説明

コンテンツ管理システム、コンテンツ管理方法、情報処理装置、及び、プログラム

【課題】データベースを用いることなく、あるコンテンツデータが表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することが可能なコンテンツ管理システムを提供すること。
【解決手段】コンテンツ管理システム200は、コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成部201と、上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成部202と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、関連するコンテンツを検索するためのコンテンツ管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
あるコンテンツデータが表すコンテンツと関連するコンテンツを検索するためのコンテンツ管理システムが知られている。例えば、コンテンツは、文字列、及び、画像を含む文書を表す。
【0003】
この種のコンテンツ管理システムの一つとして特許文献1に記載のコンテンツ管理システムは、サーバ装置と、クライアント装置と、を含む。クライアント装置は、コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータを親コンテンツデータとして取得する。
【0004】
クライアント装置は、取得した親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報に基づいてコンテンツ情報を生成する。そして、クライアント装置は、生成したコンテンツ情報と、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータを子コンテンツデータとして生成する。次いで、クライアント装置は、生成した子コンテンツデータをサーバ装置へ送信する。
【0005】
サーバ装置は、子コンテンツデータを受信し、受信した子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成する。サーバ装置は、生成したコンテンツ識別情報と、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報(即ち、親コンテンツデータに含まれていたコンテンツ識別情報)と、を対応付けたレコードをデータベースに追加する。
【0006】
更に、サーバ装置は、生成したコンテンツ識別情報をクライアント装置へ送信する。クライアント装置は、コンテンツ識別情報を受信し、生成した子コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報を、受信したコンテンツ識別情報に置換する。
【0007】
このコンテンツ管理システムによれば、サーバ装置が保持するデータベースを用いることにより、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−176710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上記コンテンツ管理システムにおいては、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索するために、データベースを用いる必要があった。
【0010】
このため、本発明の目的は、上述した課題である「データベースを用いることなく、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索できないこと」を解決することが可能なコンテンツ管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるコンテンツ管理システムは、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、
上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備える。
【0012】
また、本発明の他の形態であるコンテンツ管理方法は、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成し、
上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する方法である。
【0013】
また、本発明の他の形態である情報処理装置は、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備える。
【0014】
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、以上のように構成されることにより、データベースを用いることなく、あるコンテンツデータが表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の機能の概略を表すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の作動を示したフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ管理システムの概略構成を示した図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ管理システムの機能の概略を表すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ管理システムの作動を示したシーケンス図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るコンテンツ管理システムの機能の概略を表すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る、コンテンツ管理システム、コンテンツ管理方法、情報処理装置、及び、プログラム、の各実施形態について図1〜図6を参照しながら説明する。
【0018】
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る情報処理装置(コンテンツ管理システム)10は、パーソナル・コンピュータである。なお、情報処理装置10は、携帯電話端末、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等であってもよい。
【0019】
情報処理装置10は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))、入力装置及び出力装置を備える。
【0020】
出力装置は、ディスプレイを有する。出力装置は、CPUから出力された画像情報に基づいて、文字及び図形等からなる画像をディスプレイに表示させる。入力装置は、キーボード及びマウスを有する。情報処理装置10は、キーボード及びマウスを介して、ユーザの操作に基づく情報が入力されるように構成されている。
【0021】
情報処理装置10は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
【0022】
(機能)
