説明

ガセット付きクッションを備えた呼吸マスク

呼吸マスク用のクッション(10)は、フレームに接続する部分(12.1)と、顔面に接触する部分(14)と、フレームに接続する部分(12.1)と顔面に接触する部分(14)との間に配置されるとともに、それらを接合するガセット部分(16)とを有する。ガセット部分(16)は、好ましくは、横方向に突出した外部ガセット区画(40)と横方向に突出した内部ガセット区画(42)とを有する少なくとも1つの外周領域を含む。1つの態様によれば、横方向に突出した外部および内部ガセット区画(40、42)は、ガセットの全周に関してそのほぼ一定の幅方向寸法を形成するように、ガセット部分(16)に対する全周の周りに配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる、2005年1月12日出願の米国仮出願第60/643115号の利益を主張する。
【0002】
2005年6月15日出願のPCT出願PCT/AU2005/000850号も、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0003】
本発明は、一般に、呼吸療法に使用されるマスクの分野に関する。特に好ましい実施形態では、本発明は、ガセット付きクッションを有する呼吸マスクに関する。
【背景技術】
【0004】
様々な呼吸器疾患、および例えば閉鎖性睡眠中無呼吸(OSA)などの睡眠呼吸障害(SDB)の持続性気道陽圧(CPAP)治療、および/または非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)などの他の換気補助治療に使用される、マスクが良く知られている。例えば、その全ての内容が参照により本明細書に明示的に組み込まれる特許文献1を参照のこと。本発明は、CPAP治療に使用される全面マスク(full facial mask)を参照して以下に記載されるが、そのような参照は非限定的であり、本発明の特定の好ましい一実施形態を対象とすることを理解されたい。したがって、本発明の様々な特性および利点は、鼻マスクなどの別のタイプのマスク、または別のタイプのNPPV治療において同等に具体化される可能性がある。
【0005】
SDBの治療用装置は、一般に、導管を介して陽圧で患者インターフェースに空気の供給を送達するブロワーを伴う。患者インターフェースは、鼻マスクアセンブリ、ならびに鼻および口用マスクアセンブリ(すなわち、全面マスク)などのいくつかの形態をとってもよい。患者は、一般的に、NPPV療法を受けるため、睡眠中にマスクアセンブリを着用する。
【0006】
マスクアセンブリは、一般的に、剛性のシェルまたはフレームと、顔面に接触する柔軟なクッションとを含む。クッションは、剛性のフレームが患者の顔面に与える衝撃を和らげ、患者の顔面との封止をもたらす。フレームおよびクッションは、鼻または鼻と口を受け入れる間隙を形成する。フレームおよびクッションは、ヘッドギアアセンブリによって、患者の顔面上で適所に保持される。ヘッドギアアセンブリは、一般的に、患者の顔面の両側に沿って患者の頭部の後側または頭頂部まで至るストラップ装置を備える。
【特許文献1】米国特許第4944210号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2002/0029780号明細書
【特許文献3】米国特許第6772760号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2004/0118406号明細書
【特許文献5】米国特許第5074297号明細書
【特許文献6】米国仮特許出願第60/735823号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
CPAP治療に使用される既存のマスクによって生じる1つの問題は、マスクストラップを締め付け過ぎることにより、マスクが着用者の顔面に対して圧迫され、その結果、着用者の鼻など、着用者の顔の造作の特定のものに必要以上の圧力による力が加えられることである。適応性に乏しいマスクは、加圧されたときに漏れる場合があり、そのため、患者がヘッドギアストラップを過度に締め付け、それが、不快感、顔面に付く跡、および場合によっては顔面の痛みにつながる。
【0008】
患者マスクインターフェースのクッションは、治療の快適さおよび有効性に重要な役割を果たすことができる。患者の顔面の鼻梁部分は、特に敏感であり、したがって、マスク設計はそのような領域に特別な注意を払う必要があることが確認されている。
【0009】
マスクの快適さおよび有効性の問題は、治療圧力が変化するとき、例えば、患者が、ResMed LimitedからAUTOSETの商標名で市販されているものなどの、自動気道陽圧(APAP)デバイスを使用するとき、特に明白である。圧力が変化する場合、患者は、ヘッドギアの張力を最大圧力に対応して設定することがあり、それにより、より低い圧力において張力が不必要に高くなることにつながる。
【0010】
そのような問題に対処するため、全ての内容がそれぞれ参照により本明細書に組み込まれる、特許文献2、特許文献3、および特許文献4に明示されているような、ガセット部分を有する鼻マスククッションなどを含む、治療圧力に応じて封止力を変化させるマスクシステムが開発されている。そのような特許公報に記載されている発明の商用の実施形態は、ResMed Limitedから入手可能なACTIVA(商標)マスクシステムである。
【0011】
