説明

キー保持機構

【課題】携帯機を用いるエンジン始動装置において、予備キーが適切に挿入されなかった場合でも、予備キーが抜け出ることを防止する。
【解決手段】車体に取り付けられたロータケースに、キーロータ10を回転可能に装着する。キーロータ10の端部には指で摘んでキーロータ10を回すノブ14が形成され、ノブ14の中央には、予備キーを挿入するキー挿入部12が、円筒部11の内部に向けて形成されている。キー挿入部12内には、ばね25で径方向に付勢されているストッパー24が配置されている。予備キーをキー挿入部12に挿入した状態でキーロータ10を回転すれば、予備キーのキー溝の両側の凹部が、ストッパー24に設けた保持孔28Bと係合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯機を用いて自動車等のエンジンを始動するエンジン始動装置に挿入されるキーのキー保持機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯機を用いるエンジン始動装置は、携帯機の送信部から発信された照合信号でエンジンの始動を許可するか否かを判断している。このため、照合信号でエンジンの始動の許可が確認できれば、キーはなくても、ノブを摘んでキーロータを回すことで、エンジンは始動する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかる携帯機を使用するエンジン始動装置においても、例えば、セカンドユーザが予備キーを使用して運転したい場合等が想定され、ユーザニーズに応じるため、携帯機のみでなく、予備キーでもエンジンが始動できる構成となっている。
【0004】
具体的には、予備キーにも、照合信号の送信部が組み込まれていて、送信部から送信された照合信号を車体に備えた受信部で受信し、エンジン始動の許可を確認する。エンジン始動の許可が確認できれば、ノブを摘んでキーロータを回すことでエンジンは始動する。即ち、この場合にも、予備キーをつまんで直接回転させなくても、エンジンは始動する。
【0005】
なお、従来の携帯機を用いるエンジン始動装置では、タンブラによる機械的なキーの照合が不要なため、キーロータ内部にはキーの照合用のタンブラは配置されていない。このため、予備キーの最先端のキー溝の凹部に、タンブラを1個配置し、キーロータから予備キーが抜け出るのを防止している。
【0006】
かかる構成とすることで、通常の使用状態では問題は生じない。しかし、予備キーのキーロータへの挿入が不適切で、最先端のキー溝の凹部がタンブラ位置まで到達していない状態のまま走行することも予測される。このような場合には、走行中の振動等で予備キーが抜け出る恐れがある。
【特許文献1】特開2003−291780号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、携帯機を用いるエンジン始動装置において、キーが適切に挿入されなかった場合でも、キーが抜け出ることを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明のキー保持機構は、車体に取り付けられるロータケースと、前記ロータケースに回転可能に装着されたキーロータと、前記キーロータに形成され、キーが挿入されるキー挿入部と、前記キー挿入部内に配置され、前記キーロータが回転されると、前記キーに形成されたキー溝の両側の凹部に係合するストッパーと、を備えたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、ロータケースは、キーロータを回転可能に装着した状態で車体に取り付けられる。ロータケースに装着したキーロータの内部には、キーが挿入されるキー挿入部が形成されている。このため、キーをキーロータのキー挿入部に挿入した状態でキーロータを回転させることができる。
【0010】
また、キー挿入部内には、ストッパーが配置されており、キーをキー挿入部に挿入した状態でキーロータを回転させると、キー挿入部内に挿入したキーに形成されたキー溝の両側の凹部とストッパーとが係合する。
【0011】
従って、キーがキー挿入部から抜け出ることを防止できる。
【0012】
請求項2に係る発明のキー保持機構は、前記ストッパーは、前記キー挿入部に挿入された前記キーを保持する保持孔と、前記ロータケースの内壁に当接する突起部と、を有し、前記保持孔は、前記キーが挿入可能な大きさの第1の保持孔と、前記第1の保持孔に隣接し、前記キー溝の両側の凹部に係合する大きさの第2の保持孔と、で構成され、前記突起部は、前記キーを前記第1の保持孔に挿入して回し、前記キーロータを回転させたとき、前記ロータケースの内壁に形成されたカム溝へ移動し、前記キー溝の凹部と前記第2の保持孔とを係合させることを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、ストッパーは、キーが挿入可能な大きさの第1の保持孔と、第1の保持孔に隣接し、キー溝の両側の凹部に係合する大きさの第2の保持孔とを有している。このため、第1の保持孔の位置を通過させることで、キーを自由に軸方向に抜き差しできる。一方、第2の保持孔とキー溝の凹部とを係合させた状態では、第2の保持孔でキーが保持されるため、キーがキー挿入部から抜け出ることを防止できる。
