説明

サーマルプリンタおよびその制御方法

【課題】 迅速でしかも安定した濃度の両面プリントが可能なサーマルプリンタおよびその制御方法を提供できる。
【解決手段】 両面に感熱層を有するサーマル用紙1の表面1aおよび裏面1bに対するプリントを行うサーマルヘッド2,4を設け、これらサーマルヘッド2,4をプリント用データに応じて駆動することにより、サーマル用紙1に対する両面プリントを行う。そして、サーマルヘッド2,4の温度T1,T2が設定値T1s,T2sとなるように、サーマルヘッド2,4の各発熱素子に対する通電オン時間を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、両面に感熱層を有するサーマル用紙を用いるサーマルプリンタおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サーマルプリンタで用いられるサーマル用紙は、片面に感熱層を有している。これに伴い、サーマルプリンタは、外部から入力されるプリント用データを1つのサーマルヘッドによりサーマル用紙の片面にプリントする。プリントされたサーマル用紙は、カッタによりカットされて利用者に提供される。
【0003】
入力されるプリント用データのデータ量が多い場合、プリントされるサーマル用紙が長くなり、利用者にとって扱い難いものとなる。
【0004】
一方、最近、両面に感熱層を有するサーマル用紙が開発され、実用化されつつある。このサーマル用紙に対する両面プリントを行うためには、例えば複写機の両面コピーのように、感光体ドラムや現像ユニットなどの像形成部に用紙を送り込んで用紙の一方の面に像を形成し、その形成が済んだ用紙を反転しながら像形成部に戻し、その像形成部で用紙の他方の面に像を形成するなどの処置が必要となる(例えば特許文献1,2)。
【特許文献1】特開平9−233256号公報
【特許文献2】特開平6−24082号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の複写機のような処置には時間がかかり、商店などで顧客への販売レシート発行などに使用されるサーマルプリンタには適用が不可能である。
また、サーマル用紙に対する両面プリントに際しては、安定した濃度のプリントを行う上で、サーマルヘッドの温度管理が重要な要素となる。
【0006】
この発明は、上記の事情を考慮したもので、迅速でしかも安定した濃度の両面プリントが可能なサーマルプリンタおよびその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明のサーマルプリンタは、両面に感熱層を有し所定方向に給紙されるサーマル用紙と、このサーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有しそのサーマル用紙の一方の面に対するプリントを行う第1サーマルヘッドと、上記サーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有しそのサーマル用紙の他方の面に対するプリントを行う第2サーマルヘッドと、上記第1サーマルヘッドの温度を検知する第1温度センサと、上記第2サーマルヘッドの温度を検知する第2温度センサと、プリント用データに応じて上記各サーマルヘッドの発熱素子に対する通電をオン,オフする駆動手段と、上記第1サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を上記第1温度センサの検知温度が設定値となるように制御し、上記第2サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を上記第2温度センサの検知温度が設定値となるように制御する制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
この発明のサーマルプリンタおよびその制御方法によれば、迅速でしかも安定した濃度の両面プリントが可能なサーマルプリンタおよびその制御方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態のサーマルヘッドについて、図面を参照して説明する。まず、要部の構成を図1に示している。
1はサーマル用紙で、一方の面(表面という)1aおよび他方の面(裏面という)1bにそれぞれ感熱層を有し、表面1aが内側となる状態にロール状に巻かれ、後述の給紙機構22により図示矢印の方向に給紙される。上記感熱層は、所定の温度以上に加熱されたときに、例えば黒色あるいは赤色に発色する材料によって形成されている。
このサーマル用紙1の給紙方向に沿って、サーマル用紙1の表面1aに接してその表面1aに対するプリントを行う第1サーマルヘッド2、裏面1bに接してその裏面1bに対するプリントを行う第2サーマルヘッド4が設けられている。これら第1および第2サーマルヘッド2,4は、サーマル用紙1の給紙方向と直交する方向に配列された多数の発熱素子を有するとともに、サーマル用紙1の給紙方向に沿って互いに離れた位置に配設されている。第1サーマルヘッド2の方が、第2サーマルヘッド4よりも給紙方向の下流側に存している。
