キャリアテープ
【課題】本発明は、運搬等の取り扱いに際して収納した電子部品が区画側壁を乗り越えるおそれが少なく、リード端子が収納凹部の側壁或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないキャリアテープの提供を目的とする。
【解決手段】収納凹部2内には、夫々、当該収納凹部2内に電子部品本体111を収納する本体収納部2aを区画形成した区画側壁26が設けられている。区画側壁26は、その突出先端側に、乗り越え邪魔立て部28を備えている。又、乗り越え邪魔立て部28は、本体収納部2aの載置用底壁25aからの高さが電子部品本体111の底面から、リード端子112、113における突出基端部112a、113aの下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片29を備えている。
【解決手段】収納凹部2内には、夫々、当該収納凹部2内に電子部品本体111を収納する本体収納部2aを区画形成した区画側壁26が設けられている。区画側壁26は、その突出先端側に、乗り越え邪魔立て部28を備えている。又、乗り越え邪魔立て部28は、本体収納部2aの載置用底壁25aからの高さが電子部品本体111の底面から、リード端子112、113における突出基端部112a、113aの下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片29を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置のチップ・サイズ・パッケージ(CSP)等の電子部品等の物品を収納するのに最適なキャリアテープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば半導体装置のチップ・サイズ・パッケージ等の電子部品を収納する複数の収納凹部を形成したキャリアテープが広く知られている。又、このようなキャリアテープとして、例えば図13に示すように電子部品本体111から外周側に突設されたリード端子112を有する電子部品110を収納するようにしたキャリアテープも提案されている。詳しくは、収納凹部100内に、その収納凹部100の底壁101aから上方に突出するように形成した区画側壁102を設け、その区画側壁102によって、収納凹部100内に、電子部品本体111を収納する本体収納部103を区画形成し、その収納本体部103の底壁を載置用底壁101aとし、その載置用底壁101aに、電子部品本体110の底面を載置して本体収納部103に収納するようにしたものである。又、区画側壁102は、載置用底壁101aからの高さh3が電子部品本体111の底面から、リードにおける突出基端部の下面までの高さh2よりも低くし、電子部品本体110を本体収納部103に収納した状態で、電子部品110のリード端子112の下面が区画側壁102に接触しないようにしている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3148984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなキャリアテープは、電子部品110を収納凹部100に収納後、開口部をカバーテープ105で塞がれ渦巻状に巻き取られて運搬等されるが、その運搬等の際に、図13に示すように、例えば電子部品110のリード端子112が下側になって振動等によって電子部品本体111のリード端子112を有する一側面が区画側壁102を滑り動いて区画側壁102を乗り越え、リード端子112がキャリアテープの側壁101b或いは、カバーテープ105を突き破ってしまう場合がある。
【0005】
本発明は、運搬等の取り扱いに際して収納した電子部品が区画側壁を乗り越えるおそれが少なく、リード端子が収納凹部の側壁或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないキャリアテープの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電子部品本体の一側面から外周側に突設されたリード端子を有する電子部品を収納する複数の収納凹部を備えたキャリアテープであって、前記収納凹部内には、夫々、当該収納凹部の底壁から上方に突出され当該収納凹部内に前記電子部品本体を収納する本体収納部を区画形成した区画側壁が設けられ、前記本体収納部は、前記電子部品本体の底面を載置する載置用底壁を備え、前記区画側壁は、その突出先端側に、前記本体収納部に収納した電子部品本体の前記一側面が当該区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備え、前記乗り越え邪魔立て部は、前記載置用底壁からの高さが前記電子部品本体の底面から、前記リード端子における突出基端部の下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片を備えていることを特徴とするキャリアテープを提供する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載のキャリアテープにおいて、前記電子部品は、互いに距離を持って並列された第1〜第3の3つのリード端子を備え、前記邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間夫々に入り込むように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のキャリアテープにおいて、前記収納凹部は、互いに対向する第1側壁及び第2側壁とを備え、前記区画側壁は、前記第1側壁と対向する第1側壁対向面を備え、前記本体収納部は、前記第1側壁と第1側壁対向面との間に形成され、前記乗り越え邪魔立て部は、前記邪魔立て突片を前記第2側壁に支持した支持片を、更に備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1によれば、区画側壁は、その突出先端部に、本体収納部に収納した電子部品本体のリード端子を有する一側面が区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備える。