説明

システムレベル通信用の構成可能なコネクタ

ホスト装置はコントローラーおよびコネクタを備える。ホストコネクタは固定機能ピンおよび多機能ピンを備える。第1グループのホストコネクタピンは固定機能ピンの1つまたは複数を含み、第2グループのピンは固定機能ピンの残りおよび多機能ピンを含む。ホストコネクタはアクセサリ装置のコネクタに取り外し可能なように取り付けることができる。第1グループのホストコネクタピンは、アクセサリコネクタの機能を発見するために使用され得る。ホスト装置は、ホストコネクタおよびアクセサリコネクタで有効にされる機能を、2つのコネクタによって相互にサポートされる機能の中から選択することができる。ホストは、選択された機能をホストコネクタで有効にすることができ、選択された機能をアクセサリコネクタで有効にするようにアクセサリに命令することができる。ホストは、異なるアクセサリがホストに取り付けられたことに応答して、ホストコネクタの機能を再構成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[001]本開示は、コネクタに関し、より詳細には、動的に構成され得るコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
[002]現代のコンピューター装置およびモバイル装置(スマートフォン、ラップトップコンピューター、など)は、多種多様のアクセサリ装置(デスクトップコンピューター、テレビ、ステレオレシーバー、など)と物理的に接続し、通信することが可能であるべきである。さまざまな通信インタフェースがこれらの装置と接続するために使用され、これらのインタフェースに関連する物理コネクタは、通常互換性がない。したがって、電子装置は、さまざまなアクセサリへの接続を可能にするために、いくつかの物理ポートを備えることができる。
【0003】
[003]一部の物理コネクタは、2つ以上の通信インタフェースをサポートすることができる。通常、そのようなコネクタの各ピンは、インタフェースの1つの機能(データ入力、データ出力、クロック、など)しかサポートしない。したがって、これらのコネクタは、しばしば多数のピンを有し、ハンドヘルド装置の中の予備の装置領域や貴重な必需品を消費する。また、これらのコネクタは、1つのインタフェースのみが使用される場合、低いピンの利用率に見舞われる。したがって、予備の消費スペースを有効に使用することはできない。
【0004】
[004]既存のインタフェースの修正形態、またはまったく新しいインタフェースに適応するために、コネクタの物理設計を変更することができる。再設計されたコネクタは、しばしば従来の設計物とは互換性がなく、結果として古い装置は新しい装置と通信することができない。通常、コネクタは装置に組み込まれているため、新しいコネクタ設計物を既存の装置に後付けすることは、しばしば困難である。したがって、古い装置は新しい装置と通信するために、物理アダプターまたは他の専用ハードウェアを必要とする可能性がある。コネクタは、新しいインタフェースおよび機能の将来のサポートを可能にするために予備のピンを備えて設計することができるが、このことはコネクタサイズを増大させ、新しいインタフェースが開発されるまで、予備のピンが未使用のまま残る。
【0005】
[005]複数の通信インタフェースが単一の物理コネクタに組み込まれた。例えば、VESA(ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション)ディスプレイポート相互運用ガイドライン、バージョン1.1aは、ディスプレイポートと他のディスプレイ規格との間の、ケーブルアダプターを介した相互運用を可能にするためのガイドラインを設定する。しかしながら、この手法は、複数のインタフェース間の物理接続をサポートする物理アダプターに依存する。特にホームユーザーにとって、物理アダプターは接続方式をより高価で複雑にする可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
[006]したがって、システムレベルで複数の通信規格をサポートすることができる、柔軟で拡張可能なコネクタに対する需要が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[007]モバイル電話などのホスト装置とアクセサリの間の接続部の動的な構成を可能にする、コネクタおよび方法が開示される。この接続部はアクセサリコネクタに接続するホスト装置のコネクタを備える。各コネクタは、一組の機能、特徴、インタフェース、プロトコルなどをサポートすることが可能である。ホスト装置は、接続部がサポートすることができる、一組の相互にサポートされる機能を選択することができる。ホスト装置は、選択された機能をサポートするためにホスト装置のコネクタのピンを構成することができ、同じことを行うようにアクセサリ装置に命令することができる。
【0008】
[008]コネクタは、固定機能ピンおよび多機能ピンを備えることができる。多機能ピンはさまざまな機能をサポートするために構成可能である。固定機能ピンは構成可能ではない。一部の実施形態では、固定機能ピンは、アクセサリコネクタ機能を発見するために使用され得る。他の実施形態では、多機能ピンは、この情報を発見するために使用され得る。これらのピンは、2つの物理的に分離されたピンのグループに整列され得る。第1のピンのグループは固定機能ピンを備えることができ、第2のピンのグループは固定機能ピンと多機能ピンの組合せを備えることができる。
【0009】
[009]アクセサリがホスト装置に取り付けられたことの検出に応答して、ホスト装置は自動的にホストコネクタを構成することができる。さらに、1つのアクセサリが別のアクセサリと取り換えられたことをホスト装置が検出する場合、ホストコネクタは再構成され得る。また、ホスト装置は、現在は無効のコネクタ機能(プロトコルまたはインタフェース)がデータ転送に使用されると、接続部を介したデータ転送がより迅速に、より効率的に実行されるはずであると検出する場合、自動的に接続部を再構成することができる。
【0010】
[010]ホスト装置はアクセサリコネクタによってサポートされる機能を要求することができ、アクセサリは、それに応答して、要求された機能をホスト装置に送信することができる。次いで、ホスト装置は、ホスト装置とアクセサリ装置の両方がサポートする、1つまたは複数の有効にされる機能を選択することができる。アクセサリは、ホスト装置から命令を受信して、選択された一組の機能をサポートするためにアクセサリコネクタのピンを構成することができる。アクセサリは、命令の受信に応答して、選択された機能を有効にすることができる。一部の実施形態では、アクセサリ装置は、アクセサリ装置に含まれる専門知識に基づいて、望ましくない接続機能をホスト装置に送信することを除外することができる。例えば、機能がアクセサリの能力範囲を超える場合、アクセサリ装置はそのような機能を除外することができる。
【0011】
[011]通常、ホストコネクタはホスト装置に組み込まれる。パーソナルコンピューターに組み込まれたコネクタなどの、アクセサリ装置はアクセサリに組み込むことができる。また、アクセサリ装置はドッキングステーションになることができ、その場合、アクセサリは、モバイルホスト装置のコネクタと既存の標準物理コネクタ(USB、D−subコネクタ、など)との間の物理アダプターとして動作することができる。いずれにしても、アクセサリ装置は、一般に取り外し可能なように、掛け金またははめ合わせコネクタによってホストに取り付けられる。
【0012】