【0014】
なお、第2の保持孔とキー溝の凹部とを係合させるには、キーロータを回転させる。これにより、ストッパーの突起部がロータケースの内壁に形成されたカム溝へ移動する。この突起部のカム溝への移動により、キー溝の凹部と第2の保持孔とが係合する。
【0015】
請求項3に係る発明のキー保持機構は、前記ストッパーを、前記キーロータと一体に回動可能とし、かつ前記キーロータの径方向へ移動可能に配置して、前記キーロータの内部に、前記ストッパーを径方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、キーロータを回転させると、ストッパーとキーロータとが一体に回動する。このストッパーは、付勢手段で径方向に付勢されており、キーロータを径方向へ移動させることができる。
【0017】
このため、キーロータの回転に伴い、ストッパーの突起部が移動してカム溝と対向すると、突起部が付勢手段によってカム溝へ移動し、ストッパーに形成した第2の係合孔とキー溝の凹部とが係合する。
【0018】
即ち、キーロータを回転させる前は、キー溝の凹部の位置に第1の保持孔が位置しているが、キーロータを回転させることで、ロータケースの内壁に当接している突起部を、付勢手段による付勢力でカム溝に向かって径方向へ移動させることができる。突起部の移動により、キーロータを回転させた後には、キー溝の凹部の位置には第2の保持孔が移動してくる。このため、キー溝の凹部と第2の保持孔とを係合させることができる。
【0019】
また、付勢手段の付勢力で、第2の保持孔とキー溝の凹部の係合状態を維持するので、キーがキー挿入部から抜け出ることをより確実に防止できる。
【0020】
請求項4に係る発明のキー保持機構は、前記ストッパーを、前記キーを前記キーロータに挿入した状態で、前記キーの挿入方向の先端から最も遠い位置に形成された前記キー溝の凹部の位置に設けたことを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、ストッパーがキーを保持するキーの保持位置は、キーの挿入方向の先端から最も遠い位置に形成されたキー溝の凹部の位置となる。
【0022】
従って、従来のキー最先端のキー溝の凹部をタンブラで保持する保持方法と異なり、凹部の深い所を第2の保持孔で係合することができる。また、誤って途中までしかキーが挿入されない場合でも、キーに設けてある複数個のキー溝の凹部のうちの、いずれか1つのキー溝の凹部と係合できるので、より確実にキーがキー挿入部から抜け出ることを防止することができる。
【0023】
請求項5に係る発明のキー保持機構は、前記キーは、照合用信号を送信する送信部を備え、前記送信部から送信された前記照合用信号を受信する受信部を車体に備えたことを特徴としている。
【0024】
上記構成によれば、キーの送信部から送信された照合用信号を受信する受信部を車体に備えている。このような携帯機を用いるエンジン始動装置を、キーで始動したときに、キーがキー挿入部に適切に挿入されなかった場合でも、キーをストッパーで保持できるため、キーがキー挿入部から抜け出ることを防止できる。
【発明の効果】
【0025】
以上説明した如く、本発明に係るキー保持機構は、運転中にキーがキー挿入部から抜け出ることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明のキー保持機構の実施の形態を図に基づき説明する。
【0027】
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係るキー保持機構30は、ロータケース50と、ロータケース50に回転可能に装着されたキーロータ10と、を有する。
【0028】
キーロータ10の円筒部11の端部には、指で摘んでキーロータ10を回すノブ14が形成されている。また、円筒部11の他端部には、キーロータ10の回転位置情報をイグニッションスイッチ(図示せず。)に伝える凸状端部13が設けられている。
【0029】
ノブ14の中央には、上部が開口し、携帯機又は予備キーを矢印A方向から挿入するためのキー挿入部12が設けられている。キー挿入部12は、ノブ14の中央から凸状端部13へ向けて、キーが挿入できる大きさで、円筒部11の内部に形成されている。
【0030】
円筒部11の外周部には、キー挿入部15に貫通する矩形状の開口部16が形成されている。この開口部16には、キーロータ10の回転を制限するロックバーが挿入されており、車体に取り付けられた受信部(図示せず)が予備キー40の送信部44からの照合信号を受信すると、プランジャーは、バネに押されてローターケース50と開口部16の間に位置していたロックバーを、ローターケース50側から開口部16側へ退避させ、キーローター10を回転可能とする構成となっている。
【0031】
