説明

コジェネレーションシステム

【課題】熱利用効率を向上させ、利用を促進させることのできるコジェネレーションシステムを提供する。
【解決手段】電力及び熱を発生する給電装置11と、給電装置11の熱によって温められた温水を貯留する貯湯槽21と、給電装置11の熱を利用可能な暖房回路41と、暖房回路11の運転が許可されているか否かを判定する運転許可状態判定部81と、運転許可状態判定部81により暖房回路11の運転が許可されていると判定された場合に、貯湯槽21の蓄熱量に応じて、給電装置11の熱を自動的に暖房回路41へ供給させる熱供給制御部84と、を備え、暖房回路11の運転が許可されている状態にある場合は、貯湯槽21の蓄熱量に応じて、給電装置11の発生した熱を自動的に暖房回路41へ供給して、給湯需要が無い場合であっても、貯湯槽21内の温水が時間経過と共に冷めてしまう前に、又は無駄に冷却されてしまう前に暖房回路41で有効利用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コジェネレーションシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のコジェネレーションシステムとして、給電装置で発生した熱を用いて水を温水に変えて貯湯槽に貯留し、給湯需要に応じて温水を利用するものが知られている(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2005−38676号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記コジェネレーションシステムにあっては、給湯需要がないときは温水が利用されることなく貯留部に貯留されたままとなり、時間経過と共に冷めてしまう場合や、例えば、貯留部の温水が過熱されたときにラジエータなどにより無駄に冷却されてしまう場合があった。これによって、熱利用効率が低下してしまい、結果として、コジェネレーションシステムの利用が抑制されてしてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、給電装置で発生した熱の熱利用効率を向上させ、利用を促進させることのできるコジェネレーションシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るコジェネレーションシステムは、電力及び熱を発生する給電装置と、給電装置が発生した熱によって温められた温水を貯留する貯湯槽と、給電装置が発生した熱を利用可能な熱利用手段と、熱利用手段の運転が許可されている状態にあるか否かを判定する運転許可状態判定手段と、運転許可状態判定手段により熱利用手段の運転が許可されている状態にあると判定された場合に、貯湯槽の蓄熱量に応じて、給電装置が発生した熱を自動的に熱利用手段へ供給させる熱供給制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
このコジェネレーションシステムでは、熱利用手段の運転が許可されている状態にある場合は、貯湯槽の蓄熱量に応じて、給電装置の発生した熱が自動的に熱利用手段へ供給されるため、給湯需要が無い場合であっても、貯湯槽内の温水が時間経過と共に冷めてしまう前に、又は無駄に冷却されてしまう前に熱利用手段で有効利用することができる。これによって、給電装置で発生した熱の熱利用効率を向上させ、コジェネレーションシステムの利用を促進させることができる。
【0007】
本発明に係るコジェネレーションシステムにおいて、熱利用手段は、温水を熱源として利用するものであり、熱供給制御手段は、貯湯槽の温水を熱利用手段へ供給させることが好ましい。このようにすれば、貯湯槽に貯留された温水をそのまま熱利用手段の熱源として利用することができるので、貯湯槽内の蓄熱量を直接調節することができる。
【0008】
本発明に係るコジェネレーションシステムにおいて、熱利用手段は、温水を熱源として利用するものであり、熱供給制御手段は、給電装置からの回収熱による温水を、貯湯槽を介さずに熱利用手段へ供給させることが好ましい。このようにすれば、貯湯槽を介さず給電装置から直接熱を回収して利用することができるので、熱の利用効率を高めることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコジェネレーションシステムによれば、給電装置で発生した熱の熱利用効率を向上させ、利用を促進させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】