また、乗り越え邪魔立て部は、載置用底壁からの高さが、電子部品本体の底面から、リード端子における突出基端部の下面の高さよりも高くなるように構成されている。
【0010】
これにより、電子部品本体のリード端子を有する一側面が区画側壁を振動等によって滑り動いた場合でも、その電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにでき、リード端子が収納凹部の側壁或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないものにできる。
【0011】
請求項2によれば、邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間、夫々に入り込むように構成されている。
【0012】
これにより、第1〜第3の3つのリード端子を有する電子部品に対しても区画側壁を乗り越え難いものにでき、第1〜第3の3つのリード端子を有する電子部品を収納するものとして適したものにできる。
【0013】
請求項3によれば、乗り越え邪魔立て部は、邪魔立て突片を収納凹部の第2側壁に支持した支持片を、更に備えている。
【0014】
例えば電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えようとして邪魔立て突片が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されて第2側壁側に撓むと、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えやすくなってしまう。
【0015】
しかし、この請求項3のように、邪魔立て突片を支持片によって収納凹部の第2側壁に支持したものにすれば、邪魔立て突片が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されても、邪魔立て突片が第2側壁側に撓み難いものにできる。これにより、より一層、確実に、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のキャリアテープの一実施形態の一部の平面図である。
【図2】収納凹部の拡大平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図2のVII−VII線断面図である。
【図8】収納凹部に電子部品を収納した状態の拡大平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】図8のXII−XII線断面図である。
【図13】従来例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のキャリアテープの一部の平面図、図2は、収納凹部の拡大平面図、図3は、図2のIII−III線断面図、図4は、図2のIV−IV線断面図である。また、図5は、図2のV−V線断面図、図6は、図2のVI−VI線断面図、図7は、図2のVII−VII線断面図である。
【0018】
この実施形態のキャリアテープ1は、図8〜図12に示す後述のリード端子112を有する電子部品110を収納するものとされている。
【0019】
又、この実施形態のキャリアテープ1は、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエチレン等の合成樹脂から、図1に示すように長尺状に形成されている。又、この実施形態では、長手方向に直交する前後方向(幅方向)の長さは、16mm程度とされている。
【0020】
このキャリアテープ1には、幅方向のほぼ中央部に、電子部品110を収納するための複数の収納凹部2が備えられている。又、幅方向の一端側には、複数の送り穴4が備えられている。
【0021】
これらの送り穴4は、収納凹部2に電子部品110を収納する際に、或いは、収納凹部2に収納した電子部品110を収納凹部2から取り出す際に、収納凹部2を機械的に順次長手方向に間欠的に送るためのもので、長手方向に沿って、一列にほぼ等間隔(この実施形態で4mmのピッチ)で形成されている。
【0022】
収納凹部2は、長手方向に沿って等間隔で配設されている。収納凹部2は、図2に示すように左右の両側壁21、22と、後側壁23(第1側壁)と、前側壁24(第2側壁)と、底壁25とを備えている。又、収納凹部2の上面側には、図3〜図7に示すように四角形状の開口部20が備えられており、この開口部20から内部に上記電子部品110を出し入れできるようになっている。
【0023】
又、収納凹部2は、図1〜図7に示すように、その内部に、底壁25から上方に突出された区画側壁26を備えている。この実施形態の区画側壁26は、区画壁本体27と、乗り越え邪魔立て部28とを備えている。
