説明

サークルキューブハウス

【課題】第1に、コスト面に優れ、使用者のコスト負担が軽減されつつ、第2に、使用者の個人的な専用使用のニーズに確実に対応でき、使用者のニーズに応じ、小個室を自由に居住以外の必要なパーソナルユースに選択使用できる、サークルキューブハウスを提案する。
【解決手段】このサークルキューブハウス1は、大都市圏の住宅密集地に所在し、多数の小個室2を備えており、非居住専用となっている。各小個室2は、ハウス建物内の複数フロア階3,4,5に設けられ、各フロア階3,4,5の大部分を占めており、使用者の居住以外のパーソナルユース専用に使用可能となっている。又、出入は、専用カードAを読取機Bにデータ認証させることや、専用キーにより行われ、各小個室2にはパソコンPCが配設され、ウェブネットワークにより各種コミニュケーションが可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サークルキューブハウスに関する。すなわち、都会の住宅密集地に所在し、多数の非居住専用の小個室を備えた、サークルキューブハウスのビジネスモデルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
《背景について》
都会の住宅密集地、例えば、首都圏,京阪神圏,名古屋圏,その他の大都市圏の人口密集地域においては、周知のごとく、住宅事情が最近ますます厳しくなってきている。
すなわち、都会地の一戸建,集合住宅,マンション等において、一戸当たりの面積そして居住者一人当たりの面積は、非常に狭く、一人で独占的に専用使用できるスペースを確保することは、特殊な例を除き困難化しつつある。
又、マンション等では、衣裳,書籍,日用品,不用品等を保管するスペース確保にも、苦慮することが多い。
【0003】
《従来技術》
都会地において、このようなニーズに対応可能な建物としては、ワンルームマンションやアパート等が、まず考えられる。又、一戸建の場合は、個室や物置の増改築が考えられる。
すなわち、都会地において個人的,独占的に専用使用できるスペースを確保したい場合には、居住する一戸建,集合住宅,マンション等以外に、ワンルームマンションやアパート等を賃借や購入したり、居住する一戸建について個室を増改築することが、代表的である。物品保管スペースを確保したい場合は、レンタル物置の利用や物置の増改築等が考えられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような従来例については、次の問題が指摘されていた。
《第1の問題点》
第1に、コスト面に問題が指摘されていた。すなわち、ワンルームマンションやアパート等は、居住を目的としたものであり、それなりのスペースや設備等を備えている。
例えば、10m以下のものは見当らず、上下水道等の設備付である。これらは、都会に暮らす多数の人にとっては、上述した居住以外の個人的な使用ニーズに対応できるコスト負担を、遥かに超えたものとなってしまう。
個室や物置の増改築についても、都会に暮らす多数の人にとっては、同様にコスト負担の問題が指摘されると共に、その為のスペース確保が困難視されるケースも多い。なお、不用品等にテーマを絞っても、レンタル物置では本格的対応は困難である。
【0005】
《第2の問題点》
第2に、これに対し個人的,独占的な専用使用のニーズは、根強くかつより一層高まりつつある。
すなわち、個人生活の充実が叫ばれる昨今、個人的に自分だけの書斎,趣味室,仮眠室,衣裳室,物品保管室,物置,不用品収納室,勉強部屋,事務部屋,主婦の部屋,遊び部屋,隠れ部屋等々を持ちたい要求は、非常に強いものがある。
これに対し、都会地ではこのような居住以外のニーズに対応できるスペース確保は、大多数の人にとって困難な状況にあり、新しいビジネスモデルの誕生が切望されていた。
【0006】
《本発明について》
本発明のサークルキューブハウスは、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたビジネスモデルである。
そして本発明は、第1に、コスト面に優れつつ、第2に、個人的専用使用のニーズに確実に対応できる、サークルキューブハウスを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1については次のとおり。
請求項1のサークルキューブハウスは、都会の住宅密集地に所在し、多数の小個室を備え、非居住専用となっている。そして該小個室は、ハウス建物内の複数フロア階に亘って設けられ、各該フロア階の大部分を占めており、使用者の居住以外の各種パーソナルユース専用に、使用可能となっていること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。請求項2のサークルキューブハウスでは、請求項1において、各該小個室は、約1m以上〜10m以下程度よりなる。これと共に各該小個室は、それぞれの使用者の選択に応じ、書斎,趣味室,仮眠室,衣裳室,物品保管室,物置,不用品収納室,勉強部屋,事務部屋,主婦の部屋,遊び部屋,隠れ部屋,又はその他のパーソナルユース専用に、使用に供されること、を特徴とする。
