説明

コンクリート躯体の表面処理方法

【課題】表面処理後になされた落書きを容易に且つ早急に除去することができるコンクリート躯体の表面処理方法を提供する。
【解決手段】コンクリート躯体の表面を処理して、落書きの除去を容易とし得るコンクリート躯体の表面処理方法において、コンクリート躯体の表面における粗面に対して平滑化処理する平滑化処理工程S5と、表面が平滑化されつつ防水し得る遮蔽層を形成する遮蔽層形成工程S6と、該遮蔽層形成工程S6が施された遮蔽層の表面に落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料を塗布する落書き防止塗料塗布工程S7とを有する表面処理方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート躯体の表面を処理して、落書きの除去を容易とし得るコンクリート躯体の表面処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近時において、橋脚や塀などのコンクリート躯体の表面に対し油性塗料などで落書きされてしまう事例が社会問題化しており、落書きを容易且つ早急に除去し得る要求が高まっている。例えば、特許文献1には、処理対象のコンクリート躯体の表面にプライマー、中塗りクリア塗料を塗装した後、落書き及び貼り紙を除去し易い機能を有する上塗りクリア塗料を塗布することにより、所定長さに切り取った梱包用布粘着テープを用いて落書きを除去することが提案されている。
【特許文献1】特開2005−262134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のコンクリート躯体の表面処理方法においては、実際に落書き等を除去するには不十分であった。即ち、特許文献1には、梱包用布粘着テープを貼り付け、手で強く擦りつけた後、梱包用布粘着テープを勢いよく剥がし取れば、落書きが良好に除去し得ると記載されているものの、実際には落書きは十分には除去できないのであった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、表面処理後になされた落書きを容易に且つ早急に除去することができるコンクリート躯体の表面処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、コンクリート躯体の表面を処理して、落書きの除去を容易とし得るコンクリート躯体の表面処理方法において、表面が平滑化されつつ防水し得る遮蔽層を形成する遮蔽層形成工程と、該遮蔽層形成工程が施された遮蔽層の表面に落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料を塗布する落書き防止塗料塗布工程とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンクリート躯体の表面処理方法において、前記遮蔽層形成工程は、所定の許容範囲の表面粗さで遮蔽層を表面仕上げすることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のコンクリート躯体の表面処理方法において、前記遮蔽層形成工程の前に、コンクリート躯体の表面における粗面に対して平滑化処理する平滑化処理工程を施すことを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のコンクリート躯体の表面処理方法において、前記平滑化処理工程は、コンクリート躯体の表面に対して樹脂モルタルを金鏝で扱いて平滑化処理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、コンクリート躯体の表面を遮蔽層形成工程にて形成した遮蔽層にて防水し、その平滑化された表面に対して落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料を塗布するので、表面処理後になされた落書きを容易に且つ早急に除去することができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、遮蔽層形成工程は、所定の許容範囲の表面粗さで遮蔽層を表面仕上げするので、落書き防止塗料による落書き除去機能を更に向上させることができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、遮蔽層形成工程の前に、コンクリート躯体の表面における粗面に対して平滑化処理する平滑化処理工程を施すので、その上面に形成される遮蔽層の平滑化を更に容易とし、落書き防止塗料による落書き除去機能を更に向上させることができる。
【0012】