図1は、上記のように構成された情報処理装置10の機能を表すブロック図である。情報処理装置10の機能は、親コンテンツデータ受付部11と、編集処理実行部12と、コンテンツ識別情報取得部(コンテンツ識別情報生成手段、コンテンツ識別情報取得手段)13と、子コンテンツデータ生成部(コンテンツデータ生成手段)14と、を含む。
【0023】
親コンテンツデータ受付部11は、親コンテンツデータとしてのコンテンツデータを受け付ける。本例では、親コンテンツデータ受付部11は、記憶装置に記憶されているコンテンツデータを読み込むことにより当該コンテンツデータを親コンテンツデータとして受け付ける。なお、親コンテンツデータ受付部11は、情報処理装置10が他の装置(例えば、サーバ装置等)からコンテンツデータを受信することにより当該コンテンツデータを親コンテンツデータとして受け付けるように構成されていてもよい。
【0024】
コンテンツデータは、コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、関連コンテンツ情報と、を含むデータである。本例では、コンテンツは、文字列、及び、画像を含む文書を表す。なお、コンテンツは、音声、及び/又は、映像を表していてもよい。
【0025】
また、関連コンテンツ情報は、コンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを特定するための情報である。本例では、関連コンテンツ情報は、コンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む。
【0026】
また、本例では、コンテンツデータは、ファイルを構成する。また、本例では、コンテンツ識別情報、及び、関連コンテンツ情報は、ファイルのプロパティ情報に含まれる。
【0027】
編集処理実行部12は、ユーザにより入力装置を介して入力された編集情報を受け付ける。編集情報は、コンテンツ情報が表すコンテンツを編集(変更、追加、及び、削除等)するための情報である。
【0028】
編集処理実行部12は、親コンテンツデータ受付部11により受け付けられた親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツを、受け付けられた編集情報に基づいて編集する。即ち、編集処理実行部12は、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報に基づいてコンテンツ情報を生成する。
【0029】
また、編集処理実行部12は、親コンテンツデータ受付部11により受け付けられた複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報に基づいてコンテンツ情報を生成する。例えば、編集処理実行部12は、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツを併合したコンテンツを表すコンテンツ情報を生成する。
【0030】
そして、編集処理実行部12は、生成されたコンテンツ情報を子コンテンツデータ生成部14へ出力する。
【0031】
コンテンツ識別情報取得部13は、編集処理実行部12により生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成することにより当該コンテンツ識別情報を取得する。本例では、コンテンツ識別情報取得部13は、コンテンツ情報をハッシュ関数に入力することにより取得される値(ハッシュ値)を、コンテンツ識別情報として用いる。
【0032】
なお、コンテンツ識別情報取得部13は、情報処理装置10が他の装置(例えば、サーバ装置等)からコンテンツ識別情報を受信することにより当該コンテンツ識別情報を取得するように構成されていてもよい。
【0033】
子コンテンツデータ生成部14は、編集処理実行部12により生成されたコンテンツ情報と、関連コンテンツ情報と、コンテンツ識別情報取得部13により取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する。ここで、関連コンテンツ情報は、親コンテンツデータ受付部11により受け付けられた親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を含む。
【0034】
また、子コンテンツデータ生成部14は、編集処理実行部12が複数の親コンテンツデータに基づいてコンテンツ情報を生成した場合、関連コンテンツ情報として、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ識別情報及び関連コンテンツ情報を用いる。
【0035】
子コンテンツデータ生成部14は、生成された子コンテンツデータをコンテンツデータとして記憶装置に記憶させる。
【0036】
更に、情報処理装置10は、ユーザにより入力装置を介して入力された、コンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を受け付ける。コンテンツデータ特定情報は、記憶装置に記憶されているコンテンツデータの1つを特定するための情報である。検索指示情報は、コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索する旨を指示する情報である。
【0037】
情報処理装置10は、コンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を受け付けると、コンテンツデータ特定情報により特定されるコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を取得する。情報処理装置10は、取得された関連コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツとして出力する。
【0038】
(作動)
次に、上記のように構成された情報処理装置10の作動について図2を参照しながら説明する。
先ず、情報処理装置10は、親コンテンツデータを受け付ける(ステップS101)。次いで、情報処理装置10は、複数の親コンテンツデータを受け付けた場合、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツを併合したコンテンツを表すコンテンツ情報を生成する。
【0039】
更に、情報処理装置10は、編集情報を受け付けた場合、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報、又は、生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを、受け付けられた編集情報に基づいて編集することによりコンテンツ情報を生成する(ステップS102)。
【0040】
そして、情報処理装置10は、生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成することにより当該コンテンツ識別情報を取得する(ステップS103)。
【0041】
次いで、情報処理装置10は、生成されたコンテンツ情報と、関連コンテンツ情報と、取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する(ステップS104)。
【0042】
ここで、関連コンテンツ情報は、コンテンツ情報を生成する基となった、すべての親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報及び関連コンテンツ情報を含む。その後、情報処理装置10は、生成された子コンテンツデータをコンテンツデータとして記憶装置に記憶させる。