【0024】
区画壁本体27は、収納凹部2内における前方位置に、左側壁21から右側壁22にかけて後側壁23と平行に配設されており、図5〜図7に示すように後側壁23と対向した第1側壁対向面としての後側壁対向面27aを備えている。
【0025】
そして、この区画壁本体27によって、収納凹部2内が、その後側壁23と後側壁対向面27aとの間に、本体収納部2aが区画形成されているとともに、収納凹部2内におけるその本体収納部2aの前方側に、端子収納部2bが区画形成されている。
【0026】
本体収納部2aは、図8〜図12に示す電子部品110の電子部品本体111を収納するためのもので、その底壁が電子部品本体111の底面を載置する載置用底壁25aとされている。
【0027】
又、この載置用底壁25aには、図1、図2に示すように円形状の吸引用穴25bが設けられており、電子部品本体111を本体収納部2aに収納する際に、この吸引用穴25bから電子部品本体111を本体収納部2a内に吸引できるようになっている。尚、この吸引用穴25bは、必要に応じて設ければ良く、適宜変更できる。又、図6、図11では、この吸引用穴25bを省略している。
【0028】
ここで、収納凹部2に収納される一実施形態の電子部品110について説明する。この電子部品110は、図8〜図12に示すように直方体状の電子部品本体111と、その電子部品本体111の前側面(一側面)から突出された第1〜第3の3つのリード端子112、113を備えている。
【0029】
第1リード端子112は、電子部品本体111の前面における左側に配設され、第3リード端子112は、電子部品本体111の前面における右側に、第1リード端子112と所定の距離を隔てて左右対称に配設されている。
【0030】
また、第1リード端子112と第3リード端子112とは、同一形状のものから構成されており、夫々は、電子部品本体111の前面から前方側に所定長さで突出した突出基端部112aと、突出基端部112aから下方側に延びた傾斜部112bと、傾斜部112bから前方側に延びた先端部112cとを備えている。
【0031】
第2リード端子113は、第1リード端子112と第3リード端子112との間に、夫々と所定の距離をもって配設されている。この第2リード端子113は、第1リード端子112よりも突出長さが短く、第1リード端子112の突出基端部112aに相当する突出基端部113aのみを有する形状とされている。
【0032】
また、各リード端子112、113の突出基端部112a、113aは、図10に示すように電子部品本体111の底面からその下端面までの高さh2が、区画壁本体27の載置用底壁25aから上端までの高さh3よりも大きく設定されている。
【0033】
そして、電子部品本体111は、本体収納部2aの載置用底壁25aに載置されるようにして収納される。また、電子部品本体111の本体収納部2aへの収納に際して、リード端子112が端子収納部2bに、その端子収納部2bの底壁、前側壁23及び区画側壁26に非接触の状態で収納される。
【0034】
尚、この実施形態では、本体収納部2aに、その載置用底壁25aの全周部と、その載置用底壁25aの全周部に配設された左右の両側壁21、22、後側壁23及び区画側壁26の前側壁対向面26aとの境界部に、図2、図5〜図7に示すように凹溝31が設けられている。この凹溝31によって、電子部品本体111が載置用底壁25aを摺動した場合でも、電子部品本体111の底壁と側壁との角部が上記境界部の一部を削るおそれの少ないものにできる。これにより、キャリアテープの一部を削りとることにより形成される粉状の削り屑の発生を防止でき、粉状の削り屑が電子部品110に付着して電子部品110に支障をきたすおそれの少ないものにできる。
【0035】
次に、区画側壁26の乗り越え邪魔立て部28について説明する。この乗り越え邪魔立て部28は、本体収納部2aに収納した電子部品本体111のリード端子112、113を有する前側面(一側面)が区画側壁26を乗り越えないように邪魔立てをするものである。
【0036】
この実施形態における乗り越え邪魔立て部28は、互いに所定の距離をもって左右対称に配設された同一形状の2つの邪魔立て突片29と、邪魔立て突片29を支持した支持片30とを備えている。
【0037】
邪魔立て突片29は、図4に示すように区画壁本体27の上側の突出先端側に、互いに距離を隔てて、区画壁本体27から上方に所定量だけ突出するようにして配設されている。2つの邪魔立て突片29の内距離(間隔)L1は、図9に示すように第2リード端子113の幅L2よりも大きく、2つの邪魔立て突片29の互いの外面同士の外距離L3は、第1リード端子112と第3リード端子112との互いの内距離L4よりも小さく設定されている。
【0038】
支持片30は、図2、図6に示すように、2つの邪魔立て突片29の上端と収納凹部2の前側壁24とに渡されて両者を連結しており、2つの邪魔立て突片29夫々を、前側壁24側から支持している。
【0039】
この実施形態の支持片30は、支持片本体30aと、支持片本体30aの先端側に形成された2つの連結片30bとを備えている。支持片本体30aの基端部は、収納凹部2の前側壁24に連結され、連結片30bの先端側は、邪魔立て突片29の上端夫々と連結されている。
【0040】