請求項4の発明によれば、平滑化処理工程は、コンクリート躯体の表面に対して樹脂モルタルを金鏝で扱いて平滑化処理するので、遮蔽層形成工程で形成される遮蔽層、及び落書き防止塗料の表面をより精度良く平滑化することができ、落書き除去機能をより向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るコンクリート躯体の表面処理方法は、橋脚や塀などのコンクリート躯体の表面を処理して、落書きの除去を容易とし得るための方法であり、比較的表面の粗度が悪い既設コンクリート躯体と、比較的表面の粗度が良好な新設コンクリート躯体との両者に適用できるものである。
【0014】
本実施形態に係るコンクリート躯体の表面処理方法について、図1のフローチャートに基づいて説明する。
まず、処理対象の表面に付着した汚れを高圧水洗浄機等で除去して洗浄し(S1)、既存塗材を除去した後(S2)、その表面の調査を目視にて行い(S3)、粗面である(例えば凹凸の底面から頂部までの寸法が約1〜2mm程度以上)と認められればS5へ進み、粗面でなくある程度の平滑が保たれていると認められればS6へ進む。
【0015】
S5は、図2で示すように、処理対象のコンクリート躯体1の表面1aに対して樹脂モルタル2を金鏝などで扱いて平滑化処理するための平滑化処理工程である。かかる樹脂モルタル2とは、普通ポルトランドセメントに軽量骨材、繊維、混和剤等を配合した既調合モルタルをアクリル樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル樹脂エマルジョン、スチレン・ブタジエン樹脂エマルジョン等と混練して平滑化する下地処理材のことをいい、例えばニチエー吉田(株)製のNY−調合樹脂モルタルが挙げられる。S6は、図3で示すように、平滑化処理工程S5にて平滑化された表面に、所定の遮蔽材(防水材)を塗布して表面の平滑化及び防水を図り得る遮蔽層3を形成する遮蔽層形成工程である。かかる遮蔽層形成工程S6は、所定の許容範囲の表面粗さで遮蔽層3を表面仕上げするのが好ましく、これにより遮蔽層3の表面の平滑状態が維持される。
【0016】
この遮蔽層形成工程S6は、例えば図1(b)に示すように、既設のコンクリート構造物ではコンクリートの表面の風化が進んだり、各種塗料が施されている場合が多いことから、その表面を平滑化する必要があり、平滑化処理工程S5にて平滑化された表面に各種プライマーを塗布(S7)した後、その表面に各種塗料を塗布(S8)することにより、遮蔽層3を形成するようにする。或いは同図(c)に示すように、新設のコンクリート構造物に対しては型枠を脱型した表面は平滑であるため平滑化処理工程は必要なく、下地であるコンクリートの意匠をそのまま表現するために透明又は半透明の塗料を塗布する。(NY−A−シーラーを塗布(S9)した後、その表面にNY−7090を塗布(S10)し、更にその表面にNY−8090クリア又はカラークリアを塗布(S11)する。)
【0017】
上記S7における各種プライマーとは、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等下地との接着性を確保できるものであればよく、例えばニチエー吉田(株)製のNY−Eプライマー(エポキシ樹脂)が挙げられる。S8における各種塗料とは、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等所定の表面粗さ(PRtが80μm未満)及び硬度(H以上)が得られるものであればよく、例えばニチエー吉田(株)製のNY−8090エナメル(フッ素樹脂)やNY−9090エナメル(アクリルシリコン樹脂)が挙げられる。
【0018】
尚、遮蔽層形成工程S6にて形成される遮蔽層3は、上記のものに限定されず、平滑化処理工程S5にて平滑化された表面を防水して遮蔽し所定の表面粗さ(PRtが80μm未満)及び硬度(H以上)が得られるものであれば他の塗料から成るものであってもよい。上記PRtは、断面曲線の最大断面高さ(JIS B 0601−1994)を表すための表面粗さの指標である。
【0019】
ここで、S9におけるNY−Aシーラーとは、ニチエー吉田(株)製のアルコキシシラン系から成る浸透性吸水防止材をいい、S10におけるNY−7090とは、濡れ肌防止機能を持ったアクリル共重合樹脂をいう。NY−8090クリア又はカラークリアとは、フッ素樹脂の透明又は半透明の塗料である。尚、遮蔽層形成工程S6にて形成される遮蔽層3は、上記のものに限定されず、所定の表面粗さ(PRtが80μm未満)及び硬度(H以上)が得られるものであれば他の塗料から成るものであってもよい。
【0020】
遮蔽層形成工程S6(S7〜S8又はS9〜S11)が施された後、図4で示すように、遮蔽層3の表面に落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料4を塗布する落書き防止塗料塗布工程S12が施される。かかる落書き防止塗料4は、ニチエー吉田(株)製の2液硬化型シリコーン金属キレート化合物から成るNY−3000SG(溶剤系)であり、総合塗膜としての表面粗さとしてPRtで60μm以下、硬度で3〜5Hが得られることにより落書き除去性に優れた落書き防止層が形成される。