特許文献5(その全ての内容が参照により本明細書に明示的に組み込まれる)は、間欠的陽圧呼吸治療と共に使用される呼吸マスクアセンブリについて記載しており、患者の顔面と呼吸マスクの顔用ユニットとの間の封止を形成し、自動的に調整するのを容易にすると述べられている。
【0012】
調整可能なマスククッションに対する従来の提案は、それらの意図する目的には十分かもしれないが、特に全面マスクの患者インターフェースに対する改善が依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
概して、本発明の一実施形態は、ガセット部分がマスククッションとマスクフレームの間に置かれた、呼吸療法に使用される全面マスクを対象とする。そのことにより、ガセット部分は、患者の顔面に向かう、かつそれから離れる方向で発生するマスクフレームの相対的な動きを可能にして、クッションと患者の顔の造作との間の封止接触の一体性を確保し、所望の快適度を維持する。
【0014】
本発明によるガセット部分はいくつかの利点を提供する。例えば、ガセット部分は、マスクの増加した表面積に作用するマスク内の圧力を利用して、クッションの顔面に接触する部分の患者の顔面との封止接触を維持する力を提供する。当然ながら、ガセットは、ユーザの皮膚に接して封止するために加えられる力にも影響を及ぼし得る、予め定められたばね定数を含んでもよい。さらに、ガセット部分は、実際には、クッションの顔面に接触する部分とマスクシェルとの間の分断される接合部を提供し、それにより、マスクと患者の顔面に接触するクッションとの間にある程度の相対的な動きが生じることを可能にする。この構成は、実質的に、顔面筋が緩む、患者の動きが生じる、かつ/またはガス供給チューブの動きが生じるなど、マスクまたはマスクシェルが傾けられたとき、不適切な妨害から封止を保護する。ガセットによって提供されるこの分断される接合部は、また、マスクシェルと下側クッションの間の付加的な移動を可能にし、それが、ストラップ長さがそれによって維持されなければならない精密さを低減する。
【0015】
本発明のガセット部分は、ほぼ横方向に突出した外部および内部ガセット区画を含む少なくとも1つの外周区画を有するので、全面マスクにおいて特に有益である。横方向に延びる外部および内部ガセット区画の両方は、可撓性を提供し、クッションからのマスクフレームの許容できる移動を増加させる。横方向に突出した外部区画は、また、治療圧力に応じてクッションに付加的な封止圧力を提供する。最も好ましくは、横方向に突出した外部ガセット区画を組み込むことで、患者の顔面上における突出した表面積が、クッションの顔面に接触する部分のみの突出した表面積に比べて、少なくとも約260%増加する。例えば、一実施形態では、顔面に接触する部分のみの突出した表面積は約50cmであり、ガセット部分のみの突出した表面積は、30〜90cmの範囲、好ましくは約80cmである。したがって、ガセット部分は、約80cmの追加の面積をクッションに付加し、すなわちクッションのみの場合に比べて約160%(80/50)の追加の面積を付加する。その結果、ガセット付きクッションの合計の突出した表面積は、顔面に接触する部分とガセット部分の合計に等しく、80〜140cmの範囲、好ましくは約130cm(80+50)であり、この合計面積は、顔面に接触する部分のみの突出した表面積の約260%(130/50)である。
【0016】
本発明によるガセット付きクッションの1つの態様は、より大きな突出した面積であり、それは患者の特定の顔面領域内で達成されてもよく、そのような領域で得られてもよい単位当たりマスク圧力に対する付加的な封止力につながる。マスクの外周の周りでガセットが横方向外向きに突出する幅方向の広がりを変化させることにより、圧力によって決まる付加的な封止力の量が変化し得るが、それは、圧力が、顔面上におけるクッションの封止点からガセットの外部までの付加的な面積に作用し、クッションに力を提供するためである。例えば、本発明の1つの態様によれば、患者の鼻梁の領域などの、患者の顔面の敏感な部分においては、この部分におけるガセットの幅方向の広がりを低減することによって封止力が低減されてもよい。
【0017】
横方向外向きに延びるガセットが突出することが求められる付加的な面積の量もまた、治療圧力によって決まる。比較的広い面積A(例えば、50cmのクッションAの突出した面積と比べたとき、300cm、図8を参照)は、約4cm HOの低圧では適切な封止を形成するかもしれないが、約20cm HOでは過度なことがある。クッションにかかる全体的な封止圧力は、ストラップのきつさと、クッションの封止点の外側に突出した付加的な面積との組み合わせである。クッションの封止全体にかかる合計約3kgの力の全体的な封止圧力は、患者に過度の力を加え、したがって、突出したガセット部分は、全体的な封止圧力が3kg未満となるような状態であるべきであることが分かっている。より具体的には、本発明が全面マスクの形で具体化される場合、ガセットの幅は、約130cmの患者の顔面上への好ましい突出した面積Aを有するべきである。
【0018】
ガセットの別の態様は、特定の患者の顔面領域に利用可能な移動部である。移動部は、ガセットがその間に配置される、クッションのフレームに接触する部分と患者に接触する部分との間に動きが生じることを可能にする。一般に、本発明によるクッションは、クッションの外周全体の周りにおいて実質的に同じ量の移動を可能にするので、フレームと患者に接触する部分とはほぼ平行のままであることができる。これは、内部に突出したガセットまたは複数のガセットの幅を変化させて、顔面領域の特定の封止力要件を満たすように調整された外部に突出したガセットの幅に関わらず、移動の量を維持することによって達成される。実際には、使用中、構成材料の固有の可撓性に起因して、患者の顔面に対してフレームが平行ではない移動をすることがある。これに関して、本発明のガセット付きクッションは、全面マスクの形で具体化されたとき、最も好ましくは約5mm〜約25mm、有利には約16mm(+/−1mm)の移動距離を提供する。
