説明

コンテンツ取得システム、クライアント装置、サーバ装置およびコンテンツ取得方法

【課題】再生を停止したコンテンツの続きを、再生を停止した正確な位置から再生する。
【解決手段】コンテンツ提供システム100における、クライアント装置110の再生位置特定部164は、停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、コンテンツの再生位置を特定する。再生位置送信制御部166は、特定された再生位置を示す再生位置情報をサーバ装置120に送信する。サーバ装置のコンテンツ登録部182は、クライアント装置から再生位置情報を受信すると、再生位置情報をコンテンツに関連付けて登録する。コンテンツ提供部180は、任意のクライアント装置から、再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、再生位置情報が示す再生位置から、任意のクライアント装置に提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信網を通じてコンテンツを取得し、ストリーミング再生を行うコンテンツ取得システム、クライアント装置、サーバ装置およびコンテンツ取得方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク・インフラの普及、および、パーソナルコンピュータやネットワーク機器の高速化に伴い、必要な情報を、通信網を通じて容易に取得できるようになった。例えば、ユーザは、ネットワーク機器等のクライアント装置を用い、インターネットを通じてサーバ装置のWebサイトにアクセスし、サーバ装置が保持する映像や音楽といったコンテンツを取得しつつ、その取得したコンテンツをクライアント装置上でストリーミング再生することができる。
【0003】
このようなクライアント装置において、コンテンツの再生を一旦停止し、再び停止した再生位置から再生するには、クライアント装置が、コンテンツの再生を停止した再生位置を記憶しておく必要があった。そこで、サーバ装置が、コンテンツの再生が停止されたことを検知し、その停止を検知したときの再生位置の情報を保持して、再び再生要求があった際にその再生位置からコンテンツを提供する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、コンテンツの再生を停止した際、クライアント装置から他のクライアント装置にコンテンツの再生を停止した位置と識別子とを送信し、他のクライアント装置において、その再生位置からコンテンツを再生することが可能な技術も開示されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−228205号公報
【特許文献2】特開2007−300391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、クライアント装置では、コンテンツの安定した連続再生を担保すべく、再生前のコンテンツを一時的に保持するバッファを有している。したがって、クライアント装置で再生されているコンテンツと、サーバ装置から送信されているコンテンツとでは、バッファに蓄積されたデータ分の時差が生じる。
【0007】
このように、バッファを搭載したクライアント装置に特許文献1の技術を採用すると、コンテンツの再生を停止した位置をサーバ装置が判断するため、停止操作時においてクライアント装置で再生されていたコンテンツの再生位置より、バッファに蓄積されたデータ分以後の再生位置が登録されてしまい、再びそのコンテンツの再生を試みたとしても、意図していた再生位置より所定時間後の再生位置から再生が開始されることとなる。近年ではバッファの容量は増加の一途を辿り、このような時差は数十秒から数分に渡ることもある。そうすると、ユーザは、違和感を覚えるのみならず、欠落によりコンテンツを十分に視聴できないといった問題があった。
【0008】
また、特許文献2の技術では、コンテンツ再生の停止位置や識別子を送受信するため、コンテンツを再生する2つのクライアント装置間で常に通信が可能な状態を維持しなければならず、利用の可否に拘わらず電源を投入しておかなければならなかった。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み、再生停止を指示したクライアント装置に限定することなく、再生を停止したコンテンツの続きを、再生を停止した正確な位置から再生することが可能な、コンテンツ取得システム、クライアント装置、サーバ装置およびコンテンツ取得方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は下記のコンテンツ取得システム、クライアント装置、サーバ装置およびコンテンツ取得方法を提供するものである。
