説明

コンテンツ評価方法、コンテンツ評価装置、およびプログラム

【課題】投稿者が投稿したコンテンツに対して、適切な評価を与えること。
【解決手段】コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価装置は、コンテンツ加工者によってコンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部と、加工度取得部によって取得された前記加工度に基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出する評価度算出部とを備える。したがって、加工後のコンテンツに対して、適切な評価を与えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ評価方法、コンテンツ評価装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、投稿者から投稿されたコンテンツをデータベースに蓄積し、当該コンテンツが投稿者以外の者に利用された場合、投稿者に対してコンテンツの人気度に応じたポイントを与えるコンテンツ提供システムが記載されている。
【特許文献1】特開2001−319073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、他のユーザからの得票によってコンテンツの評価を決定する。このため、投稿者が多くの労力をかけて作成したコンテンツに対して低い評価が与えられてしまったり、投稿者が少ない労力で作成したコンテンツに対して高い評価が与えられてしまう場合がある。たとえば、一の投稿者が多くの労力をかけて作成および投稿したコンテンツを、他の投稿者が少ない労力で加工および投稿する場合がある。反対に、一の投稿者が少ない労力で作成および投稿したコンテンツを、他の投稿者が多くの労力をかけて加工および投稿する場合がある。これらの場合、一の投稿者が投稿したコンテンツおよび他の投稿者が投稿したコンテンツのそれぞれに対して、適切な評価を与えることができない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のコンテンツ評価方法は、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価方法であって、コンテンツ加工者によってコンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得段階と、加工度取得段階によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出する評価度算出段階とを備える。
【0005】
上記コンテンツ評価方法において、評価度算出段階は、加工度が高いほど、評価度をより高く算出してもよい。
【0006】
上記コンテンツ評価方法において、加工後のコンテンツに対するコンテンツ評価者からの評価度である外部評価度を取得する外部評価度取得段階をさらに備えてもよく、評価度算出段階は、コンテンツの加工度と、外部評価度とに基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出してもよい。
【0007】
上記コンテンツ評価方法において、評価度算出段階は、加工度が高いほど、加工後のコンテンツの評価度をより高く算出すると共に、外部評価度が高いほど、加工後のコンテンツの評価度をより高く算出してもよい。
【0008】
上記コンテンツ評価方法において、評価度算出段階によって算出された評価度が高いほど、コンテンツ加工者に対してより高い報酬額を算出する報酬額算出段階をさらに備えてもよい。
【0009】
上記コンテンツ評価方法において、コンテンツが複数のコンテンツ加工者によって加工された場合に、複数のコンテンツ加工者毎に評価度算出段階によって算出された、複数の評価度に基づいて、複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出する報酬額算出段階をさらに備えてもよい。
【0010】
上記コンテンツ評価方法において、加工前のコンテンツ及び加工後のコンテンツを記憶部に登録するコンテンツ登録段階をさらに備えてもよく、加工度取得段階は、記憶部に登録された加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとを比較して、差異が大きいほど加工度を高く算出してもよい。
【0011】
上記コンテンツ評価方法において、加工前のコンテンツ及び加工後のコンテンツを記憶部に登録するコンテンツ登録段階と、前記コンテンツ加工者が前記コンテンツを加工した加工履歴を記憶部に登録する加工履歴登録段階とをさらに備えてもよく、加工度取得段階は、記憶部に登録された加工履歴から、記憶部に記憶された加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとの差異を算出し、差異が大きいほど加工度を高く算出してもよい。
【0012】
本発明の第2の態様のコンテンツ評価方法は、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価方法であって、コンテンツ加工者によってコンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得段階と、加工度取得段階によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出段階とを備える。
【0013】
本発明の第3の態様のコンテンツ評価装置は、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価装置であって、コンテンツ加工者によってコンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部と、加工度取得部によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出する評価度算出部とを備える。
【0014】
本発明の第4の態様のコンテンツ評価装置は、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価装置であって、コンテンツ加工者によってコンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部と、加工度取得部によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出部とを備える。
【0015】
本発明の第5の態様のプログラムは、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価装置用のプログラムであって、コンピュータを、コンテンツ加工者によってコンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部、加工度取得部によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出する評価度算出部として機能させる。
【0016】
本発明の第6の態様のプログラムは、コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価装置用のプログラムであって、コンピュータを、コンテンツ加工者によってコンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部、加工度取得部によって取得された加工度に基づいて、加工後のコンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出部として機能させる。
【0017】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、実施形態に係るコンテンツ配信システム10の一例を示す。コンテンツ配信システム10は、携帯電話121、携帯電話122、携帯電話123、およびコンテンツ配信サーバ100を備える。
【0020】
コンテンツ配信サーバ100は、インターネット、パケット交換網などのネットワーク130に接続されている。コンテンツ配信サーバ100は、着せ替えコンテンツを配信するコンテンツ配信装置として機能する。また、コンテンツ配信サーバ100は、着せ替えコンテンツを評価するコンテンツ評価装置として機能する。着せ替えコンテンツとは、画面の構成要素であるアイコン、ボタン、背景などがパッケージ化されたコンテンツであって、たとえば、携帯電話は、着せ替えコンテンツを用いて、画面の構成要素を一斉に取り替えることにより、画面のデザインを、統一感のあるデザインに変更することができる。
