説明

キャビネット

【課題】収容物の確認用見出し部の構造を簡単にし、見出し片の取付、交換を容易にし、かつシンプル性を損なうことなくキー操作によって全ての引出をロックするオールロック機構を有するキャビネットを提供する。
【解決手段】キャビネット本体10と、キャビネット本体に複数段に配設される複数個の透明合成樹脂製のトレー20と、キー操作によって上下動する操作ロッド33に突設された係止部材34を係止させて全てのトレーをロックするオールロック機構30と、を有するキャビネットにおいて、各トレーは、側壁23に係止部材と係脱可能に係合する上向きに開放する係止溝24を設け、前壁22の上端に前方に向かって円弧状に傾斜する取手25を設けると共に、取手の裏面に沿って設けられ、前壁の上端に挿入口26aを有するラベル挿入室26を形成し、ラベル挿入室の挿入口側の前壁上端及び前壁上端に連なるラベル挿入室の底部に指掛け用凹所27を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はキャビネットに関するもので、更に詳細には、キャビネット本体に上下複数段の複数個の透明合成樹脂製の引出と、キー操作によって上下動する操作ロッドに突設された係止部材を係止させて全ての引出をロックするオールロック機構と、を有するキャビネットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種のキャビネットとして、キャビネット本体に多段に配設される透明合成樹脂製の複数の引出を有するシンプルなクリアトレーキャビネットが使用されている。このキャビネットにおいては、引出前面に見出し(インデックス)を設けることにより、引出内の収容物の内容を確認することができる。
【0003】
従来のインデックス構造として、透明の見出し板の上縁及び下縁にそれぞれ爪、傾斜係合片を設けた透明カバーと、爪をスライド可能に挟持される取手を有する引出とからなる構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載のものにおいては、引出にインデックス構造を組み付けるには、見出し片であるラベルを湾曲状となるように撓ませた状態で透明カバーの内側に嵌め込み、撓みを解除してラベルの上・下縁を爪及び係合片の内側に弾性的に固定した後、透明カバーの爪を取手のスライド溝に上方から差込み、係合片を取手の下縁に押し込むことによって透明カバーを組み付けている。
【0005】
また、一般に、キャビネット本体に複数段の引出を配設したキャビネットにおいて、複数の引出を一つの錠前により一挙にロックするオールロック機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
上記オールロック機構は、キー操作によって上下動する操作ロッドに突設された係止部材と引出に付設された係合部とが係合して、一つのキー操作によって全ての引出をロックする構造である。
【特許文献1】特開2002−17490号公報(特許請求の範囲、図1,図3)
【特許文献2】特開平10−159422号公報(特許請求の範囲、段落0009、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、ラベルを透明カバーの内側に固定した後、透明カバーの爪を取手のスライド溝に差込み、係合片を取手の下縁に押し込むことによって透明カバー及びラベルを組み付ける構造であるため、構造が複雑な上、ラベルの組み付けに手間を要するという問題があった。
【0008】
また、従来のオールロック機構は、特許文献2に代表されるように、スチール等の金属製のキャビネットに備えられるものが殆どであり、オールロック機構の一部を構成する引出側の係合部は、強度を有する必要があるため引出の側壁外面に付設される部材によって形成されている。したがって、合成樹脂製の引出を有するクリアトレーキャビネットにオールロック機構を組み込むためには、クリアトレーキャビネットの有するシンプル性を損なわないように工夫する必要がある。
【0009】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、収容物の確認用の見出し部の構造を簡単にすると共に、見出し片の取付、交換を容易にし、かつシンプル性を損なうことなくキー操作によって全ての引出をロックするオールロック機構を組み込むキャビネットを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、この発明のキャビネットは、キャビネット本体と、このキャビネット本体に上下複数段に配設される複数個の透明合成樹脂製の引出と、キー操作によって上下動する操作ロッドに突設された係止部材を係止させて全ての上記引出をロックするオールロック機構と、を有するキャビネットであって、 上記各引出は、この引出の側壁に上記係止部材と係脱可能に係合する上向きに開放する係止溝を設け、前壁の上端に前方に向かって円弧状に傾斜する取手を設けると共に、この取手の裏面に沿って設けられ、上記前壁の上端に挿入口を有する見出し片用挿入室を形成し、かつ、上記挿入室の挿入口側の上記前壁上端及びこの前壁上端に連なる挿入室の底部に指掛け用凹所を形成してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
