説明

ガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置

【課題】偶発同時計数の影響を低減し信号対雑音比を向上させたガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置を提供する。
【解決手段】核医学診断装置は、ガンマ線を検出する検出器1と、同時計数窓長のパルスを生成するゲート発生器2と、2つのパルスの重なりを検出する論理演算回路3と、被験者の放射能濃度と同時計数における時間窓長とを関係づけるための時間窓長テーブルを記憶した記憶装置4と、時間窓長テーブルを参照し被験者の放射能濃度に応じた時間窓長の値をゲート発生器2に入力する同時計数窓長設定器5と、予測時間放射能曲線発生器6と、予測時間放射能曲線発生器6へ放射性薬剤の投与量などを入力するための入力部7と、を具備し、被験者に投与した放射性薬剤の投与量(放射能濃度)などに対応して、信号対雑音比が大きくなるように時間窓長が変化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、偶発同時計数の影響を低減し信号対雑音比を向上させたガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
核医学診断装置のひとつに、陽電子断層撮像(Positron Emission Tomography; PET)装置があげられる。陽電子断層撮像装置は、陽電子放出核種によって標識された放射性薬剤を被検体(被験者)内に投与し、この放射性薬剤が集積した部位から発生するガンマ線を測定して、放射性薬剤の分布を画像化する。放射性薬剤から放出された陽電子は、近傍の電子と対消滅を起こし、その結果、180度反対方向に2つのガンマ線が放出される。この陽電子−電子の対消滅によって発生したガンマ線を、2つの検出器で同時に検出すれば、これらの検出器を結ぶ直線上に放射性薬剤が存在していたことが分かる。これらの同時に検出されたガンマ線の飛跡のデータをもとに、画像再構成を行えば、放射能濃度の分布、すなわち、病巣の状態を画像化できる。
【0003】
陽電子−電子の対消滅によって発生した2つのガンマ線を判別する方法に同時計数法がある。一般に、ガンマ線の同時計数法は、ガンマ線を検出する複数の検出器と、検出されたガンマ線が同時に検出されたか否かを判定する同時計数回路とで構成される。この同時計数回路において、ある時間窓内に2つのガンマ線が入ってきた場合、2つのガンマ線は同時計数であると判定される。
【0004】
このときの時間窓長は、通常、検出器における時間分解能の3倍〜4倍の値が用いられ、測定中、この時間窓長は一定であった(非特許文献1参照)。
【0005】
また、広範囲のエネルギーのガンマ線に対して、同時計数を正しく行うため、検出したガンマ線のエネルギーに応じて時間窓の広さを可変にする方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2005−249806号公報
【非特許文献1】Peter E. Valk, et, al. “Positron Emission Tomography: Principles and Practice” pp.115-120, Springer Verlag, 2003.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ガンマ線の同時計数には、ある1つの陽電子−電子の対消滅によって発生した2つのガンマ線によって発生した2つのガンマ線を同時に検出する真の同時計数と、異なる2つの陽電子−電子の対消滅によって、発生元が異なる2つのガンマ線が同時に検出されてしまう偶発同時計数とがある。この偶発同時計数は、測定対象の放射能濃度の二乗に比例することが知られていて、特に放射能濃度が高いとき、非常に大きいノイズ成分となってしまう。
【0008】
偶発同時計数の大きさは、同時計数の時間窓長に比例することが知られている。そのため、放射能濃度が高いときは、時間窓長を狭く設定することで偶発同時計数を減らすことができる。一方、放射能濃度が低い場合は、偶発同時計数の割合は小さい。このとき、狭い時間窓長で測定を行うと、多くの真の同時計数を数え落としてしまう。
【0009】
したがって、従来の同時計数法(非特許文献1記載)のように、同時計数の時間窓長を測定中に渡って一定に保つ方法では、放射能濃度が異なると、信号対雑音比が小さくなることがある問題点があった。
【0010】
また、別の従来の方法(特許文献1記載)では、例えば半導体検出器のような高いエネルギー分解能を有する検出器を用いれば、信号対雑音比の改善が期待できるが、PET装置で一般的なBGO(BiGe12)結晶やLSO(LuSiO(Ce))結晶などを用いた検出器ではエネルギー分解能が比較的低いため、信号対雑音比の改善が難しい問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、偶発同時計数の影響を低減し信号対雑音比を向上させたガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置は、被検体に投与した放射性薬剤の量に関する情報に対応して、前記量が多いときは前記時間窓の長さを短く変化させるものであって、その具体的な手段については、本発明による実施形態の詳細な説明を通じて、その技術的思想を表現することとする。なお、例えば、「量が多いときは時間窓の長さを短く」は、「量が少ないときは時間窓の長さを長く」に相当する。
