説明

グリッパコンベヤデリバリ

折り丁搬送装置(100)が提供される。折り丁搬送装置(100)は、折り丁(50)を搬送するためのサドルコンベヤ(22)と、サドルコンベヤ(22)から折り丁(50)を持ち上げるためのエスカレータータッカー(20)と、エスカレータータッカー(20)に隣接して配置されかつ折り丁(50)を掴むための複数のグリッパ(30)を有するリニアグリッパコンベヤ(10)とを有している。リニアグリッパコンベヤ(10)は、折り丁(50)がエスカレータータッカー(20)から掴まれる時にエスカレータータッカー(20)の速度成分(V1)に対して等しいか又はより大きな速度成分(V2)を有している。折り丁を搬送する方法も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して印刷機、特にグリッパ及びサドルバインダに関する。
【0002】
米国特許第4482141号明細書には、折り丁を折り線において直接に支持するブレードチェーンコンベヤから折り丁を運搬するための方法及び装置が開示されている。折り丁は、軌道に沿って回転する締付けパッドによって上方から掴まれ、これらの締付けパッドは次いで、折り丁を、ブレードチェーンコンベヤに対して垂直なベルトコンベヤに引き渡す。
【0003】
引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第5740900号明細書には、1つのコンベヤ経路に沿って移動する複数のグリッパを有する1つの運搬ベルトを有する、初期製品流を分割するための装置が開示されている。グリッパのうちの少なくとも1つは、二次的な製品流を生ぜしめるために、保持された製品をベルトの一方の側から他方の側へ回転させることができる。
【0004】
引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第6213280号明細書には、高いグリッパ力と、大きなグリッパジョウ行程とを有するコンパクトなグリッパが開示されている。グリッパは、定置のグリッパ部材と、前記定置のグリッパ部材に向かって相対的に可動な、可動に取り付けられたグリッパ部材とを有している。
【0005】
米国特許第6612559号明細書は、運搬装置を開示しており、この運搬装置において、被印刷製品は中間運搬装置の領域において安全に案内され、これは、互いに異なる運搬方向を有するように2つのチェーンコンベヤを接続することを可能にする。被印刷製品はもはや2つのチェーンコンベヤの間においてフォロワによって押されるのではなく、グリッパによって掴まれかつ案内され、これにより第1のチェーンコンベヤから第2のチェーンコンベヤへ搬送される。
【0006】
引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第7192027号明細書には、サドルコンベヤからの折り丁の取出しを可能にする装置が開示されている。折り丁搬送装置は、複数の折り畳まれた折り丁を第1の方向に移動させるための第1のコンベヤと、複数の折り丁のうちの第1の折り丁を第1のコンベヤから持ち上げるために第1の方向に対して平行な第1の縁部を有する第1のブレードを有する第2のコンベヤとを有している。
【0007】
発明の簡単な概要
従来技術において、1つの装置から次の装置への速度差により、製品若しくは折り丁の引渡し時に、被印刷製品又は折り丁に急激な荷重が加えられる。これらの荷重は製品及び折り丁を損傷する。
【0008】
多くの引渡し機構、例えばベルト及びグリッパは敏感であり、適切なタイミング及びセットアップを必要とし、詰まりを生じやすい。グリッパは、製品若しくは折り丁を掴むために高い締付力を必要とする。引渡し機構の機械的な構成のフレキシビリティは制限されており、製品若しくは折り丁の変化する厚さを補償することが困難である。
【0009】
本発明の課題は、サドルコンベヤ及びエスカレータータッカーからグリッパコンベヤへの折り丁の効率的な引渡しを提供することである。
【0010】
本発明は、折り丁を搬送するためのサドルコンベヤと、折り丁をサドルコンベヤから持ち上げるためのエスカレータータッカーと、エスカレータータッカーに隣接して配置されかつ折り丁を掴むための複数のグリッパを有するリニアグリッパコンベヤとを有する、折り丁搬送装置を提供する。リニアグリッパコンベヤの速度成分は、折り丁がエスカレータータッカーから掴まれる時にはエスカレータータッカーの速度成分と等しいか又はそれよりも大きい。
【0011】