(1)クライアント装置とサーバ装置とが通信網を通じて通信接続され、前記クライアント装置が前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得システムであって、前記クライアント装置は、前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得制御部と、取得した前記コンテンツを順次再生するコンテンツ再生制御部と、前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定する再生位置特定部と、特定された前記再生位置を示す再生位置情報を前記サーバ装置に送信する再生位置送信制御部と、を備え、前記サーバ装置は、1または複数のコンテンツを保持するコンテンツ保持部と、前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、前記コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供するコンテンツ提供部と、前記クライアント装置から前記再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録するコンテンツ登録部と、を備え、前記コンテンツ提供部は、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするコンテンツ取得システム。
(2)通信網を通じてサーバ装置と通信接続し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するクライアント装置であって、前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得制御部と、取得した前記コンテンツを順次再生するコンテンツ再生制御部と、前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定する再生位置特定部と、特定された前記再生位置を示す再生位置情報を前記サーバ装置に送信する再生位置送信制御部と、を備え、前記サーバ装置では、前記再生位置情報が、前記停止入力によって停止したコンテンツに関連付けられ、前記コンテンツ取得制御部は、前記停止入力によって停止したコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から取得できることを特徴とするクライアント装置。
(3)通信網を通じてクライアント装置と通信接続し、前記クライアント装置にコンテンツを提供するサーバ装置であって、1または複数のコンテンツを保持するコンテンツ保持部と、前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、前記コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供するコンテンツ提供部と、前記クライアント装置から、提供した前記コンテンツの再生位置を示す再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録するコンテンツ登録部と、を備え、前記コンテンツ提供部は、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするサーバ装置。
(4)クライアント装置とサーバ装置とが通信網を通じて通信接続され、前記クライアント装置が前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得方法であって、前記クライアント装置は、前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、前記サーバ装置は、前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置からコンテンツを取得し、取得した前記コンテンツを順次再生し、前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定し、特定した前記再生位置を示す再生位置情報をサーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記クライアント装置から前記再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録し、セッションを異にして、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするコンテンツ取得方法。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、再生停止を指示したクライアント装置に限定することなく、再生を停止したコンテンツの続きを、再生を停止した正確な位置から再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】コンテンツ提供システムの概略的な接続関係を示した説明図である。
【図2】クライアント装置の概略的な構成を示した機能ブロック図である。
【図3】サーバ装置の概略的な構成を示した機能ブロック図である。
【図4】コンテンツテーブルおよびレジュームコンテンツテーブルを説明するための説明図である。
【図5】コンテンツリストを説明するための説明図である。
【図6】再生位置情報を説明するための説明図である。
【図7】クライアント装置によるコンテンツ提供方法の流れを示したフローチャートである。
【図8】クライアント装置によるコンテンツ提供方法の流れを示したフローチャートである。
【図9】サーバ装置によるコンテンツ提供方法の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0014】
