サーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステム
【課題】 高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置を提供すること。
【解決手段】 サービス利用者が端末装置を操作してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段(I/F40f)と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段(I/F40f)と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段(CPU40a)と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段(CPU40a)と、を有する。
【解決手段】 サービス利用者が端末装置を操作してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段(I/F40f)と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段(I/F40f)と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段(CPU40a)と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段(CPU40a)と、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品または役務の販売促進の目的で、企業が無料で配布する、いわゆるノベルティとしては、例えば、商品名または役務名が印刷されたテレフォンカードや、ティッシュペーパ等がある。
【0003】
また、従来において、配布されたノベルティの価値を視覚的に明示するための技術も開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−034541号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のような従来のノベルティでは、つぎのような問題点があった。すなわち、例えば、テレフォンカードのようにそれ自体が価値を有するノベルティの場合、配布を受ける者は、宣伝しようとする商品等に全く興味が無いときでも、受け取ってしまうため、企業が支払った対価に見合うだけの宣伝効果が期待できない場合があるという問題点がある。
【0006】
また、例えば、街頭でこれらのノベルティを配布する場合、配布を受ける者は基本的に匿名であることから、企業側は配布を受けた者に関する情報を得ることができないという問題点がある。
【0007】
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明のサーバ装置は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、を有している。
【0009】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置を提供することができる。
【0010】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、認証情報が、ノベルティカードに印刷されており、サービス利用者は、ノベルティカードに印刷された認証情報を端末装置から入力することにより認証を受けるようにしている。このため、ノベルティカード自体のコストが高くないため、大量に配布することが可能となるとともに、ノベルティカードの配布を受けた者の中で、興味がある者のみを対象として、電子マネー装置に所定の金額をチャージすることにより効果的な宣伝を行うことができる。
【0011】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、端末装置および電子マネー装置は、携帯電話機であり、特定情報は、携帯電話機に付与された電子メールアドレスとしている。このため、サービス利用者はどこからでもサーバ装置にアクセスして情報を得ることができる。
【0012】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、チャージ依頼手段は、電子マネーシステムを管理する電子マネー管理用サーバ装置に対して、特定情報と、チャージする金額とを通知することにより、電子マネー装置に対してチャージを依頼するようにしている。このため、既存のシステムを利用することにより、コストをかけずに効果的な宣伝を行うことができる。
【0013】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、チャージ依頼手段は、予め定められた期間外にアクセスがなされた場合には、電子マネー装置に対するチャージの依頼を実行しない。このため、期間を限定することにより一層効果的な宣伝を行うとともに、システムを維持するためのコストを低減することができる。
【0014】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を格納する格納手段をさらに有している。このため、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を利用して、さらなる宣伝を行うことが可能になるので、宣伝の実効性を一層高めることができる。
【0015】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に関する情報を管理するサービス依頼者管理手段をさらに有するようにしている。このため、複数のサービス依頼者から依頼された複数のサービスを提供することができる。
【0016】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の各発明に加えて、サービス依頼者管理手段は、サービス依頼者と、当該サービス依頼者によって提供されるサービスとを関連付けして管理している。このため、各依頼者が複数のサービスを提供するようにできる。
【0017】
また、他の本発明のサーバ装置は、当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に対して課金処理を行う課金手段をさらに有する。このため、宣伝広告による収益を確実に徴収することが可能になる。
【0018】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、認証手段は、複数のサービス依頼者のそれぞれに応じた認証情報に基づいて認証処理を実行し、チャージ依頼手段は、それぞれの依頼者に応じた金額のチャージを依頼するようにしている。このため、複数の依頼者からの宣伝広告を並列的に行うことにより、収益性を一層高めることが可能になる。
【0019】
また、本発明の情報処理方法は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力ステップと、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力ステップと、入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証ステップと、認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼ステップと、を有する。
【0020】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができる情報処理方法を提供することができる。
【0021】
また、本発明の情報処理用プログラムは、コンピュータを、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段、として機能させる。
【0022】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0023】
また、本発明のノベルティシステムは、サービス利用者が有する端末装置と、サービス提供者が有するサーバ装置と、電子マネーシステムを管理する管理サーバ装置とを有するノベルティシステムであって、サーバ装置は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、を有する。
【0024】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるノベルティシステムを提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明は、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態に係るノベルティシステムを、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は本発明の実施の形態に係るノベルティシステムの構成例を示す図である。この図に示すように、ノベルティシステムは、携帯電話機10、基地局20、インターネット30、サービス提供用サーバ装置40、電子マネー管理用サーバ装置50、および、企業用サーバ装置60を有している。
【0028】
ここで、端末装置および電子マネー装置としての携帯電話機10は、後述するノベルティカードの配布を受け、当該ノベルティカードに基づいて、ノベルティシステムのサービスを利用するサービス利用者(エンドユーザ)が所有し、後述するようにインターネット30を介してサービス提供用サーバ装置40にアクセスし、所定の情報を授受するとともに、内蔵しているIC(Integrated Circuit)カードにより、電子マネー装置としての利用が可能である。
【0029】
基地局20は、所定の広さを有する通信エリア毎に設けられており、携帯電話機10との間で電波により情報を授受する通信設備である。なお、図1では、基地局20とインターネット30が直接接続する構成となっているが、実際には公衆網およびISP(Internet Service Provider)を介してインターネット30と基地局20が接続される。また、この例では、基地局20は1つだけの構成となっているが、実際には複数の基地局が存在し、携帯電話機10の最寄りの基地局を介して情報が授受される。
【0030】
インターネット30は、複数のコンピュータ同士が接続されて構成される地球規模のネットワークであり、情報をパケット化して伝送する。
【0031】
サーバ装置としてのサービス提供用サーバ装置40は、ノベルティシステムを統合管理するサーバ装置であり、広告主としての企業からの依頼を受けた場合には、当該企業専用のwebページを開設し、当該webページに対してアクセスしてきたサービス利用者の携帯電話機10に対して、所定の金額をチャージするとともに、当該サービス利用者に関する情報を登録して管理する。また、サービス利用者に対してチャージした金額を、依頼を行った企業に対して課金する処理を行う。
【0032】
電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10に内蔵されているICカードを利用した電子マネーシステムを統合的に管理するサーバ装置であり、サービス提供用サーバ装置40からチャージの要求がなされた場合には、該当するサービス利用者の携帯電話機に対して所定の金額をチャージするとともに、チャージの合計額を計算してサービス提供用サーバ装置40に通知する。
【0033】
企業用サーバ装置60は、サービス提供者、すなわち、所定の商品または役務の宣伝広告を行うためにノベルティシステムを利用する者が有するサーバ装置であり、販売促進の対象となる商品等に関するwebページをインターネット30上に公開する。また、企業用サーバ装置60は、必要に応じて、サービスを利用した際に生じる費用をサービス提供用サーバ装置40に対して送金する処理を実行する。
【0034】
図2は、図1に示す携帯電話機10の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、LCD(Liquid Crystal Display)10d、入力装置10e、通信回路10f、音声入出力回路10g、ICカード10h、および、バス10iを主要な構成要素としている。
【0035】
ここで、CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラムおよびデータに基づいて装置の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する制御回路である。
【0036】
ROM10bは、CPU10aが実行するプログラムおよびデータを格納している半導体メモリである。RAM10cは、CPU10aが処理対象とするプログラムおよびデータを一時的に格納する半導体メモリである。
【0037】
LCD10dは、文字情報または画像情報を表示するための表示装置であり、携帯電話機10の筐体の一部に配置されている。
【0038】
入力装置10eは、例えば、操作ボタンまたはタッチパネル等によって構成され、サービス利用者の操作に応じた所定の情報を生成して出力する。
【0039】
通信回路10fは、基地局20から受信した電波に含まれている情報を復調してCPU10aに供給するとともに、CPU10aから供給された情報に応じて搬送波を変調して基地局20に向けて送信する。