【0010】
そして、第1および第2サーマルヘッド2,4に、第1および第2温度センサ7,8がそれぞれ装着されている。これら温度センサ7,8により、第1および第2サーマルヘッド2,4の温度T1,T2が検知される。
【0011】
また、サーマル用紙1を挟んで第1サーマルヘッド2と対向する位置に第1プラテンローラ3が配設され、サーマル用紙2を挟んで第2サーマルヘッド4と対向する位置に第2プラテンローラ5が配設されている。さらに、第1サーマルヘッド2よりも給紙方向の下流側に、サーマル用紙1をそのプリント領域よりも後側でカットするカッタ6が配設されている。上流側の第2サーマルヘッド4と下流側の第1サーマルヘッド2との間の距離はX、第1サーマルヘッド2とカッタ6との間の距離はYである。
【0012】
図2に、図1の構成を含むサーマルプリンタ本体10の制御回路を示している。
主制御部であるCPU11に、制御プログラム記憶用のROM12、データ記憶用のRAM13、ホスト装置30とのデータ送受信を行う通信インタフェース14、動作条件設定用の操作表示部15、サーマル用紙1の給紙機構16を駆動する給紙駆動回路21、カッタ6を駆動するカッタ駆動回路22、後述の第1プリント用データD1に応じて第1サーマルヘッド2を駆動する第1ヘッド駆動回路23、後述の第2プリント用データD2に応じて第2サーマルヘッド4を駆動する第2ヘッド駆動回路24、および上記温度センサ7,8などが接続されている。
【0013】
一方、CPU11は、主要な機能として次の(1)〜(5)の手段を備えている。
(1)外部のホスト装置30から入力されるプリント用データD0を、サーマル用紙1の表面1aに対する第1プリント用データD1と、裏面1bに対する第2プリント用データD2とに分ける制御手段。
【0014】
(2)第1プリント用データD1に応じた第1サーマルヘッド2の発熱素子に対する通電オン,オフの駆動を制御し、第2プリント用データD2に応じて第2サーマルヘッド4の発熱素子に対する通電オン,オフの駆動を制御する制御手段。
【0015】
(3)第1サーマルヘッド2の各発熱素子に対する通電オン時間を温度センサ7の検知温度T1が予め定められた設定値T1sとなるように制御し、第2サーマルヘッド4の各発熱素子に対する通電オン時間を温度センサ8の検知温度T2が予め定められた設定値T2sとなるように制御する制御手段。
【0016】
(4)サーマル用紙1を給紙しながら、第2プリント用データD2に応じた第2サーマルヘッド4の駆動を先ず開始し、その駆動に基づくプリント開始位置が第1サーマルヘッド2に対応したところで第1プリント用データD1に応じた第1サーマルヘッド2の駆動を開始する制御手段。
【0017】
(5)温度センサ7の検知温度T1が異常上昇して上限値T1maxに達したとき、あるいは温度センサ8の検知温度T2が異常上昇して上限値T2maxに達したとき、安全のために、第1および第2サーマルヘッド2,4の駆動を停止し、その停止の旨を操作表示部15の表示により報知する制御手段。
【0018】
なお、上記第1サーマルヘッド2は、図3に示すように、ラッチ回路41、通電制御回路42、およびエッジヘッド43により構成されている。エッジヘッド43は、ライン状に配列された熱転写用の多数の発熱素子43a,43b,…43nを有している。ラッチ回路41は、ヘッド駆動回路23から供給される第1プリント用データD1を、同ヘッド駆動回路23からストローブ信号STBに応じて1ライン毎にラッチする。通電制御回路42は、エッジヘッド43の発熱素子43a,43b,…43nに対する通電を、ラッチ回路41内のデータに応じて、かつヘッド駆動回路23から供給されるイネーブル信号ENBがアクティブとなるタイミングで、オン,オフ制御する。
【0019】
イネーブル信号ENBがアクティブとなる時間の長さを変えることにより、各発熱素子に対する通電オン時間が変化する。通電オン時間が変化すると、各発熱素子の発熱温度が変化する。
【0020】
第2サーマルヘッド4の構成も、第1サーマルヘッド2と同じある。よって、その説明は省略する。
【0021】
つぎに、作用を説明する。
外部のホスト装置30から当該サーマルプリンタにプリント用データD0が入力されると、そのプリント用データD0がRAM13に記憶される。この記憶に伴い、プリント用データD0が、第1プリント用データD1と第2プリント用データD2とに振り分けられる。振り分けの分量あるいは条件は、操作部15の操作あるいはホスト装置30からの指令によって設定される。振り分けの分量として例えば“50%対50%”があり、振り分けの条件として例えばデータ種別がある。データの種類として、例えば店舗の販売用レシートの場合、金銭文字、顧客へのお知らせ文、宣伝文、イラストなどがある。
【0022】
プリント用データD0が第1プリント用データD1と第2プリント用データD2とに振り分けられた例を図4に示している。
