してクラブヘッドとボールとを視認可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ付きパターに関し、更に具体的には、ゴルフプレイヤがパッティングの練習の際に使用するに適したカメラを取り付けたゴルフパターに関する。
【背景技術】
【0002】
この出願に際し、本出願人は、特許庁電子図書館(IPDL)を利用して、先行する公開出願の請求の範囲に対して、技術用語「カメラ」*「パター」*「練習」で検索したところ、次の2件の公開公報が見つかった。
【特許文献1】特開平6-105940「パターゴルフ練習機」(公開日:1994年4月19日)
【特許文献2】特開平11-224441「ゴルフパター練習機及びゴルフパター練習機のホール位置決定方法」(公開日:1999年9月14日) 上記2件の公開公報を精査すると、これらのゴルフ練習機では、カメラとパターとが別体であることが分かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のゴルフ練習機では、パッティングの際に、ゴルフボールを注視しているプレイヤが、同時にカメラ画像を視認することは不可能であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そこで、本発明は、ゴルフのパッティングの練習時に、プレイヤが、ゴルフクラブとボールの動きを目視することに加えて、ゴルフクラブによってボールがどのようにヒットされるかをミクロ的に視認可能にする練習手段を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的に鑑みて、本発明に係るカメラ付きパターは、ゴルフのパタークラブのヘッド部に、少なくとも1台のカメラを取り付けている。
【0006】
更に、上記カメラ付きパターでは、前記カメラは、クラブフェースのスウィートスポットを通る垂直線上に配された1台、該垂直線上の1台の左右に配された1台ずつの合計3台とすることができる。更に、上記カメラ付きパターでは、前記カメラは、クラブヘッドの上部に取り付けてもよい。更に、上記カメラ付きパターでは、前記カメラは、クラブヘッドの内部に取り付けてもよい。更に、上記カメラ付きパターでは、前記カメラは、USB接続可能であってよい。
【0007】
更に、本発明に係るパッティング練習装置は、ゴルフのパタークラブのヘッド部に、少なくとも1台のカメラを取り付けた、カメラ付きパターと、前記カメラからの映像信号を受けるコンピュータと、前記コンピュータからの映像信号を表示するオーバーヘッドプロジェクタとを備える。
【0008】
更に、上記パッティング練習装置では、前記オーバーヘッドプロジェクタの表示パネルは半透過性であり、前記カメラからの映像を表示すると共に、該表示パネルを透過してクラブヘッドとボールとを視認可能とすることもできる。更に、上記パッティング練習装置では、前記コンピュータは、携帯用パーソナルコンピュータであってよい。更に、上記パッティング練習装置では、前記コンピュータは、メモリを有して、一定間隔のカメラ画像を重ね合わせたビデオ画像を生成し、前記オーバーヘッドプロジェクタは、前記ビデオ画像により、ゴルフボールを動きの軌跡を残像のように表示することもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ゴルフのパッティングの練習時に、プレイヤが、ゴルフクラブとボールの動きを目視することに加えて、ゴルフクラブによってボールがどのようにヒットされるかをミクロ的に視認可能にする練習手段を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に係るカメラ付きパターの実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素の対しては同じ符号を付して、重複した説明を省略する。
【0011】
本出願人は、最近、世界最小のUSB接続CCDカメラの開発に成功している。本発明に係るカメラ付きパターは、この世界最小のUSB接続CCDカメラの応用例として開発されたものである。
【0012】
[カメラ付きパター]
