説明

コード読取装置、プログラムおよび商品登録システム

【課題】同一商品の二重登録を回避するとともに、商品登録の作業効率が低下を防止することが可能になる。
【解決手段】商品Gに付けられたバーコードBCを読み取り、読み取ったバーコードBCから商品コードを取得してPOS端末3に送信するスキャナ装置5において、同一商品の二度読みを防止する二度読み防止時間を営業時間帯別に設定する二度読み防止時間設定値記憶部503bと、この二度読み防止時間設定値記憶部503bに記憶された前記二度読み防止時間値以内に、POS端末3に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、コード読取装置、プログラムおよび商品登録システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、スーパーマーケット等の店舗では、POS(Point Of Sales)システムにおけるバーコード読取装置として固定型のバーコード読取装置が導入されている。
【0003】
この種の固定型のバーコード読取装置では、決済場所に設置されたチェックアウトカウンタの上面に立設された縦型ハウジングと、この縦型ハウジングの上端に連結されたキャッシャ用ディスプレイおよび客用ディスプレイを備えている。
【0004】
また、縦型ハウジングのキャッシャと対向する面に読取窓が設けられ、その読取窓を介して商品に付けられたバーコードを読み取り、この読み取ったバーコードから当該商品の商品コードを取得するための読取部(カメラや画像処理部などの各種回路)が縦型ハウジング内部に実装されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
この種のバーコード読取装置では、キャッシャにより客が買上げる対象の商品に付けられたバーコードが読取窓に向けられた場合に、読取部でバーコードを読み取って商品コードを取得し、その商品コードをPOS端末に送信するようになっている。これによりPOS端末側で、売上ファイルに対する商品登録処理が行われる。
【0006】
ところが、この種のバーコード装置では、従来の手持ち型のバーコード読取装置(通称:タッチスキャナ)に比べ読取可能な距離範囲が広いため、商品登録に不慣れなキャッシャが使用した場合には、読取窓の付近で商品に付けられたバーコードを探すような行為を繰り返し行うことで、そのキャッシャの意図とは関係なく、同一商品の二度読み、すなわち、POS端末において同一商品の二重登録が発生するという不都合があった。
【0007】
このような不都合を解消するために従来では、二度読み防止機能である二度読み防止タイマを用いた二重登録を防止する技術が提供されている(たとえば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−93289号公報
【特許文献2】特開2001−14419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献2では、二度読み防止機能である二度読み防止タイマの計時する二度読み防止時間として、営業時間帯に関係なく全ての時間帯の二度読み防止タイマ時間設定を固定的に設定するような構成を採用している。このため、次のような不都合がある。
【0010】
たとえば、営業時間帯の繁忙時間帯におけるキャッシャによる商品の商品登録時において、二度読み防止タイマの時間設定が固定的であるために、キャッシャは、商品登録の処理を速やかに行いたいが、二度読み防止タイマがタイムアウトしていないときには、次の商品の商品登録の処理を待つために、客を必要以上に決済待ちをさせてしまうなどの接客サービスを低下させることになる。
【0011】
この発明の実施形態は、店舗における営業時間帯に対応させて商品コードの二度読み防止時間を各時間帯に対応させて設定可能なコード読取装置、プログラム、および、商品登録システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明の実施形態のコード読取装置は、商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置であって、同一商品の二度読みを防止する二度読み防止時間設定値を営業時間帯別に記憶する二度読み防止時間設定記憶部と、この二度読み防止時間設定記憶部により記憶された営業時間帯別の前記二度読み防止時間設定値以内に、前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する二度読み商品コード破棄手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明の実施形態のプログラムは、商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置に実装されたコンピュータに実行させるプログラムであって、二度読み防止時間設定記憶部から営業時間帯に応じて二度読み防止時間設定値を設定するステップと、前記ステップにより設定された前記二度読み防止時間設定値以内に、前回前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合には、この取得した商品コードを破棄する処理を実行するステップと、を前記コンピュータに実行させる。
