説明

カードシェルフ及びそれを備えた電子機器

【課題】 カード2の装着位置を任意の位置に設定でき、かつ、その設定位置で固定できるようにする。
【解決手段】ステー部6と、ステー部6と係合して、ステー部6の長手方向に案内されるガイドレール4と、ステー部6の長手方向に沿って形成された固定溝7bと、ガイドレール4を挿通して固定溝7bと係合することによりガイドレール4をステー部6に固定する係合体7aとを備えた固定部7とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードシェルフ及びそれを備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子部品を搭載したカードをカードシェルフに複数平行に並べて装着できるようにした電子機器が知られている。このカードは、電子機器の用途や目的の変更・拡大等に伴い増減されることがある。このとき、用途や目的に応じて厚みの異なるカードが用いられる。
【0003】
このようなカードを収納するために、特開平9−321464号公報は、ステーに形成されたスライド溝に嵌る係合突起部を備えると共に、カードが装着される溝を備えたガイドレール部材を提案している。そして、係合突起部がステーのスライド溝に嵌ることにより、ガイドレール部材はステーに対してスライドできるようになっている。これにより、ステーに対するガイドレール部材の位置は、カードの厚み等に応じて設定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−321464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1にかかるガイドレール部材はステーに固定されていないため、外部からの振動等がガイドレールに加わると、ガイドレール部材が位置ずれを起こす問題がある。なお、ガイドレール部材の位置ずれは、隣接するカード同士が接触する原因となったり、カードと電子機器本体とを電気的に接続しているコネクタ部分における電気的接続状態の不良原因となる。
【0006】
そこで、本発明の主目的は、ガイドレールを任意の位置に設定でき、かつ、その設定位置で固定できるようにしたカードシェルフ及びそれを備えた電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、カードシェルフは、ステー部と、ステー部と係合して、ステー部の長手方向に案内されるガイドレールと、ステー部の長手方向に沿って形成された固定溝と、ガイドレールを挿通して固定溝と係合することによりガイドレールをステー部に固定する係合体とを備えた固定部とを有することを特徴とする。
【0008】
また、電子装置は、電子部品が搭載されたカードと、ステー部と、カードが装着されるカード溝を具備すると共に、ステー部と係合して、ステー部の長手方向に案内されるガイドレールと、ステー部の長手方向に沿って形成された固定溝と、ガイドレールを挿通して固定溝と係合することによりガイドレールをステー部に固定する係合体とを具備した固定部とを有するカードシェルフと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ガイドレールを任意の位置に設定でき、かつ、その設定位置で固定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるカードシェルフの斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の斜視図である。
【図3】第2の実施形態にかかる側板の斜視図である
【図4】第2の実施形態にかかるステーの斜視図で、(a)は第1のステーの斜視図、(b)は第2のステーの斜視図である。
【図5】第2の実施形態にかかるガイドレールの構成を説明する図で、(a)はガイドレールを上方向から見た斜視図、(b)はガイドレールを下方向からみた斜視図、(c)は(a)におけるA−A線に沿った矢視断面図、(d)は(b)におけるB−B線に沿った矢視断面図である。
【図6】第2の実施形態にかかるカードシェルフにガイドレールを装着して組み立てる場合の部分斜視図である。
