説明

カード送付用台紙

【課題】カード情報量の増大に対応し、かつカード情報の秘匿性を有するカード送付用台紙を提供することにある。
【解決手段】縦方向の折れ線を介して、左側領域部と右側領域部が形成され、横方向の二本の折れ線を介して、前記左側領域部には、上から順に宛名情報掲載部、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部が形成され、前記右側領域部には、前記第一カード情報掲載部に隣接して第三カード情報掲載部、前記第二カード情報掲載部に隣接して第四カード情報掲載部が形成され、前記右側領域部を折り曲げ、前記左側領域部とそれぞれの情報掲載部を重ね合わせた状態で、前記宛先情報掲載部の裏面と前記第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能であり、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能であることを特徴とするカード送付用台紙。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカード、会員証などの各種カードを発送するためのカード送付用台紙に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のカード送付用台紙は、宛先情報掲載部、カード保持部、カード情報掲載部が、それぞれ2本の横方向の折れ線を介して連接されている。宛先情報掲載部を表面に、折り畳まれた状態で封筒に挿入され、密封され郵便にて送付されている。しかし最近になって、カード送付用台紙に対して、カード情報量を増やす要求が多くなっている。
【0003】
しかしカード情報量が増やすには、必然的に印字を小さくしたり、またカード送付用台紙の裏面まで印字することで対応していた。印字を小さくすることは、カード利用者からも印字が小さく読みづらいという苦情が生じていた。またカード送付用台紙の裏面に印字するには、専用のプリンターを開発、購入する必要があり製造する事業者には負担が大きく問題があった。
【0004】
最近になって、カード情報を十分にカード利用者に知らせるために、貸金業法の改正に伴って、カード情報の印字の大きさを8ポイント以上にすることが義務づけられた。よってカード情報掲載部を広くする必要が出ている。
【0005】
一方、印字されたカード情報が、封筒に挿入されるまでは、カード利用者以外の人でも目視できる問題があり、秘匿性に問題があった。
【0006】
カード保持部領域を広げるために、台紙を縦ミシン目線を介して左右に二分し、左右領域部にそれぞれ複数のカードを貼着させ、固定して封筒に挿入する提案がある(特許文献1)。しかしこの提案は、複数のカードを固定して送付する台紙であって、カード情報の増量に対するのと異なる。
【0007】
よってカード送付用台紙で、カード情報量の増大に対して対応され、かつカード情報の秘匿性を有するカード送付用台紙が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−178255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、背景技術の問題に鑑みて、カード情報量の増大に対応し、かつカード情報の秘匿性を有するカード送付用台紙を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、発明者らは鋭意検討を行い、本発明を完成した。
【0011】
本発明の請求項1に係る発明は、宛先情報掲載部と、カードを保持する保持部と、所定情報が印字されるカード情報掲載部とを一体に備え、前記カードを前記保持部に保持した状態で折り畳まれ、封筒に封入されるカード送付用台紙であって、
前記カード送付用台紙は、縦方向の折れ線を介して左右に二分され、左側領域部と右側領
域部が形成され、
横方向の二本の折れ線を介して、前記右側領域部及び左側領域部のうち一方の側の領域部には、上から順に宛名情報掲載部、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部が形成され、
前記右側領域部及び左側領域部のうち他方の側の領域部には、前記第一カード情報掲載部に隣接して第三カード情報掲載部、前記第二カード情報掲載部に隣接して第四カード情報掲載部がそれぞれ形成され、
