説明

コンベヤマットモジュール、モジュール形成コンベヤマット、およびコンベヤ

コンベヤは、スプロケット(19)によって駆動されるモジュール形成コンベヤマット(2)を備え、コンベヤマットは、スプロケットによりヒンジピン(9)で駆動される。モジュール形成コンベヤマットは、輸送方向に連続する複数のモジュール(1)を備え、複数のモジュールは、それぞれ輸送方向に交差する方向に延在するとともに、輸送方向において前方および後方にそれぞれ延びる複数のヒンジループ(6)の列を有する本体を備える。連続する複数のモジュールの複数のヒンジループは、ヒンジピンによって連結されて協働する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール形成コンベヤマットからなるコンベヤ、モジュール形成コンベヤマット、およびヒンジピンによってヒンジ結合されたプラスチックマットモジュールの列から形成されるモジュール形成コンベヤマットのモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
DE1044707には、チェーンリンクの間の空間を介して、ヒンジピンによって駆動されるチェーンバンドが開示されている。
【0003】
US5706934には、スプロケットによってヒンジループを利用して駆動されるモジュール形成コンベヤが開示されている。
【0004】
これらは軽量で、腐食せず、比較的洗浄が簡単であるので、モジュール形成プラスチックコンベヤマットは、とくに食品輸送の分野において広く用いられている。モジュール形成プラスチックコンベヤマットは、成型プラスチックのモジュラー接続部材から形成されることが多い。モジュラー接続部材はマットモジュールと呼ばれ、並列に配置して所望の幅を得ることができるように構成されている。互いに離間したヒンジループの列が、モジュールの両側に延在している。ヒンジループの列には、ヒンジピンが挿入されるヒンジ穴が一列に並んで設けられている。モジュール列の一方側に沿ったヒンジループは、例えば両手の指を組むように、隣接するモジュール列側のヒンジループに接続される。一列に並んだヒンジ穴に挿入されたヒンジピンは、通常、隣りの列とヒンジ継手を形成する。モジュール列は、多くの場合、互いに連結されてリターンホイールのまわりを周る無限コンベヤマットを形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、マットを駆動するために、モジュールの駆動位置と係合する駆動輪が設けられている。モジュールマットの課題は、モジュールの作動をできる限り制限しない位置に駆動位置を設けることである。とくに、良好な動力伝達を保証し、適切な洗浄を可能とし、モジュールから形成されたコンベヤを既存のコンベヤトラックおよびそれに含まれる駆動機構と協働可能とする駆動位置を設定することは困難である。ヒンジピン間のピッチが比較的小さい、例えば、1インチのピッチを有するマットでは、スペースが限られていることから適切な駆動位置を設定することが一層難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この問題を低減するため、本発明は、請求項1に記載のコンベヤ、請求項9に記載のコンベヤマット、請求項11に記載のモジュール形成コンベヤマット用モジュール、および請求項26に記載のモジュール形成コンベヤマットを提供する。
【0007】
コンベヤマットを直接ヒンジピンで駆動することにより、新たな駆動位置を利用して多くの別の可能性を広げることができる。とくに、ピンの駆動にほとんどスペースを必要としないので、1インチ未満のピッチを有するマットを比較的容易に駆動させることができる。
【0008】
コンベヤマットは、ヒンジループ同士またはヒンジループの一部同士の間に輸送方向に交差するように存在する空間の位置において、ヒンジピンと係合するスプロケットを利用して駆動されることが望ましい。この空間によりヒンジピンをスプロケットの歯に到達させて協働させることができる。
【0009】
モジュール形成コンベヤマットのモジュールの両側に、互い違いのヒンジループの列を設け、ヒンジ穴を内側および外側駆動面の間に偏心して配置することにより、モジュールは2箇所のヒンジループで駆動可能となり、駆動力の良好な伝達と、モジュールの高い洗浄性およびモジュールの有効な利用とが両立できる。とくに、外側駆動面を第1のタイプの駆動輪と協働するのに適したものとすることができる。第1の駆動輪の歯は、連続するモジュールの隣接する2つのヒンジループの側面の間に受け入れられ、とくに、6〜12本の歯を有するスプロケットの歯とする。内側駆動面を、別のタイプの駆動輪の歯と協働するのに適したものとすることができる。例えば、別のタイプの駆動輪は、輸送方向に交差する方向に連続する数個のヒンジループの内側駆動面と協働するもの、および/または、例えば、12本以上の歯を有する駆動輪、とくにドラムモータのシェルによって駆動されるスプロケットとする。
【0010】
本発明はさらに、モジュール形成コンベヤマットに関する。