[012]本発明の前述および他の目的、特徴および利点は、添付の図を参照しながら進む、以下の詳細な説明によって明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】[013]いくつかのアクセサリのうちの1つにホストコネクタによって接続される、例示的なモバイルホスト装置を示す図である。
【図2】[014]例示的なアクセサリ装置に接続される、例示的なモバイルホスト装置のブロック図である。
【図3】[015]アクセサリ装置のコネクタに接続するためにモバイルホスト装置のコネクタを構成する、例示的な方法の流れ図である。
【図4】[016]複数のピンコントローラーによって制御可能ないくつかの多機能ピンを示す、例示的なモバイルホスト装置のブロック図である。
【図5】[017]高データレートのコネクタ機能を可能にするためにホストコネクタを再構成する、例示的な方法の流れ図である。
【図6】[018]第2のアクセサリが、第1のアクセサリの代わりにモバイルホスト装置に接続されること、またはそうでなければ切断された後モバイルホスト装置に接続されることに応答してホストコネクタを再構成する、例示的な方法の流れ図である。
【図7】[019]ホストコネクタに接続されるアクセサリコネクタを構成する、例示的な方法の流れ図である。
【図8a】[020]図4のホストコネクタの例示的な物理的実装形態の上面図である。
【図8b】[021]図4のホストコネクタの例示的な物理的実装形態の端面図である。
【図8c】[022]図4のホストコネクタの例示的な物理的実装形態の下面図である。
【図9】[023]アクセサリドッキングステーション装置に接続されるホストコネクタにより、複数のアクセサリに接続される、例示的なモバイルホスト装置を示す図である。
【図10】[024]図4のホストコネクタに接続することが可能な、例示的なドッキングステーションアクセサリ装置のブロック図である。
【図11】[025]図4の例示的なホストコネクタに接続される、内蔵FMアンテナ付きステレオケーブルアクセサリの概略図である。
【図12】[026]図4の例示的なホストコネクタに接続される、オーディオ出力ならびに同期および充電サポートを有するパッシブドックアクセサリの概略図である。
【図13】[027]図4の例示的なホストコネクタに接続される、HDMIおよび光SPDIF出力の機能を有する、アクティブアクセサリ装置の概略図である。
【図14】[028]図4の例示的なホストコネクタに接続される、電話から電源供給されるFMトランスミッタアクセサリの概略図である。
【図15】[029]例示的なモバイル装置のブロック図である。
【図16】[030]ホスト装置およびアクセサリ装置がその中で動作できる、クラウドコンピュータ環境のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[031]本出願および特許請求の範囲では、文脈が明らかに他を指示しない限り、単数形の「a」、「an」および「the」は複数形を含む。さらに、用語「含む」は「備える」を意味する。
【0015】
[032]本明細書に記載されたシステム、装置および方法は、多少なりとも限定的であると解釈されるべきではない。その代わり、本開示はすべて、単独ならびにお互いとのさまざまな組合せおよび部分的組合せにおいて、さまざまな開示された実施形態の新規であって自明でない特徴および態様のために行われる。開示されたシステム、方法および装置は、いかなる特定の態様または特徴またはその組合せにも限定されず、開示されたシステム、方法および装置は、いかなる1つまたは複数の特定の利点の存在または問題の解決を必要としない。
【0016】
[033]一部の開示された方法の動作が表現しやすいように特定の順序で記載されるが、下記に説明する特定の言葉による特定の順序付けが必要でない限り、この記載方法は再配列を包含することを理解されたい。例えば、順を追って記載される動作は、場合によっては、配列し直されたり同時に実行されたりすることができる。さらに、話を簡単にするために、添付された図は、開示されたシステム、方法および装置が他のシステム、方法および装置と一緒に使用され得る、さまざまなやり方を示すことはできない。その上、時々、説明は開示された方法を記載するために、「生成する」および「提供する」のような用語を使用する。これらの用語は、実行される実際の動作のハイレベルな抽象概念である。これらの用語に対応する実際の動作は、特定の実装形態に応じて変化し、当業者によって容易に認識できる。
【0017】
[034]本開示の装置または方法を参照して本明細書に提示された、動作理論、科学的原理または他の理論的な説明は、よりよく理解するために提供され、範囲を限定することは意図されていない。添付された特許請求の範囲の中の装置および方法は、そのような動作理論によって記載された方法で機能する装置および方法に限定されない。
【0018】
[035]ここで図面に目を向けると、図1は、物理接続部140(例えば、マルチワイヤーケーブル)によりアクセサリ装置(アクセサリ)150に接続される、モバイル電話などのホストモバイル装置100(ホスト)を示す。アクセサリ150は、例えば、パーソナルコンピューター110、テレビ120またはオーディオプレーヤー130であり得る。物理接続部140は、アクセサリ110、120または130に組み込まれたアクセサリコネクタ115、125または135に、ホストコネクタ160を接続する。コネクタ160、115、125および135は、一般に、オスまたはメスのどちらかであり、2つ以上の物理ピンからなるグループを含む。接続部140は、幅広いコネクタ、通信インタフェース、プロトコル、特徴および機能をサポートすることができる。例えば、接続部140は、USB(ユニバーサルシリアルバス)、HDMI(高精細度マルチメディアインタフェース)、PCIエクスプレス、ディスプレイポート、MHL(モバイル高精細度リンク)、SATA(シリアルATA)および/またはSPDIF(ソニー/フィリップスデジタルインタフェース)接続部を備えることができる。また、接続部140は、大容量記憶装置、CD/DVD−ROM、ウェブカメラおよびHID(ヒューマンインタフェースデバイス)装置またはFMトランスミッタをサポートすることができる。接続部140は、内蔵FMアンテナ付きのステレオケーブルと同じように簡単になることができる。接続部140は、これらの接続、インタフェース、特徴または機能のうちの1つまたは複数をサポートすることができる。例えば、接続部140は、物理的なUSB接続部およびHDMI接続部を提供する別々のケーブルまたは1本のケーブルを用いて、USB3.0とHDMIの両方をサポートすることができる。加えて、接続部140は、USBまたはPCIエクスプレスなどの1つまたは複数のサポートされるプロトコルにわたるトンネリングを介して、5.1オーディオまたはイーサネット(登録商標)などの別のプロトコルをサポートすることができる。用語「機能」、「特徴」、「インタフェース」、「プロトコル」および「コネクタ」は区別なく使用され、ホスト装置100とアクセサリ装置150の間の接続部によってサポートされる、任意の特徴、機能、インタフェース、接続、コネクタなどを表すことができる。
[036]モバイル電話のように見られるが、ホスト装置100は、パーソナルコンピューター、メディアプレーヤーまたは携帯情報端末などの、任意のタイプの一般のコンピューター装置またはモバイル装置であり得る。一般に、ホスト装置はハンドヘルドであり得るが、本明細書に記載されたコネクタは、デスクトップコンピューターなどの、通常ハンドヘルドではない装置でも使用され得る。アクセサリ150は、ホスト装置100に物理的に接続し、電気的に結合されることが可能な、任意の装置であり得る。例えば、アクセサリのパーソナルコンピューター110、テレビ120およびオーディオプレーヤー130に加えて、アクセサリ150は、一組のヘッドフォン、マイクロフォン、FMアンテナまたは他の装置であり得る。