【0014】
この発明の実施形態の商品登録システムは、商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置と、このコード読取装置から送信された前記商品コードを受信する前記上位装置とを備える商品登録システムであって、前記上位装置は、時刻を計時する時計部と、営業時間帯に応じて予め設定された二度読み防止時間設定値の設定情報を記憶する二度読み防止時間設定記憶手段と、前記時計部により計時された現時刻に対応する営業時間帯の前記二度読み防止時間設定情報を前記二度読み防止時間設定記憶手段から取得し、取得した前記二度読み防止時間設定値情報を前記コード読取装置に転送する転送手段と、を有し、前記コード読取装置は、前記転送手段で転送された前記二度読み防止時間設定情報を受信する受信手段と、この受信手段で受信した前記二度読み防止時間設定情報を記憶する二度読み防止時間設定記憶部と、この二度読み防止時間設定記憶部に記憶されている前記二度読み防止時間設定値以内に、前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する二度読み商品コード破棄手段と、を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の一実施形態に係るPOSシステムの概略構成を説明するための概要図。
【図2】同実施形態に係るチェックアウトシステムの外観構成を説明する斜視図。
【図3】同実施形態に係るストアサーバのハードウェア構成を説明するブロック図。
【図4】同実施形態に係る二度読み防止時間設定値を記憶する二度読み防止時間設定テーブルの構成例を説明する模式図。
【図5】同実施形態に係るPOS端末のハードウェア構成を説明するブロック図。
【図6】同実施形態に係るスキャナ装置のハードウェア構成を説明するブロック図。
【図7】同実施形態に係るスキャナ装置の二度読み防止時間設定割込み処理をCPUが実行するフローチャート。
【図8】同実施形態に係るスキャナ装置における商品登録処理をCPUが実行するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
なお、この発明の実施形態では、スーパーマーケットなどの店舗に設置されるPOSシステムにこの発明を適用した場合について説明する。
【0018】
図1は、この実施形態に係るPOSシステム1の概略構成を説明するための概略図である。
【0019】
図1に示すように、このPOSシステム1では、1台のストアサーバ2と、複数台のPOS端末3A〜3N(以下、特定しないPOS端末を単にPOS端末3という)とが、LAN(Local Area Network)などの内部ネットワーク4を介して接続されている。
【0020】
さらに、POS端末3A〜3Nには、スキャナ装置5A〜5N(以下、特定しないスキャナ装置を単にスキャナ装置5という)がそれぞれ電気的に接続されている。
【0021】
ここで、ストアサーバ2は、スーパーマーケットのバックヤードなどに設置され、POS端末3の上位装置としてのサーバ装置である。なお、ストアサーバ2は、パーソナルコンピュータなどで実現されている。
【0022】
POS端末3は、店舗の決済場所に設置され、客が買い上げする商品の決済を行うための端末である。ストアサーバ2およびスキャナ装置5との間で各種データ通信を行うものである。
【0023】
スキャナ装置5は、客が買い上げする対象の商品に付けられたバーコードBCなどのコードを読み取るコード読取装置である。読み取ったコードから取得した商品コードをPOS端末3に送信する装置である。
【0024】
なお、各POS端末3A〜3Nとそれぞれ対となる各スキャナ装置5A〜5Nとにより、それぞれ一つのチェックアウトシステム6A〜6N(以下、特定しないチェックアウトシステムを単にチェックアウトシステム6という)を構成している。
【0025】
図2は、一つのチェックアウトシステム6の外観構成を説明するための斜視図である。
【0026】
図2に示すように、チェックアウトシステム6は、一対のPOS端末3およびスキャナ装置5を主体に構成されている。POS端末3とスキャナ装置5とは、通信ケーブル7を介して接続されている。相互に各種データの送受信が可能になっている。
【0027】
POS端末3は、レジ台8に載置されたドロワ9の上面に載置されている。スキャナ装置5は、チェックアウトカウンタ10の上面略中央に固定されている。
【0028】
また、POS端末3は、ハウジング30の上面に、キーボード31、キャッシャ用ディスプレイ32、客用ディスプレイ33およびレシート発行口34等を備え、ハウジング30の内部に、取引単位のレシートの印字やジャーナルの印字を行うプリンタ35(図4参照)を備えている。
【0029】
また、図2のE1の指す拡大図に示すように、POS端末3のキーボード31には、1客の1取引の終了を宣言する際に用いられる預/現計キー31aと、客からの預かった貨幣の金額を値数する場合に用いられる「00」および「0」〜「9」などの置数キー31bなどを備えている。
【0030】
スキャナ装置5は、チェックアウトカウンタ10の上面に立設された縦型ハウジング51と、この縦型ハウジング51の上端に連結されたキャッシャ用操作表示部52および客用ディスプレイ53とを備えている。
