説明

グリル

【課題】油煙の多くを煙焼用加熱源の煙焼部上に確実に導かれるようにし、安定して脱煙・脱臭性能を発揮することができるグリルを提供する。
【解決手段】本グリル1は、グリル庫2の後方から上方の外部へ通じる排気通路3内の入口30付近に食材Fから発生した油煙を焼き切るための煙焼用加熱源7を設置している。煙焼用加熱源7の前方に対向して遮蔽板6が設けられている。遮蔽板6は、上記油煙が煙焼用加熱源7の煙焼部71上に導かれるように、横幅方向に煙焼用加熱源7の煙焼部71における横幅方向の長さ以下に開設する開口部63が設けられている。遮蔽板6の開口部63は、略コ字形に切り欠いた開口形状に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材から発生した油煙を焼き切るための煙焼用加熱源を設置したグリルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のグリルとして、例えば、ガスコンロに備えたグリルがある(特許文献1)。図5に示すように、このグリル101は、食材Fを加熱するグリルバーナ(調理用加熱源)125を配設したグリル庫102の後方から上方の外部へ通じる排気通路103内の入口130付近に食材Fから発生した油煙を焼き切るためのアフターバーナ(煙焼用加熱源)107を設置している。そして、グリル101は、アフターバーナ107を排気通路103の下部に設置して上向き燃焼とし、アフターバーナ107の熱気によるドラフト力によって排気を円滑に行うようにし、また、排気通路103の入口130に上部から遮蔽部106を垂設し、グリル庫102内の食材Fから発生した油煙を遮蔽部106の下側から流し込んで排気通路103の下部に配置したアフターバーナ107の燃焼面(煙焼部)により焼き切って脱煙・脱臭するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−301979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のグリル101は、アフターバーナ107を設置する排気通路103内の入口130付近において、排気通路103の横幅方向における左右両端部では、アフターバーナ107の熱気が行きわたり難く中央部に比べて温度が低くなる傾向にあり、空気膨張が抑制されて排気の通過抵抗が低くなっていることがあった。この場合、グリル庫102から排気通路103内に流れ込む油煙の多くが、通過抵抗が低くなっている左右両端部側から流れ込んでアフターバーナ107の両端部付近を通過してしまい、煙焼部となる燃焼面で集中して油煙を焼き尽くすのが困難となり、十分な脱煙・脱臭性能が確保されないことがあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、油煙の多くを煙焼用加熱源の煙焼部上に確実に導かれるようにし、安定して脱煙・脱臭性能を発揮することができるグリルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るグリルは、
食材を加熱する調理用加熱源を配設したグリル庫の後方から上方の外部へ通じる排気通路内の入口付近に食材から発生した油煙を焼き切るための煙焼用加熱源を設置したグリルにおいて、
煙焼用加熱源の前方に対向して遮蔽板が設けられ、
上記遮蔽板は、上記油煙が煙焼用加熱源の煙焼部上に導かれるように、横幅方向に煙焼用加熱源の煙焼部における横幅方向の長さ以下に開設する開口部が設けられている。
【0007】
これにより、グリル庫内の食材や焼き汁から発生した油煙が排気通路に流れ込む際、排気通路の左右両端部に向かった油煙は、上記遮蔽板によってその開口部へ導かれる。従って、上記油煙は、煙焼用加熱源の前方に対向する遮蔽板の開口部から集中して排気通路内へ流れ込む。その結果、排気通路内の入口付近における左右両端部で排気の通過抵抗が低くなっていても、排気通路内に流れ込んだ油煙は、煙焼用加熱源の左右両端部付近に廻り込み難く、煙焼用加熱源の煙焼部上に集中して導かれ、煙焼用加熱源によって焼き尽くされる。また、煙焼用加熱源は、その煙焼部の横幅方向の長さを縮小して設置した小型に構成することができる。
【0008】
上記遮蔽板の開口部は、略コ字形に切り欠いた開口形状に形成されていることが望ましい。これにより、遮蔽板の開口部の横幅を上下にわたって大きく開設することができ、食材等から発生した油煙のほとんどを遮蔽板の開口部から集中して排気通路内へ送り込んで煙焼用加熱源の煙焼部上に集中して導くことができる。
【0009】
