キーホルダ
【課題】 キー取付リングに不測な力が加わった場合でもキー取付リングが移動せず、使用者が希望としたときのみキー取付リングを移動してキーの着脱をすることができるキーホルダの提供を課題とする。
【解決手段】 本体10の内部に摺動可能に収納されるシャフト30の先端部31には、切欠部21を有するキー取付リング20がピン22によって固定される。キー取付リング20が本体10の上端部の溝部11に収納された状態において、シャフト30が貫通する係止帯41は、シャフト30の中間大径部32と下端大径部33との間に位置するように配設されている。スプリング42の弾性力によって係止帯41の下端部の内面はシャフト30に当接する。
【解決手段】 本体10の内部に摺動可能に収納されるシャフト30の先端部31には、切欠部21を有するキー取付リング20がピン22によって固定される。キー取付リング20が本体10の上端部の溝部11に収納された状態において、シャフト30が貫通する係止帯41は、シャフト30の中間大径部32と下端大径部33との間に位置するように配設されている。スプリング42の弾性力によって係止帯41の下端部の内面はシャフト30に当接する。
【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、キー取付リングに1ないし複数個のキーを保持するキーホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のキーホルダの分解斜視図であり、図9(a),(b)は図8に示したキーホルダの断面図である。
【0003】
図8および図9において、10はキーホルダの本体であり、その上端部には、キー取付リング20の外周部の一部を収納可能な溝部11が形成されている。
【0004】
環状のキー取付リング20には切欠部21が形成されており、この切欠部21の近傍には、キー取付リング20の半径方向にシャフト30が延在するようにシャフト30の先端部31がピン22によって固定される。
【0005】
シャフト30の中間部には、他の部分よりも径の大きい中間大径部32が形成されており、この中間大径部32の上側にはスプリング34が配設されている。
【0006】
本体10には、溝部11の中央部から下端部に至る縦穴が図9(a),(b)
に示すように形成されている。この縦穴12はシャフト30を摺動可能に収納する縦穴である。この縦穴12は、シャフト30の中間大径部32が挿入可能な大径部12bと挿入不可能な中径部12aとによって構成されており、スプリング34は大径部12bに収納されている。
【0007】
スプリング34の一端は溝部11の底面部を構成している本体10に当接しており、他端はシャフト30の中間大径部32の上端部に当接している。
【0008】
このスプリング34の弾性力によってキー取付リング20は、溝部11に収納された状態を維持する。
【0009】
キー取付リング20へのキーの着脱を行う場合は、図9(b)に示したように、キー取付リング20が溝部11から離れる方向に、スプリング34の弾性力に抗してキー取付リング20に力を加え、図10に示したようにシャフトを軸としてキー取付リング20を回転させる。このように切欠部21を露呈させた状態にしておいて、キーKの着脱を行う。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように構成された従来のキーホルダにおいては、本体10から離れる方向にキー取付リング20に力を加えれば、キー取付リング20が移動しその切欠部21が露呈する構成となっているために、例えば、キー取付リング20に装着されているキーKが外部のものに引掛る等の原因によりキー取付リング20が移動し切欠部21が露呈することにより、この露呈した切欠部21から装着されている他のキーKが外れてしまうという虞れがあった。
【0011】
本考案の目的は、キー取付リングに不測な力が加わった場合でもキー取付リングが移動せず、使用者が希望としたときのみキー取付リングを移動してキーの着脱をすることができるキーホルダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は外周部に半径方向に延在するシャフトを有する環状のキー取付リングと、該キー取付リングの前記外周部の一部を収納可能な溝部が上端部に形成され且つ当該溝部の中央部から下端部に至る縦穴であって前記シャフトを摺動可能に収納する縦穴が形成された本体と、前記シャフトが挿通可能な「U」字状の係止帯が裏面側に形成されている操作板とから構成されるキーホルダであって、前記キー取付リングの前記シャフトの近傍には切欠部が形成され、前記本体の前記縦穴に収納された前記シャフトの中間部と下端部とには他の部分より径が大きい中間大径部と下端大径部とが形成され、前記中間大径部の上側には、前記溝部の底面部を構成する前記本体に上端部が当接するスプリングが配設され、前記「U」字状の係止帯は、前記シャフトに