【0011】
従属請求項に表される本発明のさらなる有利な実施の形態は、図面に示される実施の形態に基づいて以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明によるコンベヤマットの概略上面図を示す。
【図2】図2は、図1に示すコンベヤマットの概略正面図を示す。
【図3】図3は、図1に示すコンベヤマットの概略底面図を示す。
【図4】図4は、図1に示すコンベヤマットの概略底面図であり、図2のB−B断面図である。
【図5】図5は、図1に示すコンベヤマットの概略側面図である。
【図6】図6は、図1のマットのA−A線に沿った概略断面図である。
【図7】図7は、モジュールの外側駆動面と協働する駆動輪の第1のタイプの詳細を示す概略側面図である。
【図8】図8は、モジュールの内側駆動面と協働する駆動輪の第2のタイプの歯について詳細に示す概略側面図である。
【図9】図9は、コンベヤマットのヒンジピンと協働する歯を有する駆動輪の第3のタイプを示す概略側面図である。
【図10】図10は、ヒンジピンを用いてスプロケットにより駆動される図9のモジュール形成コンベヤマットの概略斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
なお、図面は本発明の好ましい実施の形態を概略的に表すのみであり、実施の形態を限定するものではない。各図面において、同一または対応する部材には同一の参照符号を付している。
【0014】
図1〜6に、コンベヤマット2の一部に含まれるモジュール1を示す。モジュール1は、本体3を備え、本体6の前側4および後側5には矢印Pで示される輸送方向に交差して延在するヒンジループ6の列が設けられている。ヒンジループ6は、輸送方向Pに交差する方向に、互いに空間7を挟んで離間している。図3、4に示すように、前列8Aのヒンジループ6は後列8Bのヒンジループ6に対して、輸送方向に交差する方向にずれている。
【0015】
ヒンジループ6には、輸送方向Pに交差するように延在し、各列ごとに一列に並んだヒンジ穴9が設けられている。
【0016】
連続する複数のモジュールの前側4と後側5は、輸送方向Pに交差して延在するヒンジピン11によって連結される。これにより、ヒンジループは両手の指を組み合わせるように連結される。
【0017】
ヒンジループ6は、図6に示すモジュール1の中心線12に近接した内側面13から、中心線から離れてモジュール1の前側4または後側5に配置された外側面14まで延在する。
【0018】
ここで、外側面14は、内側面13よりもヒンジ穴9に近い位置に配置される。
【0019】
内側面13には、第1のタイプの駆動輪15の歯と協働するために、内側駆動面13aが設けられている。外側面14には、第2のタイプの駆動輪16と協働するために、外側駆動面14aが設けられている。
【0020】
内側駆動面13aと外側駆動面は、実質的に湾曲するように構成されている。すなわち、それぞれの駆動面は、輸送方向に実質的に交差して延在する曲率の中心A1,A2に対してカーブしている。ヒンジピン11が駆動面に近接するヒンジループ6の端部に当接する場合、ヒンジピン11の中心軸がこの曲率の中心となる。
【0021】
外側駆動面14aの曲率は内側駆動面の曲率よりも大きい。すなわち、外側駆動面14aの曲率半径R1は内側駆動面13aの曲率半径R2より小さい。
【0022】
本体3は、実質的にシート形状に形成されている。ヒンジループ6は、モジュールの輸送面17に対して下方に、モジュールの中心線12に対して輸送方向の前方または後方に延在している。
【0023】
モジュール1の本体3の上面にある輸送面17は、実質的に平面に構成され、閉塞するように形成されている。本体3の底面23は、輸送方向を交差する方向から見た場合に、実質的に膨らんだ形状を有している。
【0024】
輸送面17は、ヒンジループ6の後部21によって形成される閉鎖面と実質的に平面状態となるように接続されている。これにより、連続する複数のモジュール1が平面に配置されると、輸送面17が閉鎖された輸送表面を形成する。
【0025】
図2、6に明示するように、本体の底面23は、側端部、少なくともヒンジループ6同士の間に設けられた空間7の位置において、縮小されている。内側駆動面13Aの間には、さらに、フリースペース18が存在する。このフリースペースによってモジュールの底面の洗浄性が向上する。
【0026】
図7に、モジュール1の外側駆動面14Aと協働する歯24を有する第1のタイプの駆動輪15を示す。この実施の形態では、駆動輪は円周に沿って一様に配置された6本の歯24を有する。これらの歯24は、連続するモジュール1の隣接するヒンジループ6の側面25の間に係合する。歯24は、それぞれ駆動側面24Aを有し、1つの輸送方向に駆動するように構成されている。また、スプロケット15は、輸送方向に交差する方向にずれて配置された、同様な大きさの左右反転した歯群を備え、反対方向に駆動できるようにしてもよい。図に明示されているように、縮小された空間7によって外側駆動面14Aが歯24に到達しやすくなり、結果として、外側駆動面14Aが通過するときに輸送面14から洗浄しやすくなる。