各連結片30bの幅は、邪魔立て突片29の幅と同じに設定されており、連結片30b同士の間に、第2リード端子113を収納する部分を形成している。そして、これらの邪魔立て突片29は、図9に示すように収納凹部2に電子部品110が収納されるに際して、第1リード端子112と第2リード端子113との間、及び第2リード端子113と第3リード端子112との間、夫々にそれらと非接触の状態で入り込むようになっている。
【0041】
又、この実施形態では、その入り込んだ状態で、邪魔立て突片29の上端と、それらの第1〜第3リード端子112、113の突出基端部112a、113aの上面と略面一になっている。
【0042】
そして、収納凹部2に電子部品110が収納されたキャリアテープ1は、図示しないが、その後、順次、帯状のカバーテープ(図13参照)が上面に貼り付けられて収納凹部2の開口部20が閉じられるとともに、全体が渦巻状に巻回され、その状態で運搬等される。
【0043】
その運搬等に際し、振動等によって、電子部品本体111のリード端子112、113を有する一側面111aが区画側壁26の後側壁対向面26aを滑り動いた場合でも、その電子部品本体111の一側面111aが邪魔立て突片29によって区画側壁26を乗り越え難いものにでき、リード端子112、113が収納凹部2の前側壁24或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないものにできる。
【0044】
又、乗り越え邪魔立て部28の邪魔立て突片29が、第1リード端子112と第2リード端子113との間、及び第2リード端子113と第3リード端子112との間、夫々に入り込むため、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110に対して区画側壁26を乗り越え難いものにでき、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110を収納するものとして適したものにできる。
【0045】
更には、電子部品本体111の一側面が区画側壁26を乗り越えようとして乗り越え邪魔立て部28の邪魔立て突片29が電子部品本体111によって収納凹部2の第2側壁24側に押圧され、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に撓むと、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に移動してしまい、その結果、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えやすくなってしまう。
【0046】
しかし、この実施形態のように、乗り越え邪魔立て部が収納凹部の第2側壁に支持された支持片を備えたものにすれば、乗り越え邪魔立て部が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されても、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に撓み難いものにできる。
【0047】
これにより、より一層、確実に、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにできる。
【0048】
尚、上記実施形態では、邪魔立て突片29を2つから構成し、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110を収納するようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
【0049】
例えば邪魔立て突片29を1つから構成し、2つのリード端子を有する電子部品を収納するものとし、電子部品を収納するに際して邪魔立て突片29を2つのリード端子間に入り込むようにしてもよい。
【0050】
又、載置用底壁25aから邪魔立て突片29の上端までの高さh1は、電子部品本体111の底面からリード端子112、113の突出基端部112a、113aの下面までの高さh2よりも高く、載置用底壁25aからキャリアテープ1の上面までの高さよりも低い範囲内であれば良く、適宜変更できる。
【符号の説明】
【0051】
1 キャリアテープ
2 収納凹部
2a 本体収納部
2b 端子収納部
26 区画側壁
27 区画壁本体
28 乗り越え邪魔立て部
29 邪魔立て突片
30 支持片
110 電子部品
111 電子部品本体
112,113 リード端子
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置のチップ・サイズ・パッケージ(CSP)等の電子部品等の物品を収納するのに最適なキャリアテープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば半導体装置のチップ・サイズ・パッケージ等の電子部品を収納する複数の収納凹部を形成したキャリアテープが広く知られている。又、このようなキャリアテープとして、例えば図13に示すように電子部品本体111から外周側に突設されたリード端子112を有する電子部品110を収納するようにしたキャリアテープも提案されている。詳しくは、収納凹部100内に、その収納凹部100の底壁101aから上方に突出するように形成した区画側壁102を設け、その区画側壁102によって、収納凹部100内に、電子部品本体111を収納する本体収納部103を区画形成し、その収納本体部103の底壁を載置用底壁101aとし、その載置用底壁101aに、電子部品本体110の底面を載置して本体収納部103に収納するようにしたものである。