説明

ケーブル取付治具及びケーブル取付方法

【課題】ケーブルを損傷させてしまうおそれなく、容易にケーブルをケーブルホルダに取り付けることが可能なケーブル取付治具及びケーブル取付方法を提供する。
【解決手段】ケーブル取付治具1は、ケーブル40を配設可能な隙間を有して対をなして設けられ、互いの先端部2aが近接した状態から離間した状態となるまで基端部2b側を中心として回動可能に連結された一対の案内部材2と、案内部材2の間で、基端部2b側から先端部2a側に向かって進退可能に設けられ、案内部材2の間に配設されるケーブル40を先端部側へ押し出す押出部材3とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルホルダにケーブルを取り付けるためのケーブル取付治具、及び、ケーブル取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバを被覆して構成された光ケーブルは、大量のデータを高速で、かつ、長距離間で通信可能な特徴を有していることから、近年通信インフラにおいて好適に利用されている。その一方で光ケーブルは、損傷してしまった場合には接続される光対向伝送装置間の全体で交換を行う必要があり、またこれに伴い、光ケーブル同士の包縛の取外しや、床下配線などの場合には床材の撤去を行う必要があり、非常に手間がかかってしまうのでその取り扱いには注意を要する。特に、上記のとおり、通信インフラに利用されている場合には、光ケーブルの損傷により、関係する通信サービスが停止してしまうおそれがあるため、より慎重な取り扱いが求められる。
【0003】
ところで、このような光ケーブルは、誤って引っ掛けて損傷してしまうことの防止、曲線状に配設するための固定、あるいは、複数配設する際の整理などのために、専用のケーブルホルダに固定することがある。例えば、結合器で光ケーブル同士を接合させる際には、まず、クリップ状の一対の部材を有するケーブルホルダにおいて、一対の部材の間に光ケーブルを押し込むようにする。これにより、光ケーブルは、一対の部材を弾性変形させてその間に配設されることとなる。そして、一対の部材は、光ケーブルが間に配設されることで復元し、該光ケーブルを挟持することとなり、これにより光ケーブルは固定されることとなる。そして、固定した後に該光ケーブルを自在に湾曲させてその向きを調整し、結合器に接続させる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特表2000−505565号公報(第2図、第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるようなケーブルホルダによれば、光ケーブルを挟持する一対の部材の材質は、固定するために一定の強度を必要とし、光ケーブルの被覆と比較して硬い材質で形成されている。このため、光ケーブルを固定する工程において、挟持する一対の部材の端部に光ケーブルを当て付けてしまい光ケーブルを損傷してしまうおそれがあった。このため、光ケーブルのケーブルホルダへの取り付けは、熟練者による慎重な作業が要求されていた。
【0005】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ケーブルを損傷させてしまうおそれなく、容易にケーブルをケーブルホルダに取り付けることが可能なケーブル取付治具及びケーブル取付方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、一対の挟持片によって挟持することでケーブルを保持するケーブルホルダに、前記ケーブルを取り付けるためのケーブル取付治具であって、前記ケーブルを配設可能な隙間を有して対をなして設けられ、互いの先端部が近接した状態から離間した状態となるまで基端部側を中心として回動可能に連結された一対の案内部材と、該案内部材の間で、基端部側から先端部側に向かって進退可能に設けられ、該案内部材の間に配設される前記ケーブルを先端部側へ押し出す押出部材とを備えることを特徴としている。
【0007】
また、本発明は、一対の挟持片によって挟持することでケーブルを保持するケーブルホルダに、前記ケーブルを取り付けるためのケーブル取付方法であって、先端部が近接するとともに基端部側が離間するように配設された一対の案内部材の間に、対象となる前記ケーブルを配設させる第一の工程と、一対の前記案内部材の先端部を前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間に挿入する第二の工程と、一対の前記案内部材の間に配設された前記ケーブルを、前記案内部材の先端部側に押し出し、前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間となる位置に移動させる第三の工程と、前記ケーブルを押した状態のまま、一対の前記案内部材を、一対の前記挟持片の間から引き抜く第四の工程とを備えることを特徴としている。
【0008】