【0040】
音声入出力回路10gは、音声を入力するためのマイクロフォンおよびA/D変換器、ならびに、音声を出力するためのD/A変換器およびスピーカを主要な構成要素としている。
【0041】
ICカード10hは、電子マネーとしての機能を有し、現金や預金の前払いと引換えに電子的なデータを取得して、内蔵されている半導体メモリに格納し、当該データを外部の装置との間で授受することにより、商品または役務を購入することができる。なお、本明細書中において、ICカード10hに内蔵されている半導体メモリに記憶されているデータの値を加算する処理を「チャージ」と呼ぶ。ICカード10hは、携帯電話機10の入力装置10eを操作することにより、インターネット30を経由してチャージを行ったり、図示せぬチャージ専用の装置により電波を介して直接データを授受したりすることによりチャージを行うことができる。また、商品等を購入して対価を支払う場合には、インターネット30を介してデータを送信したり、図示せぬ支払い専用の装置により電波を介して直接データを授受したりすることにより支払うことができる。
【0042】
バス10iは、CPU10a、ROM10b、RAM10c、LCD10d、入力装置10e、通信回路10f、音声入出力回路10g、および、ICカード10hを相互に接続してこれらの間で情報の授受を行うための信号線群である。
【0043】
図3は、図1に示すサービス提供用サーバ装置40の構成例を示す図である。この図に示すように、サービス提供用サーバ装置40は、CPU40a、ROM40b、RAM40c、HDD(Hard Disk Drive)40d、表示装置40e、I/F(Interface)40f、および、バス40gを主要な構成要素としている。
【0044】
ここで、認証手段、チャージ依頼手段、および、課金手段としてのCPU40aは、HDD40dおよびROM40bに格納されているプログラムおよびデータに基づいて装置の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する制御回路である。
【0045】
ROM40bは、CPU40aが実行する基本的なプログラムおよびデータを格納している半導体メモリである。RAM40cは、CPU40aが実行対象とするプログラムおよびデータを一時的に格納する半導体メモリである。
【0046】
格納手段およびサービス依頼者管理手段としてのHDD40dは、CPU40aが実行するプログラムおよび各種のデータを格納している記憶装置である。なお、HDD40dに格納されているデータの詳細については、図4を参照して後述する。
【0047】
表示装置40eは、例えば、ビデオカードおよびCRT(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成されており、CPU40aから供給された描画命令に基づいて描画処理を実行し、得られた画像を表示する装置である。
【0048】
認証情報入力手段および特定情報入力手段としてのI/F40fは、インターネット30との間で情報を授受する際に、データの表現形式を変換する変換装置である。
【0049】
バス40gは、CPU40a、ROM40b、RAM40c、HDD40d、表示装置40e、および、I/F40fを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能にする信号線群である。
【0050】
図4は、図3に示すHDD40dに格納されている情報の一例を示す図である。この図に示すように、HDD40dには、HTML(Hyper Text Markup Language)情報管理用DB(Data Base)40d1、処理用プログラム40d2、認証情報管理用DB40d3、サービス利用者管理用DB40d4、キャンペーン管理用DB40d5、および、課金情報管理用DB40d6を有している。
【0051】
ここで、HTML情報管理用DB40d1は、携帯電話機10からインターネット30を介してアクセスがなされた場合に、携帯電話機10のLCD10dに表示させる情報を記述したHTML情報を格納しているデータベースである。
【0052】
処理用プログラム40d2は、サービス提供用サーバ装置40において実行される種々の処理を実行するためのプログラムである。
【0053】
認証情報管理用DB40d3は、後述するノベルティカードに印刷されている認証コードおよびその他の情報を管理するためのデータベースである。
【0054】
サービス利用者管理用DB40d4は、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を管理するためのデータベースである。
【0055】
キャンペーン管理用DB40d5は、広告主としての企業が展開するキャンペーンの詳細に関する情報を管理するためのデータベースである。
【0056】
課金情報管理用DB40d6は、それぞれのキャンペーン毎のチャージ金額および手数料等に関する情報を管理しており、当該データベースに基づいて、広告主である企業に対して課金処理がなされる。
【0057】
つぎに、以上の実施の形態の動作を説明する。
【0058】
まず、所定の商品または役務の販売促進を図るために図1に示すノベルティシステムを利用しようとする企業(サービス依頼者)は、サービス提供用サーバ装置40を管理するサービス提供者との間でサービスの内容について打ち合わせを行って詳細を決定する。具体的には、販売促進の対象となる商品または役務の内容(例えば、自動車)、サービスを提供する期間(例えば、2005年2月1日〜2005年4月30日)、配布するノベルティカードの内容(例えば、後述する図8のようなカードの内容)、配布するノベルティカードの枚数(例えば、100万枚)および地域(例えば、○○市および△△市)、アクセスしてきたサービス利用者へ提供する対価の額(例えば、500円)、サービス利用者に関する情報の管理方法(例えば、サービス利用者のメールアドレスと氏名を登録する等)について決定する。この際に、サービス提供用サーバ装置40に開設するwebページの内容(例えば、webページのデザイン等)についても決定する。
【0059】
つづいて、サービス提供者は、企業との間で決定された内容に基づいて、キャンペーン管理用DB40d5にキャンペーン情報を登録する。図5は、キャンペーン管理用DB40d5に登録される情報の一例を示している。この例では、「キャンペーン番号」、「キャンペーン名」、「企業名」、「チャージ金額」、「キャンペーン期間」に関する情報が登録されている。ここで、「キャンペーン番号」は、個々のキャンペーンに付与されたユニークな番号である。「キャンペーン名」は、個々のキャンペーンの名称である。「企業名」は、当該キャンペーンを依頼したサービス依頼者の名称である。「チャージ金額」は、当該キャンペーンに応募してきたサービス利用者にチャージされる金額である。「キャンペーン期間」は、当該キャンペーンの有効期間である。
【0060】
図6は、サービス依頼者とキャンペーンの関係を示す図である。この図に示すように、本実施の形態のサービス提供用サーバ装置40は、複数の企業(この例では、企業A〜C)のキャンペーンを管理することができる。また、個々の企業は複数のキャンペーンを展開することが可能である(この例では、企業AはキャンペーンA1〜A3を展開することが可能である)。
【0061】
図7は、図6に示すキャンペーンA1に関連付けされた情報の一例を示す図である。この図の例では、キャンペーンA1には、「キャンペーン情報」、「認証情報」、「サービス利用者情報」、および、「課金情報」が関連づけされている。ここで、「キャンペーン情報」は、図5に示す情報であり、キャンペーン管理用DB40d5に格納されている。「認証情報」は、サービス利用者を認証するための情報であり、認証情報管理用DB40d3に格納されている。「サービス利用者情報」は、サービス利用者の名前等の情報であり、サービス利用者管理用DB40d4に格納されている。「課金情報」は、個々のキャンペーンに関して発生したチャージ料金および手数料等の課金に関する情報であり、課金情報管理用DB40d6に格納されている。なお、各DBに格納されている情報は、例えば、図5に示すキャンペーン番号等によって関連づけされている。
【0062】
つづいて、サービス提供者(または企業)は、企業との間で決定された内容に基づいて、ノベルティカードを作成する。その結果、図8に示すようなノベルティカード1が作成される。図8の例では、ノベルティカード1は、例えば、紙媒体の表面に後述する情報が印刷されて構成されている。具体的には、ノベルティカード1の紙面の最上部には、タイトル2としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が印刷されている。その下には、キャンペーンの対象となる車の画像3が印刷されている。その下には、メッセージ4として「新型ワゴン車の発売を記念して、先着200名様に対して、電子マネーに500円をチャージするサービスを開催中です。以下の2次元バーコードを読み込んで、該当するサイトにアクセスし、以下の認証コードを入力して下さい。」が印刷されている。その下には、サービス提供用サーバ装置40に開設されているwebページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)等を情報として含んでいる2次元バーコード5が印刷されている。その下には、webページへの不正なアクセスを防止するための認証情報である認証コード6として「認証コード:a125bxc852」が印刷されている。その下には、当該キャンペーンの開催期間7として「キャンペーン期間:2005年2月1日〜2005年4月30日」が印刷されている。なお、認証コード6は、文字、数字、図形またはこれらの組み合わせによるユニークなコードであり、それぞれのノベルティカード毎に異なるコードが印刷されている。
【0063】
また、サービス提供者は、企業との間で決定された内容に基づいて、サービス提供用サーバ装置40に当該企業専用のwebページを作成する。具体的には、図8に示すノベルティカード1に印刷されている2次元バーコード5に含まれているURLに対応するフォルダをHDD40dに作成し、決定事項に対応する内容を有するHTML情報およびプログラムを作成し、HTML情報管理用DB40d1および処理用プログラム40d2にそれぞれ格納する。さらに、配布しようとする全てのノベルティカード1に印刷されている認証コード6を認証情報管理用DB40d3に格納し、サービス利用者管理用DB40d4に対してサービス利用者を管理するための領域を確保する。
【0064】
以上のようにして、サービス依頼者である企業のwebページが完成すると、サービス提供者は、作成したノベルティカード1を、例えば、街頭等で一般の人々に配布する。このようなノベルティカード1の配布を受けた人の中で、キャンペーンの対象となっている商品に興味を持った人(サービス利用者)は、携帯電話機10を操作し、2次元バーコード5を図示せぬカメラ部によって画像として読み込み、読み込まれた画像に復号処理を施すことで、2次元バーコード5に含まれているURLを抽出する。そして、携帯電話機10は、サービス利用者の操作に応じて、抽出されたURLで示されるインターネット30上のリソースにアクセスする処理を行う。
【0065】
図9は、サービス利用者が2次元バーコード5に含まれているURLに対してアクセスした後に実行される処理の流れを説明するフローチャートである。この図に示すように、サービス利用者が携帯電話機10を操作して、2次元バーコード5に含まれるURLで示されるリソースにアクセスすると(T1)、サービス提供用サーバ装置40のCPU40aは、HDD40dのHTML情報管理用DB40d1に格納されているトップページ表示用のHTML情報を取得し、I/F40fおよびインターネット30を介してアクセスしてきた携帯電話機10に対して送信する(T2)。その結果、携帯電話機10のLCD10dの表示部には、図10(A)に示すような画面80が表示される。
【0066】
図10(A)に示す画面80では、表示部内の最上部には電波の受信状態を示すアイコン70と、内蔵されているバッテリの残量を示すアイコン71とが表示されている。その下には、webページのタイトル81としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示されている。その下には、メッセージ83として「認証コード、氏名、メールアドレスを入力して下さい。」が表示されている。その下には、テキストボックス84〜86が表示されている。ここで、テキストボックス84には、ノベルティカード1に印刷されている認証コード6が入力される。テキストボックス85には、サービス利用者の氏名が入力される。テキストボックス86には、携帯電話機10が有するメールアドレスであって、電子マネー管理用サーバ装置50に登録されている(電子マネーの手続き用の)メールアドレスが入力される。また、最下部には、ボタン72〜74が表示されている。ここで、ボタン72は、入力された内容で決定する場合に操作されるボタンである。ボタン73は、前の画面の戻る場合に操作されるボタンである。ボタン74は、表示されている画面に関連する機能を起動する場合に操作されるボタンである。
【0067】