【0008】
請求項3については、次のとおり。請求項3のサークルキューブハウスでは、請求項2において、該ハウス建物は、ビルの場合は3階建以上、木造の場合は3階建以下よりなる。そして、首都圏,京阪神圏,名古屋圏,その他の大都市圏の人口密集地域において、最寄り駅から徒歩15分以内に立地していること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。請求項4のサークルキューブハウスでは、請求項3において、該ハウス建物のエントランスは、該ハウス建物内と外部間のエントランスドアを備えている。そして、常時は閉に設定された該エントランスドアは、使用者の所有する専用カードに書込まれた共通証明情報を、付設された読取機がデータ認証することにより、外側からも開可能である。
又、各該小個室は、常時は閉に設定されたドアが、その使用者の所有する専用カードに書込まれた個人証明情報を、付設された読取機がデータ認証することにより、又は専用キーにより、外側からも開可能となっている。
該専用カードは、接触型や非接触型のICカード又は磁気カードよりなるが、共通証明情報および個人証明情報が書込まれて非接触的機能で内蔵された携帯電話も、該専用カードと共に又は該専用カードに代えて使用可能となっていること、を特徴とする。
【0009】
請求項5については、次のとおり。請求項5のサークルキューブハウスでは、請求項4において、該ハウス建物内には、使用者共用の廊下,トイレ,エレベーター,階段,サービス室が配設されている。該サービス室には、書籍,CD,その他の共通趣味用品,共通娯楽用品,運搬具,収納用品,又はその他の各該小個室使用者の使用傾向に見合ったサービス用品が、備えられている。
又、各該小個室には、パソコンが配設されており、使用者間の相互コミュニティ用のウェブネットワークが構築される。これと共に、使用者と遠隔地の本部管理センターや他のサークルキューブハウスとの間の相互コミニュケーション用のウェブネットワークが構築されており、問合せ,管理,会議,教養,会話,ゲーム,音楽配信,その他の配信,その他の用途に供することが可能となっていること、を特徴とする。
【0010】
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)このサークルキューブハウスは、大都市圏の住宅密集地に所在する。
(2)大都市圏では、個人的に専用使用できるスペースへのニーズが高く、小個室を備えたサークルキューブハウスは、このようなニーズに応えるものである。
(3)そして、小個室の使用者は、専用カードを使用してハウス建物を自由に出入りする。
(4)そして使用者は、ハウス建物内において、専用カードや専用キーを使用して自己の小個室へ入室する。
(5)もって使用者は、そのニーズに応じ、自己の小個室を自己のパーソナルユース専用に、自由に選択使用する。
(6)更に使用者は、各小個室のパソコンを利用して、他の使用者や本部管理センターとの間で、ウェブネットワーク上で相互コミニュケーション可能である。
(7)又、使用者は、サービス室に常置されたサービス用品を利用することもできる。 (8)そして、このサークルキューブハウスや各小個室は、非居住専用である分だけ、建築コストや設備コスト等の諸コストが低減されてなる。
(9)さてそこで、本発明のサークルキューブハウスは、次の効果を発揮する。
【発明の効果】
【0011】
《第1の効果》
第1に、コスト面に優れている。すなわち、本発明のサークルキューブハウスは、都会の密集地に立地すると共に、その複数フロア階に多数の小個室を備えている。
そこで、前述したこの種従来例のワンルームマンションやアパート等に比し、非居住専用とした分だけ、スペースや設備等を削減できると共に、多数の小個室を設けることができる。つまりその分だけ、建築コスト,設備コスト,その他の諸コスト,1室当たりの単価等を、大きく低減することができる。
そこで、このサークルキューブハウスは、使用者に対し廉価で提供可能である。例えば賃貸やレンタル方式により、使用者のコスト負担が大幅に軽減されるビジネスモデルを、提案することが可能となる。
【0012】
《第2の効果》
第2に、個人的専用使用のニーズに、対応することができる。すなわち、本発明のサークルキューブハウスは、都会地において、上述したようにコスト面に優れつつ、個人的,独占的な専用使用のニーズに、確実に対応可能である。
使用者は、その具体的ニーズに応じ、このサークルキューブハウスの小個室を、自由に必要なパーソナルユース専用に、選択使用することができる。例えば、書斎,趣味室,仮眠室,衣裳室,物置,不用品収納室,勉強部屋,事務部屋,遊び部屋,主婦の部屋,隠れ部屋等々として、利用可能である。このように、このサークルキューブハウスは、新しいビジネスモデルを開拓したものである。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
