説明

ケーブルクレーン

【課題】地形に左右されることなく設置可能であり、造成・基礎構築・組立解体の工期が短縮できる走行式のケーブルクレーンを提供すること。
【解決手段】地盤3に設けた基礎5に脚部7を固定し、脚部7にガーダ9を固定して支持する。また、ガーダ9上を移動する走行部12を設ける。走行部12は、主索45を取り付けた走行台車47、移動塔13等からなる。さらに、走行部12に着脱可能に取り付けられる上部バックアンカ17aと、斜材27を介してガーダ9に連結される下部バックアンカ17bとを、地盤3に固定する。そして、走行部12の固定時には、走行部12と上部バックアンカ17aとを固定し、主索45の張力を上部バックアンカ17aで支持する。また、走行部12の走行時には、走行部12と上部バックアンカ17aとの固定を解除し、主索45の張力を下部バックアンカ17bで支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルクレーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、2つの塔の間に張り渡した主索を軌道としてトロリが横行するケーブルクレーンには、両側の塔を固定した両端固定式ケーブルクレーンがあった。また、主索が固定塔又はアンカの間に張った軌索を走行する軌索式ケーブルクレーンや、片側の塔が円弧状のレールの上を走行する弧動式ケーブルクレーン、両方の塔が走行する両側走行式ケーブルクレーンがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−206355号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、軌索式ケーブルクレーン、弧動式ケーブルクレーン、両側走行式ケーブルクレーンは、設置場所が地形に左右され、径間・設備規模が大きくなる傾向があった。さらに、弧動式ケーブルクレーンは移動塔の走行ヤード造成が、両側走行式ケーブルクレーンは走行用ガーダの設置に伴う造成が必要であった。そのため、これらのケーブルクレーンは、両端固定式ケーブルクレーンに対し、カバーエリアが広くなる利点があるものの、造成・設備費や工事費が嵩み、組立解体工期が長くなる問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、地形に左右されることなく設置可能であり、造成・基礎構築・組立解体の工期が短縮できる走行式のケーブルクレーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための第1の発明は、支持部と、前記支持部に固定されたガーダと、前記ガーダ上を移動する走行部と、前記走行部に取り付けられた主索と、前記走行部に着脱可能に取り付けられる第1のバックアンカと、前記ガーダに固定された第2のバックアンカと、を具備し、前記走行部の固定時には、前記走行部に固定された前記第1のバックアンカが前記主索の張力を支持し、前記走行部の走行時には、吊り荷が無い状態で、前記走行部と前記第1のバックアンカとの固定が解除されて前記第2のバックアンカが前記主索の張力を支持することを特徴とするケーブルクレーンである。
【0007】
第1の発明では、例えば、第1のバックアンカのそれぞれに固定用部材を設け、走行部を固定用部材に着脱可能に取り付ける。または、複数の第1のアンカを一体化する固定用部材をさらに設け、走行部を固定用部材に着脱可能に取り付けてもよい。固定用部材への走行部の取り外しおよび取り付けは、例えば、固定用部材に設けた穴と走行部に設けた穴とを重ね合わせ、ピンを抜き差しすることにより行う。
【0008】
第1の発明によれば、バックアンカを用いることにより、設備重量を軽量化し、固定式ケーブルクレーンと同等の地形に走行式ケーブルクレーンを設置することができる。
【0009】
第2の発明は、支持部と、前記支持部に固定されたガーダと、前記ガーダ上を移動する走行部と、前記走行部に取り付けられた主索と、一端が前記走行部に連結され、他端が地盤に設けられた基礎部に所定の間隔をおいて連結された少なくとも一組のバックロープと、を具備し、前記走行部の固定時には、緊張された前記バックロープが前記主索の張力を支持し、前記走行部の走行時には、前記バックロープが緩められて前記支持部が前記主索の張力を支持することを特徴とするケーブルクレーンである。
【0010】
走行部は、例えばブレーキまたはストッパにより、ガーダ上の任意の位置で固定される。第2の発明では、走行部の走行前にバックロープの長さを調整して緊張を緩め、走行部の走行後にバックロープの長さを調整して緊張することを可能とすることが望ましい。
【0011】
第2の発明によれば、バックロープを用いることにより、設備重量を軽量化し、固定式ケーブルクレーンと同等の地形に走行式ケーブルクレーンを設置することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、地形に左右されることなく設置可能であり、造成・基礎構築・組立解体の工期が短縮できる走行式のケーブルクレーンを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。図1は、ケーブルクレーン1を主索45の軸方向から見た立面図、図2は、ケーブルクレーン1を図1の矢印Aに示す方向から見た立面図である。
