説明

コネクタ

【課題】 芯線と端子部とを所定位置に確実に位置決めでき、部品点数を削減することができ、さらに圧着もしくは半田によって接続できること。
【解決手段】 絶縁体45によって保持したケーブル41の芯線43と接続するコンタクト11の端子部17を保持するハウジング21と、前記絶縁体45に配設されているシールド線47と接続する外部導体33とを有し、前記外部導体33は前記ケーブル41を挿入する際に前記絶縁体45に当接することにより前記芯線43を前記端子部17に向けてガイドし前記端子部17の所定位置に前記芯線43を位置決めするガイド部35aを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルの芯線と接続するコンタクトの端子部を備えているコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術1としては、筐体に出力コネクタの接地端子となる外導体を設け、コネクタピンを嵌合した絶縁樹脂の先端の鈎の内側に突起を設け、絶縁樹脂を外導体の内部に嵌合すると突起が中心コネクタピンの先端を押し上げ回路基板の出力端子に接続される出力コネクタが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
先行技術2としては、同軸コードの中心導体の先端を圧着接続する中心導体接続体を有し、中心導体を圧着させる位置の外部導体接続体の円筒面に、対向して2個の開口が設けられ、外部導体接続部に外接し、開口を塞ぐように管長を延長させた加締(かしめ)管を用いる同軸コネクタが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【0004】
先行技術3としては、円筒部の先端の孔開口面を円筒軸に垂直な面に対して傾斜させ、開口の周線からはそれより前の円筒部外面へ向かって傾斜面として先端が鋭角な刃形部が形成されているコネクタ接続用スリーブが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
【0005】
このスリーブは、刃形部を先頭として円筒部を同軸ケーブルの銅箔テープとシールド線の間に差し込むものである。
【0006】
【特許文献1】特開平9−283232号公報
【特許文献2】実開平2−69484号公報
【特許文献3】特開2006−32029号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、絶縁樹脂を外導体の内部に嵌合すると、突起が中心コネクタピンの先端を押し上げ回路基板の出力端子に接続される構成となっているので、筐体と絶縁樹脂との2体の部品を必要とすることから、部品点数が多くなり、組み立てが複雑なものとなってしまうという問題がある。
【0008】
特許文献2では、同軸コードの中心導体の先端と中心導体接続体接続体とを半田によって接続する場合には1個の開口があればよいが、1個の開口を塞ぐために管長を延長させた加締管を必要しなければならないという問題がある。
【0009】
特許文献3では、スリーブの鋭角な刃形部が、銅箔テープやシールド線を変形させてしまう恐れがあり、銅箔テープやシールド線の変形を手直しした後、再度、同軸ケーブルに装着するという手間がかかるという問題がある。
【0010】
それ故に、本発明の課題は、芯線と端子部とを所定位置に確実に位置決めでき、部品点数を削減できるコネクタを提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の課題は、圧着接続及び半田による半田接続の両方で接続できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、ケーブルと接続するコネクタにおいて、前記ケーブルの絶縁体によって保持されている芯線と接続する端子部を一軸方向に備えたコンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングと、前記絶縁体の外周上に配設されているシールド線と接続する外部導体とを有し、前記外部導体は、前記ケーブルを挿入する際に前記絶縁体に当接することにより前記芯線を前記端子部に向けてガイドし前記端子部の所定位置に位置決めするガイド部を有することを特徴とするコネクタであることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明のコネクタによれば、ケーブルの芯線をコンタクトの端子部に向けてガイドし位置決めするガイド部を外部導体に形成したことから、芯線と端子部とを結線するように端子部の所定位置に導く際に、芯線が端子部から外れてしまうことを防ぐことができる。
【0014】
また、ケーブルの芯線をコンタクトの端子部に向けてガイドし位置決めするガイド部を外部導体に形成したことから、芯線と端子部とを結線し接続した際に、ケーブルの絶縁体をガイド部によって押圧してケーブルを外部導体内で保持するように構成することができるため、ケーブルの一端部を外部導体によって確実に保持することができる。
【0015】
また、本発明のコネクタによれば、ケーブルの芯線をコンタクトの端子部に向けてガイドし位置決めするガイド部を外部導体に形成したことから、ハウジングを2体に分割する構成を必要としないので、部品点数を削減できる。
【0016】