【0019】
[037]本明細書で使用される用語「ホスト」および「アクセサリ」は、アクセサリコネクタによってサポートされる機能セットの発見、およびホストコネクタおよびアクセサリコネクタの機能の構成に関する、接続された装置間でのマスター−スレーブ関係を示す。下記で詳細に説明するように、通常、ホスト装置はマスター装置である。ホスト装置はアクセサリ装置に情報を要求し、有効にされるコネクタ機能を選択し、選択されたコネクタ機能を有効にするようにアクセサリ装置に命令する。通常、アクセサリ装置はスレーブ装置である。アクセサリ装置は要求された情報をホスト装置に送信し、ホスト装置から受信された命令に応答して、アクセサリコネクタの機能を構成する。
【0020】
[038]ホスト100は、通信リンク170を介して通信ネットワーク180に接続され得る。通信リンク170は、有線または無線のリンクであり得る。通信ネットワーク180は、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット、セルラーもしくは衛星のモバイル通信ネットワーク、または任意の他の通信ネットワークであり得る。図1に示された通信構成は、ユーザーが多種多様の操作を実行することを可能にする。例えば、ホスト装置100は、アクセサリ装置150での出力用にサーバ185、190および195によって提供されるメディアファイル(オーディオ、ビデオ、など)をダウンロードまたはストリームすることができる。別の例では、ホスト100は、パーソナルコンピューター110に情報をダウンロードまたはアップロードして、コンピューター110に格納された情報にホスト100を同期させることができる。
【0021】
[039]図2は、ケーブルを介して例示的なアクセサリ250に接続される例示的なホスト200のブロック図であり、202で全体が示される。ホスト200およびアクセサリ250は、ホストコネクタ220とアクセサリコネクタ270を結合することによって接続され得る。そのような結合は、ケーブル接続またはオス/メスタイプのコネクタのはめ合わせなどにより、取り外し可能なように取り付けることができる。ホスト200は、コントローラー210、ホストコネクタ220およびホストコネクタ機能ストア230を備えることができる。当技術分野で知られているように、コントローラーは任意のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラーであり得る。また、ホスト200はメディアストア240を備えることができる。ホストコネクタ220は、M本の固定機能ピン224およびN本の多機能ピン228を備えることができ、ここでMおよびNは特定のアプリケーションに応じた任意の整数である。各固定機能ピン224は、電源もしくはアース接続の供給、またはUSBポートのピンの機能のホスティングなどの専用機能を有することができる。固定機能ピンによってサポートされる機能は、通常、ホスト装置の動作中は変更されない。すなわち、固定機能ピンは構成可能ではない。各多機能ピン228は構成可能であり、2つ以上の機能をサポートすることができる。例えば、多機能ピンは、第1の構成ではUSBピン、第2の構成ではHDMIピン、および第3の構成ではディスプレイポートピンとして動作することができる。
【0022】
[040]ホストコントローラー210は、ホストコネクタ220、ホストコネクタ機能ストア230およびメディアストア240に結合され得る。ホストコネクタ機能ストア230は、ホストコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能を格納する。したがって、機能ストア230は、フライピン構成上向けのコネクタ220に動的に適応され得る、複数の可能なピン構成を格納することができる。ホストコントローラー210は、どのホストコネクタ機能およびアクセサリコネク機能を有効にするか判定するときに、ホストコネクタ機能ストア230を参照することができる。機能は、例えば、ホストコネクタによってサポートされるインタフェース(HDMI、ディスプレイポート、PCIエクスプレス、など)を指定することができ、コネクタピンのインタフェースピンへのマッピングを含むことができる。例えば、ホストコネクタ220がHDMIをサポートすることを示す機能は、ホストコネクタピン13がDDC_DATAピンとして動作するために構成され、ピン15がDDC_CLKピンとして動作するために構成されることなどを示すことができる。また、格納された機能は固定機能ピンの機能を示すことができる。例えば、格納された機能は、ホストコネクタ220のピン1がFMアンテナとして動作することができ、ピン3がアナログアースとして動作することができることなどを示すことができる。メディアストア240は、ホスト−アクセサリ接続部を介して通信され得る、1つまたは複数のメディアファイル(オーディオ、ビデオ、など)を格納することができる。下記で詳細に記載するように、ホストコントローラー210は、どのコネクタ機能がホスト−アクセサリ接続部の中で有効にされ得るかを選択することができる。ホストコネクタ機能ストア230およびメディアストア240は、揮発性メモリ(例えば、レジスター、キャッシュ、RAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM、FPGA、EEPROM、フラッシュメモリ、など)または2つの何らかの組合せなどの、メモリであり得る。
【0023】
[041]アクセサリ装置250は、コントローラー260、コネクタ270およびアクセサリコネクタ機能ストア280を備える。アクセサリコネクタ270は、M本の固定機能ピン274およびN本の多機能ピン278を備えることができる。ホストコネクタの固定機能ピン224はアクセサリコネクタの固定機能ピン274に接続され得るし、ホストコネクタの多機能ピン228はアクセサリコネクタの多機能ピン278に接続され得る。ホストコネクタ220のピンは、固定機能ピン224および多機能ピン228がお互いの間に物理的に挿入されるように、整列され得る。あるいは、固定機能ピン224は、多機能ピン228から物理的に分離するように整列され得る。アクセサリコネクタ270のピン274および278は同じように整列され得る。ホストコネクタ220およびアクセサリコネクタ270は、1つまたは複数の物理ポートまたは物理コネクタを備えることができる。例えば、ホストコネクタ220は、一組の固定機能ピンを含むマイクロUSBポート、ならびに残りの固定機能ピンおよび多機能ピンを含む第2のポートを備えることができる。別の例では、コネクタは、すべてのコネクタピンを含む単一の物理ポートを備えることができる。
【0024】
[042]アクセサリコントローラー260は、アクセサリコネクタ270およびアクセサリコネクタ機能ストア280に接続され得る。アクセサリコネクタ機能ストア280は、ホストコネクタ機能ストア230によって格納される機能に関して上述したのと同様の方式で、アクセサリコネクタによってサポートされる機能を格納することができる。
【0025】
[043]図1および図2の中のホスト装置およびアクセサリ装置は1つのコネクタとして示されるが、本明細書に記載されたホスト装置またはアクセサリ装置のいずれも、2つ以上のコネクタを備えることができる。例えば、ホスト200は複数のコネクタ220を備えることができ、ホスト200が複数のアクセサリ250に同時に接続することを可能にする。ホストコントローラー210は、ホストコネクタのそれぞれに接続され得る。動的に構成可能なコネクタを介して複数のアクセサリ装置に接続されるホスト装置の一実施形態では、モバイル電話のホスト装置は、外部スピーカーシステムおよびパーソナルコンピューターに接続することができる。同様に、アクセサリ250は複数のコネクタ270を備えて、複数のホスト200への接続を可能にすることができる。動的に構成可能なコネクタを介して複数のホスト装置に接続されるアクセサリ装置の一実施形態では、アクセサリのテレビは複数のホストモバイル電話に接続することができる。
