説明

サンシェード装置

【課題】組み付け作業者の負担が少なく、簡便に車体に組み付けることができるサンシェード装置を提供する。
【解決手段】本発明のサンシェード装置10は、車体に組み付けられるフレームの内部に収納されたブラインドシート11がフレーム60の引き出し口から該フレームの外部に引き出し可能となっている。サンシェード装置10には、ブラインドシート11が引き出される方向でブラインドシート11の先端に設けられ、ブラインドシート11の幅方向に延びるロッド21と、ロッド21の両端部に設けられており、ロッド21に沿って摺動可能なカバー22と、からなる蓋体20と、蓋体20を傾動させるための傾動機構30と、が備えられている。また、傾動機構30によって、蓋体20を水平方向に平行な平常状態から、水平方向から傾いた傾動状態へと切替えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のサンシェード装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車には、後部座席の搭乗者を太陽の日差しから守るために、後部ウィンドウをブラインドシートによって被覆するサンシェード装置が備えられている場合がある。一般的に、サンシェード装置は、後部ウィンドウの下部に配置されるパッケージトレイなどの内装部材の下方の位置において車体に組み付けられている。内装部材には、車体幅方向に延びる略矩形状に形成されている、ブラインドシートが通過するための開口が設けられている。内装部材は開口を隔てて車体長さ方向で前側部と後側部とに2分割された構成となっているのが一般的である。サンシェード装置の未使用時には、ブラインドシートがサンシェード装置本体に設けられた巻取り軸に巻き取られてサンシェード装置本体の内部に収納されている。サンシェード装置の使用時には、ブラインドシートが内装部材に設けられた開口を介してサンシェード装置本体から引き出されるようになっている。
【0003】
従来技術の一例のサンシェード装置として、車体の室内の見栄え向上のため、ブラインドシートの先端に、ブラインドシートの収納時に内装部材の開口を覆うための、開口の寸法よりも大きい蓋体が取り付けられているサンシェード装置が知られている(例えば、特許文献1)。蓋体が設けられた状態でサンシェード装置を車体に組み付けてしまうと、内装部材を車体に組み付けるときに蓋体が内装部材と接触してしまい、車体に内装部材を組み付けることができない。そのため、このサンシェード装置を車体に組み付ける際には、蓋体が設けられていないサンシェード装置を車体に組み付けたのち、内装部材をサンシェード装置本体の上方の位置に組み付ける。そして、サンシェード装置本体からブラインドシートを、内装部材の開口を介して引き出した状態で、締結部材などにより蓋体をブラインドシートの先端に取り付ける。
【0004】
また、ブラインドシートをサンシェード装置本体から開口を介して引き出すことなく、サンシェード装置本体に収納した状態のままで、ブラインドシートの先端に蓋体を取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5−231083号公報
【特許文献2】特開2005−335484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のサンシェード装置においては、ブラインドシートを内装部材の開口を介して引出した状態で、締結部材により蓋体をブラインドシートの先端に取付ける必要がある。そのため、作業工程が増加し、サンシェード装置や内装部材を車体に組み付ける組み付け作業者の負担が大きくなる、という欠点がある。また、特許文献2のサンシェード装置においては、ブラインドシートをサンシェード装置に収納した状態で、蓋体をブラインドシートの先端に予め取り付けられた締結部材に取り付ける。しかし、サンシェード装置と内装部材を順番に車体に組み付けてから、蓋体をブラインドシートの先端に予め取り付けられた締結部材に取り付けるため、作業工程が増加し、また、車体内での作業のため、組み付け作業者の負担が大きい。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、組み付け作業者の負担が少なく、簡便に車体に組み付けることができる、サンシェード装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のサンシェード装置は、車体に組み付けられるフレームの内部に収納されたブラインドシートがフレームの引き出し口から該フレームの外部に引き出し可能となっている。本発明のサンシェード装置には、ブラインドシートが引き出される方向でブラインドシートの先端に設けられ、ブラインドシートの幅方向に延びるロッドと、ロッドの両端部に設けられており、ロッドに沿って摺動可能なカバーと、からなる蓋体が設けられている。さらに、サンシェード装置には、蓋体を傾動させるための傾動機構が設けられている。また、傾動機構によって、蓋体を水平方向に平行な平常状態から、水平方向から傾いた傾動状態へと切替えることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、サンシェード装置と内装部材とを順番に車体に組み付けるだけでよいので、追加的な作業が必要なく、作業工程を減らし、作業者の負担を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係るサンシェード装置の一実施形態の斜視図であり、ブラインドシートがサンシェード装置のフレームから引出された状態である。