【0027】
図8に、モジュール1の内側駆動面13Aと協働する第2のタイプの駆動輪16を示す。第1のタイプの駆動輪の歯は、外側駆動面14Aの輸送方向に交差する方向の幅に対応していたが、これに対し、第2のタイプの駆動輪16の歯26の幅は、複数の内側駆動面13Aの幅に対応する。第2のタイプのスプロケット16は、例えばドラムモータのシェルによって駆動され、比較的大きな直径を有するスプロケットとすることができる。スプロケットは、例えば12本の歯を有する。図に明示されるように、フリースペース18は、比較的大きな歯26を受けるためにも利用される。歯は、両方向に駆動するように、両側に駆動側面27A、Bを備えることができる。
【0028】
ヒンジループ6の少なくとも一部には、輸送方向Pに沿って延在し、ヒンジ穴9に達する溝28が設けられている。この溝は、ヒンジループ6の底面27から輸送面17の方向に延び、輸送面から離れた位置まで延在する。本実施の形態では、溝28は本体3の底面23まで延びている。
【0029】
図9、10は、第3のタイプのスプロケット19によって駆動されるモジュール形成コンベヤマット2を備えるコンベヤを示す。コンベヤマット2は、スプロケット19によってヒンジピン9で駆動される。モジュール形成コンベヤマット2は、輸送方向Pに連続する複数のモジュール1を備える。複数のモジュール1は、それぞれ輸送方向に交差して延在する本体3を備える。本体3の前側4には、輸送方向の前方に延在するヒンジループ6が設けられている。さらに、本体3の後側5には、輸送方向の後方に延在するヒンジループ6が設けられている。輸送方向Pに連続する複数のモジュール1のヒンジループ6は、ヒンジピン9により連結されて協働する。
【0030】
スプロケット19の歯29の側面30は、ヒンジループ6同士の間に、輸送方向Pに交差するように存在する空間31の位置において、ヒンジピン9と係合する。空間31によって、ヒンジピン9をスプロケット19の歯29に到達させて協働させることができる。
【0031】
スプロケット19は、輸送面17から離れたマット2の底面23の位置において、ヒンジピン9と協働する。この実施の形態では、輸送方向Pに交差する方向に隣接した、単一のモジュール1のヒンジループ部材6A,6Bの間に、空間31が設けられている。ここで、空間31は、ヒンジループ6に設けられ、ヒンジ穴内に延びるとともに、輸送方向に延在する溝28に対応する。
【0032】
また、空間31を、輸送方向Pに交差する方向に隣接する、2つのモジュール1のヒンジループ6同士の間に設けてもよい。これは、例えば、ヒンジループ6同士の間の空間7を、輸送方向Pに交差する方向のヒンジループ6の幅よりも大きく設定することで実現できる。
【0033】
空間31は、また、ヒンジピン9によって連結される、輸送方向Pに連続する複数のモジュール1のヒンジループ6同士の間に設けてもよい。
【0034】
本発明はここに示した例示的な実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。例えば、モジュールの本体は、少なくとも部分的に開放した形状、例えば、いわゆるフラッシュグリッドマットモジュール(flush grid mat module)としてもよい。または、これとともに、あるいはこれに代えて、例えば、湾曲形状、波形状、ジグザグ形状、格子形状または突起形状としてもよい。さらに、輸送面を平面以外の形状、例えば、凹状、凸状、および/また波形状としてもよい。これらの変形例も当業者には明らかであり、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲内に属すると理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのスプロケットによって駆動されるモジュール形成コンベヤマットを備え、
前記モジュール形成コンベヤマットは、輸送方向に連続する複数のモジュールを備え、
前記複数のモジュールは、それぞれ前記輸送方向に交差する方向に延在するとともに、前記輸送方向において前方および後方にそれぞれ延びる複数のヒンジループの列を有する本体を備え、
前記複数のヒンジループは、前記輸送方向に交差する方向に互いに離間し、
連続する複数のモジュールの前記複数のヒンジループは、ヒンジピンによって連結されて協働し、
前記コンベヤマットは、前記スプロケットにより前記ヒンジピンで駆動されることを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、
前記スプロケットの歯は、前記ヒンジループの間に、前記輸送方向に交差して存在する空間の位置において前記ヒンジピンと係合し、
前記空間によって前記ピンが前記スプロケットの歯に到達して協働することを特徴とするコンベヤ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のコンベヤにおいて、
