説明

コンテンツ受信再生装置、コンテンツ受信再生方法、およびプログラム

【課題】同一の部分コンテンツを複数回ダウンロードするのを防止して、コンテンツのダウンロードおよび再生を高効率化できるコンテンツ受信再生装置、コンテンツ受信再生方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】コンテンツ受信再生装置1は、新規プレイリストを取得するプレイリスト取得部11と、プレイリスト取得部11により取得されたプレイリストを記憶するプレイリスト記憶部12と、プレイリスト重複検出部13と、を備える。プレイリスト重複検出部13は、新規プレイリストと、プレイリスト記憶部12に記憶されているプレイリストのうち新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分割配信されるデジタルコンテンツをプレイリストに基づいて再生するコンテンツ受信再生装置、コンテンツ受信再生方法、およびプログラムに関し、特に、同一コンテンツに対して複数のプレイリストが存在する場合に、効率よくコンテンツの受信が可能となるコンテンツ受信再生装置、コンテンツ受信再生方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、オーケストラ演奏といった長尺の音楽コンテンツや、映画といった長尺の映像コンテンツをダウンロード配信・伝送する際、コンテンツのダウンロードを開始してからダウンロードが完了するまでの時間が長くなってしまう。そして、ダウンロードを開始してからダウンロードが完了するまでの時間が長くなるに従って、ダウンロード途中にエラーが発生してダウンロードのやり直しが発生してしまう可能性が高くなってしまう。また、電話網を経由したダウンロードでは、一度にダウンロードできるファイル1個あたりの最大ファイルサイズが制限されており、長尺のコンテンツをダウンロードできない場合がある。
【0003】
そこで、コンテンツを分割してからダウンロードする方法(例えば、特許文献1参照)や、ハイライトシーンといった視聴者が特に視聴したい箇所を自動的に抽出することによってコンテンツのデータ長を削減する方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。特許文献1や特許文献2に記載の方法によれば、ダウンロードする1つ1つのコンテンツのサイズを小さくすることができるので、上述のようなダウンロードに関する問題を解決できる。また、特許文献2に記載の方法によれば、視聴者が視聴したい箇所からすぐに視聴できるようにすることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−067280号公報
【特許文献2】特開2007−104284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、コンテンツ分割の方法としては、単位データ長ごとに分割する方法や、特許文献2に記載の方法のように特定の特徴を有するシーンを抽出することで分割する方法や、視聴者の嗜好やコンテンツ制作者側の意図などに応じて分割する方法などが考えられる。視聴者の嗜好やコンテンツ制作者側の意図などに応じて分割する方法としては、例えば、ダイジェスト版をダウンロードさせて視聴させ、全体を視聴したいと思った視聴者には全体版をダウンロードさせる、といった利用方法が考えられる。また、課金コンテンツの場合には、ダイジェスト版が購入された後に、追加料金が支払われると全体版をダウンロード可能とする、といった利用方法も考えられる。
【0006】
上述のような分割されたコンテンツである部分コンテンツは、プレイリストに基づいてダウンロードおよび再生が行われる。このプレイリストには、ダウンロードや再生を行う部分コンテンツについて、名前や、記憶されている場所や、複数の部分コンテンツを連続して再生する場合には再生する順番などが記述されている。
【0007】
ここで、同一の部分コンテンツについて、複数のプレイリストにダウンロードすることが記述されている場合がある。ところが、上述のような従来例に係る方法では、このような場合が考慮されていないため、プレイリストごとに、記述されている全ての部分コンテンツを個別にダウンロードすることとなる。このため、同一の部分コンテンツを複数回ダウンロードすることとなるため、ダウンロード時間、通信トラフィック、および通信料金の増大を招いていた。
【0008】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、同一の部分コンテンツを複数回ダウンロードするのを防止して、コンテンツのダウンロードおよび再生を高効率化できるコンテンツ受信再生装置、コンテンツ受信再生方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、オリジナルコンテンツ(例えば、図2のオリジナルコンテンツP0に相当)を複数に分割したものを部分コンテンツ(例えば、図2の部分コンテンツQ1〜Q8に相当)とし、1または複数の部分コンテンツをプレイリスト(例えば、図2の全体プレイリストR0、部分プレイリストR1、R2に相当)に基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生装置であって、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとするプレイリスト取得手段(例えば、図1のプレイリスト取得部11に相当)と、前記プレイリスト取得手段により取得されたプレイリストを記憶するプレイリスト記憶手段(例えば、図1のプレイリスト記憶部12に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得するコンテンツ受信手段(例えば、図1のコンテンツ受信部14に相当)と、前記コンテンツ受信手段により取得された部分コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段(例えば、図1のコンテンツ記憶部15に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている1または複数の部分コンテンツを連続再生するコンテンツ再生手段(例えば、図1のコンテンツ再生部16に相当)と、前記新規プレイリストと、前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出するプレイリスト重複検出手段(例えば、図1のプレイリスト重複検出部13に相当)と、を備え、前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0010】
この発明によれば、コンテンツ受信再生装置に、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとするプレイリスト取得手段と、プレイリスト取得手段により取得されたプレイリストを記憶するプレイリスト記憶手段と、新規プレイリストに基づいて部分コンテンツを取得するコンテンツ受信手段と、コンテンツ受信手段により取得された部分コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、新規プレイリストに基づいてコンテンツ記憶手段に記憶されている1または複数の部分コンテンツを連続再生するコンテンツ再生手段と、新規プレイリストとプレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち新規プレイリストを除くものとの双方に記述されている部分コンテンツを検出するプレイリスト重複検出手段と、を設けた。そして、コンテンツ受信手段により、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツを除くものを取得することとした。
【0011】
このため、コンテンツ受信再生装置は、プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち新規プレイリストを除くものに記述されている部分コンテンツについては、コンテンツ受信手段により取得しない。したがって、コンテンツ受信手段により既に取得されてコンテンツ記憶手段に記憶されている部分コンテンツを、複数回取得するのを防止できるので、コンテンツの取得および再生を高効率化できる。