【0019】
本発明は、フレームに接続する部分と、顔面に接触する部分と、フレームに接続する部分と顔面に接触する部分との間に配置されるとともに、それらを接合するガセット部分とを有する、呼吸マスクアセンブリ用のクッションの形で具体化されてもよい。ガセット部分は、好ましくは、横方向に突出した外部ガセット区画と横方向に突出した内部ガセット区画とを有する少なくとも1つの外周領域を含む。
【0020】
1つの態様によれば、横方向に突出した外部および内部ガセット区画は、ガセットの全周に関してそのほぼ一定の幅方向寸法を形成するように、ガセット部分に対する全周の周りに配置される。別の態様によれば、ガセットの横方向に突出した外部および内部ガセット区画は、その下側外周領域のみに沿って突出するので、ガセット部分は、その外周に関して変化する幅方向寸法を有する。
【0021】
別の態様では、ガセット部分は、その上側外周領域において最小の幅方向寸法と、その下側外周領域において最大の幅方向寸法と、前記その上側および下側外周領域を接合する幅方向の遷移部とを有する。幅方向の遷移部は、曲線状または線状であってもよい。
【0022】
本発明の別の態様は、フレームに接続する部分と、顔面に接触する部分と、フレームに接続する部分と顔面に接触する部分との間に配置されるとともに、それらを接合するガセット部分とを有する、呼吸マスク用のクッションであり、前記ガセット部分は、その少なくとも1つの領域と別の外周領域との間で変化する幅方向寸法を有する外周を有する。好ましい1つの態様では、ガセット部分は、その上側外周領域において最小の幅方向寸法と、その下側外周領域において最大の幅方向寸法と、そのようなその上側および下側外周領域を接合する幅方向の遷移部(曲線状または線状であってもよい)とを有する。
【0023】
1つの特定の態様では、本発明のクッションは、前記その上側外周領域においてほぼゼロの幅方向寸法を有する。本発明の別の態様によれば、最小および最大の幅方向寸法はそれぞれ、上側および下側外周領域それぞれに沿ってほぼ一定である。
【0024】
別の態様によれば、本発明は、クッションの全周の約15%〜約30%を占める上側外周領域と、クッションの全周の約50%〜約70%を占める下側外周領域と、クッションの全周の約10%〜約30%を占める遷移領域とを有する。
【0025】
これらおよび他の態様ならびに利点は、その好ましい代表的な実施形態の以下の詳細な説明を十分に検討することにより、より明白になるであろう。
【0026】
以下、添付図面が参照されるが、様々な図面全体を通して同様の参照番号は同様の構造要素を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
第1のクッションの実施形態
本発明の一実施形態によるガセット付きクッション10を含む全面マスクアセンブリFMAの代表的な一実施形態が、添付の図1−1〜1−4に示される。マスクアセンブリFMAは、接続ポート22を備えるマスクフレーム20を含み、接続ポート22には、呼吸に適したガスが加圧下でマスクアセンブリFMAに供給されることを可能にするため、ガス供給導管に関連付けられたL字継手コネクタ24が結合されてもよい。クッション10は、クッション10をマスクフレーム20に接続する遠位側のマスク接続部分12.1と、近位側の顔面に接触する部分14とを含み、中間のガセット部分16は、遠位側部分12.1と近位側部分14の間にあるか、またはそれらを接合する。マスククッション10は、また、クッションの1つまたは複数の側壁を顔面に接触する部分14に向かって支持する補強部材12を含んでもよい。
【0028】
ストラップコネクタ26は、従来のヘッドギアアセンブリ(図示なし)に関連付けられたストラップの取付けを可能にし、かつそれによって、使用中、マスクアセンブリFMAを着用者の頭部に固定できるように、マスクフレーム20から横方向に延びる。マスクフレーム20は、また、前頭部支持アセンブリ(図示なし)、例えば、その全ての内容が参照により本明細書に明示的に組み込まれる、同一出願人による2005年11月14日出願の特許文献6に開示されている種類の前頭部支持アセンブリに関連付けられた、スライドバーを受け入れるように適合された受け部28を備えてもよい。患者によって呼気されたガスを雰囲気に放出できるように、多数の通気孔30が設けられてもよい。それに加えて、補助的な呼吸に適したガスを所望に応じてマスク内部に導入できるように、補助ポート32が設けられてもよく、または、ポート32は、マスク内部の圧力の測定を可能にしてもよい。
【0029】
添付の図2、および図2−1に示されるその断面図は、本発明によるガセット部分16の一実施形態を示す(図2−1は補強部材12を含まないことに留意されたい)。これに関して、全面マスクの設置面積範囲は、一般に、その頂点が患者の鼻梁領域にあり、底辺領域がほぼ患者の口とあごの領域の間に位置する三角形である。クッション10は、同様に三角形に形作られる。図2に示されるように、ガセット部分16は、その全周に関して、図2−1に示されるようなほぼ一定の横断面の構成を有する。換言すれば、ガセット部分16は、そのほぼ三角形の外周全体に関してほぼ一定の横方向寸法を有し、それにより、ほぼ一定の断面積が患者の顔面上に突出する。