(コンテンツ提供システム100)
図1は、コンテンツ提供システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。コンテンツ提供システム100は、クライアント装置110と、サーバ装置120とを含んで構成され、クライアント装置110と、サーバ装置120とは、インターネット、LAN(Local Area Network)、専用回線等で構成される通信網102を通じて通信接続されている。かかる通信網102には、その経路の一部に無線通信を含んでもよい。
【0015】
クライアント装置110は、ポータブルオーディオプレーヤ、パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機器等、通信網102を通じてコンテンツを取得可能な電子機器で構成される。サーバ装置(ネットワークサーバ)120は、動画、静止画、音楽等のコンテンツを保持し、クライアント装置110のクライアント送信情報(コンテンツ取得要求)に応じて、そのコンテンツをクライアント装置110に提供(配信)する。
【0016】
本実施形態では、理解を容易にするため、サーバ装置120が提供するコンテンツとして映像データを例に挙げて説明する。また、本実施形態におけるクライアント装置110は、サーバ装置120からコンテンツを取得(ダウンロード)しつつ、並行してそのコンテンツを順次再生するストリーミング再生を行うこととする。
【0017】
(クライアント装置110)
図2は、クライアント装置110の概略的な構成を示した機能ブロック図である。クライアント装置110は、操作部140と、表示部142と、音声出力部144と、通信部146と、コンテンツバッファ148と、デコード部150と、中央制御部152とを含んで構成される。図2において、各機能部を結ぶ接続線のうち、実線はコンテンツデータの流れを、破線は制御信号の流れを示している。
【0018】
操作部140は、キーボード、ポインティングデバイス、十字キー、ジョイスティック、ジョグダイヤル、タッチパネル、音声認識(音声入力)デバイス等で構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。本実施形態では、操作部140を通じて、少なくとも「コンテンツリスト参照要求」、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」の各要求を操作入力することができる。ここで、レジュームコンテンツは、コンテンツの再生を停止した場合における、停止後から提供されるコンテンツを示す。したがって、レジュームコンテンツはコンテンツの一部である。
【0019】
表示部142は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等で構成され、コンテンツに基づく映像を表示する。音声出力部144は、スピーカ等で構成され、コンテンツに基づく音声を出力する。
【0020】
通信部146は、通信網102と、アンテナおよび無線通信素子等を通じて無線接続を行う、またはLANポート等を通じて有線接続を行い、通信網102に接続されたサーバ装置120とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて通信接続を実行する。コンテンツバッファ148は、SRAMやDRAMで構成され、サーバ装置120から取得したコンテンツを一時的に保持する。コンテンツバッファ148では、コンテンツの連続再生を担保すべく、例えば、5秒間〜数十秒、あるいはそれ以上の時間に相当する分のコンテンツデータを保持することができる。デコード部150は、符号化されたコンテンツを復号する。
【0021】
中央制御部152は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、クライアント装置110全体を管理および制御する。また、本実施形態において、中央制御部152は、コンテンツ取得制御部160、コンテンツ再生制御部162、再生位置特定部164、再生位置送信制御部166としても機能する。
【0022】
コンテンツ取得制御部160は、通信部146を通じて、サーバ装置120にクライアント送信情報を送信する。ここで、クライアント送信情報は、少なくとも、「コンテンツリスト参照要求」、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」、「再生位置情報」の4つの要求項目を含んでいる。コンテンツ取得制御部160は、操作部140を通じてコンテンツリストの参照を所望する旨の操作入力を受け付けると、クライアント送信情報として「コンテンツリスト参照要求」を送信し、サーバ装置120から提供されるコンテンツリストを表示部142に表示させる。また、コンテンツ取得制御部160は、操作部140を通じてコンテンツまたはレジュームコンテンツの取得を所望する旨の操作入力を受け付けると、クライアント送信情報として「コンテンツ取得要求」または「レジュームコンテンツ取得要求」を送信し、サーバ装置120から提供されたコンテンツまたはレジュームコンテンツをコンテンツバッファ148に保持させる。
【0023】