【0012】
(2)本発明は、(1)のコンテンツ受信再生装置について、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものを記述した未完了プレイリスト(例えば、図7のステップS37において生成される未完了プレイリストに相当)を生成するプレイリスト更新手段(例えば、図5のプレイリスト更新部17に相当)を備え、前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツを除くものを取得するとともに、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツと、前記未完了プレイリストに記述されている部分コンテンツと、を除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0013】
この発明によれば、コンテンツ受信再生装置に、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうちコンテンツ記憶手段に記憶されているものを記述した未完了プレイリストを生成するプレイリスト更新手段を設けた。そして、コンテンツ受信手段により、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツと、未完了プレイリストに記述されている部分コンテンツと、を除くものを取得することとした。
【0014】
このため、コンテンツ受信再生装置は、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうちコンテンツ記憶手段に記憶されているものについては、コンテンツ受信手段により取得しない。したがって、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【0015】
(3)本発明は、(2)のコンテンツ受信再生装置について、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている部分コンテンツのうち前記未完了プレイリストに記述されているものを結合して結合コンテンツ(例えば、図10のステップS60において生成される結合コンテンツに相当)を生成し、前記コンテンツ記憶手段に記録させるコンテンツ結合手段(例えば、図8のコンテンツ結合部18に相当)を備え、前記コンテンツ再生手段は、前記新規プレイリストに基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている1または複数の部分コンテンツを連続再生するとともに、前記結合コンテンツを再生することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0016】
この発明によれば、コンテンツ受信再生手段に、コンテンツ記憶手段に記憶されている部分コンテンツのうち未完了プレイリストに記述されているものを結合して結合コンテンツを生成しコンテンツ記憶手段に記録させるコンテンツ結合手段を設けた。そして、コンテンツ再生手段により、結合コンテンツを再生することとした。
【0017】
このため、コンテンツ受信再生装置は、結合コンテンツを再生することで、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうちコンテンツ記憶手段に記憶されているものを連続再生することができる。
【0018】
(4)本発明は、(1)〜(3)のいずれかのコンテンツ受信再生装置について、前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとすると、前記プレイリスト重複検出手段は、前記新規プレイリストと、前記特定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツが前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0019】
この発明によれば、プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとすると、プレイリスト重複検出手段により、新規プレイリストと、特定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツがコンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することとした。
【0020】
このため、コンテンツ受信再生装置は、プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち、新規プレイリストを除くものであって、かつ、記述されている全ての部分コンテンツがコンテンツ記憶手段に記憶されているものについては、記述されている部分コンテンツをコンテンツ受信手段により取得しない。したがって、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【0021】
(5)本発明は、(1)〜(3)のいずれかのコンテンツ受信再生装置について、前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとし、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツを含んで構成されるオリジナルコンテンツを特定オリジナルコンテンツとし、前記特定プレイリストのうち前記オリジナルコンテンツから派生したものを所定プレイリストとすると、前記プレイリスト重複検出手段は、前記新規プレイリストと、前記所定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツが前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0022】
この発明によれば、プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとし、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツを含んで構成されるオリジナルコンテンツを特定オリジナルコンテンツとし、特定プレイリストのうちオリジナルコンテンツから派生したものを所定プレイリストとすると、プレイリスト重複検出手段により、新規プレイリストと、所定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツがコンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することとした。
【0023】
このため、コンテンツ受信再生装置は、プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち、新規プレイリストを除くものであって、かつ、新規プレイリストのオリジナルコンテンツと同一のオリジナルコンテンツから派生したものについては、記述されている部分コンテンツをコンテンツ受信手段により取得しない。したがって、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうちコンテンツ記憶手段に記憶されているものを、より効率的に検出できる。
【0024】
(6)本発明は、(2)または(3)のコンテンツ受信再生装置について、前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、当該新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始されてから中断されるまでの期間に前記コンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0025】
この発明によれば、コンテンツ受信手段により、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始されてから中断されるまでの期間にコンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することとした。
