説明

コンベヤのテークアップ装置

【課題】エアーシリンダを複雑化、大型化することなくことなく、小さな力でコンベヤチェーン張力方向に沿って移動可能とするコンベヤのテークアップ装置を提供すること。
【解決手段】コンベヤチェーンがテークアップ軸130に設けられたスプロケット140に掛け回され、該テークアップ軸130が固定基台120に前記コンベヤチェーン張力方向Tに沿って摺動可能に案内支持された可動台110に軸受されたコンベヤのテークアップ装置100において、可動台110を付勢するエアーシリンダ160がコンベヤチェーン張力方向Tに沿って移動可能に設けられていること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、コンベヤチェーンの張力や軸位置を調節するコンベヤのテークアップ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、前記可動台をコンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動させるための機構として、前記固定基台に可動台移動用ネジ軸を設けたものが知られている。
【0003】
これらのテークアップ装置400は、たとえば図5、6に一例として示すように、コンベヤチェーン450を掛け回したスプロケット440を回転自在に支承したテークアップ軸430が、可動台410に設けられた軸受411を介して回転可能に軸支されている。
【0004】
前記可動台410は固定基台420に対して前記コンベヤチェーン450の張力方向Tに沿って前後に移動可能に案内支持されており、前記可動台410に設けられたブラケット412にナット413が固定されている。
【0005】
一方、前記固定基台420には可動台移動用ネジ軸421が回転可能に設けられ、可動台移動用ネジ軸421の一端にはハンドル取付部422及び連動スプロケット423が可動台移動用ネジ軸421と一体回転可能に設けられている。また、左右の前記連動スプロケット423間には連動チェーン424が懸回され、左右の前記可動台移動用ネジ軸421は同じ量回転するようになっており、前記ハンドル取付部422にハンドル(図示せず)を取り付けて前記可動台移動用ネジ軸421を回転させることで前記可動台410が前記コンベヤチェーン450の張力方向Tに沿って前後に移動可能となっている。(例えば、特許文献1参照。)
【0006】
また、コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、前記可動台をコンベヤチェーン張力方向に移動させるための機構として、前記固定基台に設けられたエアーシリンダにより前記可動台を前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とするものが知られている。
【0007】
これらのテークアップ装置500は、たとえば図7に一例として示すように、コンベヤチェーン550を掛け回したスプロケット540を回転自在に支承したテークアップ軸530が、可動台510に軸受(図示せず)を介して回転可能に軸支されている。
【0008】
前記可動台510は固定基台520に対して前記コンベヤチェーン550の張力方向Tに移動可能に案内支持されており、前記固定基台520にはエアーシリンダ560が設けられており、該エアーシリンダ560のピストン561の往復動により、前記可動台510が前記コンベヤチェーン550の張力方向Tに沿って前後に移動可能となっている。(例えば、特許文献2参照。)
【特許文献1】特開2007−204210公報(第3頁、図1、図2)
【特許文献2】特許第3602068公報(第3頁、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の可動台移動用ネジ軸により前記可動台を前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とするものは、大型フローコンベヤ等のように、コンベヤが大型になるほどチェーンの張力も大きく、また可動台の摺動抵抗も大きくなるため、可動台移動用ネジ軸を回転させるのに大きな力を必要とするという問題があった。
【0010】
また、従来のエアーシリンダにより前記可動台を前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とするものは、調整範囲全体をカバーするストロークを持つエアーシリンダが必要となるため装置が大型化するという問題があり、また、通常のエアーシリンダはストロークの中間でピストン位置を固定できないため、テークアップ軸の位置を固定する場合はそのための付加機構が必要となり、さらに装置が複雑かつ大型化するという問題があった。
【0011】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、装置を複雑化、大型化することなく、小さな力で可動台をコンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とするコンベヤのテークアップ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本請求項1に係る発明は、コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、前記可動台が、前記固定基台に設けられた可動台移動用ネジ軸により前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とされるとともに、前記固定基台に設けられたエアーシリンダにより張力を増す方向に付勢可能とされ、前記エアーシリンダが、前記可動台の位置に応じて前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能に案内支持されていることにより、前記課題を解決するものである。