前記他方の側の領域部の宛名情報掲載部の隣接領域は切り欠いており、
前記縦方向の折れ線を介して前記右側領域部を折り曲げ、前記左側領域部とそれぞれの情報掲載部を重ね合わせた状態で、
該カード送付用台紙を前記横方向の二本の折れ線を介して、前記宛先情報掲載部の裏面と前記第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能であり、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能であることを特徴とするカード送付用台紙である。
【0012】
本発明の請求項2に係る発明は、前記保持部が、前記第三カード情報掲載部の裏面、前記第四カード情報掲載部の裏面のいずれか、または前記第三カード情報掲載部の裏面および前記第四カード情報掲載部の裏面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカード送付用台紙である。
【0013】
本発明の請求項3に係る発明は、前記左側領域部と前記右側領域部のそれぞれの情報掲載部を、感圧接着剤を用いて貼り合わせることを特徴とする請求項1または2記載のカード送付用台紙である。
【発明の効果】
【0014】
本発明のカード送付用台紙は、従来のカード送付用台紙よりカード情報量を増大させることを可能とし、カード情報の秘匿性を有したカード送付用台紙を提供することができる。
【0015】
本発明の請求項1によれば、宛先情報掲載部と、カードを保持する保持部と、所定情報が印字されるカード情報掲載部とを一体に備え、前記カードを前記保持部に保持した状態で折り畳まれ、封筒に封入されるカード送付用台紙であって、
前記カード送付用台紙は、縦方向の折れ線を介して左右に二分され、左側領域部と右側領域部が形成され、
横方向の二本の折れ線を介して、前記右側領域部及び左側領域部のうち一方の側の領域部には、上から順に宛名情報掲載部、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部が形成され、
前記右側領域部及び左側領域部のうち他方の側の領域部には、前記第一カード情報掲載部に隣接して第三カード情報掲載部、前記第二カード情報掲載部に隣接して第四カード情報掲載部がそれぞれ形成され、
前記他方の側の領域部の宛名情報掲載部の隣接領域は切り欠いており、
前記縦方向の折れ線を介して前記右側領域部を折り曲げ、前記左側領域部とそれぞれの情報掲載部を重ね合わせた状態で、
該カード送付用台紙を前記横方向の二本の折れ線を介して、前記宛先情報掲載部の裏面と前記第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能であり、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能であることを特徴とする。本発明のカード送付用台紙は、宛名情報掲載部と、第一カード情報掲載部から第四カード情報掲載部までのカード情報掲載部を形成することにより、カード情報量を増大することができる。縦方向の折れ線を介し左側領域部と右側領域部に二分され、かつ横方向の二本の折れ線を介して形成した同間隔に三分され、左側領域部には、上から順に宛名情報掲載領域
、カー第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部が形成され、右側領域部には、第一カード情報掲載部に隣接して第三カード情報掲載部、第二カード情報掲載部に隣接して第四カード情報掲載部が形成されている。従来のカード送付用台紙より、第三カード情報掲載部、第四カード情報掲載部の部分を形成したことによりカード情報量を増大させることができる。また印字が8ポイント以上でも十分対応可能である。
【0016】
宛名情報領域部に宛先情報が印字されると共に、第一カード情報掲載部から第四カード情報掲載部までカード情報が印字される。その後、縦方向の折れ線を介して前記右側領域部を折り曲げ、前記左側領域部とそれぞれの情報掲載部を重ねあわせる。即ち第三カード情報掲載部、第四カード情報掲載部を谷折し、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部にそれぞれ重ね合わせ、カード情報を隠蔽させる。カード送付用台紙は、横方向の二本の折れ線を介して、宛先情報掲載部の裏面と第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能とし、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能とした。折り畳んだ状態で封筒に挿入される。従来のカード送付用台紙の製造では、情報掲載部に印字され封筒に挿入されるまでの間に、印字された情報が他人の目に触れるのに対して、本発明のカード送付用台紙では、目に触れることはなく秘匿性を有している。