【0030】
図2と図2−1に示されるその断面図とに示される実施形態では、ガセット部分16は、横方向に突出した外部ガセット区画40と横方向に突出した内部ガセット区画42とを有する、蛇腹折りの形態をしている。横方向に突出した外部および内部ガセット区画40、42は、したがって、それぞれ幅方向寸法W、Wを形成し、それらが、使用中、ガセットが提供する移動量および可撓性を形成する。外部ガセット区画に関する(クッション接触点からガセットの外部まで測定された)寸法Wは、患者の顔面上に突出した範囲Aを形成し、それは、約130cmであり、すなわち、図8に示されるようなクッションの顔面に接触する部分のみの突出した表面積A(約50cm)よりも約260%大きい。例えば、一実施形態では、図8に示されるように、顔面に接触する部分のみの突出した表面積Aは約50cmであり、ガセット区画のみの突出した表面積(A−A)は30〜90cmの範囲であり、好ましくは約80cmである。したがって、ガセット区画は、クッションに、約80cmの追加の面積、すなわち約160%(80/50)の追加の面積を付加する。その結果、ガセット付きクッションの合計の突出した表面積Aは、顔面に接触する部分およびガセット部分の合計に等しく、それは、80〜140cmの範囲、好ましくは約130cm(80+50)であり、この合計面積は、クッションの顔面に接触する部分のみの突出した表面積Aの約260%(130/50)である。これらの寸法は、事実上、関連する突出した面積を実証する典型例である。
【0031】
本明細書に記載される突出した表面積および関連するパーセンテージの計算値は、典型例に過ぎず、用途に応じて他のサイズおよびパーセンテージが可能であることを理解されたい。例えば、上述のサイズおよびパーセンテージは、ミディアムサイズのガセット付きクッションに対するものであってもよく、サイズおよび関連するパーセンテージの計算値は、他のサイズ、例えば、超小型、小型、および大型のクッションに比例して適用されてもよい。
【0032】
図2に示される実施形態によるガセット部分16は、マスクに接続する部分12から顔面に接触する部分14に向かって順に、ほぼ横方向外向きに延び外部先端区画44で終わる外部ガセット区画40、先端区画44からほぼ内向きに延び内部先端区画48で終わる接続ガセット区画46、および内部先端区画48から顔面に接触する部分14の基部14.1までほぼ横方向に延びる内部ガセット区画42を含むことが分かる。
【0033】
添付の図2−2〜2−4は、ガセット部分16を備えてもよい別の断面図を示す。これに関して、図2−2〜2−4に示される任意の1つの断面または断面の組み合わせが使用されてもよい。
【0034】
図2−2から、ガセット区画40、42、および46それぞれの厚さは、図2−1に示される実施形態よりも実質的に厚いことが分かる。好ましくは、図2−2に示されるガセット部分16の区画40、42、および46は、約0.5mm〜約1.0mmのほぼ均一な厚さを有するが、図2−1に示されるそのような同等の区画の厚さは約0.5mm以下である。
【0035】
別の方法として、またはそれに加えて、区画40および42がそれぞれマスクに接続する部分12および顔面に接触する部分14と接合する先端は、図2−3に示されるように厚くされてもよい。同様に、別の方法として、またはそれに加えて、先端区画44の裏返された(inverted)部分および先端区画48の外側にめくり返された(everted)部分は、図2−4に示されるように厚くされた領域を含んでもよい。先端区画44および/または48の相対的な厚さは、したがって、区画40、42、および46に比べて、ガセット部分16が本質的に有する弾性またはばね力の量などの所望の機能を達成するため、マスク設計者によって多様にされてもよい。
【0036】
第2のクッションの実施形態
本発明によるガセット付きクッション10Aの別の実施形態を使用する全面マスクアセンブリFMAが、図3−1〜3−3、ならびに図4、4−1、および4−2に示される。これに関して、上述したものに類似の構造的構成要素は同じ参照番号で示されている。したがって、そのような類似の構造的構成要素の詳細な議論は繰り返されない。
【0037】
図4から分かるように、ガセット付きクッション10Aは、患者の鼻に隣接し患者の鼻梁領域の周りにある位置P1から、比較的狭いまたは一定の幅の領域16−1を備えたガセット区画16Aを有する。ガセット区画16Aは、また、クッション10Aの基部の周りにある患者の口領域にほぼ隣接した位置P2から、最大幅の領域16−2を有する。これに関して、領域16−1および16−2それぞれに対する、図4に示される幅寸法W1およびW2(すなわち、個々の突出した面積を形成する)を比較する。幅寸法W1およびW2は、クッション接触点からガセットの外部まで測定される。遷移領域16−3は、地点P1とP2の間で領域16−1および16−2を曲線的に接合する。
【0038】
非均一の幅の領域W1およびW2は、したがって、患者の眼の領域付近での視覚の妨害がより少なく、かつ、最小幅の領域W1がそこに存在することにより、患者の鼻梁領域において加えられる力がより少ないという利点を有する。それに加えて、より大きな突出した幅の面積がガセット付きクッション10Aにおいて物理的により低い位置にあることにより、患者の顔面に対して加えられる力の中心は、上述したようなほぼ一定の幅のガセット付きクッション10よりも低い位置にある。
【0039】