図1は実施形態に係るコジェネレーションシステム1の構成を示すブロック図であり、図2は図1の制御装置80の構成を示すブロック図である。図1に示すコジェネレーションシステム1は、給電装置11が発生する熱を用いて水を温水に変え、その温水を貯湯槽21に貯留して利用するコジェネレーションシステムであり、例えば家庭用として用いられるものである。
【0012】
図1に示すようにコジェネレーションシステム1は、コジェネレーションユニット10と、貯湯ユニット20と、給湯器30と、暖房ユニット40とを備えている。また、コジェネレーションシステム1は、商用電力系統50、給水系統60及び燃料系統70に接続されている。
【0013】
コジェネレーションシステム1は、コジェネレーションユニット10で発電した電力を電気機器EIに供給するとともに、発電に伴って発生した熱で温めた温水を貯湯槽21に貯留して熱機器HI及び暖房ユニット40の暖房回路(熱利用手段)41に供給する。
【0014】
コジェネレーションユニット10は、給電装置11と、熱交換器12と、制御部13とを有する。給電装置11は、電力及び熱の双方を発生する装置であって、例えば燃料電池、又は内燃機関(例えばガスエンジン)とこの内燃機関により駆動される発電装置との組合せ、又は外燃機関と発電装置との組合せなどである。また、給電装置11は、第1燃料管71を介して燃料系統70に接続されており、燃料系統70から供給される燃料によって発生させた電力を、電力線14を介して電気機器EIに出力すると共に、発電に伴って発生する熱を熱交換器12に伝達する。
【0015】
なお、電力線14は商用電力系統50から供給される電力を送電する電力線51にも接続されており、これによって、給電装置11で発生させた電力だけでなく、商用電力系統50からの電力も電気機器EIに供給される。
【0016】
電力線51上には電流計48が設置されており、商用電力系統50から電気機器EIに供給される電力を電流値として計測する。また、給電装置11には、給電装置11が発電した電力を計測することのできる電流計(不図示)が備わっている。
【0017】
熱交換器12は、給電装置11で発生する熱を回収し、熱交換器12と貯湯槽21との間で水を循環させる熱回収用配管2A、2B内の水に熱を伝達するものである。より具体的には、熱交換器12は、給電装置11が発生した熱によって、熱回収用配管2Bを介して貯湯槽21から流出した水を温め、熱回収用配管2Aを介して貯湯槽21に温水を供給する。制御部13は、給電装置11の運転を制御する機能を有し、後述する制御装置80の信号に基づいて給電装置11の運転を制御する。
【0018】
貯湯ユニット20は、貯湯槽21と三方弁25とを有し、貯湯槽21及び三方弁25は、第1出湯用配管22、配管23、上水用配管24、及び第2出湯用配管26を介して給湯器30に接続されている。貯湯槽21は、熱交換器12で熱伝導された温水を貯留するタンクである。貯湯槽21の下部側からは温度の低い水が熱回収用配管2Bを介して熱交換器12へ供給され、貯湯槽21の上部側へは温水が熱回収用配管2Aを介して熱交換器12から供給される。貯湯槽21内には、複数(本実施形態では5つ)の温度計TMが当該貯湯槽21の上下方向に向かって等間隔に配置されるように設けられている。各温度計TMは、貯湯槽21を上下方向に等分して得られる各領域に対し、当該各領域の上下方向での中間位置に設置される。温度計TMは、貯湯槽21内に貯留された水の温度を計測して、貯湯槽21内の温度情報を制御装置80へ出力する。なお、温度計TMとしては、熱電対やサーミスタ等が用いられるが、これに限定されない。
【0019】
貯湯槽21は、上部側で第1出湯用配管22と接続され、貯湯槽21の上部側から第1出湯用配管22を介して温水を出湯することができる。また、貯湯槽21は、下部側で配管23と接続され、貯湯槽21の下部側へ給水系統60からの上水が配管23を介して供給される。配管23には流量計46が接続されており、貯湯槽21に供給される上水の流量が計測される。