さらに、本発明のコネクタによれば、ガイドし位置決めするガイド部を外部導体に形成したことから、芯線と端子部とを結線するように端子部の所定位置に導くことができるので、芯線と端子部とを結線する際に、芯線と端子部の圧着による結線や端子部と芯線とを半田によって半田付けして接続することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明のコネクタによれば、ケーブルと接続するコネクタにおいて、前記ケーブルの絶縁体によって保持されている芯線と接続する端子部を一軸方向に備えたコンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングと、前記絶縁体の外周上に配設されているシールド線と接続する外部導体とを有し、前記外部導体は、前記ケーブルを挿入する際に前記絶縁体に当接することにより前記芯線を前記端子部に向けてガイドし前記端子部の所定位置に位置決めするガイド部を有することにより実現した。
【実施例1】
【0018】
図1及び図2は、本発明に係るコネクタの実施例1を示している。図1は、コネクタを側面で縦方向に断面した状態を示している。図2は、コネクタを同軸ケーブルの一端部が挿入される方向から見た正面図である。
【0019】
図1及び図2を参照して、コネクタ1は、一軸X(図1を参照)方向に延びている導電性のコンタクト11と、コンタクト11を保持している絶縁性のハウジング21と、コンタクト11及びハウジング21を覆うようにハウジング21を保持している筒形状の外部導体31とを有する。
【0020】
コンタクト11は、図3にも示すように、一軸X方向へ延びている保持部13と、保持部13の一端から一軸X方向へ延びている接触部15と、保持部13の他端から一軸X方向へ延びている端子部17とを有している。
【0021】
端子部17は、一軸X方向へ延びている底部17aと、底部17aの一軸X方向と平行な二辺から互いに対向するように延びている一対の圧着部17b,17bとを有している。
【0022】
したがって、端子部17は、一軸X方向と交差する方向の断面において見ると、断面略U字状を呈しており、図1に示した一軸X−Xは、底部17a及び一対の圧着部17b,17bのU字状内に位置する。このような端子部17は、一般にバレルと呼ばれている。なお、コンタクト11は、薄い導電板をコンタクト11の展開形状に打ち抜いた後に、曲げ加工を施すことによって作ることができる。
【0023】
ハウジング21は、樹脂材料によって作られており、円柱形状を呈している。ハウジング21には、図1に示した一軸Xを含みかつ一軸X方向に貫通する保持孔23が形成されている。保持孔23には、コンタクト11の保持部13が挿通されて保持されている。
【0024】
ハウジング21の一軸X方向と交差する一側面21a上には、コンタクト11の接触部15が一軸X方向へ延びている。ハウジング21の一軸X方向において一側面21aに対向している他側面21b上には、コンタクト11の端子部17が一軸X方向に延びている。
【0025】
外部導体31は、ハウジング21を保持する第1筒部33と、第1筒部33の直径よりも小さい直径となっている第2筒部35と、第1及び第2筒部33,35を一軸X方向で接続しているテーパー形状の第3筒部37とを有する。
【0026】
第1乃至第3筒部33,35,37は、図1に示したように、共通する一軸Xをもって一軸X方向に位置している。第1筒部33内には、一軸X方向の中間部分にハウジング21が保持されている。第1筒部33の一側部分は、図示しない相手側コネクタが嵌合する嵌合部39となっている。嵌合部39の内側には、第1筒部33と間隔をもって接触部15が位置されており、相手側コネクタが嵌合部39に嵌合した時に接触部15と相手側コネクタの相手側接触部とが接触する。
【0027】
さらに、第1筒部33内には、ハウジング21の他側面21bから第3筒部37側へ延びている端子部17が、第1筒部33と間隔をもって位置している。端子部17は、ハウジング21の他側面21bから一軸X方向で第3筒部37側へ延びている。
【0028】
第1筒部33の他側部分には、一軸X方向と直交する直交軸Y方向の上部壁に形成されている第1開口部33aと、一軸X方向を直交する直交軸Y方向の下部壁に形成されている第2開口部33bとが形成されている。
【0029】
第1開口部33aには、端子部17の一対の端子部17の断面U字状部分の先端及び内面が見えるように位置している。第2開口部33bには、端子部17の底部17aの外面及び断面U字状部分の外面が見えるように位置している。
【0030】
第2筒部35には、第2開口部33bと周方向で同じ位置にガイド部35aが形成されている。ガイド部35aは、第2筒部35の壁の一部を切り起こして形成されており、第2筒部35の壁の一部を切り起すことにより第2筒部35内へ突出している。また、第2筒部35の壁には、ガイド部35aを切り起こすことによって開けられた切り起こし孔35bが形成されている。
【0031】
図4は、コネクタ1に挿入されて接続する同軸ケーブル41を示している。同軸ケーブル41は、銅のような金属細線を撚り合せた芯線43と、芯線43を保持している樹脂材からなる絶縁体45と、絶縁体45の外周を覆っている銅のような金属細線を編み込むことによって作られているシールド線47と、シールド線47上を覆っている樹脂材からなる絶縁性の外被体49とを有する。
【0032】
コネクタ1に同軸ケーブル41を接続する前には、コネクタ1と接続する同軸ケーブル41の一端部における芯線43、一端部の絶縁体45及びシールド線47のそれぞれが露出するように剥ぎ取り、図5に示すように、シールド線47を絶縁体45から離すように広げておく。