【0026】
[044]図3は、アクセサリに接続するためにモバイルホスト装置を構成する、例示的な方法の流れ図である。ホストコネクタは、ホスト装置に取り付けられるアクセサリ、実行されるか実行されるようにスケジュールされる動作またはトランザクションなどに応答して、動的に構成され得る。例えば、方法300は、モバイルプレーヤーが取り外し可能なようにテレビに取り付けられるのに応答して実行され得る。310で、モバイルホスト装置は、モバイルホスト装置をアクセサリに接続するために有効にされるコネクタ機能を選択することができる。アクセサリコネクタ機能に関する情報は、アクセサリまたは別のソースから受信され得るし、ホスト装置に格納され得る。そのような情報は固定ピンを介して通信され得る。さらに、そのような情報は、ホスト装置からの要求に応答して受信され得る。320で、モバイルホスト装置は、モバイルホスト装置のコネクタのピンを構成することができる。例えば、ピンを構成することは、選択されたコネクタ機能の1つに関連するピン機能に、構成される各ピンを割り当てることを含むことができる。例えば、モバイルホスト装置が有効にされるUSBインタフェースを選択する場合、ピンを構成することは、個別のホスト装置のコネクタのピンを、USBインタフェースのDATA−、DATA+、VCCおよびVDDピンの機能をサポートするように割り付けることを含むことができる。ピンの構成は、静的(すなわち、所与の機能用のピン構成がホスト装置およびアクセサリ装置の設計中に決定され得るし、装置の製造中に実装され得る)であり得るか、またはピンの構成は動的であり得る。例えば、動的なピン構成では、モバイルホスト装置の動作中、第1の多機能ピンは第1の構成においてDATA−ピン機能をサポートすることができ、第2の多機能ピンは第2の構成においてDATA+ピン機能をサポートすることができる。コネクタのピン構成は、選択されたコネクタ機能を有効にするホスト装置を備えることができる。ステップ320より前に、ホストコネクタは未構成状態または以前の構成状態であり得る。未構成状態のコネクタは、無効にされた1つまたは複数のコネクタ機能、または有効にされた一組のデフォルト機能を有することができる。特定の構成では有効にされないピンは、構成されるまで高インピーダンス状態に保持され得る。トライステートゲートなどの、ピンを高インピーダンスモードにするためのハードウェアは、当技術分野でよく知られている。
【0027】
[045]一部の実施形態では、選択されたコネクタ機能を有効にすることは、構成される各ピンにとって、複数のホスト装置のピンコントローラー(図4に関して後述される)のうちの1つがピンを制御(すなわち、信号を送受信)するために、ホスト装置を構成することを含む。例えば、ホストモバイル電話のピン13が、HDMI DDC DATピンコントローラーまたはPCIEX CLK+ピンコントローラーによって制御可能である場合、モバイル電話は、HDMI DDC DATピンコントローラーがピン13を制御するために構成され得る。例えば、HDMI DDC DATピンコントローラーが有効にされ得るか、PCIEX CLK+ピンコントローラーが無効にされ得るか、またはピンコントローラーがスイッチによってピン13に接続される場合、そのスイッチは、HDMI DDC DATコントローラーをピン13に接続するために構成され得る。
【0028】
[046]330で、ホスト装置は、選択された機能をサポートするためにアクセサリコネクタピンを構成するようにアクセサリ装置に命令することができる。モバイルホスト装置は、ホスト−アクセサリ接続部を介して命令を送信することにより、アクセサリに命令することができる。この命令は、「function set」コマンドまたは「mode set」コマンドを構成することができる。テレビに接続されたメディアプレーヤーの例では、ブロック330の処理の後で、接続部はHDMIまたは別のマルチメディアインタフェースをサポートするために構成され得る。任意に、ホスト装置は、アクセサリ装置が選択されたアクセサリコネクタ機能の有効化に成功したという通知または確認を受信することができる。ホスト装置のコネクタのピンを構成した後、ホスト装置は、有効にされたコネクタ機能をサポートするのに必要なドライバーをロードすることができる。そのドライバーは、ホスト装置ストア230からロードされ得るか、またはホスト装置に接続された遠隔資源からネットワークを介してダウンロードされ得る。加えて、ホスト装置は、次いで、アプリケーションおよびホスト装置に接続された他の装置に、有効にされた機能が使用可能であることを知らせることができる。ホスト装置は、次いで、有効にされた接続機能を使用して、ホスト−アクセサリ接続部を介した適切な通信を開始することができる。
【0029】
[047]他の実施形態では、方法300は、さらに、アクセサリの認証を含むことができる。ホスト装置は認証要求をアクセサリ装置に送信することができる。それに応答して、アクセサリは認証情報をホストに提供することができる。ホスト装置は、受信した情報に基づいて、アクセサリ装置を認証するように試みることができる。ホスト装置がアクセサリを認証することができる場合、ホスト装置は、アクセサリコネクタを構成するように、アクセサリ装置に命令することができる。すなわち、アクセサリは、ホストからの「function set」命令の受信に応答して、一組のアクセサリコネクタ機能を有効にすることができる。ホストは、パーソナルコンピューターおよびモバイル装置などの、構成可能なコネクタを有するアクセサリに認証情報を要求することができる。ある特定の種類のアクセサリには、アクセサリのサポートされた機能セットに応じて、認証は必要でない可能性がある。
【0030】
[048]図4は、例示的なホスト装置400のブロック図であり、ピンコントローラー412〜419および421によって制御可能な、いくつかの固定機能ピンおよび多機能ピン426を示す。ホスト400は、コントローラー410、コネクタ420、ホストコネクタ機能ストア430およびメディアストア440を備える。コネクタ420は、2つの異なるグループに物理的に整列された、34本のピンを備える。第1グループのピン426は29本のピン(ピン1から29)を備え、固定機能ピンと多機能ピンの組合せを含む。第2グループのピン422は、USBインプリメンターズフォームによって発行されたマイクロUSB仕様((公序良俗違反につき、不掲載)で利用可能)と互換性があり得る、5本の固定機能ピン(ピン30〜34)を備える。一部の実施形態では、第1グループのピン426内の選択ピンは、ホスト400に接続されたアクセサリコネクタによってサポートされる機能を発見するために使用され得る。例えば、USBコントローラー421によって制御されるピン10および12は、アクセサリコネクタによってサポートされる機能に対する要求を、結合されたアクセサリに送信し、アクセサリからの応答を受信するために使用され得る。他の実施形態では、RS−232などのその他のピンの数が少ないシリアルインタフェースは、この機能のために使用され得る。受信されたアクセサリコネクタ機能は、第2グループのピン426からコントローラー410に渡すことができる。
【0031】
[049]ホストコントローラー410は、ピン制御論理回路411を備える。ピン制御論理回路411は、多機能ピンによってサポートされる機能を提供する、ピンコントローラー412〜419および421を備える。例えば、USBコントローラー412は第2グループのピン422を制御し、これらのピンでマイクロUSBインタフェースを提供する。固定機能ピン30〜34は構成可能ではないので、他のピンコントローラーはこれらのピンに接続しない。
