説明

ギフト・カード作成システム、方法およびプログラム

【課題】カスタム化ギフト・カードの作成システム、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】先ず、複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像データが関連するディスプレイ上に表示される。次に、選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データが受け取られる。次に、選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データが受け取られる。次いで、選択されたギフト・カードに関連する交換可能な価値を表すギフト金額データが受け取られる。次に、ギフト金額データに関連する費用に関する支払形態を表す支払データが受け取られる。次に、ギフト金額に対応する符号化データが生成される。その後、選択されたギフト・カード・フォーマットおよび受け取ったテキスト・データにしたがって有形のギフト・カードが作成される。本発明の一実施形態によれば、符号化データは有形のギフト・カード上の有形記憶媒体に保存される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ギフト・カード作成システム、方法およびプログラムに関し、特に、カスタム化、すなわち特注のギフト・カードを作成するシステム、方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
誕生日、人生の節目、または休日等の多くの機会に贈り物を贈る習慣がある。伝統的に、贈り物には人および出来事を対象とした挨拶状が付随する。多くの場合、特に挨拶状を郵便で送る場合または特定の贈答品を購入しない場合においては、現金または小切手の形で金銭的な贈り物とともにカードが送られる。より最近では、価値(value)を設定または選択するギフト・カードも多くの小売施設で販売している。関連する施設ではギフト・カードを金銭と同様に使用することができる。ギフト・カードは現金または小切手よりも使用できる範囲が制限されているが、贈り物に個人的な要素が付加される。
【0003】
初期のギフト・カードは商品券の形式で、価値が前払いされ、かつ商品券に記載されているものであった。券を紛失した場合に備えて、または偽造やその他の不正な悪用を防止するため、施設は通例、各券とその関連する価値の記録を作成していた。より最近では、ギフト・カードはクレジット・カードのように扱われ、同じような大きさおよび形状を有している。入手すると、購入者は現金または信用情報を提供し、対応する価値がギフト・カードの磁性体の帯(magnetic strip)にセットされる。
【0004】
多くの異なる価値(金額)で取得でき、前払いクレジット・カードを用いるように、多くの様々な場所で用いることができる限り、現在のギフト・カードは購入者にとって利点がある。比較的、詐欺および不正使用の心配がない限りにおいて、商人はギフト・カードを好む。クレジット・カードとの類似性のため、既存のPOS(point-of-sale)機器でその価値に対して容易に課金処理を行うことが可能である。加えて、紛失したカードまたは使用されていない価値は「不履行」となり、発行者の純利益となる。また、最終的に、多くのギフト・カードは、設定された期間内に引き換えられなければ価値をすべてまたは一部失う。
【0005】
現金や小切手と同様に、商品券を含むギフト・カードには通常、贈り物に関連した出来事を記念する挨拶状が添えられる。カードを購入し、選択した金額のギフト・カードを入手し、それを受取人へ送ったり郵送したりすることは、依然として贈り主の義務である。ギフト・カードの中にはカードを挿入することができるホルダが付随している場合もあるが、贈り物に関連する表現がないか、または比較的質素で人間味がない場合が多い。カードまたはホルダを付けて贈るか否かにかかわらず、磁性体の帯を有するような典型的なギフト・カードを作成し、カードおよび贈り物の郵送の準備をすることに関しては、未だに時間と費用を要する。
【0006】
カスタム・カードのキオスクが一般的になってきている。このようなシステムにおいて、ユーザは画面のところまで行き、挨拶状を選択し独自の物にすることができる。満足に完了すれば、完成したカード・デザインの印刷を行うことができる。カードが印刷されると、印刷されたカードにサインをして郵送するか、または目的の受取人へ贈ることができる。従来、キオスク等からの特注デザイン・カードが既製のカードと同様に用いられていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、カスタム化された、すなわち特注のギフト・カードの作成システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるギフト・カード作成システムは、関連するディスプレイに複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像を表示する手段と、複数のギフト・カード・フォーマットから選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データを受け取る手段とを有する。本システムは、また、ギフト・カード・フォーマットに画像を付加するか否かを選択させる手段と、選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データを付加するか否かを選択させる手段と、選択されたギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値(value)を表すギフト金額データを受け取る手段と、ギフト・カード・フォーマットに付加する画像、テキスト・データおよびギフト金額データに関連する費用に関する支払データを受け取る手段とを有する。本システムは、さらに、選択されたギフト・カード・フォーマットにしたがって画像の付加が選択された場合には選択された画像を、テキスト・データの付加が選択された場合には選択されたテキスト・データを、ギフト金額データに対応するデータを保存する有形記憶媒体を含むカード媒体に印刷してギフト・カードを作成する手段を有する。一実施形態において、ギフト金額データに対応するデータは符号化されたデータである。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、前記システムは、ギフト金額データに対応する金額をギフト・カード上に表す画像またはテキストを生成する手段を、さらに、有する。
【0010】
本発明の他の実施形態によれば、支払データは、現金払い、またはクレジット・カード課金、または引き落とし指示書、またはインボイス情報に対応する。
【0011】
本発明のさらなる実施形態によれば、有形記憶媒体は、不揮発性データ記憶装置を含む。一実施形態において、不揮発性データ記憶装置はバー・コードを含む。他の実施形態において、不揮発性データ記憶装置は、暗号化されたデータを保存する磁性体の帯(a magnetic strip)を含む。
【0012】
本発明のさらに他の実施形態によれば、交換可能な価値は、現金、またはクレジット、またはクーポン、または前払いデビット・カード、または引換券、または口座引き落とし指示書である。
【0013】
また、本発明によるギフト・カード作成方法は、関連するディスプレイに複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像を表示するステップと、複数のギフト・カード・フォーマットから選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データを受け取るステップと、ギフト・カード・フォーマットに画像を付加するか否かを選択させるステップと、選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データを付加するか否かを選択させるステップと、選択されたギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値を表すギフト金額データを受け取るステップと、ギフト・カード・フォーマットに付加する画像、テキスト・データ、およびギフト金額データに関連する費用に関する支払データを受け取るステップと、選択されたギフト・カード・フォーマットにしたがって画像の付加が選択された場合には選択された画像を、テキスト・データの付加が選択された場合には選択されたテキスト・データを、ギフト金額データに対応するデータを保存する有形記憶媒体を含むカード媒体に印刷してギフト・カードを作成するステップとを含む。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、カスタム化された、すなわち特注のギフト・カードの作成システム、方法およびプログラムが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、適宜、図面を参照しながら一例としての実施の形態の説明を行う。図1は本実施の形態におけるギフト・カード作成システム全体の構成例である。システム100は、コンピュータ・ネットワーク102として表されている分散コンピューティング環境を利用する。