【0043】
その後、ユーザがコンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を入力すると、情報処理装置10は、コンテンツデータ特定情報により特定されるコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を取得する。そして、情報処理装置10は、取得された関連コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツとして出力する。
【0044】
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置10によれば、データベースを用いることなく、各コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報及びコンテンツ識別情報を用いて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【0045】
更に、第1実施形態に係る情報処理装置10は、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が、複数の親コンテンツデータに基づいて生成された場合、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報を子コンテンツデータに含ませる。
【0046】
ところで、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報を、そのまま子コンテンツデータに含ませるとともに、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報に基づいてコンテンツデータ間の関連(例えば、親子関係)を特定するようにコンテンツ管理システムが構成されている場合を想定する。この場合において、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報に基づいてコンテンツ情報を生成したとき、当該コンテンツ情報を生成する基となった複数の親コンテンツデータを特定することができないという問題があった。
【0047】
これに対し、第1実施形態に係る情報処理装置10によれば、関連コンテンツ情報が、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ識別情報を含んでいるので、コンテンツ情報を生成する基となった複数の親コンテンツデータを確実に特定することができる。
【0048】
加えて、第1実施形態に係る情報処理装置10は、親コンテンツデータが関連コンテンツ情報を含む場合、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報を子コンテンツデータに含ませる。
【0049】
これによれば、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報を生成する基となった親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報を生成する基となったコンテンツデータを特定することができる。即ち、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツと、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと、を関連付けることができる。この結果、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツをより一層確実に検索することができる。
【0050】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ管理システムについて説明する。第2実施形態に係るコンテンツ管理システムは、上記第1実施形態に係るコンテンツ管理システムに対して、サーバ装置とクライアント装置とを備える点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
【0051】
図3に示したように、第2実施形態に係るコンテンツ管理システム100は、サーバ装置110と、クライアント装置120と、を備える。サーバ装置110及びクライアント装置120は、通信回線(本例では、IP(Internet Protocol)網を構成する通信回線)NWを介して互いに通信可能に接続されている。
【0052】
サーバ装置110は、図示しないCPU、及び、記憶装置(メモリ及びHDD)を備える情報処理装置である。サーバ装置110は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
また、クライアント装置120は、第1実施形態に係る情報処理装置10と同様の構成を有する情報処理装置である。
【0053】
(機能)
図4は、上記のように構成されたコンテンツ管理システム100の機能を表すブロック図である。
【0054】
サーバ装置110の機能は、コンテンツデータ記憶部111と、コンテンツ識別情報記憶部(コンテンツ識別情報記憶手段)112と、関連コンテンツ情報記憶部(関連コンテンツ情報記憶手段)113と、コンテンツデータ送信部114と、コンテンツ識別情報生成部(コンテンツ識別情報生成手段)115と、コンテンツデータ受信部116と、を含む。
【0055】
クライアント装置120の機能は、親コンテンツデータ受付部121と、編集処理実行部122と、コンテンツ識別情報取得部(コンテンツ識別情報取得手段)123と、子コンテンツデータ生成部(コンテンツデータ生成手段)124と、を含む。
【0056】
コンテンツデータ記憶部111は、コンテンツデータと、ファイルシステムにおける記憶領域を特定するための記憶領域特定情報(本例では、パスを含むファイル名を表す情報)と、を対応付けて記憶する。
【0057】
コンテンツ識別情報記憶部112は、記憶領域特定情報と、コンテンツ識別情報と、を対応付けて記憶する。
関連コンテンツ情報記憶部113は、コンテンツ識別情報と、関連コンテンツ情報と、を対応付けて記憶する。
【0058】
コンテンツデータ送信部114は、クライアント装置120からコンテンツデータ送信要求を受信した場合、コンテンツデータ記憶部111に記憶されているコンテンツデータをクライアント装置120へ送信する。コンテンツデータ送信要求は、コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。
【0059】
コンテンツ識別情報生成部115は、クライアント装置120からコンテンツ識別情報送信要求を受信した場合、コンテンツ識別情報記憶部112に記憶されているコンテンツ識別情報のいずれとも異なるコンテンツ識別情報を生成する。コンテンツ識別情報生成部115は、生成されたコンテンツ識別情報をクライアント装置120へ送信する。
【0060】
コンテンツデータ受信部116は、クライアント装置120からコンテンツデータを受信する。コンテンツデータ受信部116は、受信されたコンテンツデータをコンテンツデータ記憶部111に記憶領域特定情報と対応付けて記憶させる。
【0061】
