説明

キーボード装置

【課題】 操作性や質感を損なわずに薄型化することができ、且つ安価でしかも組立ても容易なキーボード装置を形成することが困難であった。
【解決手段】 金属板5の係止部材11,12形成位置に貫通孔13を形成し、この貫通孔13を介して樹脂製の係止部材11,12が取付けられる。このとき係止部材11,12は、アウトサート法と称される成型方法によって成型される。また、係止部材2,3の形状はスナップイン可能な形状にする。これにメンブレンスイッチ4、支持部材2,3、キートップ1、弾性部材6が組み合わされて形成される。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字等の入力装置として使用されるキーボード装置に係り、特にノートタイプに装着されて使用されるのに適した薄型のキーボード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】図6は、従来のキーボード装置20の1個分のキーを側面から見た断面図である。
【0004】前記キーボード装置20は、キートップ1、支持部材2,3、ハウジング部材31、メンブレンスイッチ4、金属板5および弾性部材6を組合わせて形成されている。
【0005】前記キートップ1は、その裏面の四隅に支持部材2,3を支持する係止部1a,1a,1b,1bが計4個所に設けられている。
【0006】前記キートップ1を支持する支持部材2,3は、交差するように組合わされ、側面中央に設けられた軸8によって回動可能に軸着されている。また内側に配置された支持部材3は、図5に示されるようにその中央に円形の貫通孔9が形成されている。また外側に配置された支持部材2は、図5に示すように略コ字状の形状に形成されている。また、支持部材2,3の先端部には円柱状の突部2a,2a,3a,3aが外側方に突出して形成されている。この突部2aは前記係止部1bに配設され且つ前後方向に摺動可能に挿入され、突部3aは前記係止部1aに嵌合され且つ回動自在に支持されている。
【0007】さらに、前記支持部材2,3の基端部に形成された円柱状の突部2b,3bは、それぞれハウジング部材31の係止部32に回動可能に軸着され、凹部33に摺動可能に配設されている。なお、支持部材3では、脚部3c,3c間に形成された軸(図示せず)がハウジング部材31から突設された係止部材に係止され、支持部材3がハウジング部材31から離脱しないようになっている。
【0008】また、ハウジング部材31の下面には、メンブレンスイッチ4が配設され、前記ハウジング部材31と金属板5とで挟持されている。
【0009】前記メンブレンスイッチ4は、図示していないが、3層のフィルムシートから形成され、そのうちの上下の2層はそれぞれ対向する内面側に電極パターンが印刷形成されている。またメンブレンスイッチ4の前記両シート間にはフィルム状のスペーサーが挿入され、且つこのスペーサーにはキートップを押し込んだ場合に上下の電極が導通するように各キートップ1の形成場所下に孔が設けられている。さらに、メンブレンスイッチ4には、前記ハウジング部材31と金属板5とを固定するための前記3層を貫く孔が複数形成されている。
【0010】また、前記メンブレンスイッチ4の下面には、アルミ等の金属材料からなる金属板5が設けられている。
【0011】この金属板5には、複数の孔が形成され、またこの孔と位置を同じくして形成された前記ハウジング部材31の複数の突起が前記孔に挿入されている。さらに金属板5の裏面から突出したハウジング部材31の突起の一部を部分融着することによって、ハウジング部材31と金属板5とが固定されている。
【0012】さらに、このキーボード装置20の中央部には、弾性部材6が配設されている。この弾性部材6はハウジング部材31に形成された円形の貫通孔9を通り、メンブレンスイッチ4の上面に接着されずに載置させられている。このときハウジング部材31に形成された貫通孔の径は弾性部材6の下端部の径よりも狭く形成されているため弾性部材6を接着して固定しなくてもハウジング部材31から外れないようになっている。
【0013】また、弾性部材6は常に上方へ付勢する付勢力が働くような部材で形成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来のキーボード装置20では、装置自体の厚みが大きくなり、近年のノートタイプコンピュータにおけるさらなる薄型化に対する要求を満足することができなかった。