この発明に係るケーブル取付治具及びケーブル取付方法によれば、まず、第一の工程として、一対の案内部材の隙間に対象となるケーブルを配設させる。そして、第二の工程として、隙間にケーブルが配設された一対の案内部材の先端部をケーブルホルダの一対の挟持片の間に挿入させる。この際、一対の案内部材の先端部同士を近接した状態とすることで、容易に一対の挟持片の間に挿入することができる。次に、第三の工程として、一対の案内部材の間に設けられた押出部材を進出させてケーブルを先端部側に押し出す。ケーブルが先端部側に移動するのに応じて一対の案内部材は基端部側を中心として回動し、先端部同士が離間することとなる。このため、ケーブルは、一対の案内部材によって、一対の挟持片と接触して損傷してしまうことなく、一対の挟持片の間となる位置まで案内されることとなる。そして、第四の工程として、押出部材によってケーブルを先端部側へ押した状態のまま、一対の案内部材を一対の挟持片の間から引き抜けば、ケーブルは、一対の案内部材の先端部から抜け出て、一対の挟持片の間に留まって挟み込まれることとなり、ケーブルホルダに取り付けられた状態となる。
【0009】
また、上記のケーブル取付治具において、前記案内部材の先端部で、前記ケーブルが配設される配設方向一側端には、前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間に側方から挿入可能な凸部が形成されていることがより好ましい。
【0010】
この発明に係るケーブル取付治具によれば、一対の挟持片の間に一対の案内部材の先端部を挿入する際に、凸部を一対の挟持片の側方から挿入することで、先端部は凸部に案内されて一対の挟持片の間に挿入されることとなる。このため、一対の案内部材の先端部を一対の挟持片により容易に挿入することができる。
【0011】
また、上記のケーブル取付治具において、前記押出部材は、先端部側から基端部側へ付勢されていることがより好ましい。
【0012】
この発明に係るケーブル取付治具によれば、押出部材に操作力を与えない場合には、押出部材は付勢により一対の案内部材の基端部側に位置することとなり、一対の案内部材の間にケーブルを配設することを可能としているとともに、必要に応じて付勢に抗して操作力を与えることでケーブルを先端部側に押し出すことができ、使用性の向上を図ることができる。
【0013】
また、上記のケーブル取付治具において、前記押出部材の幅は、対象となる前記ケーブルの直径よりも大きく設定されていることがより好ましい。
【0014】
この発明に係るケーブル取付治具によれば、押出部材の幅が対象となるケーブルの直径よりも大きく設定されていることで、ケーブルを押し出す際に押出部材が一対の案内部材に接触することとなる。このため、押出部材によって、一対の案内部材の回動を案内させることができ、ケーブルに負荷がかかってしまうことをより確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のケーブル取付治具によれば、一対の案内部材と押出部材とを備えることで、ケーブルを損傷させてしまうおそれなく、容易にケーブルをケーブルホルダに取り付けることができる。
また、本発明のケーブル取付方法によれば、第一の工程から第四の工程を行うことにより、ケーブルを損傷させてしまうおそれなく、容易にケーブルをケーブルホルダに取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係る実施形態について、図1から図9を参照して説明する。図1及び図2に示す本実施形態のケーブル取付治具1は、図3に示すようなケーブルホルダ30に光ケーブル40を取り付けるためのものである。図3に示すように、ケーブルホルダ30は、板状の本体部材31に光ケーブル40を挟持するための一対の挟持片32が複数組設けられて構成され、対をなす挟持片32のそれぞれの組において光ケーブル40を挟持し、固定することが可能となっている。より具体的には、ケーブルホルダ30を構成する本体部材31及び挟持片32は、例えばプラスチックで形成されている。そして、挟持片32は、略板状で、対をなすもの同士で、本体部材31に固定された基端31aから先端31bへ間隔が狭くなるようにして本体部材31から突出しており、また、弾性的に変形してその間隔を拡げることが可能となっている。
【0017】
図1及び図2に示すようにケーブル取付治具1は、略板状で互いに向き合う一対の案内部材2と、一対の案内部材2の間に配設された押出部材3と、押出部材3を付勢する付勢部材であるバネ部材4とを備える。一対の案内部材2の幅B2は、対象となるケーブルホルダ30の一対の挟持片32の幅B32よりも大きく設定されている。また、一対の案内部材2は、互いに向き合う面の間に配設された軸体5にそれぞれ回転可能に取り付けられている。軸体5は、間隔を有して同軸となるように二つ設けられていて、各案内部材2はそれぞれの軸体5に回転可能に取り付けられている。そして、一対の案内部材2は、この二つの軸体5により、互いの先端部2a同士が当接するとともに基端部2b側で隙間を有して側方視略V字状に配設された状態から、先端部2aが離間した状態となるまで回動可能に連結されている。ここで、軸体5にはねじりバネ6が設けられており、これにより一対の案内部材2はそれぞれ付勢され、外力を与えない状態では先端部2a同士が当接し側方視略V字状に配設された状態に保持されている。また、先端部2a同士が当接した状態において、一対の案内部材2の基端部2b側での隙間は、対象となる光ケーブル40の直径よりも大きく設定されおり、一対の案内部材2の間に対象となる光ケーブル40を配設することが可能となっている。また、案内部材2のそれぞれにおいて先端部2aで、対象となる光ケーブル40が配設される配設方向X一側端2cには、側方に突出する凸部2dが形成されている。凸部2dは、案内部材2の本体部分に取り付けられた基端2eから側方に突出する先端2fに向かって次第に幅が狭くなり、先鋭な形状に形成されている。