【0013】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたコンベヤのテークアップ装置の構成に加えて、前記エアーシリンダが、該エアーシリンダに設けられたシリンダ移動用ネジ軸により前記固定基台に対して移動可能とされるとともに、シリンダ移動用ネジ軸に設けられた固定用ナットにより前記固定基台に対して固定可能に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0014】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたコンベヤのテークアップ装置の構成に加えて、前記可動台移動用ネジ軸が、前記テークアップ軸両端側に設けられるとともに、前記可動台移動用ネジ軸には連動スプロケットが設けられ、両連動スプロケット間に連動チェーンが懸回されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0015】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載されたコンベヤのテークアップ装置の構成に加えて、前記エアーシリンダが、前記テークアップ軸両端の前記両固定基台に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明のコンベヤのテークアップ装置は、コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、前記可動台が、前記固定基台に設けられた可動台移動用ネジ軸により前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とされるとともに、前記固定基台に設けられたエアーシリンダにより張力を増す方向に付勢可能とされことにより、従来よりも小さな力で前記可動台移動用ネジ軸を回転させて前記可動台を張力に抗して移動させることができるとともに、以下のような格別の効果を奏することができる。
【0017】
すなわち、本請求項1に係る発明のコンベヤのテークアップ装置は、前記エアーシリンダが、前記可動台の位置に応じて前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能に案内支持されていることによって、常に前記エアーシリンダのピストンを最も縮んだ状態にすることができるため、張力や軸位置の調整時に必要なストローク分のみの前記エアーシリンダを用いることができ、装置全体を小型化することができる。
【0018】
そして、本請求項2に係る発明のコンベヤのテークアップ装置は、請求項1に係るコンベヤのテークアップ装置が奏する効果に加えて、前記エアーシリンダが、該エアーシリンダに設けられたシリンダ移動用ネジ軸により前記固定基台に対して移動可能とされるとともに、シリンダ移動用ネジ軸に設けられた固定用ナットにより前記固定基台に対して固定可能に設けられていることにより、前記エアーシリンダの移動、固定が容易とり、前記エアーシリンダの最適な位置への移動を手軽に行うことができるため、前記エアーシリンダのストロークをさらに短くして装置全体を小型化することができる。
【0019】
また、本請求項3に係る発明のコンベヤのテークアップ装置は、請求項1または請求項2に係るコンベヤのテークアップ装置が奏する効果に加えて、前記可動台移動用ネジ軸が、前記テークアップ軸両端側に設けられるとともに、前記可動台移動用ネジ軸には連動スプロケットが設けられ、両連動スプロケット間に連動チェーンが懸回されていることにより、片方の可動台移動用ネジ軸を回転させるだけで、両可動台が移動するため、調整作業がきわめて容易となる。
【0020】
さらに、本請求項4に係る発明のコンベヤのテークアップ装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るコンベヤのテークアップ装置が奏する効果に加えて、前記エアーシリンダが、前記テークアップ軸両端の前記両固定基台に設けられていることにより、両可動台とも前記エアーシリンダにより張力を増す方向に付勢するため、前記可動台移動用ネジ軸を回転させる力をより小さくできるとともに、前記エアーシリンダをより小型のものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明のコンベヤのテークアップ装置は、コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、前記可動台が、前記固定基台に設けられた可動台移動用ネジ軸により前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とされるとともに、前記固定基台に設けられたエアーシリンダにより張力を増す方向に付勢可能とされ、前記エアーシリンダが、前記可動台の位置に応じて前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能に案内支持されて、装置を複雑化、大型化することなく、小さな力で可動台をコンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とするものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
【0022】
