説明

ゲーム機器管理システム

【課題】遊技中に発生したコイン,メダルの詰まり等のエラー発生状態,稼働時間などをサーバに集めるとともに、設定されたエラー回数になった場合や不具合レベルによってその不具合をサービスセンタのターミナル装置に通知するゲーム機器管理システムを提供する。
【解決手段】遊技機6a〜6cの動作状況の情報や不具合発生が発生すると、サーバ通知項目に該当するサーバ通知データが店内サーバ装置3に送信される。店内サーバ装置3ではサーバ通知データの内、センタ通知項目に該当するセンタ通知データがターミナル装置1に送信される。また、サーバ通知データの内、スタッフ通知項目に該当するスタッフ通知データがワイヤレス通知システム4により携帯電話機5に送られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各店舗などに分散する多数のゲーム機のエラーの発生状況等を遠隔地のサービスセンタのターミナル装置で管理するゲーム機器管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の被監視装置を監視するシステムとして警報監視装置を設け、警報監視装置からメールを用いて故障の状況を通知するものが一般的である。
特許文献1は上記システムを用いたもので、電子メールによる警報監視方法およびシステムを提案するものである。
【0003】
特許文献1は、多数の被監視装置がLANまたはRS232cに接続され、警報監視装置で監視されるシステムである。警報監視装置は被監視装置のICMPエコーをICMエコー定期受信手段で受信して故障発生を監視するものである。故障発生のエコーを受信すると、警報電子メール化手段により警報電子メールを作り、電子メール振り分け発信手段により各送信アドレス宛に振り分けを行って電子メールサーバにより各送信アドレスの個人または複数人に通信するものである。
【特許文献1】特開平9−330283号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、ゲーム機のエラーの状態を監視する従来例として、各ゲーム機単位に店舗内の管理者にエラーの種類を示すNoを通知するものがある。これはエラーが発生した場合、ゲーム機毎に液晶表示部に表示するものである。
本発明の目的は、遊技中に発生したコイン,メダルの詰まり等のエラー発生状態,稼働時間などをサーバに集めるとともに、設定されたエラー回数になった場合や不具合レベルによってその不具合をサービスセンタのターミナル装置に通知するゲーム機器管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、ターミナル装置と、前記ターミナル装置にネットワーク回線によって接続されるサーバ装置と、前記サーバ装置に通信回線を介して接続される1以上の遊技機とからなるゲーム機器管理システムであって、前記ターミナル装置は、ターミナル装置への通知項目を設定するための入力手段と、前記サーバ装置に前記入力手段で設定した通知項目を送信し、前記サーバ装置から前記通知項目に該当する通知データを受信した場合、該通知データを受信する通信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記ターミナル装置から送られてくる通知項目を記憶する第1記憶手段と、前記遊技機から送られてくる遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された通知項目と前記第2記憶手段に記憶された遊技機の動作状況および不具合発生の情報を比較する第1比較手段と、前記第1比較手段で比較した結果、前記第1記憶手段に記憶された通知項目に該当する遊技機の動作状況および不具合発生Noの通知データを前記ターミナル装置に送信する通信手段とを備え、前記1以上の遊技機は、前記サーバ装置から送られてくるサーバ装置通知項目を記憶する遊技機記憶手段と、前記遊技機記憶手段に記憶されたサーバ装置通知項目と自遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を比較する遊技機比較手段と、前記遊技機比較手段で比較した結果、前記サーバ装置通知項目に該当する自遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を前記サーバ装置に送信する通信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2は請求項1記載の発明において前記サーバ装置は、携帯端末に通知すべきスタッフ通知項目を記憶する第3記憶手段と、前記第3記憶手段に記憶されているスタッフ通知項目と前記第2記憶手段に記憶された不具合発生Noの情報を比較する第2比較手段と、前記第2比較手段で比較した結果、前記第3記憶手段に記憶されているスタッフ通知項目に該当する不具合発生Noの情報を前記携帯端末に送信する無線通信装置とを含むことを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項1または2記載の発明において前記自遊技機の動作状況は、コイン投入枚数,カード・メダル払い出し枚数,ゲームアプリケーションVer.情報であり、前記不具合発生Noは、ターミナル間通信エラー,メダル詰まり,ホッパー詰まりおよびシステム起動エラーを示す番号であることを特徴とする。