【0018】
また、押出部材3は、一対の案内部材2の間に配設される光ケーブル40に基端側から当接可能に、光ケーブル40の配設方向Xに沿って配設された略板状の当接部3aと、当接部3aに取り付けられ、一対の案内部材2の基端部2bから突出した略棒状のレバー部3bとを有する。押出部材3の当接部3aは、一対の案内部材2が互いに向き合う方向に沿う幅B3が、対象となる光ケーブル40の直径D40よりも大きく設定されている。また、バネ部材4は、一対の案内部材2の間に配設される光ケーブル40と当接する面と反対側の面と軸体5との間に取り付けられ、押出部材3の当接部3aを基端部2b側へ付勢している。
【0019】
次に、この実施形態のケーブル取付治具1を使用したケーブルホルダ30に対する光ケーブル40の取付方法の詳細を説明する。
まず、第一の工程として、ケーブルホルダ30に取り付ける対象となる光ケーブル40を一対の案内部材2の間に配設させる。すなわち、図4に示すように、一対の案内部材2の基端部2bを摘まんで、基端部2bにおける隙間を狭めるようにする。これにより一対の案内部材2は、軸体5回りに回動し、互いの先端部2aが離間するようになる。そして、先端部2a同士の隙間から一対の案内部材2の間に光ケーブル40を挿入する。この際、基端部2bを摘まむことで、先端部2aの隙間の大きさを容易に調整することができ、光ケーブル40の直径D40よりも十分に大きくなるようにすることで損傷させるおそれなく容易に一対の案内部材2の間に光ケーブル40を配設させることができる。そして、一対の案内部材2の間に光ケーブル40が配設されたら、基端部2bを摘まんだ状態を解除することで、図5に示すようにねじりバネ6の付勢により再び先端部2a同士が当接した状態となる。
【0020】
次に、第二の工程として、一対の案内部材2の先端部2aをケーブルホルダ30の一対の挟持片32の間に挿入する。すなわち、図6に示すように、一対の挟持片32同士の側方に形成された開口32cから、一対の案内部材2の先端部2aにおいて一側端2cに形成された凸部2dを挿入する。そして、そのまま凸部2dの先端2fから基端2eまで、さらに凸部2dが設けられた案内部材2の本体部分まで、開口32cから一対の挟持片32の間に挿入していくことで、図7に示すように、一対の挟持片32は弾性的に次第に押し広げられていき、一対の案内部材2の先端部2aは一対の挟持片32の間に挿入された状態となる。
【0021】
次に、第三の工程として、光ケーブル40を一対の挟持片32の間となる位置に移動させる。すなわち、レバー部3bを摘まみ、一対の案内部材2の基端部2b側から先端部2aに向かって押出部材3を進出させる。これにより、図8に示すように、押出部材3の当接部3aは光ケーブル40に当接し、さらに先端部2a側へ進出させることで光ケーブル40を先端部2a側へ押し出すこととなる。また、これに応じて、基端部2b側から先端部2a側へ次第に隙間が狭くなるように配設された一対の案内部材2は、軸体5を中心として回動し押し広げられることとなり、先端部2aが離間していく。この際、押出部材3の当接部3aの幅B3が光ケーブル40の直径D40よりも大きく設定されていることで、当接部3aの縁端3cが一対の案内部材2のそれぞれに当接して先端部2aを離間させることができ、光ケーブル40に負荷がかかるのを防止することができる。そして、さらに押出部材3を先端部2a側へ進出させると、一対の挟持片32も一対の案内部材2とともに押し広げられ、光ケーブル40は、一対の挟持片32の間となる位置まで移動させられることとなる。
【0022】
次に、図9に示すように、第四の工程として、一対の案内部材2をケーブルホルダ30の一対の挟持片32の間から引き抜く。この際、押出部材3の当接部3aによって光ケーブル40を押した状態のままとなるようにして一対の案内部材2を引き抜くことで、光ケーブル40は一対の案内部材2の先端部2aから抜け出て一対の挟持片32の間に留まることとなる。そして、一対の案内部材2の先端部2aが一対の挟持片32の間から完全に引き抜かれると、一対の挟持片32は互いの幅を狭めるように復元し、これにより光ケーブル40は一対の挟持片32に挟み込まれ、図3に示すような取り付けられた状態となる。
【0023】
以上のように、一対の案内部材2と押出部材3とによって、光ケーブル40がケーブルホルダ30の一対の挟持片32と接触するなどして損傷してしまうおそれ無く容易に光ケーブルを一対の挟持片32に挟持させるようにしてケーブルホルダ30に取り付けることができる。また、本実施形態では、一対の案内部材2に凸部2dが設けられていることで、凸部2dを案内として、先端部2aを一対の挟持片32の間により容易に挿入させることができる。
【0024】
また、押出部材3がバネ部材4により基端部2b側へ付勢されていることで、押出部材3に操作力を与えない場合には、押出部材3は付勢により一対の案内部材2の基端部2b側に位置することとなり、一対の案内部材2の間に光ケーブル40を配設するスペースを形成する。また、必要に応じて付勢に抗して操作力を与えることで光ケーブル40を先端部2a側に押し出すことができる。このため、使用性の向上をさらに図ることができる。
