説明

コードを変調するため、及びコンテンツをユーザに提供するために有効な装置

【課題】コンテンツをユーザに提供するために有効なシステム及び方法の提供。
【解決手段】システムは、サウンド装置と、スマートフォンと、プロセッサとを含んでもよい。サウンド装置は、変調されたコードを出力してもよい。サウンド装置は、コードに基づく周期波を生成するために有効なプロセッサと、プロセッサと電気的に通じているスピーカとを含んでもよい。スピーカは、コードに基づく変調されたコードを出力してもよい。スマートフォンは、変調されたコードを受信及び復調して、コードを再生してもよい。スマートフォンは、コードを、プロセッサに送信してもよい。プロセッサは、コードを受信し、コードに関連するコンテンツを決定し、コンテンツを、ネットワーク上で、スマートフォンに送信してもよい。スマートフォンは、更に、コンテンツを受信し、コンテンツを、ディスプレイ上に表示してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2011年9月23日出願の、「SYSTEM EFFECTIVE TO ENCODE A SIGNAL AND PROVIDE CONTENT TO A USER(信号をエンコードし、コンテンツをユーザに提供するために有効なシステム)」と題され、発明者としてAlex Bell(アレックス・ベル)及びJonathan Glanz(ジョナサン・グランツ)が挙げられた、同時係属中の、仮出願第61/538,370号の優先権を主張するものであり、かつ、2011年9月23日出願の、「SYSTEM EFFECTIVE TO DECODE A SIGNAL AND PROVIDE CONTENT TO A USER(信号をデコードし、コンテンツをユーザに提供するために有効なシステム)」と題され、発明者としてAlex Bell(アレックス・ベル)及びJonathan Glanz(ジョナサン・グランツ)が挙げられた、同時係属中の、仮出願第61/538,395号の、及び、2011年9月23日出願の、「DEVICE EFFECTIVE TO ENCODE A SIGNAL AND TO PROVIDE CONTENT TO A USER(信号をエンコードするため、及びコンテンツをユーザに提供するために有効な装置)」と題され、発明者としてAlex Bell(アレックス・ベル)及びJonathan Glanz(ジョナサン・グランツ)が挙げられた、同時係属中の、仮出願第61/538,443号の優先権を主張するものであり、これらの3つの出願は全て、それらの全体が参照によって本明細書中に援用される。
【0002】
この開示は、サウンド装置とのサウンド通信状態にある潜在的なユーザに、的を絞ったコンテンツを提供するために有効な、システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
スマートフォンは、セルラ又は衛星ネットワーク上で通信することが可能な、装置及び構成を含んでもよい。スマートフォンは、また、スマートフォンが入手できるデータのいくらかを利用することが可能な、アプリケーションを記憶することが可能であってもよい。例えば、アプリケーションは、ユーザの連絡先リストと位置とを組み合わせて、ユーザのための追加のコンテンツを生成することが可能であってもよい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態は、コンテンツをユーザに提供するために有効なシステムである。このシステムは、コードを変調して、変調されたコードを生成するために有効な、サウンド装置を含んでもよい。サウンド装置は、コードに基づいて、周期波を生成するために有効な、第1のプロセッサを含んでもよい。サウンド装置は、第1のプロセッサと電気的に通じているスピーカを更に含んでもよく、スピーカは、周期波を受信し、コードに基づく変調されたコードを含むサウンド波を出力するために有効である。このシステムは、サウンド装置と通信状態にあるスマートフォンを更に含んでもよい。スマートフォンは、変調されたコードを受信し、変調されたコードを復調して、コードを再生し、コードを、ネットワーク上で、第2のプロセッサへのクエリとして送信するために有効であってもよい。第2のプロセッサは、コードを含むクエリを受信し、コードに関連するコンテンツを決定し、コンテンツを、スマートフォンに送信するために有効であってもよい。スマートフォンは、コンテンツを受信し、コンテンツを出力するために更に有効であってもよい。
【0005】