前記下端大径部が挿通可能な形態に形成され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で前記シャフトが貫通している前記「U」字状の係止帯が前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間に位置するように、前記溝部の長手方向と平行な前記本体の一面には前記縦穴と直交する方向に係止帯収納部が穿設され、前記「U」字状の係止帯が裏面側に形成された前記操作板が、前記係止帯収納部が穿設された方向に移動可能となるように当該操作板の裏面側は、前記本体との間に介挿されたスプリングによって弾性的に支持され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で、前記「U」字状の係止帯の下端部の内面が、前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間の部分の周壁面に当接していることを特徴とするものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
【0014】
図1は本考案の一実施形態の構成を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図である。
【0015】
図1および図2において、図8に示した従来例と同一符号のものは同一のものを示しているのでその説明は省略する。
【0016】
本実施形態では従来例の構成に加えて、シャフト30の下端部に中間大径部32と同一の径の下端大径部33が形成されており、シャフト30の上方向へ移動を規制する係止帯41とこの係止帯41を操作する操作板40とが設けられている。
【0017】
係止帯41は、図3に示すようにシャフト30の下端大径部33が挿通可能な「U」字状の形態に形成されており、その両端部は操作板40の裏面側に固定されている。なお、本実施形態においては、一枚の鉄板を加工することにより、操作板40と係止帯41とが一体的に形成されている。
【0018】
図1に示すように、本体10の上端部の溝部11の長手方向に平行な本体10の一面には、縦穴12と直交する方向に、「U」字状の係止帯41を収納する係止帯収納部14が穿設されている。また、13は操作板を収納するための操作板収納部であり、42は操作板40を弾性的に支持するために本体10と操作板40との間に介挿されるスプリングである。43は操作板40の表面側に固定される上カバーであり、44は本体10の裏面側に固定される上カバーである。
【0019】
この係止帯収納部14は、図4(a)および図5(a)に示したように、キー取付リング20の外周部の一部が本体10の溝部11に収納された状態において、係止帯41がシャフト30の中間大径部32と下端大径部33との間に位置するように本体10に穿設されている。また、図4(a)および図5(a)に示した状態においては、スプリング42に弾性力により、「U」字状の係止帯41の下端部の内側はシャフト30の周壁面に当接している。このため、シャフト30の下端大径部33の上方向への移動は、この係止帯41によって規制される。
【0020】
以上のように構成された本実施例において、キー取付リング20を上方向に移動させる場合には、図6に示したように、操作板40上の上カバー43をX方向に押圧した状態で、キー取付リング20にY方向の力を加えればよい。
【0021】
操作板40にX方向の力を加えた場合には、図4(b)に示したように係止帯41が移動し、シャフト30の下端大径部33の上方向への移動が係止帯41によって規制されないので、図5(b)に示したようにキー取付リング20を上方向に移動させて切欠部21を露呈させることができる。
【0022】
図5(b)に示したような状態で、キー取付リング20をシャフト30を軸として回転させ図7に示したような状態にすれば、キーKの着脱は容易に行うことができる。
【0023】
このように本実施形態では操作板40を押圧した状態でなければキー取付リング20は移動しない。従ってキー取付リング20のみに不測な力が加わったとしてもキー取付リングは移動しない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、キー取付リングに不測な力が加わった場合でもキー取付リングが移動せず、使用者が希望としたときのみキー取付リングを移動してキーの着脱をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の構成の示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の分解斜視図である。
【図3】図1に示した実施形態の係止帯とシャフトとの関係の説明図である。
【図4】図1に示した実施形態の動作を説明するための断面図である。
【図5】図1に示した実施形態の動作を説明するための断面図である。