《図面について》
以下、本発明のサークルキューブハウスを、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。
図1,図2は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供し、図1の(1)図は、全体斜視図であり、(2)図は、1階フロアの平断面図である。図2の(1)図は、2階フロアの平断面図であり、(2)図は、3階フロアの平断面図である。
【0014】
《立地や構造について》
まず、図1,図2を参照しつつ、このサークルキューブハウス1の立地や構造について説明する。
このサークルキューブハウス1は、都会の住宅密集地に所在し、多数の小個室2を備えており、非居住専用となっている。例えば、首都圏,京阪神圏,名古屋圏,その他の大都市圏の人口密集地域において、最寄り駅から徒歩15分以内、例えば10分以内に立地している。
そのハウス建物は、ビルの場合は3階建以上、木造の場合は3階建以下よりなる。すなわち、鉄骨,鉄筋,鉄骨鉄筋コンクリートの場合は、3〜4階建以上、木造の場合は3階建以下よりなる。図示例は3階建よりなるが、その他の多層階のものも勿論可能である。
立地や構造は、このようになっている。
【0015】
《その各フロア階3,4,5について》
次に、図1の(2)図,図2の(1)図,(2)図等を参照しつつ、このサークルキューブハウス1の各フロア階3,4,5について説明する。
このサークルキューブハウス1にあっては、小個室2が、ハウス建物内の複数フロア階3,4,5に亘って設けられており、各フロア階3,4,5の大部分を占めており、使用者の居住以外の各種パーソナルユース専用に、使用可能となっている。
図示例では、図1の(2)図の1階フロア3、図2の(1)図の2階フロア4、図2の(2)図の3階フロア5について、それぞれ、約1m〜10m程度の小個室2が、洋室仕様又は和室仕様で、多数区画形成されている。勿論、10mを越える個室も設けることが可能であるが、各フロア階3,4,5について、少なくとも半数以上は、約1m〜10m程度の小個室2よりなる。代表的には、約3.3m〜6m程度の小個室2よりなる。
更に、ハウス建物の各フロア階3,4,5には、それぞれ使用者共用の廊下6,トイレ7,エレベーター8,非常用の外階段である階段9等が、設けられている。
更に、図示例では1階フロア3に、サービス室10が設けられている。このサービス室10には、書籍,CD,その他の共通趣味用品,共通娯楽用品,運搬具,収納用品,又はその他の各小個室2使用者の使用傾向に見合ったサービス用品が、備えられており、使用者の便に供されるようになっている。なお、サークルキューブハウス1の使用態様によっては、サービス室10を設けない事例も可能である。
各フロア階3,4,5は、このようになっている。
【0016】
《各小個室2について》
次に、図1,図2を参照しつつ、このサークルキューブハウス1の各小個室2について、更に詳述する。
各小個室2は、使用契約等を締結したそれぞれの使用者の選択に応じ、書斎,趣味室,仮眠室,衣裳室,衣裳着替え室,物品保管室,物置,不用品収納室,勉強部屋,事務室,主婦の部屋,遊び部屋,隠れ部屋,その他各種のパーソナルユース専用に、使用に供される。つまり使用者は、居住用の以外の用途であれば、自己の望むように、その小個室2を利用可能である。
又、各小個室2には、パソコンPCが配設されており、使用者間の相互コミュニティ用のウェブネットワークが構築される。更に、このパソコンPCにより、使用者と遠隔地の本部管理センター11や他のサークルキューブハウス1の使用者との間の相互コミニュケーション用のウェブネットワークも構築されており、問合せ,メッセージ配信,使用ルール管理,TV会議,教養,会話,対戦ゲーム,ゲーム配信,音楽配信,マルチメディア配信、その他の用途に供することが可能となっている。
すなわち、パソコンPCをウェブネットワークのコミニュケーション端末として利用することにより、ハウス建物内使用者間のコミュニティ向上、使用者のサポート、使用者の管理、本部管理センター11からのメッセージ伝達等々が、可能となっている。例えば、本部管理センター11に講師を呼び、各サークルキューブハウス1の使用者と、画面で順次、個人的コミニュケーションを取るようにした配信コンテンツも考えられる。
なお、全館エアコンと共に、各小個室2には、小窓,換気設備,排煙設備等も付設されている。
各小個室2は、このようになっている。
【0017】
《専用カードAについて》
次に、図1,図2を参照しつつ、このサークルキューブハウス1で使用される、専用カードAについて説明しておく。
専用カードAは、接触型や非接触型のICカード又は磁気カードよりなり、個人証明情報および共通証明情報が書込まれている。すなわち、カード型記憶媒体である専用カードAには、そのサークルキューブハウス1の使用者個人各々を個別に識別可能な個人証明情報と、そのサークルキューブハウス1の使用者であることを共通的に識別可能な共通証明情報とが、書込まれている。