【0014】
図1、図2に示すように、ケーブルクレーン1の主索45の一方の側には、基礎5、脚部7、ガーダ9、走行部12、上部バックアンカ17a、下部バックアンカ17b、固定用部材19、主索45、ガイド部材49等が設けられる。
【0015】
基礎5は、地盤3に設置される。支持部である脚部7は、基礎5上に固定される。ガーダ9は、脚部7上に固定される。
【0016】
走行部12は、走行台車47、移動塔13、斜材31、反力受け25等で構成される。走行台車47は、ガーダ9上に配置される。移動塔13は、走行台車47に固定される。斜材31は、走行台車47の上面21の主索45が取り付けられない側の端部付近と移動塔13の頂部との間に固定される。反力受け25は、走行台車47の下面23の主索45が取り付けられない側の端部付近に固定される。走行部12は、走行台車47がガーダ9に沿って移動することにより、移動範囲15内で図1の矢印Bに示す方向に走行する。
【0017】
第1のバックアンカである上部バックアンカ17aは、台座29aを用いて地盤3に固定される。上部バックアンカ17aは、少なくとも、3本の脚部7の後方の位置に配置される。複数の上部バックアンカ17aのうち、走行部12の移動範囲15内に設けられた上部バックアンカ17aの頭部には、固定用部材19が設けられる。
【0018】
第2のバックアンカである下部バックアンカ17bは、台座29bを用いて地盤3に固定される。バックアンカ17bは、例えば、3本の脚部7の後方の位置に配置される。下部バックアンカ17bの頭部とガーダ9の地盤3側の面との間には、斜材27が設置される。
【0019】
主索45は、走行部12の走行台車47に取り付けられる。ガイド部材49は、上部バックアンカ17aの台座29aに固定される。ガイド部材49は、走行部12の移動範囲15の全長にわたって配置される。ガイド部材49は、走行台車47に固定された反力受け25に連結される。
【0020】
図3は、上部バックアンカ17aと固定用部材19との連結部を示す図である。図3の(a)図は、固定用部材19aを用いた例を示す。図3の(a)図に示す例では、複数のバックアンカ17aの頭部に、それぞれ固定用部材19aが設けられる。固定用部材19aには、穴41が設けられる。
【0021】
図3の(b)図は、固定用部材19bを用いた例を示す。図3の(b)図に示す例では、複数のバックアンカ17aの頭部を一体化する固定用部材19bが設けられる。固定用部材19bには、所定の間隔で穴41が設けられる。
【0022】
図4は、図2の範囲Cに示す部分の拡大図である。図4に示すように、斜材31の端部33付近には、穴35が設けられる。また、走行台車47の端部37には、水平方向の溝43が設けられる。走行台車47の端部37付近には、溝43の上下に穴39が設けられる。さらに、反力受け25の端部11付近にも、穴61が設けられる。穴35、穴39、穴61は、重なる位置に設けられる。
【0023】
走行部12の走行台車47は、固定用部材19を介して、上部バックアンカ17aに着脱可能に取り付けられる。図4の(a)図は、走行台車47と上部バックアンカ17aとを固定した状態での範囲Cの拡大図である。図4の(a)図に示すように、走行台車47と上部バックアンカ17aとの固定時には、走行台車47の溝43内に、穴35、穴39、穴61と穴41とが重なるように、固定用部材19が配置される。そして、穴35、穴39、穴41、穴61にピン44が挿入される。ピン44は、ロックナット等(図示せず)を用いて脱落が防止される。
【0024】
図4の(b)図は、走行台車47と上部バックアンカ17aとの固定を解除した状態での範囲Cの拡大図である。図4の(b)図に示すように、走行台車47と上部バックアンカ17aとの固定解除時には、穴35、穴39、穴41、穴61からピン44が抜かれる。
【0025】
次に、走行部12の移動方法について説明する。図1に示すケーブルクレーン1では、クレーンの運転時に、走行部12の走行台車47と上部バックアンカ17aとが図4の(a)図に示すように固定用部材19およびピン44を用いて固定される。走行部12と上部バックアンカ17aとの固定時には、図2の矢印Dに示す主索45の張力は、図2の矢印Eに示すように上部バックアンカ17aにかかる。
【0026】
走行部12を移動させる際には、走行前準備として、図4の(b)図に示すようにピン44を抜いて、走行部12の走行台車47と上部バックアンカ17aとの固定を解除する。走行部12と上部バックアンカ17aとの固定解除時には、図2の矢印Dに示す主索45の張力は、図2の矢印Fに示すように下部バックアンカ17bにかかる。
【0027】
走行前準備が完了した後、走行台車47をウインチや油圧ジャッキなど(図示せず)で引張り、ガーダ9に沿って所定の位置まで走行させる。走行台車47は、下面23に固定された反力受け25が、台座29aに固定されたガイド部材49と噛み合った状態で走行する。反力受け25およびガイド部材49は、走行台車47が走行時にガーダ9から浮き上がるのを防止する。