【0031】
そして、縦型ハウジング51のキャッシャと対向する面51Aに、読取窓51aが設けられている。また、その読取窓51aを介して商品Gに付けられたバーコードBC(同図2のE2の指す拡大図参照)を読み取り、当該商品Gの商品コードを取得するための読取部(カメラ54や画像処理部508などの各種回路)(図5参照)が縦型ハウジング51内部に実装されている。
【0032】
また、キャッシャ用操作表示部52は、キャッシャ用ディスプレイ52aと、キーボード52bとを備えている。
【0033】
なお、図2のE3の指す拡大図に示すように、スキャナ装置5のキーボード52bには、POS端末3のキーボード31と略同様の各種機能キーとして預/現計キー52b−1および置数キー52b−2と、キャッシャが同一の商品Gを誤って二度読み取らせて登録させてしまった商品を取り消す場合に用いられる取消キー52b−3などを備えている。
【0034】
図3は、ストアサーバ2のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【0035】
図3に示すように、このストアサーバ2は、パーソナルコンピュータなどの一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。たとえば、CPU(Central Processing Unit)201、このCPU201とバスラインBL0を介して接続されるROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)204、外部記憶媒体処理部205、通信I/F206、LANI/F207、入出力処理部208、表示コントローラ209、音声処理部210および時計部211などを備えている。
【0036】
ここで、CPU201は、ストアサーバ2の全体の制御、すなわち、各種演算や各種構成要素部に対する各種処理を制御するものである。
【0037】
また、ROM202は、ストアサーバ2における各種処理を実行するためのプログラムなどの各種ファイルを記憶するものである。
【0038】
また、RAM203は、入力データや表示データなどの作業中のデータを一時的に記憶する。さらに、ストアサーバ2の起動時にROM202から読み出されたプログラムやHDD204から読み出された商品情報および二度読み防止時間設定情報などを一時的に記憶するものである。
【0039】
HDD204は、商品情報テーブル402aおよび二度読み防止時間設定テーブル204bが記憶されている。
【0040】
商品情報テーブル204aは、商品の種別毎に固有に割り振られた商品を特定するための商品コードと、商品名や単価などを含む商品情報とを対応付けて記憶するものである。
【0041】
図4は、二度読み防止時間設定テーブル204bを説明する模式図である。図4に示すように、二度読み防止時間設定テーブル204bは、キャッシャが客の買上する商品の商品登録時の営業間帯に対応付けて二度読み防止時間設定値を登録している。
【0042】
具体的には、ここでいう二度読み防止時間設定値とは、後述の二度読み防止タイマ511(図6参照)で設定される二度読み防止時間を設定するための数値である。すなわち、商品登録時の営業時間帯において同一商品の不要な二重登録を防止できる二度読み防止時間を設定するための数値である。なお、二度読み防止時間設定テーブル204bの二度読み防止時間設定情報は、POS端末3を介してスキャナ装置5にダウンロードされるようになっている。
【0043】
この実施の形態では、図4に示すように、二度読み防止時間設定テーブル204bは、商品登録時の営業時間帯としての二度読み防止時間設定値(秒)の基準値、すなわち通常時間帯(たとえば、14:00〜15:59)および(たとえば、18:00〜20:59)では、二度読み防止時間設定値(たとえば、3秒)を設定している。
【0044】
また、商品登録時の営業時間帯の繁忙時間帯(たとえば、16:00〜17:59)には、通常時間帯(たとえば、3秒)より比較的に短い二度読み防止時間設定値(たとえば、1秒)を設定している。
【0045】
また、商品登録時の営業時間帯の閑散時間帯(10:00〜13:59)には、通常時間帯(たとえば、3秒)より比較的に長い二度読み防止時間設定値(たとえば、5秒)を設定している。
【0046】
このように、二度読み防止時間設定値を設定することで、繁忙時間帯の客の決済時の待ち時間が少なくなり、キャッシャの商品登録時の作業効率が向上する。
【0047】
また、閑散時間帯には、キャッシャは、二度読み防止時間設定値が長く設定されているので商品登録処理において余裕を持って容易に商品登録作業をすることが可能となる。
【0048】
外部記憶媒体処理部205は、CD−RW(Compact Disk Rewritable)などの外部記録媒体に対する読み書き処理を行う装置である。
【0049】
通信I/F206は、インターネットなどの外部ネットワークを介して接続された本部のサーバ装置と各種データの送受信を行うものである。
【0050】
また、LANI/F207は、LAN4を介して接続されたPOS端末3と各種データの送受信を行うものである。
【0051】
入出力処理部208は、キーボード21またはマウス22からの操作信号を入力し、その入力した操作信号をCPU201に出力するものである。