さらに、少なくとも1つのグリッパは、掴まれている折り丁の向きを変更するためにグリッパコンベヤにおいて回転する。
【0012】
さらに、本発明は、折り丁をサドルコンベヤにおいて第1の方向に運搬するステップと、折り丁をサドルコンベヤから第2の方向にエスカレータータッカーを用いて持ち上げるステップと、折り丁の速度成分が少なくとも一定のままであるように、折り丁を、リニアグリッパコンベヤに取り付けられたグリッパを用いてエスカレータータッカーから掴むステップと、折り丁を少なくとも第3の方向に搬送するステップとを有する、折り丁を搬送する方法を提供する。
【0013】
本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】従来技術において公知の折り丁搬送装置を示す図である。
【図2】本発明によるグリッパコンベヤの概略図である。
【図3】図2の実施形態の概略的な側面図である。
【図4】図2に示されたグリッパコンベヤのグリッパの第1の実施形態を示す図である。
【図5】図2に示されたグリッパコンベヤのグリッパの第2の実施形態を示す図である。
【0015】
好適な実施形態の詳細な説明
図1は、従来技術において知られる折り丁搬送装置200を示している。搬送装置200は、サドルレースウェイ212と、折り丁持上げ装置210とを有している。折り丁202は、サドルレースウェイ212の上部において運搬される。折り丁持上げ装置210は、折り丁を持ち上げるために、レースウェイ212における間隙を貫通して延びるブレード220を有している。チェーン214とブレード220とは、上方へ傾斜した駆動スプロケットの回りを方向Cに回転する。折り丁202はブレード220によってレースウェイ212から持ち上げられる。次いで、折り丁202は、回転式グリッパ装置228によって掴まれ、持上げ装置210から取り出される。回転式グリッパ装置228は、矢印Dの方向に軸線229を中心にして回転する3つのアームの端部に3つのグリッパ230を有している。グリッパ230は、折り丁の外側を締め付け、折り丁をブレード220から持ち上げるように構成されている。グリッパ装置228とグリッパ230とは一定の回転速度で回転する。各グリッパ230の回転速度は、C方向での速度の接線方向成分がC方向でのブレード速度に一致するように選択されるが、僅かにより速くてもよい。折り丁202は、さらに下流へ搬送するためにグリッパ230からベルトコンベヤ240へ引き渡される。グリッパ230は折り丁を上方から掴み、次いで、折り丁202を、ベルトコンベヤ240を形成する一連のベルトに押し込む。折り丁202はさらに、ベルトコンベヤ240によってサドルレースウェイ212に対して垂直に搬送される。
【0016】
従来技術は、サドルレースウェイ212と、折り丁持上げ装置210と、グリッパ230と、ベルトコンベヤ240とからの折り丁の多くの引渡しを必要とする。引渡し時の方向及び速度の変化は、折り丁に荷重及び圧力を加え、このことは損傷を生じることがある。一致した速度のグリッパコンベヤチェーンを有利には提供することにより、折り丁を制御するために必要な締付力が減じられる。折り丁は、グリッパ搬送チェーンから直接にインフィード、ドロップステーション、又は下流の装置、例えばトリマ(仕上げ裁ち装置)又はサドルバインダ(中とじ機)に高速で搬送される。引渡しの回数を減じかつエスカレータータッカーからグリッパコンベヤチェーンへのより滑らかな引渡しを提供することにより、機械効率が高められる。
【0017】
図2は、本発明によるリニアグリッパコンベヤ10の好適な実施形態を示している。本発明による折り丁搬送装置100は、サドルレースウェイにおいて折り丁を運搬するサドルコンベヤ22と、折り丁をサドルレースウェイから持ち上げるためのエスカレータータッカー20と、リニアグリッパコンベヤチェーン10とを有している。折り丁搬送装置100は、折り丁50をエスカレータータッカー20から直接に下流へ、例えばトリマへ、グリッパコンベヤ10を介して搬送する。グリッパコンベヤ10は、折り丁50を搬送するグリッパチェーン12において複数の回転式グリッパ30を有している。サドルコンベヤ及びエスカレータータッカーは、引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第7192027号明細書及び米国特許出願公開第2007/0108687号明細書に開示されたもと同様のものであってよい。
【0018】