すなわち、本発明のコンベヤのテークアップ装置の適用されるコンベヤは、チェーンを有するものであれば如何なるものであっても良く、チェーン列は単列であっても複列であっても良い。
【0023】
また、本発明のコンベヤのテークアップ装置の適用されるコンベヤが、たとえば粉体や粒体用のフローコンベヤのようにチェーンを密封したケース内に収容するコンベヤであれば、当該ケースの端部を固定基台とすることもできる。
【実施例】
【0024】
以下に、本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置について図面を基づいて説明する。
図1は、本発明の適用される大型フローコンベヤ装置の側面図であり、図2は、本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置の斜視図であり、図3は、図2で示すコンベヤのテークアップ装置の側面図であり、図4は、図2で示すコンベヤのテークアップ装置の平面図である。
【0025】
まず、本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置100は、図1に示すように、大型フローコンベヤ装置200の一方の端部に従動側のスプロケット140を張力方向Tに沿って前後に移動可能として、張力を調整可能とするように設けられている。
前記大型フローコンベヤ装置200は、内部にコンベヤチェーン(図示せず)を収容するケース260を有し、他方の端部には該コンベヤチェーンを駆動する駆動スプロケット270が、前記ケース260に対し軸位置が固定されて設けられている。
【0026】
また、前記大型フローコンベヤ装置200のテークアップ装置100近傍のケース260上部には粉体等の搬送物投入口280が、他方の端部のケース260下部には搬送物排出口290がそれぞれ設けられており、搬送物はケース260内をコンベヤチェーンで搬送されるよう構成されている。
【0027】
そこで、本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置100について以下に詳しく説明する。
図2乃至図4に示すように、本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置100は、コンベヤチェーン(図示せず)を掛け回したスプロケット(図示せず)を支承したテークアップ軸130が、可動台110に設けられた軸受111を介して回転可能に軸支されている。
【0028】
そして、可動台110は、固定基台120に対してコンベヤチェーンの張力方向Tに沿って前後に移動可能に案内支持されており、可動台110に設けられたブラケット112にナット113が固定されている。
【0029】
固定基台120は、大型フローコンベヤ装置200の端部のケース260に設けられており、固定基台120の端部側には、その軸方向を張力T方向とした可動台移動用ネジ軸121が回転可能に設けられ、可動台移動用ネジ軸121はブラケット112に設けられたナット113に螺合されている。
【0030】
また、可動台移動用ネジ軸121の一端にはハンドル取付部122及び連動スプロケット123が可動台移動用ネジ軸121と一体回転可能に設けられ、左右の前記連動スプロケット123間には連動チェーン124が懸回されて左右の可動台移動用ネジ軸121は同じ量回転するようになっており、ハンドル取付部122にハンドル(図示せず)を取り付けて可動台移動用ネジ軸121を回転させることで可動台110がコンベヤチェーンの張力方向Tに沿って前後に移動可能となっている。また、ブラケット112には可動台固定手段116が設けられており、固定基台120に対する可動台110の位置を強固に固定できるよう構成されている。
【0031】
一方、可動台110の軸受111を挟んでブラケット112の反対側には、独立してコンベヤチェーンの張力方向Tに沿って前後に移動可能なエアーシリンダ160が設けられており、該エアーシリンダ160にはシリンダ移動用ネジ軸162が回転可能でかつ該エアーシリンダ160に対し軸方向移動不能に設けられている。
固定基台120にはシリンダ移動用ナット163が固定されているとともに、シリンダ移動用ネジ軸162がシリンダ移動用ナット163と螺合しており、シリンダ移動用ネジ軸162を回転させることで、前記可動台110と同様に、エアーシリンダ160はコンベヤチェーンの張力方向Tに沿って前後に移動可能となっている。シリンダ移動用ネジ軸162には固定用ナット164が螺合されており、固定用ナット164はシリンダの固定時にはシリンダ移動用ナット163方向に締め付けられる。
【0032】
可動台110のエアーシリンダ160側には、押えブロック114が設けられ、その先端には当接ネジ115が備えられており、エアーシリンダ160のピストン161の先端が当接ネジ115の頭部とが当接するように対峙している。さらに、エアーシリンダ160を作動させるためのエアバルブ165が、固定基台120のハンドル取付部122近傍に設けられ、該エアバルブ165とエアーシリンダ160が圧力配管166で結ばれている。
【0033】
以上のように構成されたコンベヤのテークアップ装置100の、テークアップ調整動作について以下に詳しく説明する。
まず、固定用ナット164を緩めてシリンダ移動用ネジ軸162を、エアーシリンダ160を可動台110側に近づくように回転させ、ピストン161の先端を当接ネジ115の頭部に突き当ててピストン161の突出が最も少ない位置までエアーシリンダ160を進める。当該位置で、固定用ナット164を再び締めエアーシリンダ160を固定する。