【図2】本発明のサンシェード装置が車体に組み付けられたときの側面図であり、ブラインドシートがサンシェード装置のフレームに巻取られた状態である。
【図3】傾動機構の概略構成図であって、(a)は傾動機構の概略斜視図であり、(b)は傾動機構の拡大概略図である。
【図4】蓋体を示す概略図であって、(a)は傾動状態であり、(b)は平常状態である。
【図5】サンシェード装置と内装部材を車体に組み付ける手順を示す概略図であって、(a)はリアパッケージを組み付ける様子であり、(b)は(a)の後工程のフロントパッケージを組み付ける様子であり、(c)はサンシェード装置と内装部材の組み付けが完了した様子を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の機能を有する構成には添付図面中、同一の番号を付与し、その説明を省略することがある。
【0012】
図1は、本発明に係るサンシェード装置の一実施形態の斜視図であり、ブラインドシートがサンシェード装置のフレームから引出された状態である。図2は、本発明のサンシェード装置が車体に組み付けられたときの側面図であり、ブラインドシートがサンシェード装置のフレームに巻取られた状態である。
【0013】
本発明のサンシェード装置10には、日除けの役割を果たすブラインドシート11が設けられている。また、ブラインドシート11の、ブラインドシート11が引き出される方向で先端にロッド21が設けられており、ロッド21の長手方向で両端にはカバー22が設けられている。ロッド21とカバー22とで蓋体20が構成されている。さらに、サンシェード装置10には、蓋体20を傾動させる傾動機構30と、ブラインドシート11を巻取る巻取り軸50が内部に設けられ、ブラインドシート11の引き出し口61を有するフレーム60とが設けられている。
【0014】
また、サンシェード装置10には、スパイラルケーブル3、4を内部に有する2つのケーブルパイプ5、6と、フレーム60に設けられ、ギアなどを介してスパイラルケーブル3、4を移動させるためのモータなどの駆動手段7と、が設けられている。
【0015】
自動車の車体の後部ウィンドウの両側壁には、1対のガイドレールが配設されており、このガイドレールには、後述する傾動機構30の一部を構成する案内部材であるスライダ31のスライド部が摺動可能に保持されている。そして、このスライダ31には、ケーブルパイプ5、6から延びるスパイラルケーブルが取り付けられている。
【0016】
ブラインドシート11の、ブラインドシート11が引き出される方向の端部には、ブラインドシート11がサンシェード装置10の本体、つまりフレーム60に収納された状態で、後述する内装部材の開口43を完全に覆うように、開口43よりも幅広とされた蓋体20が取り付けられている(図2参照)。蓋体20は、ブラインドシート11の略全幅にわたって配設される長尺な略平板状のロッド21と、ロッド21の両端に配設されロッド21を挟みこんだ状態で車体幅方向に摺動可能であるカバー22とで構成されている。これにより、車体の両側壁間の幅が上方(車体の天井方向)へいくにつれて狭くなるような車体においても、ブラインドシート11が車体の天井方向へ展開されるにつれ、カバー22同士の間隔を徐々に狭めることができ、カバー22は車体の形状に追従可能となっている。
【0017】
サンシェード装置10が車体に組み付けられた状態について、図2を用いて説明する。車体の後部には、内装部材であるリアパッケージトレイ41とフロントパッケージトレイ42とが設けられている。このリアパッケージトレイ41とフロントパッケージトレイ42とで、車体の幅方向に延びる、ブラインドシート11が通過する開口43が形成されている。サンシェード装置10のフレーム60とリアパッケージトレイ41とフロントパッケージトレイ42とが車体に組み付けられた状態において、ブラインドシート11はフレーム60の引き出し口61と、リアパッケージトレイ41とフロントパッケージトレイ42とで形成される開口43と、を介して、車体の内部に引き出し可能な構造となっている。
【0018】
ここで、サンシェード装置10のブラインドシート11の展開方法を説明する。ブラインドシート11がフレーム60に収納された状態でモータなどの駆動手段7を作動させると、不図示のギアなどを介してケーブルパイプ5、6内のスパイラルケーブル3、4が伸張する。スパイラルケーブル3、4が伸張することで、スライダ31がガイドレールに沿って摺動し、車体の天井方向へ案内される。これに伴って、蓋体20が車体の天井方向へ移動する。さらに、蓋体20が移動することでブラインドシート11が巻取り軸50から引き出される。
【0019】
次に、蓋体20のカバー22に設けられた傾動機構30について説明する。
【0020】
図3は、傾動機構30の概略構成図であって、(a)は傾動機構30の概略斜視図であり、(b)は傾動機構30の拡大概略図である。