本発明の請求項4は請求項1,2または3記載の発明において前記スタッフ通知項目の通知内容は、カード切れ,カード詰まりの情報を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、各店舗などに設置されているゲーム機の不具合発生状況を店の範囲それぞれではなく、遠隔地のターミナル装置で一括して確認することができる。
ターミナル装置では不具合の種類により通知し、さらに不具合の発生回数により通知設定できるため、不具合に必要な情報のみを通知させることができる。
また、稼働時間,プレー回数のモニタ−を行い、サービス時期の通知ができる。不具合の種類を指定して不具合発生時の操作内容を調査できる。動作しているハードウエア,ソフトの状態を遠隔地から調べることができる。不具合発生を店内の無線機器と連動してサービススタッフに通知できる、という種々の効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態をさらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるゲーム機器管理システムの構成を説明するための概略図である。
店内に遊技機(A)6a,(B)6b,(C)6cが配置されている。遊技機(A)6aはカードゲーム機である。遊技機(B)6bはメダルゲーム機,遊技機(C)6cはレーシングゲーム機である。
これら遊技機(A)6a,(B)6b,(C)6cは店内サーバ装置3にLAN接続され、ゲーム中の遊技状態(コイン(入力)投入枚数,カード・メダル払い出し枚数,ゲームアプリケーションVer.ゲーム時間など)の情報と不具合発生Noの情報を店内サーバ装置3に送っている。
【0008】
コイン投入の情報は各遊技機毎にプレイヤによってどれだけの枚数のコインが投入されたかのコイン投入枚数である。カード・メダル払い出しの情報は各遊技機毎にプレイヤの手元に払いだされたカードまたはメダルの枚数(カードの場合、種類情報も含め、)である。ゲームアプリケーションVerは、各遊技機で用いられているゲームアプリケーションソフトのバージョンナンバーである。ゲーム時間の情報は、各遊技機でプレイされたゲームのトータル時間である。不具合発生Noの情報は不具合の種類を示す番号であり、例えば、メダルの詰まりのトラブルではN0.01,システム起動エラーというトラブルではN0.02,ドアーオープンというトラブルではN0.03という番号で示される。また、あるエラーが設定回数になったというトラブルはN0.04という番号で示される。
【0009】
店内サーバ装置3は、遊技機(A)6a,(B)6b,(C)6cから収集した遊技状態の情報と不具合発生Noの情報の内、ターミナル装置から要求された情報(通知項目)を公衆回線2を介してサービスセンタターミナル装置1に送信する。また、店内サーバ装置3にはワイヤレス通知システム4が接続され、店内サーバ装置3に設定されたスタッフ通知項目の通知データ(ターミナル装置1に通知される通知項目に該当の通知データに加え、各遊技機のカード切れやカード詰まりのエラーの通知データ)をワイヤレス通知システム4に送出する。ワイヤレス通知システム4は店内サーバ装置3から情報が送られてくると、予め指定されているアドレス(店の管理者)の携帯電話機5にアクセスし、送られてくる情報をメールで携帯電話機5に送る。店の管理者は携帯電話機5でメールを受信すると、携帯電話機5のメール画面でスタッフ通知項目に該当する通知内容を確認することができる。
【0010】
図2はサービスセンタのターミナル装置の詳細を説明するためのブロック図である。
ターミナル装置1はCPU11,通信装置12,記憶装置13,入力装置14および表示装置15を備えている。
通信装置12は、CPU11の指示に基づき公衆回線2を介して店内サーバ装置3と通信を行う。CPU11はターミナル装置1のオペレータがキーボード,マウスなどの入力装置14を操作して該ターミナル装置1に通知項目(センタに送信すべきセンタ通知項目,スタッフに送信すべきスタッフ通知項目,サーバ装置に送信すべきサーバ通知項目)を入力すると、その通知項目を記憶装置13に記憶する。CPU11は表示装置15に通知項目を設定すべき画面を表示することにより、オペレータに通知項目を入力させたり、画面に表示される通知項目を選択させることにより通知項目設定が行われ、記憶装置13に格納される。記憶装置13に記憶される通知項目は、遊技機の動作状況および不具合発生Noである。この通知項目の遊技機の動作状況は例えば、遊技機動作中,コイン入力,コイン払い出し,景品払い出しの情報,インカム情報,ゲームアプリケーションNo,ゲーム時間などである。また、不具合発生はターミナル間通信エラー,メダル詰まり,データバックアップエラー,システム起動エラー,ドア─オープン,ホッパー詰まり,ターミナルの揺れ,ホッパーエンプティ,コインオーバフロー等である。