【0052】
また、表示コントローラ209は、ディスプレイ23の画面の表示を制御するものである。
【0053】
また、音声処理部210は、スピーカ24から報知音等の各種音を出力させる処理を行うものである。
【0054】
時計部211は、現在の日付および時刻を計時するものである。
【0055】
図5は、POS端末3のハードウェア構成を説明するブロック図である。特に、ハウジング30(図2参照)内のハードウェア構成を示している。
【0056】
図5に示すように、このPOS端末3は、ハウジング30内に、CPU301、このCPU301とバスラインBL1を介して接続されるROM302、RAM303,時計部304、通信I/F305、LANI/F306、キーボードコントローラ307、第1表示コントローラ308、第2表示コントローラ309、プリンタコントローラ310、音声処理部311、I/O(Input/Output)ポート312などを備えている。
【0057】
ここで、CPU301は、POS端末3の全体の制御、すなわち、各種演算や各構成要素部に対する各種処理を制御するものである。
【0058】
ROM302は、POS端末3における各種処理を実行するためのプログラムなどの各種ファイルを記憶するものである。
【0059】
RAM303は、入力データや表示データなどの作業中のデータを一時的に記憶する。さらに、POS端末3の起動時にROM302から読み出されたプログラムや売上ファイルなどを一時的に記憶するものである。
【0060】
時計部304は、現在の日時および時刻を計時するものである。
【0061】
通信I/F305は、通信ケーブル7(図2参照)を介して接続されたスキャナ装置5と各種データの送受信を行うものである。
【0062】
LANI/F306は、LAN4(図1参照)を介して接続されたストアサーバ2と各種データの送受信を行うものである。
【0063】
キーボードコントローラ307はキーボード31の各種操作キー毎に対応したキー信号を入力し、その入力したキー信号をCPU301に出力するものである。
【0064】
第1表示コントローラ308は、キャッシャ用ディスプレイ32の画面表示を制御するものである。
【0065】
第2表示コントローラ309は、客用ディスプレイ33の画面表示を制御するものである。
【0066】
プリンタコントローラ310は、プリンタ35によるレシートやジャーナルの印字を制御するものである。
【0067】
音声処理部311は、スピーカ36から後述の二度読み防止処理における報知音などの各種音を出力させる処理を行うものである。
【0068】
I/Oポート312は、決済時にドロワ9に引き出しの開放を命令する信号を出力するものである。なお、前記信号を受信したドロワ9は、貨幣を収納する引き出し(図示せず)を開放する。
【0069】
図6は、スキャナ装置5のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。特に、ハウジング51(図2参照)内のハードウェア構成を示している。
【0070】
図6に示すように、このスキャナ装置5は、CPU501と、このCPU501とバスラインBL2を介して接続されるROM502、RAM503、通信I/F504、キーボードコントローラ505、第1表示コントローラ506、第2表示コントローラ507、画像処理部508、音声処理部509、時計部510、二度読み防止タイマ511および商品コード退出タイマ512などを備えている。
【0071】
CPU501は、スキャナ装置5の全体の制御、すなわち、各種演算や各構成要素部に対する各種処理を制御するものである。
【0072】
ROM502は、スキャナ装置5における各種処理を実行するためのプログラムや各種ファイルを記憶するものである。
【0073】
RAM503は、入力データや表示データなどの作業中のデータを一時的に記憶する。
【0074】
RAM503には、商品コード記憶部503aおよび二度読み防止時間設定記憶部503bが形成されている。
【0075】
商品コード記憶部503aは、カメラ54および画像処理部508などの読取部で取得したバーコードBCの商品コードなどを一時的に記憶するものである。
【0076】
二度読み防止時間設定記憶部503bは、ストアサーバ2の二度読み防止時間設定テーブル204bからダウンロードされた二度読み防止時間設定情報などを一時的に記憶するものである。
【0077】
通信I/F504は、通信ケーブル7(図2参照)を介して接続されたPOS端末3と各種データの送受信を行うものである。
【0078】
キーボードコントローラ505はキーボード52bから操作キーに対応したキー信号の入力処理を実行するものである。
【0079】
第1表示コントローラ506は、キャッシャ用ディスプレイ52aの画面表示を制御するものである。
【0080】
第2表示コントローラ507は、客用ディスプレイ53の画面表示を制御するものである。
【0081】
画像処理部508は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路で実現され、接続されたカメラ54の撮影により取得された画像の画像処理を行うものである。
【0082】