レースウェイ22は、水平に配置されており、折り丁50を実質的に水平方向に運搬する。エスカレータータッカー20は、レースウェイ22及び水平方向に対して角度ATで配置されている。グリッパコンベヤ10の一つの区分も、グリッパ30が折り丁をエスカレータータッカー20から掴む区分に亘って、レースウェイ22及び水平方向に対して角度ACで配置されている。角度AT及びACは15゜以下であってよい。角度AT及びACは、折り丁50のための滑らかな移行を提供するために好適には実質的に同じである。角度ACが角度ATと等しい場合、グリッパコンベヤチェーン12とエスカレータータッカー20とは、グリッパ30への引渡しのために必要とされる長さに亘って互いに平行である。角度AT及びACが実質的に同じである場合、エスカレータータッカー20からグリッパコンベヤ10への引渡し時に折り丁50に加えられる荷重及び圧力が減じられる。
【0019】
サドルコンベヤ22は速度V3で走行し、エスカレータータッカー20は速度V1で走行し、グリッパチェーンコンベヤ12は速度V2で走行する。サドルコンベヤ22の水平方向速度成分V3は、エスカレータータッカー20の水平方向速度成分V1と一致させられている。速度V1,V3は、折り丁がサドルコンベヤ22から持ち上げられる時の折り丁50の妨害を最小限にするように一致させられている。従って、走行方向で、折り丁50の水平方向速度は、レースウェイ22からエスカレータータッカー20のブレードへの引渡し時に減速されない。
【0020】
滑らかな引渡しを継続するために、グリッパチェーン12の水平方向速度成分V2は、エスカレータータッカー20の水平方向速度成分V1と一致させられているか又はそれよりも大きくなっている。走行方向において、折り丁50の水平方向速度は、エスカレータータッカー20のブレードからグリッパコンベヤ10への引渡し時に減速されない。水平方向速度V2がV1よりも大きい場合、折り丁50を掴み、折り丁50をエスカレータータッカー20から取り出すためのグリッパ30のための必要な最小長さは減じられる。
【0021】
折り丁がエスカレータータッカー20から取り出された後、グリッパ30はサドルコンベヤ22から遠ざかり、搬送中に所望のように折り丁50の向きを変更する。一連の折り丁50,51,52,53,54によって示されているように、グリッパコンベヤ10において折り丁50,51,52,53,54を搬送しながら、グリッパ30は折り丁50を、掴み位置、つまり折り丁50から、所望の位置、つまり折り丁54まで回転させることができる。回転するグリッパ30は、所望のあらゆる角度又はあらゆる位置での排出のために折り丁50の向きを変更する。従って、折り丁を通常はサドルコンベヤ22に対して垂直な1つの位置において提供する標準的な公知の排出とは異なり、折り丁50を、所要のあらゆる向きで排出することができる。
【0022】
グリッパコンベヤ10は、フレキシブルなセットアップ及び排出オプションを有する。リニアグリッパコンベヤチェーン12のジオメトリは、例えば、ピッチ、速度、角度、折り丁の向き、及び折り丁の位置決めを含む排出オプション若しくは排出特性を変更するために様々な構成で配置及び調節されてよい。リニアグリッパコンベヤチェーン12のジオメトリは、チェーン12の長さに亘って変化してよく、直線状、折れ曲がり状、円形、円弧状、湾曲状、又はこれらのあらゆる組合せであってよい。チェーン12は好適には無端チェーンである。印刷設備を通じて折り丁を搬送することができる長さを有するリニアグリッパチェーン12を提供することは、折り丁を移動及び搬送する能力が制限されている従来技術における公知の回転式グリッパアームよりも有利である。回転式グリッパは点又は軸線(図1における229)を中心にして回転するが、折り丁をあらゆる長さ又は距離、例えばトリマまでの距離に亘って搬送することはできない。リニアグリッパチェーン12の別の利点は、チェーンの構成を調節することによって折り丁50の下流の経路を所望に応じて容易に変更することができることである。
【0023】
グリッパコンベヤ10は、折り丁を、トリマ、ドロップステーション、又は下流の別のインフィードへ搬送するための構成であってよい。例えば、図3に示されているように、折り丁50は、慣用のグリッパコンベヤドロップステーション、若しくは一般的なインフィード14において排出されてよい。折り丁50のピッチは、例えば図2に示されているようにチェーン12を湾曲させることによってコンベヤチェーン12のジオメトリを変更することによって変更されてよい。折り丁56と折り丁55との間のピッチP2は、折り丁54と折り丁53との間のピッチP1よりも小さい。さらに、折り丁50の速度が変更されてもよい。例えば、折り丁50の速度は、グリッパチェーン12をインフィード14内へ湾曲させることによって減速されてよい。グリッパ30が折り丁50をサドルコンベヤ22から運び去った後には、様々な構成が可能である。