更に、コンテンツデータ受信部116は、当該記憶領域特定情報と、受信されたコンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報と、を対応付けてコンテンツ識別情報記憶部112に記憶させる。加えて、コンテンツデータ受信部116は、当該コンテンツ識別情報と、受信されたコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報と、を対応付けて関連コンテンツ情報記憶部113に記憶させる。
【0062】
親コンテンツデータ受付部121は、ユーザにより入力された指示に応じて、コンテンツデータ送信要求をサーバ装置110へ送信する。親コンテンツデータ受付部121は、コンテンツデータ送信要求に応じてサーバ装置110により送信されたコンテンツデータを受信することにより当該コンテンツデータを親コンテンツデータとして受け付ける。
【0063】
編集処理実行部122は、第1実施形態に係る編集処理実行部12と同様の機能である。
コンテンツ識別情報取得部123は、編集処理実行部122によりコンテンツ情報が生成された場合、コンテンツ識別情報送信要求をサーバ装置110へ送信する。コンテンツ識別情報取得部123は、コンテンツ識別情報送信要求に応じてサーバ装置110により送信されたコンテンツ識別情報を受信することにより当該コンテンツ識別情報を取得する。
【0064】
子コンテンツデータ生成部124は、第1実施形態に係る子コンテンツデータ生成部14と同様の機能である。更に、子コンテンツデータ生成部124は、生成された子コンテンツデータをコンテンツデータとしてサーバ装置110へ送信する。
【0065】
加えて、クライアント装置120は、ユーザにより入力装置を介して入力された、コンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を受け付ける。クライアント装置120は、コンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を受け付けると、コンテンツデータ特定情報により特定されるコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を取得する。
【0066】
クライアント装置120は、取得された関連コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツとして出力する。
【0067】
(作動)
次に、上記のように構成されたコンテンツ管理システム100の作動について図5を参照しながら説明する。
先ず、クライアント装置120は、ユーザにより入力された指示に応じて、コンテンツデータ送信要求をサーバ装置110へ送信する(ステップS201)。本例では、コンテンツデータ送信要求は、コンテンツデータを特定するための情報を含む。
【0068】
サーバ装置110は、コンテンツデータ送信要求を受信すると、コンテンツデータ送信要求により特定されるコンテンツデータをクライアント装置120へ送信する(ステップS202)。クライアント装置120は、コンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを親コンテンツデータとして取得する。
【0069】
次いで、クライアント装置120は、複数の親コンテンツデータを受け付けた場合、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツを併合したコンテンツを表すコンテンツ情報を生成する。
【0070】
更に、クライアント装置120は、編集情報を受け付けた場合、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報、又は、生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを、受け付けられた編集情報に基づいて編集することによりコンテンツ情報を生成する(ステップS203)。
【0071】
そして、クライアント装置120は、コンテンツ識別情報送信要求をサーバ装置110へ送信する(ステップS204)。
【0072】
サーバ装置110は、コンテンツ識別情報送信要求を受信すると、コンテンツ識別情報記憶部112に記憶されているコンテンツ識別情報のいずれとも異なるコンテンツ識別情報を生成する(ステップS205)。サーバ装置110は、生成されたコンテンツ識別情報をクライアント装置120へ送信する(ステップS206)。
【0073】
クライアント装置120は、コンテンツ識別情報を受信する。そして、クライアント装置120は、生成されたコンテンツ情報と、関連コンテンツ情報と、受信されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する(ステップS207)。
【0074】
ここで、関連コンテンツ情報は、コンテンツ情報を生成する基となった、すべての親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報及び関連コンテンツ情報を含む。その後、クライアント装置120は、生成された子コンテンツデータをコンテンツデータとして記憶装置に記憶させる。その後、クライアント装置120は、生成された子コンテンツデータをコンテンツデータとしてサーバ装置110へ送信する(ステップS208)。
【0075】
サーバ装置110は、コンテンツデータを受信すると、受信されたコンテンツデータをコンテンツデータ記憶部111に記憶領域特定情報と対応付けて記憶させる。更に、サーバ装置110は、当該記憶領域特定情報と、受信されたコンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報と、を対応付けてコンテンツ識別情報記憶部112に記憶させる。加えて、サーバ装置110は、当該コンテンツ識別情報と、受信されたコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報と、を対応付けて関連コンテンツ情報記憶部113に記憶させる。
【0076】
その後、ユーザがコンテンツデータ特定情報、及び、検索指示情報を入力すると、クライアント装置120は、コンテンツデータ特定情報により特定されるコンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報を取得する。そして、クライアント装置120は、取得された関連コンテンツ情報に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツとして出力する。
【0077】
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ管理システム100によれば、データベースを用いることなく、各コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報及びコンテンツ識別情報を用いて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【0078】
更に、第2実施形態に係るコンテンツ管理システム100は、コンテンツ識別情報を記憶するとともに、記憶されているコンテンツ識別情報と異なるコンテンツ識別情報を生成する。
これによれば、コンテンツ毎に異なるコンテンツ識別情報を確実に生成することができる。
【0079】