【0032】
[050]2つ以上のピンコントローラーが多機能ピンに接続され得る。例えば、オーディオ左コントローラー413、SPDIF OUTコントローラー414およびDP AUX+(ディスプレイポート予備ピン(正))コントローラー415は、多機能ピン22に接続される。したがって、この例では、ピン22は3つの機能のうちのいずれか1つをサポートすることが可能である。ピン22は、第1の構成では左チャネルのアナログオーディオ出力を配信し、第2の構成ではSPDIFインタフェースの中の出力ピンとして動作し、第3の構成ではディスプレイポートインタフェースの中の予備(正)ピンとして動作することができる。ピン制御論理回路411は、いつでも各多機能ピンが2つ以上のピンコントローラーによって制御されることはないことを保証する。一部の実施形態では、マルチプレクサー(図示せず)または他のスイッチ(例えば、トライステートゲート)は、ピンコントローラーの1つを多機能ピンに接続するために使用され得る。他の実施形態では、多機能ピンに接続した一方のピンコントローラーは有効にされ得るし、多機能ピンに接続した他方のピンコントローラーは無効にされ得る。マルチプレクサーまたはスイッチは、ピンコントローラー410とは別の構成部品になることができるか、またはコントローラーの電気回路に組み込まれ得る。ピン制御論理回路411は、同時に動作するピンコントローラーが異なる多機能ピンに接続されるために構成されるべきである。例えば、ステレオアナログオーディオ出力機能が有効であると、オーディオ左およびオーディオ右のコントローラーが同時に動作するので、これらのコントローラーは同じ多機能ピンに接続されるべきではない。
【0033】
[051]多機能ピン5および13は、同様の方法で複数の機能をサポートする。HDMI DDC DATコントローラー416およびPCIEX CLK+コントローラー417はピン13に接続され、SPDIF INコントローラー418およびMIC INコントローラー419はピン5に接続される。したがって、ピン13は、HDMIインタフェースのDDC DATピンとして、またはPCIエクスプレスインタフェースのCLK+ピンとして動作するために構成され得る。ピン5は、SPDIFインタフェースのINPUTピンとして、またはマイクロフォン入力ピンとして動作するために構成され得る。
【0034】
[052]ピンコントローラー412〜419および421は、「多対1」関係によって多機能ピンに関連付けることができる。すなわち、多機能ピンのそれぞれは専用の機能セットをサポートするために構成され得る。図4に示す例では、ピン22だけが、オーディオ左、SPDIF OUTまたはDP AUX+ピンとして動作することができる。ピン制御論理回路411は、インタフェースの複数のポートに提供する所与の機能のために、2重のピンコントローラーを備えることができる。例えば、2組のディスプレイポートコントローラーが独立した2組の多機能ピンを制御することができる場合、コネクタ420は2つのディスプレイポートチャネルをサポートすることができる。
【0035】
[053]さらに柔軟性を与えるために、ピンコントローラーは「多対多」関係によって多機能ピンに関連付けることができる。この配列では、ピンコントローラーは2つ以上の多機能ピンを制御するために構成され得る。例えば、ピン制御論理回路411は、HDMI DDC DATコントローラー416を、1つの構成ではピン13に、第2の構成では別の多機能ピンに接続するために、構成され得る。
【0036】
[054]ホストコントローラー410は、有効にされるホストコネクタ機能およびアクセサリコネクタ機能を選択することができる。コントローラー410は、アクセサリ装置から受信されたアクセサリコネクタ機能、および、ホストコネクタ機能ストア430からアクセスされたホストコネクタ機能に基づいて、接続機能を選択することができる。コントローラー410は、1つまたは複数のホストコネクタ機能またはアクセサリコネクタ機能を選択せずに残すことができるか、または、コントローラー410は、すべてのホストコネクタ機能およびアクセサコネク機能を選択することができる。選択されるコネクタ機能は、ホストコネクタ機能およびアクセサリコネクタ機能の中から、選択基準に従って選択される。一部の実施形態では、選択基準は、選択されるコネクタ機能がホスト装置とアクセサリ装置の両方によってサポートされる、というものであり得る。したがって、コントローラー410は、有効にされるホストコネクタおよびアクセサリコネクタによって相互にサポートされる、1つまたは複数の機能を選択することができる。他の実施形態では、接続機能の電力消費、機能の帯域幅、機能の速度、ホスト装置および/またはアクセサリ装置上でどのアプリケーションが現在動作している、または動作するようにスケジュールされるか、などの異なる、または別の基準に従って、コネクタ機能は選択され得る。したがって、機能選択は、照合、比較、および/または他の動作の実行を含むことができ、所与のコネクタ機能がホストコネクタおよびアクセサリコネクタでの有効化のために選択されるかどうかの目安または指示を、その結果が提供する。一部の実施形態では、有効にされるコネクタ機能の選択または交渉は、非対称になり得る。すなわち、ホスト装置は、どの機能が有効にされるかを選択する。アクセサリ装置は、どの接続機能が有効にされるかの選択には参加しない。アクセサリ装置はホスト装置からの情報の要求に応答して、ホスト装置に命令されたようにアクセサリコネクタの機能を有効にする。他の実施形態では、交渉は対称になり得る。すなわち、ホストとアクセサリの両方は、どのコネクタ機能が有効にされるかの選択に参加する。アクセサリ装置は、有効にされる1つまたは複数のコネクタ機能を選択することができ、これらの機能をホスト装置に送信することができる。ホストコントローラーは、次いで、アクセサリによって送信された、選択されたコネクタ機能に一部は基づいて、有効にされるコネクタ機能を選択することができる。
【0037】
[055]また、ホストコントローラー410は、ホスト400によって実行される、または実行されるようにスケジュールされる動作に応じて、ホストコネクタ420を動的に再構成するために構成され得る。例えば、ホスト400がパーソナルコンピューターアクセサリ装置と同期するようにスケジュールされる場合、大量のデータがホスト−アクセサリ接続部を介して送信されるようにスケジュールされ得る。コネクタが、現在有効なコネクタ機能のいずれよりも高いデータ転送レートを可能にするインタフェースをサポートすることができる場合、コントローラー410は、より高いデータレートのインタフェースが有効にされるべきと判定することができる。例えば、コントローラー410は、同期動作が開始する前に、USB3.0インタフェースが有効にされるべきと判定することができる。同期動作は、次いで、新しく有効にされたUSB3.0インタフェースを使用することができる。一部の実施形態では、コントローラー410は、同期動作が完了した後、以前のコネクタ構成を復元するためにホストコネクタ420を再構成することができる。あるいは、コントローラー410は、ホストコネクタ420を新しい構成の中に保持するために構成され得る。
【0038】