したがって、図4−1に示されるように、鼻梁領域においてガセットの突出した面積はほとんどまたは全くないが、クッション/フレームは、先端区画53で互いに接続された一対の外部ガセット区画50、52と先端57および59でそれぞれガセット区画50、52に接続された一対の内部ガセット区画54、56とを形成する、そのほぼW字形または蛇腹型の折り畳みにより、依然として移動することができる。しかし、対照的に、図4−2に示されるガセットの断面は、そのガセット区画16−2がほぼ正弦曲線形状であることにより、実質的により大きな幅W2を有し、したがって、患者の鼻領域付近のガセット区画16−1の幅W1に比べて、患者の顔面上への実質的により大きな突出した面積を有する。
【0040】
添付の図4−3〜4−5は、ガセット部分16Aを備えてもよい別の断面図を示す。これに関して、図4−3〜4−5に示される断面は、有利には、ガセット区画16−1および/または16−3に使用されて、その相対的弾性の所望の程度を提供してもよい。さらに、所望により、図4−3〜4−5に示される任意の1つの断面または断面の組み合わせが使用されてもよい。
【0041】
図4−3では、先端区画53の厚さが他の先端区画57および59よりも大きいことが分かる。別の方法として、またはそれに加えて、先端区画57および59の頂点の先端は、それぞれ、図4−4に示されるように、他のガセット区画に比べて厚くされてもよい。同様に、別の方法として、またはそれに加えて、図4−5に示される別の断面図によるガセット区画50〜59はそれぞれ、図4−1に示される実施形態よりも実質的に厚い。これに関して、図4−5に示される区画50〜59の厚さは、好ましくは約0.5mm〜約1.0mmであるが、図4−1に示されるそのような同等の区画の厚さは約0.5mm以下である。
【0042】
第3のクッションの実施形態
本発明によるガセット付きクッション10Bの別の実施形態が、図5−1〜5−3、図6、ならびに図6−1〜6−8に示されるその断面図に示される。これに関して、恐らく図6に最も明白に示されるように、ガセット付きクッション10Bは、ほぼ線状の遷移領域16B−3によって互いに接合された、上側および下側の弓形に形作られたガセット領域16B−1および16B−2で構成される。
【0043】
図6、および図6−1〜6−8に示されるその断面図に示されるように、本発明のこのさらなる実施形態によるガセット16Bは、上側(鼻梁)領域16B−1の周りで最小の幅方向寸法と、患者の一方の頬骨部分から他方まで実質的に延びる下側領域16B−2に沿ってほぼ一定の最大幅とを有する。一般に患者の鼻梁部分から各頬骨部分までの、ほぼ線状(直線)の側部領域16B−3は、上側領域16B−1におけるその最小幅から下側領域16B−2におけるその最大幅までの、幅方向の遷移区画を提供する。最も好ましくは、上側領域16B−1はクッションの外周距離の約15%〜約30%を占め、下側領域16B−2はクッションの外周距離の約50%〜約70%を占め、側部領域16B−3は残りの外周距離を占める。
【0044】
ガセット16Bの突出した面積Aは、その未加工の成型された状態(すなわち、非圧縮)で測定したとき、好ましくは約80cm〜約140cm、より好ましくは約130cmである。当然ながら、用途に応じて面積はより多くまたは少なくできる。これに関して、鼻梁領域において付加的な封止力がほとんど必要ないので、上側ガセット領域16B−1は、必ずしも突出した面積を必要とせず、したがってその領域の幅はゼロまたはほぼゼロである。さらに、ほぼ直線の側部領域は、上側領域16B−1においてガセット16Bに構造的安定性を付与する。また、鼻梁領域におけるガセット16Bは、使用中にばね様の特性を提供してもよい、ほぼW字形の断面の構成(図6−1を参照)を有する。
【0045】
図6−1〜6−8の断面図から、ガセット16Bはいずれの外周位置においても移動方向に同じ有効寸法を有するという事実により、ガセット16Bが、患者の顔面に向かって、またそれから離れる方向に同じ移動距離を有することが分かる。しかし、異なる外周位置では、上側領域16B−1に沿って最小の幅寸法(図6−1を参照)と、下側領域16B−2に沿って最大の幅寸法(図6−5〜6−8を参照)とを達成するように、その外部および内部の横方向の突出は変化する。ただし、幅方向の遷移は側部領域16B−3に沿って存在する(図6−2〜6−4を参照)。
【0046】
図7は、本発明によるクッションとの接触による患者の顔面上における封止力(Kg)と、患者の顔面に向かってのマスクフレームの変位距離(すなわち、ガセットが完全に拡張した(開いた)移動状態からガセットが完全に圧縮された(閉じた)移動状態まで)とのプロット図である。図から分かるように、本発明のガセットによって達成される16mm(+/−1mm)の目標の移動ウィンドウは、圧力曲線を劇的に平坦にするので、患者の快適さが維持され、特定のストラップ長さ設定の封止性能に対する重要性が低減される。
【0047】
図9A〜9Yは、本発明によるさらなる実施形態を示す。図9Yは、任意に枠806がその下にある膜804を含んでもよい、顔面に接触する/相互作用する部分802を含むクッションを有する、マスクアセンブリ800の部分断面図を概略的に示す。クッションは、フレーム810によって支持される顔面に接触しない部分808を含む。ブラックボックスの形態の中央部分812は、部分806と808の間に設けられる。
【0048】
図9A〜9Xは、図9Yの制御部分812に使用することができる様々な中央部分を示す。図9Nおよび9Rの場合、顔面に接触し相互作用する部分808および/またはフレーム810(図9Y)は、図示されるずれに適応するように調節され、例えば広げられる。図9A〜9Xの様々な特徴は以下の表1に示される。
【0049】
【表1】