コンテンツ再生制御部162は、コンテンツバッファ148に保持されたコンテンツを順次デコード部150に受け渡し、復号されたコンテンツを表示部142や音声出力部144に再生(表示)させる。このときコンテンツバッファ148は、先に保持されたコンテンツから順次出力する、所謂FIFO(First-In First-Out)として動作する。また、操作部140を通じて、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」が選択決定された場合に、コンテンツ再生制御部162は、その選択決定操作を、コンテンツやレジュームコンテンツの再生操作とみなして、コンテンツやレジュームコンテンツの再生を開始してもよい。さらに、コンテンツ再生制御部162は、操作部140を通じてコンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、デコード部150の復号処理を停止する。
【0024】
再生位置特定部164は、操作部140を通じて、コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、デコード部150が復号しているコンテンツの現在の再生位置(現時点までに復号したコンテンツのデータサイズ)を特定する。再生位置送信制御部166は、再生位置特定部164が再生位置を特定すると、その再生位置および再生を停止したコンテンツ(コンテンツID)を示す再生位置情報をサーバ装置120に送信する。
【0025】
(サーバ装置120)
図3は、サーバ装置120の概略的な構成を示した機能ブロック図である。サーバ装置120は、操作部170と、表示部172と、通信部174と、コンテンツ保持部176と、中央制御部178とを含んで構成される。また、中央制御部178は、コンテンツ提供部180、コンテンツ登録部182としても機能する。ここで、操作部170と、表示部172と、通信部174と、中央制御部178とは、クライアント装置110における構成要素として既に述べた操作部140と、表示部142と、通信部146と、中央制御部152と実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
【0026】
コンテンツ保持部176は、クライアント装置110に提供(公開)するため、予め、動画、静止画、音楽等のコンテンツを保持している。また、コンテンツ保持部176は、コンテンツのメタデータを保持するデータベースとしても機能し、コンテンツテーブルおよびレジュームコンテンツテーブルも保持する。
【0027】
図4は、コンテンツテーブル200およびレジュームコンテンツテーブル220を説明するための説明図である。図4(a)に示されたコンテンツテーブル200は、コンテンツ保持部176に保持されている取得可能な全てのコンテンツのメタデータを記憶したテーブルであり、id202にはコンテンツのID(IDentification)が示され、path204にはコンテンツ保持部176内でのファイルパスが示され、title206はコンテンツのタイトルが示され、date208にはコンテンツの作成日時が示され、duration210には、コンテンツの再生総時間が示され、size212にはコンテンツのデータサイズが示され、URL214にはコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)が示されている。
【0028】
図4(a)においては、「Video1」と「Video2」のタイトルを有する2つのコンテンツが例示されており、それぞれ再生総時間が1分、サイズが100MB(104,857,600byte)であることが分かる。
【0029】
図4(b)に示されたレジュームコンテンツテーブル220は、コンテンツ保持部176に保持されているコンテンツを途中から再生するためのメタデータを記憶するテーブルであり、コンテンツテーブル200で説明したid202、title206、date208、duration210、size212、URL214の他、id_org222およびoffset224の項目を有する。id_org222には、元となるコンテンツのid202が示され、offset224には、元となるコンテンツの再生位置(コンテンツ再生開始位置)が示されている。
【0030】
レジュームコンテンツは元となるコンテンツ1つに対して複数登録することができる。例えば、図4(b)の例では、id「29」およびid「30」のいずれにも、図4(a)に示したid「1」のコンテンツのレジュームコンテンツが登録されている。したがって、図4(b)に示すid「29」およびid「30」のいずれのレジュームコンテンツも、図4(a)に示したid「1」のコンテンツを途中から再生するコンテンツであることが理解できる。
【0031】
また、offset224は、コンテンツのデータの先頭位置からレジュームコンテンツの再生開始位置までのデータサイズを示し、例えば、id「29」のレジュームコンテンツは25MB(26,214,400byte)の再生位置から再生され、id「30」のレジュームコンテンツは50MB(52,428,800byte)の再生位置から再生されることが分かる。
【0032】