すなわち、第1行目から第100行目の印字データからなるプリント用データD0が、中央の境界位置Cを境に、第1行目から第50行目の印字データからなる第1プリント用データD1と、第51行目から第100行目の印字データからなる第2プリント用データD2とに、振り分けられている。振り分けられた第1プリント用データD1および第2プリント用データD2は、RAM13に記憶される。境界位置C上にデータが存在する場合は、そのデータが予め定められている条件に従って第1プリント用データD1および第2プリント用データD2のいずれか一方に振り分けられる。
【0023】
この振り分け後、サーマル用紙1の給紙が開始されて、第2プリント用データD2に応じた第2サーマルヘッド4の駆動が先ず開始され、サーマル用紙1の裏面1bに第51行目から第100行目までの印字データがプリントされる。サーマル用紙1の給紙が進んで、第2サーマルヘッド4の駆動に基づく裏面1b側のプリント開始位置が第1サーマルヘッド2に対応する状態になったとき、第1プリント用データD1に応じた第1サーマルヘッド2の駆動が開始され、サーマル用紙1の表面1aに第1行目から第50行目までの印字データがプリントされる。
【0024】
こうして、図5に示すように、第1プリント用データD1である第1行目から第50行目までの印字データがサーマル用紙1の表面1aにプリントされ、第2プリント用データD2である第51行目から第100行目までの印字データがサーマル用紙1の裏面1bにプリントされる。この場合、サーマル用紙1の表面1aにおいて、プリントされる各文字行の開始位置と幅方向一端Q1との間に、幅SP1の空白領域が確保されている。サーマル用紙1の裏面1bでは、プリントされる各文字行の開始位置と幅方向他端Q2との間に、幅SP2の空白領域が確保されている。
【0025】
表面1aおよび裏面1bの先端側には、カッタ6から第1サーマルヘッド2までの距離Yに対応する空白領域Lyが生じるとともに、第1サーマルヘッド2から第2サーマルヘッド4までの距離Xに対応する空白領域Lxが生じる。
【0026】
プリントが済んだサーマル用紙1は、カッタ6でカットされて、利用者に提供される。
【0027】
このプリントに際し、図6のフローチャートに示すように、第1サーマルヘッド2の温度T1が温度センサ7により検知され、第2サーマルヘッド4の温度T2が温度センサ8により検知される。
【0028】
検知温度T1,T2が上限値T1max,T2max未満であれば(ステップ103のNO、ステップ104のNO)、検知温度T1が設定値T1sとなるように、第1サーマルヘッド2の各発熱素子に対する通電オン時間が制御される(ステップ105)。同時に、温度センサ8の検知温度T2が設定値T2sとなるように、第2サーマルヘッド4の各発熱素子に対する通電オン時間が制御される(ステップ106)。すなわち、検知温度が設定値より高い場合は発熱素子の発熱量が少なくても十分な濃度のプリントが可能であるとの判断の下に、発熱量が低減される。検知温度が設定値より低い場合は発熱素子の発熱量を多くしなければ十分な濃度のプリントが得られないとの判断の下に、発熱量が増大される。
【0029】
検知温度T1が異常上昇して上限値T1maxに達した場合、あるいは温度センサ8の検知温度T2が異常上昇して上限値T2maxに達した場合には、安全のために、第1および第2サーマルヘッド2,4の駆動が停止される(ステップ107)。そして、停止の旨が操作表示部15の表示により報知される(ステップ108)。
【0030】
以上のように、両面に感熱層を有するサーマル用紙1の表面1aおよび裏面1bに対するプリントを行う第1および第2サーマルヘッド2,4を設け、これらサーマルヘッド2,4をプリント用データに応じて駆動することにより、迅速な両面プリントが可能となる。
【0031】
とくに、第1サーマルヘッド2の温度T1が設定値T1sとなるように第1サーマルヘッド2の各発熱素子に対する通電オン時間を制御し、かつ第2サーマルヘッド4の温度T2が設定値T2sとなるように第2サーマルヘッド4の各発熱素子に対する通電オン時間を制御する温度管理により、常に安定した濃度の両面プリントを行うことができる。
【0032】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】一実施形態の要部の構成を示す図。
【図2】一実施形態の制御回路のブロック図。
【図3】一実施形態におけるサーマルヘッドの具体的な構成を示すブロック図。
【図4】一実施形態におけるプリント用データD0のフォーマットを示す図。
【図5】一実施形態におけるプリント結果を示す図。
【図6】一実施形態の作用を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
【0034】
1…サーマル用紙、1a…表面(一方の面)、1b…裏面(他方の面)、2…第1サーマルヘッド、3…第1プラテンローラ、4…第2サーマルヘッド、5…第2プラテンローラ、6…カッタ、7…第1温度センサ、8…第2温度センサ、11…CPU、13…RAM、15…操作表示部、16…給紙機構、23…第1ヘッド駆動回路、24…第2ヘッド駆動回路、41…ラッチ回路、42…通電制御回路、43…エッジヘッド、43a,43b,…43n……発熱素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両面に感熱層を有し所定方向に給紙されるサーマル用紙と、