【0016】
コンピュータ・ネットワーク102は、複数の電子装置間におけるデータの交換を可能とする本技術分野で知られている任意の分散通信システムである。コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、仮想ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネット、イントラネット、またはそれらの任意の組み合わせを含む任意のコンピュータ・ネットワークである。
【0017】
また、コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、トークン・リング、IEEE802.11(x)、Ethernet(登録商標)またはその他の無線ベースまたは有線ベースのデータ通信メカニズム等の既存の多数のデータ転送メカニズムによって例示されるような物理レイヤおよびトランスポート・レイヤから構成される。尚、図1にはコンピュータ・ネットワーク102を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、スタンドアローンの形態でも同様に実施可能である。
【0018】
また、システム100は、さらに、様々なドキュメント処理を実行するために適切な多機能周辺装置(Multi-Function Peripheral;以下、MFP)として図に表されているドキュメント処理装置104を有する。ここで、MFPはドキュメント処理装置の一形態であって、本発明におけるドキュメント処理装置がMFPに限定されるものではない。ドキュメント処理装置104は、例えば、ファクシミリ通信、画像走査、コピー、印刷、電子メール、ドキュメント管理、ドキュメント保存等の処理を行なう。また、例えば、ドキュメント処理装置104は、リモート・ドキュメント処理サービスを外部装置あるいはネットワーク装置に対して提供する。ドキュメント処理装置104は、ユーザあるいはネットワーク装置等とやり取りするように構成された、ハードウェア、ソフトウェアおよびこれらの任意の適切な組み合わせを含む。ドキュメント処理装置104の構成等については、後ほど図2および図3を参照しながら、説明を行う。
【0019】
また、ドキュメント処理装置104は、例えば、IEEE 1394あるいはUSBインターフェイスを有する各種ドライブ、多様なICメモリカード等の、複数のポータブル記憶媒体を受け入れるためのインターフェイスを備える。また、ドキュメント処理装置104は、例えば、タッチ・スクリーン、LCD、タッチ・パネル、英数字キーパッド等のユーザ・インターフェイス106を備える。ユーザは、ユーザ・インターフェイス106を介してドキュメント処理装置104と直接やり取りすることができる。すなわち、ユーザ・インターフェイス106は、ユーザへ情報を伝達し、ユーザから選択情報を受け取るために用いられる。
【0020】
ユーザ・インターフェイス106は、ユーザにデータを提供するために適切な種々のコンポーネントからなる。本発明における一実施形態において、ユーザ・インターフェイス106は、1つまたは複数のグラフィック要素、テキスト・データ、画像等をユーザに表示し、ユーザからの入力を受け取り、その入力を、さらに後で詳しく説明するコントローラ108等のバックエンド・コンポーネントに伝達するディスプレイ装置を有する。
【0021】
また、ドキュメント処理装置104は、適切な通信リンク112を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続される。通信リンク112としては、例えば、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、公衆交換電話網、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続やその他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルを用いることができる。
【0022】
また、ドキュメント処理装置104は、ドキュメント処理装置104による処理動作を容易にする適切なバックエンド・コンポーネントとして、コントローラ108を内蔵する。
【0023】
コントローラ108は、ドキュメント処理装置104の動作を制御し、あるいはユーザ・インターフェイス106を介して画像を表示し、あるいは、電子画像データの操作を指示する等の処理を容易にするように構成されたハードウェア、ソフトウェアあるいはこれらの適切な組み合わせによって実装される。以下の説明において、ドキュメント処理装置104と関連する任意の多数のコンポーネントは、後に述べる動作を実行し、もしくは実行させ、もしくは制御し、または命令するように機能するハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを含むものとする。なお、図および上記の説明において、コントローラ108をドキュメント処理装置104に内蔵された形態としたが、これに限定されるものではなく、コントローラ108は、ドキュメント処理装置104に通信可能に接続された外部装置の形態であってもよい。コントローラ108との関連において説明を行う処理動作は、本技術分野において知られている任意の汎用的なコンピューティング・システムによって実行可能である。したがって、コントローラ108は、このような汎用的なコンピューティング装置を表しており、以下の説明において使用する際にも、そのように意図されている。また、以下の説明においてはコントローラ108を使用しているが、これは実施形態の例にすぎず、その他の実施形態においても、本発明によるギフト・カードの作成システム、方法およびプログラムを利用することができる。コントローラ108の構成等については、後ほど図4と図5を参照しながら説明を行う。
【0024】
また、ドキュメント処理装置104にはデータ記憶装置110が通信可能に接続される。データ記憶装置110は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む記憶装置である。データ記憶装置110は、ドキュメント・データ、画像データ、電子データベースのデータ、ギフト・カード・フォーマット、フォント等を適切に保存する。データ記憶装置110は、システム100の独立したコンポーネントとして図1に例示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、ドキュメント処理装置104の内部記憶装置、あるいはコントローラ108に実装される記憶装置あるいはコンポーネントであってもよい。
【0025】
システム100は、さらに、ドキュメント処理装置104と通信可能に接続され、また実質的にコンピュータ・ネットワーク102と通信可能に接続されたキオスク114を含む。キオスク114は、ドキュメント処理装置104とは別個のコンポーネントとして実装することもでき、ドキュメント処理装置104と一体的なコンポーネントとして実装することもできる。図に示したキオスク114の使用は単なる例示であり、本発明はキオスクを使用することなく実施することもできる。キオスク114は、例えば、表示装置116およびユーザ入力装置118を備える。キオスク114を、タッチ・スクリーン・インターフェイスのように、ユーザ入力装置と表示装置を統合した形態で実装することができる。本発明の一実施形態によれば、キオスク114は、ユーザへの指示メッセージの表示、ユーザからのインストラクションの受け取り、支払データの受け取り、およびユーザからの選択データの受け取り等を行うように適切に適合されている。キオスク114はトランザクション識別データを含む磁気カード等のポータブル記憶媒体を受け入れるインターフェイスを備えている。このような実施形態においては、キオスク114は、ポータブル記憶装置を受け入れ、ポータブル記憶装置からデータを読み取るのに適した、磁気カード・リーダまたは従来のバー・コード・リーダ等を備える。