コンテンツ提供部180は、通信部174を通じたクライアント装置110のクライアント送信情報に応じて、コンテンツ保持部176に保持されたコンテンツや、そのコンテンツをリスト化したコンテンツリストをクライアント装置110に提供する。クライアント送信情報は、上述したように、「コンテンツリスト参照要求」、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」、「再生位置情報」の4つの要求項目を含み、コンテンツ提供部180は、そのうち「コンテンツリスト参照要求」、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」に対応する。
【0033】
コンテンツ提供部180は、クライアント送信情報が「コンテンツリスト参照要求」を示していれば、コンテンツ保持部176に保持されているコンテンツテーブル200およびレジュームコンテンツテーブル220を参照し、サーバ装置120がクライアント装置110に対して提供可能なコンテンツおよびレジュームコンテンツをリスト化し、リスト化したコンテンツリストをクライアント装置110に提供する。
【0034】
図5は、コンテンツリストを説明するための説明図である。本実施形態において、クライアント装置110に提供されるコンテンツリストは、JSON(JavaScript Object Notation)形式で表される。例えば、レジュームコンテンツの登録がない間、即ち、図4(a)に示したコンテンツテーブル200のみからコンテンツリストを生成した場合、図5(a)のように表される。また、レジュームコンテンツが登録されると、即ち、図4(a)に示したコンテンツテーブル200に加え、図4(b)に示したレジュームコンテンツテーブル220からコンテンツリストを生成した場合、図5(b)のように表される。
【0035】
コンテンツ提供部180は、クライアント送信情報が「コンテンツ取得要求」を示していれば、即ち、上記コンテンツリストを通じ、クライアント装置110で1のコンテンツが選択決定された場合、コンテンツテーブル200を用いて、その選択決定されたコンテンツのファイルパスを特定し、特定されたコンテンツをクライアント装置110に提供する。
【0036】
コンテンツ提供部180は、クライアント送信情報が「レジュームコンテンツ取得要求」を示していれば、即ち、上記コンテンツリストを通じ、クライアント装置110で1のレジュームコンテンツが選択決定された場合、レジュームコンテンツテーブル220およびコンテンツテーブル200を用いて、その選択決定されたレジュームコンテンツの元となるコンテンツのファイルパスを特定し、特定されたコンテンツをレジュームコンテンツテーブル220に示された再生位置(offset224)からクライアント装置110に提供する。
【0037】
コンテンツ登録部182は、クライアント送信情報が「再生位置情報」を示していれば、再生位置情報を、その元となったコンテンツに関連付けてレジュームコンテンツテーブル220に登録する。
【0038】
図6は、再生位置情報を説明するための説明図である。図6に示すように、再生位置情報には、再生していたコンテンツを特定するコンテンツID「1」と、再生位置に相当するオフセット25MB(26,214,400byte)が記述されている。コンテンツ登録部182は、このような再生位置情報を、通信部174を通じて受信すると、レジュームコンテンツテーブル220に新規のレコードとして追加登録する。ここでは、再生位置情報にコンテンツを特定する情報(コンテンツID)を含めているが、コンテンツを送信しているクライアント装置110の識別子から送信していたコンテンツを特定できる場合、コンテンツ登録部182は、再生位置情報として再生位置のみ受信すれば足りる。
【0039】
以上、説明したクライアント装置110およびサーバ装置120によるコンテンツ提供方法の具体的な処理の流れを図7〜図9のフローチャートを用いて説明する。
【0040】
(クライアント装置110:コンテンツリストの表示処理)
図7に示すように、ユーザが、クライアント装置110を通じてコンテンツの視聴を試みると、まず、クライアント装置110の通信部146はサーバ装置120との通信を確立する(S300)。コンテンツ取得制御部160は、取得可能なコンテンツをユーザに提示すべく、「コンテンツリスト参照要求」を示すクライアント送信情報(ブラウズコマンド)を生成し(S302)、通信部146を通じてサーバ装置120に送信する(S304)。
【0041】
かかる「コンテンツリスト参照要求」を示すクライアント送信情報に応じてサーバ装置120からコンテンツリストが送信され、クライアント装置110が、そのコンテンツリストを受信すると(S306におけるYES)、コンテンツ取得制御部160は、そのコンテンツリストをリスト表示に変換して表示部142に表示する(S308)。このようにして、ユーザは、クライアント装置110においてコンテンツリストを参照することができる。
【0042】
(クライアント装置110:コンテンツ取得要求処理、レジュームコンテンツ取得要求処理)
コンテンツリストを表示した後、図8に示すように、1のコンテンツまたは1のレジュームコンテンツが操作部140を通じて選択決定されると(S350におけるYES)、コンテンツ取得制御部160は、「コンテンツ取得要求」または「レジュームコンテンツ取得要求」を示すクライアント送信情報を生成し(S352)、通信部146を通じてサーバ装置120に送信する(S354)。
【0043】
