説明

サイフのカード入れに入る携帯薄型印鑑

【課題】 従来、柄の部分が1センチ程の厚みのある印鑑は、ATMカード等の様な薄型の物と違って、サイフの中に入れての携帯は適さなかった。
【解決手段】 本発明は、ATMカード2枚程度厚さ及びATMカード大サイズのプラスチック平薄型ケース本体上面の横長孔より、指操作によって突き出し、収納が出来る柔軟性のある反り上がり形成の薄板帯部の先、ヘッド部の下側に、ATMカード1枚程度厚さの刻印部を設けることによって、サイフに入れて容易に携帯出来る印鑑が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイフのカード入れに入る、携帯を便利にした印鑑に関するものである
【発明の概要】

【発明が解決使用とする課題】
【0002】
従来ある認印等の棒状の印鑑は、それなりの厚みがあり、サイフに入れての携帯は適さなかった。本発明は、サイフに収め易くし、携帯出来るようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、図1で示すと、厚さをATMカード2枚程度し、同じく大きさをATMカード大とするブラスチック平薄型ケース本体1の幅狭い一方の側面中央部に、帯板状印鑑の出し入れ口5を設け、ケース本体1上面の横長開口部2から覗く、印鑑出し入れのための円形穴(孔)部7を設けたケース本体1内の帯板部6と一体につながる柔軟性突き出し帯板部8のヘッド部10下面に刻印部11を設ける。加えて出し入れ口5からヘッド部10まで間の突き出し帯板部8を反り上げ、且つヘッド部10との堺を適度に折り上げ9、ヘッド部10先端をケース本体1上面より1センチほど高くする。
【発明の効果】
【0004】
使用の際、携帯したサイフのカード入れより取り出した本発明は、ブラスチックケース本体1の幅広い左右側面の前寄りに形成する湾曲の凹み部3、4に、片手親指と中指を添えて、平薄形ケース本体1をつまみ上げ、次に、ケース本体上面に開けた横長開口部2より覗き見る帯板部6に形成する円形穴7に人差し指を置き、そのまま帯板部6を前方に押し出す。それによって、使用前、ケース本体1内に収められていた帯板部8、及び下面に刻印部11を設けたヘッド部10が本体外に突き出されるもので、その次に、円形穴部7に置いた人差し指の先を、図2に示す様、ヘッド部10の上面に移し、その下面の刻印部11に朱肉を付け書類等に押印するものであり、押印後は、円形穴7を後方に引くことによって、ケース本体1上面より高くしたヘッド部10と柔軟性突き出し帯板部8は印鑑出し入れ口5の上部縁に当たりながら押し下げられ、偏平状となってケース本体1内に収まるものである。以上説明の様に、本発明は、容易にサイフのカードケースに入れて携帯することが出来、産業上極めて新しいタイプの印鑑として、その需要は大いに期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】 本発明の実施形態を示す斜視図
【図2】 本発明の使用時を示す斜視図
【符号の説明】
【0006】
1 平薄型ケース本体
2 横長開口部
3 凹み部
4 凹み部
5 帯板状印鑑の出し入れ口
6 ケース本体内の帯板部
7 円形穴(孔)
8 湾曲突き出し帯板部
9 折り上げ
10 ヘッド部
11 刻印部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ATMカードサイズ大の平薄型ケース本体の上面形成横長孔からの指操作で、本体ケース側面より出し入れを可能とした、反り上がり薄板帯の先端部裏側に刻印を設けた印鑑。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−126115(P2012−126115A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294650(P2010−294650)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【出願人】(593070480)