[056]コントローラー410は、他の動作またはトランザクションに応答して、ホストコネクタ420を再構成することができる。例えば、コントローラー410は、ビデオインタフェースが現在有効にされていない場合、現在の動作がホスト−アクセサリコネクタを跨いだビデオデータの転送を必要とするとの判定に応答して、HDMIなどのビデオデータインタフェースを有効にすることができる。コントローラー410は、コントローラー電気回路にハードワイヤーされたアルゴリズム、コントローラーファームウェア、ホスト400上で動作するソフトウェア、ユーザー設定、またはそれらの任意の組合せに基づいて実行される、または実行されるようにスケジュールされる動作に応答して、どのコネクタ機能を有効にすべきかを判定することができる。例えば、ユーザーは、GUIを介して動作を要求することができる。動作を実行するために、ホストコネクタは、ユーザー入力に応答してアクセサリと最も効率的に通信するために動的に再構成され得る。例えば、ユーザーが、彼または彼女がホストモバイル装置上に格納された映画を接続されたテレビで再生することを望むことを示す場合、ホスト装置は、高いデータ転送レートを可能にするインタフェース、またはマルチメディア通信用に設計されたインタフェースを有効にするために、モバイル装置−テレビ接続部を再構成することができる。
【0039】
[057]本明細書に記載されたアクセサリ装置のコントローラーは、上述したホスト装置コントローラー410の構成部品の1つまたは複数を備えることができる。例えば、アクセサリ装置コントローラーはピン制御論理回路を備えることができる。ピン制御論理回路は、個別のピンコントローラーを使用して、アクセサリ装置のコネクタのピンと信号の送受信をすることが可能である。アクセサリ装置のピン制御論理回路は、いつでも各多機能アクセサリコネクタピンが1つのピンコントローラーに動作可能なように結合されることを保証することができる。一部の実施形態では、マルチプレクサー(図示せず)または他のスイッチ(例えば、トライステートゲート)は、アクセサリ装置ピンコントローラーの1つをアクセサリコネクタの多機能ピンに接続するために使用され得る。他の実施形態では、アクセサリピンが単一のピンコントローラーによって制御されることを可能にするために、多機能ピンに接続された一方のアクセサリ装置ピンコントローラーは有効にされ得るし、多機能ピンに接続された他方のアクセサリ装置ピンコントローラーは無効にされ得る。
【0040】
[058]図5は、高データレート機能を有効にするためにホストコネクタを再構成するための例示的な方法500のブロック図である。510で、ホストコネクタおよびアクセサリコネクタで有効にされる1つまたは複数の機能が選択され得る。520で、1つまたは複数の選択された機能がホストコネクタで有効にされ得る。530で、1つまたは複数の選択された機能をアクセサリコネクタで有効にする命令が、アクセサリ装置に送信され得る。540で、ホスト装置は、現在実行されている、または実行されるようにスケジュールされ、かつホスト−アクセサリ接続部を介したデータ転送を必要とする動作が、現在有効にされていないホストコネクタおよびアクセサリコネクタの別の機能を有効にすることにより、より短い時間で完了することができると判定することができる。550で、別の機能がホスト装置のコネクタで有効にされ得る。560で、別の機能をアクセサリ装置のコネクタで有効にする命令がアクセサリ装置に送信され得る。570で、別の機能が接続部を介してデータを転送するために使用され得る。動作550、560および570は、540での判定に応答して実行され得る。したがって、ホストは有効にされたコネクタ機能の性能を監視し、監視に応答してホストコネクタおよびアクセサリコネクタを動的に再構成することができる。再構成は、機能の追加または有効にされた機能セットへの交換を含むことができる。再構成は、他の有効にされたコネクタ機能を中断させることなしに行われ得る。例えば、データ転送は一部のピン上で維持され得るが、別の機能は使用されていない他のピンで有効にされる。
【0041】
[059]ホストコントローラー410は、機能の衝突を回避するために構成され得る。例えば、グローバル一意識別子(GUID)は、ユニークなピン配列を有する、各サポートされた機能に関連付けることができる。ホストコントローラー410は、相互にサポートされた機能がその機能を有効にする前に同じGUIDを有することを要求するために構成され得る。ホストがピン14〜20上のHDMIおよびピン21〜24上のPCIエクスプレスをサポートし、アクセサリがピン18〜24上のHDMIをサポートする例を考える。ホストおよびアクセサリによってサポートされるHDMI機能は、異なるGUIDに関連付けることができる。HDMI機能が異なるGUIDに関連付けられるので、ホストコントローラーはHDMI機能を有効にしない。したがって、ホストコントローラーは、アクセサリのHDMIピンをホストのPCIエクスプレスピンに接続することを回避する。また、ホストコントローラーは、アクセサリのHDMIピンを不正なホストのHDMIピンに接続することを回避する。
【0042】
[060]図6は、第2のアクセサリが第1のアクセサリの代わりにモバイルホスト装置に接続されるのに応答して、ホストコネクタを再構成する例示的な方法の流れ図である。例えば、方法600は、ユーザーが最初にモバイル電話をステレオレシーバーに接続して電話に格納された音楽を聴き、次いで、後でステレオレシーバーを取り外し、テレビを電話に接続して映画を見るのに応答して実行され得る。610で、モバイルホスト装置は、アクセサリに接続するためにホストコネクタで有効にされる1つまたは複数の第1の機能を選択することができる。620で、ホスト装置は、選択された機能をサポートするために、ホスト接続部のピンを構成することができる。630で、ホスト装置は、選択された機能をサポートするためにアクセサリコネクタピンを構成するようにアクセサリ装置に命令することができる。640で、ホスト装置からのアクセサリの取り外しが自動的に検出され得る。例えば、一部のピンは、電流フローまたは信号切替の監視などにより、接続性を定期的に監視され得る。不活動状態が所定の時間起こると、アクセサリが取り外されたと判定され得る。自動検出の別の技法は、1つの状態が「取り付け状態」を示し別の状態が「取り外し」状態を示す、ピン上の電圧レベルの変化を単純に探すことである。650で、第2のアクセサリのホスト装置への取り付けが検出され得る。このことは、再び電流またはピンの活動状態を監視することによって可能である。取り外しの後、新しいアクセサリが接続されたと仮定され得る。660で、ホスト装置は、第2のアクセサリ装置に第2のアクセサリコネクタ機能を要求することができる。670で、第2のアクセサリコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能の指示が、第2のアクセサリから受信され得る。680で、ホスト装置は、第2のアクセサリコネクタおよびホスト装置のコネクタで有効にされる、1つまたは複数の第2の機能を選択することができる。690で、ホスト装置は選択された第2の機能をサポートするために、ホスト接続のピンを構成することができる。695で、第2のアクセサリ装置は、選択された第2の機能をサポートするために第2のアクセサリコネクタを構成するように命令され得る。したがって、ホスト装置は、第1のアクセサリが第2のアクセサリと交換されるのに基づいて、自動的および動的にピンを再構成することができる。
【0043】
[061]方法600は、さらに、第1のアクセサリ装置がホスト装置から取り外されたことの検出に応答して、ホストコネクタを未構成状態または以前の構成状態に置くことを含むことができる。ホストコントローラーは、ピンを高インピーダンス状態に置き、デフォルトのコネクタ機能セットを有効にするか、またはホストコントローラーの以前の構成に関連付けられたコネクタ機能セットを有効にすることができる。
【0044】