【0050】
本発明を、現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものに関連して記載してきたが、本発明は開示される実施形態に限定されるものではなく、反対に、本発明の趣旨および範囲に含まれる様々な変形および同等の構成を包含することを意図するものであることを理解されたい。また、上述した様々な実施形態は、他の実施形態と共に実施されてもよく、例えば、一実施形態の態様が別の実施形態の態様と組み合わされて、さらに別の実施形態を実現してもよい。それに加えて、本発明はOSA患者に対する特定の用途を有するが、他の疾病(例えば、うっ血性心不全、糖尿病、病的肥満、脳卒中、肥満外科手術など)をもつ患者が、上述の教示から利益を得ることができることを理解されたい。さらに、上述の教示は、患者と、医療以外の用途において非患者とに同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1−1】本発明によるガセット付きクッションの一実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの正面図である。
【図1−2】本発明によるガセット付きクッションの一実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの正面斜視図である。
【図1−3】本発明によるガセット付きクッションの一実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの左側立面図である。
【図1−4】本発明によるガセット付きクッションの一実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの背面斜視図である。
【図2】図1−1〜1−4に示されるマスクアセンブリに使用されるガセット付きクッションの概略部分背面図(患者側)である。
【図2−1】図2に示されるクッションの線A−Aに沿った断面図である。
【図2−2】図2に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図2−3】図2に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図2−4】図2に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図3−1】本発明によるガセット付きクッションの別の実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの正面図である。
【図3−2】本発明によるガセット付きクッションの別の実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの正面斜視図である。
【図3−3】本発明によるガセット付きクッションの別の実施形態を有する、呼吸療法のための患者インターフェースを提供する全面マスクアセンブリの右側立面図である。
【図4】図3−1〜3−3に示されるマスクアセンブリに使用されるガセット付きクッションの概略部分背面図(患者側)である。
【図4−1】図4に示されるクッションの線A−Aに沿った断面図である。
【図4−2】図4に示されるクッションの線B−Bに沿った断面図である。
【図4−3】図4に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図4−4】図4に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図4−5】図4に示されるクッションの線A−Aに沿った別の断面図である。
【図5−1】本発明の別の実施形態によるガセット付きクッションの上面立面図である。
【図5−2】本発明の別の実施形態によるガセット付きクッションの右側立面図である。
【図5−3】本発明の別の実施形態によるガセット付きクッションの底面立面図である。
【図6】図5−1〜5−3に示されるガセット付きクッションの概略部分背面図(患者側)である。
【図6−1】図6に示されるクッションの線G−Gに沿った断面図である。
【図6−2】図6に示されるクッションの線A−Aに沿った断面図である。
【図6−3】図6に示されるクッションの線F−Fに沿った断面図である。
【図6−4】図6に示されるクッションの線E−Eに沿った断面図である。
【図6−5】図6に示されるクッションの線D−Dに沿った断面図である。
【図6−6】図6に示されるクッションの線B−Bに沿った断面図である。
【図6−7】図6に示されるクッションの線C−Cに沿った断面図である。
【図6−8】図6に示されるクッションの線H−Hに沿った断面図である。
【図7】患者の顔面上におけるクッションからの封止力(Kg)と、患者の顔面に向かってのマスクフレームの変位距離(すなわち、ガセットが完全に拡張した状態からガセットが完全に圧縮された状態まで)のプロット図である。
【図8】ガセットの突出した面積Aとクッションの顔面に接触する部分の突出した面積Aとの関係を示す概略図である。
【図9A】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9B】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9C】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9D】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9E】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9F】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9G】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9H】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9I】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9J】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9K】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9L】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9M】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9N】