【発明の効果】
【0013】
本発明のガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置によれば、偶発同時計数の影響を低減し信号対雑音比を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明による実施形態について、図面を参照し詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の核医学診断装置は、例えば、陽電子断層撮像装置であって、ガンマ線を検出する検出器1と、同時計数窓長のパルスを生成するゲート発生器2と、2つのパルスの重なりを検出する論理演算装置3と、被験者(被検体)の放射能濃度と同時計数における時間窓長とを関係づけるための時間窓長テーブル(時間窓長情報)を記憶した記憶装置4と、時間窓長のテーブルを参照し被験者の放射能濃度に応じた時間窓長の値をゲート発生器2に入力する同時計数窓長設定器5と、予測時間放射能曲線発生器6と、予測時間放射能曲線発生器6へ放射性薬剤の投与量などを入力するための入力部7と、を具備している。
【0015】
次に、記憶装置4に記憶させる時間窓長テーブルの作成方法について説明する。
PETにおける信号対雑音比(SN比)を評価する指標として、等価雑音計数(Noise Equivalent Count; NEC)が挙げられる。ここで、真の同時計数をT、散乱同時計数をS、偶発同時計数をR、被験者がPET装置の視野内に占める割合(体積率)をfとすると、等価雑音計数(NEC)は、次式で表される。
【0016】
NEC=T/(T+S+2fR)
【0017】
時間窓長テーブルは、例えば、次のように表される。
【0018】
放射能濃度 | N
時間窓長 | τ τ τ τ
【0019】
次に、同時計数における時間窓長が長い場合と短い場合における放射能濃度に対する等価雑音計数の関係について説明する。
【0020】
図2に模式的に示すように、被験者の放射能濃度(関心領域における放射能濃度)と、計数率との関係について、真の同時計数は、放射能濃度が低い領域では大きくなるが、放射能濃度が高い領域ではあまり大きくならない。しかし、被験者の放射能濃度が高くなるに従って、偶発同時計数は、放射能濃度が低い領域ではあまり大きくならないが、放射能濃度が高い領域では急激に大きくなる。つまり、放射能濃度の高さによって、真の同時計数と、偶発同時計数との比率が異なっている。
【0021】
図3に模式的に示すように、時間窓長が長い場合および短い場合のいずれも、等価雑音計数は、非常に低い放射能濃度からある放射能濃度まで放射線濃度が高くなるに従って等価雑音計数が大きくなっていき、その放射線濃度からさらに放射線濃度が高くなるに従って小さくなっていく。しかし、図2を参照して説明したことに起因し、時間窓長が短い場合よりも時間窓長が長い場合のほうが、放射能濃度が低いときには等価雑音計数が大きく、放射能濃度が高いときには等価雑音計数が小さい傾向が見られる。
【0022】
このため、ある放射能濃度において、等価雑音計数が最大になる1つの時間窓長(所定の時間窓長)が存在することが分かる。したがって、放射能濃度が高いときは、時間窓長を比較的短く設定し、放射能濃度が低いときは、時間窓長を比較的長く設定すれば、それぞれの放射能濃度において等価雑音計数を最大にできる。そこで、実験によって、複数の時間窓長について等価雑音計数曲線を求める。そして、これら複数の等価雑音計数曲線から、放射能濃度ごとに最大の等価雑音計数を与える時間窓長を求めて、時間窓長テーブルを作成する。
【0023】
次に、核医学診断装置に時間窓長を設定する具体例について説明する。
実際には、測定中の放射能濃度そのものを知ることはできないため、測定中の放射能濃度から時間窓長を直接的に求めることはできない。そこで、測定に用いる放射性薬剤の平均放射能曲線(平均Time Activity Curve; 平均TAC)から放射能濃度(予測時間放射能曲線)を推定する。
【0024】
図4に模式的に示すように、ある放射性薬剤の平均時間放射能曲線は、N人の被験者にこの放射性薬剤を投与して得られた時間放射能曲線の平均値である。平均時間放射能曲線(平均TAC)は、i番目の被験者について、時間放射能曲線をC(t)、この放射性薬剤の投与量をD、投与してからの時間をtとすると、次式で表される。
【0025】
【数1】




【0026】
平均時間放射能曲線が投与量によって規格化されているため、予測時間放射能曲線は、平均時間放射能曲線に投与量を乗じることによって求めることができる。なお、図4の測定時間は、左端(測定時間が0)が投与直後を示し、測定時間の経過とともに放射性薬剤が関心領域に集積し、壊変によりやがて放射能を失っていく様子を示している。
【0027】