【0026】
システム100は、さらに、通信リンク122を介してコンピュータ・ネットワーク102とデータ通信可能なユーザ装置120を有する。ユーザ装置120は、図においてはノート形パーソナル・コンピュータとして示しているが、例えば、コンピュータ・ワークステーション、ノート形パーソナル・コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、ウェブ適合(web-enabled)携帯電話、スマート・フォン、専用ネットワーク用の電子装置、またはその他のウェブ適合電子装置を含む本技術分野において知られている任意のパーソナル・コンピューティング装置を用いることができる。また、通信リンク122は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、その他の適切な無線または有線のデータ通信チャネルを用いることができる。
【0027】
ユーザ装置120は、電子ドキュメント、ドキュメント処理インストラクション、ユーザ・インターフェイスの修正、アップグレード、更新、パーソナル化データ等を生成し、生成されたデータ等を、ドキュメント処理装置104あるいはコンピュータ・ネットワーク102に接続された他の類似装置に送る。また、本発明の一実施形態によれば、ユーザ装置120は、ドキュメント処理装置104等とセキュリティ面で安全にやり取りを行うのに適したウェブ・ブラウザ・アプリケーションを含む。ユーザ装置120は管理装置としても実装可能であり、その場合、ユーザ装置120に関連するユーザは、ドキュメント処理装置104に関連したデータ記憶装置110に保存されているデータに対してアクセス、削除、閲覧、または変更を行うことができる。
【0028】
システム100は、また、コンピュータ・ネットワーク102への通信リンク128を介してキオスク114とデータ通信を行う、バックエンド・トランザクション・サーバ、監視サーバ124を含む。通信リンク128は、例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、WiMax、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、その他の適切な無線または有線のデータ通信チャネルを用いることができる。
【0029】
また、サーバ124にはデータ記憶装置126が通信可能に接続されている。データ記憶装置126は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む大容量記憶装置である。データ記憶装置126は、例えば、顧客データ、口座データ、データベースのデータ、または在庫データ等を保存する。データ記憶装置126は、システム100の独立したコンポーネントとして図1に例示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、サーバ124の内部記憶装置あるいはコンポーネントであってもよい。本発明の一実施形態によれば、サーバは、特注ギフト・カードの発行、特注ギフト・カードの有効化、特注ギフト・カードの認可または特注ギフト・カードとのやり取りを所望する、商人、銀行、レストラン、クレジット・カード会社またはその他の関係者に対応する。したがって、加入している商人に関連する店は、通常、特注ギフト・カードのような、店で発行したデビット・カードまたはギフト・カード等の金額を監視する何らかのサーバ124を含む。サーバ124の構成については、後ほど図6を参照しながら説明を行う。
【0030】
次に、図2に、システム100の動作が実行され、図1においてはドキュメント処理装置104として示した、ドキュメント処理装置200のハードウェア・アーキテクチャの構成の一例を示す。
【0031】
ドキュメント処理装置200は、少なくとも一つのCPUから構成されるプロセッサ202を含む。プロセッサ202は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、ドキュメント処理装置200には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびドキュメント処理装置200の動作に使用するその他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)204が含まれている。
【0032】
また、ドキュメント処理装置200は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM206を含む。RAM206は、プロセッサ202によって処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
【0033】
ストレージ・インターフェイス208は、ドキュメント処理装置200に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス208は、参照符号216で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
【0034】
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、ドキュメント処理装置200が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ドキュメント処理装置200の外部装置との一つまたは複数のコネクションを確立する。図においては、一例として、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等といった固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード214、およびWiFi(Wireless Fidelity)、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス218を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード214は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク220を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
【0035】
プロセッサ202、読出し専用メモリ204、RAM206、ストレージ・インターフェイス208およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム210の間のデータ通信は、バス212によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
【0036】
ドキュメント処理装置200における実行可能なインストラクションは、ワークステーション、他のドキュメント処理装置、その他のサーバ等の複数の外部装置との通信を円滑に実行する。動作の際、代表的な装置は自立的に動作するが、しばしば、ローカル・ユーザによる直接的な制御が望ましい場合もある。ローカル・ユーザによる直接的な制御は、ユーザ入出力(I/O)パネル224へのオプションの入出力(I/O)インターフェイス222を介して実行することができる。
【0037】
また、1つまたは複数のドキュメント処理エンジンへのインターフェイスも、バス212を介してデータ通信を行う。図に示した実施形態においては、印刷インターフェイス226、コピー・インターフェイス228、画像走査インターフェイス230およびファクシミリ・インターフェイス232は、それぞれ、印刷エンジン234、コピー・エンジン236、画像走査エンジン(スキャナ)238、およびファクシミリ・エンジン240との通信を容易にする。ドキュメント処理装置200は、1つまたは複数のドキュメント処理機能を適切に実行する。複数のドキュメント処理動作を実行するシステムは、前述したように一般に、多機能周辺装置(MFP)または多機能装置と呼ばれる。
【0038】
次に、システム100の動作が実行され、図1ではドキュメント処理装置104として示した、ドキュメント処理装置300の機能ブロック構成の一例を示す。図3は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図2に示したハードウェアの機能性を例示している。
【0039】