【0020】
三方弁25は、貯湯槽21及び給水系統60の双方、又は一方から流入した水を第2出湯用配管26を介して給湯器30へ流出させることができる。
【0021】
給湯器30は、貯湯槽21からの温水、給水系統からの水を加熱した温水、又は貯湯槽21からの温水と給水系統60からの水とが混合された温水を暖房ユニット40の暖房回路41に供給すると共に、供給需要に応じて熱機器HIに供給する。出湯用配管3上には流量計47が接続されており、熱機器HIに流入する温水の流量を計測する。なお、給湯器30は、第1燃料管71及び第2燃料管72を介して燃料系統70に接続され、必要に応じて第2出湯用配管26によって流入された水を加熱することができる。給湯器30は、給湯する温水の温度を計測可能な温度計(不図示)が備わっている。この温度計として、熱電対やサーミスタ等が用いられているが、これに限定されない。
【0022】
暖房ユニット40は、暖房回路41と、温度センサ42と、運転許可状態設定部43とを有する。暖房回路41は、給電装置11が発生した熱を利用可能とされており、給湯器30から供給された温水を熱源として、例えば、風呂場の暖房などとして機能するものである。温度センサ42は、風呂場の室内温度を検出する機能を有し、熱電対やサーミスタ等が用いられる。温度センサ42は、検出した温度情報を制御装置80へ出力する。また、運転許可状態設定部43は、ユーザからのリモコン操作やボタン操作などによって、貯湯槽21内の蓄熱量が所定の閾値以上となったときに暖房回路41の運転を許可する(運転許可状態)旨の設定を行うと共に、運転許可状態を解除する旨の設定を行う機能を有する。運転許可状態設定部43は、ユーザからの設定操作を受けたら設定情報を制御装置80へ出力する。
【0023】
制御装置80は、例えば、電子制御するデバイスであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および入出力インターフェイスなどを備えて構成されている。また、コジェネレーションユニット10や貯湯ユニット20にCPU、ROM、RAM等が備わる場合は、そのハードウェア資源を利用して動作するものであっても良い。
【0024】
制御装置80の入出力インターフェイスには、コジェネレーションユニット10及びそれに備わる電流計、貯湯ユニット20及びそれに備わる温度計、給湯器30及びそれに備わる温度計、温度センサ42、運転許可状態設定部43、流量計46、47、電流計48に、直接あるいはネットワークを介して論理的に接続されており、信号の送受信が可能となっている。
【0025】
この制御装置80は、図2に示すように、運転許可状態判定部(運転許可状態判定手段)81、蓄熱量取得部82、蓄熱量判定部83、熱供給制御部(熱供給制御手段)84、を備えて構成されている。
【0026】
運転許可状態判定部81は、温度センサ42からの温度情報及び運転許可状態設定部43からの設定情報に基づいて暖房回路41が運転許可状態にあるか否かを判定する機能を有する。運転許可状態判定部81は、温度センサ42からの温度情報によって、風呂場の室温が予め定めた所定の閾値を下回っていると判断した場合は、暖房回路41が運転許可状態にあると判定する。また、運転許可状態設定部43からの設定情報を参酌することによって、暖房回路41が運転許可状態にあるか否かを判定する。
【0027】
蓄熱量取得部82は、貯湯槽21内の各温度計TMからの温度情報に基づいて貯湯槽21に貯留されている蓄熱量を取得する機能を有する。蓄熱量取得部82は、貯湯槽21内の蓄熱量を、例えば、貯湯槽21内における全体の水量に対する60℃以上の水量の割合として算出する。すなわち、貯湯槽21内の水が全て60℃以上であるときを100%とし、貯湯槽21内の水の半分が60℃以上であるときを50%とする。蓄熱量取得部82は、蓄熱量を取得したら蓄熱量判定部83へ出力する。なお、60℃以上の水量の割合で蓄熱量を算出しているが、60℃以外であってもよい。
【0028】
蓄熱量判定部83は、蓄熱量取得部82からの蓄熱量が予め設定した閾値以上であるか否か、又は閾値以下であるか否かを判定する機能を有する。具体的には、第1閾値を50%、第2閾値を20%と設定した場合、貯湯槽21の蓄熱量が50%以上であるときは第1閾値以上であると判定し、蓄熱量が20%以下であるときは第2閾値以下であると判定する。蓄熱量判定部83は、判定結果を熱供給制御部84へ出力する。なお、第1閾値及び第2閾値は何%に設定してもよい。