【図6】図1に示した実施形態の動作説明図である。
【図7】図1に示した実施形態の動作説明図である。
【図8】従来のキーホルダの分解斜視図である。
【図9】従来のキーホルダの断面図である。
【図10】従来のキーホルダの動作説明図である。
【符号の説明】
10 本体
11 溝部
12 縦穴
12a 中径部
12b 大径部
13 係止帯収納部
14 操作板収納部
20 キー取付けリング
21 切欠部
22 ピン
30 シャフト
31 先端部
32 中間大径部
33 下端大径部
34,42 スプリング
40 操作板
41 係止帯
43,44 上カバー
K キー
X,Y 方向
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、キー取付リングに1ないし複数個のキーを保持するキーホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のキーホルダの分解斜視図であり、図9(a),(b)は図8に示したキーホルダの断面図である。
【0003】
図8および図9において、10はキーホルダの本体であり、その上端部には、キー取付リング20の外周部の一部を収納可能な溝部11が形成されている。
【0004】
環状のキー取付リング20には切欠部21が形成されており、この切欠部21の近傍には、キー取付リング20の半径方向にシャフト30が延在するようにシャフト30の先端部31がピン22によって固定される。
【0005】
シャフト30の中間部には、他の部分よりも径の大きい中間大径部32が形成されており、この中間大径部32の上側にはスプリング34が配設されている。
【0006】
本体10には、溝部11の中央部から下端部に至る縦穴が図9(a),(b)
に示すように形成されている。この縦穴12はシャフト30を摺動可能に収納する縦穴である。この縦穴12は、シャフト30の中間大径部32が挿入可能な大径部12bと挿入不可能な中径部12aとによって構成されており、スプリング34は大径部12bに収納されている。
【0007】
スプリング34の一端は溝部11の底面部を構成している本体10に当接しており、他端はシャフト30の中間大径部32の上端部に当接している。
【0008】
このスプリング34の弾性力によってキー取付リング20は、溝部11に収納された状態を維持する。
【0009】
キー取付リング20へのキーの着脱を行う場合は、図9(b)に示したように、キー取付リング20が溝部11から離れる方向に、スプリング34の弾性力に抗してキー取付リング20に力を加え、図10に示したようにシャフトを軸としてキー取付リング20を回転させる。このように切欠部21を露呈させた状態にしておいて、キーKの着脱を行う。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように構成された従来のキーホルダにおいては、本体10から離れる方向にキー取付リング20に力を加えれば、キー取付リング20が移動しその切欠部21が露呈する構成となっているために、例えば、キー取付リング20に装着されているキーKが外部のものに引掛る等の原因によりキー取付リング20が移動し切欠部21が露呈することにより、この露呈した切欠部21から装着されている他のキーKが外れてしまうという虞れがあった。
【0011】
本考案の目的は、キー取付リングに不測な力が加わった場合でもキー取付リングが移動せず、使用者が希望としたときのみキー取付リングを移動してキーの着脱をすることができるキーホルダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は外周部に半径方向に延在するシャフトを有する環状のキー取付リングと、該キー取付リングの前記外周部の一部を収納可能な溝部が上端部に形成され且つ当該溝部の中央部から下端部に至る縦穴であって前記シャフトを摺動可能に収納する縦穴が形成された本体と、前記シャフトが挿通可能な「U」字状の係止帯が裏面側に形成されている操作板とから構成されるキーホルダであって、前記キー取付リングの前記シャフトの近傍には切欠部が形成され、前記本体の前記縦穴に収納された前記シャフトの中間部と下端部とには他の部分より径が大きい中間大径部と下端大径部とが形成され、前記中間大径部の上側には、前記溝部の底面部を構成する前記本体に上端部が当接するスプリングが配設され、前記「U」字状の係止帯は、前記シャフトに前記下端大径部が挿通可能な形態に形成され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で前記シャフトが貫通している前記「U」字状の係止帯が前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間に位置するように、前記溝部の長手方向と平行な前記本体の一面には前記縦穴と直交する方向に係止帯収納部が穿設され、前記「U」字状の係止帯が裏面側に形成された前記操作板が、前記係止帯収納部が穿設された方向に移動可能となるように当該操作板の裏面側は、前記本体との間に介挿されたスプリングによって弾性的に支持され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で、前記「U」字状の係止帯の下端部の内面が、前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間の部分の周壁面に当接していることを特徴とするものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