【0024】
後続のベルトへの引渡しの必要性を排除することにより、種々異なるタイプの折り丁を排紙及び提供することに関してフレキシビリティが高められる。グリッパ30は、付加的なベルト又はテープコンベヤを調節することなく、折り丁の厚さの変更を提供することができる。
【0025】
図4は、回転可能なグリッパ30を示している。グリッパ30は、米国特許第5740900号明細書に開示されたグリッパと同様のものであってよい。グリッパ30は回転軸線Yを有しており、この回転軸線Yを中心にしてグリッパヘッド37が回動可能である。グリッパ30はグリッパチェーン12に沿って方向Xに移動する。回転軸線Yは運搬方向Xに対して垂直に延びており、グリッパヘッド37が回転することを可能にしている。グリッパ30は、可動部分36に連結されたピン31を有している。定置部分35は支持体34に取り付けられている。ピン31に圧力を加えることにより、可動部分36は下方へ移動し、定置部分35と可動部分36との間に保持された折り丁を解放する。
【0026】
支持体34にはテンショニング装置33が取り付けられている。グリッパヘッド37を軸線Yを中心にして回転させるために第2のピン32が設けられている。第1の位置において、ばね33は作動装置によって緊張した状態に保持されている。第2のピン32が押し込まれると、作動機構はばね33を緊張状態から解放し、グリッパヘッド37は回転軸線Yを中心に反時計回りに回転する。
【0027】
図5は、回転可能なグリッパ40を示している。グリッパ40は、米国特許第6213280号明細書に開示されたグリッパと同様のものであってよい。グリッパ40は、定置部分41と可動部分42とを有している。ローラ43が支持体44に配置されている。作動パッド45は回転レバー46に固定されている。定置部分41は、レバー46を介して運搬方向に対して回転させられる。作動エレメント47は、可動部分42を定置部分41に対して移動させるために設けられている。回転レバー46を作動させることにより、グリッパ40は運搬方向に対して回転させられる。
【0028】
グリッパ30及び40は、個々に又は組み合わせて、グリッパチェーン12に設けられてよい。さらに、グリッパコンベヤ10は、グリッパチェーン12に取り付けられたあらゆる適切なグリッパを有していてよい。グリッパコンベヤ10は、チェーン12においてあらゆる数のグリッパ30、例えば10個又はそれ以上のグリッパを有していてもよい。設けられるグリッパ30の数は、グリッパコンベヤチェーン12の長さ及び掴まれる折り丁の寸法に応じて決定されてよい。グリッパチェーン12におけるグリッパ30の間隔は、例えばより大きな又はより小さな折り丁を収容するために所望のように変更されてよい。グリッパコンベヤ10の速度も、所望のようにエスカレータータッカー20の速度に対応するように調節されてよい。
【0029】
前記明細書において、発明は、発明の特定の典型的な実施形態及び例に関連して説明された。しかしながら、以下の請求項に記載された発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく前記実施形態に対して様々な変更が加えられてよいことが明らかになるであろう。従って、明細書及び図面は、制限的な意味ではなく、例示形式で見なされるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り丁搬送装置において、
折り丁を搬送するためのサドルコンベヤと、
折り丁をサドルコンベヤから持ち上げるためのエスカレータータッカーと、
該エスカレータータッカーに隣接して配置されかつ折り丁を掴むための複数のグリッパを有するリニアグリッパコンベヤと、が設けられており、
該リニアグリッパコンベヤは、折り丁がエスカレータータッカーから掴まれる時にエスカレータータッカーの速度成分と等しいか又はそれよりも大きな速度成分を有することを特徴とする、折り丁搬送装置。
【請求項2】
リニアグリッパコンベヤの速度が、エスカレータータッカーの速度よりも大きい、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項3】
リニアグリッパコンベヤの速度成分が、水平方向速度成分であり、エスカレータータッカーの速度成分が、水平方向速度成分である、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項4】