本発明の別の実施形態は、コンテンツをユーザに提供する方法である。この方法は、第1のプロセッサによって、コードに基づいて、周期波を生成することを含んでもよい。この方法は、周期波を、スピーカに送信することを更に含んでもよい。この方法は、スピーカによって、変調されたコードを含むサウンド波を出力することを更に含んでもよく、変調されたコードは、コードに基づくものである。この方法は、スマートフォンによって、変調されたコードを受信することを更に含んでもよい。この方法は、スマートフォンによって、変調されたコードを復調して、コードを再生することを更に含んでもよい。この方法は、スマートフォンによって、コードを、ネットワーク上で、第2のプロセッサへのクエリとして送信することを更に含んでもよい。この方法は、第2のプロセッサによって、コードを含むクエリを受信することを更に含んでもよい。この方法は、第2のプロセッサによって、コードに関連するコンテンツを決定することを更に含んでもよい。この方法は、第2のプロセッサによって、コンテンツを、スマートフォンに送信することを更に含んでもよい。この方法は、スマートフォンにおいて、コンテンツを受信することを更に含んでもよい。この方法は、スマートフォンによって、コンテンツを出力することを更に含んでもよい。
【0006】
本発明の更に別の実施形態は、コンテンツをユーザに提供するために有効なシステムである。このシステムは、コードを変調して、変調されたコードを生成するために有効な、サウンド装置を含んでもよい。サウンド装置は、コードに基づいて、周期波を生成するために有効な、第1のプロセッサと、第1のプロセッサと電気的に通じているスピーカとを含んでもよい。スピーカは、周期波を受信し、コードに基づく変調されたコードを含むサウンド波を出力するために有効であってもよい。第2のプロセッサは、スマートフォンから、コードを含むクエリを受信し、コードに関連するコンテンツを決定し、コンテンツを、スマートフォンに送信するために有効であってもよい。
【0007】
この開示の、前述の、及びその他の特徴は、以下の説明、及び添付の特許請求の範囲を、添付の図面と組み合わせて参照することによって、より完全に明らかになるであろう。これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを示し、従って、本開示の範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解して、添付の図面を参照することによって、本開示は、追加の特定性及び詳細と共に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態による、コードを変調し、コンテンツをユーザに提供するために有効なシステムの、システム図である。
【図2】本発明の一実施形態によって実行されてもよいプロセスを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、その一部を形成する添付の図面を参照する。文脈によって特に指示されない限り、図面において、同様の記号は、通常、同様の構成要素を識別する。詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲に記載された、例示的な実施形態は、限定することを意図するものではない。本明細書中で提示される主題の精神又は範囲を逸脱することなく、その他の実施形態が利用されてもよく、その他の変更が行われてもよい。本明細書中に全般的に記載された、及び添付の図面で示された、本開示の態様は、幅広い様々な構成において、配列、置換、組み合わせ、分離、及び/又は設計されてもよく、それらの全ては本明細書中で明確に企図される、ということは容易に理解されるであろう。
【0010】
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるシステム100が示されている。要約すれば、スマートフォン104が、サウンド装置106によって出力されたオーディオ波136を受信するように構成されてもよい。波136は、バイナリコード138を変調するために周波数変調されたものであってもよい。スマートフォン104は、波136内で送信された、変調されたコード152から、コード138を復調して、コード138を再生してもよい。スマートフォン104は、強化されたコード140を、ネットワーク116を通じて、プロセッサ150へのクエリとして送信してもよい。強化されたコード140を含むクエリに応えて、プロセッサ150は、スマートフォン104によって出力されるべきコンテンツ148を、スマートフォン104に送信してもよい。ユーザ102は、スマートフォン104の振動などを介して、コンテンツ148の受信を通知されてもよい。コンテンツ148は、クーポン、音声、映像、音声映像、デジタルコンテンツピース、映画、ウェブページ、コンテンツへのポインタなどの、スマートフォンによって出力されることが可能な任意のものであってもよい。
【0011】
スマートフォン104は、アンテナ112、ディスプレイ116、メモリ118、ユーザインタフェース146、マイクロフォン145、カメラ144(全てプロセッサ113と通信状態にある)を含んでもよい。アンテナ112は、ネットワーク122内のセルラ基地局144又は衛星142との無線通信を可能にしてもよい。メモリ118は、プロセッサ113に命令を提供するために有効な、アプリケーション134を記憶してもよい。
【0012】