【0033】
なお、外部導体31の第2筒部35の内径は、同軸ケーブル41の絶縁体45の直径よりも若干大きい内径寸法に設定されている。即ち、第2筒部35の内径を絶縁体45の直径よりも若干大きくすることで、第2筒部35に絶縁体45を円滑に挿入しやすいようにしている。
【0034】
以下、図5に示した同軸ケーブル41をコネクタ1に接続する作業について説明する。コネクタ1の第2筒部35には、図1に示した第2筒部35の挿入口35dへ、図5に示した同軸ケーブル41の芯線43を前方として同軸ケーブル41の一端部を挿入する。同軸ケーブル41は、第2筒部35に挿入された初期状態では、絶縁体45がガイド部35aに到達していないので、一軸X方向へ挿入されていく。
【0035】
さらに、同軸ケーブル41を第2筒部35内へ挿入していくと、同軸ケーブル41の絶縁体45の外周面の一部がガイド部35aによって押されながら摺動する。この際、図6に示すように、絶縁体45は、第1開口部33a側へ撓み、一軸Xとはずれた位置に傾きながら挿入されていくので、芯線43も第1開口部33a側へ傾きながら挿入されていく。
【0036】
したがって、第1筒部33内に同軸ケーブル41の芯線43を挿入し所定位置で挿入が完了したときには、端子部17の断面略U字状内である一対の圧着部17b、17b間及び底部17aの内側の所定位置である上方寄りに余裕をもって芯線43を位置させることができる。
【0037】
ガイド部35aは、芯線43及び絶縁体45を挿入する際に、芯線43が圧着部17b、17bの所定範囲内に位置せずに端子部17の先端面に突き当ってしまうことや、端子部17の外側へ位置してしまうことを防ぐ役目を果す。
【0038】
また、ガイド部35aは、絶縁体45の径に合わせて第2筒部35の径を精度よく製作できないため、第2筒部35にガイド部35aを形成することにより、ガイド部35aによって絶縁体45を位置決めさせるようにしたものである。
【0039】
同軸ケーブル41の芯線43を端子部17に位置させた後は、図6及び図7に示すように、第1開口部33a内へ周知な圧着工具であるクリンパー51を下降させ、第2開口部33b内へアンビル53を上昇させて底部17aに当接させる。その後、図8に示すように、クリンパー51のアーチ部51aによって圧着部17b,17bを丸め込むようにして芯線43と端子部17とを圧着し結線することによって接続する。
【0040】
ガイド部35aは、同軸ケーブル41の芯線43と端子部17とを結線した後、切り欠き孔35bを通して専用治具(図示せず)によって変形させて絶縁体45を押圧させるようにすることで、絶縁体45を保持する保持手段としても用いることができる。
【0041】
さらに、同軸ケーブル41の芯線43及び絶縁体45を第2筒部35に挿入する際には、第2筒部35の外側にシールド線47を位置させる。シールド線47上には、割りスリーブ形状の保持部材61を被せ、加締治具(図示せず)によって保持部材61を外側から押圧するように加締ることにより、シールド線47と外部導体31とを押し付けてグランド接続する。
【0042】
なお、同軸ケーブル41の絶縁体45は、保持部材61によっても保持できるので、第2筒部35の壁を切り起こしてガイド部35a及び切り欠き孔35bを形成する代わりに、ガイド部35aを第2筒部35の壁を外面から内面へ凸状に押し出し加工して突出させるようにしてもよい。この際、シールド線47上には、リング状の保持部材を装着するようにしてもよい。
【0043】
また、同軸ケーブル41の芯線43を端子部17に位置させた後は、第1開口部33aから芯線43を端子部17に半田治具を用いて半田を流し込み、芯線43と端子部17とを半田接続することもできる。なお、半田接続する場合には、外部導体31の第2開口部33bを形成する必要はない。
【0044】
さらに、芯線43と端子部17とを半田付けする構成では、端子部17の圧着部17b,17bがなく、底部17aのみの形状であってもよく、底部17aが平板であっても、ガイド部35aによって芯線43を平板上に確実に位置させることができるので、半田付けも容易に行うことができる。
【0045】
図9は、図6に示した保持部材61の変形例を示している。図10は、図9に示した保持部材141を示している。なお、図9に示したコネクタ1及び同軸ケーブル41は、図1乃至図8によって説明したコネクタ1及び同軸ケーブル41と同じものであるから説明を省略する。
【0046】
図9及び図10を参照して保持部材141は、すり割りスリーブ形状の加締部161と、加締部161の一端から一対の接続部163a、163bを介して接続されている平板状の一対の遮蔽部165a,165bとを有している。
【0047】
加締部161には、スリット171が形成されている。なお、図6に示した保持部材61は、加締部161と同じ形状のものでもよく、第2筒部35上のシールド線47を加締め保持する。
【0048】
一方の遮蔽部165aは、同軸ケーブル41の芯線43とコンタクト11の圧着部17とを結線し接続した後、第1開口部33aを遮蔽する。同時に、他方の遮蔽部165bは第2開口部33bを遮蔽する。
【0049】