(概要)
先ず最初に、カメラ付きパターの概要について説明する。図1は、ゴルフ練習時に、プレイヤが、このカメラ付きパター5を使って練習している状況を説明する図である。プレイヤが持つパター5にはカメラ10が取り付けられている。カメラ10で撮影された映像信号は、パターのシャフト2に沿って配されたケーブル(図示せず。)により、携帯用PC(パーソナルコンピュータ)22に送られる。PC22で処理された映像は、プレイヤの頭部21に装着したヘッドマウントディスプレイ24にリアルタイムで表示される。
【0013】
このヘッドマウントディスプレイ24は半透過性の表示装置であり、プレイヤは、ディスプレイ24に表示されたカメラ映像と、ディスプレイ24を透過して見えるゴルフボール18及びパター5の先端部とを、同時に視認することができる。
【0014】
このカメラ10は、後述するように複数台のカメラからなり、プレイヤがカメラ映像からゴルフボール18の遠近感を把握できるようになっている。各カメラ10は、上述した世界最小のUSB接続CCDカメラを利用している。
【0015】
カメラ10と携帯用PC(パーソナルコンピュータ)22との間のケーブルは、パターのシャフト5の周囲に取り付けても、シャフト内部に収納してもよい。
【0016】
携帯用PC(パーソナルコンピュータ)22は、例示であって、カメラ映像を処理できるコンピュータであれば任意のものを使用できる。ノートブックPC、ディスクトップPC等であれば、プレイヤの近くに設置すればよい。
【0017】
半透過型のヘッドマウントディスプレイ24は、既に、市場にて商業的に入手可能であり、ビデオゲーム機、フライトシミュレータ装置等で広く利用されている。ヘッドマウントディスプレイ24は、本出願書類では、頭部を覆うヘルメット型、目の部分のみを覆うゴーグル型等の任意の形態のディスプレイを含むものである。
【0018】
プレイヤは、このカメラ付きパター5をパターの練習時に利用することにより、クラブフェース6から見たボール18のカメラ映像と、パター5及びボール18とを同時に視認することができる。従って、ボールがクラブフェースの最適打点箇所(「スウィートスポット」ともいう。)でヒットしなかった時、直ちにパター5とボール18の相対位置、パターグリップ等の矯正を行うことができる。この練習を繰り返すことにより、ボール18をクラブフェースの最適打点箇所7でヒットすることを身につけることができる。
【0019】
以下、このカメラ付きパター5について、パター5に対するカメラ10の取付構造、カメラ画像、カメラ付きパターの回路ブロック図、カメラ部分の回路ブロック図について、順次説明する。
【0020】
(パターに対するカメラの取付構造)
図2は、カメラが取り付けられる前の典型的なゴルフクラブのパター50の先端部の一例を示す図である。パター50の先端部は、グリップ(図示せず。)に接続するシャフト2と、クラブヘッド4とを備えている。このクラブヘッド4は、ゴルフボール(図示せず。)をヒットするフェース6と、頂面8とを有する。このフェース6のほぼ中央部に、ボールをヒットするに最適打点箇所(スウィートスポット)7がある。このようなパター50にカメラを取り付ける構造として、例えば、上部取付型(図3A、図3B参照)と内蔵型(図4参照)がある。
【0021】
図3A及び図3Bは、上部取付型カメラ付きパター5の先端部の構造について説明する図であり、図3Aはカメラ付きパター5の先端部の正面図であり、図3Bはその平面図である。パター5の頂面8に、USB用のハブ20及び3台のUSB接続CCDカメラ10が設置されている。これらのCCDカメラ10は、左側CCDカメラ10Lと、中央CCDカメラ10Cと、右側CCDカメラ10Rである。左側CCDカメラ10Lはレンズ孔10L-1をもち、中央CCDカメラ10Cはレンズ孔10C-1をもち、右側CCDカメラ10Rはレンズ孔10R1-をもっている。
【0022】
図3Bに示すように、好ましくは、中央CCDカメラ10Cは、その撮影方向がクラブヘッド4のフェース6に対して垂直方向を向き、クラブヘッド4のフェース6から所定の距離Lにあるゴルフボール18の中心に向くように設置されている。好ましくは、左側CCDカメラ10Lと右側CCDカメラ10Rとは、その撮影方向がクラブヘッド4のフェース6から所定の距離Lにあるゴルフボール18の中心に向くように夫々設置されている。ゴルフボール迄の距離Lは、任意でよく、ゼロであってもよい。