【図7】第2の実施形態にかかる第1のステー及び第2のステーの案内溝にガイドレールの脚部が嵌った状態を説明する図で、(a)はガイドレール側から見た上面図、(b)は(a)におけるC−C線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態にかかる案内溝を備える案内板をステーに装着して組み立てる場合の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の第1の実施形態を図を参照して説明する。図1は第1の実施形態にかかるカードシェルフ1の部分斜視図である。このカードシェルフ1は、ステー部6と、このステー部6と係合して、ステー部6の長手方向に案内されるガイドレール4と、固定部7とを有する。固定部7は、ステー部6の長手方向に沿って形成された固定溝7bと、ガイドレール4を挿通して固定溝7bと係合することによりガイドレール4をステー部6に固定する係合体7aとを備える。
【0012】
このような構成により、ガイドレール4はステー部6によって案内される。そして、ガイドレール4は所望する位置で固定部7によりステー部6に固定される。ガイドレール4の固定は、係合体7aをガイドレール4を挿通して固定溝7bに係合させることにより行う。係合体7aが係合する相手は、ねじ穴のように係合位置が規定されていない溝構造の固定溝7bである。従って、係合体7aは、固定溝7bのどの位置においても係合できるため、カードレール4を任意の位置に設定できると共に、その位置でカードレール4を固定することができるようになる。
【0013】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図2は、第2の実施形態にかかるカードシェルフ10を備える電子機器9の斜視図である。カードシェルフ10は、左右に配置される2つの側板20、第1のステー(ステー部)30a、第2のステー(ステー部)30b、複数のガイドレール40及び、固定部33を備えている。なお、固定部33は、後述するように、固定溝34、係合体36及びねじ孔46を含んでいる。
【0014】
そして、左右の側板20の上下左右の4コーナ近傍に、2つの第1のステー30a及び2つの第2のステー30bが、ねじやリベット等により固定されている。なお、以下において説明の都合から、図2に示すカードシェルフ10のフランジ24が設けられている方向を前側、その反対方向を後側、上方向を上側、下方向を下側、右方向を右側、左方向を左側と記載する。従って、第1のステー30aは、カードシェルフ10の前側の上下に取り付けられて互いに向かい合っており、第2のステー30bはカードシェルフ10の後側の上下に取り付けられて互いに向かい合っている。ガイドレール40は、第1のステー30aと第2のステー30bとに掛け渡され、このガイドレール40に電子部品を搭載したカード12が装着される。
【0015】
図3は、このようなカードシェルフ10における側板20の斜視図である。側板20は、挿入孔22と、フランジ24とを備えた概略板状の部材である。挿入孔22は、側板20の上下辺の近傍に、この辺と平行に設けられて、ガイドレール40の第1のステー30a及び第2のステー30bへの取り付け時に、ガイドレール40(図2参照)が挿入される開口である。この挿入孔22は、ガイドレール40の本体部が通る本体挿入部22aと、ガイドレール40の脚部が通る脚挿入部22bとを備える。本体挿入部22a及び脚挿入部22bについては、後述する。フランジ24は、側板20の前側の辺近傍を折り曲げて形成されて、カードシェルフ10を電子装置9の筐体フレーム8に固定する際に用いられる(図2参照)。
【0016】
図4(a)は第1のステー30aの斜視図であり、図4(b)は第2のステー30bの斜視図である。第1のステー30a及び第2のステー30bは、案内溝32及び固定溝(固定部)34を備える。案内溝32は、後述するガイドレール40の脚部が挿入できるように、第1のステー30a及び第2のステー30bにおける長手方向に平行に、その方向の端部にわたって形成されている。この案内溝32は、溝部32aと、溝係止部32bと、凹凸部32cとを備える。
【0017】
溝係止部32bと凹凸部32cとは、案内溝32の長さ方向にわたって溝部32aの上部に、互いに向かい合って突出した突状体である。しかし、溝係止部32bの端部形状は直線的であるのに対して、凹凸部32cの端部形状は凹凸に形成されている。この凹凸の形状は、波形又は矩形等であり、所定の周期で連続している。固定溝34、凹凸部32c及び溝係止部32bは、第1のステー30aにおいては、前側から固定溝34、凹凸部32c、溝係止部32bの順で設けられ(図4(a)参照)、第2のステー30bにおいては、前側から凹凸部32c、溝係止部32b、固定溝34の順で設けられている(図4(b)参照)。