【0015】すなわち、ノートタイプに使用されるキーボード装置は、質感や操作性を考慮すると、通常キートップの厚さXを最小で3mmとし、且つキートップ1の移動量Yを最小で3mmとし、これ以上小さく設計することに制限がおかれていた。そのため、上記した厚さXおよび移動量Yはこれ以上小さくすることができず、残りのハウジング部材31から下側の部材について削除できる部材はないか検討を行なった。
【0016】その結果、前記ハウジング部材31を除去し、支持部材2,3を支持する係止部材を直接金属板5で支持する方法が提案された。
【0017】しかしながら、図7に示すように金属板5に係止部材を直接形成する場合、金属板5を切り起こして係止部41,41,42,42を加工するため、従来のものに比べてその加工費が高くなるという問題があった。
【0018】また、前記支持部材2,3を取付ける場合、最初に係止部42,42に支持部材3の突部3b,3bを引っかけた後に係止部41,41に支持部材2の突部2b,2bを開口部41a,41aから挿し込むことになるが、このとき係止部41,41がブリッジを形成しているためかなり力を入れて嵌め込まなければならず、図6で示した従来例に比べて組み立てに時間がかかり且つ組立てにくいという問題があった。
【0019】本発明は、従来よりも薄型化を図ることができ、しかも安価で且つ組み立も容易なキーボード装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のキーボード装置は、キートップと、前記キートップの下面を支持してキートップを上下方向に移動可能にする支持部材と、前記支持部材の基端部にて前記支持部材を支持する受け部材と、キートップを常に上方へ付勢する弾性部材と、前記支持部材の下面に設けられるメンブレンスイッチとが設けられたキーボード装置において、前記受け部材が、前記メンブレンスイッチを支持する基台に直接に固着されていることを特徴とするものである。
【0021】上記のように、基台上に支持部材を支持する受け部材を直接固着したことによって、従来例で示したようなハウジング部材を設ける必要がなく、その分ハウジング部材の板厚の厚み分をなくすことができ、その結果、キーボード装置自体の厚みを小さくすることができる。また直接金属板を切り起こして加工することもないため、装置自体を安価に製造することができる。
【0022】また前記基台は金属板であり、アウトサート成形で前記金属板に固着した樹脂により前記受け部材を形成することができる。
【0023】この場合、前記受け部材は、基台の受け部材(係止部材)の形成個所にあらかじめ貫通孔を設けて前記貫通孔を介して金属板の両面から金型で挟持して樹脂を流し込む方法により形成することができる。
【0024】上記成型方法は、通常アウトサート法と称される成型方法であり、上記方法によって基台に受け部材(係止部材)を確実にしっかりと固定することができる。また前記受け部材が固着された基台の裏面に凹部が形成され、前記受け部材の一部が前記凹部内に位置して基台の裏面から露出しないようにすることが好ましい。
【0025】上記手段により、基台の裏面から受け部材(係止部材)の突出部がなくなり、基台の裏面に凹部が形成されていない場合に比べてより薄くキーボード装置を形成することができる。
【0026】また前記受け部材は、開口部を上面に有する係止部材と、開口部を側面に有する係止部材とで形成され、前者の係止部材に支持部材の一方が回動可能に嵌着され、後者の支持部材に前記支持部材の他方が摺動可能に挿入され、且つ両支持部材は、互いに交叉し、交叉部にて軸で回動自在に連結されていることが好ましい。
【0027】上記形状では、支持部材を取付ける場合、最初に支持部材に形成された一方の軸を側面に例えば略コ字状の開口部が形成された係止部材に引っかけた後、支持部材に形成された他方の軸を上面に例えば略U字状の開口部が形成された係止部材に上方から押し込むことによって、支持部材に無理な応力をかけることなく容易に且つ短時間で組込むことができる。
【0028】上記の場合、金属板に前記のような凹部を形成する方法として、金属板に孔を形成する際に同時に圧力をかけて形成してもよく、その他通常行なわれているプレス成型方法を採用することができる。