また、上記遮蔽板の開口部には、左右の両側縁に煙焼用加熱源付近まで延設するフランジ片が設けられていることが望ましい。これにより、各フランジ片によって上記油煙が遮蔽板の開口部を通過した直後に左右側へ流れるのを防止することができる。従って、排気通路内に流れ込む油煙を確実に煙焼用加熱源の煙焼部上に集中して導くことができる。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明に係るグリルによれば、上記遮蔽板によってグリル庫内の食材等から発生した油煙を煙焼用加熱源の煙焼部上に集中して導き、油煙のほとんどを煙焼用加熱源によって焼き尽くすことができる。従って、効率よく安定した脱煙・脱臭性能を発揮することができる。また、煙焼用加熱源の煙焼部の横幅方向の長さを縮小して設置した小型に構成しても、効率よく安定した脱煙・脱臭性能を発揮することができるから、煙焼用加熱源を備えたグリルを省エネルギー対応に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施の形態によるグリルを備えたガスコンロを示す断面図である。
【図2】グリル庫内から遮蔽板を設けた排気通路入口を臨んだ模式図である。
【図3】グリルのアフターバーナ周辺を示す斜視図である。
【図4】遮蔽板の他の例を示す斜視図である。
【図5】従来のグリルを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施の形態によるグリル1は、例えば、システムキッチンのカウンタKの取付口K1に落とし込み状態に設置されるガスコンロ10の本体ケース11内に組み込まれ、グリル1の排気筒31をガスコンロ10の天板12の後部に設けた排気口13に臨ませている。なお、天板12には、コンロバーナ14を臨ませ、五徳15が載置される。
【0013】
グリル1は、食材Fを収容するグリル庫2と、グリル庫2に設置されて食材Fを加熱調理する上下のグリルバーナ(調理用加熱源)25と、グリル庫2の後側から上方の外部へ通じる排気通路3と、排気通路3内の入口30付近に設置されて食材Fから発生した油煙を焼き切るためのアフターバーナ(煙焼用加熱源)7とを備えている。
【0014】
グリル庫2の前面部は、食材Fを出し入れするための取出口20が設けられており、この取出口20には、引き出し式に開閉されるグリル扉21が設置されている。グリル扉21の裏面には、グリル庫2内の後側へ延びる枠体26が取り付けらており、この枠体26上に食材Fの焼き汁を受けるグリルパン27が載置され、グリルパン27には、食材Fを載せる焼き網28が載置されている。そして、グリル庫2の上壁22及び左右の側壁24には、グリル庫2内を臨むようにグリルバーナ25がそれぞれ配設されており、これら上下のグリルバーナ25によって焼き網28に載置された食材Fを上下両面から加熱調理する。
【0015】
また、グリル庫2の後部には、天板12の排気口13に臨ませた排気筒31が配設されている。排気筒31は、グリル庫2の底壁23から立設されたバーナ支持板5とグリル庫2の上壁22とから後方斜め上へ延びるように設けられている。この排気筒31及びバーナ支持板5で囲まれた空間によりグリル庫2内の食材Fから発生した油煙を天板12の排気口13へ導く排気通路3が形成される。バーナ支持板5は、グリル庫2の底壁23から上方へ立ち上がった起立部51と、起立部51の上端から斜め後ろ上方へ延設された傾斜部52とを有している。そして、このバーナ支持板5の傾斜部52にアフターバーナ7が燃焼面(煙焼部)71を上向きにして設置されている。これにより、排気通路3内の入口30付近の下面にアフターバーナ7が設置され、このアフターバーナ7によって食材Fや食材Fの焼き汁から発生した油煙がグリル庫2から排気通路3内に導入されると、その油煙の未燃焼成分を焼き切って脱煙・脱臭する。
【0016】
図2、図3に示すように、アフターバーナ7は、燃焼面71を排気通路3の横幅方向の全幅よりも長さを縮小して中央部61に露出する小型に構成されている。そして、バーナ支持板5の傾斜部52の上面には、アフターバーナ7の燃焼面71の外周囲に全周にわたって仕切壁32が立設されている。この仕切壁32によってアフターバーナ7の燃焼面71での燃焼炎が排気通路3内へ送り込まれる加熱排気の流れを受けて不安定になるのを防止することができ、安定して良好な脱煙・脱臭性能を発揮することができる。
【0017】
また、図1を参照して、排気筒31内には、触媒フィルタ4が排気筒31の前壁から後壁31bへ向かって下方に傾斜した状態で配設されている。この触媒フィルタ4は、多孔質のセラミック体に白金等の酸化触媒を担持させたものであり、アフターバーナ7からの燃焼熱により加熱されて活性化され、上記アフターバーナ7の煙焼により残った油煙を酸化反応によって分解除去して脱煙・脱臭する。