【0011】
このように構成することにより、オールロック機構の操作ロッドに突設された係止部材と係合する係合部を、引出の側壁に設けた上向きに開放する係止溝にて形成することができる。また、前壁の上端に前方に向かって円弧状に傾斜する取手の裏面に沿って前壁の上端に挿入口を有する見出し片用挿入室を形成し、挿入室の挿入口側の前壁上端及びこの前壁上端に連なる挿入室の底部に指掛け用凹所を形成することにより、見出し部を引出の取手に一体に形成することができ、かつ見出し片の挿入室内への挿入(取付)及び取り出しを容易にすることができる。
【0012】
この発明において、上記複数個の引出を複数列設ける場合は、隣接する列間に上記オールロック機構の操作ロッドを配設すると共に、上記操作ロッドの両側に係止部材を突設し、上記各引出は、この引出の両側壁の対向する部位に上記係止溝を設ける方が好ましい(請求項2)。
【0013】
このように構成することにより、一つのキー操作によって左右に隣接する2列の複数段の引出を同時にロックすることができる。
【0014】
また、この発明において、上記キャビネット本体の天板に、最上段の引出内に書類の収容を可能にする挿入用スリットを形成するようにしてもよい(請求項3)。
【0015】
このように構成することにより、天板に設けられた挿入用スリットを介して書類等を最上段の引出に収容することができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明の避難装置は、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0017】
(1)請求項1記載の発明によれば、オールロック機構の一部を、引出の側壁に設けた上向きに開放する係止溝にて形成することができるので、キャビネットのシンプル性を維持しつつオールロック機構を組み込むことができる。また、見出し部を引出の取手に一体に形成することができるので、構造を簡単にすることができ、かつ見出し片の挿入室内への挿入(取付)及び取り出しを容易にすることができる。
【0018】
(2)請求項2記載の発明によれば、上記(1)に加えて、更に一つのキー操作によって左右に隣接する2列の複数段の引出を同時にロックすることができる。
【0019】
(3)請求項3記載の発明によれば、挿入用スリットを介して書類等を最上段の引出に収容することができるので、各引出がオールロック状態におかれた状態においても、重要な書類等を引出内に収容することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
<第1実施形態>
図1は、この発明に係るキャビネットの第1実施形態を示す斜視図、図2は、引出を引き出した状態を示す斜視図、図3は、引出の一部を断面で示す斜視図(a)、引出の取手を示す拡大断面図(b)及び取手の裏面側の一部を示す断面斜視図(c)である。
【0022】
上記キャビネット1は、キャビネット本体10と、キャビネット本体10に上下複数段に配設される複数個(図面では9個の場合を示す)の透明合成樹脂製の引出20(以下にトレー20という)と、全てのトレー20をロックするオールロック機構30と、を具備しており、各トレー20には収容物の内容を確認可能にする見出し部21が設けられている。
【0023】
各トレー20は、図1ないし図3に示すように、前壁22の上端に前方に向かって円弧状に傾斜する取手25が設けられている。この場合、取手25の一部例えば、正面視右側端部には見出し部21が設けられている。
【0024】
上記見出し部21は、図3に示すように、取手25の裏面に沿って設けられ、前壁22の上端に挿入口26aを有する見出し片(ラベル)用の挿入室26(以下にラベル挿入室26という)にて形成されている。また、ラベル挿入室26の挿入口26a側の前壁22の上端及びこの前壁上端に連なるラベル挿入室26の底部26bに指掛け用凹所27が形成されている。この場合、指掛け用凹所27は、図3(c)に示すように、2方向の先端側すなわち前壁22の下方側及び底部26bの先端側が円弧状に形成されており、上記ラベル挿入室26への見出し片であるラベル50の挿入及び取り出しを容易に行えるようになっている。なお、ラベル挿入室26を形成するには、トレー20の成形時に取手25に連ねて底部26bを段状に形成した後、底部26bの開放側に透明合成樹脂製の蓋部材26cを圧入嵌挿してラベル挿入室26を形成することができる(図3(c)参照)。
【0025】
また、トレー20の手前側の両側壁23には、オールロック機構30の係止部材34と係脱可能に係合する上向きに開放する係止溝24が設けられている。この場合、係止溝24は拡開テーパ状例えばV字状に形成されており、係止溝24に対する係止部材34の係合・離脱を容易にしている。つまり、トレー20の閉止位置が多少ずれても係止部材34が係止溝24に確実に係合し得るようになっている。
【0026】