サウンド装置106は、サウンド波を出力することが可能な任意の装置であってもよい。例えば、サウンド装置106は、スマートフォン120、テレビ124、コンピュータ126、会議において参加者が装着してもよいバッジ130、ビーコンなどのスピーカ128、などであってもよい。サウンド装置106がビーコン128である例では、ビーコン128は、例えば、店内の棚154の上に配置されてもよい。スピーカ128は、拡声システム内などにある、人間に聞こえるサウンド波を出力するために有効なスピーカであってもよい。サウンド装置106は、プロセッサ156と、コード138を含んでもよいメモリ132とを、含んでもよく、かつ/又は、それらと通信状態にあってもよい。サウンド装置106は、サウンド装置106と、スマートフォン104を使用している潜在的ユーザ102との間の、所望の距離に基づいて、サウンド波136のボリュームの大きさを調節するように構成されてもよい。サウンド波136のボリュームの大きさに基づいて、変調されたコード152をスマートフォン104が復調するのが困難な位置、及び、変調されたコード152をスマートフォン104が復調できる位置を含む、範囲が規定されてもよい。
【0013】
発明者らは、多くの様々なタイプの装置がサウンド装置106のために使用されてもよいため、多くの様々な周波数範囲が、サウンド波136上にコード138を変調するために使用されてもよく、変調されたコード152の復調が複雑になっている、ということを発見した。更に、サウンド装置106の周囲の環境は、雑音が多い可能性がある。コード138は、ロジック0及びロジック1を含む、バイナリコードであってもよい。サウンド装置106は、プロセッサ156などを介して、第1の周波数範囲の、ロジック「0」のための割り当て、及び、第2の周波数範囲の、ロジック「1」のための割り当てによって、変調されたコード152を、変調及び出力するように構成されてもよい。これにより、様々なスピーカ分解能出力を有してもよい、複数の別個のサウンド装置106から、変調されたコード152が出力されることが可能になる。
【0014】
例えば、ロジック「0」が、約20,550Hzと約21,000Hzとの間の範囲内の周波数を有する、波136の中のサウンドパルスに割り当てられてもよい。同様に、ロジック「1」が、約21,000Hzから約22,000Hzまでの範囲内の周波数を有するサウンドパルスに割り当てられてもよい。各サウンドパルスは、例えば、持続時間が約1msであってもよい。サウンド装置106は、従って、第1の周波数範囲、及び第2の周波数範囲内のサウンドパルスをそれぞれ出力することによって、一連のロジック0及び1を含む、変調されたコード152を生成することが可能であってもよい。変調されたコード152全体は、約32msの間続いてもよく、そして、32のロジックビットを含んでもよい。変調されたコード152は、サウンド装置106によって、繰り返して、かつ周期的に出力されてもよい。一例では、各サウンドパルスの間に、クロックパルスが出力されてもよい。例えば、クロックパルスは、第1及び第2の周波数範囲の中間を中心とするものなどの、第3の周波数セットにおけるものであってもよい。この例では、クロックパルスは、21,000Hzにおけるものであってもよい。クロックパルスは、新たなビットの開始を示すために使用されてもよい。プロセッサ156は、様々な方法で、オーディオ波136に、コード138を追加してもよい。
【0015】
例えば、テレビ124が、波136を生成するために使用されている場合、プロセッサ156は、変調されたコード152を、その他の出力されるコンテンツ内にデジタル接合(digitally splice)してもよい。スピーカ128が使用される例では、プロセッサ156は、同様に、変調されたコード138を、その他の出力コンテンツと並行して追加してもよい。ビーコンが使用される例では、プロセッサ156又はビーコン128は、変調されたコード152を生成するために、特別に設計されてもよい。
【0016】
例えば、安価な装置が、スピーカを駆動するための方形波出力を生成するために使用されてもよい。図示されているように、プロセッサ156又はビーコン128は、マイクロコントローラ190と、電圧源208と、抵抗器204と、スイッチ206とを含んでもよい。電圧源208は、5ボルトのバッテリであってもよい。
【0017】
マイクロプロセッサ190は、100kHzを超えるクロック速度で動作することが可能なプロセッサであってもよく、そして、制限されたメモリを有してもよい。マイクロプロセッサ190は、例えば、6本の出力ピン192、194、196、198、200、202を有する、PIC10F200OTであってもよい。図示されているように、ピン196、200、及び202は、オープンのままにされてもよい。ピン194、及び198は、Vdd、及びVss端子に対応してもよく、そして、電圧源208と電気的に通じていてもよい。マイクロプロセッサ190は、1本の入力/出力ピン192を有してもよい。ピン192は、スイッチ206と電気的に通じていてもよい。スイッチ206は、NPN又はPNPトランジスタなどの、トランジスタであってもよく、ここで、ピン192が、ベースと電気的に通じていてもよく、抵抗器204が、コレクタと電気的に通じていてもよく、電圧源208の端子が、エミッタと電気的に通じていてもよい。抵抗器204のもう一方の端は、スピーカ128の第1の端子と電気的に通じていてもよい。スピーカ128の第2の端子は、電圧源208と電気的に通じていてもよい。コード138が、マイクロプロセッサ190のメモリ内に記憶されてもよい。マイクロプロセッサ190は、ロジック0に対応する第1の周波数範囲内での、方形波などの周期波を、スピーカ128に送信するように構成されてもよい。マイクロプロセッサ190は、ロジック1に対応する第2の周波数範囲内での、方形波を、スピーカ128に送信するように構成されてもよい。このようにして、マイクロプロセッサ190は、結果として、上記でより詳細に述べたように、コード138を周波数変調してもよい。この配置を使用すれば、スイッチ206は、周期波に応じて、電源208からの電力を、スピーカ128に、選択的に供給し、これにより、所望の周波数の波を、スピーカ128から出力することが可能である。