【0028】
走行台車47が所定の位置まで走行し、図4の(a)図に示すように走行台車47の溝43内に穴35、穴39、穴61と穴41とが重なるように固定用部材19を配置した後、穴35、穴39、穴41、穴61にピン44を挿入し、走行部12の走行台車47と上部バックアンカ17aとを固定する。そして、ピン44の連結状態を確認した後、クレーンの運転を再開する。
【0029】
このように、第1の実施の形態では、走行部12がガーダ9上を移動するため、地形に左右されることなく設置可能であり、造成や基礎構築の工期が短縮できる。また、走行部12の固定時には上部バックアンカ17aで、走行時には下部バックアンカ17bで主索45の張力の反力をとるため、走行部12が無負荷で移動可能となり、カウンターウェイトを用いることなくクレーンを移動させることができ、設備の軽量化や、組立解体の工期短縮が可能となる。さらに、1つの設備で広いカバーエリアを確保できる。
【0030】
なお、走行部12の移動範囲15は、図1に示した範囲に限らない。また、ガーダ9上に複数の移動塔13を設けてもよい。
【0031】
次に、第2の実施の形態について説明する。図5は、ケーブルクレーン51を主索71の軸方向から見た立面図、図6は、ケーブルクレーン51を図5の矢印Gに示す方向から見た立面図である。
【0032】
図5、図6に示すように、ケーブルクレーン51の主索71の一方の側には、基礎55、架台57、ガーダ59、走行部62、バックロープ67、主索71、ガイド部材77等が設けられる。
【0033】
基礎55は、地盤53に設置される。支持部である架台57は、基礎55上に固定される。ガーダ59は、架台57上に固定される。
【0034】
走行部62は、走行台車69、移動塔63、斜材73、反力受け75等で構成される。走行台車69は、ガーダ59上に配置される。移動塔63は、走行台車69に固定される。斜材73は、走行台車69の上面79の主索71が取り付けられない側の端部83付近と移動塔63の頂部との間に固定される。反力受け75は、走行台車69の下面81の端部83付近に固定される。走行部62は、走行台車69がガーダ59に沿って移動することにより、移動範囲65内で図5の矢印Hに示す方向に走行する。走行部62は、ブレーキまたはストッパ(図示せず)により、移動範囲65内においてガーダ59の任意の位置に固定される。
【0035】
図7は、バックロープ67の平面図を示す。バックロープ67は、1組のバックロープ67a、バックロープ67bからなる。図6に示すように、バックロープ67の一端は、走行部62の走行台車69の端部83に連結される。また、図7に示すように、バックロープ67の他端は、地盤53に設けられた基礎85に連結される。バックロープ67a、バックロープ67bの基礎85側の端部は、例えば、走行部62の移動範囲65の両端部に配置される。
【0036】
図8は、図6の範囲Jに示す部分の拡大図を示す。図8の(a)図は、バックロープ67を緊張した状態を示す図、図8の(b)図は、バックロープ67の緊張を緩めた状態を示す図である。図8に示すように、バックロープ67a、バックロープ67bは、それぞれ長さ調整が可能であり、張り具合を調節できる。
【0037】
主索71は、走行部62の走行台車に取り付けられる。ガイド部材77は、架台57のガーダ59が設けられない側の面に固定される。ガイド部材77は、走行部62の移動範囲65の全長にわたって配置される。ガイド部材77は、走行台車69に固定された反力受け75に連結される。
【0038】
次に、走行部62の移動方法について説明する。図5に示すケーブルクレーン51では、クレーンの運転時に、図8の(a)図に示すようにバックロープ67を緊張する。バックロープ67の緊張時には、図6の矢印Kに示す主索71の張力は、図6の矢印Lに示すようにバックロープ67にかかる。
【0039】
走行部62を移動させる際には、走行前準備として、図8の(b)図に示すようにバックロープ67のうち少なくとも一方の長さを調整して緊張を緩める。但し、実際には図8の(b)図に図示したバックロープ67bのように弛ませることはなく、多少の張力をかけておく。バックロープ67を緩めた時には、図6の矢印Kに示す主索71の張力は、図6の矢印Mに示すように架台57にかかる。
【0040】
走行前準備が完了した後、走行台車69をウインチや油圧ジャッキなど(図示せず)で引張り、ガーダ59に沿って所定の位置まで走行させる。走行台車69は、下面81に固定された反力受け75が架台57に固定されたガイド部材77と噛み合った状態で走行する。反力受け75およびガイド部材77は、走行台車69が走行時にガーダ59から浮き上がるのを防止する。
【0041】
走行台車69が所定の位置まで走行した後、走行部62をブレーキまたはストッパ(図示せず)によりガーダ59上に固定する。また、図7の各図および図8の(a)図に示すようにバックロープ67の長さを調整して緊張する。そして、バックロープ67の張り具合を確認した後、クレーンの運転を再開する。