【0026】
このため、コンテンツ受信再生装置は、視聴者により中断操作が行われた場合や、コンテンツ受信再生装置が携帯電話などの無線端末装置であれば電波圏外への移動が発生した場合などにより、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、新規プレイリストに基づく取得および記憶の完了した部分コンテンツの一覧を出力できる。
【0027】
(7)本発明は、(2)または(3)のコンテンツ受信再生装置について、前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの前記コンテンツ記憶手段への記憶が完了するたびに、当該新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始された後に前記コンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0028】
この発明によれば、コンテンツ受信手段により、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのコンテンツ記憶手段への記憶が完了するたびに、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始された後にコンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することとした。
【0029】
このため、コンテンツ受信再生装置は、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのコンテンツ記憶手段への記憶が完了するたびに、新規プレイリストに基づく取得および記憶の完了した部分コンテンツの一覧を出力できる。
【0030】
(8)本発明は、(6)または(7)のコンテンツ受信再生装置について、前記プレイリスト更新手段は、前記新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、前記コンテンツ受信手段により出力された部分コンテンツの一覧に基づいて前記未完了プレイリストを生成することを特徴とするコンテンツ受信再生装置を提案している。
【0031】
この発明によれば、プレイリスト更新手段により、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、コンテンツ受信手段により出力された部分コンテンツの一覧に基づいて未完了プレイリストを生成することとした。
【0032】
このため、コンテンツ受信再生装置は、新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、新規プレイリストに基づく取得および記憶の完了した部分コンテンツの一覧に基づいて、未完了プレイリストを生成できる。
【0033】
(9)本発明は、オリジナルコンテンツ(例えば、図2のオリジナルコンテンツP0に相当)を複数に分割したものを部分コンテンツ(例えば、図2の部分コンテンツQ1〜Q8に相当)とし、1または複数の部分コンテンツ(例えば、図2の全体プレイリストR0、部分プレイリストR1、R2に相当)をプレイリストに基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生方法であって、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとする第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記第1のステップにおいて取得したプレイリストを記憶する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得する第3のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記第3のステップにおいて取得した部分コンテンツを記憶する第4のステップ(例えば、図3のステップS7に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、前記第4のステップにおいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生する第5のステップと、前記新規プレイリストと、前記第2のステップにおいて記憶したプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出する第6のステップ(例えば、図3のステップS3に相当)と、を備え、前記第3のステップでは、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記第6のステップにおいて検出した部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生方法を提案している。
【0034】
この発明によれば、コンテンツ受信再生方法により、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとし、取得したプレイリストを記憶し、新規プレイリストに基づいて部分コンテンツを取得し、取得した部分コンテンツを記憶し、新規プレイリストに基づいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生し、新規プレイリストと記憶したプレイリストのうち新規プレイリストを除くものとの双方に記述されている部分コンテンツを検出することとした。また、新規プレイリストに基づいて取得する部分コンテンツを、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、検出した部分コンテンツを除くものとした。
【0035】
このため、記憶したプレイリストのうち新規プレイリストを除くものに記述されている部分コンテンツについては、取得しない。したがって、既に取得して記憶している部分コンテンツを、複数回取得するのを防止できるので、コンテンツの取得および再生を高効率化できる。
【0036】
(10)本発明は、オリジナルコンテンツ(例えば、図2のオリジナルコンテンツP0に相当)を複数に分割したものを部分コンテンツ(例えば、図2の部分コンテンツQ1〜Q8に相当)とし、1または複数の部分コンテンツ(例えば、図2の全体プレイリストR0、部分プレイリストR1、R2に相当)をプレイリストに基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとする第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記第1のステップにおいて取得したプレイリストを記憶する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得する第3のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記第3のステップにおいて取得した部分コンテンツを記憶する第4のステップ(例えば、図3のステップS7に相当)と、前記新規プレイリストに基づいて、前記第4のステップにおいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生する第5のステップと、前記新規プレイリストと、前記第2のステップにおいて記憶したプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出する第6のステップ(例えば、図3のステップS3に相当)と、をコンピュータに実行させ、前記第3のステップでは、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記第6のステップにおいて検出した部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするプログラムを提案している。
【0037】