【0021】
コンテンツ配信サーバ100は、着せ替えコンテンツ以外のコンテンツを配信および評価してもよい。たとえば、コンテンツ配信サーバ100は、静止画像データ、動画像データ、音声データ、テキストデータ、デコレーションメール、着メロ、着うたなどのコンテンツを配信および評価してもよい。
【0022】
コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツ素材を配信および評価してもよい。コンテンツ素材とは、背景、アイコン、ボタン、図形、文字、写真、音声などのコンテンツの構成要素であって、たとえば、コンテンツ作成者およびコンテンツ加工者は、コンテンツ素材単位でコンテンツを加工および作成することができる。
【0023】
携帯電話121、携帯電話122、および携帯電話123は、それぞれ、コンテンツを取り扱うことができる端末装置である。具体的には、これらの携帯電話は、それぞれ、コンテンツを作成、加工、投稿、購入、再生することができる。また、これらの携帯電話は、それぞれ、コンテンツに対するユーザ評価を入力することもできる。
【0024】
携帯電話121、携帯電話122、および携帯電話123は、それぞれ、ネットワーク130へ接続することができる。これにより、これらの携帯電話は、それぞれ、ネットワーク130を介して、コンテンツ配信サーバ100に対するコンテンツの送受信をすることができる。
【0025】
なお、本実施形態では、コンテンツを取り扱う端末装置の一例として、携帯電話121、携帯電話122、および携帯電話123を用いて説明するが、これらに限らず、コンテンツを取り扱うことができる、パーソナル・コンピュータ、PDA、ゲーム機などであってもよい。また、以降の説明では、コンテンツ作成者が携帯電話121を利用し、コンテンツ加工者が携帯電話122を利用し、コンテンツ購入者兼コンテンツ評価者が携帯電話123を利用する例を説明する。
【0026】
図2は、コンテンツ配信サーバ100の機能構成の一例を示す。コンテンツ配信サーバ100は、登録部200、配信部220、評価部260、記憶部280、および通信I/F290を備える。
【0027】
登録部200は、コンテンツを登録する。登録部200は、コンテンツ取得部202、コンテンツ登録部204、加工履歴取得部206、および加工履歴登録部208を有する。
【0028】
コンテンツ取得部202は、コンテンツを取得する。たとえば、コンテンツ取得部202は、携帯電話121から、通信I/F290を介して、コンテンツ作成者によって作成されたコンテンツ(すなわち、加工前のコンテンツ)を取得する。また、コンテンツ取得部202は、携帯電話122から、通信I/F290を介して、コンテンツ加工者によって加工されたコンテンツ(すなわち、加工後のコンテンツ)を取得する。
【0029】
コンテンツ登録部204は、コンテンツ取得部202によって取得されたコンテンツを記憶部280に登録する。たとえば、コンテンツ登録部204は、コンテンツ作成者によって作成されたコンテンツを記憶部280に登録する。また、コンテンツ登録部204は、コンテンツ加工者によって加工されたコンテンツを、既に記憶部280に登録されている加工前のコンテンツに対応付けて、記憶部280に登録する。
【0030】
加工履歴取得部206は、コンテンツ加工者がコンテンツを加工した加工履歴を取得する。具体的には、コンテンツ取得部202は、携帯電話122から、通信I/F290を介して、加工後のコンテンツの加工履歴を取得する。なお、コンテンツ取得部202は、携帯電話121から、通信I/F290を介して、加工前のコンテンツの加工履歴を取得してもよい。
【0031】
加工履歴登録部208は、加工履歴取得部206によって取得された加工履歴を記憶部280に登録する。たとえば、加工履歴登録部208は、加工履歴取得部206によって携帯電話122から取得された加工後のコンテンツの加工履歴を、コンテンツ取得部202によって携帯電話122から取得された加工後のコンテンツに対応付けて、記憶部280に登録する。なお、加工履歴登録部208は、加工履歴取得部206によって携帯電話121から取得された加工前のコンテンツの加工履歴を、コンテンツ取得部202によって携帯電話121から取得された加工前のコンテンツに対応付けて、記憶部280に登録してもよい。
【0032】
配信部220は、コンテンツを配信する。配信部220は、配信要求取得部222、配信コンテンツ抽出部224、および配信部226を有する。
【0033】
配信要求取得部222は、コンテンツの配信要求を取得する。たとえば、配信要求取得部222は、携帯電話123から、通信I/F290を介して、コンテンツの配信要求を取得する。たとえば、コンテンツの配信要求は、コンテンツ購入者が携帯電話123を利用して配信対象のコンテンツを購入した場合に、携帯電話123から送信される。携帯電話123は、加工後のコンテンツの配信要求を送信することができるだけでなく、加工前のコンテンツの配信要求を送信することもできる。また、加工後のコンテンツが複数のコンテンツ加工者によって加工されている場合、携帯電話123は、任意のコンテンツ加工者によって加工されたときの、すなわち、任意のバージョンのコンテンツの配信要求を送信することができる。
【0034】
配信コンテンツ抽出部224は、配信要求取得部222によって取得された配信要求に基づいて、配信が要求されたコンテンツを、記憶部280から抽出する。
【0035】
配信部226は、配信コンテンツ抽出部224によって記憶部280から抽出されたコンテンツを配信する。たとえば、配信部226は、配信要求取得部222が取得した配信要求の送信元の携帯電話である携帯電話123へ、コンテンツを配信する。
【0036】
登録部200は、コンテンツに対するコンテンツ評価者からの評価度である外部評価度をさらに登録する。登録部200は、外部評価度受信部242および外部評価度登録部244をさらに有する。
【0037】
外部評価度受信部242は、加工後のコンテンツに対するコンテンツ評価者からのユーザ評価の度合いを示す外部評価度を取得する。たとえば、コンテンツ取得部202は、携帯電話123から、通信I/F290を介して、加工後のコンテンツに対する外部評価度を取得する。たとえば、携帯電話123では、購入されたコンテンツに対する外部評価度がコンテンツ購入者によって入力される。携帯電話123は、当該携帯電話123に入力された外部評価度を、コンテンツ配信サーバ100へ送信する。なお、外部評価度受信部242は、加工前のコンテンツに対する外部評価度を取得してもよい。外部評価度は、段階的に示されるものであってもよく、数値で示されるものであってもよい。
【0038】
外部評価度登録部244は、外部評価度受信部242が取得した外部評価度を、記憶部280に登録する。具体的には、外部評価度登録部244は、外部評価度受信部242が取得した外部評価度を、評価対象のコンテンツに対応付けて、記憶部280に登録する。
【0039】
なお、外部評価度受信部242は、一のコンテンツに対して、外部評価度を複数回取得してもよい。この場合、外部評価度登録部244は、外部評価度受信部242が外部評価度を取得する毎に、外部評価度受信部242が取得した外部評価度を追加登録してもよい。また、外部評価度登録部244は、外部評価度受信部242が外部評価度を取得する毎に、既に記憶部280に登録されている外部評価度を、外部評価度受信部242が取得した外部評価度で更新してもよい。また、外部評価度登録部244は、外部評価度受信部242が外部評価度を取得する毎に、既に記憶部280に登録されている外部評価度に対して、外部評価度受信部242が取得した外部評価度を加算してもよい。
【0040】
評価部260は、コンテンツを評価する。評価部260は、コンテンツ抽出部262、加工度取得部266、外部評価度取得部268、評価度算出部270、評価度登録部272、報酬額算出部274、および報酬額登録部276を有する。
【0041】
コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録されたコンテンツを、記憶部280から抽出する。具体的には、コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録されたコンテンツのうち、評価対象のコンテンツである加工後のコンテンツを、記憶部280から抽出する。コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録されたコンテンツのうち、加工前のコンテンツを評価対象のコンテンツとして、記憶部280から抽出してもよい。
【0042】
コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録されたコンテンツのうち、評価対象のコンテンツに対応付けられている加工前のコンテンツを、記憶部280からさらに抽出する。これに代わり、コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録された加工履歴のうち、評価対象のコンテンツに対応付けられている加工履歴を、記憶部280から抽出してもよい。
【0043】
加工度取得部266は、コンテンツ加工者によりコンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する。たとえば、加工度取得部266は、記憶部280から抽出された加工前のコンテンツと、記憶部280から抽出された加工後のコンテンツとを比較することによって、加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとの差異を算出し、算出された差異に基づいて加工度を算出する。これに代わり、加工度取得部266は、記憶部280から抽出された加工履歴から、加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとの差異を算出し、算出された差異に基づいて加工度を算出してもよい。いずれの場合も、加工度取得部266は、加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとの差異が大きいほど加工度を高く算出してもよい。なお、加工履歴には、予め算出された加工度が記録されていてもよい。この場合、加工度取得部266は、加工度を算出することなく、加工履歴に記録されている加工度を取得してもよい。
【0044】
外部評価度取得部268は、評価対象のコンテンツに対する外部評価度を取得する。具体的には、外部評価度取得部268は、評価対象のコンテンツに対応付けられている外部評価度を、記憶部280から取得する。外部評価度取得部268は、上記外部評価度を、外部評価度受信部242から直接取得してもよい。
【0045】
評価度算出部270は、評価対象のコンテンツの評価度を算出する。具体的には、評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度に基づいて、評価対象のコンテンツの評価度を算出する。たとえば、評価度算出部270は、記憶部280に記憶されている評価度基準情報を参照して、加工度取得部266により取得された加工度に対応付けられている評価度を取得する。たとえば、評価度基準情報には、加工度ごとに、加工度と評価度とが対応付けられて示されている。評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度と、予め定められている数式とを用いて、評価度を算出してもよい。評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度が高いほど、評価対象のコンテンツの評価度をより高く算出してもよい。
【0046】
評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度と、外部評価度取得部268によって取得された外部評価度とに基づいて、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。この場合、評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度が高いほど、評価対象のコンテンツの評価度をより高く算出すると共に、外部評価度取得部268によって取得された外部評価度が高いほど、評価対象のコンテンツの評価度をより高く算出してもよい。たとえば、評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度に基づいて評価対象のコンテンツの評価度を算出した後、算出された評価度に対して、外部評価度取得部268によって取得された外部評価度を加算または乗算してもよい。
【0047】
なお、加工度取得部266は、評価対象のコンテンツの属性ごとに、加工度を取得してもよい。この場合、評価度算出部270は、評価対象のコンテンツの属性ごとに、評価度を算出してもよい。さらに、評価度算出部270は、算出した各属性の評価度を用いて、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。
【0048】
外部評価度取得部268は、評価対象のコンテンツに対応付けられている複数の外部評価度を、記憶部280から取得してもよい。この場合、評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度と、外部評価度取得部268によって取得された複数の外部評価度とに基づいて、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。たとえば、評価度算出部270は、加工度取得部266により取得された加工度と、外部評価度取得部268によって取得された複数の外部評価度の平均値または合計値とに基づいて、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。
【0049】
評価度登録部272は、評価度算出部270によって算出された評価度を記憶部280に登録する。たとえば、評価度登録部272は、評価度算出部270によって算出された評価度を、評価対象のコンテンツに対応付けて記憶部280に登録する。
【0050】
報酬額算出部274は、評価度算出部270によって算出された評価度に応じて、評価対象のコンテンツのコンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対する報酬額を算出する。たとえば、報酬額算出部274は、評価度算出部270によって算出された評価度が高いほど、評価対象のコンテンツのコンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対してより高い報酬額を算出する。報酬額算出部274は、評価対象のコンテンツの購入額にさらに応じて、評価対象のコンテンツのコンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対する報酬額を算出してもよい。たとえば、報酬額算出部274は、評価対象のコンテンツの購入額が高いほど、評価対象のコンテンツのコンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対してより高い報酬額を算出してもよい。
【0051】
報酬額算出部274は、加工後のコンテンツが複数のコンテンツ加工者によって加工された場合に、複数のコンテンツ加工者毎に評価度算出部270によって算出された、複数の評価度に基づいて、複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出してもよい。この場合、複数のコンテンツ加工者には、コンテンツ作成者を含んでもよい。報酬額算出部274は、報酬額を算出する代わりに、配当率を算出してもよい。
【0052】
具体例を挙げると、あるコンテンツが購入された場合において、当該コンテンツに対する、コンテンツ作成者によって作成されたときの評価度が「20」であり、最初のコンテンツ加工者によって加工されたときの評価度が「30」であり、2番目のコンテンツ加工者によって加工されたときの評価度が「50」であった場合、報酬額算出部274は、数式(購入金額×(評価度/評価度の合計)=報酬額)を用いて、購入金額のうちの20%をコンテンツ作成者への報酬額とし、購入金額のうちの30%を最初のコンテンツ加工者への報酬額とし、購入金額のうちの50%を2番目のコンテンツ加工者への報酬額として算出してもよい。他の例としては、報酬額算出部274は、数式(購入金額×(評価度の増加分/評価度の増加分の合計)=報酬額)を用いて、購入金額のうちの40%をコンテンツ作成者への報酬額とし、購入金額のうちの20%を最初のコンテンツ加工者への報酬額とし、購入金額のうちの40%を2番目のコンテンツ加工者への報酬額として算出してもよい。