【0014】
図1は本考案の一実施形態の構成を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図である。
【0015】
図1および図2において、図8に示した従来例と同一符号のものは同一のものを示しているのでその説明は省略する。
【0016】
本実施形態では従来例の構成に加えて、シャフト30の下端部に中間大径部32と同一の径の下端大径部33が形成されており、シャフト30の上方向へ移動を規制する係止帯41とこの係止帯41を操作する操作板40とが設けられている。
【0017】
係止帯41は、図3に示すようにシャフト30の下端大径部33が挿通可能な「U」字状の形態に形成されており、その両端部は操作板40の裏面側に固定されている。なお、本実施形態においては、一枚の鉄板を加工することにより、操作板40と係止帯41とが一体的に形成されている。
【0018】
図1に示すように、本体10の上端部の溝部11の長手方向に平行な本体10の一面には、縦穴12と直交する方向に、「U」字状の係止帯41を収納する係止帯収納部14が穿設されている。また、13は操作板を収納するための操作板収納部であり、42は操作板40を弾性的に支持するために本体10と操作板40との間に介挿されるスプリングである。43は操作板40の表面側に固定される上カバーであり、44は本体10の裏面側に固定される上カバーである。
【0019】
この係止帯収納部14は、図4(a)および図5(a)に示したように、キー取付リング20の外周部の一部が本体10の溝部11に収納された状態において、係止帯41がシャフト30の中間大径部32と下端大径部33との間に位置するように本体10に穿設されている。また、図4(a)および図5(a)に示した状態においては、スプリング42に弾性力により、「U」字状の係止帯41の下端部の内側はシャフト30の周壁面に当接している。このため、シャフト30の下端大径部33の上方向への移動は、この係止帯41によって規制される。
【0020】
以上のように構成された本実施例において、キー取付リング20を上方向に移動させる場合には、図6に示したように、操作板40上の上カバー43をX方向に押圧した状態で、キー取付リング20にY方向の力を加えればよい。
【0021】
操作板40にX方向の力を加えた場合には、図4(b)に示したように係止帯41が移動し、シャフト30の下端大径部33の上方向への移動が係止帯41によって規制されないので、図5(b)に示したようにキー取付リング20を上方向に移動させて切欠部21を露呈させることができる。
【0022】
図5(b)に示したような状態で、キー取付リング20をシャフト30を軸として回転させ図7に示したような状態にすれば、キーKの着脱は容易に行うことができる。
【0023】
このように本実施形態では操作板40を押圧した状態でなければキー取付リング20は移動しない。従ってキー取付リング20のみに不測な力が加わったとしてもキー取付リングは移動しない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、キー取付リングに不測な力が加わった場合でもキー取付リングが移動せず、使用者が希望としたときのみキー取付リングを移動してキーの着脱をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の構成の示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の分解斜視図である。
【図3】図1に示した実施形態の係止帯とシャフトとの関係の説明図である。
【図4】図1に示した実施形態の動作を説明するための断面図である。
【図5】図1に示した実施形態の動作を説明するための断面図である。
【図6】図1に示した実施形態の動作説明図である。
【図7】図1に示した実施形態の動作説明図である。
【図8】従来のキーホルダの分解斜視図である。
【図9】従来のキーホルダの断面図である。
【図10】従来のキーホルダの動作説明図である。
【符号の説明】
10 本体
11 溝部
12 縦穴
12a 中径部
12b 大径部
13 係止帯収納部
14 操作板収納部
20 キー取付けリング
21 切欠部
22 ピン
30 シャフト
31 先端部
32 中間大径部