具体的には、この画像処理部508は、キャッシャにより読取窓51aに商品Gがかざされた際に、カメラ54の撮影により取得した撮影画像から周知の技術を用いて、商品Gに付けられたバーコードBC(図2参照)を読み取り、読み取ったバーコードBCをデコードして商品コードを取得する。ここで、カメラ54と画像処理部508などにより読取部を構成する。
【0083】
なお、画像処理部508で取得された商品コードは、CPU501の制御のもと、通信I/F504を介してPOS端末3に送信される。
【0084】
音声処理部509は、スピーカ55から後述の二度読み防止処理における正常または異常報知音を出力させるものである。
【0085】
時計部510は、現在の日時および時刻を計時するものである。
【0086】
二度読み防止タイマ511は、営業時間帯、たとえば、通常時間帯、繁忙時間帯および閑散時間帯などの二度読み防止時間設定値をセットするために設けられている。そして、商品Gに付けられたコードである商品コードの二度読みを発生しないように、二度読み防止時間設定値以内に取得した同一商品コードは二重登録になるので取得された商品コードは、CPU501の制御によって破棄されるようになっている。
【0087】
商品コード退出タイマ512は、商品に付けられたコードである商品コードが確実に読み取りエリアから退出したことを判別するために設けられている。
【0088】
このように構成された実施形態に係るスキャナ装置5のCPU501は、図7のフローチャートに示す二度読み防止時間設定割込み処理を実行するようにROM502にプログラムが設定されている。
【0089】
なお、CPU501は、二度読み防止時間設定記憶部503bに記憶されている営業時間帯毎との時刻になると、時計部510にて計時される現時刻に基づいて割込み信号が入力されと二度読み防止時間設定割込み処理を開始する。
【0090】
すなわち、CPU501は、この二度読み防止時間設定割込み処理を開始すると、先ず、ステップST51として時計部510に計時されている現時刻を読込む。
【0091】
次に、時計部510から読込んだ現時刻が通常時間帯か否かを判別する(ステップST52)。
【0092】
その判別の結果、現時刻が通常時間帯である場合には(ステップST52−YES)、二度読み防止時間設定値記憶部503bを参照し、通常時間帯の二度読み防止時間設定値、たとえば、3秒をRAM503のワークエリアに上書きしてセットする(ステップST53)。
【0093】
また、ステップST52の判別の結果、営業時間帯が繁忙時間帯の場合には、二度読み防止時間設定値記憶部503bを参照し、繁忙時間帯の二度読み防止時間設定値、たとえば、1秒をRAM503のワークエリアに上書きしてセットする(ステップST54)。
【0094】
また、ステップST52の判別の結果、営業時間帯が閑散時間帯の場合には、二度読み防止時間設定値記憶部503bを参照し、閑散時間帯の二度読み防止時間設定値、たとえば、5秒をRAM503のワークエリアに上書きしてセットする(ステップST55)。
【0095】
次に、現時刻に該当する営業時間帯に対応して二度読み防止時間設定値を二度読み防止タイマ511にセットする(ステップST56)。
【0096】
このようにして、営業時間帯別の二度読み防止時間設定値がRAM503のワークエリアに営業時間帯に応じて最新値が自動的に更新される。ここに、二度読み防止時間設定割込み処理を終了する。
【0097】
そして、スキャナ装置5よる商品登録処理は、二度読み防止タイマ511に現時刻による営業時間帯にセットされた二度読み防止時間設定値を基に処理することが可能となる。
【0098】
次に、スキャナ装置5のCPU501は、図8のフローチャートに示すステップにしたがって、商品Gに付けられたバーコードBCの読取動作を制御する。この制御ステップは、ROM502記憶されたプログラムによって実現される。
【0099】
先ず、CPU501は、商品Gに付けられたバーコードBCを読取部であるカメラ54と画像処理部508により撮影された撮影画像からバーコードBCを抽出し、この抽出したバーコードBCをデコードして商品コードを取得する(ステップST101)。
【0100】
そして、RAM503の商品コード記憶部503aに今回取得した商品コードを一時的に記憶する。
【0101】
続いて、今回取得した商品コードが前回POS端末3に送信した商品コードと同一であるか否かを判別する(ステップST102)。
【0102】
この判別の結果、商品コードが同一でないと判別された場合に(ステップST102のNO)、今回取得した商品コードをPOS端末3に転送する(ステップST104)。そこで、POS端末3においては、受信した商品コードに基づいて売上された商品Gの商品情報を売上ファイルに登録する処理が実行される。
【0103】
一方、ステップST102の判別の結果、今回取得した商品コードが前回取得した商品コードと同一であると判別された場合(ステップST102のYES)、今回商品コードを取得した時点が前回の取得した商品コードに対する二度読み防止タイマ511の動作中であるか否か判別される(ステップST103)。二度読み防止タイマ511は、同じ商品コードを二度読みが発生しないように設けられている。
【0104】
そして、判別の結果、二度読み防止タイマ511が動作中の場合には(ステップST103のYES)、ステップST106として二度読み防止時間設定値以内に取得した商品コードは、二度読みになるので破棄される(二度読み商品コード破棄手段)。