【0053】
報酬額登録部276は、報酬額算出部274によって算出された複数の報酬額を記憶部280に登録する。具体的には、報酬額登録部276は、報酬額算出部274によって算出された報酬額を、コンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対応付けて、記憶部280に登録する。報酬額算出部274が複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出した場合、報酬額登録部276は、報酬額算出部274によって算出された複数の報酬額のそれぞれを、対応するコンテンツ加工者に対応付けて、記憶部280に登録してもよい。
【0054】
コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツ素材を、配信および評価してもよい。たとえば、コンテンツ取得部202は、コンテンツ素材を取得してもよい。また、コンテンツ登録部204は、コンテンツ素材を記憶部280に登録してもよい。また、加工履歴取得部206は、コンテンツ素材の加工履歴を取得してもよい。また、加工履歴登録部208は、コンテンツ素材の加工履歴を記憶部280に登録してもよい。
【0055】
また、配信要求取得部222は、コンテンツ素材の配信要求を取得してもよい。また、配信コンテンツ抽出部224は、配信が要求されたコンテンツ素材を、記憶部280から抽出してもよい。また、配信部226は、コンテンツ素材を配信してもよい。
【0056】
また、外部評価度受信部242は、コンテンツ素材の、外部評価度を取得してもよい。また、外部評価度登録部244は、コンテンツ素材の外部評価度を、記憶部280に登録してもよい。
【0057】
また、コンテンツ抽出部262は、記憶部280に登録されたコンテンツ素材を、評価対象のコンテンツ素材として、記憶部280から抽出してもよい。また、加工度取得部266は、評価対象のコンテンツ素材の加工度を取得してもよい。また、外部評価度取得部268は、評価対象のコンテンツ素材に対する外部評価度を取得してもよい。また、評価度算出部270は、評価対象のコンテンツ素材の評価度を算出してもよい。また、評価度登録部272は、評価対象のコンテンツ素材の評価度を記憶部280に登録してもよい。
【0058】
また、報酬額算出部274は、評価対象のコンテンツ素材の評価度に応じて、評価対象のコンテンツ素材のコンテンツ作成者またはコンテンツ加工者に対する報酬額を算出してもよい。
【0059】
コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツに含まれている複数のコンテンツのそれぞれを評価してもよい。たとえば、加工履歴取得部206は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの、加工履歴を取得してもよい。また、加工履歴登録部208は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの、加工履歴を記憶部280に登録してもよい。
【0060】
また、外部評価度受信部242は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの、外部評価度を取得してもよい。また、外部評価度登録部244は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの、外部評価度を記憶部280に登録してもよい。
【0061】
また、加工度取得部266は、評価対象のコンテンツに含まれる複数のコンテンツ素材のそれぞれの、加工度を取得してもよい。この場合、評価度算出部270は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの、評価度を算出してもよい。
【0062】
また、評価度算出部270は、評価対象のコンテンツの外部評価度にさらに基づいて、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度を算出してもよい。たとえば、評価度算出部270は、評価対象のコンテンツの外部評価度を、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度に加算または乗算してもよい。
【0063】
外部評価度取得部268は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの外部評価度を取得してもよい。この場合、評価度算出部270は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの外部評価度にさらに基づいて、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度を算出してもよい。たとえば、評価度算出部270は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの外部評価度を、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度に加算または乗算してもよい。
【0064】
さらに、評価度算出部270は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度を用いて、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。たとえば、評価度算出部270は、上記複数のコンテンツ素材のそれぞれの評価度を加算または乗算することにより、評価対象のコンテンツの評価度を算出してもよい。
【0065】
コンテンツ配信サーバ100は、記憶部280に記憶されている各種データを、出力してもよい。たとえば、コンテンツ配信サーバ100は、記憶部280に記憶されている各種データを、表示または印刷してもよい。また、たとえば、コンテンツ配信サーバ100は、記憶部280に記憶されている各種データを、外部の情報処理装置へ送信してもよい。たとえば、コンテンツ配信サーバ100は、記憶部280に記憶されている情報を、要求に応じて、または定期的に、携帯電話へ送信してもよい。この場合、携帯電話は、コンテンツ配信サーバ100から受信した情報を表示または印刷してもよい。また、コンテンツ配信システム10がコンテンツ管理端末をさらに備える場合、コンテンツ配信サーバ100は、記憶部280に記憶されている情報を、要求に応じて、または定期的に、コンテンツ管理端末へ送信してもよい。この場合、コンテンツ管理端末は、コンテンツ配信サーバ100から受信した情報を表示または印刷してもよい。
【0066】
図3は、記憶部280に記憶されている情報の一例を示す。記憶部280には、コンテンツ登録部204によって、複数のコンテンツが登録されている。たとえば、図3に示す記憶部280においては、「コンテンツ0001−00.jpg」および「コンテンツ0001−01.jpg」が登録されている。
【0067】
各コンテンツは、コンテンツ情報を含む。たとえば、図3に示す例では、各コンテンツは、コンテンツ情報として、「コンテンツID」、「レベル」、「作成者」、および「価格」をそれぞれ含む。「レベル」は、コンテンツ同士の親子関係を示す。たとえば、図3に示す例では、「コンテンツ0001−00.jpg」には「レベル」に「0」が設定されており、「コンテンツ0001−01.jpg」には「レベル」に「1」が設定されている。これにより、「コンテンツ0001−00.jpg」は、新規登録されたコンテンツであることが示されている。また、「コンテンツ0001−01.jpg」は、「コンテンツ0001−00.jpg」が加工された加工後のコンテンツであることが示されている。
【0068】
コンテンツ情報は、コンテンツの種類を示す情報をさらに含んでもよい。また、コンテンツ情報は、ファイル種別、ファイルサイズ、圧縮の有無、圧縮率、圧縮種類、すかし情報、暗号化種類などの基礎情報をさらに含んでもよい。また、コンテンツ情報は、元権利者名、作詞者名、作曲者名、監督名、カメラマン名、製作者名、プログラマ名、権利登録日時などの著作権情報をさらに含んでもよい。
【0069】