又、区画側壁102は、載置用底壁101aからの高さh3が電子部品本体111の底面から、リードにおける突出基端部の下面までの高さh2よりも低くし、電子部品本体110を本体収納部103に収納した状態で、電子部品110のリード端子112の下面が区画側壁102に接触しないようにしている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3148984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなキャリアテープは、電子部品110を収納凹部100に収納後、開口部をカバーテープ105で塞がれ渦巻状に巻き取られて運搬等されるが、その運搬等の際に、図13に示すように、例えば電子部品110のリード端子112が下側になって振動等によって電子部品本体111のリード端子112を有する一側面が区画側壁102を滑り動いて区画側壁102を乗り越え、リード端子112がキャリアテープの側壁101b或いは、カバーテープ105を突き破ってしまう場合がある。
【0005】
本発明は、運搬等の取り扱いに際して収納した電子部品が区画側壁を乗り越えるおそれが少なく、リード端子が収納凹部の側壁或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないキャリアテープの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電子部品本体の一側面から外周側に突設されたリード端子を有する電子部品を収納する複数の収納凹部を備えたキャリアテープであって、前記収納凹部内には、夫々、当該収納凹部の底壁から上方に突出され当該収納凹部内に前記電子部品本体を収納する本体収納部を区画形成した区画側壁が設けられ、前記本体収納部は、前記電子部品本体の底面を載置する載置用底壁を備え、前記区画側壁は、その突出先端側に、前記本体収納部に収納した電子部品本体の前記一側面が当該区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備え、前記乗り越え邪魔立て部は、前記載置用底壁からの高さが前記電子部品本体の底面から、前記リード端子における突出基端部の下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片を備えていることを特徴とするキャリアテープを提供する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載のキャリアテープにおいて、前記電子部品は、互いに距離を持って並列された第1〜第3の3つのリード端子を備え、前記邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間夫々に入り込むように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のキャリアテープにおいて、前記収納凹部は、互いに対向する第1側壁及び第2側壁とを備え、前記区画側壁は、前記第1側壁と対向する第1側壁対向面を備え、前記本体収納部は、前記第1側壁と第1側壁対向面との間に形成され、前記乗り越え邪魔立て部は、前記邪魔立て突片を前記第2側壁に支持した支持片を、更に備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1によれば、区画側壁は、その突出先端部に、本体収納部に収納した電子部品本体のリード端子を有する一側面が区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備える。また、乗り越え邪魔立て部は、載置用底壁からの高さが、電子部品本体の底面から、リード端子における突出基端部の下面の高さよりも高くなるように構成されている。
【0010】
これにより、電子部品本体のリード端子を有する一側面が区画側壁を振動等によって滑り動いた場合でも、その電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにでき、リード端子が収納凹部の側壁或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないものにできる。
【0011】
請求項2によれば、邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間、夫々に入り込むように構成されている。
【0012】
これにより、第1〜第3の3つのリード端子を有する電子部品に対しても区画側壁を乗り越え難いものにでき、第1〜第3の3つのリード端子を有する電子部品を収納するものとして適したものにできる。
【0013】
請求項3によれば、乗り越え邪魔立て部は、邪魔立て突片を収納凹部の第2側壁に支持した支持片を、更に備えている。
【0014】
例えば電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えようとして邪魔立て突片が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されて第2側壁側に撓むと、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えやすくなってしまう。
【0015】