【0021】
上記の如きコンクリート躯体の表面処理方法によれば、平滑化処理工程S5にて平滑化されたコンクリート躯体1の表面1aを遮蔽層形成工程S6にて形成した遮蔽層3にて防水し、その表面に対して落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料4を塗布するので、表面処理後になされた落書きを容易に且つ早急に除去することができる。然るに、落書き防止塗料4がニチエー吉田(株)製のNY−3000SG(溶剤系)を用いているので、繰り返し(約10回程度)の落書き除去が可能である。
【0022】
また、遮蔽層形成工程S6は、所定の許容範囲の表面粗さで遮蔽層3を表面仕上げするので、落書き防止塗料4による落書き除去機能を更に向上させることができる。更に、平滑化処理工程S5は、コンクリート躯体1の表面1aに対して樹脂モルタル2を金鏝で扱いて平滑化処理するので、遮蔽層形成工程S6で形成される遮蔽層3、及び落書き防止塗料4の表面をより精度良く平滑化することができ、落書き除去機能をより向上させることができる。
【0023】
然るに、落書きの除去は、例えば図5に示すような、落書き除去具5を用いることができる。この落書き除去具5は、落書き防止塗料4の表面に押圧させて落書きを除去する除去部Aと、金具等から成り、作業者が把持するグリップ8aが形成された把持部8とから主に構成されている。除去部Aは、図6に示すように、芯材7に長尺状の布テープ6を巻着して成るものであり、布テープ6は外側に粘着面が向くように巻かれている。
【0024】
具体的には、布テープ6は、厚さが約0.34mm程度とされたもので、図7に示すように、ポリエチレン(PE)などから成るラミネート布基材6aの一方の面(芯材7に巻かれた状態で外側を向く面)にゴム系粘着剤6bが形成されたものから成る。そして、図8に示すように、芯材7に対して所定寸法だけゴム系粘着剤6bにて布テープ6を粘着させた後、折り返し、当該ゴム系粘着剤6bが外側を向いた状態で所定の巻数だけ巻くことにより除去部Aが得られる。
【0025】
除去部Aは、把持部8に対して相対的に回転可能とされており、これにより、作業者がグリップ8aを把持し、布テープ6を落書き防止塗料4の表面に押圧しつつ回転させれば、ゴム系粘着剤6bに落書きが粘着して剥ぎ取られることとなる。これにより、落書きを容易かつスムーズに除去することができる。
【0026】
次に、本発明の優位性を実証するための実験結果について説明する。
以下に示す実施例1〜4、及び比較例1、2の如き表面処理を施した試験片に対し、所定の評価試験を行った。
【0027】
(実施例1)
コンクリート躯体…新設
金鏝による平滑化処理…なし
遮蔽層…NY−Aシーラー、NY−7090、NY−8090クリア
落書き防止層…NY−3000SG
【0028】
(実施例2)
コンクリート躯体…新設
金鏝による平滑化処理…なし
遮蔽層…NY−Aシーラー、NY−7090、NY−8090カラークリア
落書き防止層…NY−3000SG
【0029】
(実施例3)
コンクリート躯体…既設
金鏝による平滑化処理…NY−調合樹脂モルタルによる平滑化処理
遮蔽層…NY−Eプライマー、NY−8090エナメル
落書き防止層…NY−3000SG
【0030】
(実施例4)
コンクリート躯体…既設
金鏝による平滑化処理…NY−調合樹脂モルタルによる平滑化処理
遮蔽層…NY−Eプライマー、NY−9090エナメル
落書き防止層…NY−3000SG
【0031】
(比較例1)
コンクリート躯体…新設
金鏝による平滑化処理…なし
遮蔽層…NY−Aシーラー
落書き防止層…NY−3000SG
【0032】
(比較例2)
コンクリート躯体…既設
金鏝による平滑化処理…なし
遮蔽層…NY−Eプライマー、NY−8090エナメル
落書き防止層…NY−3000SG
【0033】
上記実施例及び比較例に対して以下の評価試験を行った。
(防水性)
試験方法:試験片から約1mの位置から極めて大きな水圧で60秒間水を吹き付けた。
評価方法:実施例1、2及び比較例1に関しては、外観変化がないものを丸印、ピンホールから水が浸透してその周辺が濡れ肌となったものをバツ印とした。実施例3、4及び比較例2に関しては、外観変化がないものを丸印、塗膜に水が滲んだ痕跡が認められるものをバツ印とした。
【0034】
(外観)
試験方法:乾燥した塗膜を目視観察し、マイクロクラックの発生の有無を確認した。
評価方法:マイクロクラックの発生が認められなかったものを丸印、認められたものをバツ印とした。
【0035】
(表面粗さ)
試験方法:JIS B 0601−1994により、塗膜の断面曲線をテーラーホブソン社製表面粗さ測定機(タリサーフ4C)により測定し、断面曲線の最大断面高さ(PRt)に係る指標を得た。
評価方法:PRtが60μm未満のものを丸印、60μm以上のものをバツ印とした。
【0036】
(硬度)