このような画面80において、携帯電話機10の入力装置10eを操作することにより、図8に示す認証コード6としての「a125bxc852」がテキストボックス84に入力され、サービス利用者の氏名としての「○○○○」がテキストボックス85に入力され、携帯電話機10のメールアドレスとしての「○○@abc.com」がテキストボックス86に入力された後、ボタン72が操作されると、入力されたこれらの情報がCPU10aによって取得され、通信回路10f、基地局20、および、インターネット30を介してサービス提供用サーバ装置40に伝送される(T3)。
【0068】
サービス提供用サーバ装置40では、CPU40aが伝送されてきたこれらの情報を受信し、認証処理(S1)を実行する。具体的には、まず、認証コードを取得し、認証情報管理用DB40d3から該当する認証コードを検索する。
【0069】
図11は、認証情報管理用DB40d3に格納されている情報の一例を示す図である。この図の例では、格納されている情報としては、「認証コード」、「アクセスの有無」、「ユーザ名」、「メールアドレス」、「チャージの有無」、「webページの閲覧」、「有効期間」、「配布地域」がある。ここで、「認証コード」としては、配布された全てのノベルティカードに印刷されている認証コードが格納されている。「アクセスの有無」は、それぞれの認証コードに基づいてサービス利用者からのアクセスがなされたか否かを示す情報である。「ユーザ名」は、アクセスしてきたサービス利用者の氏名を示す情報である。「メールアドレス」は、サービス利用者が有する携帯電話機のメールアドレスを示す情報である。なお、このメールアドレスは、後述するように電子マネーに対してチャージする際に使用される。「チャージの有無」は、アクセスがなされた後に電子マネーに対してチャージを行ったか否かを示す情報である。「webページの閲覧」は、電子マネーにチャージした後に、商品に関するwebページにアクセスしたか否かを示す情報である。「有効期間」は、当該サービスを受けられる期間(電子マネーへのチャージができる期間)を示す情報である。「配布地域」は、当該ノベルティカードが配布された地域を示している。なお、配布地域を特定するためには、認証コード毎に配布する地域を管理する。例えば、認証コードがa125bxc000〜a525bxc000は、○○市に配布するという具合である。これ以外にも、例えば、URLによって配布された地域を特定するようにしてもよい。例えば、○○市に配布されたノベルティカードによってアクセスされた場合には第1のURLに、△△市に配布されたノベルティカードによってアクセスされた場合には第2のURLにといった具合である。なお、市レベルではなく街レベルで管理することも可能である。もちろん、県レベルで管理することも可能である。
【0070】
検索の結果、図11に示すような情報の中から、携帯電話機10から送信されてきた認証コードが存在する場合には、有効期間中であり、かつ、当該認証コードに基づいてチャージが既にされていないことを確認する。また、図8に示すノベルティカード1では、先着200名にサービスが限定されているので、200番目以内のアクセスであるか否かについても確認する。さらに、必要に応じて、過去に同一のメールアドレスに基づいてアクセスがなされていないかを確認することで、同一のサービス利用者によって重複してサービスが需要されることを防止することができる。そして、これらすべてを満足する場合には、CPU40aは、認証に成功したと判断し、認証に成功したことを確認するための画面(確認画面)を表示するためのHTML情報を、HTML情報管理用DB40d1から取得し、携帯電話機10に対して送信する(T4)。その結果、携帯電話機10のLCD10dには、図10(B)に示すような画面が表示される。
【0071】
図10(B)に示す表示例では、画面90内の最上部には、画面80の場合と同様にアイコン70,71が表示されている。その下には、タイトル91としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示され、その下には販売促進の対象となっているワゴン車の画像92が表示されている。その下には、メッセージ93として「認証処理が完了しました。手続きが完了するまで、もうしばらく、お待ち下さい。」が表示されている。画面90内の最下部には、画面80の場合と同様のボタン72〜74が表示されている。
【0072】
このような画面90を参照することにより、サービス利用者は、認証処理に成功し、現在、手続き中であることを理解することができる。
【0073】
つぎに、CPU40aは、T3において受信した、サービス利用者に関する情報を認証情報管理用DB40d3に登録する処理を実行する(S2)。具体的には、CPU40aは、サービス利用者の氏名およびメールアドレスを図11の該当する認証コードに対応付けて登録するとともに、「アクセスの有無」を「有り」に変更する。いまの例では、ユーザ名として「○○○○」が、また、メールアドレスとして「○○@abc.com」が、認証コード「a125bxc852」に対応付けされて格納されるとともに、「アクセスの有無」が「有り」に変更される。なお、このとき、サービス利用者に関するこれらの情報を、サービス利用者管理用DB40d4に併せて登録するようにしてもよい。
【0074】
つづいて、CPU40aは、電子マネー管理用サーバ装置50に対して、サービス利用者の有する電子マネー装置に所定額をチャージするように依頼する(T5)。そして、CPU40aは、電子マネー管理用サーバ装置50に対して、チャージに関する情報であるサービス利用者の氏名、メールアドレス、および、サービス依頼者の企業を示す情報を送信する(T6)。いまの例では、サービス利用者の氏名「○○○○」と、メールアドレス「○○@abc.com」と、販売促進を行っている企業を特定するための情報(例えば、企業の名称)と、図5に示すキャンペーン番号とが電子マネー管理用サーバ装置50に対して送信される。
【0075】
電子マネー管理用サーバ装置50は、受信したサービス利用者の氏名およびメールアドレスを参照し、当該サービス利用者が正当なユーザであるか否かの認証処理を実行する。また、サービス依頼者である企業についても正当性を判定する。そして、これらの認証処理に成功した場合には、サービス利用者の使用に係る電子マネーの残高を取得して、チャージ開始通知メールを作成し、携帯電話機10に対して送信する(T7)。
【0076】
携帯電話機10では、受信したチャージ開始通知メールをLCD10dに表示する。図13(A)は、このときLCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面100内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面100のタイトル101として「電子マネーチャージ確認」が表示されている。その下には、メッセージ102として「チャージ内容を確認して下さい。」が表示され、その下には、チャージに関する情報103〜105として「チャージ金額:500円」、「チャージ前残高:15,000円」、および、「チャージ後残高:15,500円」が表示されている。ここで、チャージ金額はこのサービスによりICカード10hにチャージされる金額を示している。チャージ前残高は、チャージが実行される前にICカード10hに蓄積されている残高を示している。また、チャージ後残高は、チャージが実行された後にICカード10hに蓄積されている残高を示している。最下部に表示されているボタン72〜74は、図10と同様である。
【0077】
なお、図13(A)に示す画面100において、携帯電話機10を電子マネー装置として使用する際に、サービス利用者に付与されたパスワードを入力させるようにし、本人であるか否かを認証を行った後に、チャージ処理を実行するようにしてもよい。
【0078】
このような画面100において、サービス利用者がボタン72を操作すると、表示されている内容でのチャージが了承されたと判断し、携帯電話機10のCPU10aは、ROM10bに格納されている電子マネー制御用のアプリケーションプログラムを起動し、電子マネー管理用サーバ装置50との間でチャージ処理を開始する(T8)。具体的には、電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10のICカード10hの残高に対して、500円を加算するように要求する。その結果、ICカード10hの残高が500円分だけ増加する。
【0079】
チャージ処理が完了すると、電子マネー管理用サーバ装置50は、サービス提供用サーバ装置40に対してチャージが完了した旨を通知する電子メールを生成して送信する(T9)。なお、当該電子メールには、例えば、キャンペーン番号(図5参照)、認証コード、課金額、および、手数料を示す情報を添付する。このメールを受信したサービス提供用サーバ装置40は、チャージ処理が完了したことを認識し、チャージの結果を示す情報を認証情報管理用DB40d3に登録するとともに、課金情報を課金情報管理用DB40d6に登録する処理を実行する(S3)。
【0080】
具体的には、認証情報管理用DB40d3の該当する認証コードに関連づけられている「チャージの有無」に関する情報を「有り」に変更する。この結果、これ以降は、認証コード「a125bxc852」は失効された状態となり、同一の認証コードに基づいてアクセスしてきた場合には認証が失敗する。また、課金情報管理用DB40d6に格納されている図12に示すような情報の該当箇所に所定の値を加算する。図12の例では、「期間」、「チャージ数」、「チャージ合計金額」、「手数料」、および、「請求金額」を有している。ここで、「期間」は課金の対象となる期間を示している。「チャージ数」は、期間中になされたチャージの件数を示している。「チャージ合計金額」は、期間中になされたチャージの合計金額を示している。「手数料」は、期間中になされたチャージに対する手数料を示している。「請求金額」は、サービス提供者がサービス依頼者に対して請求する金額を示している。新たなチャージがなされた場合には、チャージ数を“1”インクリメントし、チャージ合計金額に“500”を加算し、「手数料」を所定の金額だけ加算し、チャージ合計金額と手数料の合計を請求金額として計上する。
【0081】
つづいて、電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10に対してチャージ完了通知メールを作成して送信する(T10)。図13(B)は、このとき、LCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面110内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面110のタイトル111として「電子マネーチャージ終了確認」が表示されている。その下には、メッセージ112としての「以下の内容でのチャージが完了しました。」が表示されている。その下には、チャージに関する情報113〜115として「チャージ金額:500円」、「チャージ前残高:15,000円」、および、「チャージ後残高:15,500円」が表示されている。このような画面を参照することにより、サービス利用者は、チャージ処理が実行されたことを知ることができる。
【0082】
つぎに、サービス提供用サーバ装置40のCPU40aは、HDD40dのHTML情報管理用DB40d1から終了画面を表示するためのHTML情報を取得し、携帯電話機10に対して送信する(T11)。図14は、このときLCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面120内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面120のタイトル121として「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示されている。その下には、販売促進の対象となる商品の画像122が表示されている。その下には、メッセージ123として「チャージ処理が完了しました。興味がある方は、新型ワゴン車のページにお進み下さい。」が表示され、その下には、新型ワゴン車に関するwebページのURL124として「http://○○wagon.co.jp」が表示されている。なお、最下部に表示されているボタン72〜74は、図10と同様である。
【0083】
このような画面120を参照することにより、サービス利用者は、チャージ処理が完了したことを知ることができるとともに、販売促進の対象となるワゴン車に興味がある場合には、URL114を操作することにより、宣伝用のwebページにジャンプすることができる。なお、図14に示す画面120において、URL124が操作された場合には、例えば、企業用サーバ装置60に開設されているwebページにジャンプするとともに、図11に示す「webページの閲覧」が「有り」に変更される。
【0084】
以上の処理が完了すると、サービス利用者は、所定の金額がチャージされた携帯電話機10を利用して、任意の商品または役務を購入することができる。なお、任意の商品等を購入できるのではなく、例えば、チャージを行った企業に関連する店舗のみで商品等を購入できるようにしたり、または、関連する企業が販売する商品等のみを購入できるようにしたりしてもよい。
【0085】
ところで、サービス提供用サーバ装置40には、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報(氏名およびメールアドレス)が格納されている。これらの情報は、必要に応じて販売促進を行っている企業用サーバ装置60に送信される。企業では、これらの情報を利用して、例えば、メールマガジンやダイレクトメールを送信し、さらなる販売促進を図ることも可能である。なお、メールマガジンやダイレクトメールを送信する場合には、サービス利用者の意思を尊重するために、チャージ処理を行う画面において、意思確認を行うことが望ましい。