予測時間放射能曲線発生器6は、18F−フルオロデオキシグルコース(18F−fluorodeoxyglucose; 18FDG)、11C−メチオニン(11C−methionine)、11C−ラクロプライド(11C−raclopride)など、複数の代表的な放射性薬剤の平均時間放射能曲線を記憶している。入力部7から予測時間放射能曲線発生器6へ放射性薬剤の名称およびその投与量を入力すると、この予測時間放射能曲線発生器6は、記憶している平均時間放射能曲線から、図5に示す予測時間放射能曲線を作成する。
【0028】
同時計数窓長設定器5は、予測時間放射能曲線発生器6が作成した予測時間放射能曲線に基づいて、測定時間ごとに、記憶装置4に記憶させた時間窓長テーブルを参照して時間窓長を求め、ゲート発生器2にこの時間窓長を設定する。
【0029】
なお、図4に示すグラフと図5に示すグラフとの違いは、図4に示すグラフでは、縦軸方向に示す放射能濃度を放射性薬剤の投与量で除して、正規化して示していることである。
【0030】
次に、本実施形態の同時計数法による測定手順について説明する。
測定を開始する前に、使用する放射性薬剤の名称、その投与量、薬剤投与されてから測定開始までの時間Tを、入力部7から予測時間放射能曲線発生器6へ入力し、予測時間放射能曲線を作成させる。ここで、11C−ラクロプライド(11C−raclopride)などの動態解析を行う場合には、ダイナミック収集(Dynamic収集)が必要であり、放射性薬剤を投与してすぐに測定を開始するため、時間Tは0分とする。一方、18FDGを投与してから1時間後にスタティック収集(Static収集)を開始する場合には、時間Tは例えば60分とする。
【0031】
予測時間放射能曲線発生器6は、入力された時間Tと作成した予測時間放射能曲線とを同時計数窓長設定器5へ出力する。
同時計数窓長設定器5は、時間T以降の予測時間放射能曲線と記憶装置4に記憶されている時間窓長テーブルとを参照し、最適な時間窓長を測定時刻ごとに設定する。
【0032】
測定が開始されると、ガンマ線が検出器1で検出され、検出器1からの検出信号がゲート発生器2へ入力される。検出器1からの検出信号が入力されると、ゲート発生器2は、同時計数窓長設定器5によって最適に設定された時間窓長のパルスを発生する。
【0033】
論理演算装置3は、2つのゲート発生器2から発生されたパルスが時間的に重なっているか否かを判定し、重なっていると判定した場合、2つのガンマ線は同時計数として計測されたこととなり、これを示すパルス出力がなされる。
【0034】
本実施形態のガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置によれば、次の効果が得られる。
(1)偶発同時計数の影響を低減し、真の同時計数に対する感度を向上させることにより、信号対雑音比を改善できる。
(2)放射性薬剤の放射能濃度に対応して時間窓長を設定するため、検出器1のエネルギー分解能に依存することなく、BGO結晶やLSO結晶などを検出器1に用いたすべてのPET装置に適用できる。
(3)半導体検出器のようにエネルギー分解能が高い検出器1を用いて、ガンマ線のエネルギーに応じ時間窓の長さを可変にする方法を同時に組み合わせて使用することが可能であり、この場合、さらなる信号対雑音比(SN比)の改善が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明による実施形態の核医学診断装置を示すブロック構成図である。
【図2】放射能濃度と計数率との関係を示すグラフである。
【図3】放射能濃度に対する等価雑音計数(NEC)の関係を示すグラフである。
【図4】平均時間放射能曲線(放射性薬剤の投与量で正規化した放射能濃度と測定時間との関係)を示すグラフである。
【図5】予想時間放射能曲線(ある放射性薬剤の投与量における放射能濃度と測定時間との関係と測定時間との関係)を示すグラフである。
【符号の説明】
【0036】
1 検出器
2 ゲート発生器(同時計数回路)
3 論理演算装置(同時計数回路)
4 記憶装置
5 同時計数窓長設定器(同時計数回路)
6 予測時間放射能曲線発生器
7 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガンマ線を検出する複数の検出器と、前記検出器によって検出された複数の前記ガンマ線が所定の時間窓内で検出されたものか否かを判定する同時計数回路とを具備した核医学診断装置におけるガンマ線の同時計数方法であって、
被検体に投与した放射性薬剤の量に関する情報に対応して、前記量が多いときは前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とするガンマ線の同時計数方法。
【請求項2】
前記放射性薬剤の量に関する情報として、投与された前記放射性薬剤の放射能濃度に対応して、前記放射能濃度が高いときは、前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とする請求項1に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項3】