ドキュメント処理装置300は、1つまたは複数のドキュメント処理動作を円滑に実行するドキュメント処理エンジン302を含む。ドキュメント処理エンジン302は、印刷エンジン304、ファクシミリ・エンジン306、画像走査エンジン(スキャナ)308およびコンソール・パネル310を含む。印刷エンジン304は、ドキュメント処理装置300に伝達された電子ドキュメントを、物理的なドキュメント、すなわちハードコピーの出力を可能とする。ファクシミリ・エンジン306は、ファクシミリ・モデム等の装置を介して、外部のファクシミリ装置との間で相互にファクシミリ通信を行う。
【0040】
画像走査エンジン(スキャナ)308は、ハードコピー・ドキュメントを受け取り、このハードコピー・ドキュメントに対応する画像データに変換するように機能する。コンソール・パネル310等のユーザ・インターフェイスは、ユーザからのインストラクションの入力と、ユーザへの情報の表示を可能にする。画像走査エンジン308は、目に見える有形のドキュメントの入力を、ビットマップ・フォーマット、ベクター・フォーマットまたはページ記述言語(PDL)フォーマットの電子的な形態へ変換し、さらに、光学文字認識のためにも構成されている。また、実際の目に見える有形のドキュメントの画像走査は、ファクシミリ動作においても有効に機能する。
【0041】
図3に示したドキュメント処理エンジン302は、ドライバ326を介したネットワークとのインターフェイス316も備え、例えばネットワーク・インターフェイス・カードから構成されている。ネットワークは、有線、無線あるいは光によるデータ通信のような任意の適切な物理的レイヤおよび物理的でないレイヤによって、十分なやり取りを実現する。
【0042】
ドキュメント処理エンジン302は、1つまたは複数のデバイス・ドライバ314と適切な通信を行う。デバイス・ドライバ314は、実際のドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理エンジン302と、1つまたは複数の物理的装置との間のデータ交換を可能とする。このようなドキュメント処理動作には、ドライバ318による印刷、ドライバ320によるファクシミリ通信、ドライバ322による画像走査、およびドライバ324によるユーザ・インターフェイス機能の中の1つまたは複数のものが含まれる。これらの多様な装置は、ドキュメント処理エンジン302と関連する1つまたは複数の対応したエンジンと結合されている。本発明においては、ドキュメント処理動作の任意のセットまたはサブセットが想定されている。複数の利用可能なドキュメント処理選択肢を含むドキュメント処理装置はMFP等と呼ばれる。
【0043】
次に、一例として、図4は、システム100の動作が実行されるバックエンド・コンポーネント、すなわち、図1においてはコントローラ108として示したコントローラ400のハードウェア・アーキテクチャの構成図の一例である。尚、図4では、コントローラのコンポーネントの意義をより明確にするため、参照符号432で表した、コントローラ以外のドキュメント処理装置のコンポーネントの一部を併せて示す。
【0044】
コントローラ400は、本明細書に記載する動作を円滑に実行する能力を有する、本技術分野において知られている任意の汎用的なコンピューティング装置を表す。コントローラ400には、少なくとも一つのCPUを含むプロセッサ402が含まれる。プロセッサ402は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、コントローラ400には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびコントローラ400の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)404が含まれる。
【0045】
また、コントローラ400は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM406を含む。RAM406は、プロセッサ402により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
【0046】
ストレージ・インターフェイス408は、コントローラ400に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存のためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス408は、参照符号416で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
【0047】
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、コントローラ400が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、コントローラ400に対する外部装置との一つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。例えば、図に示すように、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード414、およびWiFi、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス418が接続される。また、ネットワーク・インターフェイス・サブシステム410は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図に示すように、ネットワーク・インターフェイス・カード414は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク420を介したデータ交換を行うために、相互接続される。
【0048】
プロセッサ402、読出し専用メモリ(ROM)404、RAM406、ストレージ・インターフェイス408およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム410の間のデータ通信は、バス412によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
【0049】
また、ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス422もバス412を介してデータ通信を行う。ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス422は、様々なドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理ハードウェア432との接続を提供する。そのようなドキュメント処理動作には、コピー・ハードウェア424によって実行されるコピー、画像走査ハードウェア426によって実行される画像走査、印刷ハードウェア428によって実行される印刷、およびファクシミリ・ハードウェア430によって実行されるファクシミリ通信がある。コントローラ400は、これらのドキュメント処理動作のいずれかまたは全部を適切に動作させる。複数のドキュメント処理動作を実行可能なシステムは、前述したように、MFPまたは多機能装置と呼ばれる。システム100の機能は、ドキュメント処理装置と関連するインテリジェント・サブシステムとして、図1においてはコントローラ108として示し、図4に示したコントローラ400を含む、ドキュメント処理装置104等の適切なドキュメント処理装置において実行される。
【0050】
次に、一例として、システム100の動作が実行されるコントローラの機能ブロックと動作の概要を説明する。図5は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図4に示したハードウェアの機能性を例示する。尚、図5においても、コントローラの機能要素の意義をより明確にするため、コントローラ以外のドキュメント処理装置の機能要素の一部を併せて示している。
【0051】
図5に示すように、コントローラの機能は、ドキュメント処理エンジン502を有する。ドキュメント処理エンジン502は、印刷動作、コピー動作、ファクシミリ通信動作および画像走査動作を可能にする。これらの機能は、産業界において一般に好まれるドキュメント処理周辺装置であるMFPと関連付けられることが多い。しかし、コントローラが上記のドキュメント処理動作のすべてを可能にする必要は必ずしもない。コントローラは、上記のドキュメント処理動作のサブセットである、専用のドキュメント処理装置、あるいはより限定した目的のドキュメント処理装置においても有効に用いられる。