[062]図7は、ホストコネクタに接続されるアクセサリコネクタを構成するための例示的な方法700のブロック図である。710で、アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる機能に対する要求は、アクセサリ装置に取り外し可能なように取り付けられるホスト装置から受信され得る。720で、アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能の指示は、アクセサリ装置からホスト装置に送信され得る。730で、アクセサリ装置のコネクタで1つまたは複数の選択された機能を有効にする命令は、ホスト装置からアクセサリによって受信され得る。740で、1つまたは複数の選択された機能は、アクセサリ装置のコネクタで有効にされ得る。一部の実施形態では、アクセサリ装置のコネクタで機能を有効にすることは、構成される各ピンにとって、複数のアクセサリ装置のピンコントローラーのうちの1つがそのピンを制御するためにアクセサリ装置を構成することを含む。例えば、アクセサリ装置のピン13がHDMI DDC DATピンコントローラーまたはPCIEX CLK+ピンコントローラーによって制御可能である場合、アクセサリはHDMI DDC DATピンコントローラーがピン13を制御するために構成され得る。例えば、HDMI DDC DATピンコントローラーが有効にされ得るか、PCIEX CLK+ピンコントローラーが無効にされ得るか、または、ピンコントローラーがスイッチによってピン13に結合される場合、そのスイッチはHDMI DDC DATコントローラーをピン13に接続するために構成され得る。
【0045】
[063]アクセサリ装置のコネクタは、1つまたは複数の選択された機能をアクセサリ装置のコネクタで有効にする前に、未構成状態または以前の構成状態であり得る。アクセサリ装置は、別の機能を有効にする命令を受信すること、および、次いで別の機能をアクセサリコネクタで有効にすることによって再構成され得る。アクセサリコントローラーは、ホストからのアクセサリの切り離しの検出に応答して、アクセサリコネクタを未構成状態または以前の構成状態に置くことができる。アクセサリコントローラーはピンを高インピーダンス状態に置き、デフォルトのコネクタ機能セットを有効にするか、またはアクセサリコントローラーの以前の構成に関連付けられたコネクタ機能セットを有効にすることができる。
【0046】
[064]表1は、図4に示した例示的な34ピンのホストコネクタ用の例示的な接続構成セットを示す。
【0047】
【表1−1】

【0048】
【表1−2】

【0049】
[065]ピンタイプ欄の中の文字FおよびMは、それぞれ「固定機能」および「多機能」を意味し、文字「NC」は「接続されず」を意味する。表1に列記された、さまざまな通信インタフェース(USB3.0、MHL、ディスプレイポート、PCIエクスプレス、およびHDMI)の個別のピン(HDMI_TXD1P、PCIEX_TXD2p、など)は、当業者には既知である。
【0050】
[066]表1に示したように、PCIエクスプレスの中のPCIEX_TXDp/n信号ペア、およびディスプレイポートの中のDP_TXDn/p信号ペアなどの、さまざまなインタフェースの中の高速信号ペアは、同じピン、例えばピン13および15上でルーティングされ得る。何故なら、これらのピンは同様の低レベル電気インタフェース(交流結合差分信号)に基づくからである。このことは、対応するピンコントローラーが共通インタフェース電気回路を使用することを可能にし、設計の複雑度、ならびにコントローラーの面積およびコストを削減する。HDMIなどの高速インタフェースは、安価なインタフェースコンバーターチップの使用により、交流結合差分信号インタフェースと互換性があるように製造され得る。
【0051】
[067]代替の表1は以下のようであり得る。
【0052】
【表2−1】

【0053】
【表2−2】

【0054】
【表2−3】

【0055】
[068]代替の表1では、HOST_DPおよびHOST_DMがACC_UART_TXおよびACC_UART_RXによって交換されている。これは、機能の交渉、認証などのために使用する、1次のアクセサリ通信パスが、より簡単なシリアル通信に変更され得ることを意味する。また、USBポート(USB_DPおよびUSB_DM)は、USBポートが電話上でホストモードに変更され、アクセサリがそれをサポートする場合、USBベースのアクセサリ通信を行うために使用され得る。
【0056】
[069]図8(a)〜8(c)は、図4のホストコネクタ420の例示的な物理的実装形態800の上面図、端面図および下面図を示す。この例では、ホストコネクタは、2つの物理的に分離したピンのセット810および820を備える、単一の物理コネクタ800である。第1グループのピン810は、5本の固定機能ピンを備え、アクセサリコネクタ機能の発見のために使用され得る。第1グループのピン810は、示されるようなUSB接続、またはその他のピンの数が少ないシリアルインタフェースを備えることができる。第2グループのピン820は、29本の固定機能ピンと多機能ピンの組合せを備える。コネクタ800は、モバイルホスト装置に組み込まれ、ドッキングステーションに接続しやすいように、例えば装置の底部に整列され得る。コネクタ800は、コネクタ800とかみ合わせることが可能なコネクタを有する、任意のワイヤー、ケーブル、ドッキングステーション、アクセサリ装置などに接続され得る。
【0057】
[070]図9は、ドッキングステーション装置950により複数のアクセサリ910、920および930に接続された例示的なホスト装置900を示す。この構成では、ドッキングステーション950はアクセサリ装置として動作し、本明細書に記載されたアクセサリ装置の構成部品および機能のいずれも有することができる。ドッキングステーション950は、アクセサリ910、920、930とホスト900のコネクタとの間の物理アダプターとして動作することができる。したがって、接続部940、944および948は、既存の物理コネクタ規格(ミニUSBもしくはマイクロUSB、またはタイプA、B、CもしくはDのHDMIコネクタ)に準拠するケーブルであり得る。
【0058】
[071]図10は、図4のホストコネクタに接続することが可能な、例示的なドッキングステーションアクセサリ装置1050のブロック図を示す。アクセサリ1050は、コントローラー1060、コネクタ1070およびアクセサリストア1080を備える。コネクタ1070は、第1グループの多機能ピン1078および第2グループの固定機能ピン1074を備える。また、アクセサリ1050は、さまざまな通信インタフェースの物理コネクタ規格に準拠する、一組の物理コネクタ1089〜1095を含む。例えば、オーディオ左/右コネクタ1090はTRS(チップ−リング−スリーブ)コネクタであり得るし、USBコネクタ1092はマイクロUSBコネクタであり得る。また、アクセサリ1050は、MHLコネクタ1089、SPDIFコネクタ1091、PCIエクスプレスコネクタ1093、HDMIコネクタ1094およびディスプレイポートコネクタ1095を備えることができる。したがって、ドッキングステーションアクセサリ1050は、アクセサリコネクタの物理的な再設計を必要とせずに、複数のアクセサリがホストコネクタに接続することを可能にすることができる。アクセサリ1050は、アクセサリコネクタ1050の有効にされた機能に応じて、アクセサリコネクタ1070からコネクタ1089〜1095のうちの1つまたは複数にデータをルーティングする、スイッチとして見ることができる。
【0059】