テークアップ軸130の両端側にエアーシリンダ160を備えている場合は、両サイドで同じ作業を行う。
【0034】
次に、可動台固定手段116を緩めて可動台110を移動可能な状態とし、エアバルブ165を操作してピストン161が突出するようにエアーシリンダ160に圧力を与え、その状態で可動台移動用ネジ軸121を回転して可動台110をコンベヤチェーンの張力方向Tの逆方向に移動させる。
このとき、可動台110はエアーシリンダ160のピストン161によりコンベヤチェーンの張力方向Tの逆方向に付勢されているため、極めて軽い力で可動台移動用ネジ軸121を回転することができる。
【0035】
可動台110を必要な距離移動させた後に、再び可動台固定手段116を締めて可動台110を強固に固定し、エアバルブ165を操作してエアーシリンダ160の圧力を抜く。
なお、最初に行った、固定用ナット164を緩めてシリンダ移動用ネジ軸162を、エアーシリンダ160を可動台110側に近づくように回転させ、ピストン161の先端を当接ネジ115の頭部に突き当ててピストン161の突出が最も少ない位置までエアーシリンダ160を進める作業は、この時点で行っておいても良い。
【0036】
上述したように、エアーシリンダ160は、調整作業の都度、ピストン161の突出が最も少ない位置まで移動した位置から開始されるため、エアーシリンダ160のストロークは、1回の調整で必要とする移動量相当の極めてコンパクトなものが使用でき、構造が簡単になるとともに、軽い力でテークアップ調整動作が行える等、その効果は甚大である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の適用される大型フローコンベヤ装置の側面図。
【図2】本発明の一実施例であるコンベヤのテークアップ装置の斜視図。
【図3】図2で示すコンベヤのテークアップ装置の側面図。
【図4】図2で示すコンベヤのテークアップ装置の平面図。
【図5】従来の手動によるコンベヤのテークアップ装置の側面図。
【図6】従来の手動によるコンベヤのテークアップ装置の平面図。
【図7】従来のエアーシリンダによるコンベヤのテークアップ装置の側面図。
【符号の説明】
【0038】
100,400,500 ・・・テークアップ装置
110,410,510 ・・・可動台
111,411 ・・・軸受
112,412 ・・・ブラケット
113,413 ・・・ナット
114 ・・・押えブロック
115 ・・・当接ネジ
116 ・・・可動台固定手段
120,420,520 ・・・固定基台
121,421 ・・・可動台移動用ネジ軸
122,422 ・・・ハンドル取付部
123,423 ・・・連動スプロケット
124,424 ・・・連動チェーン
130,430,530 ・・・テークアップ軸
140,440,540 ・・・スプロケット
160,560 ・・・エアーシリンダ
161,561 ・・・ピストン
162 ・・・シリンダ移動用ネジ軸
163 ・・・シリンダ移動用ナット
164 ・・・固定用ナット
165 ・・・エアバルブ
166 ・・・圧力配管
200 ・・・大型フローコンベヤ装置
260 ・・・ケース
270 ・・・駆動スプロケット
280 ・・・搬送物投入口
290 ・・・搬送物排出口
450,550 ・・・コンベヤチェーン
T ・・・張力方向



【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤチェーンがテークアップ軸に設けられたスプロケットに掛け回され、該テークアップ軸が固定基台に前記コンベヤチェーン張力方向に沿って摺動可能に案内支持された可動台に軸受されたコンベヤのテークアップ装置において、
前記可動台が、前記固定基台に設けられた可動台移動用ネジ軸により前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能とされるとともに、前記固定基台に設けられたエアーシリンダにより張力を増す方向に付勢可能とされ、
前記エアーシリンダが、前記可動台の位置に応じて前記コンベヤチェーン張力方向に沿って前後に移動可能に案内支持されていることを特徴とするコンベヤのテークアップ装置。
【請求項2】
前記エアーシリンダが、該エアーシリンダに設けられたシリンダ移動用ネジ軸により前記固定基台に対して移動可能とされるとともに、シリンダ移動用ネジ軸に設けられた固定用ナットにより前記固定基台に対して固定可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤのテークアップ装置。
【請求項3】
前記可動台移動用ネジ軸が、前記テークアップ軸両端側に設けられるとともに、前記可動台移動用ネジ軸には連動スプロケットが設けられ、両連動スプロケット間に連動チェーンが懸回されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンベヤのテークアップ装置。
【請求項4】
前記エアーシリンダが、前記テークアップ軸両端の前記両固定基台に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のコンベヤのテークアップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−143717(P2009−143717A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−325436(P2007−325436)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(000150811)株式会社椿本バルクシステム (33)
【Fターム(参考)】