【0052】
ドキュメント処理エンジン502はユーザ・インターフェイス・パネル510と適切にインターフェイスされており、ユーザまたは管理者は、このユーザ・インターフェイス・パネル510を介して、ドキュメント処理エンジン502によって制御される機能にアクセスすることができる。アクセスは、コントローラにローカル接続されたインターフェイスを介して行われるか、遠隔のシン・クライアント(thin client)またはシック・クライアント(thick client)によって遠隔から行われる。
【0053】
ドキュメント処理エンジン502は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506および画像走査機能部508とデータ通信を行う。これらの機能部は、印刷、ファクシミリの送受信、およびドキュメント画像をコピーのために取得するか、またはドキュメント画像の電子バージョンを生成するための、ドキュメント画像走査の実際の処理動作を容易にする。
【0054】
ジョブ・キュー(job queue)512は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506および画像走査機能部508とデータ通信を行う。ビットマップ・フォーマット、ページ記述言語(PDL)フォーマットまたはベクター・フォーマット等の種々の画像形式は、画像走査機能部508からジョブ・キュー512を介して以降の処理のために中継される。
【0055】
ジョブ・キュー512は、また、ネットワーク・サービス機能部514ともデータ通信を行う。一実施形態において、ジョブ制御信号、状態データまたは電子ドキュメント・データが、ジョブ・キュー512とネットワーク・サービス機能部514との間で交換される。このように、クライアント側ネットワーク・サービス機能520を介したコントローラへのネットワーク・ベースのアクセスに適切なインターフェイスが提供され、このインターフェイスは任意の適切なシン・クライアントまたはシック・クライアントである。また、ウェブ・サービス・アクセスは、例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ユニフォーム・データ・ダイアグラム・プロトコルまたは他の任意の適切な交換メカニズムによって実行される。ネットワーク・サービス機能部514は、また、FTP、電子メール、テルネット(TELNET)等による通信のために、クライアント側ネットワーク・サービス機能520とのデータ交換も有効に提供する。このように、コントローラ機能は、種々のネットワーク・アクセス・メカニズムによって、電子ドキュメントおよびユーザ情報のやり取りを容易にする。
【0056】
ジョブ・キュー512は、また、画像プロセッサ516ともデータ通信を行う。画像プロセッサ516は、印刷機能部504、ファクシミリ通信機能部506または画像走査機能部508等の装置機能部と、電子ドキュメントを交換するために適したフォーマットに変換するラスタ画像処理(RIP)、ページ記述言語インタープリタまたは任意の適切な画像処理を行うメカニズムである。
【0057】
さらに、ジョブ・キュー512はジョブ解析部(job parser)518とデータ通信を行い、このジョブ解析部518はクライアント装置サービス部522等の外部装置からの印刷ジョブ言語ファイルを受け取る働きをする。クライアント装置サービス部522は、電子ドキュメントの印刷、ファクシミリ通信、またはコントローラ機能による処理が有効である他の適切な電子ドキュメントの入力を含む。ジョブ解析部518は、受け取った電子ドキュメント・ファイルを解析し、前述した機能およびコンポーネントと関連する処理のために、解析した電子ドキュメント・ファイル情報をジョブ・キュー512に中継する働きをする。
【0058】
次に、図1においてバックエンド・トランザクション・サーバ、監視サーバ124として示し、システム100の動作が実行される、サーバ600のハードウェア構成を説明する。図6は、サーバのハードウェア・アーキテクチャの概略構成図である。
【0059】
サーバ600は、少なくとも一つのCPUから構成されるプロセッサ602を含む。プロセッサ602は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、サーバ600には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびサーバ600の動作に使用するその他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)604が含まれている。
【0060】
また、サーバ600は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM606を含む。RAM606は、プロセッサ602によって処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
【0061】
ストレージ・インターフェイス608は、サーバ600に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス608は、参照符号616で示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
【0062】
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、サーバ600が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、サーバ600の外部装置との一つまたは複数のコネクションを確立する。図においては、一例として、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等といった固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード614、およびWiFi、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス618を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム610は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード614は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク620を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
【0063】
プロセッサ602、読出し専用メモリ(ROM)604、RAM606、ストレージ・インターフェイス608およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム610の間のデータ通信は、バス612によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
【0064】
サーバ600における実行可能なインストラクションは、ワークステーション、ドキュメント処理装置、またはその他のサーバ等の複数の外部装置との通信を円滑に実行する。動作の際、通常のサーバは自立的に動作するが、しばしば、ローカル・ユーザによる直接的な制御が望ましい場合もある。ローカル・ユーザによる直接的な制御は、オプションの入出力(I/O)インターフェイス622を介して実行することができる。
【0065】
次に、本発明における動作の概要の一例を説明する。図7は、本実施の形態における基本的な動作の一例を示すフローチャートである。先ずステップS702で、関連するディスプレイ上に複数のギフト・カード・フォーマット画像が表示される。例えば、ギフト・カード・フォーマット画像は、ドキュメント処理装置104に関連するユーザ・インターフェイス106、セルフ-サービスのキオスク114に関連する表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等によって表示することができる。次に、ステップS704で、ディスプレイ上に表示された利用可能なギフト・カード・フォーマットの中から、ユーザによって選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データが受け取られる。ユーザ選択データは、ユーザ・インターフェイス106、キオスク114、またはユーザ装置120等によって受け取ることが可能である。例えば、ユーザ選択データは、コントローラ108、またはキオスク114とドキュメント処理装置104の組み合わせの他の適切なコンポーネントによって受け取られる。