この発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとし、取得したプレイリストを記憶し、新規プレイリストに基づいて部分コンテンツを取得し、取得した部分コンテンツを記憶し、新規プレイリストに基づいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生し、新規プレイリストと記憶したプレイリストのうち新規プレイリストを除くものとの双方に記述されている部分コンテンツを検出することとした。また、新規プレイリストに基づいて取得する部分コンテンツを、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、検出した部分コンテンツを除くものとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、同一の部分コンテンツを複数回取得するのを防止して、コンテンツの取得および再生を高効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコンテンツ受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記コンテンツ受信再生装置が備えるプレイリスト重複検出部の処理を説明するための図である。
【図3】前記コンテンツ受信再生装置のメイン処理のフローチャートである。
【図4】前記コンテンツ受信再生装置のプレイリスト重複検出処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】前記コンテンツ受信再生装置のメイン処理のフローチャートである。
【図7】前記コンテンツ受信再生装置のメイン処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態に係るコンテンツ受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図9】前記コンテンツ受信再生装置のメイン処理のフローチャートである。
【図10】前記コンテンツ受信再生装置のメイン処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0041】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1の構成を示すブロック図である。コンテンツ受信再生装置1は、新規プレイリストをコンテンツ配信装置(図示省略)から取得し、この新規プレイリストに基づいて、コンテンツ配信装置に記憶されている部分コンテンツを取得および再生する。なお、本実施形態では、全ての部分コンテンツは、映像データであれば同一の符号化方式、同一の画面サイズといったように、同一の諸元で生成されているものとする。また、プレイリストは、部分コンテンツのファイル名を再生順に改行区切りで記述したテキストファイルであり、コンテンツ配信装置から取得された際には、部分コンテンツが記憶されている場所を示すURLも記述されているものとする。
【0042】
このコンテンツ受信再生装置1は、プレイリスト取得部11、プレイリスト記憶部12、プレイリスト重複検出部13、コンテンツ受信部14、コンテンツ記憶部15、およびコンテンツ再生部16を備える。
【0043】
プレイリスト取得部11は、視聴者の指示に従って、コンテンツ配信装置に記憶されている複数のプレイリストの中から1つをダウンロードによって取得し、新規プレイリストとする。なお、取得しようとしているコンテンツが課金コンテンツの場合は、コンテンツ配信装置において課金処理が完了した後に、プレイリストのダウンロードが可能となるようにする。
【0044】
プレイリスト記憶部12は、プレイリスト取得部11により取得されたプレイリストを記憶する。
【0045】
プレイリスト重複検出部13は、プレイリスト記憶部12に記憶されている取得済みプレイリストの中から、新規プレイリストと同一のオリジナルコンテンツから派生したプレイリストを検索し、重複している部分コンテンツを検出し、重複していない部分コンテンツ名を出力する。ここで、取得済みプレイリストとは、記述されている全ての部分コンテンツがコンテンツ記憶部15に記憶されているプレイリスト、すなわち記述されている全ての部分コンテンツの取得が完了しているプレイリストのことである。これによれば、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、取得済みの部分コンテンツを除くものの名前が出力されることとなる。
【0046】
このプレイリスト重複検出部13の処理について、図2を用いて以下に説明する。図2において、オリジナルコンテンツP0、第1のハイライトコンテンツP1、第2のハイライトコンテンツP2、第3のハイライトコンテンツP3、全体プレイリストR0、および部分プレイリストR1、R2は、コンテンツ配信装置に記憶されている。
【0047】
オリジナルコンテンツP0は、部分コンテンツQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6、Q7、Q8で構成される。そして、全体プレイリストR0には、部分コンテンツQ1〜Q8のそれぞれのファイル名が再生順に改行区切りで記述されるとともに、部分コンテンツQ1〜Q8のそれぞれが記憶されている場所を示すURLが記述されている。
【0048】
第1のハイライトコンテンツP1は、部分コンテンツQ2、Q3で構成され、第2のハイライトコンテンツP2は、部分コンテンツQ5〜Q7で構成される。そして、部分プレイリストR1には、部分コンテンツQ2、Q3、Q5〜Q7のそれぞれのファイル名が再生順に改行区切りで記述されるとともに、部分コンテンツQ2、Q3、Q5〜Q7のそれぞれが記憶されている場所を示すURLが記述されている。
【0049】
第3のハイライトコンテンツP3は、部分コンテンツQ3〜Q5で構成される。そして、部分プレイリストR2には、部分コンテンツQ3〜Q5のそれぞれのファイル名が再生順に改行区切りで記述されるとともに、部分コンテンツQ3〜Q5のそれぞれが記憶されている場所を示すURLが記述されている。
【0050】
すなわち、第1のハイライトコンテンツP1および第2のハイライトコンテンツP2を組み合わせたものと、第3のハイライトコンテンツP3とは、オリジナルコンテンツP0を構成する部分コンテンツにより構成されている。このため、第1のハイライトコンテンツP1および第2のハイライトコンテンツP2を組み合わせたもののプレイリストである部分プレイリストR1と、第3のハイライトコンテンツP3のプレイリストである部分プレイリストR2とは、同一のオリジナルコンテンツから派生したプレイリストである。
【0051】
ここで、例えば、部分プレイリストR1が上述の取得済みプレイリストであるものとする。すると、部分コンテンツQ2、Q3、Q5〜Q7は、取得済みであり、コンテンツ記憶部15に記憶されている状態となる。
【0052】
まず、上述の状態において、部分プレイリストR2が新規プレイリストとなった場合について検討する。この場合、部分プレイリストR2に記述されている部分コンテンツQ3〜Q5のうち、部分コンテンツQ3、Q5は、コンテンツ記憶部15に既に記憶されている。このため、プレイリスト重複検出部13は、重複していない部分コンテンツ名として、部分コンテンツQ4の名前を出力する。
【0053】
次に、部分コンテンツQ2〜Q7がコンテンツ記憶部15に記憶されている状態において、全体プレイリストR0が新規プレイリストとなった場合について検討する。この場合、全体プレイリストR0に記述されている部分コンテンツQ1〜Q8のうち、部分コンテンツQ2〜Q7は、コンテンツ記憶部15に既に記憶されている。このため、プレイリスト重複検出部13は、重複していない部分コンテンツ名として、部分コンテンツQ1、Q8のそれぞれ名前を出力する。
【0054】
なお、オリジナルコンテンツを一意に識別する方法としては、プレイリストのファイル名の中に十分に長いコンテンツ識別子を埋め込む方法や、メタデータとしてのコンテンツ識別子をプレイリスト内に記述する方法などがある。コンテンツ識別子としては、十分に長いコンテンツ名や、UUID(Universally Unique Identifier;16バイトの16進数)などを用いることができる。
【0055】