リニアグリッパコンベヤが、少なくとも10個のグリッパを有している、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項5】
少なくとも1つのグリッパが、掴まれている折り丁の向きを変更するように回転する、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項6】
折り丁が、90度だけ回転させられる、請求項5記載の折り丁搬送装置。
【請求項7】
エスカレータータッカーが、サドルコンベヤに対して傾斜させられており、リニアグリッパコンベヤの一つの区分が、サドルコンベヤに対して傾斜させられている、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項8】
エスカレータータッカーと、リニアグリッパコンベヤの前記区分とが、同じ角度で傾斜させられている、請求項7記載の折り丁搬送装置。
【請求項9】
エスカレータータッカーによって持ち上げられた折り丁をグリッパが掴む時に、エスカレータータッカーとリニアグリッパコンベヤとは互いに平行である、請求項7記載の折り丁搬送装置。
【請求項10】
エスカレータータッカーとリニアグリッパコンベヤとが、最大で15゜の角度で傾斜させられている、請求項7記載の折り丁搬送装置。
【請求項11】
リニアグリッパコンベヤが、構成変更可能なジオメトリを有している、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項12】
リニアグリッパコンベヤが、折り丁を所望のピッチで排出するように構成されている、請求項11記載の折り丁搬送装置。
【請求項13】
リニアグリッパコンベヤが、エスカレータータッカーから掴む時の折り丁の速度と異なる速度を有する折り丁を排出するように構成されている、請求項11記載の折り丁搬送装置。
【請求項14】
リニアグリッパコンベヤが、折り丁を所望の角度で排出するように構成されている、請求項11記載の折り丁。
【請求項15】
リニアグリッパコンベヤが、エスカレータータッカーの下流におけるトリマ、ドロップオフステーション又はインフィードに折り丁を直接に排出する、請求項1記載の折り丁搬送装置。
【請求項16】
折り丁を搬送する方法において、
折り丁をサドルコンベヤにおいて第1の方向に運搬するステップと、
エスカレータータッカーを用いて折り丁をサドルコンベヤから第2の方向に持ち上げるステップと、
折り丁の速度成分が少なくとも一定のままであるように、リニアグリッパコンベヤに取り付けられたグリッパを用いて折り丁をエスカレータータッカーから掴むステップと、
折り丁を少なくとも第3の方向に搬送するステップと、を有することを特徴とする、折り丁を搬送する方法。
【請求項17】
リニアグリッパコンベヤにおいて折り丁を回転させるステップを有する、請求項16記載の方法。
【請求項18】
トリマ、ドロップオフステーション又はインフィードに直接に折り丁を排出するステップを有する、請求項16記載の方法。
【請求項19】
エスカレータータッカーの下流において折り丁のピッチ又は速度を変化させるステップを有する、請求項16記載の方法。
【請求項20】
排出オプション又は排出特性を変更するためにリニアグリッパコンベヤのジオメトリを構成するステップを有する、請求項16記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−520735(P2011−520735A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−510735(P2011−510735)
【出願日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/045053
【国際公開番号】WO2009/143473
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(508329715)ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド (42)
【氏名又は名称原語表記】Goss International Americas, Inc.
【住所又は居所原語表記】121 Technologz Drive, Durham NH 03820, United States of America
【Fターム(参考)】