それぞれの前記放射能濃度において同時計数を行ったときの信号対雑音比が大きくなるような前記時間窓の長さとそのときの前記放射能濃度とが関係づけられた時間窓長情報を記憶し、
前記時間窓長情報を参照して前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項2に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項4】
放射性薬剤の種類と投与量から予測される時間放射能曲線である予測時間放射能曲線を記憶し、
前記予測時間放射能曲線に基づき測定時間ごとの前記時間窓長情報を参照して、前記信号対雑音比が大きくなるように前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項3に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項5】
前記放射性薬剤の量に関する情報として、投与された前記放射性薬剤の測定中の計数率に対応して、前記計数率が高いときは、前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とする請求項1に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項6】
それぞれの前記放射能濃度において同時計数を行ったときの信号対雑音比が大きくなるような前記時間窓の長さとそのときの前記放射能濃度とが関係づけられた時間窓長情報を記憶し、
前記時間窓長情報を参照して前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項5に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項7】
放射性薬剤の種類と投与量から予測される時間放射能曲線である予測時間放射能曲線を記憶し、
前記予測時間放射能曲線に基づき測定時間ごとの前記時間窓長情報を参照して、前記信号対雑音比が大きくなるように前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項6に記載のガンマ線の同時計数方法。
【請求項8】
ガンマ線を検出する複数の検出器と、前記検出器によって検出された複数の前記ガンマ線が所定の時間窓内で検出されたものか否かを判定する同時計数回路とを具備した核医学診断装置であって、
被検体に投与した放射性薬剤の量に関する情報に対応して、前記量が多いときは、前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とする核医学診断装置。
【請求項9】
前記放射性薬剤の量に関する情報として、投与された前記放射性薬剤の放射能濃度に対応して、前記放射能濃度が高いときは、前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とする請求項8に記載の核医学診断装置。
【請求項10】
それぞれの前記放射能濃度において同時計数を行ったときの信号対雑音比が大きくなるような前記時間窓の長さとそのときの前記放射能濃度とが関係づけられた時間窓長情報を記憶した記憶装置を具備し、
前記時間窓長情報に従って前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項9に記載の核医学診断装置。
【請求項11】
放射性薬剤の種類と投与量から予測される時間放射能曲線である予測時間放射能曲線を記憶する予測放射能曲線発生器を具備し、
前記予測時間放射能曲線に基づき測定時間ごとの前記時間窓長情報を参照して、前記信号対雑音比が大きくなるように前記時間窓の長さを変化させることを特徴とする請求項10に記載の核医学診断装置。
【請求項12】
前記放射性薬剤の量に関する情報として、投与された前記放射性薬剤の測定中の計数率に対応して、前記計数率が高いときは、前記時間窓の長さを短く変化させることを特徴とする請求項8に記載の核医学診断装置。
【請求項13】
それぞれの前記放射能濃度において同時計数を行ったときの信号対雑音比が大きくなるような前記時間窓の長さとそのときの前記放射能濃度とが関係づけられた時間窓長情報を記憶した記憶装置を具備し、
前記時間窓長情報に従って前記時間窓を変化させることを特徴とする請求項12に記載の核医学診断装置。
【請求項14】
放射性薬剤の種類と投与量から予測される時間放射能曲線である予測時間放射能曲線を記憶する予測放射能曲線発生器を具備し、
前記予測時間放射能曲線に基づき測定時間ごとの前記時間窓長情報に従って、前記信号対雑音比が大きくなるように前記時間窓長を変化させることを特徴とする請求項13に記載の核医学診断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−271428(P2007−271428A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−96803(P2006−96803)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】