加えて、第2実施形態に係るコンテンツ管理システム100は、コンテンツ識別情報と、関連コンテンツ情報と、を対応付けて記憶する。
これによれば、例えば、複数のコンテンツデータが、複数のクライアント装置に分散して記憶されている場合であっても、サーバ装置110にて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを漏れなく検索することができる。
【0080】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るコンテンツ管理システムについて図6を参照しながら説明する。
第3実施形態に係るコンテンツ管理システム200は、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成部(コンテンツ識別情報生成手段)201と、
上記生成されたコンテンツ情報と、上記親コンテンツデータに含まれる上記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、上記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成部(コンテンツデータ生成手段)202と、
を備える。
【0081】
これによれば、データベースを用いることなく、各コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報及びコンテンツ識別情報を用いて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【0082】
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0083】
なお、上記各実施形態においてコンテンツ管理システムの各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
【0084】
また、上記各実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
【0085】
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
【0086】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
【0087】
(付記1)
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備えるコンテンツ管理システム。
【0088】
これによれば、データベースを用いることなく、各コンテンツデータに含まれる関連コンテンツ情報及びコンテンツ識別情報を用いて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを検索することができる。
【0089】
(付記2)
付記1に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【0090】
ところで、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報を、そのまま子コンテンツデータに含ませるとともに、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ識別情報に基づいてコンテンツデータ間の関連(例えば、親子関係)を特定するようにコンテンツ管理システムが構成されている場合を想定する。この場合において、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ情報に基づいてコンテンツ情報を生成したとき、当該コンテンツ情報を生成する基となった複数の親コンテンツデータを特定することができないという問題があった。
【0091】
これに対し、上記構成によれば、関連コンテンツ情報が、複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれるコンテンツ識別情報を含んでいるので、コンテンツ情報を生成する基となった複数の親コンテンツデータを確実に特定することができる。
【0092】
(付記3)
付記1又は付記2に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
前記親コンテンツデータが前記関連コンテンツ情報を含む場合、前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【0093】
これによれば、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報を生成する基となった親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報を生成する基となったコンテンツデータを特定することができる。即ち、親コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツと、子コンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと、を関連付けることができる。この結果、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツをより一層確実に検索することができる。
【0094】
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載のコンテンツ管理システムであって、
互いに通信可能に構成された、クライアント装置、及び、サーバ装置を含み、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツ識別情報を記憶するコンテンツ識別情報記憶手段と、
前記コンテンツ識別情報生成手段と、を備え、
前記コンテンツ識別情報生成手段は、前記記憶されているコンテンツ識別情報と異なるコンテンツ識別情報を生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【0095】
これによれば、コンテンツ毎に異なるコンテンツ識別情報を確実に生成することができる。
【0096】
(付記5)
付記4に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツ識別情報と、当該コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツ情報を含むコンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報と、を対応付けて記憶する関連コンテンツ情報記憶手段を備えるコンテンツ管理システム。
【0097】
これによれば、例えば、複数のコンテンツデータが、複数のクライアント装置に分散して記憶されている場合であっても、サーバ装置にて、あるコンテンツデータに含まれるコンテンツ情報が表すコンテンツと関連するコンテンツを漏れなく検索することができる。
【0098】
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれか一項に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータは、ファイルを構成し、
前記コンテンツ識別情報、及び、前記関連コンテンツ情報の少なくとも1つは、前記ファイルのプロパティ情報に含まれるコンテンツ管理システム。