【0023】
このように3台のCCDカメラを正確に設置するため、例えば、3台のCCDカメラを適当なベースプレート(図示せず。)に予め設置し、このベースプレートごとパター5の頂面8に設置してもよい。或いは、カメラ側に突起物(図示せず。)を設け、パター5の頂面8に凹み(図示せず。)を設け、突起を凹みに組み込むことで位置を固定できるようにしてもよい。逆にカメラ側に凹みを設け、パター5の頂面8に突起物を設けてもよい。
【0024】
図4は、内蔵型カメラ付きパター5の先端部の構造について説明する図である。例えば、中央CCDカメラ10Cを内蔵するため、クラブヘッド4のフェース6の裏側より、カメラ収納の孔(図示せず。)を所定の深さで形成し、更にこれより小径のレンズ孔10C-1をフェース6に至るまで形成する。その後、中央CCDカメラ10Cをカメラ収納孔に挿入して固定する。左側CCDカメラ10L及び右側CCDカメラ10Rに関しても、夫々同様に孔を形成し、内蔵する。好ましくは、各カメラの撮影方向が、図2Bで説明したような方向になるように各カメラ挿入孔を形成する。
【0025】
(カメラ画像)
図5は、図3A及び図3Bに示したカメラ付きパター5で撮影したカメラ画像を示す図である。プレイヤが、ボール18をクラブフェース6のスウィートスポット7でヒットしたとき、左側CCDカメラ10Lと、中央CCDカメラ10Cと、右側CCDカメラ10Rから得られる映像11L,11C,11Rを夫々示す図である。
【0026】
中央CCDカメラ10Cの映像11Cには、画面の縦方向中心線に沿って、ボール18が徐々に近づき大きくなってボール18C-1,18C-2,18C-3と逐次表示される。左CCDカメラ10Lの映像11Lには、画面の対角線に沿って、ボールが徐々に近づき大きくなってボール18L-1,18L-2,18L-3と逐次表示される。ボール映像18L-2は、クラブヘッド4のフェース6から所定の距離Lにあるゴルフボール18の映像である。同様に、右CCDカメラ10Rの映像11Rには、画面の対角線に沿って、ボールが徐々に近づき大きくなってボール18R-1,18R-2,18R-3と逐次表示される。ボール映像18R-2は、クラブヘッド4のフェース6から所定の距離Lにあるゴルフボール18の映像である。
【0027】
概略的に述べると、ボール18をクラブフェース6のスウィートスポット7でヒットすると、映像11L,11C,11Rは、映像11Cに縦方向中央線(図示せず。)を規定すると、この縦方向中央線に対して対称的な動画映像となる。
【0028】
しかし、プレイヤが、ボール18をクラブフェース6のスウィートスポット7を外してヒットすると、対称的な動画映像とはならない。例えば、ボール18をスウィートスポット7より左側でヒットすると、中央の映像11Cのボール18C-1,18C-2,18C-3は左側に変位し、左側映像11Lのボール18L-1,18L-2,18L-3は相対的に大きくなり、右側映像11Rのボール18C-1,18C-2,18C-3は相対的に小さくなる。
【0029】
反対に、ボール18をスウィートスポット7より右側でヒットすると、中央の映像11Cのボール18C-1,18C-2,18C-3は右側に変位し、左側映像11Lのボール18L-1,18L-2,18L-3は相対的に小さくなり、右側映像11Rのボール18C-1,18C-2,18C-3は相対的に大きくなる。
【0030】
なお、図4に示したカメラ付きパター5で撮影したカメラ画像では、中央CCDカメラの映像11Cは、ゴルフボール18が画面内の上部から下部へ順次拡大して表示されるのでなく、画面内の中央部で同心円状に18C-1,18C-2,18C-3と徐々に拡大して逐次表示される。同様に、左側CCDカメラ10Lの映像11Lでは水平方向に左から右へ18L-1,18L-2,18L-3と徐々して逐次表示される。右側CCDカメラ10Rの映像11Rでは水平方向に右から左へ18R-1,18R-2,18R-3と徐々に拡大して逐次表示される。