しかし、この請求項3のように、邪魔立て突片を支持片によって収納凹部の第2側壁に支持したものにすれば、邪魔立て突片が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されても、邪魔立て突片が第2側壁側に撓み難いものにできる。これにより、より一層、確実に、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のキャリアテープの一実施形態の一部の平面図である。
【図2】収納凹部の拡大平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図2のVII−VII線断面図である。
【図8】収納凹部に電子部品を収納した状態の拡大平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】図8のXII−XII線断面図である。
【図13】従来例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のキャリアテープの一部の平面図、図2は、収納凹部の拡大平面図、図3は、図2のIII−III線断面図、図4は、図2のIV−IV線断面図である。また、図5は、図2のV−V線断面図、図6は、図2のVI−VI線断面図、図7は、図2のVII−VII線断面図である。
【0018】
この実施形態のキャリアテープ1は、図8〜図12に示す後述のリード端子112を有する電子部品110を収納するものとされている。
【0019】
又、この実施形態のキャリアテープ1は、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエチレン等の合成樹脂から、図1に示すように長尺状に形成されている。又、この実施形態では、長手方向に直交する前後方向(幅方向)の長さは、16mm程度とされている。
【0020】
このキャリアテープ1には、幅方向のほぼ中央部に、電子部品110を収納するための複数の収納凹部2が備えられている。又、幅方向の一端側には、複数の送り穴4が備えられている。
【0021】
これらの送り穴4は、収納凹部2に電子部品110を収納する際に、或いは、収納凹部2に収納した電子部品110を収納凹部2から取り出す際に、収納凹部2を機械的に順次長手方向に間欠的に送るためのもので、長手方向に沿って、一列にほぼ等間隔(この実施形態で4mmのピッチ)で形成されている。
【0022】
収納凹部2は、長手方向に沿って等間隔で配設されている。収納凹部2は、図2に示すように左右の両側壁21、22と、後側壁23(第1側壁)と、前側壁24(第2側壁)と、底壁25とを備えている。又、収納凹部2の上面側には、図3〜図7に示すように四角形状の開口部20が備えられており、この開口部20から内部に上記電子部品110を出し入れできるようになっている。
【0023】
又、収納凹部2は、図1〜図7に示すように、その内部に、底壁25から上方に突出された区画側壁26を備えている。この実施形態の区画側壁26は、区画壁本体27と、乗り越え邪魔立て部28とを備えている。
【0024】
区画壁本体27は、収納凹部2内における前方位置に、左側壁21から右側壁22にかけて後側壁23と平行に配設されており、図5〜図7に示すように後側壁23と対向した第1側壁対向面としての後側壁対向面27aを備えている。
【0025】
そして、この区画壁本体27によって、収納凹部2内が、その後側壁23と後側壁対向面27aとの間に、本体収納部2aが区画形成されているとともに、収納凹部2内におけるその本体収納部2aの前方側に、端子収納部2bが区画形成されている。
【0026】
本体収納部2aは、図8〜図12に示す電子部品110の電子部品本体111を収納するためのもので、その底壁が電子部品本体111の底面を載置する載置用底壁25aとされている。
【0027】
又、この載置用底壁25aには、図1、図2に示すように円形状の吸引用穴25bが設けられており、電子部品本体111を本体収納部2aに収納する際に、この吸引用穴25bから電子部品本体111を本体収納部2a内に吸引できるようになっている。尚、この吸引用穴25bは、必要に応じて設ければ良く、適宜変更できる。又、図6、図11では、この吸引用穴25bを省略している。
【0028】
ここで、収納凹部2に収納される一実施形態の電子部品110について説明する。この電子部品110は、図8〜図12に示すように直方体状の電子部品本体111と、その電子部品本体111の前側面(一側面)から突出された第1〜第3の3つのリード端子112、113を備えている。
【0029】
第1リード端子112は、電子部品本体111の前面における左側に配設され、第3リード端子112は、電子部品本体111の前面における右側に、第1リード端子112と所定の距離を隔てて左右対称に配設されている。
【0030】
また、第1リード端子112と第3リード端子112とは、同一形状のものから構成されており、夫々は、電子部品本体111の前面から前方側に所定長さで突出した突出基端部112aと、突出基端部112aから下方側に延びた傾斜部112bと、傾斜部112bから前方側に延びた先端部112cとを備えている。
【0031】
第2リード端子113は、第1リード端子112と第3リード端子112との間に、夫々と所定の距離をもって配設されている。この第2リード端子113は、第1リード端子112よりも突出長さが短く、第1リード端子112の突出基端部112aに相当する突出基端部113aのみを有する形状とされている。
【0032】
また、各リード端子112、113の突出基端部112a、113aは、図10に示すように電子部品本体111の底面からその下端面までの高さh2が、区画壁本体27の載置用底壁25aから上端までの高さh3よりも大きく設定されている。