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9O】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9P】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9Q】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9R】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9S】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9T】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9U】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9V】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9W】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9X】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【図9Y】本発明のさらなるクッションの実施形態による部分概略図である。
【符号の説明】
【0052】
10 クッション
12 補強部材
16 ガセット部分
20 マスクフレーム
22 接続ポート
24 コネクタ
26 ストラップコネクタ
28 受け部
30 通気孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームに接続する部分と、顔面に接触する部分と、前記フレームに接続する部分と顔面に接触する部分との間に配置されるとともに、前記フレームに接続する部分と顔面に接触する部分とを接合するガセット部分とを備え、前記ガセット部分は、横方向に突出した外部ガセット区画と横方向に突出した内部ガセット区画とを含む少なくとも1つの外周領域を含む、呼吸マスクアセンブリ用のクッション。
【請求項2】
前記ガセット部分は、前記ガセット部分の全周に関してほぼ一定の幅方向寸法を形成するように、前記全周に関して前記横方向に突出した前記外部ガセット区画および前記内部ガセット区画を有していることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
【請求項3】
前記ガセット部分は、該ガセット部分の下側外周領域に沿って前記横方向に突出した前記外部および内部ガセット区画を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
【請求項4】
前記ガセット部分は、該ガセット部分の外周に関して変化する幅方向寸法を有していることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
【請求項5】
前記ガセット部分は、該ガセット部分の上側外周領域において最小の幅方向寸法と、前記ガセット部分の下側外周領域において最大の幅方向寸法と、前記該ガセット部分の上側および下側外周領域を接合する幅方向の遷移部とを有していることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
【請求項6】
前記ガセット部分は、該ガセット部分の上側外周領域においてほぼゼロの幅方向寸法を有していることを特徴とする請求項5に記載のクッション。
【請求項7】
前記幅方向の遷移部は、曲線状であることを特徴とする請求項5に記載のクッション。
【請求項8】
前記幅方向の遷移部は、線状であることを特徴とする請求項5に記載のクッション。
【請求項9】
前記最小および最大の幅方向寸法はそれぞれ、前記上側および下側外周領域それぞれに沿ってほぼ一定であることを特徴とする請求項5に記載のクッション。
【請求項10】
フレームに接続する部分と、顔面に接触する部分と、前記フレームに接続する部分と顔面に接触する部分との間に配置されるとともに、前記フレームに接続する部分と顔面に接触する部分とを接合するガセット部分とを備え、前記ガセット部分は、該ガセット部分の少なくとも1つの領域と別の外周領域との間で変化する幅方向寸法を有する外周を有している呼吸マスク用のクッション。
【請求項11】
前記ガセット部分は、該ガセット部分の上側外周領域において最小の幅方向寸法と、前記ガセット部分の下側外周領域において最大の幅方向寸法と、前記ガセット部分の上側および下側外周領域を接合する幅方向の遷移部とを有することを特徴とする請求項10に記載のクッション。
【請求項12】
前記ガセット部分は、前記ガセット部分の上側外周領域においてほぼゼロの幅方向寸法を有することを特徴とする請求項11に記載のクッション。
【請求項13】
前記幅方向の遷移部は、曲線状であることを特徴とする請求項11に記載のクッション。
【請求項14】
前記幅方向の遷移部は、線状であることを特徴とする請求項11に記載のクッション。
【請求項15】
前記最小および最大の幅方向寸法はそれぞれ、前記上側および下側外周領域それぞれに沿ってほぼ一定であることを特徴とする請求項11に記載のクッション。
【請求項16】
前記上側外周領域は、前記クッションの全周の約15%〜約30%であり、前記下側外周領域は、前記クッションの全周の約50%〜約70%であり、前記遷移部は、前記クッションの全周の約10%〜約30%であることを特徴とする請求項11に記載のクッション。
【請求項17】
前記ガセット部分は、前記ガセット部分の上側外周領域においてほぼゼロの幅方向寸法を有することを特徴とする請求項16に記載のクッション。
【請求項18】
前記幅方向の遷移部は、曲線状であることを特徴とする請求項16に記載のクッション。
【請求項19】
前記幅方向の遷移部は、線状であることを特徴とする請求項16に記載のクッション。
【請求項20】
前記顔面に接触する部分および前記ガセット部分は、80〜140cmの範囲の突出した表面積を有していることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載のクッション。
【請求項21】
前記顔面に接触する部分および前記ガセット部分は、約130cmの突出した表面積を有していることを特徴とする請求項20に記載のクッション。
【請求項22】
呼吸に適したガスを供給する入口を有するマスクフレームと、前記マスクフレームに取り付けられた、請求項1〜21のいずれか一項に記載のクッションとを備える呼吸マスク。
【請求項23】
前記クッションは、互いに対して比例する寸法を有する少なくとも4つのサイズで提供されることを特徴とする請求項22に記載の呼吸マスク。