図1に戻って、コンテンツ受信部14は、プレイリスト記憶部12に記憶された新規プレイリストに基づいて、この新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうちプレイリスト重複検出部13により名前の出力されたものを、コンテンツ配信装置からダウンロードによって取得する。
【0056】
コンテンツ記憶部15は、コンテンツ受信部14により取得された部分コンテンツを記憶する。なお、新規プレイリストに記述されている全ての部分コンテンツがコンテンツ記憶部15に記憶された状態になると、上述のコンテンツ受信部14は、新規プレイリストについて、これら部分コンテンツのそれぞれが記憶されているコンテンツ配信装置内の場所の記述を、これら部分コンテンツのそれぞれが記憶されているコンテンツ記憶部15内の場所の記述に、更新する。
【0057】
コンテンツ再生部16は、プレイリスト記憶部12に記憶された新規プレイリストに基づいて、コンテンツ記憶部15に記憶されている部分コンテンツを再生する。なお、新規プレイリストは、上述のようにコンテンツ受信部14により記述を更新されるので、コンテンツ再生部16は、新規プレイリストの記述により、コンテンツ記憶部15に記憶されている部分コンテンツのうち新規プレイリストに記述されているものを順次読み出して、連続再生することができる。
【0058】
以上のコンテンツ受信再生装置1における処理について、図3および図4を用いて以下に説明する。
【0059】
図3は、コンテンツを取得するためのメイン処理のフローチャートである。ステップS1において、プレイリスト取得部11により、視聴者の指示に従って、コンテンツ配信装置に記憶されている複数のプレイリストの中から1つを新規プレイリストとして取得し、ステップS2に移る。この処理では、コンテンツ受信再生装置1に設けられている操作部(図示省略)が視聴者により操作され、再生するコンテンツが選択されると、このコンテンツに対するプレイリストを新規プレイリストとしてコンテンツ配信装置から取得する。
【0060】
ステップS2において、プレイリスト取得部11により、ステップS1において取得した新規プレイリストをプレイリスト記憶部12に記憶させ、ステップS3に移る。
【0061】
ステップS3において、プレイリスト重複検出部13により、図4を用いて後述するプレイリスト重複検出処理を行い、ステップS4に移る。
【0062】
ステップS4において、プレイリスト重複検出部13により、ステップS3のプレイリスト重複検出処理が完了したか否かを判別する。この処理では、ステップS1においてプレイリストを取得したコンテンツのオリジナルコンテンツを第1オリジナルコンテンツとすると、プレイリスト重複検出部13により、第1オリジナルコンテンツ(例えば、図2のオリジナルコンテンツP0)から派生する取得済みプレイリスト(例えば、図2の全体プレイリストR0および部分プレイリストR1、R2のうち、記述されている全ての部分コンテンツの取得が完了しているもの)の全てに対して、新規プレイリストとのプレイリスト重複検出処理を行ったか否かを判別する。そして、行ったと判別した場合には、ステップS3のプレイリスト重複検出処理が完了したと判別し、ステップS5に移る。一方、行っていないと判別した場合には、ステップS3のプレイリスト重複検出処理が完了していないと判別し、ステップS3に移る。
【0063】
ステップS5において、プレイリスト重複検出部13により、非重複の部分コンテンツの名前を一覧出力し、ステップS6に移る。この処理によれば、プレイリスト重複検出処理により出力した部分コンテンツ名に基づいて、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、取得済みの部分コンテンツを除くものの名前が一覧出力される。
【0064】
ステップS6において、コンテンツ受信部14により、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、ステップS5において名前を出力したものを、コンテンツ配信装置からダウンロードによって取得し、ステップS7に移る。この処理によれば、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち未取得のものが取得される。
【0065】
ステップS7において、コンテンツ受信部14により、ステップS6において取得した部分コンテンツをコンテンツ記憶部15に記憶させ、ステップS8に移る。
【0066】
ステップS8において、コンテンツ受信部14により、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、ステップS5において名前を出力したものの全てを取得したか否かを判別することで、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち未取得のものの全てを取得したか否かを判別する。そして、全てを取得したと判別した場合には、ステップS9に移り、全てを取得してはいないと判別した場合には、ステップS6に移る。
【0067】
ステップS9において、コンテンツ受信部14により、新規プレイリストの記述を更新し、コンテンツを取得するためのメイン処理を終了する。この処理によれば、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの記憶場所が、コンテンツ配信装置内からコンテンツ記憶部15内に更新される。この更新された新規プレイリストに基づいて、コンテンツ再生部16は、コンテンツ記憶部15から部分コンテンツを順次読み出して、連続再生する。
【0068】
図4は、プレイリスト重複検出処理のフローチャートである。ステップS11において、ステップS1において取得した新規プレイリストに記述されている全ての部分コンテンツのうちの1つの名前を取得し、ステップS12に移る。
【0069】
ステップS12において、ステップS1においてプレイリストを取得したコンテンツのオリジナルコンテンツを第1オリジナルコンテンツとすると、第1オリジナルコンテンツから派生する全ての取得済みプレイリストのうちの1つから、取得済みの部分コンテンツの名前を取得し、ステップS13に移る。
【0070】
ステップS13において、ステップS11において取得した名前が、ステップS12において取得した名前と一致するか否かを判別する。そして、一致すると判別した場合には、ステップS11に移り、一致しないと判別した場合には、ステップS14に移る。
【0071】
ステップS14において、第1オリジナルコンテンツから派生する全ての取得済みプレイリストについて、ステップS12において取得済みの部分コンテンツの名前を取得したか否かを判別する。そして、取得したと判別した場合には、ステップS15に移り、取得していないと判別した場合には、ステップS12に移る。
【0072】
ステップS15において、ステップS13において一致しないと判別した部分コンテンツの名前を出力し、ステップS16に移る。この処理によれば、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち取得済みの部分コンテンツを除くものの名前、すなわち新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち未取得の部分コンテンツの名前が出力される。
【0073】
ステップS16において、ステップS1において取得した新規プレイリストに記述されている全ての部分コンテンツについて、ステップS11において名前を取得したか否かを判別する。そして、取得したと判別した場合には、プレイリスト重複検出処理を終了し、取得していないと判別した場合には、ステップS11に移る。
【0074】
以上のコンテンツ受信再生装置1によれば、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツを取得する際に、取得済みの部分コンテンツは取得しないので、同じ部分コンテンツを複数回取得するのを防止でき、コンテンツの取得および再生を高効率化できる。
【0075】