【0017】
本発明の請求項2によれば、前記保持部が、前記第三カード情報掲載部の裏面、前記第四カード情報掲載部の裏面のいずれか、または前記第三カード情報掲載部の裏面および前記第四カード情報掲載部の裏面に形成されていることを特徴とする。第一カード情報掲載部のカード情報を更に増大させるために、カードの保持部を、前記第三カード情報掲載部の裏面、前記第四カード情報掲載部の裏面のいずれか、または前記第三カード情報掲載部の裏面および前記第四カード情報掲載部の裏面に形成し、カードを保持するのである。カード情報を更に増大することができる。
【0018】
カード送付用台紙は、横方向の二本の折れ線を介して、宛先情報掲載部の裏面と第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能とし、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能とした。折り畳んだ状態で封筒に挿入される。
【0019】
本発明の請求項3によれば、前記左側領域部と前記右側領域部のそれぞれの情報掲載部を、感圧接着剤を用いて貼り合わせることを特徴とする。それぞれのカード情報掲載部を感圧接着剤を用いて貼り合わせ固定することにより、秘匿性を更に向上させることができる。感圧接着剤は、印字受理性を有し、加圧すると剥離可能な接着性を発現させる。例えば、予めカード送付用台紙の表面に感圧接着剤を塗布し、カード情報掲載部にプリンターより印字し、それぞれ印字されたカード掲載部を重ね合わせ、加圧して貼り合わせる。秘匿性を向上させる。その後カード利用者が、貼り合わせ部を剥離して情報を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のカード送付用台紙の一例を示す説明図である。
【図2】本発明のカード送付用台紙にカードを保持した一例を示す説明図である。
【図3】図2のカード送付用台紙を折り畳んだ状態の一例を示す説明図である。
【図4】本発明のカード送付用台紙の一例を示す説明図である。
【図5】図4のカード送付用台紙にカードを保持させた状態の一例を示す説明図である。
【図6】図5のカード送付用台紙を折り畳んだ状態の一例を示す説明図である。
【図7】感圧接着剤を用いて貼り合わせたカード送付用台紙の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
【0022】
図1は、本発明のカード送付用台紙20の一例を示す説明図である。カード送付用台紙20は、縦方向の折れ線aを介して左側領域部Aと右側領域部Bに均等に二分されている。また横方向の二本の折れ線bを介して、左側領域部Aでは、上から順に宛名情報掲載部1、第一カード情報掲載部2、第二カード情報掲載部3が均等に形成され、右側領域部Bでは、第一カード情報掲載部2に隣接して第三カード情報掲載部4、第二カード情報掲載部3に隣接して第四カード情報掲載部5がそれぞれ形成され、一枚のカード送付用台紙を形成している。カード情報掲載部には、宛名情報含めてカード情報が印字6されている。右側領域部Bの宛名情報掲載部1の隣接領域は切り欠いている。
【0023】
図2は、本発明のカード送付用台紙にカードを保持した一例を示す説明図である。一例として、印字された第一カード情報掲載部2にカードを保持する保持部を形成し、カード9を保持させたものである。縦方向の折れ線aを介して第三カード情報掲載部4と第四カード情報掲載部5を折り曲げ、それぞれ第一カード情報掲載部2、第二カード情報掲載部3と相対した状態にしたものである。
【0024】