【0029】また開口部を上面に有する係止部材に対し支持部材の一方がスナップイン嵌合されていることが好ましい。
【0030】この場合、係止部材は支持部材の一方に嵌合され且つ回動可能に形成され、しかも前記係止部材と支持部材とが容易に抜けることがないような形状で形成される。
【0031】なお、本発明は、受け部材(係止部材)を基台である金属板にアウトサート成形法により固着するものに限られず、それぞれ開口部が形成された受け部材(係止部材)を別々に樹脂により形成し、これを前記基台に圧入、溶融かしめ、ねじ止めにより固定してもよい。
【0032】上記したキーボード装置をノートタイプのコンピュータに装着することにより、コンピュータの筐体の薄型化を図ることができ、よって携帯性を向上させることができる。また、安価にキーボード装置を形成することができるためコンピュータ本体のコストダウンにも貢献することができる。しかも、従来と同様にキートップの厚みおよび移動量はそのままであるため、操作性や質感が損なわれることはない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキーボード装置および前記キーボード装置を組込んだコンピュータについて図面を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明のキーボード装置の側面を示す断面図である。
【0035】このキーボード装置10は、受け部材として係止部材11,12が金属板5の上部に形成されている。さらにキートップ1、支持部材2,3、弾性部材6、メンブレンスイッチ4が組込まれている。
【0036】前記係止部材11は、図3に示されるように、支持部材2の基端部の両端にそれぞれ計2個所形成され、その形状は断面が略U字状で且つ上面に横方向に沿って嵌合溝11aが設けられている。また、係止部材12は、支持部材3の基端部の両端にそれぞれ計2個所形成され、その形状は断面が略コ字状で且つ摺動溝12aの開口部が係止部材11とは逆側を向いて設けられている。
【0037】また、図2の断面図に示すように、前記係止部材11,12の形成場所(紙面裏面側も同様)には、金属板5にそれぞれ貫通孔13,13が穿設されている。この貫通孔13,13に係止部材11,12の下端に設けられた突起15,15が挿通しており、金属板5の裏面にて前記貫通孔13,13より径の大きな止め部11b,12bが形成され、係止部材11,12が緩まずにしっかりと固定されている。
【0038】このときの前記係止部材11,12の成型方法は、アウトサート法と称される成型方法を採用している。すなわち金属板5上の係止部材11,12の形成個所にあらかじめ貫通孔13,13を形成しておき、前記金属板5を係止部材11,12を型取った金型にて貫通孔13,13の両面から挟持する。その後その型内に樹脂を流し込み、金型を取り外すことによって図1ないし図3に示すような形状の係止部材11,12が形成される。
【0039】また、貫通孔13,13を形成した金属板5の裏面には、貫通孔13,13の径よりも同等あるいは若干大きな径を有する凹部14,14が形成されている。この凹部14,14は、貫通孔13,13を形成する前後あるいは同時に金属板5に加圧力をかけることによりプレス形成される。
【0040】この場合の凹部14,14の深さは、係止部材11,12を形成した際に止め部11b,12bの頭頂部が金属板5の裏面の水平面と同等あるいは隠れる程度にすることが好ましい。なお、この止め部11b,12bの形状は、使用する金型によって例えば頭部が平坦な形状としてもよい。
【0041】また、嵌合溝11aは、その溝の形状が前記支持部材2の基端部に形成された円柱状の突部2b(紙面裏面も同様)と同様な形状で形成され、且つその開口部は前記突部2bの径よりも狭く形成されている。これによって前記突部2bは、嵌合後にこの嵌合溝11aから抜け出ないように回動自在に支持される。
【0042】また前記摺動溝12aでは、この摺動溝12aに前記支持部材3の基端部に形成された円柱状の突部3b,3bが摺動可能な大きさとする。また、このとき支持部材3ががたつかない程度の内寸法の高さに設定することが好ましい。