また、円筒部11の外周部には、予備キー40の抜け出しを防止するタンブラ20が挿入されるスリット溝18が径方向へ抜けている。タンブラ20は長方形状のプレートで両端部は円弧状に加工され、ローターケース50の内周壁と接触して摺動可能となっている。また、タンブラ20の中央部には、予備キー40の先端部に形成されたキー溝の凹部46と係合する長孔21が形成されている。
【0032】
さらに、タンブラ20の側端部には、段部23が形成されている。この段部23には、スリット溝18へ配置されたばね22が当っており、このばね22でタンブラ20は、ローターケース50の内周壁に向かって付勢されている。
【0033】
これにより、図3、図4に示すように、タンブラ20の長孔21は、予備キー40が挿入されていないとき、長孔21の孔縁部が、予備キー42の先端部のテーパー部47と対応する位置にあり、予備キー40が挿入されると、長孔21の孔縁部がテーパー部47に押されて径方向へ移動し、テーパー部47が突き抜けると、ばね22の付勢力で、予備キー42のキー溝の凹部46へ長孔21が係合する構成となっている。
【0034】
また、図1に示すように、円筒部11のノブ14側には、外周部からキーロータ10の内部に設けたキー挿入部12を貫通する装着孔32が形成されている。この装着孔32の両端部には、キーロータ10の軸方向に沿ってガイド溝32Aが形成されている。
【0035】
この装着孔32には、板状のストッパー24がスライド可能に装着される。ストッパー24は、キーロータ10の径方向へ突設された半円形状の突起部26を備えている。また、突起部26と径方向の反対側には、予備キー42を保持する保持孔28が形成された保持板29が設けられている。
【0036】
保持孔28は、予備キー42が挿入可能な大きさの縦長の第1の保持孔28Aと、第1の保持孔28Aとの間に段差を設けて小さくされ予備キー40のキー溝の両側の凹部48と係合する第2の保持孔28Bと、さらに、第2の保持孔28Bとの間に段差を設けて小さくされた第3保持孔28Cとで構成されている。
【0037】
図5に示すように、保持板29の上下方向の両端はキーロータ10の軸方向へ折り曲げられ、ばね受け27となっている。このばね受け27には、スリット溝32Aへ配置されたばね25が当っており、このばね25でストッパー24は、ローターケース50の内周壁に向かって付勢されている。
【0038】
ストッパー24がキーロータ10へ収納された状態で、突起部26はロータケース50の内壁に当たっている。このロータケース50の内壁の一部は拡径され、ストッパー24の突起部26が移動できるカム溝52となっている。
【0039】
図3に示すように、予備キー40は、頭部42に照合用信号の送信部44を備えており、頭部42から延びるキー部49には、凹凸状のキー溝が形成されている。キー溝の凹部は、先端のキー溝の凹部46の位置から、先端から最も遠い(頭部42に最も近い)キー溝の凹部48の位置までの間に、複数箇形成されている。なお、キー溝の凹部48は、キー溝の凹部46より深くなっている。
【0040】
予備キー40を、キー挿入口12から適切に挿入した場合、タンブラ20の位置と先端のキー溝の凹部46の位置とは一致し、ストッパー24の位置と先端から最も遠いキー溝の凹部48の位置とは一致する構成となっている。
【0041】
次に、本発明のキー保持機構30の作用を説明する。
【0042】
図5に示すように、ロータケース50の内部には、キーロータ10が回転可能な状態で装着されており、キーロータ10の内部には、装着孔32にストッパー24が径方向に移動可能に配置されている。ストッパー24は、突起部26をロータケース50の内壁に向けており、ばね25がばね受け27を付勢している。
【0043】
なお、図中に示す「LOCK」「ACC」「ON」「START」の文字は、エンジンの始動状態を示す位置で、ストッパー24の突起部26の位置を明らかにするために、表示したものである。
【0044】
ここで、予備キー40をキー挿入部12から挿入すると、ストッパー24の第1の保持孔28Aには、予備キー40のキー溝の凹部48が位置する。
【0045】
このとき、ストッパー24の突起部26は、ロータケース50の内壁に接した位置にあり、ストッパー24の第1の保持孔28Aは、キー溝の凹部48と係合していない。従って、このLOCK位置では、自由に予備キー40の抜き差しができる。
【0046】
次に、図6に示すように、ノブ14を摘んで回し、キーロータ10を、LOCK位置からACC位置に回転させる。
【0047】
突起部26は、ばね25により、カム溝52に向かってロータケース50の径方向へ付勢されて移動する。このため、ストッパー24の第1の保持孔28Aが径方向へ移動し、第2の保持孔28Bが、キー溝の凹部48に係合する。
【0048】
即ち、キーロータ10をLOCK位置からACC位置に回転させることで、第1の保持孔28Aが径方向へ移動し、キーロータ10のほぼ中心に移動してきた第2の保持孔28Bが、キー溝の凹部48と係合する。この係合状態では、キー溝の両側の凹部48が保持孔28Bと係合するため、確実にキー溝の凹部48の軸方向の移動を制限することができる。従って、予備キー40がキー挿入部12から抜け出ることを防ぐことができる。
【0049】