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1Aの構成を示すブロック図である。コンテンツ受信再生装置1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1とは、プレイリスト取得部による処理と、コンテンツ受信部による処理と、プレイリスト更新部17を備える点と、コンテンツ再生部による処理と、が異なる。なお、コンテンツ受信再生装置1Aにおいて、コンテンツ受信再生装置1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0076】
コンテンツ受信部14Aは、部分コンテンツをコンテンツ配信装置から取得することに加えて、コンテンツ受信部14Aによる部分コンテンツの取得中に、取得が中断されると、取得の完了した部分コンテンツの名前を一覧出力する。なお、コンテンツ受信部14Aによる部分コンテンツの取得が中断される場合としては、例えば、視聴者により中断操作が行われた場合や、コンテンツ受信再生装置1が携帯電話などの無線端末装置であれば電波圏外への移動が発生した場合がある。
【0077】
プレイリスト更新部17は、コンテンツ受信部14Aによる部分コンテンツの取得中に、取得が中断されると、コンテンツ受信部14Aにより出力された名前に基づいて、未完了プレイリストを生成する。この未完了プレイリストには、取得の完了した部分コンテンツが再生順に改行区切りで記述されるとともに、取得の完了した部分コンテンツのそれぞれが記憶されているコンテンツ記憶部15内の場所が記述される。
【0078】
コンテンツ再生部16Aは、部分コンテンツの再生を、プレイリスト記憶部12に記憶された新規プレイリストだけでなく、プレイリスト更新部17により生成された未完了プレイリストに基づいて、行う。このため、視聴者は、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの全ての取得が完了する前であっても、未完了プレイリストに基づいて、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち取得の完了しているものを連続再生させて視聴することができる。
【0079】
プレイリスト取得部11Aは、新規プレイリストをコンテンツ配信装置から取得する事に加えて、新規プレイリストを得するのか、プレイリスト更新部17により生成された未完了プレイリストを取得するのかを、視聴者による操作部の操作に基づいて判別する。このため、視聴者は、コンテンツ受信部14Aによる部分コンテンツの取得が中断された場合、新規プレイリストを取得することで、新たなコンテンツの取得を開始したり、未完了プレイリストを取得することで、中断された部分コンテンツの取得を再開したりすることができる。
【0080】
以上のコンテンツ受信再生装置1Aにおける処理について、図6および図7を用いて以下に説明する。
【0081】
図6および図7は、コンテンツを取得するためのメイン処理のフローチャートである。ステップS21において、プレイリスト取得部11Aにより、コンテンツ配信装置に記憶されている新規プレイリストを取得するか否かを判別する。具体的には、視聴者による操作に基づいて、新規プレイリストを取得する操作が行われたのか、未完了プレイリストを取得する操作が行われたのかを判別する。そして、新規プレイリストを取得すると判別した場合、すなわち新規プレイリストを取得する操作が行われたと判別した場合には、ステップS22に移る。一方、新規プレイリストを取得しないと判別した場合、すなわち未完了プレイリストを取得する操作が行われたと判別した場合には、ステップS27に移る。
【0082】
ステップS22において、上述のステップS1と同様に、プレイリスト取得部11Aにより、視聴者の指示に従って、コンテンツ配信装置に記憶されている複数のプレイリストの中から1つを新規プレイリストとして取得し、ステップS23に移る。
【0083】
ステップS23において、上述のステップS2と同様に、プレイリスト取得部11Aにより、ステップS22において取得した新規プレイリストをプレイリスト記憶部12に記憶させ、ステップS24に移る。
【0084】
ステップS24において、上述のステップS3と同様に、プレイリスト重複検出部13により、図4を用いて説明したプレイリスト重複検出処理を行い、ステップS25に移る。
【0085】
ステップS25において、上述のステップS4と同様に、プレイリスト重複検出部13により、ステップS24のプレイリスト重複検出処理が完了したか否かを判別する。そして、完了したと判別した場合には、ステップS26に移り、完了していないと判別した場合には、ステップS24に移る。
【0086】
ステップS26において、コンテンツ受信部14Aにより、非重複の部分コンテンツの名前を一覧出力し、出力した名前の一覧を、非重複部分コンテンツリストとしてプレイリスト記憶部12に記憶させ、ステップS31に移る。この処理によれば、プレイリスト重複検出処理により出力した部分コンテンツ名に基づいて、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、取得済みの部分コンテンツを除くものの名前が、非重複部分コンテンツリストとしてプレイリスト記憶部12に記憶される。
【0087】
ステップS27において、プレイリスト取得部11Aにより、未完了プレイリストをプレイリスト記憶部12から読み出し、ステップS28に移る。
【0088】
ステップS28において、プレイリスト取得部11Aにより、ステップS26においてプレイリスト記憶部12に記憶した非重複部分コンテンツリストと、この非重複部分コンテンツリストを生成した際に用いていた新規プレイリストと、を読み出し、ステップS29に移る。
【0089】
ステップS29において、プレイリスト重複検出部13により、非重複部分コンテンツリストに記述されている部分コンテンツのうち、未完了プレイリストに記述されている部分コンテンツを除くものを検出し、ステップS30に移る。この処理によれば、非重複部分コンテンツリストを生成した際に用いていた新規プレイリストについて、この新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち取得していないものが検出される。
【0090】
ステップS30において、プレイリスト重複検出部13により、ステップS29において検出した部分コンテンツの名前を一覧出力し、ステップS31に移る。
【0091】
ステップS31において、コンテンツ受信部14Aにより、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、ステップS26またはステップS30において名前を出力したものを、コンテンツ配信装置からダウンロードによって取得し、ステップS32に移る。
【0092】
ステップS32において、上述のステップS7と同様に、コンテンツ受信部14Aにより、ステップS31において取得した部分コンテンツをコンテンツ記憶部15に記憶させ、ステップS33に移る。
【0093】
ステップS33において、コンテンツ受信部14Aにより、コンテンツ配信装置からの部分コンテンツの取得が中断されたか否かを判別する。そして、中断されたと判別した場合には、ステップS36に移り、中断されていないと判別した場合には、ステップS34に移る。
【0094】
ステップS34において、コンテンツ受信部14Aにより、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、ステップS26またはステップS30において名前を出力したものの全てを取得したか否かを判別することで、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち未取得のものの全てを取得したか否かを判別する。そして、全てを取得したと判別した場合には、ステップS35に移り、全てを取得してはいないと判別した場合には、ステップS31に移る。
【0095】
ステップS35において、上述のステップS9と同様に、コンテンツ受信部14Aにより、新規プレイリストの記述を更新し、コンテンツを取得するためのメイン処理を終了する。
【0096】
ステップS36において、コンテンツ受信部14Aにより、取得の完了した部分コンテンツの名前を一覧出力し、ステップS37に移る。
【0097】
