説明

カメラ付き番犬

【目的】せっかく他人や見知らぬ人が来たら吠える番犬が現代ではペット化され、他人が来たらよろこび吠えるようになってきている。これを本来の番犬にもどせないか。
【構成】番犬のいるのど元首輪にマイクロフィルムカメラを付け、もうひとつの上方の針金との間が、吠えると開くようにしておくと、引くとシャッターが押される方式のカメラならば、写真は撮れる。3回ほど吠えると、3回でシャッターは止まり、同時に上方の首輪のセンサーが放出され明かりが点くという構成。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は番犬の習性を利用し、犯人をカメラで写し、最後に明かりが点くから犯人が逃げ出すということをもくろんでいる。つまり家やオフィスなどの防犯用カメラの番犬版ということである。この番犬は警察犬となると犯人を追うし、猟犬となると獲物を追う。これなどのときも、カメラに写しておくと参考になること大であろう。
【0002】
【従来の技術】従来は警備保障会社による赤外線センサーで、動くもの、犯人などをカメラにおさめて、ブザーを鳴らし、他方会社にも電話で知らせていたが、いかにも高価で、月々、お金がかかっていたのが難点で、家庭用には利用されなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家庭で、手軽に、昔から用いられている番犬による侵入者発見法が、次第に番犬はペット化され、マンションなどの孤立した器に入れられているため、ほとんど番犬の役を果たさなくなっているが、果たしてこのペットブームの中だけで安住させていいものか。昔の野性を取りもどさせたいというのが課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】番犬とするため首輪の喉元に防犯カメラを付け、3回なら3回吠えると3回、首を上げるから、これをマイクロフィルムにおさめておき、3回目で今度は首輪のうなじのところからリモコンが発せられ、明かりが点くとしよう。すると犯人は誰か人が居ると思い逃げ出すが、カメラには写っているから、後で捕らえればよい。これは部屋を留守にしたときのことであるが、女性一人で眠っているときでも、レイプは避けられよう。眠っているものが明かりを点けるはずはないから、犯人は犬の声とも相俟って逃げていくからである。また当然のことであるが一晩に1回なら1回のスイッチ・onにしておくことも当然であり、普段はoffでいいわけで、主人が出張などのときonにすればよい。現像は犯罪が起こったときににするか、フィルムが切れたときに考えればいいことである。
【0005】
【発明の実施例】主に夜おそくなるとか、泊まりなどのとき番犬のカメラをonにしておき、何枚撮られたか、つまり何回吠えたかは、一晩3回までとしてよかろう。犯人が別々に2回来ることはなかろうからである。帰って首輪を見て、泥棒が入った形跡があれば、すぐに警察に知らせれば、現像、写真化はしてくれるであろう。あとは警察にまかせればよい。
【0006】
【発明の効果】まず犯人は犬のいる所には泥棒に入るまい。この心理的効果が最大の効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】首輪を犬の首にかぶせたところで、犬を前から見たところ。
【図2】犬の首部を見たところ。
【図3】センサーで点く電灯。
【符号の説明】
1 カメラ
2 シャッター
3 首輪取手
4 針金
5 センサー
6 ひも
7 電灯

【特許請求の範囲】
【請求項1】首輪(3)の喉の所にマイクロフィルム入りの小型カメラ(1)を設け、吠えるとき首を上げる習性を利用し、シャッター(2)をひも(6)で引くと写るカメラ(1)にしておき、首輪(3)に連接した一本の針金(4)を口元に付けておくと、吠えるときその間のひも(6)が伸びるからシャッター(2)が切られ、マイクロフィルムに写る仕掛けのカメラ付き番犬。
【請求項2】カメラは3回くらい撮られると、そこでストップとなるようあらかじめ設定し、3回目のシャッターが切られたとき、首輪(3)のうなじの部分に付設されたセンサーがはたらき電灯が点く請求項1のカメラ付き番犬。

【図2】
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【図3】
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【図1】
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