図7に示すように、キーロータ10を更に回転し、START位置を経てON位置にある状態とすると、突起部26はカム溝52に沿って移動し、引き続きカム溝52と当接した位置にある。この結果、予備キー40のキー溝の両側の凹部48は、第2の保持孔28Bと係合した状態が維持される。このため、キー溝の凹部48の軸方向の移動が制限され、予備キー40がキー挿入部12から抜け出ることを防ぐことができる。
【0050】
本発明では、上述のごとく、予備キー40のキー溝の凹部48を両側の凹部の位置で、第2の保持孔28Bと係合させる構成であるため予備キー40を確実に保持できる。また、予備キー40のキー挿入部12への挿入量が少ない、不適切な挿入状態であっても、第2の保持孔28Bが、キー溝の凹部48よりキーの先端方向に形成されている、他のいずれのキー溝の凹部とでも係合することができるので、予備キー40がキー挿入部12から抜け出ることを防ぐことができる。
【0051】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、種々の形態が可能である。例えば、上記の実施の形態では、ストッパー24には第1の保持孔28A、第2の保持孔28B、第3の保持孔28Cの3つの保持孔を設けたが、保持孔の数は、キーの形状等に合わせて3つより増やしても、3つより減らしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施の形態に係るキーロータの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るキー保持機構を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るキー保持機構のキー挿入状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るキー保持機構のタンブラ位置における断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るキー保持機構のストッパー位置における断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るキー保持機構のストッパー位置における断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るキー保持機構のストッパー位置における断面図である。
【符号の説明】
【0053】
10 キーロータ
12 キー挿入部
20 タンブラ
24 ストッパー
22 ばね(付勢手段)
25 ばね(付勢手段)
26 突起部
28 保持孔
30 キー保持機構
40 予備キー(キー)
44 送信部
46 キー溝の凹部
48 キー溝の凹部
50 ロータケース
52 カム溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体に取り付けられるロータケースと、
前記ロータケースに回転可能に装着されたキーロータと、
前記キーロータに形成され、キーが挿入されるキー挿入部と、
前記キー挿入部内に配置され、前記キーロータが回転されると、前記キーに形成されたキー溝の両側の凹部に係合するストッパーと、
を備えたことを特徴とするキー保持機構。
【請求項2】
前記ストッパーは、前記キー挿入部に挿入された前記キーを保持する保持孔と、前記ロータケースの内壁に当接する突起部と、を有し、
前記保持孔は、前記キーが挿入可能な大きさの第1の保持孔と、前記第1の保持孔に隣接し、前記キー溝の両側の凹部に係合する大きさの第2の保持孔と、で構成され、
前記突起部は、前記キーを前記第1の保持孔に挿入して回し、前記キーロータを回転させたとき、前記ロータケースの内壁に形成されたカム溝へ移動し、前記キー溝の凹部と前記第2の保持孔とを係合させることを特徴とする請求項1に記載のキー保持機構。
【請求項3】
前記ストッパーを、前記キーロータと一体に回動可能とし、かつ前記キーロータの径方向へ移動可能に配置して、
前記キーロータの内部に、前記ストッパーを径方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のキー保持機構。
【請求項4】
前記ストッパーを、前記キーを前記キーロータに挿入した状態で、前記キーの挿入方向の先端から最も遠い位置に形成された前記キー溝の凹部の位置に設けたことを特徴とする請求項3に記載のキー保持機構。
【請求項5】
前記キーは、照合用信号を送信する送信部を備え、前記送信部から送信された前記照合用信号を受信する受信部を車体に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のキー保持機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−106503(P2008−106503A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−289913(P2006−289913)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)