【0066】
次にステップS706で、選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストに対応するテキスト・データが受け取られる。選択されたギフト・カードに付加されるテキストとしては、例えば、独自の挨拶状、カードに関連付けられる価値(a value)、または選択されたギフト・カード・フォーマットに配置するその他の英数字文字列が挙げられる。ステップS708で、選択されたギフト・カード・フォーマットに関連付けられる交換可能な価値に対応するギフト金額データがユーザから受け取られる。交換可能な価値としては、例えば、現金、クレジット、クーポン、前払いデビット・カード、引換券、または口座引き落とし指示書等が挙げられる。
【0067】
ステップS710で、ギフト金額データに関連する費用に関する支払形態を表す支払データがユーザから受け取られる。支払いを行う適切な形態としては、例えば、現金払い、クレジット・カード課金、引き落とし指示書およびインボイス情報等が挙げられる。ユーザは、選択したギフト・カードおよび関連するギフト金額に対する支払いを行うように促される。次にステップS712で、選択されたギフト金額に対応する、例えば暗号化データのような符号化データが生成される。符号化データとしては、例えば、暗号化され磁気的に保存されたデータ、またはバー・コード・データ等が挙げられる。ステップS714で、選択されたギフト・カード・フォーマットおよび受け取ったテキスト・データにしたがって、ドキュメント処理装置104によって有形のギフト・カードが作成される。一実施形態において、有形のギフト・カードは、このカード上の有形記憶媒体に保存された、符号化データを含む。すなわち、符号化データは、ギフト・カード上の磁性体の帯(a magnetic strip)、ギフト・カード上に印刷されたバー・コード、またはギフト・カードに埋め込まれた、もしくは配置された、不揮発性記憶装置等に保存される。本発明の一実施形態によれば、本技術分野で知られているように、符号化データは、従来のバー・コード読取り技術、または従来の磁気カード読取り技術等によって詠み出すことが可能である。
【0068】
さらに、本発明における動作について図8のフローチャートを用いて詳述する。先ずステップS802で、ドキュメント処理装置104のユーザ・インターフェイス106を介してユーザから、ドキュメント処理装置104に通信可能に接続されたセルフ-サービスのキオスク114から、または適切なシン・クライアントを介してユーザ装置120等から、ギフト・カードの要求が受け取られる。このギフト・カード要求は、ドキュメント処理装置104による有形的なギフト・カードの出力を求める、ユーザからの要求に対応する。ステップS804で、ドキュメント処理装置104のコントローラ108によって、利用可能なギフト・カード・フォーマットが、データ記憶装置110から検索される。本発明の一実施形態によれば、利用可能なギフト・カード・フォーマットを表す画像は、各フォーマットに関連し利用可能なテーマ、フォント、スタイル、商人、レストラン、オンライン業者、またはクレジット・カード発行会社等を示す。また、例えば、1つのフォーマットは誕生日のテーマに対応し、別のフォーマットは卒業のテーマに対応し、さらに別のフォーマットは休暇のテーマに対応する。
【0069】
次にステップS806で、例えばユーザ・インターフェイス106、表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等の、対応するディスプレイを介して、検索されたギフト・カード・フォーマットの画像がユーザに対して表示される。ステップS808で、ユーザは、ユーザ・インターフェイス106、表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等の、対応するディスプレイを介して、さらなる処理のために、ギフト・カード・フォーマットを選択するように促される。例えば、ユーザは、利用可能なギフト・カード・フォーマットを表示する適切なグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを介して、ギフト・カード・フォーマットの選択を促される。
【0070】
次に、ギフト・カードに画像または写真が付加されるか否かの判断が、ステップS810で行われる。ユーザがギフト・カードに画像または写真を付加することを選択したとステップS810で判断されると、処理はステップS812へ進み、付加される画像が個人的な画像(personal image)であるか否かの判断が行われる。すなわち、付加される画像が個人的な画像であるのか、またはギフト・カードの出力処理の際に利用可能なデータ記憶装置110にあるストック画像(stock image)、すなわち手持ちの画像であるのかが判断される。付加される画像が個人的な画像であると判断されると、ステップS814で、ユーザは個人的な画像の保存場所を指定するように促される。個人的な画像は、ポータブル記憶媒体、ネットワーク・ストレージ装置、またはユーザ装置120のハードディスク・ドライブ等に保存しておくことが可能である。次にステップS816で、指定された保存場所に保存されている個人的な画像は、コントローラ108またはドキュメント処理装置104またはキオスク114のその他の適切なコンポーネントによって検索される。次いで、指定された保存場所に保存場所に保存され、ステップS816で検索された個人的な画像は、ステップS818で、ユーザによる選択のために、ユーザ・インターフェイス106、表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等の適切なディスプレイによって表示される。次にステップS820で、個人的な画像のユーザ選択情報が受け取られる。その後処理は、後ほど説明を行うステップS828へ進む。
【0071】
ステップS812で、ギフト・カードに付加される画像が個人的な画像ではなく、ストック画像であると判断されると、処理はステップS822に進み、データ記憶装置110またはドキュメント処理装置104に知られている他の保存場所から、利用可能な画像が検索される。ステップS822でデータ記憶装置110から検索された画像は、ステップS824で、ユーザ・インターフェイス106、表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等の適切なディスプレイによって表示される。次に、ドキュメント処理装置104によって出力されるギフト・カードに付加されるストック画像の選択情報がステップS826でユーザから受け取られる。その後処理は、後ほど説明を行うステップS828へ進む。
【0072】
選択されたギフト・カード・フォーマットに画像を付加しないとステップS810で判断された場合、またはステップS820もしくはステップS826における処理が完了した後に、処理はステップS828へ進み、ギフト・カードにテキストを付加するか否かが判断される。すなわち、ユーザは、ギフト・カードに組み込むストックの挨拶状または独自の挨拶状等を選択することができる。ユーザがギフト・カードへのテキストの付加を所望する場合、処理はステップS830へ進み、ユーザはギフト・カードに関連するテキストを選択するように促される。ギフト・カードへ付加されるテキストの選択が完了した後、またはテキストの付加が所望されない場合、処理はステップS832へ進み、ユーザはギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値(value)を選択するように促される。すなわち、ユーザは、ギフト・カードに充当されるギフト金額を選択するように促される。このような交換可能な価値の例としては、例えば、現金、クレジット、クーポン、前払いデビット・カード、引換券、または口座引き落とし指示書等が挙げられる。本発明の一実施形態によれば、ギフト・カードの金額を用いて、例えばギフト・カードの金額をグラフィックまたはテキストの形態で表す、ギフト・カード上の画像またはギフト・カード上のテキストが生成される。
【0073】