【0105】
その後、取得した商品コードが二度読みになるのでスピーカ55から異常音を報知するための異常報知出力を行う(ステップST107)。
【0106】
また、二度読み防止タイマ511の動作中でない場合には(ステップST103のNO)、POS端末3へ取得した正常な商品コードを転送する(ステップST104)。そしてこの商品コードを転送したことを報知するためにスピーカ55から正常報知音である正常報知出力を行う(ステップST105)。
【0107】
次に、今回の取得した商品コードが読取窓51aの読取エリアを退出したか否かを判別する(ステップST108)。この判別には、商品コード退出タイマ512を用いて商品コードが検出されてから所定時間を待ち、取得した商品コードが検出されなくなることにより読み取り可能エリア内から商品Gの商品コードが退出されたと判別される(ステップST108のYES)、今回の商品コードが前回の商品コードと同一であるか否かを判別する(ステップST109)。
【0108】
ステップST109の判別の結果、商品コードが同一でない場合には(ステップST109のNO)、二度読み防止タイマ511をスタートさせる(ステップST110)とともに、次の商品コードの取得を待機する。
【0109】
ステップST109の判別の結果、商品コードが同一であると(ステップST109のYES)、その判別時点で二度読み防止タイマ511が動作中である場合には(ステップST111のYES)、今回取得した商品コードが破棄される(ステップST106)。
【0110】
また、二度読み防止タイマ511が動作中でない場合には(ステップST111のNO)、二度読み防止タイマ511をスタートさせて(ステップST110)、次の商品コードの取得を待機する。
【0111】
以上のステップによりスキャナ装置5における客の買い上げ商品の商品登録処理が終了される。
【0112】
以上、前記構成の実施形態に係るPOSシステム1は、ストアサーバ2の二度読み防止時間設定値テーブル204b(図4参照)からPOS端末3を介してスキャナ装置5の二度読み防止時間設定値記憶部503bに営業時間帯別の二度読み防止時間設定値がダウンロードされるようになっている。
【0113】
スキャナ装置5のCPU501は、二度読み防止時間設定割込み処理をROM502に格納されているプログラムに基づき実行する。
【0114】
CPU501は、二度読み防止時間設定値記憶部503bに設定記憶されていた営業時間帯毎との時刻になると、時計部510にて計時される現時刻に基づいて割込み信号が入力され二度読み防止時間設定割込み処理を開始する。
【0115】
CPU501は、この二度読み防止時間設定割込み処理を開始すると、時計部510に計時されている現時刻を読込む。
【0116】
次に、時計部510から読込んだ現時刻が営業時間帯である通常時間帯、繁忙時間帯および閑散時間帯かを判別する。
【0117】
そして、現時刻が、たとえば、通常時間帯と判別すると、二度読み防止時間設定値記憶部503bを参照し、通常時間帯の二度読み防止時間設定値、たとえば、3秒をRAM503のワークエリアに上書きしてセットする。
【0118】
次に、現時刻に該当する営業時間帯に対応して二度読み防止時間設定値を二度読み防止タイマ511にセットする。
【0119】
このようにして、営業時間帯である通常時間帯の二度読み防止時間設定値がRAM503のワークエリアに最新値が自動的に更新される。ここに、二度読み防止時間設定割込み処理を終了する。
【0120】
次に、前記実施形態で説明したチェックアウトシステム6における一客の一商取引のチェックアウト処理の概略的な流れについて説明する。
【0121】
スキャナ装置5のCPU501は、商品Gに付けられたバーコードBCの商品登録作業を開始する。
【0122】
CPU501は、商品Gに付けられたバーコードBCをカメラ54により撮影された撮影画像からバーコードBCを抽出し、この抽出したバーコードBCを画像処理部508によりデコードして商品コードを取得する。そして、RAM503の商品コード記憶部503aに今回取得した商品コードを一時的に記憶する。
【0123】
続いて、今回取得した商品コードが前回POS端末3に送信した商品コードと同一であるか否かを判別する。この結果、商品コードが同一でないと判別された場合に、今回取得した商品コードをPOS端末3に転送する。
【0124】
そこで、POS端末3においては、転送された商品コードに基づいて売上された商品Gの商品情報を売上ファイルに登録する処理が実行される。具体的には、ストアサーバ2に対して商品コードを送信する。すると、スキャナ装置5から受信した商品コードに対応する商品情報の問合せを行う。
【0125】
ストアサーバ2では、受信した商品コードに対応する商品情報を商品情報テーブル204aから検索し、対応する商品情報をPOS端末3に返信する。
【0126】
POS端末3では、受信した商品情報を該当する商品コードに対応するように売上ファイル記憶するとともに、キャッシャ用ディスプレイ32および客用ディスプレイ33に商品情報を表示する。
【0127】
また、POS端末3は、受信した商品情報をスキャナ装置5に送信する。これにより、スキャナ装置5では、キャッシャ用ディスプレイ52aおよび客用ディスプレイ53に商品情報を表示する。