【0031】
(カメラ付きパター5の回路ブロック図)
図6は、カメラ付きパター5の回路ブロック図である。3台のUSB接続カメラR,C,L(10R,10C,10L)からの映像出力は、USBハブ20に接続され、ケーブルを介してPC22に送られる。PC22で映像処理され、その映像はヘッドマウントディスプレイ24に表示される。
【0032】
USB接続カメラR,C,L(10R,10C,10L)からUSBハブ20迄は、パタークラブのヘッド4に取り付けられている。ハブ20からPC22迄のケーブルは、パタークラブのシャフト2に沿って配される。ヘッドマウントディスプレイ24は、プレイヤの頭部21に装着されている。
【0033】
(カメラ部分の回路ブロック図)
図7は、USB接続カメラR(10R)部分の回路ブロック図である。他のUSB接続カメラC,L(10C,10L)も同様である。
【0034】
USB接続カメラR(10R)は、ボールの映像をとらえる光学系レンズ26と、入射映像を信号電荷に変換・転送するCCD28と、この信号電荷からノイズを低減する二重サンプリング回路及び映像信号を増幅し一定レベルに大きさを制御するCDS/AGC30と、デジタル映像信号へ変換するA/D変換回路32と、後述するような各種の信号処理を行うCPLD34と、映像データ及び画像処理プログラムを記録したり、画像処理の作業領域を提供するメモリ40と、CPLDからのデジタル映像信号をUSBインターフェースフォーマットに変換するUSBコントローラ36と、各要素を制御するCPU38と、これらの各要素に対して電源を供給する電源42とを備えている。例えば、USB2.0フォーマットの映像データがUSBハブ20に送られる。
【0035】
ここで、CPLD34は、A/D変換回路32からのデジタル映像信号の黒レベル・オプティカル・ブラックを一定基準値に固定するフィーダバッククランプ回路、ホワイトクリップ回路、低レベルのノイズをクリップするためのベースクリップ回路、白バランスをとるためのオートホワイトバランス回路、γ補正回路を含むカメラ信号処理プロセス回路等を有している。CPLD34の代わりに、FPGAを使用することもできる。
【0036】
PC24は、公知のパーソナルコンピュータである。ゴルフプレイヤにとっては、取扱容易性等により携帯用PCが好ましい。
【0037】
同様に、ヘッドマウントディスプレイ24は、公知のディスプレイである。ヘッドマウントディスプレイ24を装着したプレイヤは、目の前の半透過性の表示装置に映し出された映像を見ると同時に、表示装置を透過して自らが練習するパター5及びボール18を視認することが出来る。
【0038】
[変更・追加・代替例]
以上により、本実施形態のカメラ付きパター5について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、当業者が容易になしえる実施形態に対する変更・追加・削除・変更等を含むものである。
【0039】
例えば、本発明は、次のような追加・代替例を含む。
【0040】
(1)図3A、図3B及び図4において、カメラ台数が3台の場合について説明したが、これに限定されない。例えば、1台のカメラの場合は符号10Cに設置され、2台のカメラの場合は符号10L,10Rに設置される。4台以上であれば、図3A及び図4の中心線12に対して対称に配置すればよい。このように、カメラの台数は任意である。
【0041】
(2)図7のカメラ10に特殊効果プログラムを読み込み、映像メモリ40を利用して、パッティング時のゴルフボールの動きを残像のように同一画面に記録し、これをヘッドマウントディスプレイ24に表示することもできる。これにより、複数個のボールの表示により、ボールの軌跡が一層明瞭に把握することが出来る。
【0042】
(3)パター5のいずれかに加速度センサ(図示せず。)を取り付け、パター5でゴルフボール18をヒットした時点で、表示映像を停止してもよい。ヒットした時点のカメラ画像(図5)により、パターフェース6のスウィートスポット7が、ボール18をとらえているか否かを一層明瞭に把握することが出来る。
【0043】