図3は、図2のカード送付用台紙を折り畳んだ状態の一例を示す説明図である。(図3−1)は、第一カード情報掲載部2と第三カード情報掲載部4を、第二カード情報掲載部3と第四カード情報掲載部5を、それぞれ重ね合わせ、折り畳んだ状態を示している。宛名情報掲載部1が表面にくるように、横方向の二本の折れ線bを介して、宛名情報掲載部の裏面と第一カード情報掲載部の裏面を谷折りし相対し、第三カード情報掲載部の裏面7と第四カード情報掲載部の裏面8を山折し相対し、折り畳んだ状態である。(図3−2)は、折り畳まれたカード送付用台紙20を挿入する封筒10を示している。封筒には宛名情報が見えるように透明部11を有した封筒が使用される。そのまま封筒に挿入されるために秘匿性を有している。
【0025】
図4は、本発明のカード送付用台紙の一例を示す説明図である。宛名情報掲載部に宛名情報を、第一カード情報掲載部2から第四カード情報掲載部5までのそれぞれのカード情報掲載部にカード情報を印字7し、縦方向の折れ線aを介して第三カード情報掲載部4と第四カード情報掲載部5を折り曲げ、それぞれ第一カード情報掲載部2、第二カード情報掲載部3と相対した状態を示している。カード情報量は増大されている。
【0026】
図5は、図4のカード送付用台紙にカードを保持させた状態の一例を示す説明図である。
一例として、第三カード情報掲載部の裏面7にカードを保持する保持部を形成し、カード9を保持させた状態を示している。第一カード情報掲載部のカード情報量を増大させるために、カードを保持する部位を第三カード情報掲載部の裏面7に形成している。
【0027】
図6は、図5のカード送付用台紙を折り畳んだ状態の一例を示す説明図である。(図6−1)は、宛名情報掲載部1が表面にくるように、横方向の二本の折れ線bを介して、宛名情報掲載部の裏面と第一カード情報掲載部の裏面とを谷折りし相対し、かつ第三カード情報掲載部の裏面7と第四カード情報掲載部の裏面8とを山折し相対して、折り畳んだ状態を示している。(図6−2)は、封筒10を示し、折り畳んだカード送付用台紙20を封筒に挿入する。
【0028】
図7は、感圧接着剤を用いて貼り合わせたカード送付用台紙の一例を示す説明図である。
台紙の紙13に感圧接着剤14が塗布され、該塗布面に印字6された台紙を縦方向の折れ線aを介して折り曲げ、重ね合わせ加圧して接着させた状態を示している。更に秘匿性を
向上させることができる。カード9は、図5に示すように台紙の表面に保持された状態を示している。
【0029】
本発明のカード送付用台紙は、カード情報量の増大に対応が可能で、かつカード情報の秘匿性を向上させたものである。
【0030】
なお、上記の本発明のカード送付用台紙の例では、左側領域部Aに宛名情報掲載部1、第一カード情報掲載部2、第二カード情報掲載部3を設け、右側領域部Bに、第三カード情報掲載部4、第四カード情報掲載部5を設けたが、左右を逆にし、右側領域部に宛名情報掲載部、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部を設け、左側領域部に、第三カード情報掲載部、第四カード情報掲載部を設け、宛名情報掲載部に隣接する領域が切り欠いているようにしても良い。
【0031】
更に詳しく実施するための形態を説明する。
【0032】
本発明の台紙に使用する紙13としては、上質紙、中質紙、コート紙、再生紙、合成紙などが使用できる。紙の坪量としては、カードを保持するための剛性が必要であり、80〜300g/mが使用できる。
【0033】
これらの紙は、ロール状態で表裏の面に所定の印刷を行い、両端にマージナル孔が設けられたマージナル部(図に示していない)が、切り取り用ミシン目線(図に示していない)を境に設けられている。このマージナル部は、台紙を連続して所定方向に移送させながら、カード情報、即ちコンピューターに連結されたプリンターでカード情報をそれぞれのカード情報掲載部に印字するために設けるのである。また同時に縦方向の折れ線、横方向の二本の折れ線を形成する。折れ線は、切り取る必要性があれば、ミシン目線、破線などでもよく、適宜決めればよい。ミシン目線の場合、宛名情報掲載部に隣接する切り欠き領域の分離が容易である。
【0034】
印字後、例えば、第一カード情報掲載部にカードを保持する保持部を形成し、カードを保持し、縦方向の折れ線を介して右側領域部を折り曲げ、第一カード情報掲載部と第三カード情報掲載部、第二カード情報掲載部と第四カード情報掲載部がそれぞれ相対するように重ね合わせる。宛名情報掲載部が表面にくるように、横方向の二本の折れ線を介して、宛名情報掲載部の裏面と第一カード情報掲載部の裏面とを谷折し相対し、かつ第三カード情報掲載部の裏面と第四カード情報掲載部の裏面とを山折し相対して、折り曲げ、折り畳んだ状態にして封筒に挿入する。印字後連続して隠蔽されるために封筒に挿入まで秘匿性を有している。