【0029】
熱供給制御部84は、運転許可状態判定部81により暖房回路41が運転許可状態であると判定された場合に、貯湯槽21の蓄熱量に応じて自動的に貯湯槽21から暖房回路41へ熱を供給させる機能を有する。すなわち、暖房回路41が運転許可状態であるときは、蓄熱量判定部83の判定結果によって貯湯槽21から暖房回路41へ温水を供給する旨の信号を給湯器30へ出力し、あるいは、温水の供給を停止する旨の信号を給湯器30へ出力する。
【0030】
次に、本実施形態に係るコジェネレーションシステム1の制御装置80の動作について、図3を参照して説明する。図3は制御装置80の動作を示すフローチャートである。
【0031】
まず、図3を用いて、給電装置11が発生した熱を暖房回路41へ供給する熱供給処理を説明する。制御装置80は、図3に示す制御処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。最初に、制御装置80は、熱供給状態判定処理から開始する(S10)。S10の処理は、熱供給制御部84で実行され、貯湯槽21から暖房回路41への熱供給がONかOFFかを判定する処理である。S10において、暖房回路41への熱供給がOFFであると判定されると、運転許可状態判定処理へ移行する(S12)。
【0032】
S12の処理は、運転許可状態判定部81で実行され、暖房回路41が運転許可状態であるか否かを判定する処理である。具体的には、ユーザの設定操作により運転許可状態に設定された場合に、暖房回路41が運転許可状態にあると判定する。また、ユーザが設定していなくても、風呂場の室温が予め定めた所定の閾値を下回っていた場合は、暖房回路41が運転許可状態にあると判定する。なお、運転許可状態判定部81は、風呂場の室温が所定の温度を下回り、且つ、ユーザの設定操作で設定されている場合にのみ運転許可状態にあると判定してもよい。S12の処理において運転許可状態ではないと判定されると、図3に示す熱供給処理が終了する。
【0033】
S12において運転許可状態であると判定されると、蓄熱量判定処理へ移行する(S14)。S14の処理は、蓄熱量判定部83で実行され、貯湯槽21内の蓄熱量が第1閾値以上であるか否かを判定する処理である。具体的には、貯湯槽21内の蓄熱量が50%以上である場合は第1閾値以上であると判定する。S14において第1閾値以上でないと判定されると、図3に示す熱供給処理が終了する。
【0034】
S14において蓄熱量が第1閾値以上であると判定されると、熱供給設定処理へ移行する(S16)。S16の処理は、熱供給制御部84で実行され、熱供給をONとして給湯器30を制御することによって、貯湯槽21から暖房回路41へ温水を供給する処理である。S16の処理が終了すると、図3に示す熱供給処理が終了する。
【0035】
一方、S10において、暖房回路41への熱供給がONであると判定されると、運転許可状態解除判定処理へ移行する(S18)。S18の処理は、運転許可状態判定部81で実行され、暖房回路41の運転許可状態が解除されたか否かを判定する処理である。具体的には、ユーザの設定操作により運転許可状態が解除された場合は、暖房回路41の運転許可状態が解除されたと判定する。また、ユーザが解除していなくても、風呂場の室温が予め定めた所定の閾値以上の場合は、暖房回路41の運転許可状態が解除されたと判定する。なお、運転許可状態判定部81は、風呂場の室温が所定の閾値以上であり、且つ、ユーザの設定操作で解除された場合にのみ運転許可状態が解除されたと判定してもよい。S18の処理において運転許可状態が解除されたと判定されると、熱供給解除処理へ移行する(S22)。
【0036】
S18の処理において運転許可状態が解除されていないと判定されると、蓄熱量判定処理へ移行する(S20)。S20の処理は、蓄熱量判定部83で実行され、貯湯槽21内の蓄熱量が第2閾値以下であるか否かを判定する処理である。具体的には、貯湯槽21内の蓄熱量が20%以下である場合は第2閾値以下であると判定する。S20において第2閾値以下でないと判定されると、引き続き貯湯槽21から暖房回路41へ熱が供給され、図3に示す熱供給処理が終了する。