【0099】
これによれば、コンテンツ管理システムを容易に実現することができる。
【0100】
(付記7)
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成し、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する、コンテンツ管理方法。
【0101】
(付記8)
付記7に記載のコンテンツ管理方法であって、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成する、コンテンツ管理方法。
【0102】
(付記9)
付記7又は付記8に記載のコンテンツ管理方法であって、
前記親コンテンツデータが前記関連コンテンツ情報を含む場合、前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成する、コンテンツ管理方法。
【0103】
(付記10)
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備える情報処理装置。
【0104】
(付記11)
付記10に記載の情報処理装置であって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成された情報処理装置。
【0105】
(付記12)
付記10又は付記11に記載の情報処理装置であって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
前記親コンテンツデータが前記関連コンテンツ情報を含む場合、前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成された情報処理装置。
【0106】
(付記13)
情報処理装置に、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を実現させるためのプログラム。
【0107】
(付記14)
付記13に記載のプログラムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたプログラム。
【0108】
(付記15)
付記13又は付記14に記載のプログラムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
前記親コンテンツデータが前記関連コンテンツ情報を含む場合、前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明は、関連するコンテンツを検索するためのコンテンツ管理システム、及び、プログラムのバージョンを管理するためのバージョン管理システム等に適用可能である。
【符号の説明】
【0110】
10 情報処理装置
11 親コンテンツデータ受付部
12 編集処理実行部
13 コンテンツ識別情報取得部
14 子コンテンツデータ生成部
100 コンテンツ管理システム
110 サーバ装置
111 コンテンツデータ記憶部
112 コンテンツ識別情報記憶部
113 関連コンテンツ情報記憶部
114 コンテンツデータ送信部
115 コンテンツ識別情報生成部
116 コンテンツデータ受信部
120 クライアント装置
121 親コンテンツデータ受付部
122 編集処理実行部
123 コンテンツ識別情報取得部
124 子コンテンツデータ生成部
200 コンテンツ管理システム
201 コンテンツ識別情報生成部
202 コンテンツデータ生成部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備えるコンテンツ管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
前記親コンテンツデータが前記関連コンテンツ情報を含む場合、前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報及び当該親コンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ管理システムであって、
互いに通信可能に構成された、クライアント装置、及び、サーバ装置を含み、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツ識別情報を記憶するコンテンツ識別情報記憶手段と、
前記コンテンツ識別情報生成手段と、を備え、
前記コンテンツ識別情報生成手段は、前記記憶されているコンテンツ識別情報と異なるコンテンツ識別情報を生成するように構成されたコンテンツ管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツ識別情報と、当該コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツ情報を含むコンテンツデータに含まれる前記関連コンテンツ情報と、を対応付けて記憶する関連コンテンツ情報記憶手段を備えるコンテンツ管理システム。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツデータは、ファイルを構成し、
前記コンテンツ識別情報、及び、前記関連コンテンツ情報の少なくとも1つは、前記ファイルのプロパティ情報に含まれるコンテンツ管理システム。
【請求項7】
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を生成し、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記生成されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成する、コンテンツ管理方法。
【請求項8】
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置であって、
前記コンテンツデータ生成手段は、
複数の前記親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報と、当該複数の親コンテンツデータのそれぞれに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含む前記子コンテンツデータを生成するように構成された情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置に、
コンテンツを表すコンテンツ情報と、当該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである親コンテンツデータに含まれる当該コンテンツ情報に基づいて生成されたコンテンツ情報が表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を取得するコンテンツ識別情報取得手段と、
前記生成されたコンテンツ情報と、前記親コンテンツデータに含まれる前記コンテンツ識別情報を含む関連コンテンツ情報と、前記取得されたコンテンツ識別情報と、を含むコンテンツデータである子コンテンツデータを生成するコンテンツデータ生成手段と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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