また、記憶部280には、複数のコンテンツに対応して、複数の評価情報が登録されている。各評価情報は、「外部評価度」および「評価度」をそれぞれ含む。「外部評価度」には、コンテンツ評価者からの外部評価度が、外部評価度登録部244によって登録される。「評価度」には、評価度算出部270によって算出された評価度が、評価度登録部272によって登録される。なお、「外部評価度」には、一のコンテンツに対する複数の外部評価度が登録されてもよい。
【0070】
また、記憶部280には、加工履歴登録部208によって、複数のコンテンツに対応して、複数の加工履歴が登録されている。たとえば、図3に示す例では、「コンテンツ0001−01.jpg」に対応付けて、「コンテンツ0001−00.jpg」と「コンテンツ0001−01.jpg」との差異を示す加工履歴が登録されている。一方で、「コンテンツ0001−00.jpg」に対しては、新規作成されたコンテンツであるので、加工履歴が登録されていない。なお、加工履歴登録部208は、新規作成されたコンテンツに対して、加工履歴を記憶部280に登録してもよい。
【0071】
加工度取得部266は、記憶部280に記憶されている加工前のコンテンツと、記憶部280に記憶されている加工後のコンテンツとを比較して、その差異に基づいて加工後のコンテンツの加工度を算出する。たとえば、加工度取得部266は、「コンテンツ0001−00.jpg」と、「コンテンツ0001−01.jpg」とを比較して、その差異に基づいて「コンテンツ0001−00.jpg」の加工度を算出する。
【0072】
加工度取得部266は、記憶部280に記憶されている加工履歴に基づいて、加工後のコンテンツの加工度を算出してもよい。たとえば、加工度取得部266は、「コンテンツ0001−01.jpg」に対応付けられている加工履歴に基づいて、「コンテンツ0001−01.jpg」の加工度を算出してもよい。
【0073】
加工度取得部266は、記憶部280に記憶されている外部評価度にさらに基づいて、加工後のコンテンツの加工度を算出してもよい。たとえば、加工度取得部266は、「コンテンツ0001−01.jpg」に対応付けられている外部評価度「+5」にさらに基づいて、「コンテンツ0001−01.jpg」の加工度を算出してもよい。
【0074】
図4は、記憶部280に記憶されているユーザ情報の一例を示す。記憶部280には、複数のユーザに対応して、複数のユーザ情報が登録されている。各ユーザ情報は、「ユーザID」および「ユーザ基本情報」をそれぞれ含む。「ユーザ基本情報」には、メールアドレス、氏名、地域などの情報が登録される。たとえば、「ユーザID」および「ユーザ基本情報」は、ユーザ登録時に記憶部280に登録される。
【0075】
また、各ユーザ情報は、「売り上げ」をそれぞれ含む。「売り上げ」には、コンテンツが購入された場合に、購入されたコンテンツを作成したユーザおよび購入したコンテンツを加工したユーザのそれぞれに対応付けて、購入されたコンテンツに関する情報が登録される。たとえば、図4に示す例では、「売り上げ」には、購入されたコンテンツのコンテンツIDが登録されている。なお、購入されたコンテンツの購入日時、購入者、購入数などの情報がさらに登録されてもよい。
【0076】
また、各ユーザ情報は、「報酬額」をそれぞれ含む。「報酬額」には、コンテンツが購入された場合に、購入されたコンテンツを作成したユーザおよび購入したコンテンツを加工したユーザのそれぞれに対応付けて、報酬額算出部274によって算出された報酬額が、報酬額登録部276によって登録される。
【0077】
たとえば、図4に示す例では、価格が350円の「コンテンツ0001−00」が購入されたことにより、当該コンテンツの作成者である「ユーザ0001」の「報酬額」に「350円」が登録されている。また、価格が500円の「コンテンツ0001−01」が購入されたことにより、当該コンテンツの作成者である「ユーザ0001」の「報酬額」に「200円」が登録され、当該コンテンツの加工者である「ユーザ0002」の「報酬額」に「300円」が登録されている。
【0078】
図5および図6は、記憶部280に記憶されている評価度基準情報の一例を示す。評価度基準情報には、複数の属性のそれぞれについて、加工度に応じた評価度が規定されている。
【0079】
評価度基準情報は、数で判断することが可能な属性について、評価度が規定されている。たとえば、図5に示す例では、評価度基準情報は、数で判断することが可能な属性として、「大きさ」、「小ささ」、「素材数」、「グラデーション数」、「素材種類数」、「アニメーション」、「レイヤ」、「モチーフ」、「色」、および「スピード」のそれぞれについて、評価度が規定されている。
【0080】
「大きさ」は、たとえばピクセル数によって示されるコンテンツの大きさを示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツの大きさが大きいほど高い評価度が与えられる。「小ささ」は、たとえばピクセル数によって示されるコンテンツの小ささを示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツの大きさが小さいほど高い評価度を算出する。「素材数」は、コンテンツに用いられているコンテンツ素材の数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているコンテンツ素材の数が多いほど高い評価度を算出する。「グラデーション数」は、コンテンツに用いられているグラデーションの数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているグラデーションの数が多いほど高い評価度を算出する。
【0081】
「素材種類数」は、コンテンツに用いられているコンテンツ素材の種類の数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているコンテンツ素材の種類の数が多いほど高い評価度を算出する。「アニメーション」は、コンテンツに用いられているアニメーションの数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているアニメーションの数が多いほど高い評価度を算出する。「レイヤ」は、コンテンツに用いられているレイヤの階層の数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているレイヤの階層の数が多いほど高い評価度を算出する。
【0082】
「モチーフ」は、コンテンツに用いられているモチーフの数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているモチーフの数が多いほど高い評価度を算出する。「色」は、コンテンツに用いられている色の数を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツに用いられている色の数が多いほど高い評価度を算出する。「スピード」は、コンテンツ加工者が加工前のコンテンツを取得してから、加工後のコンテンツを生成するまでの期間を示す属性であって、評価度算出部270は、コンテンツ加工者が加工前のコンテンツを取得してから、加工後のコンテンツを生成するまでの期間が短いほど高い評価度を算出する。
【0083】
上記のように、数で判断することが可能な属性については、評価度算出部270は、加工前のコンテンツの属性値と、加工後のコンテンツの属性値との差分に基づいて、評価度基準情報から、評価度を算出してもよい。たとえば、加工前のコンテンツの「素材数」が「1」であって、加工後のコンテンツの「素材数」が「3」の場合、評価度算出部270は、「素材数」が「2」に対応付けられているポイント「1」を加工後のコンテンツに与える評価度として算出してもよい。
【0084】
他の例として、評価度算出部270は、加工後のコンテンツの属性値に基づいて、評価度基準情報から、評価度を算出してもよい。たとえば、加工前のコンテンツの「素材数」が「1」であって、加工後のコンテンツの「素材数」が「3」の場合、評価度算出部270は、「素材数」が「3」に対応付けられているポイント「2」を加工後のコンテンツに与える評価度として算出してもよい。
【0085】
また、評価度基準情報は、比率で判断することが可能な属性について、評価度が規定されている。たとえば、図6に示す例では、評価度基準情報は、コンテンツの属性として、「明度」、「彩度」、「配置」、「透過率」、「補色」、「リアル度」、「シャープ度」、「ソフト度」、および「変更度」のそれぞれについて、評価度が規定されている。
【0086】