なお、前述した半田による端子部17と芯線43とを半田付けによって接続する場合には、第2開口部33bは必要ないので、一方の遮蔽部165aのみを有する保持部材141を用いる。また、一対の遮蔽部165a,165bは、平板形状に限らず、第1筒部33の周面に沿った円弧状の板であってもよい。なお、保持部材141は、薄い導電板を保持部材141の展開形状に打ち抜いた後、曲げ加工を施すことによって作ることができる。
【0050】
図11及び図12は、図1に示したコネクタ1の変形例を示している。なお、コネクタ1は、図1に示したコネクタ1と第2筒部35の先端部を除く部分が同じであるため、同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0051】
同軸ケーブル41は、絶縁体45の外周面に銅テープのようなシールドテープ46が巻かれている構成以外は、図4及び図5に示した同軸ケーブル41と同じものであるため、同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】
コネクタ11の第2の筒部35の先端の挿入口35eは、ガイド部35aが形成されている側である下部が上部よりも前方に突き出すように傾斜しており、一軸X方向(図1を参照)と直交する面に対して傾斜している。挿入口35eの下部は、一軸X方向へ傾斜して挿入口35eに延びている傾斜部35fを有する。
【0053】
シールドテープ46が巻かれている絶縁体45は、第2の筒部35に挿入される際に、第2の筒部35の先端の挿入口35eが前方となるように挿入口35eが傾斜しているので、最初に下部側の挿入口35eの傾斜部35f側の挿入口35eにシールドテープ46の一箇所を誘い込んだ後に、序々にシールドテープ46の部分が誘われて挿入される。
【0054】
したがって、挿入口35eは、シールドテープ46が変形することを防止する役目を果たす。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、同軸ケーブルに限らす、絶縁体に芯線が保持されているケーブルを接続するコネクタとして、さらに複数の同軸ケーブルにより高周波の電気信号を伝送するための高周波用のコネクタとしての用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係るコネクタの実施例1を示す側断面図である。
【図2】図1に示したコネクタを左側から見た状態の正面図である。
【図3】図1に示したコネクタのコンタクトを示す斜視図である。
【図4】図1に示したコネクタに接続する同軸ケーブルの一端側を示す斜視図である。
【図5】図4に示した同軸ケーブルの一端側をコネクタに接続する前の状態をシールド線のみ断面して示した側面図である。
【図6】図1に示したコネクタと図5に示した同軸ケーブルの一端側との接続途中の状態を圧着治具とともに示した側断面図である。
【図7】図6に示したコネクタと圧着治具とを図6のVII-VII線によって断面した断面図である。
【図8】図7に示したコネクタと図5に示した同軸ケーブルの芯線とを接続した後の状態を示す側断面図である。
【図9】図1に示したコネクタと図5に示した同軸ケーブルとを接続後の状態を圧着部品とともに示した側断面図である。
【図10】図9に示した圧着部品を示した斜視図である。
【図11】図1に示したコネクタの変形例を同軸ケーブルの一端側とともに示した側断面図である。
【図12】図11に示したコネクタの一端側及び同軸ケーブルの一端側の一部を接続途中の状態で拡大して示した側断面図である。
【符号の説明】
【0057】
1 コネクタ
11 コンタクト
13 保持部
15 接触部
17 端子部
17a 底部
17b 圧着部
21 ハウジング
31 外部導体
33 第1筒部
33a 第1開口部
33b 第2開口部
35 第2筒部
35a ガイド部
35b 切り起こし孔
35d,35e 挿入口
35f 傾斜部
37 第3筒部
39 嵌合部
41 同軸ケーブル
43 芯線
45 絶縁体
47 シールド線
49 外被体
61,141 保持部材
161 加締部
163a、163b 接続部
165a,165b 遮蔽部
X 一軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルと接続するコネクタにおいて、
前記ケーブルの絶縁体によって保持されている芯線と接続する端子部を一軸方向に備えたコンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングと、前記絶縁体の外周上に配設されているシールド線と接続する外部導体とを有し、
前記外部導体は、前記ケーブルを挿入する際に前記絶縁体に当接することにより前記芯線を前記端子部に向けてガイドし前記端子部の所定位置に位置決めするガイド部を有することを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
請求項1記載のコネクタにおいて、前記端子部が前記一軸方向と交差する方向の断面において断面略U字状に形成されており、前記ガイド部は前記芯線をU字状内に位置するようにガイドし位置決めすることを特徴とするコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−60035(P2008−60035A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−238831(P2006−238831)
【出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)