【0043】上記のようにして係止部材11,12が形成された金属板5は、その上からメンブレンスイッチ4が積層され、接着剤等を用いて固定される。このメンブレンスイッチ4は従来例で示したように、3層のシートからなり、それぞれ透明なフィルムシートにより構成されている。ここで両端のシートの内面側には、各キートップ1の形成位置に相当する場所に円形のスイッチパターンおよび外部へと配線が通じるライン状の配線パターンが印刷形成され、且つ互いに対向して配設されている。また前記両透明シート間には透明シートがスペーサーとして配設されるが、このとき前記スペーサーには前記スイッチパターン形成位置に円形の切欠部が形成されている。そのため通常時は両シートのスイッチパターン同士が接触しないような状態になっている。
【0044】さらに、メンブレンスイッチ4の上面には、静電気を放電させるためのシート部材が形成されている(図示せず)。すなわち、金属板5の上面に直接メンブレンスイッチ4を形成し、しかもメンブレンスイッチ4に設けられた切欠部等から静電気が発生する場合があるため、この静電気を逃がすための工夫として上記シート部材が形成されている。
【0045】また、このシートは、黒色で形成されており、キートップ1の上面から見た場合に各キートップ間の隙間から見える光による反射を防止する効果およびその隙間から見える配線のパターンを消す効果を有している。また、弾性部材6を形成する場合でも、メンブレンスイッチ4に直接貼るよりも貼り強度を向上させることができるようにもなっている。
【0046】上記のように形成された係止部材11,11,12,12の計4個所に支持部材2,2,3,3を配設するが、この場合支持部材2の突部2bは係止部材11側そして支持部材3の突部3bは係止部材12側となるように配置する。
【0047】前記支持部材2は、図5に示すように略コ字状で樹脂製の部材により形成され、前記支持部材3は中央に円形の挿通孔9が形成された樹脂製の部材により形成されている。そして前記支持部材2を外側にして支持部材3の側面中央から突出した軸8によって回動可能に軸着され、両支持部材2,3が互いに交叉し、交叉部分で回動自在に連結されてパンタグラフ状に形成されている。
【0048】さらに、前記支持部材2,3の先端部にはそれぞれ円柱状の突部2a,2a,3a,3aが外側方に向かって突設されている。この突部2a,2a,3a,3aは、それぞれキートップ1の裏面に形成された係止部1a,1a,1b,1bに支持されている。
【0049】前記キートップ1は、裏面が舟形状に形成された凹部を有しており、その凹部の四隅に、支持部材3側では前記突部3aが回動可能な形状の係止部1aが形成され、支持部材2側では前記突部2aが摺動可能なL字型の係止部1bがそれぞれ突出して形成されている。
【0050】なお、上記した係止部材12および係止部1bのスライド長は、キートップ1が最下端に位置する場合でも支持部材3が外れない長さとする。
【0051】また、キートップ1の裏面中央には、突起7が突設され、キートップ1を押し下げた場合に弾性部材6を押し込むようになっている。
【0052】前記弾性部材6は、略円錐状の形状で且つゴム製の部材で形成され、上記した黒色の静電気対策用のシート部材上に接着剤等を用いて固定される。この場合前記弾性部材6は、通常は支持部材3の円形の挿通孔9を通りキートップ1の裏面に形成された突起7に当接するようになっている。ここで、キートップ1を指で下方へ押し込むことにより弾性部材6の頭部が付勢力に抗して沈み込み、指をキートップ1から離すことにより、弾性部材6が元の状態に戻り、キートップ1が初期状態に戻る。またキートップ1を指で押し、弾性部材6の頭部が沈んだときに、前記突起7によりメンブレンスイッチ4が押されてスイッチONとなる。
【0053】また、本発明の前記キーボード装置を組込んだコンピュータは、上記のようにして形成されたキーボード装置をノートタイプのコンピュータに装着して形成することにより、コンピュータのサイズ(厚み)をより薄型化することができ、それによってコンピュータの軽量化および携帯性の向上を図ることができる。
【0054】以上のように、本発明のキーボード装置は、上記実施の形態に限られることはなく、図4に示されるように支持部材3側をひとつの係止部材だけで形成し、支持部材3の両端の脚部の間に一本の軸を設けてこの軸と前記係止部材とを組合わせて3点で支持するようにしてもよい。また、支持部材2側を1点にして2点支持にしてもよく、支持部材の個数およびその形状は変更して差し支えない。