【0018】
固定溝(固定部)34は、係合体(固定部)36(図2参照)がねじ込まれる一定幅の溝である。なお、係合体36としては、タッピングねじが例示できる。以下の説明では、係合体36をタッピングねじ36と記載して説明する。このタッピングねじ36は、螺合しながら螺合相手に溝を形成する。このため、タッピングねじ36が係合する固定溝34の側面は、平面(溝が形成されていない面)である。
【0019】
図5(a)はガイドレール40を上方向から見た斜視図、図5(b)はガイドレール40を下方向から見た分解斜視図、図5(c)は図5(a)におけるA−A線に沿った矢視拡大断面図、図5(d)は図5(b)におけるB−B線に沿った矢視拡大断面図である。ガイドレール40は、長板状の溝底板42と、2つの溝側板44と、2つのねじ孔(固定部)46と、2つの脚部48と、を備える。溝側板44は、溝底板42の短手方向の両方の端部に立設されて、これら溝側板44で形成される空間がカード溝44aとなっている。このカード溝44aには、カード12が装着される(図2参照)。ねじ孔46は、溝底板42の長手方向の両端の近傍に形成されて、タッピングねじ36が挿通する(図2参照)。
【0020】
脚部48は、溝底板42の下面における長手方向の両端部近傍に設けられ、第1のステー30a及び第2のステー30bに嵌る(例えば、図6を参照)。この脚部48は、図5(b)に示すように、バネ48aと、このバネ48aが収納されるバネ収納穴48bと、バネ収納穴48bの入口側の端部に設けられた脚係止部48cと、バネ収納穴48bの1つの側壁48dに形成されたバネ頂部孔48eとを備える。
【0021】
バネ48aは、U状に曲げられた板バネで、頂部48aaは他の部分(以下、バネ本体部48abという)より背が低くなっている。図5(c)において、バネ48aの頂部48aaの背の高さをD2、バネ本体部48abの背の高さをD3で示している。バネ頂部孔48eの深さ寸法D1は、バネ48aの頂部48aaの背の高さD2より大きく、バネ本体部48abの背の高さD3より小さい値に設定されている(D2≦D1≦D3)。従って、バネ48aをバネ収納穴48bに収納すると、バネ48aの頂部48aaのみがバネ頂部孔48eから飛び出すようになる。
【0022】
次に、このようなカードシェルフ10の詳細構成を組み立て手順と共に説明する。先ず、2つの側板20のコーナ付近に第1のステー30a及び第2のステー30bをリベット等で固定する(図2参照)。第1のステー30aは、側板20の前側の上下のコーナ付近に取り付けられ、第2のステー30bは側板20の後側の上下のコーナ付近に取り付けられる。
【0023】
図6は、ガイドレール40を装着する際のカードシェルフ10の部分斜視図である。なお、図6において上側の第1のステー30a及び第2のステー30bは図示省略している。図6に示すように、挿入孔22(図3参照)における脚挿入部22bの位置と第1のステー30a及び第2のステー30bにおける案内溝32の位置とを合わせした状態で、第1のステー30a及び第2のステー30bを側板20に取り付ける。ガイドレール40は、図6に示す太線矢印の方向(カードシェルフ10の外側から内側方向)から挿入孔22に挿入する。このとき、脚挿入部22bの位置と案内溝32の位置とが位置合わせされているので、ガイドレール40を挿入孔22から挿入するだけで、容易に脚部48は案内溝32に嵌る。
【0024】
図7は、第1のステー30a及び第2のステー30bの案内溝32にガイドレール40の脚部48が嵌った状態を示す図で、図7(a)はガイドレール40側から見た上面図、図7(b)は図7(a)におけるC−C線に沿った矢視断面図である。このように、ガイドレール40を挿入孔22から挿入すると、ガイドレール40の脚部48は、第1のステー30a及び第2のステー30bの案内溝32に嵌る。脚部48が案内溝32に嵌った状態では、図7(b)に示すように、案内溝32の溝係止部32b及び凹凸部32cが脚部48の脚係止部48cを係止している。従って、脚部48は案内溝32から上側に抜け出ることがない。即ち、ガイドレール40は、案内溝32の溝方向にのみ動くことができるようになる。
【0025】