【図1−1】
image rotate

【図1−2】
image rotate

【図1−3】
image rotate

【図1−4】
image rotate

【図2】
image rotate

【図2−1】
image rotate

【図2−2】
image rotate

【図2−3】
image rotate

【図2−4】
image rotate

【図3−1】
image rotate

【図3−2】
image rotate

【図3−3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図4−1】
image rotate

【図4−2】
image rotate

【図4−3】
image rotate

【図4−4】
image rotate

【図4−5】
image rotate

【図5−1】
image rotate

【図5−2】
image rotate

【図5−3】
image rotate

【図6】
image rotate

【図6−1】
image rotate

【図6−2】
image rotate

【図6−3】
image rotate

【図6−4】
image rotate

【図6−5】
image rotate

【図6−6】
image rotate

【図6−7】
image rotate

【図6−8】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図9D】
image rotate

【図9E】
image rotate

【図9F】
image rotate

【図9G】
image rotate

【図9H】
image rotate

【図9I】
image rotate

【図9J】
image rotate

【図9K】
image rotate

【図9L】
image rotate

【図9M】
image rotate

【図9N】
image rotate

【図9O】
image rotate

【図9P】
image rotate

【図9Q】
image rotate

【図9R】
image rotate

【図9S】
image rotate

【図9T】
image rotate

【図9U】
image rotate

【図9V】
image rotate

【図9W】
image rotate

【図9X】
image rotate

【図9Y】
image rotate


【公表番号】特表2008−526393(P2008−526393A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550638(P2007−550638)
【出願日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際出願番号】PCT/AU2006/000034
【国際公開番号】WO2006/074515
【国際公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願人】(500046450)レスメド リミテッド (192)