なお、このような個人証明情報や共通証明情報が書込まれると共に、非接触型機能として内蔵された携帯電話も、専用カードAと共に又は専用カードAに代えて、使用可能である。
【0018】
このような専用カードA等について、更に詳述する。まず、各フロア階3,4,5の各小個室2については、常時は閉に設定されたドア12が、その使用者が所有する専用カードAに書込まれた個人証明情報を、付設された読取機Bがデータ認証することにより、開可能となっている。
すなわち、その小個室2の使用者は、自分の専用カードA(又は、前記携帯電話)にて、自分の小個室2のドア12付近に付設された読取機B、つまりカード端末であるリーダ/ライタとやり取りすることにより、小個室2のドア12をその時だけロック解除させ、もって外側から開可能とすることができる。又、内側からは常時開可能である。
なお、このような専用カードA等を用いる方式によらず、専用キーを用いる方式も可能である。すなわち使用者が、予め渡された専用キーを、ドア12に設けられた鍵穴に差し込むことによっても、ドア12を外側から開可能とする方式を採用することも考えられる。
又、このハウス建物のエントランス13は、ハウス建物内と外部間のエントランスドア14を備えており、常時は閉に設定されたエントランスドア14は、使用者の所有する専用カードAに書込まれた共通証明情報を、付設された読取機Bがデータ認証することにより、その時だけ外側からも開可能となっている。
すなわち、サークルキューブハウス1の各使用者は、専用カードA(又は前記携帯電話)にて、エントランスドア14付近に付設されたリーダ/ライタ等のカード端末である読取機Bとやり取りすることにより、エントランスドア14ロック解除させ、もって外側から開可能とすることができる。なお、内側からは常時開可能である。
ところで、専用カードAや前記携帯電話は、通貨価値がチャージされ電子マネー機能を備えたものを、利用可能とすることも考えられる。この場合には、例えば、ハウス建物内に設置された各種物品の自動販売機について、対応した代金決済機能を備えるようにしたり、サービス室10に備えられる各種サービス物品についてもこれに準じ、代金決済機能付の読取機を使用して、サービス物品収納コーナーが開閉するシステムの採用も考えられる。
専用カードAは、このようになっている。
【0019】
《作用等》
本発明のサークルキューブハウス1は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)このサークルキューブハウス1は、都会の住宅密集地に所在している。首都圏,その他の大都市圏の人口密集地域において、例えば最寄りの駅から徒歩15分以内等に、立地している。
【0020】
(2)ところで、このような大都市圏の住人は、例えば集合住宅やマンションの住人は、一人で個人的,独占的に専用使用できるスペースへのニーズが高い。小個室2を備えたこのサークルキューブハウス1は、このような都会暮らしの人を対象とする。
【0021】
(3)さて、小個室2の使用者は、サークルキューブハウス1のエントランス13のエントランスドア14を介し、外部とハウス建物との間を自由に出入り可能である。
すなわち使用者は、所有する専用カードAを出して、読取機Bとやり取りすることにより、エントランスドア14を開放し、もって外部からハウス建物内に入ることができる。なお、エントランスドア14を開放して、ハウス建物内から外部へ出るのは、自由に可能である。
【0022】
(4)そして使用者は、エントランスドア14からハウス建物内の各フロア階3,4,5を自由に行き来することができ、廊下6やエレベーター8を利用して、自己の小個室2との間を自由に往来可能である。
そして、再び専用カードAを出して、読取機Bとやり取りすることにより、ドア12を開放して、自己の小個室2へ入室することができる。なお、小個室2内からドア12の開放して外へ出ることは、自由に可能である。又、専用カードAに代え専用キーを用いる方式も可能である。
【0023】
(5)もって、このサークルキューブハウス1の小個室2の使用者は、その具体的ニーズに応じ、自己の小個室2を自己のパーソナルユース専用に、自由に選択使用することができる。
例えば、読書用,書き物用,習い事の練習用,各種の趣味用,仮眠用,女性の衣裳保管用,衣裳着替え用,書籍その他必要品の一時保管用,不要な家具や日用品等の収納用,子供や学生の勉強用,ビジネスマンの事務用,仕事用,遊び用,主婦用,大人の隠し事用、等々のパーソナルユースに、自由に選択使用可能である。
【0024】
(6)更に使用者は、各小個室2に常置されたパソコンPCを利用して、ハウス建物内の他の使用者との間で、ウェブネットワーク上で相互コミュニティを形成することも可能である。
又、同パソコンを利用して、本部管理センター11や他のサークルキューブハウス1の使用者との間で、ウェブネットワーク上で相互コミニュケーションが可能であり、例えば管理,教養,会話,ゲーム,配信,その他に利用し、楽しむことができる。
【0025】