【0018】
抵抗器204は、波136のボリュームの大きさを制御するように調節されてもよい。例えば、抵抗器204は、制御ホイールを有する可変の調節可能な抵抗器であってもよい。波136のボリュームは、スマートフォン104とサウンド装置106との間の距離dに比例し、ここで、コード138は、スマートフォン104によって復調されてもよい。ボリュームが小さすぎるか、又は、スマートフォン104がサウンド装置106から遠く離れすぎている場合、スマートフォン104は、変調されたコード152を復調するのが困難な可能性がある。例えば、ボリュームが小さすぎる場合、サウンド装置106の近くの雑音が、変調されたコード152からの、コード138の復調を困難にさせる可能性がある。逆に、スマートフォン104がサウンド装置106の近くにある場合にのみ、スマートフォン104が、変調されたコード152からコード138を復調することが可能であってもよいように、抵抗器204は、距離dを故意に制限するために使用されてもよい。例えば、スピーカ128と同じ通路内にあるスマートフォン104のみが、コード138を復調することが可能であってもよいように、ボリューム及びdが調節されてもよい。
【0019】
一例では、変調されたコード152をスマートフォン104が復調できる距離dが、サウンド装置106から3フィート(約91.44cm)であるように、抵抗204は、500MΩなどの、比較的高い抵抗に設定されて、サウンド波136の低いボリュームをもたらしてもよい。別の例では、変調されたコード152をスマートフォン104が復調できる距離dが、サウンド装置106から20フィート(約6.096m)であるように、抵抗204は、140Ωなどのように、比較的低く設定されてもよい。
【0020】
マイクロプロセッサ190は、単純な方形波を生成してもよいため、安価な使い捨てのマイクロプロセッサ190が使用されてもよい。例えば、マイクロプロセッサ190の価格は、わずか0.20ドルであってもよく、プロセッサ156又はビーコン128の価格は、総額0.75ドルであってもよい。そのような安価なプロセッサは、バッジ130などの、使い捨ての支持体と共に使用されてもよい。
【0021】
サウンド波136は、スマートフォン104のマイクロフォン145によって受信され、プロセッサ113によって、アプリケーション134内の命令を使用して処理されてもよい。プロセッサ113は、変調されたコード152を復調して、コード138を再生してもよい。プロセッサ113は、次に、コード138に、スマートフォン104に関連する追加のコンテキストデータを追加して、強化されたコード140を生成してもよい。例えば、プロセッサ113は、スマートフォン104上に記憶されたアプリケーションの所有者に関連する情報(特定のブランド、マーク、又は会社の指示など)を追加してもよい。例えば、アプリケーション134は、会社Xによって所有されていてもよく、かつ、会社Xに関連する製品の販売を促進するために使用されてもよい。強化されたコード140は、スマートフォン104の位置、及び/又は、サウンド装置106の位置に関する情報を含んでもよい。強化されたコード140を受け取り次第、プロセッサ150が、スマートフォン104にコンテンツ148を繰り返して送信しなくてもよいように、強化されたコード140は、スマートフォン104の識別子を含んでもよい。
【0022】
上述のように、強化されたコード140は、ネットワーク116上で、プロセッサ150へのクエリとして送信されてもよい。強化されたコード140に応えて、プロセッサ150は、コンテンツ148を、ネットワーク116上で、スマートフォン104に、ディスプレイ116上に出力するために送信してもよい。
【0023】
一例では、ビーコン128は、棚154の上に置かれて、ブランドXに関連するコード138を含む波136を出力してもよい。スマートフォン104は、波136を受信し、コード138を復調し、強化されたコード140を生成してもよい。プロセッサ150は、強化されたコード140を受信して、ブランドXに関連するコンテンツ148を、スマートフォン104に送信してもよい。例えば、コンテンツ148は、ブランドXに関連するクーポンを含んでもよい。
【0024】