【0086】
そして、例えば、一定期間が経過すると、電子マネー管理用サーバ装置50は、サービス提供用サーバ装置40に対して、サービス依頼者毎の請求額の合計を通知する。このとき、電子マネー管理用サーバ装置50は、前述したキャンペーン番号を併せて通知する。サービス提供用サーバ装置40は、キャンペーン番号を参照してサービス依頼者である企業を特定し、通知されたチャージの合計額を、各企業に対して通知する。通知を受けた企業は、課金額に対する支払いを行う。なお、課金処理および支払い処理を、サービス提供用サーバ装置40および企業用サーバ装置60の間で自動的に行うことも可能である。
【0087】
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、認証コードが印刷されたノベルティカードを配布し、アクセスしてきたサービス利用者に対してのみチャージを行うようにしたので、興味を有するサービス利用者のみを対象とすることで、費用対効果を高めることができる。
【0088】
また、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を登録して、次回の宣伝広告に対して利用できるようにしたので、単発的な宣伝効果のみならず、繰り返しの宣伝効果を期待することができる。
【0089】
また、サービスの有効期間を設定し、この期間になされたアクセスのみを対象としてチャージを行うようにしたので、期間を限定することで宣伝効果を向上させることが可能になる。また、有効期間が経過した場合には、チャージを実行しないようにするのではなく、サービス提供用サーバ装置40に開設されたwebページ自体を消去するようにしてもよい。そのような方法によれば、システムの使用料金を低減することができる。
【0090】
また、特定のノベルティ商品ではなく、任意の商品等に交換可能な電子マネーのデータを、サービス利用者に提供するようにしたので、より多くのサービス利用者のアクセスを喚起し、潜在的なユーザに対して商品等の購買意欲を喚起させることが可能になる。
【0091】
また、サービス提供用サーバ装置40によって、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を一括して管理するようにしたので、企業は煩雑な顧客管理が不要になる。また、個人情報を一元的に管理することにより、当該個人情報が漏洩する危険性を低減することが可能になる。また、サービス提供用サーバ装置40によって課金処理を一括して実行することにより、販売促進に要した費用の管理を簡易に行うことができる。
【0092】
また、サービス依頼者に関する情報をキャンペーン管理用DB40d5に登録してキャンペーン単位で管理するようにしたので、サービス依頼者が単独でサービスを提供する場合に比較して、サーバ装置の設置および管理等に必要な手間を省略することにより、サービス提供に必要なコストを低減することができる。
【0093】
また、各キャンペーンにキャンペーン番号を付与して管理するようにしたので、複数のサービスを提供している場合であっても、キャンペーン番号を指定することにより、所望のサービスを簡易に特定することができる。その結果、例えば、課金処理等を簡易に実行することが可能になる。
【0094】
以上の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0095】
例えば、上述の実施の形態では、携帯電話機10からアクセスし、ICカード10hにチャージするようにしたが、例えば、図示せぬパーソナルコンピュータからサービス提供用サーバ装置40にアクセスし、当該パーソナルコンピュータの外部機器として着脱可能に接続されているICカードに対してチャージすることも可能である。また、携帯電話機10ではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型の電子機器を利用してアクセスし、当該電子機器が有するICカードに対してチャージを行うようにしてもよい。
【0096】
また、上述の実施の形態では、ノベルティカード1に2次元バーコード5を印刷し、当該2次元バーコード5を携帯電話機10のカメラ部によって撮影して復号することにより、所定のwebページにアクセスするようにしたが、例えば、URLを入力装置10eから直接入力したり、数字および文字からなる所定のアクセスコードを入力装置10eから直接入力して携帯電話機10の内部でURLに変換したり、または、所定のメールアドレスに対して空のメールを送信することにより返信されてくる電子メールに添付されているURLを指定することによりwebページにアクセスするようにしてもよい。
【0097】
また、上述の実施の形態では、チャージの依頼はサービス提供用サーバ装置40から電子マネー管理用サーバ装置50に対して直接なされるようにしたが、例えば、サービス提供用サーバ装置40がカード会社の有するサーバ装置(不図時)に対してチャージ依頼を行い、カード会社の有するサーバ装置が電子マネー管理用サーバ装置50に対してチャージの依頼を行うようにしてもよい。
【0098】
また、上述の実施の形態では、サービス提供用サーバ装置40に対して期間内にアクセスしてきた正当なサービス利用者に対してはすべてチャージの対象とするようにしたが、例えば、webページにおいて提供される所定のゲームにおいて勝利を収めたサービス利用者のみをチャージの対象としたり、電子マネーの使用頻度が高いサービス利用者を優先的にチャージの対象としたりするようにしてもよい。また、チャージする金額についても一定額ではなく、例えば、ゲームの結果等に応じて変化させるようにしてもよい。
【0099】
また、上述の実施の形態では、紙媒体に印刷されたノベルティカード1を配布するようにしたが、例えば、ノベルティカード自体を電子データとして構成し、当該電子データとして構成されたノベルティカードを、ネットワーク上で配布するようにしてもよい。なお、配布する方法としては、例えば、所定のwebページに掲示したり、あるいはwebページからリンクを貼ったりすることにより配布することができる。また、ノベルティカード1単体として配布するのではなく、他の商品の包装用紙や、サービスの提供に係る包装紙等にノベルティカード1と同様の情報を印刷し、これらをノベルティカードとして利用することもできる。
【0100】
また、図9に示す処理の流れは一例であって、本発明がこのような場合のみに限定されるものではないことはいうまでもない。
【0101】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サービス提供用サーバ装置40が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0102】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0103】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、商品または役務の販売促進に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すサービス提供用サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示すサービス提供用サーバ装置のHDDに格納されている情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示すキャンペーン管理用DBに格納されている情報の一例を示す図である。
【図6】企業とキャンペーンとの関係を示す図である。
【図7】図4に示す各種DBに格納されている情報の関連づけを説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムにおいて使用されるノベルティカードの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムにおける信号の流れを示すフローチャートである。
【図10】図2に示す携帯電話機に表示される表示画面の一例であり、(A)はトップページの一例を示す図であり、(B)は認証処理中の表示画面の一例を示す図である。
【図11】図4に示す認証情報管理用DBを構成する情報の一例を示す図である。
【図12】図4に示す課金情報管理用DBに格納されている情報の一例を示す図である。
【図13】図2に示す携帯電話機に表示される画面の一例であり、(A)はチャージ内容を確認するための表示画面の一例を示す図であり、(B)はチャージが完了した後に表示される確認画面の一例を示す図である。
【図14】図2に示す携帯電話機に表示される画面の一例であり、チャージが完了した後に表示される終了画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0106】
1 ノベルティカード
6 認証コード(認証情報)
10 携帯電話機(端末装置、電子マネー装置)
40 サービス提供用サーバ装置(サーバ装置)
40a CPU(認証手段、チャージ依頼手段、課金手段)
40d HDD(格納手段、サービス依頼者管理手段)
40f I/F(認証情報入力手段、特定情報入力手段)
50 電子マネー管理用サーバ装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品または役務の販売促進の目的で、企業が無料で配布する、いわゆるノベルティとしては、例えば、商品名または役務名が印刷されたテレフォンカードや、ティッシュペーパ等がある。
【0003】
また、従来において、配布されたノベルティの価値を視覚的に明示するための技術も開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−034541号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のような従来のノベルティでは、つぎのような問題点があった。すなわち、例えば、テレフォンカードのようにそれ自体が価値を有するノベルティの場合、配布を受ける者は、宣伝しようとする商品等に全く興味が無いときでも、受け取ってしまうため、企業が支払った対価に見合うだけの宣伝効果が期待できない場合があるという問題点がある。
【0006】
また、例えば、街頭でこれらのノベルティを配布する場合、配布を受ける者は基本的に匿名であることから、企業側は配布を受けた者に関する情報を得ることができないという問題点がある。
【0007】
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明のサーバ装置は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、を有している。
【0009】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置を提供することができる。
【0010】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、認証情報が、ノベルティカードに印刷されており、サービス利用者は、ノベルティカードに印刷された認証情報を端末装置から入力することにより認証を受けるようにしている。このため、ノベルティカード自体のコストが高くないため、大量に配布することが可能となるとともに、ノベルティカードの配布を受けた者の中で、興味がある者のみを対象として、電子マネー装置に所定の金額をチャージすることにより効果的な宣伝を行うことができる。
【0011】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、端末装置および電子マネー装置は、携帯電話機であり、特定情報は、携帯電話機に付与された電子メールアドレスとしている。このため、サービス利用者はどこからでもサーバ装置にアクセスして情報を得ることができる。
【0012】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、チャージ依頼手段は、電子マネーシステムを管理する電子マネー管理用サーバ装置に対して、特定情報と、チャージする金額とを通知することにより、電子マネー装置に対してチャージを依頼するようにしている。このため、既存のシステムを利用することにより、コストをかけずに効果的な宣伝を行うことができる。
【0013】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、チャージ依頼手段は、予め定められた期間外にアクセスがなされた場合には、電子マネー装置に対するチャージの依頼を実行しない。このため、期間を限定することにより一層効果的な宣伝を行うとともに、システムを維持するためのコストを低減することができる。
【0014】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を格納する格納手段をさらに有している。このため、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を利用して、さらなる宣伝を行うことが可能になるので、宣伝の実効性を一層高めることができる。