前記スプロケットは、前記輸送面から離れた前記マットの下側の位置において前記ヒンジピンと協働することを特徴とするコンベヤ。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載のコンベヤにおいて、
少なくともいくつかの空間は、前記輸送方向に交差する方向に連続する、同一のモジュールのループ同士、またはループ部材同士の間に設けられることを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のコンベヤにおいて、
少なくともいくつかの空間は、前記モジュールの前記下側から到達可能な、前記ヒンジループの溝または凹部によって形成されることを特徴とするコンベヤ。
【請求項6】
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のコンベヤにおいて、
少なくともいくつかの空間は、前記輸送方向に交差する方向に互いに隣接する2つのモジュールのヒンジループの間に設けられることを特徴とするコンベヤ。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコンベヤにおいて、
少なくともいくつかの前記空間は、前記輸送方向に連続し、ヒンジピンを介して協働する複数のモジュールのヒンジループの間に設けられることを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
ヒンジピンによって連結された複数のモジュールからなるモジュール形成コンベヤマットを駆動する方法であって、
前記コンベヤマットは、前記ヒンジピンによって駆動されることを特徴とするコンベヤマット駆動方法。
【請求項9】
請求項8に記載のモジュール形成コンベヤマット駆動方法において、
前記コンベヤマットの、ヒンジループ同士またはヒンジループの一部同士の間に前記輸送方向に交差する方向に存在する空間の位置において、前記コンベヤマットは、前記ヒンジピンと係合するスプロケットを用いて駆動されることを特徴とするコンベヤマット駆動方法。
【請求項10】
本体を備え、輸送方向に交差する方向に延在する前記本体の前側および後側には、前記輸送方向に交差する方向に互いに空間を介して互い違いになるように離間した複数のヒンジループの列が設けられ、前記複数のヒンジループは、前記輸送方向に交差する方向に延在するヒンジ穴を有し、
連続する複数のモジュールの前側および後側は、前記ヒンジループが組み合った状態で、前記輸送方向に交差する方向に延在するヒンジピンを用いて連結され、
ヒンジループの外側面は、前記モジュールの前記前側または後側に設けられ、内側面は、前記モジュールの中間に近い位置に設けられ、
前記外側面は、前記内側面よりも前記ヒンジ穴に近い位置に設けられ、
前記外側面には、第1のタイプの駆動輪の歯と協働する外側駆動面が設けられ、
前記内側面には、別のタイプの駆動輪の歯と協働する内側駆動面が設けられることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項11】
請求項10に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記内側または外側駆動面は、実質的に湾曲形状を有することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項12】
請求項11に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記駆動面は、前記輸送方向に実質的に交差する方向に延在する曲率の中心に対して、実質的に一定の曲率半径を有するカーブであることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項13】
請求項11または請求項12に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記外側駆動面の前記曲率は、前記内側駆動面の前記曲率よりも大きいことを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項14】
請求項12に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記外側駆動面の前記曲率半径は、前記内側駆動面の前記曲率半径よりも小さいことを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項15】
請求項10から請求項14のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記本体は、実質的にシート状であることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項16】
請求項15に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記ヒンジループは、前記本体の輸送面に対して、実質的に外側および下方に延在することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項17】