かかる「コンテンツ取得要求」または「レジュームコンテンツ取得要求」を示すクライアント送信情報に応じて、サーバ装置120からコンテンツまたはレジュームコンテンツが送信され、クライアント装置110が、そのコンテンツまたはレジュームコンテンツを受信すると(S356におけるYES)、コンテンツ取得制御部160は、そのコンテンツまたはレジュームコンテンツを一旦コンテンツバッファ148に保持させ(S358)、コンテンツ再生制御部162は、コンテンツバッファ148に保持されたコンテンツを順次デコード部150に復号させ(S360)、復号したコンテンツを表示部142に表示させる(S362)。
【0044】
このとき復号したデータがコンテンツの終了を示すデータであれば(S364におけるYES)、デコード部150の復号処理を停止して(S366)、当該処理を終了する。復号したデータがコンテンツの終了を示すデータではない場合(S364におけるNO)、引き続き、操作部140を通じてコンテンツの再生を停止する停止入力が検知されたか否か判定され(S368)、停止入力が検知されていなければ(S368におけるNO)、コンテンツ受信処理S356からを繰り返す。
【0045】
また、停止入力判定処理S368において、操作部140を通じた停止入力が検知されると(S368におけるYES)、デコード部150は、復号しているコンテンツの現在の再生位置を特定し(S370)、コンテンツ再生制御部162は、デコード部150の復号処理を停止し(S372)、再生位置送信制御部166は、再生位置特定部164が特定した再生位置、および、再生を停止したコンテンツ(コンテンツID)を示す再生位置情報を、通信部146を通じてサーバ装置120に送信する(S374)。
【0046】
こうして、クライアント装置110におけるコンテンツの再生を停止した場合の再生位置情報がサーバ装置120に送信され、サーバ装置120では、その再生位置情報に基づいて、当該レジュームコンテンツのレコードがレジュームコンテンツテーブル220上に登録されることとなる。さらにクライアント装置110では、セッションを異にして、このように生成されたレジュームコンテンツを選択決定することで、前回停止したコンテンツをその続きから正確に視聴することが可能となる。
【0047】
(サーバ装置120:クライアント送信情報に対する対応処理)
図9に示すように、クライアント装置110からクライアント送信情報を受信すると(S400におけるYES)、サーバ装置120は、クライアント送信情報の内容に応じて、様々な処理を行う。まず、クライアント送信情報が「コンテンツリスト参照要求」を示している場合(S402におけるYES)、コンテンツ提供部180は、コンテンツ保持部176に保持されているコンテンツテーブル200およびレジュームコンテンツテーブル220を参照し、サーバ装置120がクライアント装置110に提供可能なコンテンツおよびレジュームコンテンツをリスト化してコンテンツリストを生成し(S404)、通信部174を通じてクライアント装置110に提供して(S406)、当該処理を終了する。
【0048】
クライアント送信情報が「コンテンツリスト参照要求」を示しておらず(S402におけるNO)、クライアント送信情報が「コンテンツ取得要求」を示していれば(S408におけるYES)、コンテンツ提供部180は、コンテンツテーブル200を用いて、選択決定されたコンテンツのファイルパスを特定し(S410)、コンテンツ保持部176からコンテンツの一部を順次抽出し、通信部174を通じて、特定されたコンテンツをクライアント装置110に提供する(S412)。かかるコンテンツの提供は、コンテンツが終了するまで繰り返され(S414におけるNO)、コンテンツが終了すると(S414におけるYES)、当該処理を終了する。
【0049】
クライアント送信情報が「コンテンツ取得要求」を示しておらず(S408におけるNO)、クライアント送信情報が「レジュームコンテンツ取得要求」を示していれば(S416におけるYES)、コンテンツ提供部180は、レジュームコンテンツテーブル220およびコンテンツテーブル200を用いて、選択決定されたレジュームコンテンツの元となるコンテンツのファイルパスを特定し(S418)、レジュームコンテンツテーブル220に示された再生位置(offset224)を取得し(S420)、コンテンツの再生開始位置を、取得した再生位置に移動(シーク)する(S422)。
【0050】
そして、コンテンツ提供部180は、その再生開始位置から、特定されたコンテンツ(レジュームコンテンツと同義)の一部を順次抽出し、通信部174を通じて、特定されたコンテンツをクライアント装置110に提供する(S424)。かかるレジュームコンテンツの提供は、レジュームコンテンツが終了するまで繰り返され(S426におけるNO)、レジュームコンテンツが終了すると(S426におけるYES)、レジュームコンテンツテーブル220から、提供完了したレジュームコンテンツのレコードを削除して(S428)、当該処理を終了する。ただし、レコードの削除は、レジュームコンテンツテーブル220の提供完了したレジュームコンテンツに該当するレコードのみであり、その元となるコンテンツのレコードは削除しない。
【0051】