【0015】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に関する情報を管理するサービス依頼者管理手段をさらに有するようにしている。このため、複数のサービス依頼者から依頼された複数のサービスを提供することができる。
【0016】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の各発明に加えて、サービス依頼者管理手段は、サービス依頼者と、当該サービス依頼者によって提供されるサービスとを関連付けして管理している。このため、各依頼者が複数のサービスを提供するようにできる。
【0017】
また、他の本発明のサーバ装置は、当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に対して課金処理を行う課金手段をさらに有する。このため、宣伝広告による収益を確実に徴収することが可能になる。
【0018】
また、他の本発明のサーバ装置は、上述の発明に加えて、認証手段は、複数のサービス依頼者のそれぞれに応じた認証情報に基づいて認証処理を実行し、チャージ依頼手段は、それぞれの依頼者に応じた金額のチャージを依頼するようにしている。このため、複数の依頼者からの宣伝広告を並列的に行うことにより、収益性を一層高めることが可能になる。
【0019】
また、本発明の情報処理方法は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力ステップと、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力ステップと、入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証ステップと、認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼ステップと、を有する。
【0020】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができる情報処理方法を提供することができる。
【0021】
また、本発明の情報処理用プログラムは、コンピュータを、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段、として機能させる。
【0022】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0023】
また、本発明のノベルティシステムは、サービス利用者が有する端末装置と、サービス提供者が有するサーバ装置と、電子マネーシステムを管理する管理サーバ装置とを有するノベルティシステムであって、サーバ装置は、サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、認証情報入力手段から入力された認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、認証手段によって認証に成功した場合には、特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、を有する。
【0024】
このため、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるノベルティシステムを提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明は、高い宣伝効果を有するとともに、配布を受けた者に関する情報を得ることができるサーバ装置、サーバ装置の情報処理方法、情報処理用プログラム、および、ノベルティシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態に係るノベルティシステムを、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は本発明の実施の形態に係るノベルティシステムの構成例を示す図である。この図に示すように、ノベルティシステムは、携帯電話機10、基地局20、インターネット30、サービス提供用サーバ装置40、電子マネー管理用サーバ装置50、および、企業用サーバ装置60を有している。
【0028】
ここで、端末装置および電子マネー装置としての携帯電話機10は、後述するノベルティカードの配布を受け、当該ノベルティカードに基づいて、ノベルティシステムのサービスを利用するサービス利用者(エンドユーザ)が所有し、後述するようにインターネット30を介してサービス提供用サーバ装置40にアクセスし、所定の情報を授受するとともに、内蔵しているIC(Integrated Circuit)カードにより、電子マネー装置としての利用が可能である。
【0029】
基地局20は、所定の広さを有する通信エリア毎に設けられており、携帯電話機10との間で電波により情報を授受する通信設備である。なお、図1では、基地局20とインターネット30が直接接続する構成となっているが、実際には公衆網およびISP(Internet Service Provider)を介してインターネット30と基地局20が接続される。また、この例では、基地局20は1つだけの構成となっているが、実際には複数の基地局が存在し、携帯電話機10の最寄りの基地局を介して情報が授受される。
【0030】
インターネット30は、複数のコンピュータ同士が接続されて構成される地球規模のネットワークであり、情報をパケット化して伝送する。
【0031】
サーバ装置としてのサービス提供用サーバ装置40は、ノベルティシステムを統合管理するサーバ装置であり、広告主としての企業からの依頼を受けた場合には、当該企業専用のwebページを開設し、当該webページに対してアクセスしてきたサービス利用者の携帯電話機10に対して、所定の金額をチャージするとともに、当該サービス利用者に関する情報を登録して管理する。また、サービス利用者に対してチャージした金額を、依頼を行った企業に対して課金する処理を行う。
【0032】
電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10に内蔵されているICカードを利用した電子マネーシステムを統合的に管理するサーバ装置であり、サービス提供用サーバ装置40からチャージの要求がなされた場合には、該当するサービス利用者の携帯電話機に対して所定の金額をチャージするとともに、チャージの合計額を計算してサービス提供用サーバ装置40に通知する。
【0033】
企業用サーバ装置60は、サービス提供者、すなわち、所定の商品または役務の宣伝広告を行うためにノベルティシステムを利用する者が有するサーバ装置であり、販売促進の対象となる商品等に関するwebページをインターネット30上に公開する。また、企業用サーバ装置60は、必要に応じて、サービスを利用した際に生じる費用をサービス提供用サーバ装置40に対して送金する処理を実行する。
【0034】
図2は、図1に示す携帯電話機10の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、LCD(Liquid Crystal Display)10d、入力装置10e、通信回路10f、音声入出力回路10g、ICカード10h、および、バス10iを主要な構成要素としている。
【0035】
ここで、CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラムおよびデータに基づいて装置の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する制御回路である。
【0036】
ROM10bは、CPU10aが実行するプログラムおよびデータを格納している半導体メモリである。RAM10cは、CPU10aが処理対象とするプログラムおよびデータを一時的に格納する半導体メモリである。
【0037】
LCD10dは、文字情報または画像情報を表示するための表示装置であり、携帯電話機10の筐体の一部に配置されている。
【0038】
入力装置10eは、例えば、操作ボタンまたはタッチパネル等によって構成され、サービス利用者の操作に応じた所定の情報を生成して出力する。
【0039】
通信回路10fは、基地局20から受信した電波に含まれている情報を復調してCPU10aに供給するとともに、CPU10aから供給された情報に応じて搬送波を変調して基地局20に向けて送信する。
【0040】
音声入出力回路10gは、音声を入力するためのマイクロフォンおよびA/D変換器、ならびに、音声を出力するためのD/A変換器およびスピーカを主要な構成要素としている。
【0041】
ICカード10hは、電子マネーとしての機能を有し、現金や預金の前払いと引換えに電子的なデータを取得して、内蔵されている半導体メモリに格納し、当該データを外部の装置との間で授受することにより、商品または役務を購入することができる。なお、本明細書中において、ICカード10hに内蔵されている半導体メモリに記憶されているデータの値を加算する処理を「チャージ」と呼ぶ。ICカード10hは、携帯電話機10の入力装置10eを操作することにより、インターネット30を経由してチャージを行ったり、図示せぬチャージ専用の装置により電波を介して直接データを授受したりすることによりチャージを行うことができる。また、商品等を購入して対価を支払う場合には、インターネット30を介してデータを送信したり、図示せぬ支払い専用の装置により電波を介して直接データを授受したりすることにより支払うことができる。
【0042】
バス10iは、CPU10a、ROM10b、RAM10c、LCD10d、入力装置10e、通信回路10f、音声入出力回路10g、および、ICカード10hを相互に接続してこれらの間で情報の授受を行うための信号線群である。
【0043】
図3は、図1に示すサービス提供用サーバ装置40の構成例を示す図である。この図に示すように、サービス提供用サーバ装置40は、CPU40a、ROM40b、RAM40c、HDD(Hard Disk Drive)40d、表示装置40e、I/F(Interface)40f、および、バス40gを主要な構成要素としている。
【0044】
ここで、認証手段、チャージ依頼手段、および、課金手段としてのCPU40aは、HDD40dおよびROM40bに格納されているプログラムおよびデータに基づいて装置の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する制御回路である。
【0045】
ROM40bは、CPU40aが実行する基本的なプログラムおよびデータを格納している半導体メモリである。RAM40cは、CPU40aが実行対象とするプログラムおよびデータを一時的に格納する半導体メモリである。
【0046】
格納手段およびサービス依頼者管理手段としてのHDD40dは、CPU40aが実行するプログラムおよび各種のデータを格納している記憶装置である。なお、HDD40dに格納されているデータの詳細については、図4を参照して後述する。
【0047】
表示装置40eは、例えば、ビデオカードおよびCRT(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成されており、CPU40aから供給された描画命令に基づいて描画処理を実行し、得られた画像を表示する装置である。
【0048】
認証情報入力手段および特定情報入力手段としてのI/F40fは、インターネット30との間で情報を授受する際に、データの表現形式を変換する変換装置である。
【0049】
バス40gは、CPU40a、ROM40b、RAM40c、HDD40d、表示装置40e、および、I/F40fを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能にする信号線群である。
【0050】
図4は、図3に示すHDD40dに格納されている情報の一例を示す図である。この図に示すように、HDD40dには、HTML(Hyper Text Markup Language)情報管理用DB(Data Base)40d1、処理用プログラム40d2、認証情報管理用DB40d3、サービス利用者管理用DB40d4、キャンペーン管理用DB40d5、および、課金情報管理用DB40d6を有している。
【0051】
ここで、HTML情報管理用DB40d1は、携帯電話機10からインターネット30を介してアクセスがなされた場合に、携帯電話機10のLCD10dに表示させる情報を記述したHTML情報を格納しているデータベースである。
【0052】
処理用プログラム40d2は、サービス提供用サーバ装置40において実行される種々の処理を実行するためのプログラムである。
【0053】
認証情報管理用DB40d3は、後述するノベルティカードに印刷されている認証コードおよびその他の情報を管理するためのデータベースである。
【0054】
サービス利用者管理用DB40d4は、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を管理するためのデータベースである。
【0055】
キャンペーン管理用DB40d5は、広告主としての企業が展開するキャンペーンの詳細に関する情報を管理するためのデータベースである。
【0056】
課金情報管理用DB40d6は、それぞれのキャンペーン毎のチャージ金額および手数料等に関する情報を管理しており、当該データベースに基づいて、広告主である企業に対して課金処理がなされる。