上記オールロック機構30は、図4及び図5に示すように、例えばシリンダ錠にて形成される錠前31と、この錠前31のキー32の施錠・解錠操作によって上下動する操作ロッド33と、操作ロッド33に各段のトレー20の高さに合わせたピッチ間隔で突設される係止部材34とで主に構成されている。
【0027】
この場合、錠前31には、キー32の操作によって回転する回転軸35と、施錠用突起36aと解錠用突起36bを90度の間隔で突設し、回転軸35上に嵌着される切換部材36が設けられている。また、操作ロッド33は、基片33aの両端に折曲片33bを有するチャンネル部材にて形成されており、基片33aの上端には施錠用突起36aが係合可能になっており、基片33aの上端側の近接位置には解錠用突起36bが係脱可能な縦長のスリット33cが穿設されている。また、係止部材34は、水平の係止片34aと垂直の固定片34bとからなるアングル部材にて形成されており、固定片34bが操作ロッド33の基片33aにねじやリベット等の固定部材(図示せず)によって固定されている。
【0028】
上記のように構成されるオールロック機構30において、キー32を錠前31に差し込んで反時計方向に回転すると、回転軸35の回動に伴って解錠用突起36bが反時計方向に90度回動して操作ロッド33のスリット33cに係合し、操作ロッド33を上方へ移動する。この操作ロッド33の上方への移動に伴って係止部材34も上方へ移動し、係止溝24と係止片34aの係合が解除され、オールロック状態の全てのトレー20が解錠される(図5(a)参照)。
【0029】
また、キー32を時計方向に回転すると、回転軸35の回動に伴って解錠用突起36bが時計方向に90度回動して操作ロッド33のスリット33cから離脱する一方、施錠用突起36aが時計方向に90度回動して操作ロッド33の基片33aの上端に係合して操作ロッド33を下方へ移動する。この操作ロッド33の下方への移動に伴って係止部材34も下方へ移動し、係止片34aが係止溝24に係合され、全てのトレー20が施錠すなわちオールロックされる(図5(b)参照)。
【0030】
また、この実施形態においては、図1,図2及び図6に示すように、キャビネット本体10の天板11における正面側には、最上段のトレー20内に書類60の収容を可能にする挿入用スリット12が形成されている。このように、キャビネット本体10の天板11に挿入用スリット12を形成することにより、全てのトレー20がオールロック状態にあっても、天板11に設けられた挿入用スリット12を介して書類60を最上段のトレー20内に収容することができる。したがって、重要な書類等をトレー20内に収容することで、紛失の事態を免れることができる。
【0031】
<第2実施形態>
図7は、この発明に係るキャビネットの第2実施形態を示す斜視図、図8は、第2実施形態におけるオールロック状態を示す断面図である。
【0032】
第2実施形態は、キャビネット本体10Aに、複数個例えば9個のトレー20を2列に配設したキャビネット1Aに関するもので、隣接する両列のトレー20を同時に施錠・解錠するオールロック機構30Aを具備した場合である。
【0033】
この場合、隣接する列間に配設されるオールロック機構30Aは、図8及び図9に示すように、錠前31と、この錠前31のキー32の施錠・解錠操作によって上下動する操作ロッド33Aと、操作ロッド33Aの対向部位に各段のトレー20の高さに合わせたピッチ間隔で突設される係止部材34とで主に構成されている。
【0034】
上記錠前31は第1実施形態と同様であり、キー32の操作によって回転する回転軸35と、施錠用突起36aと解錠用突起36bを90度の間隔で突設し、回転軸35上に嵌着される切換部材36が設けられている。第2実施形態の操作ロッド33Aは、4辺すなわち4つの側片を有する中空矩形状の部材にて形成されており、その一辺の側片33dの上端には施錠用突起36aが係合可能になっており、側片33dの上端側の近接位置には解錠用突起36bが係脱可能な縦長のスリット33cが穿設されている。また、係止部材34は、第1実施形態と同様に、水平の係止片34aと垂直の固定片34bとからなるアングル部材にて形成されており、固定片34bが操作ロッド33の対向する2つの側片33d,33eにねじやリベット等の固定部材(図示せず)によって固定されている。
【0035】
上記のように構成されるオールロック機構30Aにおいて、キー32を錠前31に差し込んで反時計方向に回転すると、回転軸35の回動に伴って解錠用突起36bが反時計方向に90度回動して操作ロッド33Aのスリット33cに係合し、操作ロッド33Aを上方へ移動する。操作ロッド33Aの上方への移動に伴って係止部材34も上方へ移動し、係止溝24と係止片34aの係合が解除され、オールロック状態にあった2列の全てのトレー20が解錠される(図9(a)参照)。
【0036】