このような状態で、ガイドレール40を所定の位置まで移動させる。脚部48にはバネ48aが装着され、このバネ48aの頂部48aaは、凹凸部32cに当たっている。従って、ガイドレール40を移動させると、バネ48aは弾性変形を起こし、バネ48aの頂部48aaが凹凸部32cにおける凹部分に嵌ると、このバネ48aの弾性変形量は最小となる。弾性変形量が最小になる位置で、第1のステー30a及び第2のステー30bに対するガイドレール40の位置が規定される。
【0026】
一方、ガイドレール40の位置を規定している力はバネ48aの弾性力であるので、外部からの衝撃等によりガイドレール40の位置がずれることがある。そこで、タッピングねじ36をガイドレール40のねじ孔46から挿入して、固定溝34に螺合させる。タッピングねじ36は螺合しながら螺合相手に溝を形成するので、ねじ溝が形成されていない固定溝34に対して任意の位置で螺合することができる。従って、ガイドレール40は、第1のステー30a及び第2のステー30bに対して任意の位置で固定できるようになる。
【0027】
このように、ガイドレ−ル40の脚部48を第1のステー30a及び第2のステー30bの案内溝32に挿入してガイドレール40を移動させるため、カード12の厚みに応じた位置にガイドレール40を位置させることが可能になる。また、タッピングねじ26でガイドレール40を第1のステー30a及び第2のステー30bに対して固定するので、ガイドレール40の位置ずれが防止できる。特に、タッピングねじ36で固定するので、ガイドレール40を任意の位置に固定することができる。
【0028】
次に、本発明の第3の実施形態を図を参照して説明する。第2の実施形態においては、案内溝は第1のステー及び第2のステーに形成した。これに対して、本第3の実施形態では、案内溝を備える案内板を設けて、この案内板をステーに装着する。図8は、第3の実施形態にかかる案内溝を備える案内板をステーに装着して組み立てる際の斜視図である。なお、上述した第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
【0029】
ステー50はステー本体50aと、案内板50bとを備える。ステー本体50aは、固定溝(固定部)54と、案内板50bが収納される案内板溝55と、ステー本体50aの長手方向の両端近傍に形成された貫通孔56と、案内板50bをステー本体50aにねじ止めするための案内板固定ねじ57とを備える。
【0030】
案内板50bは、案内溝52と固定ねじ穴53とを備える。案内溝52は、溝部52aと、溝係止部52bと、凹凸部52cとを備える。この案内溝52は、第2の実施形態における案内溝32と同じ構成である。
【0031】
このような案内板50bをステー本体50aの案内板溝55に装着する。その後、案内板固定ねじ57をステー本体50aの下側から貫通孔56に挿入し、案内板50bの固定ねじ穴53と螺合させる。これによりステー本体50aと案内板50bとが一体化できる。
【0032】
このようにして組み立てられたステー50は、第2の実施形態において説明した第1のステー30a及び第2のステー30b(図4参照)と同じ構成となる。従って、カードの厚みに応じた位置にガイドレールの位置を固定することが可能になる。
【0033】
特に、第2の実施形態では、図4に示したように、前側から固定溝34、凹凸部32c、溝係止部32bが形成された第1のステー30aと、前側から凹凸部32c、溝係止部32b、固定溝34、が形成された第2のステー30bとの2種類のステーを用いた。これに対し、第3の実施形態では、図8に示したように、ステー本体50aの案内板溝55に案内板50bを挿入する際に、案内板50bの方向を変えるだけで第1のステー30a又は第2のステー30bのいずれも形成できる利点がある。なお、図8におけるステー50は、前側から凹凸部52c、溝係止部52b、固定溝54が設けられることになるので、第2の実施の形態における第2のステー30bに相当する。このように、2種類のステーを用意する必要がないので、製造コストや管理コストを削減できるようになる。
【0034】
また、ステー50はステー本体50aと案内板50bとを組み立てて形成されるので、凹凸部52cの凹凸の周期が異なる案内板50bを複数用意して、カードの厚みに対応した案内板50bを選択して用いることができる利点がある。
【符号の説明】
【0035】
1,10 カードシェルフ
2,12 カード
3,32 カード溝
4,40 ガイドレール
5,32,52 案内溝
6 ステー部
7,33 固定部
7a 係合体
30a,30b,50 ステー(ステー部)