試験方法:JIS K 5400(塗料一般試験法)における8.4鉛筆引っかき値(手かき法)による指標を得た。
評価方法:3H以上のものを丸印、3H未満のものをバツ印とした。
【0037】
(落書き除去性)
試験方法:試験片にロイドスプレー黒、黄及び白(ロイド(株)製)を吹き付け、5日間乾燥させた後、布テープ(日東電工(株)製)を貼り付け、指で軽く擦ってから布テープの一方を持って瞬間的に引き剥がした。これを1サイクルとして10サイクルまで反復試験を行った。
評価方法:吹き付けたスプレー塗料が除去できたものを丸印、残存したものをバツ印とした。
【0038】
上記試験結果を以下の表にまとめた。
【0039】
【表1】

【0040】
上記実験結果からも分かるように、遮蔽層が、その表面の平滑性と防水性とを兼ね備えていれば、外観、硬度及び落書き除去性の全てが良好とされ、表面の平滑性又は防水性の何れか一方のみ発揮或いは何れの性能も発揮し得ないものは、特に落書き除去性が良好とはならない。従って、実施例の如く、表面の平滑性及び防水性を兼ね備えた遮蔽層が形成されていれば、落書き除去性を良好とすることができる。
【0041】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば新設のコンクリート躯体表面に対する表面処理においては、既存の塗材を除去する工程〜平滑化処理工程(図1におけるS1〜S5の工程)を省略することができる。また、遮蔽層3の材料及び落書き防止塗料については、表面の平滑化機能、防水機能及び落書きを容易に除去する機能を有していれば、他の材料を用いてもよい。更に、落書き防止具は、図5〜図8で示したものに限定されず、単に布テープなどを落書きがなされた上面に粘着させ、勢いよく剥がすことにより落書きを除去するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
コンクリート躯体の表面を遮蔽層形成工程にて形成した遮蔽層にて平滑化及び防水し、その表面に対して落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料を塗布するコンクリート躯体の表面処理方法であれば、他の工程が付加されたもの等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態に係るコンクリート躯体の表面処理方法を示すフローチャート
【図2】同コンクリート躯体の表面処理方法における平滑化処理工程が施された状態を示す断面模式図
【図3】同コンクリート躯体の表面処理方法における遮蔽層形成工程が施された状態を示す断面模式図
【図4】同コンクリート躯体の表面処理方法における落書き防止塗料塗布工程が施された状態を示す断面模式図
【図5】同コンクリート躯体の表面処理方法において適用される落書き除去具を示す全体模式図
【図6】同落書き除去具における除去部(芯材及び布テープ)を示す斜視図
【図7】同除去部における布テープを示す断面模式図
【図8】同除去部における布テープを芯材に巻き始める際の状態を示す断面模式図
【符号の説明】
【0044】
1 コンクリート躯体
2 樹脂モルタル
3 遮蔽層
4 落書き防止塗料
5 落書き除去具
6 布テープ
7 芯材
8 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート躯体の表面を処理して、落書きの除去を容易とし得るコンクリート躯体の表面処理方法において、
表面が平滑化されつつ防水し得る遮蔽層を形成する遮蔽層形成工程と、
該遮蔽層形成工程が施された遮蔽層の表面に落書きの除去を容易とし得る落書き防止塗料を塗布する落書き防止塗料塗布工程と、
を有することを特徴とするコンクリート躯体の表面処理方法。
【請求項2】
前記遮蔽層形成工程は、所定の許容範囲の表面粗さで遮蔽層を表面仕上げすることを特徴とする請求項1記載のコンクリート躯体の表面処理方法。
【請求項3】
前記遮蔽層形成工程の前に、コンクリート躯体の表面における粗面に対して平滑化処理する平滑化処理工程を施すことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンクリート躯体の表面処理方法。
【請求項4】
前記平滑化処理工程は、コンクリート躯体の表面に対して樹脂モルタルを金鏝で扱いて平滑化処理することを特徴とする請求項3記載のコンクリート躯体の表面処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−136969(P2008−136969A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−327248(P2006−327248)
【出願日】平成18年12月4日(2006.12.4)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(000110815)ニチエー吉田株式会社 (7)
【Fターム(参考)】