【0025】
なお、バネ部材4による付勢は必ず必要とするものではなく、必要に応じて操作者による操作により基端部2b側に牽引するようにしても良い。また、一対の案内部材2の間に設けられたねじりバネ6についても必ず必要とするものではなく、ねじりバネ6の付勢によらず操作者による基端部2bの開閉操作のみにより、先端部2aを当接させたり離間させたりさせても良い。また、一対の案内部材2において、先端部2a同士が必ず当接可能である必要は無く、最も互いに近接した状態で一対の挟持片32の間に挿入可能であれば、隙間を有した状態としても良い。
【0026】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態のケーブル取付治具の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態のケーブル取付治具の側面図である。
【図3】本発明の実施形態のケーブル取付方法によってケーブルが取り付けられるケーブルホルダの一例を示した斜視図である。
【図4】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第一の工程を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第一の工程によって案内部材の間に光ケーブルが配設された状態を説明する説明図である。
【図6】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第二の工程を説明する説明図である。
【図7】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第二の工程によって案内部材の先端が一対の挟持片の間に挿入された状態を説明する説明図である。
【図8】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第三の工程を説明する説明図である。
【図9】本発明の実施形態のケーブル取付方法において、第四の工程を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ケーブル取付治具
2 案内部材
2a 先端部
2b 基端部
2c 一側端
2d 凸部
3 押出部材
30 ケーブルホルダ
32 挟持片
32c 開口
40 光ケーブル(ケーブル)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の挟持片によって挟持することでケーブルを保持するケーブルホルダに、前記ケーブルを取り付けるためのケーブル取付治具であって、
前記ケーブルを配設可能な隙間を有して対をなして設けられ、互いの先端部が近接した状態から離間した状態となるまで基端部側を中心として回動可能に連結された一対の案内部材と、
該案内部材の間で、基端部側から先端部側に向かって進退可能に設けられ、該案内部材の間に配設される前記ケーブルを先端部側へ押し出す押出部材とを備えることを特徴とするケーブル取付治具。
【請求項2】
請求項1に記載のケーブル取付治具において、
前記案内部材の先端部で、前記ケーブルが配設される配設方向一側端には、前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間に側方から挿入可能な凸部が形成されていることを特徴とするケーブル取付治具。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のケーブル取付治具において、
前記押出部材は、先端部側から基端部側へ付勢されていることを特徴とするケーブル取付治具。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のケーブル取付治具において、
前記押出部材の幅は、対象となる前記ケーブルの直径よりも大きく設定されていることを特徴とするケーブル取付治具。
【請求項5】
一対の挟持片によって挟持することでケーブルを保持するケーブルホルダに、前記ケーブルを取り付けるためのケーブル取付方法であって、
先端部が近接するとともに基端部側が離間するように配設された一対の案内部材の間に、対象となる前記ケーブルを配設させる第一の工程と、
一対の前記案内部材の先端部を前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間に挿入する第二の工程と、
一対の前記案内部材の間に配設された前記ケーブルを、前記案内部材の先端部側に押し出し、前記ケーブルホルダの一対の前記挟持片の間となる位置に移動させる第三の工程と、
前記ケーブルを押した状態のまま、一対の前記案内部材を、一対の前記挟持片の間から引き抜く第四の工程とを備えることを特徴とするケーブル取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−271172(P2009−271172A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−119643(P2008−119643)
【出願日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】