【0055】また、金属板5に係止部材11,12を形成する場合に、上記したアウトサートによる方法以外に、あらかじめ金型で図2に示すような止め部11b,12bが形成されていない突起15,15のみが形成された係止部材を作製しておき、後から所定の位置に貫通孔13が形成された金属板に挿通し、金属板5の裏面へ突出した突起15,15を溶着して固定してもよい。このとき係止部材のがたつきを防止するため、係止部材同士が連結した状態となるように成型時に一体に形成しておいてもよい。
【0056】また、係止部材11,12が回転してしまうことを防止するため、金属板5に形成される貫通孔13の形状は、円形ではなく角がある形状としてもよく、あるいは凹部14を四角形状とし同時に止め部11b,12bの形状を四角形状にして形成してもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明のキーボード装置は、金属板に直接樹脂製の係止部材を形成することによって、操作性や質感を損なうことなくより薄型化することができ、しかも支持部材を取付ける場合でも取り付け易く且つ取付け時間も短縮され、それによって製造工程でおける作業性を向上させることができる。
【0058】また、上記したような薄型化したキーボード装置をノートタイプのコンピュータに使用し、これをノートタイプのコンピュータに装着することにより、従来よりも薄型化、軽量化およびコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーボード装置の側面を示す断面図、
【図2】係止部材が金属板に装着されている状態を示す断面図、
【図3】係止部材の形状および配置を示す斜視図、
【図4】他の係止部材の形状および配置を示す斜視図、
【図5】支持部材の形状を示す斜視図、
【図6】従来のキーボード装置の側面を示す断面図、
【図7】従来の他の係止部材の構造を示す斜視図、
【符号の説明】
1 キートップ2,3 支持部材2a,3a,2b,3b 突部
4 メンブレンスイッチ
5 金属板
10 キーボード装置
11,12 係止部材
11a 嵌合溝
12a 摺動溝
11b,12b 止め部
13 貫通孔
14 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 キートップと、前記キートップの下面を支持してキートップを上下方向に移動可能にする支持部材と、前記支持部材の基端部にて前記支持部材を支持する受け部材と、キートップを常に上方へ付勢する弾性部材と、前記支持部材の下面に設けられるメンブレンスイッチとが設けられたキーボード装置において、前記受け部材が、前記メンブレンスイッチを支持する基台に直接に固着されていることを特徴とするキーボード装置。
【請求項2】 前記基台は金属板であり、アウトサート成形で前記金属板に固着した樹脂により前記受け部材が形成されている請求項1記載のキーボード装置。
【請求項3】 前記受け部材が固着された基台の裏面に凹部が形成され、前記受け部材の一部が前記凹部内に位置して基台の裏面から露出しないようにした請求項1または2記載のキーボード装置。
【請求項4】 前記受け部材は、開口部を上面に有する係止部材と、開口部を側面に有する係止部材とで形成され、前者の係止部材に支持部材の一方が回動可能に嵌着され、後者の支持部材に前記支持部材の他方が摺動可能に挿入され、且つ両支持部材は、互いに交叉し、交叉部にて軸で回動自在に連結されている請求項1ないし3のいずれかに記載のキーボード装置。
【請求項5】 開口部を上面に有する係止部材に対し支持部材の一方がスナップイン嵌合されている請求項4記載のキーボード装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開平11−288349
【公開日】平成11年(1999)10月19日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平10−92004
【出願日】平成10年(1998)4月3日
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)