【0057】
つぎに、以上の実施の形態の動作を説明する。
【0058】
まず、所定の商品または役務の販売促進を図るために図1に示すノベルティシステムを利用しようとする企業(サービス依頼者)は、サービス提供用サーバ装置40を管理するサービス提供者との間でサービスの内容について打ち合わせを行って詳細を決定する。具体的には、販売促進の対象となる商品または役務の内容(例えば、自動車)、サービスを提供する期間(例えば、2005年2月1日〜2005年4月30日)、配布するノベルティカードの内容(例えば、後述する図8のようなカードの内容)、配布するノベルティカードの枚数(例えば、100万枚)および地域(例えば、○○市および△△市)、アクセスしてきたサービス利用者へ提供する対価の額(例えば、500円)、サービス利用者に関する情報の管理方法(例えば、サービス利用者のメールアドレスと氏名を登録する等)について決定する。この際に、サービス提供用サーバ装置40に開設するwebページの内容(例えば、webページのデザイン等)についても決定する。
【0059】
つづいて、サービス提供者は、企業との間で決定された内容に基づいて、キャンペーン管理用DB40d5にキャンペーン情報を登録する。図5は、キャンペーン管理用DB40d5に登録される情報の一例を示している。この例では、「キャンペーン番号」、「キャンペーン名」、「企業名」、「チャージ金額」、「キャンペーン期間」に関する情報が登録されている。ここで、「キャンペーン番号」は、個々のキャンペーンに付与されたユニークな番号である。「キャンペーン名」は、個々のキャンペーンの名称である。「企業名」は、当該キャンペーンを依頼したサービス依頼者の名称である。「チャージ金額」は、当該キャンペーンに応募してきたサービス利用者にチャージされる金額である。「キャンペーン期間」は、当該キャンペーンの有効期間である。
【0060】
図6は、サービス依頼者とキャンペーンの関係を示す図である。この図に示すように、本実施の形態のサービス提供用サーバ装置40は、複数の企業(この例では、企業A〜C)のキャンペーンを管理することができる。また、個々の企業は複数のキャンペーンを展開することが可能である(この例では、企業AはキャンペーンA1〜A3を展開することが可能である)。
【0061】
図7は、図6に示すキャンペーンA1に関連付けされた情報の一例を示す図である。この図の例では、キャンペーンA1には、「キャンペーン情報」、「認証情報」、「サービス利用者情報」、および、「課金情報」が関連づけされている。ここで、「キャンペーン情報」は、図5に示す情報であり、キャンペーン管理用DB40d5に格納されている。「認証情報」は、サービス利用者を認証するための情報であり、認証情報管理用DB40d3に格納されている。「サービス利用者情報」は、サービス利用者の名前等の情報であり、サービス利用者管理用DB40d4に格納されている。「課金情報」は、個々のキャンペーンに関して発生したチャージ料金および手数料等の課金に関する情報であり、課金情報管理用DB40d6に格納されている。なお、各DBに格納されている情報は、例えば、図5に示すキャンペーン番号等によって関連づけされている。
【0062】
つづいて、サービス提供者(または企業)は、企業との間で決定された内容に基づいて、ノベルティカードを作成する。その結果、図8に示すようなノベルティカード1が作成される。図8の例では、ノベルティカード1は、例えば、紙媒体の表面に後述する情報が印刷されて構成されている。具体的には、ノベルティカード1の紙面の最上部には、タイトル2としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が印刷されている。その下には、キャンペーンの対象となる車の画像3が印刷されている。その下には、メッセージ4として「新型ワゴン車の発売を記念して、先着200名様に対して、電子マネーに500円をチャージするサービスを開催中です。以下の2次元バーコードを読み込んで、該当するサイトにアクセスし、以下の認証コードを入力して下さい。」が印刷されている。その下には、サービス提供用サーバ装置40に開設されているwebページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)等を情報として含んでいる2次元バーコード5が印刷されている。その下には、webページへの不正なアクセスを防止するための認証情報である認証コード6として「認証コード:a125bxc852」が印刷されている。その下には、当該キャンペーンの開催期間7として「キャンペーン期間:2005年2月1日〜2005年4月30日」が印刷されている。なお、認証コード6は、文字、数字、図形またはこれらの組み合わせによるユニークなコードであり、それぞれのノベルティカード毎に異なるコードが印刷されている。
【0063】
また、サービス提供者は、企業との間で決定された内容に基づいて、サービス提供用サーバ装置40に当該企業専用のwebページを作成する。具体的には、図8に示すノベルティカード1に印刷されている2次元バーコード5に含まれているURLに対応するフォルダをHDD40dに作成し、決定事項に対応する内容を有するHTML情報およびプログラムを作成し、HTML情報管理用DB40d1および処理用プログラム40d2にそれぞれ格納する。さらに、配布しようとする全てのノベルティカード1に印刷されている認証コード6を認証情報管理用DB40d3に格納し、サービス利用者管理用DB40d4に対してサービス利用者を管理するための領域を確保する。
【0064】
以上のようにして、サービス依頼者である企業のwebページが完成すると、サービス提供者は、作成したノベルティカード1を、例えば、街頭等で一般の人々に配布する。このようなノベルティカード1の配布を受けた人の中で、キャンペーンの対象となっている商品に興味を持った人(サービス利用者)は、携帯電話機10を操作し、2次元バーコード5を図示せぬカメラ部によって画像として読み込み、読み込まれた画像に復号処理を施すことで、2次元バーコード5に含まれているURLを抽出する。そして、携帯電話機10は、サービス利用者の操作に応じて、抽出されたURLで示されるインターネット30上のリソースにアクセスする処理を行う。
【0065】
図9は、サービス利用者が2次元バーコード5に含まれているURLに対してアクセスした後に実行される処理の流れを説明するフローチャートである。この図に示すように、サービス利用者が携帯電話機10を操作して、2次元バーコード5に含まれるURLで示されるリソースにアクセスすると(T1)、サービス提供用サーバ装置40のCPU40aは、HDD40dのHTML情報管理用DB40d1に格納されているトップページ表示用のHTML情報を取得し、I/F40fおよびインターネット30を介してアクセスしてきた携帯電話機10に対して送信する(T2)。その結果、携帯電話機10のLCD10dの表示部には、図10(A)に示すような画面80が表示される。
【0066】
図10(A)に示す画面80では、表示部内の最上部には電波の受信状態を示すアイコン70と、内蔵されているバッテリの残量を示すアイコン71とが表示されている。その下には、webページのタイトル81としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示されている。その下には、メッセージ83として「認証コード、氏名、メールアドレスを入力して下さい。」が表示されている。その下には、テキストボックス84〜86が表示されている。ここで、テキストボックス84には、ノベルティカード1に印刷されている認証コード6が入力される。テキストボックス85には、サービス利用者の氏名が入力される。テキストボックス86には、携帯電話機10が有するメールアドレスであって、電子マネー管理用サーバ装置50に登録されている(電子マネーの手続き用の)メールアドレスが入力される。また、最下部には、ボタン72〜74が表示されている。ここで、ボタン72は、入力された内容で決定する場合に操作されるボタンである。ボタン73は、前の画面の戻る場合に操作されるボタンである。ボタン74は、表示されている画面に関連する機能を起動する場合に操作されるボタンである。
【0067】
このような画面80において、携帯電話機10の入力装置10eを操作することにより、図8に示す認証コード6としての「a125bxc852」がテキストボックス84に入力され、サービス利用者の氏名としての「○○○○」がテキストボックス85に入力され、携帯電話機10のメールアドレスとしての「○○@abc.com」がテキストボックス86に入力された後、ボタン72が操作されると、入力されたこれらの情報がCPU10aによって取得され、通信回路10f、基地局20、および、インターネット30を介してサービス提供用サーバ装置40に伝送される(T3)。
【0068】
サービス提供用サーバ装置40では、CPU40aが伝送されてきたこれらの情報を受信し、認証処理(S1)を実行する。具体的には、まず、認証コードを取得し、認証情報管理用DB40d3から該当する認証コードを検索する。
【0069】
図11は、認証情報管理用DB40d3に格納されている情報の一例を示す図である。この図の例では、格納されている情報としては、「認証コード」、「アクセスの有無」、「ユーザ名」、「メールアドレス」、「チャージの有無」、「webページの閲覧」、「有効期間」、「配布地域」がある。ここで、「認証コード」としては、配布された全てのノベルティカードに印刷されている認証コードが格納されている。「アクセスの有無」は、それぞれの認証コードに基づいてサービス利用者からのアクセスがなされたか否かを示す情報である。「ユーザ名」は、アクセスしてきたサービス利用者の氏名を示す情報である。「メールアドレス」は、サービス利用者が有する携帯電話機のメールアドレスを示す情報である。なお、このメールアドレスは、後述するように電子マネーに対してチャージする際に使用される。「チャージの有無」は、アクセスがなされた後に電子マネーに対してチャージを行ったか否かを示す情報である。「webページの閲覧」は、電子マネーにチャージした後に、商品に関するwebページにアクセスしたか否かを示す情報である。「有効期間」は、当該サービスを受けられる期間(電子マネーへのチャージができる期間)を示す情報である。「配布地域」は、当該ノベルティカードが配布された地域を示している。なお、配布地域を特定するためには、認証コード毎に配布する地域を管理する。例えば、認証コードがa125bxc000〜a525bxc000は、○○市に配布するという具合である。これ以外にも、例えば、URLによって配布された地域を特定するようにしてもよい。例えば、○○市に配布されたノベルティカードによってアクセスされた場合には第1のURLに、△△市に配布されたノベルティカードによってアクセスされた場合には第2のURLにといった具合である。なお、市レベルではなく街レベルで管理することも可能である。もちろん、県レベルで管理することも可能である。
【0070】
検索の結果、図11に示すような情報の中から、携帯電話機10から送信されてきた認証コードが存在する場合には、有効期間中であり、かつ、当該認証コードに基づいてチャージが既にされていないことを確認する。また、図8に示すノベルティカード1では、先着200名にサービスが限定されているので、200番目以内のアクセスであるか否かについても確認する。さらに、必要に応じて、過去に同一のメールアドレスに基づいてアクセスがなされていないかを確認することで、同一のサービス利用者によって重複してサービスが需要されることを防止することができる。そして、これらすべてを満足する場合には、CPU40aは、認証に成功したと判断し、認証に成功したことを確認するための画面(確認画面)を表示するためのHTML情報を、HTML情報管理用DB40d1から取得し、携帯電話機10に対して送信する(T4)。その結果、携帯電話機10のLCD10dには、図10(B)に示すような画面が表示される。
【0071】
図10(B)に示す表示例では、画面90内の最上部には、画面80の場合と同様にアイコン70,71が表示されている。その下には、タイトル91としての「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示され、その下には販売促進の対象となっているワゴン車の画像92が表示されている。その下には、メッセージ93として「認証処理が完了しました。手続きが完了するまで、もうしばらく、お待ち下さい。」が表示されている。画面90内の最下部には、画面80の場合と同様のボタン72〜74が表示されている。
【0072】
このような画面90を参照することにより、サービス利用者は、認証処理に成功し、現在、手続き中であることを理解することができる。
【0073】
つぎに、CPU40aは、T3において受信した、サービス利用者に関する情報を認証情報管理用DB40d3に登録する処理を実行する(S2)。具体的には、CPU40aは、サービス利用者の氏名およびメールアドレスを図11の該当する認証コードに対応付けて登録するとともに、「アクセスの有無」を「有り」に変更する。いまの例では、ユーザ名として「○○○○」が、また、メールアドレスとして「○○@abc.com」が、認証コード「a125bxc852」に対応付けされて格納されるとともに、「アクセスの有無」が「有り」に変更される。なお、このとき、サービス利用者に関するこれらの情報を、サービス利用者管理用DB40d4に併せて登録するようにしてもよい。