【0033】
そして、電子部品本体111は、本体収納部2aの載置用底壁25aに載置されるようにして収納される。また、電子部品本体111の本体収納部2aへの収納に際して、リード端子112が端子収納部2bに、その端子収納部2bの底壁、前側壁23及び区画側壁26に非接触の状態で収納される。
【0034】
尚、この実施形態では、本体収納部2aに、その載置用底壁25aの全周部と、その載置用底壁25aの全周部に配設された左右の両側壁21、22、後側壁23及び区画側壁26の前側壁対向面26aとの境界部に、図2、図5〜図7に示すように凹溝31が設けられている。この凹溝31によって、電子部品本体111が載置用底壁25aを摺動した場合でも、電子部品本体111の底壁と側壁との角部が上記境界部の一部を削るおそれの少ないものにできる。これにより、キャリアテープの一部を削りとることにより形成される粉状の削り屑の発生を防止でき、粉状の削り屑が電子部品110に付着して電子部品110に支障をきたすおそれの少ないものにできる。
【0035】
次に、区画側壁26の乗り越え邪魔立て部28について説明する。この乗り越え邪魔立て部28は、本体収納部2aに収納した電子部品本体111のリード端子112、113を有する前側面(一側面)が区画側壁26を乗り越えないように邪魔立てをするものである。
【0036】
この実施形態における乗り越え邪魔立て部28は、互いに所定の距離をもって左右対称に配設された同一形状の2つの邪魔立て突片29と、邪魔立て突片29を支持した支持片30とを備えている。
【0037】
邪魔立て突片29は、図4に示すように区画壁本体27の上側の突出先端側に、互いに距離を隔てて、区画壁本体27から上方に所定量だけ突出するようにして配設されている。2つの邪魔立て突片29の内距離(間隔)L1は、図9に示すように第2リード端子113の幅L2よりも大きく、2つの邪魔立て突片29の互いの外面同士の外距離L3は、第1リード端子112と第3リード端子112との互いの内距離L4よりも小さく設定されている。
【0038】
支持片30は、図2、図6に示すように、2つの邪魔立て突片29の上端と収納凹部2の前側壁24とに渡されて両者を連結しており、2つの邪魔立て突片29夫々を、前側壁24側から支持している。
【0039】
この実施形態の支持片30は、支持片本体30aと、支持片本体30aの先端側に形成された2つの連結片30bとを備えている。支持片本体30aの基端部は、収納凹部2の前側壁24に連結され、連結片30bの先端側は、邪魔立て突片29の上端夫々と連結されている。
【0040】
各連結片30bの幅は、邪魔立て突片29の幅と同じに設定されており、連結片30b同士の間に、第2リード端子113を収納する部分を形成している。そして、これらの邪魔立て突片29は、図9に示すように収納凹部2に電子部品110が収納されるに際して、第1リード端子112と第2リード端子113との間、及び第2リード端子113と第3リード端子112との間、夫々にそれらと非接触の状態で入り込むようになっている。
【0041】
又、この実施形態では、その入り込んだ状態で、邪魔立て突片29の上端と、それらの第1〜第3リード端子112、113の突出基端部112a、113aの上面と略面一になっている。
【0042】
そして、収納凹部2に電子部品110が収納されたキャリアテープ1は、図示しないが、その後、順次、帯状のカバーテープ(図13参照)が上面に貼り付けられて収納凹部2の開口部20が閉じられるとともに、全体が渦巻状に巻回され、その状態で運搬等される。
【0043】
その運搬等に際し、振動等によって、電子部品本体111のリード端子112、113を有する一側面111aが区画側壁26の後側壁対向面26aを滑り動いた場合でも、その電子部品本体111の一側面111aが邪魔立て突片29によって区画側壁26を乗り越え難いものにでき、リード端子112、113が収納凹部2の前側壁24或いはカバーテープを突き破る恐れの少ないものにできる。
【0044】
又、乗り越え邪魔立て部28の邪魔立て突片29が、第1リード端子112と第2リード端子113との間、及び第2リード端子113と第3リード端子112との間、夫々に入り込むため、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110に対して区画側壁26を乗り越え難いものにでき、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110を収納するものとして適したものにできる。
【0045】
更には、電子部品本体111の一側面が区画側壁26を乗り越えようとして乗り越え邪魔立て部28の邪魔立て突片29が電子部品本体111によって収納凹部2の第2側壁24側に押圧され、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に撓むと、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に移動してしまい、その結果、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越えやすくなってしまう。
【0046】
しかし、この実施形態のように、乗り越え邪魔立て部が収納凹部の第2側壁に支持された支持片を備えたものにすれば、乗り越え邪魔立て部が電子部品本体によって収納凹部の第2側壁側に押圧されても、乗り越え邪魔立て部が第2側壁側に撓み難いものにできる。