(7)又、使用者は、トイレ7は勿論、サービス室10を利用することもできる。すなわち、ハウス建物内のサービス室10に常置されたサービス用品、つまり小個室2の使用傾向に合わせて常置されているサービス用品を利用することにより、小個室2のパーソナルユースを一層深め,容易化,便利化することができる。
【0026】
(8)そして、このようなサークルキューブハウス1は、非居住専用として設けられたものであるので、建築コストや設備コスト等の諸コストが、その分低減される。又、各小個室2も、非居住専用を目的としたものであり、その分スペースや設備コストが嵩まず、単価低減が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係るサークルキューブハウスについて、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、全体斜視図であり、(2)図は、1階フロアの平断面図である。
【図2】同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、2階フロアの平断面図であり、(2)図は、3階フロアの平断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 サークルキューブハウス
2 小個室
3 1階フロア(フロア階)
4 2階フロア(フロア階)
5 3階フロア(フロア階)
6 廊下
7 トイレ
8 エレベーター
9 階段
10 サービス室
11 本部管理センター
12 ドア
13 エントランス
14 エントランスドア
A 専用カード
B 読取機
PC パソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
都会の住宅密集地に所在し、多数の小個室を備えた、非居住専用のサークルキューブハウスであって、
該小個室は、ハウス建物内の複数フロア階に亘って設けられ、各該フロア階の大部分を占めており、使用者の居住以外の各種パーソナルユース専用に、使用可能となっていること、を特徴とするサークルキューブハウス。
【請求項2】
請求項1に記載したサークルキューブハウスにおいて、各該小個室は、約1m以上〜10m以下程度よりなると共に、
各該小個室は、それぞれの使用者の選択に応じ、書斎,趣味室,仮眠室,衣裳室,物品保管室,物置,不用品収納室,勉強部屋,事務部屋,主婦の部屋,遊び部屋,隠れ部屋,又はその他のパーソナルユース専用に、使用に供されること、を特徴とするサークルキューブハウス。
【請求項3】
請求項2に記載したサークルキューブハウスにおいて、該ハウス建物は、ビルの場合は
3階建以上、木造の場合は3階建以下よりなり、
首都圏,京阪神圏,名古屋圏,その他の大都市圏の人口密集地域において、最寄り駅から徒歩15分以内に立地していること、を特徴とするサークルキューブハウス。
【請求項4】
請求項3に記載したサークルキューブハウスにおいて、該ハウス建物のエントランスは
、該ハウス建物内と外部間のエントランスドアを備えており、常時は閉に設定された該エントランスドアは、使用者の所有する専用カードに書込まれた共通証明情報を、付設された読取機がデータ認証することにより、外側からも開可能であり、
又、各該小個室は、常時は閉に設定されたドアが、その使用者の所有する専用カードに書込まれた個人証明情報を付設された読取機がデータ認証することにより、又は専用キーにより、外側からも開可能となっており、
該専用カードは、接触型や非接触型のICカード又は磁気カードよりなるが、共通証明情報および個人証明情報が書込まれて非接触的機能で内蔵された携帯電話も、該専用カードと共に又は該専用カードに代えて使用可能となっていること、を特徴とするサークルキューブハウス。
【請求項5】
請求項4に記載したサークルキューブハウスにおいて、該ハウス建物内には、使用者共用の廊下,トイレ,エレベーター,階段,サービス室が配設されており、
該サービス室には、書籍,CD,その他の共通趣味用品,共通娯楽用品,運搬具,収納用品,又はその他の各該小個室使用者の使用傾向に見合ったサービス用品が、備えられており、
又、各該小個室には、パソコンが配設されており、使用者間の相互コミュニティ用のウェブネットワークが構築されると共に、
使用者と遠隔地の本部管理センターや他のサークルキューブハウスとの間の相互コミニュケーション用のウェブネットワークが構築されており、問合せ,管理,会議,教養,会話,ゲーム,音楽配信,その他の配信,その他の用途に供することが可能となっていること、を特徴とするサークルキューブハウス。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−240262(P2008−240262A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−78735(P2007−78735)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(506069468)BELIEVES JAPAN 株式会社 (3)