【0074】
つづいて、CPU40aは、電子マネー管理用サーバ装置50に対して、サービス利用者の有する電子マネー装置に所定額をチャージするように依頼する(T5)。そして、CPU40aは、電子マネー管理用サーバ装置50に対して、チャージに関する情報であるサービス利用者の氏名、メールアドレス、および、サービス依頼者の企業を示す情報を送信する(T6)。いまの例では、サービス利用者の氏名「○○○○」と、メールアドレス「○○@abc.com」と、販売促進を行っている企業を特定するための情報(例えば、企業の名称)と、図5に示すキャンペーン番号とが電子マネー管理用サーバ装置50に対して送信される。
【0075】
電子マネー管理用サーバ装置50は、受信したサービス利用者の氏名およびメールアドレスを参照し、当該サービス利用者が正当なユーザであるか否かの認証処理を実行する。また、サービス依頼者である企業についても正当性を判定する。そして、これらの認証処理に成功した場合には、サービス利用者の使用に係る電子マネーの残高を取得して、チャージ開始通知メールを作成し、携帯電話機10に対して送信する(T7)。
【0076】
携帯電話機10では、受信したチャージ開始通知メールをLCD10dに表示する。図13(A)は、このときLCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面100内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面100のタイトル101として「電子マネーチャージ確認」が表示されている。その下には、メッセージ102として「チャージ内容を確認して下さい。」が表示され、その下には、チャージに関する情報103〜105として「チャージ金額:500円」、「チャージ前残高:15,000円」、および、「チャージ後残高:15,500円」が表示されている。ここで、チャージ金額はこのサービスによりICカード10hにチャージされる金額を示している。チャージ前残高は、チャージが実行される前にICカード10hに蓄積されている残高を示している。また、チャージ後残高は、チャージが実行された後にICカード10hに蓄積されている残高を示している。最下部に表示されているボタン72〜74は、図10と同様である。
【0077】
なお、図13(A)に示す画面100において、携帯電話機10を電子マネー装置として使用する際に、サービス利用者に付与されたパスワードを入力させるようにし、本人であるか否かを認証を行った後に、チャージ処理を実行するようにしてもよい。
【0078】
このような画面100において、サービス利用者がボタン72を操作すると、表示されている内容でのチャージが了承されたと判断し、携帯電話機10のCPU10aは、ROM10bに格納されている電子マネー制御用のアプリケーションプログラムを起動し、電子マネー管理用サーバ装置50との間でチャージ処理を開始する(T8)。具体的には、電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10のICカード10hの残高に対して、500円を加算するように要求する。その結果、ICカード10hの残高が500円分だけ増加する。
【0079】
チャージ処理が完了すると、電子マネー管理用サーバ装置50は、サービス提供用サーバ装置40に対してチャージが完了した旨を通知する電子メールを生成して送信する(T9)。なお、当該電子メールには、例えば、キャンペーン番号(図5参照)、認証コード、課金額、および、手数料を示す情報を添付する。このメールを受信したサービス提供用サーバ装置40は、チャージ処理が完了したことを認識し、チャージの結果を示す情報を認証情報管理用DB40d3に登録するとともに、課金情報を課金情報管理用DB40d6に登録する処理を実行する(S3)。
【0080】
具体的には、認証情報管理用DB40d3の該当する認証コードに関連づけられている「チャージの有無」に関する情報を「有り」に変更する。この結果、これ以降は、認証コード「a125bxc852」は失効された状態となり、同一の認証コードに基づいてアクセスしてきた場合には認証が失敗する。また、課金情報管理用DB40d6に格納されている図12に示すような情報の該当箇所に所定の値を加算する。図12の例では、「期間」、「チャージ数」、「チャージ合計金額」、「手数料」、および、「請求金額」を有している。ここで、「期間」は課金の対象となる期間を示している。「チャージ数」は、期間中になされたチャージの件数を示している。「チャージ合計金額」は、期間中になされたチャージの合計金額を示している。「手数料」は、期間中になされたチャージに対する手数料を示している。「請求金額」は、サービス提供者がサービス依頼者に対して請求する金額を示している。新たなチャージがなされた場合には、チャージ数を“1”インクリメントし、チャージ合計金額に“500”を加算し、「手数料」を所定の金額だけ加算し、チャージ合計金額と手数料の合計を請求金額として計上する。
【0081】
つづいて、電子マネー管理用サーバ装置50は、携帯電話機10に対してチャージ完了通知メールを作成して送信する(T10)。図13(B)は、このとき、LCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面110内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面110のタイトル111として「電子マネーチャージ終了確認」が表示されている。その下には、メッセージ112としての「以下の内容でのチャージが完了しました。」が表示されている。その下には、チャージに関する情報113〜115として「チャージ金額:500円」、「チャージ前残高:15,000円」、および、「チャージ後残高:15,500円」が表示されている。このような画面を参照することにより、サービス利用者は、チャージ処理が実行されたことを知ることができる。
【0082】
つぎに、サービス提供用サーバ装置40のCPU40aは、HDD40dのHTML情報管理用DB40d1から終了画面を表示するためのHTML情報を取得し、携帯電話機10に対して送信する(T11)。図14は、このときLCD10dに表示される画面の一例である。この表示例では、画面120内の最上部には、図10と同様のアイコン70,71が表示されている。その下には、画面120のタイトル121として「新型ワゴン車発売記念サービスキャンペーン」が表示されている。その下には、販売促進の対象となる商品の画像122が表示されている。その下には、メッセージ123として「チャージ処理が完了しました。興味がある方は、新型ワゴン車のページにお進み下さい。」が表示され、その下には、新型ワゴン車に関するwebページのURL124として「http://○○wagon.co.jp」が表示されている。なお、最下部に表示されているボタン72〜74は、図10と同様である。
【0083】
このような画面120を参照することにより、サービス利用者は、チャージ処理が完了したことを知ることができるとともに、販売促進の対象となるワゴン車に興味がある場合には、URL114を操作することにより、宣伝用のwebページにジャンプすることができる。なお、図14に示す画面120において、URL124が操作された場合には、例えば、企業用サーバ装置60に開設されているwebページにジャンプするとともに、図11に示す「webページの閲覧」が「有り」に変更される。
【0084】
以上の処理が完了すると、サービス利用者は、所定の金額がチャージされた携帯電話機10を利用して、任意の商品または役務を購入することができる。なお、任意の商品等を購入できるのではなく、例えば、チャージを行った企業に関連する店舗のみで商品等を購入できるようにしたり、または、関連する企業が販売する商品等のみを購入できるようにしたりしてもよい。
【0085】
ところで、サービス提供用サーバ装置40には、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報(氏名およびメールアドレス)が格納されている。これらの情報は、必要に応じて販売促進を行っている企業用サーバ装置60に送信される。企業では、これらの情報を利用して、例えば、メールマガジンやダイレクトメールを送信し、さらなる販売促進を図ることも可能である。なお、メールマガジンやダイレクトメールを送信する場合には、サービス利用者の意思を尊重するために、チャージ処理を行う画面において、意思確認を行うことが望ましい。
【0086】
そして、例えば、一定期間が経過すると、電子マネー管理用サーバ装置50は、サービス提供用サーバ装置40に対して、サービス依頼者毎の請求額の合計を通知する。このとき、電子マネー管理用サーバ装置50は、前述したキャンペーン番号を併せて通知する。サービス提供用サーバ装置40は、キャンペーン番号を参照してサービス依頼者である企業を特定し、通知されたチャージの合計額を、各企業に対して通知する。通知を受けた企業は、課金額に対する支払いを行う。なお、課金処理および支払い処理を、サービス提供用サーバ装置40および企業用サーバ装置60の間で自動的に行うことも可能である。
【0087】
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、認証コードが印刷されたノベルティカードを配布し、アクセスしてきたサービス利用者に対してのみチャージを行うようにしたので、興味を有するサービス利用者のみを対象とすることで、費用対効果を高めることができる。
【0088】
また、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を登録して、次回の宣伝広告に対して利用できるようにしたので、単発的な宣伝効果のみならず、繰り返しの宣伝効果を期待することができる。
【0089】
また、サービスの有効期間を設定し、この期間になされたアクセスのみを対象としてチャージを行うようにしたので、期間を限定することで宣伝効果を向上させることが可能になる。また、有効期間が経過した場合には、チャージを実行しないようにするのではなく、サービス提供用サーバ装置40に開設されたwebページ自体を消去するようにしてもよい。そのような方法によれば、システムの使用料金を低減することができる。
【0090】
また、特定のノベルティ商品ではなく、任意の商品等に交換可能な電子マネーのデータを、サービス利用者に提供するようにしたので、より多くのサービス利用者のアクセスを喚起し、潜在的なユーザに対して商品等の購買意欲を喚起させることが可能になる。
【0091】
また、サービス提供用サーバ装置40によって、アクセスしてきたサービス利用者に関する情報を一括して管理するようにしたので、企業は煩雑な顧客管理が不要になる。また、個人情報を一元的に管理することにより、当該個人情報が漏洩する危険性を低減することが可能になる。また、サービス提供用サーバ装置40によって課金処理を一括して実行することにより、販売促進に要した費用の管理を簡易に行うことができる。
【0092】
また、サービス依頼者に関する情報をキャンペーン管理用DB40d5に登録してキャンペーン単位で管理するようにしたので、サービス依頼者が単独でサービスを提供する場合に比較して、サーバ装置の設置および管理等に必要な手間を省略することにより、サービス提供に必要なコストを低減することができる。
【0093】
また、各キャンペーンにキャンペーン番号を付与して管理するようにしたので、複数のサービスを提供している場合であっても、キャンペーン番号を指定することにより、所望のサービスを簡易に特定することができる。その結果、例えば、課金処理等を簡易に実行することが可能になる。
【0094】
以上の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0095】
例えば、上述の実施の形態では、携帯電話機10からアクセスし、ICカード10hにチャージするようにしたが、例えば、図示せぬパーソナルコンピュータからサービス提供用サーバ装置40にアクセスし、当該パーソナルコンピュータの外部機器として着脱可能に接続されているICカードに対してチャージすることも可能である。また、携帯電話機10ではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型の電子機器を利用してアクセスし、当該電子機器が有するICカードに対してチャージを行うようにしてもよい。
【0096】
また、上述の実施の形態では、ノベルティカード1に2次元バーコード5を印刷し、当該2次元バーコード5を携帯電話機10のカメラ部によって撮影して復号することにより、所定のwebページにアクセスするようにしたが、例えば、URLを入力装置10eから直接入力したり、数字および文字からなる所定のアクセスコードを入力装置10eから直接入力して携帯電話機10の内部でURLに変換したり、または、所定のメールアドレスに対して空のメールを送信することにより返信されてくる電子メールに添付されているURLを指定することによりwebページにアクセスするようにしてもよい。
【0097】
また、上述の実施の形態では、チャージの依頼はサービス提供用サーバ装置40から電子マネー管理用サーバ装置50に対して直接なされるようにしたが、例えば、サービス提供用サーバ装置40がカード会社の有するサーバ装置(不図時)に対してチャージ依頼を行い、カード会社の有するサーバ装置が電子マネー管理用サーバ装置50に対してチャージの依頼を行うようにしてもよい。