【0018】
そして、排気通路3の入口30には、アフターバーナ7の前方に対向するように、グリル庫2の上壁22から下方へ延びる平板状の遮蔽板6が設けられている。遮蔽板6は、その下端とアフターバーナ7を設置した傾斜部52の上面との間に隙間Sが形成されるように設置されている。また、図2を参照して、遮蔽板6は、横幅方向の中央部61に左右両端部62R,62Lよりも上記隙間Sの開口面積を大きく開設する開口部63が設けられている。従って、上記隙間Sは、左右両端部62R,62Lでは前側の仕切壁32の上端よりも低く、開口部63を設けた中央部61では前側の仕切壁32の上端よりも高くなるように設けられる。また、開口部63は、略コ字形に切り欠いた開口形状に形成され、開口部63の横幅は、アフターバーナ7の燃焼面71の横幅方向の長さと略等しいか、それよりも少し短い長さに設定されている。なお、この開口部63の開口形状である略コ字形には、角部がR状となったU字形も含む。
【0019】
上記構成より、図2を参照して、グリル庫2内の食材Fから発生した油煙(図2中の実線矢印A1)が排気通路3に流れ込む際、排気通路3の左右両端部に向かった油煙は、遮蔽板6の左右両端部62R,62Lの前面に当たって中央部61の開口部63へ導かれる。つまり、遮蔽板6の左右両端部62R,62Lが油煙遮蔽部となり、中央部61の開口部63が油煙導入部となる。従って、上記油煙は、遮蔽板6の開口部63から集中して排気通路3内の横幅方向の中央部へ流れ込むようになる。その結果、排気通路3内の入口30付近において、アフターバーナ7の燃焼面71が配設されていない左右両端部で温度が低くなって排気の通過抵抗が低くなっていても、排気通路3内に流れ込んだ油煙は、アフターバーナ7の燃焼面71の左右両端部に立設する仕切壁32の外側に廻り込み難くなり、中央部からアフターバーナ7の燃焼面71上に集中して導かれるようになる。
【0020】
また、食材Fから飛び散った焼き汁が左右のグリルバーナ25上方の庇部29に落下し加熱されて発生した油煙は、グリル庫2内の左右両端部位置から真っ直ぐ後方の排気通路2へ向かうが、この焼き汁からの油煙(図2中の一点鎖線矢印A2)も遮蔽板6の左右両端部62R,62Lの前面に当たって中央部61の開口部63へ導かれる。従って、グリル庫2内の左右位置で発生する油煙も遮蔽板6の開口部63から排気通路3内の横幅方向の中央部へ流れ込み、アフターバーナ7の燃焼面71上に集中して導かれる。
【0021】
また、遮蔽板6の開口部63は、略コ字形に切り欠いた開口形状に形成されているので、遮蔽板6の開口部63の開口面積を上下の略全幅にわたって大きく開設することができ、食材Fや焼き汁から発生した油煙のほとんどを遮蔽板6の開口部63から集中して排気通路3内の横幅方向の中央部へ送り込むことができる。しかも、遮蔽板6の中央部61における隙間Sは、開口部63によって仕切壁32よりも高くなっているので、アフターバーナ7のドラフト力とも相まって油煙をアフターバーナ7の燃焼面71上に円滑に導くことができる。従って、グリル庫2内の食材F等から発生した油煙のほとんどがアフターバーナ7の燃焼面71上に導かれ、アフターバーナ7によって焼き尽くされる。
【0022】
このように、実施形態に係るグリル1によれば、遮蔽板6によってグリル庫2内の食材Fや食材Fの焼き汁から発生した油煙をアフターバーナ7の燃焼面71上に集中して導き、油煙に含まれる未燃焼成分のほとんどをアフターバーナ7によって焼き尽くすことができる。従って、効率よく安定した脱煙・脱臭性能を発揮することができ、排気筒31からは無煙・無臭化された排気が放出される。また、アフターバーナ7は、その燃焼面71の横幅方向の長さを縮小して中央部に設置した小型に構成しても、効率よく安定した脱煙・脱臭性能を発揮することができるから、アフターバーナ7を備えたグリル1を省エネルギー対応に構成することができる。
【0023】
また、図3を参照して、排気筒31の後壁31bの下端は、略コ字状に屈曲形成されて上方に開放した樋状のガイド板33が設けられており、このガイド板33は、バーナ支持板5における傾斜部52の上部の上面に当接されている。ガイド板33は、排気通路3の横幅方向の長さがアフターバーナ7の燃焼面71を囲った仕切壁32の左右両端部よりも外側に配置される長さとなっている。なお、この樋状のガイド板33は、略水平に設けられているが、左右側のどちらかに傾けたり、中央を高くして左右の両端側へ向けて下り勾配となるように形成されてもよい。また、傾斜部52の前端は、グリルパン27の上域の空間まで迫り出されている。
【0024】