いくつかある利点の中でも特に大きな利点は、ユーザが現実世界の場所とのサウンド通信状態にある場合、又は、ユーザがメディアを体験している場合に、本開示によるシステムを使用している広告主が、ユーザのスマートフォンに安価に到達できる可能性がある、ということである。特定の周波数値がクエリとして使用される状況などにおいて、特定の周波数が放射されることを保証するために、プロセッサとフィードバックループとを必要とする、他の装置におけるような、高価なハードウェアが使用される必要はない。店内の通路などの、特定の位置における、潜在的ユーザのスマートフォンが対象にされてもよい。別の例では、変調されたコードを有するサウンド波を出力するために有効な、ビーコンを有する、安価な使い捨てのバッジを、会議の参加者が装着してもよい。コードは、(バッジを有する)人がスマートフォンのすぐ近くにいることを示すコンテンツ148をもたらしてもよく、バッジを装着している人に関する情報を更に提供してもよい。テレビコマーシャルが、人間には聞こえないコードを、聞こえるコマーシャルと組み合わせて出力してもよい。
【0025】
図2を参照すると、本発明の一実施形態によって実行されてもよいプロセスが示されている。このプロセスは、例えば、図1に関して上述した、システム100を使用して実施されてもよい。
【0026】
ステップS2で、サウンド装置において、プロセッサは、コードに基づいて、周期波を生成してもよい。ステップS3で、プロセッサは、周期波を、スピーカに送信してもよい。ステップS4で、スピーカは、変調されたコードを含むサウンド波を出力してもよく、変調されたコードは、コードに基づくものである。
【0027】
ステップS6で、スマートフォンは、変調されたコードを受信してもよい。ステップS8で、スマートフォンは、変調されたコードを復調して、コードを再生してもよい。ステップS10で、スマートフォンは、コードを、ネットワーク上で、プロセッサへのクエリとして送信してもよい。
【0028】
ステップS12で、プロセッサは、コードを含むクエリを、スマートフォンから受信してもよい。ステップS14で、プロセッサは、コードに関連するコンテンツを決定してもよい。ステップS16で、プロセッサは、コンテンツを、スマートフォンに送信してもよい。
【0029】
ステップS18で、スマートフォンは、コンテンツを受信してもよい。ステップS20で、スマートフォンは、コンテンツを出力してもよい。
【0030】
様々な態様及び実施形態が、本明細書中で開示されたが、その他の態様及び実施形態は、当業者にとって明らかであろう。本明細書中で開示された様々な態様及び実施形態は、説明の目的のためのものであり、限定することを意図するものではなく、真の範囲及び精神は、特許請求の範囲によって示されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツをユーザに提供するために有効なシステムであって、前記システムは、
コードを変調して、変調されたコードを生成するために有効な、サウンド装置と
(前記サウンド装置は、
コードに基づいて、周期波を生成するために有効な、第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと電気的に通じているスピーカとを含み、前記スピーカは、前記周期波を受信し、前記コードに基づく変調されたコードを含むサウンド波を出力するために有効であり)、
前記サウンド装置と通信状態にあるスマートフォンとを備え、前記スマートフォンは、
前記変調されたコードを受信し、
前記変調されたコードを復調して、前記コードを再生し、
前記コードを、ネットワーク上で、第2のプロセッサへのクエリとして送信する
ために有効であり、前記第2のプロセッサは、
前記コードを含む前記クエリを受信し、
前記コードに関連するコンテンツを決定し、
前記コンテンツを、前記スマートフォンに送信する
ために有効であり、前記スマートフォンは、前記コンテンツを受信し、前記コンテンツを出力するために更に有効である、システム。
【請求項2】
前記周期波は、少なくとも、第1の周波数セット、及び第2の周波数セットを含み、
前記変調されたコードは、前記第1の周波数セット、及び前記第2の周波数セット上で変調された、前記コードを含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記サウンド装置は、前記第1のプロセッサと前記スピーカとの間の、スイッチを更に備え、
電源が、前記スイッチ、及び前記スピーカと、電気的に通じている、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記スイッチは、前記周期波に応えて、前記電源から、前記スピーカに、選択的に電力を供給するために有効である、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記スイッチと前記電源との間に、抵抗器を更に備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記抵抗器は、可変であり、前記スピーカによって出力される音のボリュームを調節するために有効である、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記スイッチは、NPN又はPNPトランジスタである、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記プロセッサは、PIC10F200OTである、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記プロセッサは、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の端子を含む、PIC10F200OTであり、