「明度」は、基準値に対する加工後のコンテンツの明度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「彩度」は、基準値に対する加工後のコンテンツの彩度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「配置」は、予め定められている比率を有する領域内にコンテンツ素材が配置されている割合を示す属性であって、評価度算出部270は、上記割合が高いほど、高い評価度を算出する。たとえば、評価度算出部270は、比率1:1.618を有する領域内にコンテンツ素材が配置されている割合が高いほど、高い評価度を算出する。
【0087】
「透過率」は、基準値に対する加工後のコンテンツの透過率の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「補色」は、基準値に対する加工後のコンテンツの補色の使用度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「リアル度」は、基準画像に対する加工後のコンテンツの忠実度を示す属性であって、評価度算出部270は、上記忠実度が高いほど、高い評価度を算出する。「シャープ度」は、基準画像に対する加工後のコンテンツのシャープ度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「ソフト度」は、基準画像に対する加工後のコンテンツのソフト度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。「変更度」は、基準画像に対する加工後のコンテンツの変換度の比率を示す属性であって、評価度算出部270は、上記比率が高いほど、高い評価度を算出する。
【0088】
上記属性のうち、基準値を用いて評価度を算出する属性については、評価度算出部270は、予め定められている値を基準値として、評価度を算出してもよく、加工前のコンテンツの属性値を基準値として、評価度を算出してもよい。また、基準画像を用いて評価度を算出する属性については、評価度算出部270は、予め定められている画像を基準画像として、評価度を算出してもよく、加工前のコンテンツを基準画像として、評価度を算出してもよい。
【0089】
評価度算出部270は、加工後のコンテンツに対応付けられている外部評価度に応じて、評価度基準情報に示されている属性値と評価度との関係を反転させて、評価度を算出してもよい。たとえば、図5に示す評価度基準情報においては、コンテンツに用いられているコンテンツ素材数が多いほど高い評価度を算出することが示されているが、上記外部評価度が予め定められている値よりも低い場合、評価度算出部270は、コンテンツに用いられているコンテンツ素材数が多いほど低い評価度を算出するように、評価度基準情報に示されている属性値と評価度との関係を反転させて、評価度を算出してもよい。
【0090】
図7は、コンテンツ配信サーバ100による処理のフローの一例を示す。図7では、コンテンツを記憶部280に登録する処理の一例を示す。
【0091】
まず、コンテンツ取得部202が、コンテンツを取得する(S702)。つぎに、コンテンツ登録部204が、S702で取得されたコンテンツが新規作成されたものか否かを判断する(S704)。たとえば、S702で取得したコンテンツには当該コンテンツが新規作成されたものか否かを識別することが可能な識別情報が対応付けられており、コンテンツ登録部204は、上記識別情報に基づいて、S702で取得されたコンテンツが新規作成されたものか否かを判断する。
【0092】
S704で、新規作成されたものと判断した場合(S704:Yes)、コンテンツ登録部204が、S702で取得されたコンテンツを記憶部280に新規登録する(S706)。そして、コンテンツ配信サーバ100は、処理を終了する。
【0093】
一方、S704で、新規作成されたものでないと判断した場合(S704:No)、コンテンツ登録部204が、S702で取得されたコンテンツを、加工前のコンテンツに対応付けて記憶部280に登録する(S708)。そして、加工履歴取得部206が、S702で取得されたコンテンツの加工履歴を取得する(S710)。
【0094】
さらに、加工履歴登録部208が、S710で取得された加工履歴を、S702で取得されたコンテンツに対応付けて、記憶部280に登録する(S712)。そして、コンテンツ配信サーバ100は、処理を終了する。
【0095】
図8は、コンテンツ配信サーバ100による処理のフローの他の一例を示す。図8では、コンテンツを配信した後に、コンテンツを評価する処理の一例を示す。
【0096】
まず、配信要求取得部222が、コンテンツの配信要求を取得する(S802)。つぎに、配信コンテンツ抽出部224が、S802で取得された配信要求に基づいて、配信が要求されたコンテンツを、記憶部280から抽出する(S804)。そして、配信部226が、S804で記憶部280から抽出されたコンテンツを配信する(S806)。
【0097】
つぎに、外部評価度受信部242が、S806で配信されたコンテンツに対する外部評価度を取得する(S812)。そして、外部評価度登録部244が、S812で取得された外部評価度を、S806で配信されたコンテンツに対応付けて記憶部280に登録する(S814)。
【0098】
つぎに、コンテンツ抽出部262が、評価対象のコンテンツを、記憶部280から抽出する(S822)。つぎに、コンテンツ抽出部262が、評価対象のコンテンツに対応付けられている加工前のコンテンツを、記憶部280から抽出する(S824)。これに代わり、コンテンツ抽出部262は、評価対象のコンテンツに対応付けられている加工履歴を、記憶部280から抽出してもよい。
【0099】
つぎに、加工度取得部266が、S824で抽出されたコンテンツと、評価対象のコンテンツとを比較して、その差異に基づいて、評価対象のコンテンツの加工度を算出する(S826)。S824で加工履歴が抽出された場合、加工度取得部266は、S824で抽出された加工履歴に基づいて、評価対象のコンテンツの加工度を算出してもよい。
【0100】
つぎに、外部評価度取得部268が、評価対象のコンテンツに対応付けられている外部評価度を記憶部280から取得する(S828)。つぎに、評価度算出部270が、S826で算出された加工度と、S828で取得された外部評価度とに基づいて、評価対象のコンテンツの評価度を算出する(S830)。そして、評価度登録部272が、S830で算出された評価度を、評価対象のコンテンツに対応付けて記憶部280に登録する(S832)。
【0101】
つぎに、報酬額算出部274が、S832で算出された評価度に応じて、複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出する(S834)。つぎに、報酬額登録部276が、S834で算出された複数の報酬額のそれぞれを、対応するコンテンツ加工者に対応付けて、記憶部280に登録する(S836)。そして、コンテンツ配信サーバ100は、処理を終了する。
【0102】
コンテンツ配信サーバ100は、図8に示した一連の処理の一部または全部を、図8に示した手順に限らず、予め定められたタイミングで一度または繰り返し実行してもよい。たとえば、コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツ購入時(配信時)以外であっても、外部評価度を取得してもよい。また、コンテンツ配信サーバ100は、外部評価度を取得する毎に、外部評価度を取得したコンテンツの評価度を算出して、既に記憶部280に登録されている評価度を更新してもよい。また、コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツが登録される毎に、登録されたコンテンツの評価度を算出して、算出された評価度を記憶部280に登録してもよい。また、コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツが購入される毎に、記憶部280から取得した評価度を用いて報酬額を算出し、算出された報酬額を記憶部280に登録してもよい。
【0103】
図9および図10は、記憶部280に登録されたコンテンツの一例を示す。図9に示す画像900は、コンテンツ加工者による加工前のコンテンツの一例を示す。図10に示す画像1000は、コンテンツ加工者による加工後のコンテンツの一例を示す。
【0104】