【0128】
一方、今回取得した商品コードが前回取得した商品コードと同一であると判別された場合、今回商品コードを取得した時点が前回の取得した商品コードに対する二度読み防止タイマ511の動作中であるかを判別する。
【0129】
そして、その結果、二度読み防止タイマ511が動作中の場合、商品コードは、二度読みになるので破棄される。その後、取得した商品コードが二度読みなのでスピーカ55から異常音を報知する。
【0130】
また、二度読み防止タイマ511の動作中でない場合には、POS端末3へ取得した商品コードを転送する。その後、スピーカ55から正常音を報知する。
【0131】
次に、今回の取得した商品Gの商品コードが商品コード退出タイマ512を用いて商品コードが検出されなくなることにより読み取り可能エリア内から商品Gの商品コードが退出されたと判別される。そして、今回の商品コードが前回の商品コードと同一であるかを判別する。
【0132】
商品コードが同一でない場合には、二度読み防止タイマ511をスタートさせるとともに、次の商品コードの取得を待機する。
【0133】
また、商品コードが同一であり、二度読み防止タイマ511が動作中である場合には、今回取得した商品コードが破棄される。
【0134】
また、二度読み防止タイマ511が動作中でない場合には、二度読み防止タイマ511をスタートさせて、次の商品コードの取得を待機する。
【0135】
すなわち、チェックアウトシステム6においては、一客の全ての買上対象商品Gに対して実行される。
【0136】
そして、全ての客の購入対象の商品Gに対する処理が終了して、キャッシャによる締め操作(たとえば、預/現計キーの押下操作)が行われた場合には、POS端末3では、締め処理としてプリンタ35にレシートを発行させ、ドロワ9に引き出し(図示せず)を開放させて一商取引の処理を終了する。
【0137】
この発明における実施形態においては、同一商品の二重登録を回避するとともに、商品登録時のたとえば、繁忙時間帯の作業効率が低下するのを防止する効果を得ることが可能になる。
【0138】
なお、この発明の実施形態に限定されるものではなく、実施の段階では、その趣旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化が可能である。
【0139】
たとえば、前記実施形態では、二度読み防止時間設定テーブル204bの営業時間帯を通常時間帯、繁忙時間帯および閑散時間帯に設定したが、これに限定することなく、営業時間帯は、1時間ごとでもよい。
【0140】
また、前記実施形態では、ストアサーバ2からPOS端末3を介して二度読み防止時間設定テーブル204bの二度読み防止時間設定情報をスキャナ装置5にダウンロードするようになっている。これに対して、ストアサーバ2の二度読み防止時間設定テーブル204bに設定されている営業時間帯のたとえば、繁忙時間帯の16:00になると、時計部211で計測して繁忙時間帯の二度読み防止時間設定値をスキャナ装置5にダウンロードしてもよい。
【0141】
また、前記実施形態では、キャッシャとの対面式のコード読取装置5にこの発明を適用したが、買物客自身が行うセルフ方式のコード読取装置にもこの発明を適用できるものである。作業に不慣れな客の場合には、商品コードの「二度読み」が発生しやすいので、セルフ方式のコード読取装置に二度読み防止時間設定値を可変することを適用することでその効果は非常に大きいものとなる。
【0142】
また、前記実施形態では、商品情報をバーコードとしたが、二次元データコードなどの他のシンボルであってもよい。
【0143】
また、商品情報を示す数字、記号などの文字を直接読み取ることで商品の登録が可能な装置にも、この発明を適用することが可能である。
【0144】
また、前記実施形態では、装置内部のROM502に発明を実施する機能であるプログラムが予め記録されている場合で説明したが、これに限らず同様のプログラムをネットワークからコード読取装置5にダウンロードしてもよいし、同様のプログラムを記録媒体に記憶させたものをコード読取装置5にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態はいずれの形態であってもよい。また、このように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング/システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0145】
このほか、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。たとえば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0146】
1…POSシステム(商品登録システム)、2…ストアサーバ(上位装置)、3…POS端末(上位装置)、5…スキャナ装置、6…チェックアウトシステム、201、301、501…CPU、202、302、502…ROM、203、303、503…RAM、204b…二度読み防止時間設定テーブル、503b…二度読み防止時間設定記憶部、54…カメラ、55…スピーカ、508…画像処理部、211、510…時計部、511…二度読み防止タイマ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置であって、