クライアント送信情報が「レジュームコンテンツ取得要求」を示しておらず(S416におけるNO)、クライアント送信情報が「再生位置情報」を示していれば(S430におけるYES)、コンテンツ登録部182は、コンテンツテーブル200を用い、再生位置情報で示されるコンテンツIDに基づいてコンテンツのファイルパスを取得する(S432)。また、コンテンツ登録部182は、再生位置情報で示される再生位置と、コンテンツテーブル200のデータサイズ(size212)とから、当該レジュームコンテンツの再生総時間(duration210)とデータサイズ(size212)を計算する(S434)。こうして、コンテンツ登録部182は、新たなレジュームコンテンツに関するレコードを生成し、レジュームコンテンツテーブル220に登録することができる(S436)。ただし、現在再生されているコンテンツが既にレジュームコンテンツであった場合、新たなレコードの追加は行わず、既存のレジュームコンテンツのレコードを更新するとしてもよい。
【0052】
クライアント送信情報が、上記の「コンテンツリスト参照要求」、「コンテンツ取得要求」、「レジュームコンテンツ取得要求」、「再生位置情報」以外であれば、クライアント装置110に対してエラーレスポンスを返信する(S438)。
【0053】
以上、説明したように、クライアント装置110では、コンテンツ再生を途中で停止した場合に、再生を停止した位置(再生位置)をサーバ装置120へ送信し、それを受信したサーバ装置120は、再生位置から再生が開始されるレジュームコンテンツを提供するためのレコードを登録する。
【0054】
そして、日時を異にして(セッションを異にして)、クライアント装置110からレジュームコンテンツの提供が要求された場合、サーバ装置120は、レジュームコンテンツテーブル220から、コンテンツの再生開始位置となる再生位置を取得し、その再生位置からコンテンツデータを送信する。これにより、ユーザは、クライアント装置110を通じてレジュームコンテンツを選択することで、以前に途中まで視聴したコンテンツを、その再生を停止した正確な位置から続けて視聴することが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
【0055】
また、クライアント装置110において、コンテンツ取得要求とレジュームコンテンツ取得要求は、その操作が何ら異ならないので、ユーザは、レジュームコンテンツを再生するための特別な操作を覚える必要がない。
【0056】
さらに、レジュームコンテンツ取得要求は、コンテンツ取得要求同様、何ら制限を設けていないので、例えば、再生を停止したクライアント装置110と異なるクライアント装置110からでも、その続きのレジュームコンテンツを再生することが可能となる。したがって、クライアント装置110は、レジューム再生するコンテンツの再生位置をクライアント装置110自体で記憶しておく必要がなく、ユーザは、様々なクライアント装置110を通じて同一のレジュームコンテンツを視聴することができる。
【0057】
また、コンピュータを、クライアント装置110やサーバ装置120として機能させるプログラムや当該プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD、DVD、BD等の記憶媒体も提供される。ここで、プログラムは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理手段をいう。
【0058】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0059】
例えば、上述した実施形態では、レジュームコンテンツテーブル220にコンテンツに関するレコードを登録し、それによってコンテンツを特定したが、コンテンツの一部を複製したレジュームコンテンツを実際に生成し、そのレジュームコンテンツを特定するようにすることもできる。
【0060】
また、コンテンツテーブル200のレコード数がコンテンツの数に対応しているのに対し、レジュームコンテンツテーブル220のレコード数は、クライアント装置110のコンテンツ取得要求に応じて無数に追加される。そして、その再生が再度行われなかった場合、レジュームコンテンツテーブル220に残留してしまうこととなる。そこで、レジュームコンテンツに再生可能期限を設け、所定の日時経過後に、対応するレコードが自動的に削除されるとしてもよい。
【0061】
なお、本明細書のコンテンツ取得方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明は、通信網を通じてコンテンツを取得し、ストリーミング再生を行うコンテンツ取得システム、クライアント装置、サーバ装置およびコンテンツ取得方法に利用することができる。
【符号の説明】
【0063】
100 …コンテンツ提供システム
102 …通信網
110 …クライアント装置
120 …サーバ装置
148 …コンテンツバッファ
150 …デコード部
160 …コンテンツ取得制御部
162 …コンテンツ再生制御部
164 …再生位置特定部
166 …再生位置送信制御部
176 …コンテンツ保持部
180 …コンテンツ提供部
182 …コンテンツ登録部
200 …コンテンツテーブル