【0098】
また、上述の実施の形態では、サービス提供用サーバ装置40に対して期間内にアクセスしてきた正当なサービス利用者に対してはすべてチャージの対象とするようにしたが、例えば、webページにおいて提供される所定のゲームにおいて勝利を収めたサービス利用者のみをチャージの対象としたり、電子マネーの使用頻度が高いサービス利用者を優先的にチャージの対象としたりするようにしてもよい。また、チャージする金額についても一定額ではなく、例えば、ゲームの結果等に応じて変化させるようにしてもよい。
【0099】
また、上述の実施の形態では、紙媒体に印刷されたノベルティカード1を配布するようにしたが、例えば、ノベルティカード自体を電子データとして構成し、当該電子データとして構成されたノベルティカードを、ネットワーク上で配布するようにしてもよい。なお、配布する方法としては、例えば、所定のwebページに掲示したり、あるいはwebページからリンクを貼ったりすることにより配布することができる。また、ノベルティカード1単体として配布するのではなく、他の商品の包装用紙や、サービスの提供に係る包装紙等にノベルティカード1と同様の情報を印刷し、これらをノベルティカードとして利用することもできる。
【0100】
また、図9に示す処理の流れは一例であって、本発明がこのような場合のみに限定されるものではないことはいうまでもない。
【0101】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サービス提供用サーバ装置40が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0102】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0103】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、商品または役務の販売促進に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すサービス提供用サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示すサービス提供用サーバ装置のHDDに格納されている情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示すキャンペーン管理用DBに格納されている情報の一例を示す図である。
【図6】企業とキャンペーンとの関係を示す図である。
【図7】図4に示す各種DBに格納されている情報の関連づけを説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムにおいて使用されるノベルティカードの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るノベルティシステムにおける信号の流れを示すフローチャートである。
【図10】図2に示す携帯電話機に表示される表示画面の一例であり、(A)はトップページの一例を示す図であり、(B)は認証処理中の表示画面の一例を示す図である。
【図11】図4に示す認証情報管理用DBを構成する情報の一例を示す図である。
【図12】図4に示す課金情報管理用DBに格納されている情報の一例を示す図である。
【図13】図2に示す携帯電話機に表示される画面の一例であり、(A)はチャージ内容を確認するための表示画面の一例を示す図であり、(B)はチャージが完了した後に表示される確認画面の一例を示す図である。
【図14】図2に示す携帯電話機に表示される画面の一例であり、チャージが完了した後に表示される終了画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0106】
1 ノベルティカード
6 認証コード(認証情報)
10 携帯電話機(端末装置、電子マネー装置)
40 サービス提供用サーバ装置(サーバ装置)
40a CPU(認証手段、チャージ依頼手段、課金手段)
40d HDD(格納手段、サービス依頼者管理手段)
40f I/F(認証情報入力手段、特定情報入力手段)
50 電子マネー管理用サーバ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、
を有することを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
前記認証情報は、ノベルティカードに印刷されており、
前記サービス利用者は、上記ノベルティカードに印刷された前記認証情報を前記端末装置から入力することにより認証を受けることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記端末装置および前記電子マネー装置は、携帯電話機であり、
前記特定情報は、上記携帯電話機に付与された電子メールアドレスであることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記チャージ依頼手段は、電子マネーシステムを管理する電子マネー管理用サーバ装置に対して、前記特定情報と、チャージする金額とを通知することにより、前記電子マネー装置に対してチャージを依頼することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記チャージ依頼手段は、予め定められた期間外にアクセスがなされた場合には、前記電子マネー装置に対するチャージの依頼を実行しないことを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記サービス利用者に関する情報を格納する格納手段をさらに有していることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項7】
当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に関する情報を管理するサービス依頼者管理手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項8】
前記サービス依頼者管理手段は、サービス依頼者と、当該サービス依頼者によって提供されるサービスとを関連付けして管理していることを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に対して課金処理を行う課金手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記認証手段は、複数のサービス依頼者のそれぞれに応じた認証情報に基づいて認証処理を実行し、
前記チャージ依頼手段は、それぞれの依頼者に応じた金額のチャージを依頼することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項11】
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力ステップと、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力ステップと、
入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証ステップと、
認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼ステップと、
を有することを特徴とするサーバ装置の情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータを、
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報処理用プログラム。
【請求項13】
サービス利用者が有する端末装置と、サービス提供者が有するサーバ装置と、電子マネーシステムを管理する管理サーバ装置とを有するノベルティシステムであって、
上記サーバ装置は、
上記サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、
を有することを特徴とするノベルティシステム。
【請求項1】
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、
を有することを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
前記認証情報は、ノベルティカードに印刷されており、
前記サービス利用者は、上記ノベルティカードに印刷された前記認証情報を前記端末装置から入力することにより認証を受けることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記端末装置および前記電子マネー装置は、携帯電話機であり、
前記特定情報は、上記携帯電話機に付与された電子メールアドレスであることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記チャージ依頼手段は、電子マネーシステムを管理する電子マネー管理用サーバ装置に対して、前記特定情報と、チャージする金額とを通知することにより、前記電子マネー装置に対してチャージを依頼することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記チャージ依頼手段は、予め定められた期間外にアクセスがなされた場合には、前記電子マネー装置に対するチャージの依頼を実行しないことを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記サービス利用者に関する情報を格納する格納手段をさらに有していることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項7】
当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に関する情報を管理するサービス依頼者管理手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項8】
前記サービス依頼者管理手段は、サービス依頼者と、当該サービス依頼者によって提供されるサービスとを関連付けして管理していることを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
当該サービスの依頼を行ったサービス依頼者に対して課金処理を行う課金手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記認証手段は、複数のサービス依頼者のそれぞれに応じた認証情報に基づいて認証処理を実行し、
前記チャージ依頼手段は、それぞれの依頼者に応じた金額のチャージを依頼することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
【請求項11】
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力ステップと、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力ステップと、
入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証ステップと、
認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼ステップと、
を有することを特徴とするサーバ装置の情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータを、
サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報処理用プログラム。
【請求項13】
サービス利用者が有する端末装置と、サービス提供者が有するサーバ装置と、電子マネーシステムを管理する管理サーバ装置とを有するノベルティシステムであって、
上記サーバ装置は、
上記サービス利用者が端末装置を操作し、ネットワークを介してアクセスしてきた場合に、当該サービス利用者に付与された認証情報の入力を受ける認証情報入力手段と、
上記サービス利用者を特定するための特定情報の入力を受ける特定情報入力手段と、
上記認証情報入力手段から入力された上記認証情報に対する認証処理を実行する認証手段と、
上記認証手段によって認証に成功した場合には、上記特定情報によって特定されるサービス利用者が有する電子マネー装置に対して所定の金額をチャージするように依頼するチャージ依頼手段と、
を有することを特徴とするノベルティシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2006−301680(P2006−301680A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−117925(P2005−117925)
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【出願人】(505095866)株式会社モバイルビジネスプロモート (4)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【出願人】(505095866)株式会社モバイルビジネスプロモート (4)
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