画像1000は、コンテンツ素材1010およびコンテンツ素材1020が追加されている点で、画像900と異なる。たとえば、加工度取得部266は、「素材数」の加工度として「2」を算出する。そして、評価度算出部270は、図5に示した評価度基準情報を参照して、「素材数」の加工度「2」に対応付けられている評価度である、ポイント「1」を算出する。ここで、加工度取得部266は、画像900と画像1000とを比較することにより上記加工度を算出してもよく、画像1000に対応付けられて記憶部280に登録されている加工履歴から、上記加工度を算出してもよい。
【0105】
同様に、加工度取得部266は、他の属性のそれぞれについて、加工度を算出し、評価度算出部270は、他の属性のそれぞれについて、評価度を算出する。そして、評価度算出部270は、算出された各属性の評価度を用いて、画像1000の評価度をさらに算出する。たとえば、評価度算出部270は、算出した各属性の評価度の合計値を、画像1000の評価度として算出してもよい。
【0106】
評価度算出部270は、算出した各属性の評価度を増減してもよい。たとえば、評価度算出部270は、画像1000に対応付けられている外部評価度を用いて、算出した各属性の評価度を増減してもよい。一例を挙げると、評価度算出部270は、算出した各属性の評価度に対して、上記外部評価度を加算または乗算してもよい。他の例では、画像1000に対応付けられている外部評価度が予め定められている値よりも高い場合、評価度算出部270は、算出した各属性の評価度に対して、上記外部評価度を加算または乗算してもよい。反対に、上記外部評価度が予め定められている値よりも低い場合、評価度算出部270は、算出した各属性の評価度に対して、上記外部評価度を減算または除算してもよい。これらの場合、評価度算出部270は、画像1000の外部評価度を用いて、算出した各属性の評価度を増減してもよく、画像1000に含まれている複数のコンテンツ素材のそれぞれの外部評価度を用いて、算出した各属性の評価度を増減してもよい。
【0107】
評価度算出部270は、算出した画像1000の評価度を増減してもよい。たとえば、評価度算出部270は、画像1000に対応付けられている外部評価度を用いて、算出した画像1000の評価度を増減してもよい。一例を挙げると、評価度算出部270は、算出した画像1000の評価度に対して、上記外部評価度を加算または乗算してもよい。他の例では、上記外部評価度が予め定められている値よりも高い場合、評価度算出部270は、算出した画像1000の評価度に対して、上記外部評価度を加算または乗算してもよい。反対に、上記外部評価度が予め定められている値よりも低い場合、評価度算出部270は、算出した画像1000の評価度に対して、上記外部評価度を減算または除算してもよい。これらの場合、評価度算出部270は、画像1000の外部評価度を用いて、算出した画像1000の評価度を増減してもよく、画像1000に含まれている複数のコンテンツ素材のそれぞれの外部評価度を用いて、算出した画像1000の評価度を増減してもよい。
【0108】
以上、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、加工後のコンテンツの加工度を算出し、算出された加工度に応じて、加工後のコンテンツの評価度を算出する。このため、単に完成品としての評価のみをコンテンツに与えるのではなく、コンテンツに施された加工に対しての評価をコンテンツに与えることができる。したがって、加工後のコンテンツに対して、適切な評価を与えることができる。
【0109】
また、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、加工後のコンテンツの加工度が高いほど、より高い評価を与える。このため、より多くの加工が施されたコンテンツに対して、より多くの評価を与えることができる。したがって、加工後のコンテンツに対して、適切な評価を与えることができる。
【0110】
また、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、コンテンツ配信サーバ100は、加工後のコンテンツに対する外部評価度を取得し、コンテンツの加工度と、外部評価度とに基づいて、加工後のコンテンツの評価度を算出する。特に、コンテンツ配信サーバ100は、コンテンツの加工度が高いほど、加工後のコンテンツの評価度をより高く算出すると共に、外部評価度が高いほど、加工後のコンテンツの評価度をより高く算出する。このため、単により多くの加工が施されたコンテンツに対して、より多くの評価を与えるのではなく、外部評価度を高める加工がより多く施されたコンテンツに対して、より多くの評価を与えることができる。したがって、加工後のコンテンツに対して、適切な評価を与えることができる。
【0111】
また、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、算出された評価度が高いほど、コンテンツ加工者に対してより高い報酬額を算出する。これにより、適切な評価に基づく、適切な額の報酬をコンテンツ加工者に対して与えることができる。また、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、コンテンツが複数のコンテンツ加工者によって加工された場合に、複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出する。これにより、複数のコンテンツ加工者のそれぞれに対して、コンテンツの加工度に応じて、適切な額の報酬を与えることができる。
【0112】
また、本実施形態のコンテンツ配信サーバ100によれば、加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとを比較して、または、加工履歴から、加工前のコンテンツと加工後のコンテンツとの差異を算出し、差異が大きいほど加工度を高く算出する。これにより、高い精度で加工度を算出することができる。したがって、加工後のコンテンツに対して、適切な評価を与えることができる。
【0113】
図11は、コンテンツ配信サーバ100のハードウェア構成の一例を示す。コンテンツ配信サーバ100は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、および表示デバイス1580を備える。また、コンテンツ配信サーバ100は、I/O(入出力)コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信I/F290、ROM1510、ハードディスクドライブ1540、および外部メモリドライブ1560を備える。
【0114】
CPU1505は、ROM1510、RAM1520、またはハードディスクドライブ1540に格納されたプログラムに基づいて動作して、コンテンツ配信サーバ100が備える各ハードウェアを制御する。グラフィック・コントローラ1575は、RAM1520等から取得した画像データを、表示デバイス1580上に表示させる。
【0115】
I/O(入出力)コントローラ1584は、マウス、キーボードなどの入出力デバイスをさらに接続する。通信I/F290は、ネットワークを介して外部から受け取ったプログラムまたはデータを、ROM1510、RAM1520、またはハードディスクドライブ1540に提供する。ROM1510は、コンテンツ配信サーバ100の起動時にCPU1505が実行するブート・プログラム、コンテンツ配信サーバ100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0116】
ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラムおよびデータを格納する。外部メモリドライブ1560は、外部メモリ1595から読み取ったプログラムまたはデータを、ROM1510、RAM1520、またはハードディスクドライブ1540に提供する。
【0117】
CPU1505は、ROM1510、RAM1520、またはハードディスクドライブ1540に格納されているプログラムを実行することにより、コンテンツ配信サーバ100を、登録部200、配信部220、および評価部260として機能させる。CPU1505により実行されるプログラムは、外部メモリ1595等の記録媒体に格納されて提供されてもよく、外部の情報処理装置からネットワークを介して提供されてもよい。記憶部280は、コンテンツ配信サーバ100が備える、ROM1510、RAM1520、ハードディスクドライブ1540、外部メモリ1595のいずれによって実現されてもよく、外部の情報処理装置が備える記録媒体によって実現されてもよい。