ステップS37において、ステップS36において出力した名前の一覧を、未完了プレイリストとして生成し、プレイリスト記憶部12に記憶させる。この処理が完了すると、コンテンツを取得するためのメイン処理が終了する。
【0098】
以上のコンテンツ受信再生装置1Aによれば、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1が奏することのできる上述の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
【0099】
コンテンツ再生部16Aにより、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの全ての取得が完了する前であっても、未完了プレイリストに基づいて、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち取得の完了しているものを連続再生することができる。
【0100】
また、コンテンツ受信部14Aによる部分コンテンツの取得が中断された場合、新規プレイリストを取得することで、新たなコンテンツの取得を開始したり、未完了プレイリストを取得することで、中断された部分コンテンツの取得を再開したりすることができる。
【0101】
なお、以上のコンテンツ受信再生装置1Aにおいて、ステップS21において新規プレイリストを取得しないと判別して、中断された部分コンテンツの取得を再開した後に、再度部分コンテンツの取得が中断された場合に、ステップS37において、プレイリスト記憶部12に既に記憶されている未完了プレイリストを削除し、新たに未完了プレイリストを生成してプレイリスト記憶部12に記憶させてもよい。また、上述の場合に、部分コンテンツの取得が完了するたびに、プレイリスト記憶部12に記憶されている未完了プレイリストを更新してもよい。
【0102】
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1Bの構成を示すブロック図である。コンテンツ受信再生装置1Bは、図5に示した本発明の第2実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1Aとは、コンテンツ再生部による処理と、コンテンツ結合部18を備える点が異なる。なお、コンテンツ受信再生装置1Bにおいて、コンテンツ受信再生装置1Aと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0103】
コンテンツ結合部18は、プレイリスト更新部17により未完了プレイリストが生成されると、取得の完了した部分コンテンツを結合して、単一のコンテンツファイルとして再生可能なものを生成し、コンテンツ記憶部15に記憶させる。
【0104】
コンテンツ再生部16Bは、部分コンテンツだけでなく、コンテンツ結合部18により生成された結合コンテンツも再生する。
【0105】
以上のコンテンツ受信再生装置1Bにおける処理について、図9および図10を用いて以下に説明する。
【0106】
図9および図10は、コンテンツを取得するためのメイン処理のフローチャートである。図9および図10のステップS41〜S57のそれぞれにおいて、図6および図7のステップS21〜S37のそれぞれと同一の処理を行う。
【0107】
ステップS58において、コンテンツ結合部18により、ステップS41において新規プレイリストを取得すると判別したか否かに基づいて、未完了プレイリストからの再開か否かを判別する。そして、未完了プレイリストからの再開であると判別した場合、すなわちステップS41において新規プレイリストではなく未完了プレイリストを取得すると判別した場合には、ステップS59に移る。一方、未完了プレイリストからの再開ではないと判別した場合、すなわちステップS41において新規プレイリストを取得すると判別した場合には、ステップS60に移る。
【0108】
ステップS59において、コンテンツ記憶部15に既に記憶されている結合コンテンツである旧結合コンテンツを削除し、ステップS60に移る。
【0109】
ステップS60において、取得の完了した部分コンテンツを結合して結合コンテンツを生成し、コンテンツ記憶部15に記憶させ、コンテンツを取得するためのメイン処理を終了する。
【0110】
以上のコンテンツ受信再生装置1Bによれば、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ受信再生装置1Aが奏することのできる上述の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
【0111】
コンテンツ再生部16Bにより、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの全ての取得が完了する前であっても、結合コンテンツを再生することで、新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち取得の完了しているものを連続再生することができる。
【0112】
なお、本発明のコンテンツ受信再生装置1や、コンテンツ受信再生装置1A、1Bの処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶し、記録媒体に記録されたプログラムをコンテンツ受信再生装置1や、コンテンツ受信再生装置1A、1Bに読み込ませ、実行することによって、本発明を実現できる。
【0113】
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納したコンテンツ受信再生装置1や、コンテンツ受信再生装置1A、1Bから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0114】
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能をコンテンツ受信再生装置1や、コンテンツ受信再生装置1A、1Bにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0115】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
【0116】
例えば、上述の各実施形態では、全ての部分コンテンツは、映像データであれば同一の符号化方式、同一の画面サイズといったように、同一の諸元で生成されているものとしたが、これに限らず、連続再生が可能であればよい。
【0117】
また、例えば、上述の各実施形態では、プレイリストは、部分コンテンツのファイル名を再生順に改行区切りで記述したテキストファイルであるものとしたが、これに限らず、例えば、Windows(登録商標) Mediaメタファイルや、EDL(Edit Decision List)であってもよい。また、AAF(Advanced Authoring Format)や、W3C勧告SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)で記述したファイルであってもよい。
【0118】
また、例えば、ダウンロードによって取得する新規プレイリストおよび部分コンテンツは、どちらもコンテンツ配信装置に記憶されるものとしたが、これに限らず、別個に設けられた2つの装置にそれぞれ記憶されるものとしてもよい。
【符号の説明】
【0119】
1、1A、1B・・・コンテンツ受信再生装置
11、11A・・・プレイリスト取得部
12・・・プレイリスト記憶部
13・・・プレイリスト重複検出部
14、14A・・・コンテンツ受信部
15・・・コンテンツ記憶部
16、16A、16B・・・コンテンツ再生部
17・・・プレイリスト更新部
18・・・コンテンツ結合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリジナルコンテンツを複数に分割したものを部分コンテンツとし、1または複数の部分コンテンツをプレイリストに基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生装置であって、
複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとするプレイリスト取得手段と、