33 下端大径部
34,42 スプリング
40 操作板
41 係止帯
43,44 上カバー
K キー
X,Y 方向
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 外周部に半径方向に延在するシャフトを有する環状のキー取付リングと、該キー取付リングの前記外周部の一部を収納可能な溝部が上端部に形成され且つ当該溝部の中央部から下端部に至る縦穴であって前記シャフトを摺動可能に収納する縦穴が形成された本体と、前記シャフトが挿通可能な「U」字状の係止帯が裏面側に形成されている操作板とから構成されるキーホルダであって、前記キー取付リングの前記シャフトの近傍には切欠部が形成され、前記本体の前記縦穴に収納された前記シャフトの中間部と下端部とには他の部分より径が大きい中間大径部と下端大径部とが形成され、前記中間大径部の上側には、前記溝部の底面部を構成する前記本体に上端部が当接するスプリングが配設され、前記「U」字状の係止帯は、前記シャフトに前記下端大径部が挿通可能な形態に形成され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で前記シャフトが貫通している前記「U」字状の係止帯が前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間に位置するように、前記溝部の長手方向と平行な前記本体の一面には前記縦穴と直交する方向に係止帯収納部が穿設され、前記「U」字状の係止帯が裏面側に形成された前記操作板が、前記係止帯収納部が穿設された方向に移動可能となるように当該操作板の裏面側は、前記本体との間に介挿されたスプリングによって弾性的に支持され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で、前記「U」字状の係止帯の下端部の内面が、前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間の部分の周壁面に当接していることを特徴とするキーホルダ。
【請求項1】 外周部に半径方向に延在するシャフトを有する環状のキー取付リングと、該キー取付リングの前記外周部の一部を収納可能な溝部が上端部に形成され且つ当該溝部の中央部から下端部に至る縦穴であって前記シャフトを摺動可能に収納する縦穴が形成された本体と、前記シャフトが挿通可能な「U」字状の係止帯が裏面側に形成されている操作板とから構成されるキーホルダであって、前記キー取付リングの前記シャフトの近傍には切欠部が形成され、前記本体の前記縦穴に収納された前記シャフトの中間部と下端部とには他の部分より径が大きい中間大径部と下端大径部とが形成され、前記中間大径部の上側には、前記溝部の底面部を構成する前記本体に上端部が当接するスプリングが配設され、前記「U」字状の係止帯は、前記シャフトに前記下端大径部が挿通可能な形態に形成され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で前記シャフトが貫通している前記「U」字状の係止帯が前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間に位置するように、前記溝部の長手方向と平行な前記本体の一面には前記縦穴と直交する方向に係止帯収納部が穿設され、前記「U」字状の係止帯が裏面側に形成された前記操作板が、前記係止帯収納部が穿設された方向に移動可能となるように当該操作板の裏面側は、前記本体との間に介挿されたスプリングによって弾性的に支持され、前記キー取付リングの外周部の一部が前記溝部に収納された状態で、前記「U」字状の係止帯の下端部の内面が、前記シャフトの中間大径部と下端大径部との間の部分の周壁面に当接していることを特徴とするキーホルダ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【登録番号】実用新案登録第3087689号(U3087689)
【登録日】平成14年5月22日(2002.5.22)
【発行日】平成14年8月16日(2002.8.16)
【考案の名称】キーホルダ
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2002−438(U2002−438)
【出願日】平成14年2月1日(2002.2.1)
【出願人】(390022482)株式会社エムアンドケイ・ヨコヤ (8)
【登録日】平成14年5月22日(2002.5.22)
【発行日】平成14年8月16日(2002.8.16)
【考案の名称】キーホルダ
【国際特許分類】
【出願番号】実願2002−438(U2002−438)
【出願日】平成14年2月1日(2002.2.1)
【出願人】(390022482)株式会社エムアンドケイ・ヨコヤ (8)
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