【0021】
傾動機構30は、カバー21の端部付近の下部に配設され、スライダ31、第1のトーションバネ32、ロック爪33、第2のトーションバネ34、ビス35などを備えている。スライダ31の車体の側壁側の端部には、不図示の断面が略円形状のスライド部が設けられている。このスライド部は、ガイドレールの内部に摺動可能に内挿され、かつ、スパイラルケーブル3、4と接続されている。また、蓋体20の短手方向の中央付近かつ、長手方向の両端部には、傾動軸23が設けられており、この傾動軸23にスライダ31と第1のトーションバネ32が取り付けられている。第1のトーションバネ32の一方の端部はカバー22、他方の端部はスライダ31と当接している。このようにすることで、蓋体20が第1のトーションバネ32によって水平方向から傾く方向(傾動状態)に付勢される(図4(a)参照)。また、傾動軸23とスライダ31にはそれぞれ突起36が設けられており、蓋体20が第1のトーションバネ32に付勢されて傾動状態となると突起36同士が当接することで、蓋体20の傾く角度を規制する構成となっている。
【0022】
ここまでの構成で傾動機構30を構成した場合には、蓋体20は常時付勢されて傾動状態を維持することとなる。
【0023】
さらに、傾動機構30の一部として、蓋体20の端部には傾動軸23と並んで不図示の取り付け孔を有する爪取り付け部9が設けられている。そして、この爪取り付け部9には、第2のトーションバネ34が設けられている。カバー21とは反対方向に延び、爪部33aがスライダ31と係合するようにロック爪33が、爪取付け部9にビス35で締め付けられ、固定されている。第2のトーションバネ34の一方の端部がカバー21と当接し、他方の端部がロック爪33と当接している。このようにすることで、ロック爪33の爪部33aがスライダ31と係合するよう付勢される。また、カバー22とロック爪33にそれぞれ突起36を設けて、蓋体20が水平方向と平行であり、傾動していない状態(平常状態)では突起36同士が当接するようにすることで、蓋体20が傾動状態とは反対方向に傾かないようになり、平常状態を維持することができる(図4(b)の状態)。
【0024】
以上の構成により、蓋体20は平常状態と傾動状態とを任意のタイミングで手動の簡易な操作によって切替えてその状態を維持することができる。
【0025】
以上の傾動機構30の構成において、ロック爪33を用いずに蓋体20を常時傾動状態に維持するか、ロック爪33を用いて平常状態と傾動状態に任意で切り替え可能とするかは適宜選択可能であり、本発明においてはいずれにおいても蓋体20が少なくとも内装部材41、42の車体への組み付け際に邪魔にならないように傾動可能とされていることを特徴とする。
【0026】
次に、本発明におけるサンシェード装置10と内装部材41、42の車体への組み付け手順を図5に基づいて説明する。
【0027】
まずサンシェード装置10のフレーム60をボルトなどにより車体に固定する。この際、傾動機構30により蓋体20を前述した傾動状態にしておく。そして、リアパッケージトレイ41を車体の後端側から前方に向かって車体に組み付ける(図5(a)参照)。ここで、蓋体20が仮に平常状態(図4(b)参照)であると、リアパッケージトレイ41の前端部が蓋体20と干渉して組み付けられない。しかしながら、本発明では、内装部材であるリアパッケージトレイ41を組み付ける際に、蓋体20が傾動状態(図4(a)参照)であるため、蓋体20とリアパッケージトレイ41が干渉、つまり互いにぶつかり合うことを回避でき、スムーズにリアパッケージトレイ41を車体に組み付けることができる。
【0028】
次に蓋体20を傾動状態から平常状態に切替える。これにより、リアパッケージトレイ41の前端部の上方に蓋体20が位置することとなる。そして、フロントパッケージトレイ42を蓋体20の前部の下方に組み付ける(図5(b)参照)。これにより、フロントパッケージトレイ42の後端部の上方に蓋体20が位置することとなり、サンシェード装置10と、内装部材であるリアパッケージトレイ41と、フロントパッケージトレイ42とが車体に組み付けられる(図5(c)参照)。
【0029】
従来技術のサンシェード装置では、内装部材の開口よりも蓋体が大きいため、蓋体が取り付けられた状態のサンシェード装置を車体に組み付けてから内装部材を車体に組み付けようとすると、蓋体と内装部材とが接触して組み付けることができない。そのため、車体に、蓋体を取り付けていない状態のサンシェード装置と内装部材とを順番に組み付けてから、サンシェード装置に蓋体を取り付けていた。しかしながら、本発明のサンシェード装置10では、上述した組み付け手順により、車体にサンシェード装置10を組み付けた後に内装部材41、42を車体に組み付ける場合でも、サンシェード装置10の蓋体20を傾動状態と平常状態とを切替えることで、内装部材41、42をスムーズに車体へ組み付けることができる。したがって、本発明のサンシェード装置10では、従来技術のように、サンシェード装置と内装部材を車体に組み付けてから、内装部材の開口からブラインドシートを引き出して、ブラインドシートに蓋体を取り付ける、という作業がない。そのため、組み付け作業者の負担が軽減され、作業工程を減らすることができる。