32c,52c 凹凸部
7b,34,54 固定溝(固定部)
36 タッピングねじ(係合体)
46 ねじ孔(固定部)
48 バネ
50b 案内板
50a ステー本体
55 案内板溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステー部と、
前記ステー部と係合して、前記ステー部の長手方向に案内されるガイドレールと、
前記ステー部の長手方向に沿って形成された固定溝と、前記ガイドレールを挿通して前記固定溝と係合することにより前記ガイドレールを前記ステー部に固定する係合体とを備えた固定部とを有することを特徴とするカードシェルフ。
【請求項2】
請求項1に記載のカードシェルフであって、
前記係合体は、前記固定溝の溝側面と係合するタッピングねじであることを特徴とするカードシェルフ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のカードシェルフであって、
前記ステー部が、凹凸を具備する案内溝を備え、
前記ガイドレールが、前記案内溝と嵌る脚部と、前記脚部に収納されたバネとを備えて、
前記ガイドレールを前記ステー部に対してスライドさせた際に、前記バネが前記凹凸に嵌ることにより、前記ステー部に対する前記ガイドレールの位置が規定されることを特徴とするカードシェルフ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のカードシェルフであって、
前記ステー部が、案内溝を備えた案内板と、
前記案内板が装着されるステー本体と、を備え、前記ガイドレールと前記固定溝とは前記ステー本体に設けられることを特徴とするカードシェルフ。
【請求項5】
請求項4に記載のカードシェルフであって、
前記案内溝が、凹凸を備え、
前記ガイドレールが、前記案内溝と嵌る脚部と、前記脚部に収納されたバネとを備えて、
前記ガイドレールを前記ステー部に対してスライドさせた際に、前記バネが前記凹凸に嵌ることにより、前記ステー部に対する前記ガイドレールの位置が規定されることを特徴とするカードシェルフ。
【請求項6】
電子部品が搭載されたカードと、
ステー部と、前記カードが挿入されるカード溝を具備すると共に、前記ステー部と係合して、前記ステー部の長手方向に案内されるガイドレールと、前記ステー部の長手方向に沿って形成された固定溝と、前記ガイドレールを挿通して前記固定溝と係合することにより前記ガイドレールを前記ステー部に固定する係合体とを具備した固定部とを有するカードシェルフと、を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電子装置であって、
前記係合体は、前記固定溝の溝側面と係合するタッピングねじであることを特徴とする電子装置。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の電子装置であって、
前記ステー部が、凹凸を具備する案内溝を備え、
前記ガイドレールが、前記案内溝と嵌る脚部と、前記脚部に収納されたバネとを備えて、
前記ガイドレールを前記ステー部に対してスライドさせた際に、前記バネが前記凹凸に嵌ることにより、前記ステー部に対する前記ガイドレールの位置が規定されることを特徴とする電子装置。
【請求項9】
請求項6又は7に記載の電子装置であって、
前記ステー部が、案内溝を備えた案内板と、
前記案内板が装着されるステー本体と、を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項10】
請求項9に記載の電子装置であって、
前記案内溝が、凹凸を備え、
前記ガイドレールが、前記案内溝と嵌る脚部と、前記脚部に収納されたバネとを備えて、
前記ガイドレールを前記ステー部に対してスライドさせた際に、前記バネが前記凹凸に嵌ることにより、前記ステー部に対する前記ガイドレールの位置が規定されることを特徴とする電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−258010(P2010−258010A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−102697(P2009−102697)
【出願日】平成21年4月21日(2009.4.21)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】