上記構成より、天板12の上面で生じた煮こぼれが排気口13から排気筒31の上端開放部31aを介してその後壁31bを伝って流れ落ちて来た場合、その煮こぼれは、ガイド板33で受け止められた後、ガイド板33の両側端の開放部からバーナ支持板5の傾斜部52上を流れてグリルパン27上に流れ落ちる。なお、遮蔽板6の下端と傾斜部52との間には、隙間Sが設けられているので、傾斜部52に流れ込んだ煮こぼれは、遮蔽板6によって堰き止められることなく隙間Sを通過してグリルパン27に回収される。また、傾斜部52を流れ落ちる煮こぼれがアフターバーナ7側へ流れ込もうとしても、仕切壁32によって堰き止められ、アフターバーナ7の燃焼面71上に煮こぼれが至ることもない。従って、アフターバーナ7の燃焼面71が煮こぼれに汚染されることを防止でき、食材Fから生じた油煙の脱煙・脱臭性能を長期にわたって良好に発揮し続けることができる。また、排気通路3内に流れ込んだ煮こぼれを排気通路3内に滞留させることなくグリルパン27に回収させることによって、掃除し難い排気通路3内を清潔な状態に保ち続けることができる。
【0025】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、適宜に変更することが可能である。
例えば、図4に示すように、遮蔽板6Aの開口部63には、左右の両側縁にアフターバーナ7の燃焼面71に配置する仕切壁32付近まで延びるフランジ片65を設けるようにしてもよい。これにより、各フランジ片65によって遮蔽板6の開口部63から導入される油煙が開口部63を通過した直後に左右側へ流れるのを防ぐことができるので、排気通路3内に流れ込む油煙を確実にアフターバーナ7の燃焼面71上に集中して導くことができ、食材Fから発生した油煙のほとんどをアフターバーナ7によって一層確実に焼き尽くすことができる。
また、アフターバーナ7は、排気通路3内の上面に設けるようにしてもよい。この場合、遮蔽板6の開口部63は、遮蔽板6の上端の中央部61を略コ字形に切り欠いた開口形状とし、また、開口部63は、その下端が前側の仕切壁32の上端と同じか、それより低い位置となる大きさに形成することができる。
また、遮蔽板6は、図1の例では傾斜部52の先端と略一致する位置に設けられているが、この位置よりもグリル庫2内部寄りであったり排気通路3内のアフターバーナ7寄りである等のように、排気通路3の入口30付近にアフターバーナ7と対向して設けられていればよい。
また、遮蔽板6は、左右両端部62R,62Lと傾斜部52の上面との間に隙間Sが形成されないように設置されてもよい。
また、遮蔽板6の開口部63は、厳密に中央部に設けられる必要はなく、アフターバーナ7の燃焼面71に対向する位置に設けられていればよい。
さらに、煙焼用加熱源として、アフターバーナ7に代えて電気ヒータ等の各種加熱源を用いてもよい。また、調理用加熱源もグリルバーナ25に代えて電気ヒータ等を用いてもよい。
【符号の説明】
【0026】
1 グリル
2 グリル庫
3 排気通路
6 遮蔽板
7 アフターバーナ(煙焼用加熱源)
25 グリルバーナ(調理用加熱源)
30 排気通路の入口
32 仕切壁
33 ガイド板
61 遮蔽板の中央部
62R,62L 遮蔽板の端部
63 開口部
65 フランジ片
71 燃焼面(煙焼部)
A1,A2 油煙の流れ
F 食材
S 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材を加熱する調理用加熱源を配設したグリル庫の後方から上方の外部へ通じる排気通路内の入口付近に食材から発生した油煙を焼き切るための煙焼用加熱源を設置したグリルにおいて、
煙焼用加熱源の前方に対向して遮蔽板が設けられ、
上記遮蔽板は、上記油煙が煙焼用加熱源の煙焼部上に導かれるように、横幅方向に煙焼用加熱源の煙焼部における横幅方向の長さ以下に開設する開口部が設けられているグリル。
【請求項2】
請求項1に記載のグリルにおいて、
上記遮蔽板の開口部は、略コ字形に切り欠いた開口形状に形成されているグリル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のグリルにおいて、
上記遮蔽板の開口部には、左右の両側縁に煙焼用加熱源付近まで延設するフランジ片が設けられているグリル。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−13326(P2012−13326A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−151011(P2010−151011)
【出願日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【出願人】(000221834)東邦瓦斯株式会社 (440)