説明

コード吊り具

【課題】 構成部品数を減少させたコード吊り具を提供する。
【解決手段】 天井1に取り付けられる樹脂製の台座2の下面に略L状のコードフック3を一体に形成し、台座2の外周に螺合される樹脂製の筒4の内面とコードフック3の側部を近接または接触させたコード吊り具である。また、コードフック3を避けた位置の台座2にネジ孔5を設け、台座2を天井1に取り付けるネジ6を前記ネジ孔5に通している。樹脂製の台座2の下面に略L状のコードフック3を一体に形成したため、構成部品数を減少できるとともに、台座2の外周に螺合される筒4の内面とコードフック3の側部を近接または接触させたため、荷重がかかるコードフック3の変形が実質的になくなり、その破損などを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構成部品数を減少させたコード吊り具に関する。
【背景技術】
【0002】
コード吊り具は特許文献1などで知られ、構成部品数が多かった。
【特許文献1】特開平10−214512号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、構成部品数を減少させたコード吊り具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明を要約すると、天井に取り付けられる樹脂製の台座の下面に略L状のコードフックを一体に形成し、台座の外周に螺合される筒の内面とコードフックの側部を近接または接触させたコード吊り具である。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、樹脂製の台座の下面に略L状のコードフックを一体に形成したため、構成部品数を減少できるとともに、台座の外周に螺合される筒の内面とコードフックの側部を近接または接触させたため、荷重がかかるコードフックの変形が実質的になくなり、その破損などを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0007】
図示の実施形態は、天井1に取り付けられる樹脂製の台座2の下面に略L状のコードフック3を一体に形成し、台座2の外周に螺合される樹脂製の筒4の内面とコードフック3の側部(細幅側部)を近接または接触させたコード吊り具である。
【0008】
また、コードフック3を避けた位置の台座2にネジ孔5を設け、台座2を天井1に取り付けるネジ6を前記ネジ孔5に通している。
【0009】
さらに詳述すれば、コードフック3は円形の台座2の直径方向に沿って形成されるのが好ましく、台座2の外周のネジ部7に筒4の上部内面のネジ部8が螺合される。コード9はコードフック3に掛けられて筒4の下端孔から露出され、コード9の一方は天井1に固定した引掛ローゼット(図示せず)などに接続され、他方の下部には照明器具などが吊り下げられる。
【0010】
本実施形態によれば、樹脂製の台座2の下面に略L状のコードフック3を一体に形成したため、構成部品数を減少できるとともに、台座2の外周に螺合される筒4の内面とコードフック3の側部を近接または接触させたため、荷重がかかるコードフック3の変形が実質的になくなり、その破損などを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態を示す分解斜視図
【図2】同分解断面図
【図3】図2とは切断面が直交する分解断面図
【符号の説明】
【0012】
1 天井
2 台座
3 コードフック
4 筒
5 ネジ孔
6 ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井に取り付けられる樹脂製の台座の下面に略L状のコードフックを一体に形成し、台座の外周に螺合される筒の内面とコードフックの側部を近接または接触させたコード吊り具。
【請求項2】
請求項1において、コードフックを避けた位置の台座にネジ孔を設け、台座を天井に取り付けるネジを前記ネジ孔に通したコード吊り具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−172831(P2006−172831A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−361701(P2004−361701)
【出願日】平成16年12月14日(2004.12.14)
【出願人】(392000567)朝日松下電工株式会社 (100)
【Fターム(参考)】