CPU11はこれらの通知項目を通信装置12によって店内サーバ装置3に送信する。
【0011】
図3は、店内サーバ装置,ワイヤレス通知システムおよび携帯電話機の詳細を示すブロック図である。
LAN接続された店内サーバ装置3は入力装置30,通信装置(1)31,CPU32,通信装置(2)33,記憶装置(1)34,記憶装置(2)35,比較装置(1)36,比較装置(2)37,表示装置38および記憶装置(3)39を備えている。
CPU32はターミナル装置1から送られてくる通知項目を通信装置(1)31で受信し、この通知項目(センタ通知項目)を記憶装置(1)34に記憶する。また、記憶装置(2)35は各遊技機から送られてくるサーバ通知項目中の遊技機の動作状況および不具合発生の情報を記憶する。
CPU32は比較装置(1)36で記憶装置(1)34と記憶装置(2)35の記憶内容を比較してターミナル装置1への通知項目(センタ通知項目)に該当するサーバ通知項目中の遊技機の動作状況および不具合発生の情報を取り出し、これを通信装置(1)31を介してターミナル装置1に送る。
【0012】
また、CPU32は通知項目(スタッフ通知項目)を記憶装置(3)39に記憶する。
なお、CPU32は表示装置38にスタッフ通知項目を設定すべき画面を表示することにより、店の管理者にスタッフ通知項目を入力させたり、画面に表示されるスタッフ通知項目を選択させることによりスタッフ通知項目設定を店の管理者に行わせ、記憶装置(3)39に通知項目を記憶させても良い。
CPU32は比較装置(2)37で記憶装置(3)39と記憶装置(2)35の記憶内容を比較して携帯電話機5へのスタッフ通知項目に該当するサーバ通知項目中の遊技機の動作状況および不具合発生の情報を取り出す。そしてワイヤレス通知システム4の送受信機40によって予め登録されているアドレスの携帯電話機5にアクセスし取り出された情報を記述したメールを携帯電話機機5に送信する。
【0013】
携帯電話機5は制御部46,液晶ディスプレイ47および送受信部45を備えている。
制御部46は送受信部45によってワイヤレス通知システム4からの取り出された情報を受信する。店の管理者は、このようにして携帯電話機5に送られてきたスタッフ通知データを受けることができる。
携帯電話機5に通知されるスタッフ通知データは、例えば、ターミナル装置1に送られる不具合発生である、ターミナル間通信エラー,メダル詰まり,データバックアップエラー,システム起動エラー,ドアーオープン,ホッパー詰まり,ターミナルの揺れ,ホッパーエンプティ,コインオーバフローの他に、カード切れやカード詰まりなどの情報である。スタッフ通知データはターミナル装置1に送られる不具合発生の通知項目は勿論知る必要があり、さらに店の管理者が直接対処できるトラブル等である。
【0014】
さらにCPU32はターミナル装置1から送られた通知項目の内のサーバ通知項目を通信装置(2)33を介して各遊技機に送る。
【0015】
図4は、遊技機の構成の詳細を示すブロック図である。
各遊技機6は通信装置(1)61,CPU62,サウンド発生装置63,サウンドアンプ64,スピーカ65,表示装置66,記憶装置(1)67および入力装置(1)68を備えている。
CPU62は店内サーバ装置3から送られてくるサーバ通知項目を通信装置(1)61を介して記憶装置(1)67に記憶する。一方、遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報は比較装置(1)69で比較され、サーバ通知項目に該当する遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報が取り出される。CPU62はサーバ通知項目に該当する遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を通信装置(1)61を介して店内サーバ装置3に送信する。
【0016】
CPU62はプレイヤの入力装置(1)68からの操作に従ってサウンド発生装置63でサウンド信号を発生させ、サウンドアンプ64を介してスピーカ65より出力する。サウンド発生装置63はゲーム中の音や異常が発生したときに異常を知らせる特別の音を発する。
ゲームはプレイヤが入力装置(1)68を操作することにより、その情報を受けてCPU62がゲーム処理を行い表示装置66にゲーム内容を表示して行われる。
サーバ通知項目のサーバ通知データは、例えば遊技機動作中,コイン入力,コイン払い出し,景品払い出しの情報,インカム情報,ゲームアプリケーションNo,ゲーム時間などである。また、不具合発生はターミナル間通信エラー,メダル詰まり,データバックアップエラー,システム起動エラー,ドアーオープン,ホッパー詰まり,ターミナルの揺れ,ホッパーエンプティ,コインオーバフロー,カード切れ,カード詰まりなどである。
【0017】
図5はサービスセンタの管理動作を示すフローチャート、図6は店内サーバ装置の管理動作を示すフローチャート、図7は遊技機の管理動作を示すフローチャートである。
以下、図5〜図7を用いてシステム全体の流れを説明する。