【0037】
S20の処理において蓄熱量が第2閾値以下であると判定されると、熱供給解除処理へ移行する(S22)。S22の処理は、熱供給制御部84で実行され、熱供給がOFFとなるように給湯器30を制御することによって、貯湯槽21から暖房回路41への温水の供給を停止する処理である。S20の処理が終了すると、図3に示す熱供給処理が終了する。
【0038】
以上によって、暖房回路41の運転が許可されている状態にある場合は、貯湯槽21の蓄熱量に応じて、給電装置11の発生した熱が自動的に暖房回路41へ供給されるため、給湯需要が無い場合であっても、貯湯槽21内の温水が時間経過と共に冷めてしまう前に、又は無駄に冷却されてしまう前に暖房回路41で有効利用することができる。これによって、給電装置11で発生した熱の熱利用効率を向上させ、コジェネレーションシステムの利用を促進させることができる。
【0039】
また、貯湯槽21に貯留された温水をそのまま暖房回路41の熱源として利用することができるので、貯湯槽21内の蓄熱量を直接調節することができる。
【0040】
本発明は上述した実施形態に限られるものではない。
【0041】
本実施形態においては、給電装置が発生した熱を利用可能な熱利用手段として、風呂場の暖房回路が適用されているが、例えば、ロードヒーティング、リビングの床暖房、浴室乾燥機、24時間風呂沸器などに適用してもよい。
【0042】
また、暖房回路41は、貯湯槽21から供給された温水を介して給電装置11で発生した熱を利用しているが、図4に示すように、暖房回路41は、給電装置11からの回収熱による温水を、貯湯槽21を介さずに利用してもよい。すなわち、熱供給制御部84は、暖房回路41が運転許可状態であるときに、蓄熱量判定部83の判定結果によってコジェネレーションユニット10の制御部13へ制御信号を出力し、給水系統60から供給された水に熱交換器12で熱を伝達させると共に、出湯配管27を介して暖房回路41へ温水を供給させてもよい。これによって、貯湯槽21を介さず給電装置11から直接熱を回収して利用することができるので、熱の利用効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】他の実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0044】
1…コジェネレーションシステム、11…給電装置、21…貯湯槽、41…暖房回路(熱利用手段)、81…運転許可状態判定部(運転許可状態判定手段)、84…熱供給制御部(熱供給制御手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力及び熱を発生する給電装置と、
前記給電装置が発生した熱によって温められた温水を貯留する貯湯槽と、
前記給電装置が発生した熱を利用可能な熱利用手段と、
前記熱利用手段の運転が許可されている状態にあるか否かを判定する運転許可状態判定手段と、
前記運転許可状態判定手段により前記熱利用手段の運転が許可されている状態にあると判定された場合に、前記貯湯槽の蓄熱量に応じて、前記給電装置が発生した熱を自動的に前記熱利用手段へ供給させる熱供給制御手段と、
を備えることを特徴とするコジェネレーションシステム。
【請求項2】
前記熱利用手段は、温水を熱源として利用するものであり、
前記熱供給制御手段は、前記貯湯槽の温水を前記熱利用手段へ供給させることを特徴とする請求項1記載のコジェネレーションシステム。
【請求項3】
前記熱利用手段は、温水を熱源として利用するものであり、
前記熱供給制御手段は、前記給電装置からの回収熱による温水を、前記貯湯槽を介さずに前記熱利用手段へ供給させることを特徴とする請求項1記載のコジェネレーションシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−92349(P2009−92349A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−265807(P2007−265807)
【出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(000004444)新日本石油株式会社 (1,898)
【Fターム(参考)】