220 …レジュームコンテンツテーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント装置とサーバ装置とが通信網を通じて通信接続され、前記クライアント装置が前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得システムであって、
前記クライアント装置は、
前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得制御部と、
取得した前記コンテンツを順次再生するコンテンツ再生制御部と、
前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定する再生位置特定部と、
特定された前記再生位置を示す再生位置情報を前記サーバ装置に送信する再生位置送信制御部と、
を備え、
前記サーバ装置は、
1または複数のコンテンツを保持するコンテンツ保持部と、
前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、前記コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供するコンテンツ提供部と、
前記クライアント装置から前記再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録するコンテンツ登録部と、
を備え、
前記コンテンツ提供部は、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするコンテンツ取得システム。
【請求項2】
通信網を通じてサーバ装置と通信接続し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するクライアント装置であって、
前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得制御部と、
取得した前記コンテンツを順次再生するコンテンツ再生制御部と、
前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定する再生位置特定部と、
特定された前記再生位置を示す再生位置情報を前記サーバ装置に送信する再生位置送信制御部と、
を備え、
前記サーバ装置では、前記再生位置情報が、前記停止入力によって停止したコンテンツに関連付けられ、前記コンテンツ取得制御部は、前記停止入力によって停止したコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から取得できることを特徴とするクライアント装置。
【請求項3】
通信網を通じてクライアント装置と通信接続し、前記クライアント装置にコンテンツを提供するサーバ装置であって、
1または複数のコンテンツを保持するコンテンツ保持部と、
前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、前記コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供するコンテンツ提供部と、
前記クライアント装置から、提供した前記コンテンツの再生位置を示す再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録するコンテンツ登録部と、
を備え、
前記コンテンツ提供部は、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするサーバ装置。
【請求項4】
クライアント装置とサーバ装置とが通信網を通じて通信接続され、前記クライアント装置が前記サーバ装置からコンテンツを取得するコンテンツ取得方法であって、
前記クライアント装置は、
前記サーバ装置にコンテンツの取得を要求し、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置からコンテンツの取得要求を受けると、コンテンツ保持部に保持された1または複数のコンテンツのうちいずれか1のコンテンツを前記クライアント装置に提供し、
前記クライアント装置は、
前記サーバ装置からコンテンツを取得し、
取得した前記コンテンツを順次再生し、
前記コンテンツの再生を停止する停止入力を検知すると、その停止入力を検知した時点の、前記コンテンツの再生位置を特定し、
特定した前記再生位置を示す再生位置情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置から前記再生位置情報を受信すると、前記再生位置情報を前記コンテンツに関連付けて登録し、
セッションを異にして、任意のクライアント装置から、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを対象とするコンテンツの取得要求を受けると、前記再生位置情報が関連付けられたコンテンツを、前記再生位置情報が示す再生位置から、前記任意のクライアント装置に提供することを特徴とするコンテンツ取得方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−204847(P2012−204847A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−64382(P2011−64382)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】