【0118】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0119】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】実施形態に係るコンテンツ配信システム10の一例を示す。
【図2】コンテンツ配信サーバ100の機能構成の一例を示す。
【図3】記憶部280に記憶されている情報の一例を示す。
【図4】記憶部280に記憶されているユーザ情報の一例を示す。
【図5】記憶部280に記憶されている評価度基準情報の一例を示す。
【図6】記憶部280に記憶されている評価度基準情報の一例を示す。
【図7】コンテンツ配信サーバ100による処理のフローの一例を示す。
【図8】コンテンツ配信サーバ100による処理のフローの他の一例を示す。
【図9】記憶部280に登録されたコンテンツの一例を示す。
【図10】記憶部280に登録されたコンテンツの一例を示す。
【図11】コンテンツ配信サーバ100のハードウェア構成の一例を示す。
【符号の説明】
【0121】
10 コンテンツ配信システム
100 コンテンツ配信サーバ
121 携帯電話
122 携帯電話
123 携帯電話
130 ネットワーク
200 登録部
202 コンテンツ取得部
204 コンテンツ登録部
206 加工履歴取得部
208 加工履歴登録部
220 配信部
222 配信要求取得部
224 配信コンテンツ抽出部
226 配信部
242 外部評価度受信部
244 外部評価度登録部
260 評価部
262 コンテンツ抽出部
266 加工度取得部
268 外部評価度取得部
270 評価度算出部
272 評価度登録部
274 報酬額算出部
276 報酬額登録部
280 記憶部
290 通信I/F
900 画像
1000 画像
1010 コンテンツ素材
1020 コンテンツ素材
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1540 ハードディスクドライブ
1560 外部メモリドライブ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示デバイス
1582 ホスト・コントローラ
1584 I/Oコントローラ
1595 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価方法であって、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得段階と、
前記加工度取得段階によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツの評価度を算出する評価度算出段階と
を備えるコンテンツ評価方法。
【請求項2】
前記評価度算出段階は、前記加工度が高いほど、前記評価度をより高く算出する請求項1に記載のコンテンツ評価方法。
【請求項3】
前記加工後の前記コンテンツに対するコンテンツ評価者からの評価度である外部評価度を取得する外部評価度取得段階をさらに備え、
前記評価度算出段階は、前記コンテンツの加工度と、前記外部評価度とに基づいて、前記加工後の前記コンテンツの評価度を算出する
請求項1に記載のコンテンツ評価方法。
【請求項4】
前記評価度算出段階は、前記加工度が高いほど、前記加工後の前記コンテンツの前記評価度をより高く算出すると共に、前記外部評価度が高いほど、前記加工後の前記コンテンツの前記評価度をより高く算出する請求項3に記載のコンテンツ評価方法。
【請求項5】
前記評価度算出段階によって算出された前記評価度が高いほど、前記コンテンツ加工者に対してより高い報酬額を算出する報酬額算出段階をさらに備える
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコンテンツ評価方法。
【請求項6】
前記コンテンツが複数のコンテンツ加工者によって加工された場合に、前記複数のコンテンツ加工者毎に前記評価度算出段階によって算出された、複数の前記評価度に基づいて、前記複数のコンテンツ加工者に対する報酬額をそれぞれ算出する報酬額算出段階をさらに備える
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコンテンツ評価方法。
【請求項7】
加工前のコンテンツ及び加工後のコンテンツを記憶部に登録するコンテンツ登録段階をさらに備え、
前記加工度取得段階は、前記記憶部に登録された前記加工前のコンテンツと前記加工後のコンテンツとを比較して、差異が大きいほど加工度を高く算出する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコンテンツ評価方法。
【請求項8】
加工前のコンテンツ及び加工後のコンテンツを記憶部に登録するコンテンツ登録段階と、
前記コンテンツ加工者が前記コンテンツを加工した加工履歴を記憶部に登録する加工履歴登録段階と
をさらに備え、
前記加工度取得段階は、前記記憶部に登録された前記加工履歴から、前記記憶部に記憶された前記加工前のコンテンツと前記加工後のコンテンツとの差異を算出し、差異が大きいほど加工度を高く算出する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコンテンツ評価方法。
【請求項9】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価方法であって、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得段階と、
前記加工度取得段階によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出段階と
を備えるコンテンツ評価方法。
【請求項10】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価装置であって、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部と、
前記加工度取得部によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツの評価度を算出する評価度算出部と
を備えるコンテンツ評価装置。
【請求項11】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価装置であって、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部と、
前記加工度取得部によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出部と
を備えるコンテンツ評価装置。
【請求項12】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツを評価するコンテンツ評価装置用のプログラムであって、コンピュータを、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツが加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部、
前記加工度取得部によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツの評価度を算出する評価度算出部
として機能させるプログラム。
【請求項13】
コンテンツ加工者によって加工された加工後のコンテンツ素材を評価するコンテンツ評価装置用のプログラムであって、コンピュータを、
前記コンテンツ加工者によって前記コンテンツ素材が加工された度合いを示す加工度を取得する加工度取得部、
前記加工度取得部によって取得された前記加工度に基づいて、前記加工後の前記コンテンツ素材の評価度を算出する評価度算出部
として機能させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2010−134609(P2010−134609A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−308576(P2008−308576)
【出願日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.着メロ
2.着うた
【出願人】(500265914)株式会社サミーネットワークス (17)