【0035】
次にカード9を保持する方法としては、所定の位置に両面テープを載置してカードを保持したり、またはホットメルト剤を部分的に塗布して保持することができる。
【0036】
また更に秘匿性を向上させるために、感圧接着剤を用いて貼り合わせる。感圧接着剤は、プリンターでの印字受理性を有し、加圧により貼り合わせることができる。またカード利用者が、カード情報を確認するために容易に剥離できる。
【0037】
感圧接着剤14としては、天然ゴム系、合成樹脂系などを主剤とする接着主剤に平均粒径10〜30μmの微細粒子が分散されているものがよい。例えば接着主剤としては、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト重合した天然ゴムラテックスが好ましい。微細粒子としては、上記接着主剤との親和力が小さいもの、例えば酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、シリカ、ガラス粉末などが用いることができる。またこれらの材料を組み合わせて適宜用いることができる。
【0038】
紙への塗布量は2〜10g/mの範囲が好ましい。適宜、接着と剥離性を確認して決めればよい。
【0039】
加圧して接着させるための加圧条件は、50〜100kgf/cmで可能である。また加圧条件は、紙の選定により適宜決めればよい。
【0040】
本発明のカード送付用台紙は、カード情報の増大に対応可能で、かつ製造ライン中で秘匿性を向上させたものである。
【符号の説明】
【0041】
1 宛名情報掲載部
2 第一カード情報掲載部
3 第二カード情報掲載部
4 第三カード情報掲載部
5 第四カード情報掲載部
6 印字
7 第三カード情報掲載部の裏面
8 第四カード情報掲載部の裏面
9 カード
10 封筒
11 透明部
12 折り曲げ方向
13 紙
14 感圧接着剤
20 カード送付用台紙
A 左側領域部
B 右側領域部
a 縦方向のミシン目線
b 横方向のミシン目線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
宛先情報掲載部と、カードを保持する保持部と、所定情報が印字されるカード情報掲載部とを一体に備え、前記カードを前記保持部に保持した状態で折り畳まれ、封筒に封入されるカード送付用台紙であって、
前記カード送付用台紙は、縦方向の折れ線を介して左右に二分され、左側領域部と右側領域部が形成され、
横方向の二本の折れ線を介して、前記右側領域部及び左側領域部のうち一方の側の領域部には、上から順に宛名情報掲載部、第一カード情報掲載部、第二カード情報掲載部が形成され、
前記右側領域部及び左側領域部のうち他方の側の領域部には、前記第一カード情報掲載部に隣接して第三カード情報掲載部、前記第二カード情報掲載部に隣接して第四カード情報掲載部がそれぞれ形成され、
前記他方の側の領域部の宛名情報掲載部の隣接領域は切り欠いており、
前記縦方向の折れ線を介して前記右側領域部を折り曲げ、前記左側領域部とそれぞれの情報掲載部を重ね合わせた状態で、
該カード送付用台紙を前記横方向の二本の折れ線を介して、前記宛先情報掲載部の裏面と前記第一カード情報掲載部の裏面を谷折し相対可能であり、前記第三カード情報掲載部の裏面と前記第四カード情報掲載部の裏面を山折し相対可能であることを特徴とするカード送付用台紙。
【請求項2】
前記保持部が、前記第三カード情報掲載部の裏面、前記第四カード情報掲載部の裏面のいずれか、または前記第三カード情報掲載部の裏面および前記第四カード情報掲載部の裏面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカード送付用台紙。
【請求項3】
前記左側領域部と前記右側領域部のそれぞれの情報掲載部を、感圧接着剤を用いて貼り合わせることを特徴とする請求項1または2記載のカード送付用台紙。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−250519(P2012−250519A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127143(P2011−127143)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】