同一商品の二度読みを防止する二度読み防止時間設定値を営業時間帯別に記憶する二度読み防止時間設定記憶部と、
この二度読み防止時間設定記憶部により記憶された営業時間帯別の前記二度読み防止時間設定値以内に、前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する二度読み商品コード破棄手段と、
を備えたことを特徴とするコード読取装置。
【請求項2】
前記二度読み防止時間設定記憶部は、少なくとも店舗の営業時間の基準時間帯に対して閑散時間帯および繁忙時間帯を備えるとともに、前記閑散時間帯には、二度読み防止時間設定値を前記基準時間帯に対して長く設定し、前記繁忙時間帯には、前記基準時間帯に対して二度読み防止時間設定値を短く設定したことを特徴とする請求項1記載のコード読取装置。
【請求項3】
商品に付けられたコードから読取り、この読取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置であって、
同一商品の二度読みを防止する二度読み防止時間設定値を営業時間帯別に記憶する二度読み防止時間設定記憶部と、
この二度読み防止時間設定記憶部に記憶された前記二度読み防止時間設定値をセットする二度読み防止タイマと、
時刻を計時する時計部と、
前記二度読み防止時間設定記憶部に記憶された営業時間帯別の前記二度読み防止時間設定値のうち前記時計部にて計時される時刻に対応した時間帯の前記二度読み防止時間設定値を取得する二度読み防止時間設定値を取得手段と、
この二度読み防止時間設定値を取得手段により取得した前記二度読み防止時間設定値をセットする二度読み防止タイマと、
この二度読み防止タイマにセットされた前記二度読み防止時間設定値以内に、前回前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合には、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する二度読み商品コード破棄手段と、
を備えたことを特徴とするコード読取装置。
【請求項4】
商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置に実装されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
二度読み防止時間設定記憶部から営業時間帯に応じて二度読み防止時間設定値を設定するステップと、
前記ステップにより設定された前記二度読み防止時間設定値以内に、前回前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合には、この取得した商品コードを破棄する処理を実行するステップと、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項5】
営業時間帯に応じて二度読み防止時間設定値を記憶する二度読み防止時間設定記憶手段を有し、コード読取装置から送信された商品コードを受信する上位装置に実装されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記二度読み防止時間設定記憶手段から営業時間帯に応じて二度読み防止時間設定値を読み出すステップと、
前記ステップで読み出された前記二度読み防止時間設定値を前記コード読取装置に転送するステップと、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項6】
商品に付けられたコードを読み取り、この読み取ったコードから商品コードを取得して上位装置に送信するコード読取装置と、このコード読取装置から送信された前記商品コードを受信する前記上位装置とを備える商品登録システムであって、
前記上位装置は、
時刻を計時する時計部と、
営業時間帯に応じて予め設定された二度読み防止時間設定値の設定情報を記憶する二度読み防止時間設定記憶手段と、
前記時計部により計時された現時刻に対応する営業時間帯の前記二度読み防止時間設定情報を前記二度読み防止時間設定記憶手段から取得し、取得した前記二度読み防止時間設定情報を前記コード読取装置に転送する転送手段と、を有し、
前記コード読取装置は、
前記転送手段で転送された前記二度読み防止時間設定値を受信する受信手段と、
この受信手段で受信した前記二度読み防止時間設定情報を記憶する二度読み防止時間設定記憶部と、
この二度読み防止時間設定記憶部に記憶されている前記二度読み防止時間設定値以内に、前記上位装置に送信した商品コードと同一の商品コードを取得した場合、この取得した商品コードを破棄する処理を実行する二度読み商品コード破棄手段と、
を備えたことを特徴とする商品登録システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−79006(P2012−79006A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222470(P2010−222470)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】