次にステップS834で、ドキュメント処理装置104、キオスク114、またはこれらの組み合わせに関連するコントローラ108またはその他の適切なコンポーネントは、特注のギフト・カードの作成に関する総費用を算出する。ギフト・カードの作成に関する総費用には、例えば、トナーの費用、媒体の費用、税金、発行手数料、リソース使用費用、ギフト価値等を含めることができる。
【0074】
次に、算出された総費用がユーザの承諾のために、ユーザ・インターフェイス106、表示装置116、またはユーザ装置120上のシン・クライアント等の適切なディスプレイによって、ステップS836で、ユーザに対して表示される。表示された総費用がユーザによって承諾されたか否かの判断が、ステップS838で、行われる。表示された総費用がユーザによって承諾されなかった場合には、有形のギフト・カードの出力をせずに処理を終了する。ステップS838で総費用がユーザによって承諾されたと判断された場合には、ユーザはギフト・カードに対する支払いを行うように促される。本発明の一実施形態によれば、キオスク114は、クレジット・カードによる支払いを受け付ける磁気カード・リーダ、または現金を受け付ける金銭受入れ器等を備える。次にステップS840で、選択された価値でのギフト・カードの出力に関連する料金に対する支払いをユーザから受ける。支払いを受ける適切な形態としては、例えば、現金受取り、クレジット・カード課金、引き落とし指示書、インボイス情報等が挙げられる。
【0075】
次にステップS842で、ドキュメント処理装置104、キオスク114、またはこれらの組み合わせに関連するコントローラ108またはその他の適切なコンポーネントは、ギフト・カードを発行および/または引き受ける商人、クレジット・カード会社、銀行、レストランまたはその他に関連するバックエンド・トランザクション・サーバ124と通信する。すなわち、ギフト・カードの保証者または発行者に関連するサーバ124は、ユーザから受け取った支払いデータおよび特注ギフト・カードに関する金額を含むその他すべての関連データを受信する。また、一実施形態において、サーバ124は関連する口座データベース、例えばデータ記憶装置126にギフト・カード情報を保存する。その後、サーバ124は、キオスク114、コントローラ108、またはドキュメント処理装置104に関連するその他の適切なコンポーネントに対して、例えば、認可データ、口座データ等を含む適切な認証データを返送することができる。
【0076】
次に、ステップS844で、コントローラ108によって選択されたギフト金額に対応する、例えば暗号化データのような符号化データが生成される。生成される符号化データとしては、例えば、認可データ、ギフト金額データ、口座データ等が挙げられる。その後、ステップS846で、ドキュメント処理装置104は、符号化データが保存された有形記憶媒体を有する有形のギフト・カードを出力する。例えば、有形記憶媒体は、例えば、選択されたギフト金額を表す機械可読の符号化データが保存された、ギフト・カード上の不揮発性記憶媒体である。すなわち、ドキュメント処理装置104は、符号化された価値データが保存された、磁性体の帯(magnetic strip)、バー・コード、プログラムド・メモリ・コンポーネント等を有するギフト・カードを出力する。以上の動作によって作成される有形のギフト・カードは、従来の磁気カード読み取り技術、従来のバー・コード読み取り技術、またはギフト・カードの不揮発性記憶媒体から暗号化データを読み出す他の従来手段にしたがって使用することができる。すなわち、生成された有形のギフト・カードを、従来の読み取り技術等を用いて、換金するか、商品と引き換えることができる。
【0077】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カスタム化ギフト・カードの作成システム、方法およびプログラムが提供される。また、本発明の一実施形態によれば、作成された特注カードを従来のバー・コード技術等を用いて受取人が引き換えることが可能なギフト価値を有する特注カードの作成システム、方法およびプログラムが提供される。
【0078】
本発明は、ソース・コード、オブジェクト・コード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクト・コードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータ・プログラムをも含む。コンピュータ・プログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェア・コンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグ・インとすることができる。本発明を実施するコンピュータ・プログラムは、例えば、ROMやRAM等の記憶媒体、CD−ROM等の光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記録媒体等の、コンピュータ・プログラムを伝達することができる任意の実体または装置である携帯可能な担体上で具体化することができ、あるいは電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号等の任意の担体によって伝達することができる。コンピュータ・プログラムは、サーバからインターネットを介してダウンロードすることもできる。また、コンピュータ・プログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。説明を行った本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の範囲内にある。
【0079】
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的ではなく、本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の開示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。そのようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明による実施形態が適用されるシステム全体の構成例である。
【図2】本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるドキュメント処理装置のハードウェアの構成例である。
【図3】本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるドキュメント処理装置の機能ブロックの構成例である。
【図4】本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアの構成例を説明するための図である。
【図5】本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例を説明するための図である。
【図6】本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるサーバのハードウェアの構成例である。
【図7】本発明による実施形態においてギフト・カードを作成する基本的な動作例を表すフローチャートである。
【図8】本発明による実施形態においてギフト・カードを作成する動作例を詳細に表したフローチャートである。
【符号の説明】
【0081】
100 システム
102 コンピュータ・ネットワーク、分散通信システム
104 ドキュメント処理装置、MFP
106 ユーザ・インターフェイス
108 コントローラ
110、126 データ記憶装置
112、122、128 通信リンク
114 キオスク
116 表示装置
118 ユーザ入力装置
120 ユーザ装置
124 サーバ、バックエンド・トランザクション・サーバ
200、300 ドキュメント処理装置
202、402、602 プロセッサ
204、404、604 読出し専用メモリ、ROM
206、406、606 RAM
208、408、608 ストレージ・インターフェイス
210、410、610 ネットワーク・インターフェイス・サブシステム
212、412、612 バス
214、316、414、614 ネットワーク・インターフェイス・カード
216、416、616 ディスク・ドライブ
218、418、618 無線インターフェイス
220、420、620 物理的ネットワーク
222、622 オプションの入出力インターフェイス
224 ユーザ入出力パネル
226 印刷インターフェイス
228 コピー・インターフェイス
230 画像走査インターフェイス
232 ファクシミリ・インターフェイス
234、304 印刷エンジン