【0042】
図7の(a)図は、走行部62が移動範囲65の一方の端部付近に位置する際のバックロープ67の状態を示す。図7の(b)図は、走行部62が移動範囲65の中央付近に位置する際のバックロープ67の状態を示す。図7の(c)図は、走行部62が移動範囲65の他方の端部付近に位置する際のバックロープ67の状態を示す。バックロープ67は、バックロープ67a、バックロープ67bの長さをそれぞれ調整することにより、走行台車69を移動範囲65内の任意の位置に固定した状態で緊張することが可能である。
【0043】
このように、第2の実施の形態では、走行部62がガーダ59上を移動するため、地形に左右されることなく設置可能であり、造成や基礎構築の工期が短縮できる。また、走行部62の固定時にはバックロープ67で、走行時には架台57で主索71の張力の反力をとるため、走行部62が無負荷で移動可能となり、カウンターウェイトを用いることなくクレーンを移動させることができ、設備の軽量化や、組立解体の工期短縮が可能となる。さらに、1つの設備で広いカバーエリアを確保できる。
【0044】
なお、走行部62の移動範囲65は、図5に示した範囲に限らない。また、ガーダ59上に複数の移動塔63を設けてもよい。さらに、走行台車69に1組のバックロープ67a、バックロープ67bを連結したが、2組以上のバックロープを連結してもよい。
【0045】
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかるケーブルクレーンの好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】ケーブルクレーン1を主索45の軸方向から見た立面図
【図2】ケーブルクレーン1を図1の矢印Aに示す方向から見た立面図
【図3】上部バックアンカ17aと固定用部材との連結部を示す図
【図4】図1の範囲Cに示す部分の拡大図
【図5】ケーブルクレーン1を主索45の軸方向から見た立面図
【図6】ケーブルクレーン1を図5の矢印Gに示す方向から見た立面図
【図7】バックロープ67の平面図
【図8】図6の範囲Jに示す部分の拡大図
【符号の説明】
【0047】
1、51………ケーブルクレーン
7………脚部
9、59………ガーダ
12、62………走行部
13、63………移動塔
15、65………移動範囲
17a………上部バックアンカ
17b………下部バックアンカ
19、19a、19b………固定用部材
25、75………反力受け
35、39、41、61………穴
44………ピン
45、71………主索
47、69………走行台車
49、77………ガイド部材
67、67a、67b………バックロープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持部と、
前記支持部に固定されたガーダと、
前記ガーダ上を移動する走行部と、
前記走行部に取り付けられた主索と、
前記走行部に着脱可能に取り付けられる第1のバックアンカと、
前記ガーダに固定された第2のバックアンカと、
を具備し、
前記走行部の固定時には、前記走行部に固定された前記第1のバックアンカが前記主索の張力を支持し、前記走行部の走行時には、吊り荷が無い状態で、前記走行部と前記第1のバックアンカとの固定が解除されて前記第2のバックアンカが前記主索の張力を支持することを特徴とするケーブルクレーン。
【請求項2】
複数の前記第1のバックアンカを一体化する固定用部材をさらに具備し、前記走行部を前記固定用部材に着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項1記載のケーブルクレーン。
【請求項3】
支持部と、
前記支持部に固定されたガーダと、
前記ガーダ上を移動する走行部と、
前記走行部に取り付けられた主索と、
一端が前記走行部に連結され、他端が地盤に設けられた基礎部に所定の間隔をおいて連結された少なくとも一組のバックロープと、
を具備し、
前記走行部の固定時には、緊張された前記バックロープが前記主索の張力を支持し、前記走行部の走行時には、前記バックロープが緩められて前記支持部が前記主索の張力を支持することを特徴とするケーブルクレーン。
【請求項4】
前記走行部がブレーキまたはストッパにより前記ガーダ上の任意の位置で固定されることを特徴とする請求項3記載のケーブルクレーン。
【請求項5】
前記走行部の走行前に、前記バックロープの長さを調整して緊張を緩め、前記走行部の走行後に、前記バックロープの長さを調整して緊張することが可能であることを特徴とする請求項3または請求項4記載のケーブルクレーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−18415(P2010−18415A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−182425(P2008−182425)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)