前記サーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有し、そのサーマル用紙の一方の面に対するプリントを行う第1サーマルヘッドと、
前記サーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有し、そのサーマル用紙の他方の面に対するプリントを行う第2サーマルヘッドと、
前記第1サーマルヘッドの温度を検知する第1温度センサと、
前記第2サーマルヘッドの温度を検知する第2温度センサと、
前記各サーマルヘッドの発熱素子に対する通電をオン,オフする駆動手段と、
前記第1サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を前記第1温度センサの検知温度が設定値となるように制御し、前記第2サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を前記第2温度センサの検知温度が設定値となるように制御する制御手段と、
を備えていることを特徴とするサーマルプリンタ。
【請求項2】
前記第1温度センサの検知温度が予め定められた上限値に達したとき、あるいは前記第2温度センサの検知温度が予め定められた上限値に達したとき、前記第1および第2サーマルヘッドの駆動を停止する制御手段と、
をさらに備えていることを特徴とするサーマルプリンタ。
【請求項3】
外部から入力されるプリント用データを、前記サーマル用紙の一方の面に対する第1プリント用データと、前記サーマル用紙の他方の面に対する第2プリント用データとに分ける制御手段をさらに備え、
前記駆動手段は、前記第1プリント用データに応じて前記第1サーマルヘッドの発熱素子に対する通電をオン,オフし、前記第2プリント用データに応じて前記第2サーマルヘッドの発熱素子に対する通電をオン,オフする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーマルプリンタ。
【請求項4】
前記第1サーマルヘッドおよび前記第2サーマルヘッドは、前記サーマル用紙の給紙方向に沿って互いに離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のサーマルプリンタ。
【請求項5】
前記第1サーマルヘッドは、前記第2サーマルヘッドよりも、前記給紙方向の下流側に存することを特徴とする請求項4に記載のサーマルプリンタ。
【請求項6】
前記サーマル用紙を給紙しながら、前記第2プリント用データに応じた前記第2サーマルヘッドの駆動を開始し、その駆動に基づくプリント開始位置が前記第1サーマルヘッドに対応したところで前記第1プリント用データに応じた前記第1サーマルヘッドの駆動を開始する制御手段、をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載のサーマルプリンタ。
【請求項7】
両面に感熱層を有し所定方向に給紙されるサーマル用紙と、このサーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有しそのサーマル用紙の一方の面に対するプリントを行う第1サーマルヘッドと、前記サーマル用紙の給紙方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子を有しそのサーマル用紙の他方の面に対するプリントを行う第2サーマルヘッドと、前記第1サーマルヘッドの温度を検知する第1温度センサと、前記第2サーマルヘッドの温度を検知する第2温度センサと、これら温度センサの検知温度に応じて前記各サーマルヘッドを制御するための制御部とを備えたサーマルプリンタにおいて、
前記制御部は、
プリント用データに応じて前記各サーマルヘッドの発熱素子に対する通電をオン,オフするステップと、
前記第1サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を、前記第1温度センサの検知温度が設定値となるように制御するステップと、
前記第2サーマルヘッドの各発熱素子に対する通電オン時間を、前記第2温度センサの検知温度が設定値となるように制御するステップと、
を備えていることを特徴とするサーマルプリンタの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−313848(P2007−313848A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−148489(P2006−148489)
【出願日】平成18年5月29日(2006.5.29)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】