説明

キリ

【課題】キリ等の工具に用いる柄の形状でころがりにくく特に傾斜面においたときに、ころがりにくく危険性のない柄を提供する。
【解決手段】柄にころがり止めをもうける。ころがり止めは例えば、三角形の断面形状部3である。三角形の断面形状部3の働きで、柄がころがりにくく、安全で使いやすい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、各種加工に用いるキリの形状に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の各種加工に用いるキリの形状は、図2に示すように、刃1に柄2が設けられたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、柄がころがりやすく、特に傾斜のあるところにキリを置くところがりやすく、危険で不便であった。
そこで、この発明は、柄がころがりにくく安全で使いやすいキリを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、柄にころがり止めを設けたことを特徴とするキリである。
また、第二発明は、柄にころがり止めを設け、このころがり止めは柄の一部の断面形状が三角形以上の多角形であることを特徴とするキリである。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、または第二発明によれば、キリの柄にころがり止めを設けたので、柄がころがりにくく安全で使いやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
キリの刃1は金属であり、キリの刃1の根元には、木製または樹脂製の柄2が一体的に設けられている。この柄2には三角形の断面形状部3が設けられている。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、三角形の断面形状部3の働きで、柄2を傾斜面に置いたときにころがりにくい。したがって、安全で使いやすい。
【0008】
「他の実施形態」
図1の実施形態では、ころがり止めは三角形の断面形状3であったが、他の実施形態では、ころがり止めは四角形や五角形などの多角形の断面形状を設けたものでもよい。
【0009】
さらに、ころがり止めは、三角形や多角形の断面形状に限らず、星形等突片部がある断面形状でもよい。
【0010】
また、三角形等ころがり止め断面形状は柄自体を直接加工するのではなく、柄の上から装着後ころがりにくい断面形状となるような部品を巻着、嵌着、冠着、接着してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明はキリ等ころがりやすい断面形状の柄を持つ工具、道具等を製造、販売する産業分野で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0013】
1 キリの刃 2 柄 3 ころがり止め(三角形断面形状)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柄の部分にころがり止めを設けたことを特徴とするキリ。
【請求項2】
前記ころがり止めは、柄の一部の断面形状が三角形以上の多角形であることを特徴とする請求項1記載のキリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2007−237724(P2007−237724A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−103614(P2006−103614)
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【出願人】(501263142)