ターミナル装置1で通知項目設定するためにオペレータが入力装置14で通知項目を入力したとする。この入力される通知項目は記憶装置13に記憶される。
【0018】
CPU11は通知項目設定入力があるか否かを判定する(ステップ(以下「S」という)001)。この通知項目が通信装置12によって店内サーバ装置3に送信される(S002)。通知項目はセンタ通知項目,スタッフ通知項目およびサーバ通知項目である。初期設定の場合はセンタ通知項目,スタッフ通知項目およびサーバ通知項目が送信されることとなる。通知項目の変更では変更した項目が送信されることとなる。通知項目設定入力がないか、または通知項目が店内サーバ装置3に送信された後は、CPU11は店内サーバ装置3からのセンタ通知データを受信したか否かを判定する(S003)。センタ通知データを受信していない場合、S001に戻る。センタ通知データを受信すると、通知データがアラーム条件に一致するか否かを判定する(S004)。センタ通知データがアラーム条件に一致しない場合はS001に戻る。アラーム条件に一致していれば、センタ通知データ(表示データ)をアラーム表示した後(S005)、S001に戻る。
【0019】
店内サーバ装置3ではCPU32が通知項目設定受信があるか否かを判定している(S101)。通知項目設定受信がなければ、S106のサーバ通知項目があるか否かの判定に移行する。通知項目設定受信があれば、つぎにセンタ通知項目があるか否かの判定をする(S102)。センタ通知項目がなければ、スタッフ通知項目があるか否かの判定に移行する(S104)。センタ通知項目があれば、記憶装置(1)34に記憶し設定を行う(S103)。つぎにS104ではスタッフ通知項目があるか否かを判定する。スタッフ通知項目がなければ、S106のサーバ通知項目があるか否かの判定に移行する。
スタッフ通知項目があれば、記憶装置(3)39に記憶して設定する(S105)。なお、上記記憶装置(1)34および記憶装置(3)39に記憶するセンタ通知項目およびスタッフ通知項目に変更があれば、既に記憶されている内容に上書きされて通知項目が変更される。
【0020】
つぎにCPU32は通知項目の中にサーバ通知項目があるか否かを判定する(S106)。サーバ通知項目がなければ、S108のサーバ通知データを受信したか否かの判定に移行する。サーバ通知項目があれば、これを遊技機に送信する(S107)。
S108ではサーバ通知データを受信したか否かを判定する。サーバ通知データを受信しなければ、S111のスタッフ通知項目か否かの判定に移行する。
サーバ通知データを受信すれば、このサーバ通知データはセンタ通知項目であるか否かを判定する(S109)。すなわち、このサーバ通知データと記憶装置(1)34のセンタ通知項目を比較する。そしてこのサーバ通知データがセンタ通知項目に該当する場合、該当するセンタ通知データを通信装置(1)31によってターミナル装置1に送信する(S110)。センタ通知項目でなければ、スタッフ通知項目か否かを判定する(S111)。すなわち、このサーバ通知データと記憶装置(3)39のスタッフ通知項目を比較する。そしてこのサーバ通知データがスタッフ通知項目に該当する場合、該当するスタッフ通知データをワイヤレス通知システムに送り(S112)、携帯電話機に表示する。スタッフ通知項目でなければ、S101に戻る。
【0021】
つぎに遊技機ではCPU62が店内サーバ装置3からサーバ通知項目を受信したか否かを判定している(S201)。サーバ通知項目を受信していなければ、S203の遊技機の動作状況や不具合発生のNoの情報(データ)が発生しているか否かの判定に移行する。サーバ通知項目を受信すれば、サーバ通知項目を記憶装置(1)67に記憶して設定する(S202)。そして遊技機の動作状況や不具合発生のNoの情報が発生しているか否かを判定する。遊技機の動作状況や不具合発生のNoの情報が発生していなければ、S201のサーバ通知項目を受信したか否かの判定に戻る。遊技機の動作状況や不具合発生のNoの情報が発生していれば、CPU62はこの情報がサーバ通知項目か否かを判定する(S204)。すなわちこの情報と記憶装置(1)67のサーバ通知項目を比較する。そして遊技機から遊技機の動作状況および不具合発生Noがサーバ通知項目に該当する場合、該当するサーバ通知項目を通信装置(1)61によって店内サーバ装置3に送信する(S205)。サーバ通知項目でなければ、上記S201に戻る。
【0022】
以上の実施の形態は、ターミナル装置がセンタ通知項目,スタッフ通知項目およびサーバ通知項目を店内サーバ装置および遊技機に送って設定する例を示したが、ターミナル装置ではなく店内サーバ装置によってスタッフ通知項目およびサーバ通知項目を設定することも可能であり、ターミナル装置が設定したセンタ通知項目,スタッフ通知項目およびサーバ通知項目を変更するようにもできる。
また、店内サーバ装置と各遊技機の間をLAN接続した例について説明したが、各遊技機との間の接続方法は無線方式(無線LAN,BLUETHOOTHなど)で接続しても、また、他の接続方式で接続しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0023】