236 コピー・エンジン
238、308 画像走査エンジン
240、306 ファクシミリ・エンジン
310 コンソール・パネル
314 デバイス・ドライバ
318、320、322、324、326 ドライバ
400 コントローラ
422 ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス
424 コピー・ハードウェア
426 画像走査ハードウェア
428 印刷ハードウェア
430 ファクシミリ・ハードウェア
432 ドキュメント処理ハードウェア
502、302 ドキュメント処理エンジン
504 印刷機能部
506 ファクシミリ通信機能部
508 画像走査機能部
510 ユーザ・インターフェイス・パネル
512 ジョブ・キュー
514 ネットワーク・サービス機能部
516 画像プロセッサ
518 ジョブ解析部
520 クライアント側ネットワーク・サービス機能
522 クライアント装置サービス部
600 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
関連するディスプレイに複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像を表示する手段と、
前記複数のギフト・カード・フォーマットから選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データを受け取る手段と、
前記ギフト・カード・フォーマットに画像を付加するか否かを選択させる手段と、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データを付加するか否かを選択させる手段と、
前記選択されたギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値を表すギフト金額データを受け取る手段と、
前記ギフト・カード・フォーマットに付加する前記画像、前記テキスト・データおよび前記ギフト金額データに関連する費用に関する支払データを受け取る手段と、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットにしたがって、前記画像の付加が選択された場合には選択された画像を、前記テキスト・データの付加が選択された場合には選択されたテキスト・データを、前記ギフト金額データに対応するデータを保存する有形記憶媒体を含むカード媒体に印刷してギフト・カードを作成する手段と
を有することを特徴とするギフト・カード作成システム。
【請求項2】
前記ギフト金額データに対応する金額を前記ギフト・カード上に表す画像またはテキストを生成する手段を、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載のギフト・カード作成システム。
【請求項3】
前記支払データは、現金払い、またはクレジット・カード課金、または引き落とし指示書、またはインボイス情報に対応することを特徴とする請求項1に記載のギフト・カード作成システム。
【請求項4】
前記有形記憶媒体は、不揮発性データ記憶装置を含むことを特徴とする請求項1に記載のギフト・カード作成システム。
【請求項5】
前記不揮発性データ記憶装置は、バー・コードを含むことを特徴とする請求項4に記載のギフト・カード作成システム。
【請求項6】
前記不揮発性データ記憶装置は、暗号化されたデータを保存する磁性体の帯を含むことを特徴とする請求項4に記載のギフト・カード作成システム。
【請求項7】
関連するディスプレイに複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像を表示するステップと、
前記複数のギフト・カード・フォーマットから選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データを受け取るステップと、
前記ギフト・カード・フォーマットに画像を付加するか否かを選択させるステップと、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データを付加するか否かを選択させるステップと、
前記選択されたギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値を表すギフト金額データを受け取るステップと、
前記ギフト・カード・フォーマットに付加する前記画像、前記テキスト・データ、および前記ギフト金額データに関連する費用に関する支払データを受け取るステップと、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットにしたがって、前記画像の付加が選択された場合には選択された画像を、前記テキスト・データの付加が選択された場合には選択されたテキスト・データを、前記ギフト金額データに対応するデータを保存する有形記憶媒体を含むカード媒体に印刷してギフト・カードを作成するステップと
を含むことを特徴とするギフト・カード作成方法。
【請求項8】
前記ギフト金額データに対応する金額を前記ギフト・カード上に表す画像またはテキストを生成するステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項7に記載のギフト・カード作成方法。
【請求項9】
前記支払データは、現金払い、またはクレジット・カード課金、または引き落とし指示書、またはインボイス情報に対応することを特徴とする請求項7に記載のギフト・カード作成方法。
【請求項10】
前記有形記憶媒体は、不揮発性データ記憶装置を含むことを特徴とする請求項7に記載のギフト・カード作成方法。
【請求項11】
前記不揮発性データ記憶装置は、バー・コードを含むことを特徴とする請求項10に記載のギフト・カード作成方法。
【請求項12】
前記不揮発性データ記憶装置は、暗号化されたデータを保存する磁性体の帯を含むことを特徴とする請求項10に記載のギフト・カード作成方法。
【請求項13】
プロセッサに、
関連するディスプレイに複数のギフト・カード・フォーマットを表す画像を表示する手順と、
前記複数のギフト・カード・フォーマットから選択されたギフト・カード・フォーマットを表すユーザ選択データを受け取る手順と、
前記ギフト・カード・フォーマットに画像を付加するか否かの選択を表示する手順と、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットに対応するギフト・カードに関連させるテキストを表すテキスト・データを付加するか否かの選択を表示する手順と、
前記選択されたギフト・カードに関連付けられる交換可能な価値を表すギフト金額データを受け取る手順と、
前記ギフト・カード・フォーマットに付加する前記画像、前記テキスト・データおよび前記ギフト金額データに関連する費用に関する支払データを受け取る手順と、
前記選択されたギフト・カード・フォーマットにしたがって、前記画像の付加が選択された場合には選択された画像を、前記テキスト・データの付加が選択された場合には選択されたテキスト・データを、前記ギフト金額データに対応するデータを保存する有形記憶媒体を含むカード媒体に印刷してギフト・カードを作成する手順と
を実行させることを特徴とするギフト・カード作成プログラム。
【請求項14】
プロセッサに、前記ギフト金額データに対応する金額を前記ギフト・カード上に表す画像またはテキストを生成する手順を、さらに、実行させることを特徴とする請求項13に記載のギフト・カード作成プログラム。
【請求項15】
前記支払データは、現金払い、またはクレジット・カード課金、または引き落とし指示書、またはインボイス情報に対応することを特徴とする請求項13に記載のギフト・カード作成プログラム。
【請求項16】
前記有形記憶媒体は、不揮発性データ記憶装置を含むことを特徴とする請求項13に記載のギフト・カード作成プログラム。
【請求項17】
前記不揮発性データ記憶装置は、バー・コード、または暗号化されたデータを保存する磁性体の帯を含むことを特徴とする請求項16に記載のギフト・カード作成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−61778(P2009−61778A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−215527(P2008−215527)
【出願日】平成20年8月25日(2008.8.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】