従って、本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】図1は、ゴルフ練習時に、プレイヤが、このカメラ付きパター5を使って練習している状況を説明する図である。
【図2】図2は、カメラが取り付けられる前の典型的なゴルフクラブのパターの先端部の一例を示す図である。
【図3A】図3Aは、上部取付型カメラ付きパターの先端部の正面図である。
【図3B】図3Bは、上部取付型カメラ付きパターの先端部の平面図である。
【図4】図4は、内蔵型カメラ付きパター5先端部の構造について説明する図である。
【図5】図5は、図3A及び図3Bに示したカメラ付きパターで撮影したカメラ画像を示す図である。
【図6】図6は、カメラ付きパターの回路ブロック図である。
【図7】図7は、図6のカメラ付きパターのUSB接続カメラ部分の回路ブロック図である。
【符号の説明】
【0045】
2:シャフト、 4:クラブヘッド、 5:カメラ付きパター、 6:クラブフェース,フェース、 7:最適打点箇所,スウィートスポット、 8:頂面、 10:カメラ,CCDカメラ,USB接続カメラ、 10L:左側CCDカメラ、 10C:中央CCDカメラ、 10R:右側CCDカメラ、 10L-1:左側CCDカメラのレンズ孔、 10C-1:中央CCDカメラのレンズ孔、 10R-1:右側CCDカメラのレンズ孔、 18:ゴルフボール、 20:USB用ハブ、 22:PC,パーソナルコンピュータ,携帯用PC、 24:ヘッドマウントディスプレイ、 26:光学系レンズ、 28:CCD、 30:CDS/AGC、 32:A/D変換回路、 34:CPLD,FPGA、 36:USBコントローラ、 38:CPU、 40:メモリ、 42:電源、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフのパタークラブのヘッド部に、少なくとも1台のカメラを取り付けている、カメラ付きパター。
【請求項2】
請求項1に記載のカメラ付きパターにおいて、
前記カメラは、クラブフェースのスウィートスポットを通る垂直線上に配された1台、該垂直線上の1台の左右に配された1台ずつの合計3台である、カメラ付きパター。
【請求項3】
請求項1に記載のカメラ付きパターにおいて、
前記カメラは、クラブヘッドの上部に取り付けられている、カメラ付きパター。
【請求項4】
請求項1に記載のカメラ付きパターにおいて、
前記カメラは、クラブヘッドの内部に取り付けられている、カメラ付きパター。
【請求項5】
請求項1に記載のカメラ付きパターにおいて、
前記カメラは、USB接続可能である、カメラ付きパター。
【請求項6】
ゴルフのパタークラブのヘッド部に、少なくとも1台のカメラを取り付けた、カメラ付きパターと、
前記カメラからの映像信号を受けるコンピュータと、
前記コンピュータからの映像信号を表示するオーバーヘッドプロジェクタとを備える、パッティング練習装置。
【請求項7】
請求項6に記載のパッティング練習装置において、
前記オーバーヘッドプロジェクタの表示パネルは半透過性であり、前記カメラからの映像を表示すると共に、該表示パネルを透過してクラブヘッドとボールとを視認可能としている、パッティング練習装置。
【請求項8】
請求項6に記載のパッティング練習装置において、
前記コンピュータは、携帯用パーソナルコンピュータである、パッティング練習装置。
【請求項9】
請求項6に記載のパッティング練習装置において、
前記コンピュータは、メモリを有して、一定間隔のカメラ画像を重ね合わせたビデオ画像を生成し、
前記オーバーヘッドプロジェクタは、前記ビデオ画像により、ゴルフボールを動きの軌跡を残像のように表示する、パッティング練習装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−104501(P2008−104501A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−287583(P2006−287583)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【出願人】(304017867)株式会社アートレイ (6)