【0047】
これにより、より一層、確実に、電子部品本体の一側面が区画側壁を乗り越え難いものにできる。
【0048】
尚、上記実施形態では、邪魔立て突片29を2つから構成し、第1〜第3の3つのリード端子112、113を有する電子部品110を収納するようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
【0049】
例えば邪魔立て突片29を1つから構成し、2つのリード端子を有する電子部品を収納するものとし、電子部品を収納するに際して邪魔立て突片29を2つのリード端子間に入り込むようにしてもよい。
【0050】
又、載置用底壁25aから邪魔立て突片29の上端までの高さh1は、電子部品本体111の底面からリード端子112、113の突出基端部112a、113aの下面までの高さh2よりも高く、載置用底壁25aからキャリアテープ1の上面までの高さよりも低い範囲内であれば良く、適宜変更できる。
【符号の説明】
【0051】
1 キャリアテープ
2 収納凹部
2a 本体収納部
2b 端子収納部
26 区画側壁
27 区画壁本体
28 乗り越え邪魔立て部
29 邪魔立て突片
30 支持片
110 電子部品
111 電子部品本体
112,113 リード端子
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品本体の一側面から外周側に突設されたリード端子を有する電子部品を収納する複数の収納凹部を備えたキャリアテープであって、
前記収納凹部内には、夫々、当該収納凹部の底壁から上方に突出され当該収納凹部内に前記電子部品本体を収納する本体収納部を区画形成した区画側壁が設けられ、
前記本体収納部は、前記電子部品本体の底面を載置する載置用底壁を備え、
前記区画側壁は、その突出先端側に、前記本体収納部に収納した電子部品本体の前記一側面が当該区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備え、
前記乗り越え邪魔立て部は、前記載置用底壁からの高さが前記電子部品本体の底面から、前記リード端子における突出基端部の下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片を備えていることを特徴とするキャリアテープ。
【請求項2】
前記電子部品は、互いに距離を持って並列された第1〜第3の3つのリード端子を備え、
前記邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間夫々に入り込むように構成されていることを特徴とする請求項1記載のキャリアテープ。
【請求項3】
前記収納凹部は、互いに対向する第1側壁及び第2側壁とを備え、
前記区画側壁は、前記第1側壁と対向する第1側壁対向面を備え、
前記本体収納部は、前記第1側壁と第1側壁対向面との間に形成され、
前記乗り越え邪魔立て部は、前記邪魔立て突片を前記第2側壁に支持した支持片を、更に備えていることを特徴とする請求項1または2記載のキャリアテープ。
【請求項1】
電子部品本体の一側面から外周側に突設されたリード端子を有する電子部品を収納する複数の収納凹部を備えたキャリアテープであって、
前記収納凹部内には、夫々、当該収納凹部の底壁から上方に突出され当該収納凹部内に前記電子部品本体を収納する本体収納部を区画形成した区画側壁が設けられ、
前記本体収納部は、前記電子部品本体の底面を載置する載置用底壁を備え、
前記区画側壁は、その突出先端側に、前記本体収納部に収納した電子部品本体の前記一側面が当該区画側壁を乗り越えないように邪魔立てする乗り越え邪魔立て部を備え、
前記乗り越え邪魔立て部は、前記載置用底壁からの高さが前記電子部品本体の底面から、前記リード端子における突出基端部の下面までの高さよりも高くなるように構成された邪魔立て突片を備えていることを特徴とするキャリアテープ。
【請求項2】
前記電子部品は、互いに距離を持って並列された第1〜第3の3つのリード端子を備え、
前記邪魔立て突片は、第1リード端子と第2リード端子との間、及び第2リード端子と第3リード端子との間夫々に入り込むように構成されていることを特徴とする請求項1記載のキャリアテープ。
【請求項3】
前記収納凹部は、互いに対向する第1側壁及び第2側壁とを備え、
前記区画側壁は、前記第1側壁と対向する第1側壁対向面を備え、
前記本体収納部は、前記第1側壁と第1側壁対向面との間に形成され、
前記乗り越え邪魔立て部は、前記邪魔立て突片を前記第2側壁に支持した支持片を、更に備えていることを特徴とする請求項1または2記載のキャリアテープ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−184019(P2012−184019A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48054(P2011−48054)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【出願人】(399120785)石井産業株式会社 (9)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【出願人】(399120785)石井産業株式会社 (9)
【Fターム(参考)】
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