【0030】
以上、本発明によると、車体への組み付け時における作業者の負担が小さく、作業工程を低減できるサンシェード装置10を提供することができる。さらに、既存の一般的なサンシェード装置を全展開状態とした場合に、車体の両側壁に形成したガイドレールの高さに制約があるため、車体の天井部とブラインドシートとの間に若干の隙間ができてしまい光漏れの原因となる場合があったが、本発明のサンシェード装置10では、蓋体20を傾動可能としているため、その隙間を傾動状態の蓋体20によって小さくすることができる。
【0031】
なお、上述の実施形態の説明では、本発明のサンシェード装置を自動車の車体に組み付ける場合について説明したが、本発明のサンシェード装置は自動車に限定されず、本発明のサンシェード装置を利用できるならば、いずれであっても構わない。
【符号の説明】
【0032】
3、4スパイラルケーブル
5、6ケーブルパイプ
9爪取り付け部
10サンシェード装置
11ブラインドシート
20蓋体
21ロッド
22カバー
30傾動機構
31スライダ
32第1のトーションバネ
33ロック爪
33a爪部
34第2のトーションバネ
35ビス
36突起
41リアパッケージトレイ
42フロントパッケージトレイ
43開口
50巻取り軸
60フレーム
61引き出し口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体に組み付けられるフレームの内部に収納されたブラインドシートが前記フレームの引き出し口から該フレームの外部に引き出し可能であるサンシェード装置であって、
前記ブラインドシートが引き出される方向で前記ブラインドシートの先端に設けられ、前記ブラインドシートの幅方向に延びるロッドと、前記ロッドの両端部に設けられており、前記ロッドに沿って摺動可能なカバーと、からなる蓋体と、
前記蓋体を傾動させるための傾動機構と、を備えており、
前記傾動機構によって、前記蓋体を水平方向に平行な平常状態から、水平方向から傾いた傾動状態へと切替えることができる、サンシェード装置。
【請求項2】
前記フレームは前記車体の内装部材の内側に位置し、
前記ブラインドシートは前記内装部材に設けられた開口を通って進退可能であり、
前記蓋体は前記内装部材の外側に位置し、前記開口よりも大きな平面形状を有し、前記平常状態において前記開口を覆う、請求項1に記載のサンシェード装置。
【請求項3】
前記傾動機構として、前記蓋体に設けられ、前記蓋体が傾動するときの軸となる傾動軸と、前記傾動軸に取り付けられ、前記ブラインドシートを案内するスライダと、前記傾動軸に取り付けられ、一方の端部が前記カバーに当接し、他方の端部が前記スライダに当接する第1のトーションバネが設けられている、請求項1または2に記載のサンシェード装置。
【請求項4】
前記傾動軸と前記スライダとに、互いに当接することで前記蓋体の水平方向からの傾き角を規制する突起が設けられている、請求項3に記載のサンシェード装置。
【請求項5】
前記傾動機構として、第2のトーションバネと、前記スライダと係合する爪部を有するロック爪とが設けられており、前記第2のトーションバネは一方の端部が前記カバーと当接し、他方の端部が前記爪部と当接している、請求項3または4に記載のサンシェード装置。
【請求項6】
前記蓋体は、前記傾動状態では前記傾動機構により前記平常状態から一方向に傾き、
前記蓋体と前記爪部には、互いに当接することで前記平常状態の前記蓋体を水平方向から前記傾動状態とは反対の方向に傾かないように規制する突起が設けられている、請求項5に記載のサンシェード装置。
【請求項7】
前記スライダが、前記車体に設けられたガイドレールに沿って摺動可能である、請求項3から6のいずれか1項に記載のサンシェード装置。
【請求項8】
リアパッケージトレイと、フロントパッケージトレイと、車体に組み付けられるフレームの内部に収納されたブラインドシートが前記フレームの引き出し口から該フレームの外部に引き出し可能であるサンシェード装置とを前記車体に組み付ける、組み付け方法であって、
前記ブラインドシートが引き出される方向で前記ブラインドシートの先端に傾動可能に設けられた蓋体が水平方向から傾いた傾動状態で、サンシェード装置の前記フレームを車体に組み付ける工程と、
前記蓋体の前記傾動状態を維持したまま前記リアパッケージトレイを前記車体に組み付けて、その後に前記蓋体を水平方向に平行な平常状態にする工程と、
前記蓋体の平常状態を維持したまま前記フロントパッケージトレイを前記車体に組み付ける工程と、を含む、組み付け方法。
【請求項9】
前記サンシェード装置に設けた傾動機構によって前記蓋体を前記平常状態または前記傾動状態にする、請求項8に記載の組み付け方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−126289(P2012−126289A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280515(P2010−280515)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(390031451)株式会社林技術研究所 (83)