また、キー32を時計方向に回転すると、回転軸35の回動に伴って解錠用突起36bが時計方向に90度回動して操作ロッド33Aのスリット33cから離脱する一方、施錠用突起36aが時計方向に90度回動して操作ロッド33Aの側片33dの上端に係合して操作ロッド33Aを下方へ移動する。この操作ロッド33Aの下方への移動に伴って係止部材34も下方へ移動し、係止片34aが係止溝24に係合され、2列の全てのトレー20が施錠すなわちオールロックされる(図9(b)参照)。これにより、一つのキー操作によって左右に隣接する2列の複数段のトレー20を同時にロック(施錠)することができると共に、アンロック(解錠)することができる。
【0037】
なお、第2実施形態においては、キャビネット本体10Aの天板11Aの正面側に、各列のトレー20に書類挿入用のスリット12a,12bが形成されている。これにより、全てのトレー20がオールロック状態にあっても、天板11Aに設けられた挿入用スリット12a,12bを介して書類60を最上段のトレー20内に収容することができる。
【0038】
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0039】
<その他の実施形態>
上記実施形態では、上記実施形態では、トレー20の取手25に設けられる見出し部21が取手25の端部に設けられる場合について説明したが、見出し部21を取手25の中央部に設けてもよく、あるいは、取手25の全域に渡って設けるようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、トレー20に設けられた係止溝24が上方に向かって拡開テーパ状のV字状溝にて形成した場合について説明したが、係止溝24は必ずしもV字状である必要はなく、その他の形状の溝であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明に係るキャビネットの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】この発明における引出を引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】上記引出の一部を断面で示す斜視図(a)、引出の取手を示す拡大断面図(b)及び取手の裏面側の一部を示す断面斜視図(c)である。
【図4】この発明におけるオールロック機構を示す断面図(a)及びオールロック機構の係合状態を示す断面図(b)である。
【図5】上記オールロック機構の解錠状態を示す概略斜視図(a)及び施錠状態を示す概略斜視図(b)である。
【図6】この発明における書類挿入用スリットの使用状態を示す斜視図である。
【図7】この発明に係るキャビネットの第2実施形態を示す斜視図である。
【図8】第2実施形態におけるオールロック状態を示す断面図である。
【図9】第2実施形態におけるオールロック機構の要部を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
10,10A キャビネット本体
11 天板
12,12a,12b 書類挿入用スリット
20 トレー(引出)
21 見出し部
22 前壁
23 側壁
24 係止溝
25 取手
26 ラベル挿入室(見出し片挿入室)
26a 挿入口
26b 底部
27 指掛け凹所
30,30A オールロック機構
31 錠前
32 キー
33,33A 操作ロッド
34 係止部材
34a 係止片
50 ラベル(見出し片)
60 書類

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビネット本体と、このキャビネット本体に上下複数段に配設される複数個の透明合成樹脂製の引出と、キー操作によって上下動する操作ロッドに突設された係止部材を係止させて全ての上記引出をロックするオールロック機構と、を有するキャビネットであって、
上記各引出は、この引出の側壁に上記係止部材と係脱可能に係合する上向きに開放する係止溝を設け、前壁の上端に前方に向かって円弧状に傾斜する取手を設けると共に、この取手の裏面に沿って設けられ、上記前壁の上端に挿入口を有する見出し片用挿入室を形成し、かつ、上記挿入室の挿入口側の上記前壁上端及びこの前壁上端に連なる挿入室の底部に指掛け用凹所を形成してなる、ことを特徴とするキャビネット。
【請求項2】
請求項1記載のキャビネットにおいて、
上記複数個の引出を複数列設け、隣接する列間に上記オールロック機構の操作ロッドを配設すると共に、上記操作ロッドの両側に係止部材を突設し、上記各引出は、この引出の両側壁の対向する部位に上記係止溝を設けてなる、ことを特徴とするキャビネット。
【請求項3】
請求項1又は2記載のキャビネットにおいて、
上記キャビネット本体の天板に、最上段の引出内に書類の収容を可能にする挿入用スリットを形成してなる、ことを特徴とするキャビネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−35959(P2010−35959A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−205087(P2008−205087)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(508242296)株式会社宮成製作所 (2)
【Fターム(参考)】