各店舗などに分散する多数の業務用ゲーム機のエラーの発生状況等を遠隔地のサービスセンタのターミナル装置で管理するシステムである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明によるゲーム機器管理システムの構成を説明するための概略図である。
【図2】サービスセンタのターミナル装置の詳細を説明するためのブロック図である。
【図3】店内サーバ装置,ワイヤレス通知システムおよび携帯電話機の詳細を示すブロック図である。
【図4】遊技機の構成の詳細を示すブロック図である。
【図5】サービスセンタの管理動作を示すフローチャートである。
【図6】店内サーバ装置の管理動作を示すフローチャートである。
【図7】遊技機の管理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0025】
1 サービスセンタターミナル装置
2 公衆回線
3 店内サーバ装置
4 ワイヤレス通知システム
5 携帯電話機
6a,6b,6c 遊技機
31,61 通信装置(1)
32,62 CPU
33 通信装置(2)
34 記憶装置(1)
35 記憶装置(2)
36,37 比較装置
38,66 表示装置
39 記憶装置(3)
40 送受信機
46 制御部
47 液晶ディスプレイ
63 サウンド発生装置
64 サウンドアンプ
65 スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターミナル装置と、
前記ターミナル装置にネットワーク回線によって接続されるサーバ装置と、
前記サーバ装置に通信回線を介して接続される1以上の遊技機とからなるゲーム機器管理システムであって、
前記ターミナル装置は、
ターミナル装置への通知項目を設定するための入力手段と、
前記サーバ装置に前記入力手段で設定した通知項目を送信し、前記サーバ装置から前記通知項目に該当する通知データを受信した場合、該通知データを受信する通信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記ターミナル装置から送られてくる通知項目を記憶する第1記憶手段と、
前記遊技機から送られてくる遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を記憶する第2記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された通知項目と前記第2記憶手段に記憶された遊技機の動作状況および不具合発生の情報を比較する第1比較手段と、
前記第1比較手段で比較した結果、前記第1記憶手段に記憶された通知項目に該当する遊技機の動作状況および不具合発生Noの通知データを前記ターミナル装置に送信する通信手段とを備え、
前記1以上の遊技機は、
前記サーバ装置から送られてくるサーバ装置通知項目を記憶する遊技機記憶手段と、
前記遊技機記憶手段に記憶されたサーバ装置通知項目と自遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を比較する遊技機比較手段と
前記遊技機比較手段で比較した結果、前記サーバ装置通知項目に該当する自遊技機の動作状況および不具合発生Noの情報を前記サーバ装置に送信する通信手段とを備えたことを特徴とするゲーム機器管理システム。
【請求項2】
前記サーバ装置は、
携帯端末に通知すべきスタッフ通知項目を記憶する第3記憶手段と、
前記第3記憶手段に記憶されているスタッフ通知項目と前記第2記憶手段に記憶された不具合発生Noの情報を比較する第2比較手段と、
前記第2比較手段で比較した結果、前記第3記憶手段に記憶されているスタッフ通知項目に該当する不具合発生Noの情報を前記携帯端末に送信する無線通信装置とを含むことを特徴とする請求項1記載のゲーム機器管理システム。
【請求項3】
前記自遊技機の動作状況は、コイン投入枚数,カード・メダル払い出し枚数,ゲームアプリケーションVer.情報であり、
前記不具合発生Noは、ターミナル間通信エラー,メダル詰まり,ホッパー詰まりおよびシステム起動エラーを示す番号であることを特徴とする請求項1または2記載のゲーム機器管理システム。
【請求項4】
前記スタッフ通知項目の通知内容は、カード切れ,カード詰まりの情報を含むことを特徴とする請求項1,2または3記載のゲーム機器管理システム。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図1】
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【公開番号】特開2009−279264(P2009−279264A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−135852(P2008−135852)
【出願日】平成20年5月23日(2008.5.23)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)