前記第1、及び第2の端子は、前記電源と電気的に通じており、
前記第3の端子は、前記スイッチと電気的に通じている、
請求項4に記載のシステム。
【請求項10】
前記コードは、前記プロセッサ内に記憶される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
コンテンツをユーザに提供する方法であって、前記方法は、
第1のプロセッサによって、コードに基づいて、周期波を生成し、
前記周期波を、スピーカに送信し、
前記スピーカによって、変調されたコードを含むサウンド波を出力し、前記変調されたコードは、前記コードに基づくものであり、
スマートフォンによって、前記変調されたコードを受信し、
前記スマートフォンによって、前記変調されたコードを復調して、前記コードを再生し、
前記スマートフォンによって、前記コードを、ネットワーク上で、第2のプロセッサへのクエリとして送信し、
前記第2のプロセッサによって、前記コードを含む前記クエリを受信し、
前記第2のプロセッサによって、前記コードに関連するコンテンツを決定し、
前記第2のプロセッサによって、前記コンテンツを、前記スマートフォンに送信し、
前記スマートフォンにおいて、前記コンテンツを受信し、
前記スマートフォンによって、前記コンテンツを出力すること
を含む、方法。
【請求項12】
前記周期波は、少なくとも、ロジック0に対応する第1の周波数セット、及びロジック1に対応する第2の周波数セットを含み、
前記変調されたコードは、前記第1の周波数セット、及び前記第2の周波数セット上で変調された、前記コードを含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記周期波に応えて、電源から、前記スピーカに、選択的に電力を供給するために、前記周期波を、スイッチに送信すること
を更に含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記スピーカによって出力される音のボリュームを調節するために、前記電源と前記スイッチとの間の、抵抗器を調節することを更に含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
コンテンツをユーザに提供するために有効なシステムであって、前記システムは、
コードを変調して、変調されたコードを生成するために有効な、サウンド装置を備え、 前記サウンド装置は、
コードに基づいて、周期波を生成するために有効な、第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと電気的に通じているスピーカとを含み、前記スピーカは、前記周期波を受信し、前記コードに基づく変調されたコードを含むサウンド波を出力する
ために有効であり、第2のプロセッサは、
スマートフォンから、前記コードを含むクエリを受信し、
前記コードに関連するコンテンツを決定し、
前記コンテンツを、前記スマートフォンに送信する
ために有効である、システム。
【請求項16】
前記周期波は、少なくとも、第1の周波数セット、及び第2の周波数セットを含み、
前記変調されたコードは、前記第1の周波数セット、及び前記第2の周波数セット上で変調された、前記コードを含む、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記サウンド装置は、前記第1のプロセッサと前記スピーカとの間の、スイッチを更に備え、
電源が、前記スイッチ、及び前記スピーカと、電気的に通じている、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記スイッチは、前記周期波に応えて、前記電源から、前記スピーカに、選択的に電力を供給するために有効である、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記スイッチと前記電源との間に、抵抗器を更に備える、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記抵抗器は、可変であり、前記スピーカによって出力される音のボリュームを調節するために有効である、請求項19に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−69296(P2013−69296A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−209468(P2012−209468)
【出願日】平成24年9月24日(2012.9.24)
【出願人】(512247625)ソニック ノーティファイ インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】