請求項10から請求項16のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記モジュールは、実質的に閉鎖された輸送面を有することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項18】
請求項10から請求項17のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記モジュールの前記輸送面は、前記複数のヒンジループの後部によって形成される閉鎖面と、実質的に平面状態となるように連結されることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項19】
請求項10から請求項18のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記モジュールの底面の前記内側駆動面同士の間には、フリースペースが設けられていることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項20】
請求項10から請求項19のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記本体は、前記複数のヒンジループの間の空間の位置に、前記モジュールの輸送面に向かって先細になる縮小部を備えることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項21】
請求項10から請求項20のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記本体の前記底面は、前記輸送方向に交差する方向に、実質的に膨らんだ形状を有することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項22】
請求項10から請求項21のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記ヒンジループの少なくとも一部には、輸送方向に延在し、前記ヒンジ穴に達する溝が設けられていることを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項23】
請求項22に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記溝は、前記ヒンジループの前記底面から前記輸送面の方向に延び、前記モジュールの輸送面から離れた位置まで延在することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項24】
請求項10から請求項23のいずれか1項に記載のコンベヤマットモジュールにおいて、
前記ヒンジループ同士またはその一部同士の間に、前記輸送方向に交差する方向に存在する空間が設けられ、
前記空間により、使用中に前記ピンがスプロケットの歯に到達して協働することを特徴とするコンベヤマットモジュール。
【請求項25】
輸送方向に連続する複数のモジュールを備え、
前記複数のモジュールは、それぞれ、輸送方向の前方および後方に延びるヒンジループを有するとともに、輸送方向に交差する方向に延在する本体を備え、
連続する複数のモジュールの前記ヒンジループは、ヒンジピンによって連結されて協働し、
少なくとも2つの連続するモジュールは、請求項10から請求項24のいずれか1項に記載のように形成されていることを特徴とするモジュール形成コンベヤマット。
【請求項26】
請求項25に記載のモジュール形成コンベヤマットにおいて、
前記コンベヤマットは、外側駆動面の幅に対応する幅の歯を有する第1のタイプの駆動輪、または、複数の内側駆動面の幅に対応する幅の歯を有する別のタイプの駆動輪の、所望の駆動輪によって駆動可能であることを特徴とするモジュール形成コンベヤマット。
【請求項27】
請求項25または請求項26に記載のモジュール形成コンベヤマットにおいて、
前記ヒンジループ同士またはその一部同士の間に、前記輸送方向に交差する方向に存在する空間が設けられ、
前記空間により、使用中に前記ピンがスプロケットの歯に到達して協働することを特徴とするコンベヤマットモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2009−519877(P2009−519877A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547126(P2008−547126)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/NL2006/000642
【国際公開番号】WO2007/073161
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(505416555)
【Fターム(参考)】