前記プレイリスト取得手段により取得されたプレイリストを記憶するプレイリスト記憶手段と、
前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段により取得された部分コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記新規プレイリストに基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている1または複数の部分コンテンツを連続再生するコンテンツ再生手段と、
前記新規プレイリストと、前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出するプレイリスト重複検出手段と、を備え、
前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものを記述した未完了プレイリストを生成するプレイリスト更新手段を備え、
前記コンテンツ受信手段は、
前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツを除くものを取得するとともに、
前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記プレイリスト重複検出手段により検出された部分コンテンツと、前記未完了プレイリストに記述されている部分コンテンツと、を除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項3】
請求項2に記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されている部分コンテンツのうち前記未完了プレイリストに記述されているものを結合して結合コンテンツを生成し、前記コンテンツ記憶手段に記録させるコンテンツ結合手段を備え、
前記コンテンツ再生手段は、
前記新規プレイリストに基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている1または複数の部分コンテンツを連続再生するとともに、
前記結合コンテンツを再生することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとすると、
前記プレイリスト重複検出手段は、前記新規プレイリストと、前記特定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツが前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記プレイリスト記憶手段に記憶されているプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものを特定プレイリストとし、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツを含んで構成されるオリジナルコンテンツを特定オリジナルコンテンツとし、前記特定プレイリストのうち前記オリジナルコンテンツから派生したものを所定プレイリストとすると、
前記プレイリスト重複検出手段は、前記新規プレイリストと、前記所定プレイリストのうち記述されている全ての部分コンテンツが前記コンテンツ記憶手段に記憶されているものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項6】
請求項2または3に記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、当該新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始されてから中断されるまでの期間に前記コンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項7】
請求項2または3に記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記コンテンツ受信手段は、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツの前記コンテンツ記憶手段への記憶が完了するたびに、当該新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が開始された後に前記コンテンツ記憶手段に記憶された部分コンテンツの一覧を出力することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項8】
請求項6または7に記載のコンテンツ受信再生装置において、
前記プレイリスト更新手段は、前記新規プレイリストに基づく部分コンテンツの取得が中断されると、前記コンテンツ受信手段により出力された部分コンテンツの一覧に基づいて前記未完了プレイリストを生成することを特徴とするコンテンツ受信再生装置。
【請求項9】
オリジナルコンテンツを複数に分割したものを部分コンテンツとし、1または複数の部分コンテンツをプレイリストに基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生方法であって、
複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとする第1のステップと、
前記第1のステップにおいて取得したプレイリストを記憶する第2のステップと、
前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて取得した部分コンテンツを記憶する第4のステップと、
前記新規プレイリストに基づいて、前記第4のステップにおいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生する第5のステップと、
前記新規プレイリストと、前記第2のステップにおいて記憶したプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出する第6のステップと、を備え、
前記第3のステップでは、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記第6のステップにおいて検出した部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするコンテンツ受信再生方法。
【請求項10】
オリジナルコンテンツを複数に分割したものを部分コンテンツとし、1または複数の部分コンテンツをプレイリストに基づいてネットワーク経由で取得して再生するコンテンツ受信再生方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
複数のプレイリストの中から1つを取得して新規プレイリストとする第1のステップと、
前記第1のステップにおいて取得したプレイリストを記憶する第2のステップと、
前記新規プレイリストに基づいて、部分コンテンツを取得する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて取得した部分コンテンツを記憶する第4のステップと、
前記新規プレイリストに基づいて、前記第4のステップにおいて記憶した1または複数の部分コンテンツを連続再生する第5のステップと、
前記新規プレイリストと、前記第2のステップにおいて記憶したプレイリストのうち前記新規プレイリストを除くものと、の双方に記述されている部分コンテンツを検出する第6のステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記第3のステップでは、前記新規プレイリストに記述されている部分コンテンツのうち、前記第6のステップにおいて検出した部分コンテンツを除くものを取得することを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−225003(P2010−225003A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−73082(P2009−73082)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】