[072]図11〜14は、図4の39ピンのホストコネクタに接続された例示的なアクセサリの概略図を示す。図11は、アクセサリとして内蔵のFMアンテナ(ピン1)を有する簡単なステレオケーブルを示す。図12は、ステレオアナログオーディオ出力(ピン2および4)を有するパッシブドックアクセサリ装置を示す。図12の中のアクセサリは、SYNC_DMピンおよびSYNC_DPピンを介してホストと同期され得るし、ピン34を介しホストによって電源供給され得る。図13は、HDMIおよび光SPDIF出力の機能を有するアクティブドックアクセサリを示す。図14は、ピン34を介しホストによって電源供給されるFMトランスミッタアクセサリを示す。
【0060】
[073]本明細書に記載された動的に構成可能なホストコネクタおよびアクセサリコネクタは、システムレベルで多種多様の通信インタフェースをサポートできる、ピンの数が少ないコネクタを提供する。所与のコネクタ機能セットにとって、多機能ピンを備えるホストコネクタのピンの数は、すべて専用の固定機能ピンから成るコネクタのピンの数よりも少なくなりそうである。本明細書に記載されたコネクタは、ホスト装置およびアクセサリ装置の進化する通信機能に適応することができる。例えば、新しいアクセサリがコネクタによってサポートされるさまざまなインタフェースを実装するにつれて、ホストコネクタは再構成され得る。加えて、ホストコネクタは、既存のプロトコルに追加された新しい機能、またはまったく新しいプロトコルをサポートすることが可能な、ホスト装置およびアクセサリ装置に組み込むことができる。新しいコントローラーの設計はこれらの新しい機能をサポートすることが必要とされる可能性があるが、コネクタの物理設計は、新しく、かつ更新されたインタフェースをサポートするのに十分な数のピンがある限り、同じように残ることができる。したがって、本明細書に記載されたコネクタは柔軟性があって拡張可能であり、上位互換性および下位互換性があって古い装置が新しい装置と通信することを可能にし、通信インタフェースが進化し続けるにつれて物理的な修正を必要とすることが少ないようである。
【0061】
[074]図15は、さまざまなオプションのハードウェアおよびソフトウェアの構成部品を含む、例示的なモバイル装置1500を描写する系統図であり、1502で全体が示される。モバイル装置1500は、本明細書に記載されたホスト装置またはアクセサリ装置のいずれでもあり得る。説明を容易にするためにすべての接続部を示してはいないが、モバイル装置の中の任意の構成部品1502は、任意の他の構成部品と通信することができる。モバイル装置は、任意のさまざまなコンピューター装置(例えば、携帯電話、スマートフォン、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、など)であり得るし、セルラーネットワークまたは衛星ネットワークなどの、1つまたは複数のモバイル通信ネットワーク1504との無線双方向通信を可能にすることができる。
【0062】
[075]図示されたモバイル装置1500は、信号符号化、データ処理、入出力処理、電源制御、および/または他の機能などのタスクを実行するためのコントローラーまたはプロセッサ1510(例えば、シグナルプロセッサ、マイクロプロセッサ、ASIC、または他の制御および処理論理回路)を含むことができる。オペレーティングシステム1512は、構成部品1502の割り当ておよび使用を制御し、1つまたは複数のアプリケーションプログラム1514をサポートすることができる。アプリケーションプログラムには、共通のモバイルコンピュータアプリケーション(例えば、Eメールアプリケーション、カレンダー、予定管理ソフト、ウェブブラウザ、メッセージングアプリケーション)、またはその他のコンピュータアプリケーションが含まれ得る。
[076]図示されたモバイル装置1500はメモリ1520を含むことができる。メモリ1520は非リムーバブルメモリ1522および/またはリムーバブルメモリ1524を含むことができる。非リムーバブルメモリ1522には、RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、または他のよく知られたメモリ記憶技術が含まれ得る。リムーバブルメモリ1524には、フラッシュメモリ、または、GSM通信システムではよく知られた加入者識別モジュール(SIM)カード、または、「スマートカード」などの他のよく知られたメモリ記憶技術が含まれ得る。メモリ1520は、オペレーティングシステム1512およびアプリケーション1514を実行するためのデータおよび/またはコードを格納するために使用され得る。データの例には、1つもしくは複数の有線または無線ネットワークを介して1つもしくは複数のネットワークサーバまたは他の装置と送受信される、ウェブページ、テキスト、イメージ、サウンドファイル、ビデオデータまたは他のデータセットが含まれ得る。メモリ1520は、国際移動電話加入者識別番号(IMSI)などの加入者識別子、および国際移動電話装置識別番号(IMEI)などの装置識別子を格納するために使用され得る。そのような識別子は、ユーザーおよび装置を識別するためにネットワークサーバに伝送され得る。
【0063】
[077]モバイル装置1500は、タッチスクリーン1532、マイクロフォン1534、カメラ1536、物理キーボード1538および/またはトラックボール1540などの1つまたは複数の入力装置1530、ならびに、スピーカー1552およびディスプレイ1554などの1つまたは複数の出力装置1550をサポートすることができる。他の可能な出力装置(図示せず)には、圧電性または他の触覚型出力装置が含まれ得る。一部の装置は2つ以上の入出力機能を果たすことができる。例えば、タッチスクリーン1532およびディスプレイ1554は、単一の入出力装置の中で組み合わせることができる。
【0064】
[078]当技術分野ではよく理解されるように、無線モデム1560はアンテナ(図示せず)に結合され得るし、プロセッサ1510と外部装置の間の双方向通信をサポートすることができる。モデム1560は包括的に示され、モバイル通信ネットワーク1504と通信するためのセルラーモデム、および/または他の無線ベースのモデム(例えば、ブルートゥース564またはWi−Fi562)を含むことができる。無線モデム1560は、通常、GSMネットワークなどの1つまたは複数のセルラーネットワークとの通信用、すなわち単一のセルラーネットワーク内、セルラーネットワーク間、またはモバイル装置と公衆交換電話網(PSTN)との間のデータおよび音声通信用に構成される。
【0065】
[079]モバイル装置は、さらに、少なくとも1つの入出力ポート1580、電源1582、全地球測位システム(GPS)レシーバーなどの衛星ナビゲーションシステムレシーバー1584、加速度計1586、および/または、本明細書に記載されたコネクタであり得る物理コネクタ1536を含むことができる。任意の構成部品が削除され得るし、他の構成部品が追加され得るので、図示された構成部品1502は必要でないか、またはすべて含まれることはない。
【0066】
[080]図16は、記載された実施形態、技法および技術が実装され得る、適切な実装環境1600の一般化された例を示す。
[081]環境例1600では、さまざまなタイプのサービス(例えば、コンピューターサービス)がクラウド1610によって提供される。例えば、クラウド1610は、インターネットなどのネットワークを介して接続されたさまざまなタイプのユーザーおよび装置にクラウドベースのサービスを提供する、集中配置されるか分散されることがある、コンピューター装置の集合を備えることができる。実装環境1600は、コンピューターのタスクを達成するさまざまな方法で使用され得る。例えば、一部のタスク(例えば、ユーザー入力の処理およびユーザーインタフェースの表示)は、ローカルなコンピューター装置(例えば、接続された装置1630、1640、1650)上で実行され得るが、他のタスク(例えば、次に続く処理で使用されるデータの格納)はクラウド1610において実行され得る。
【0067】
[082]環境例1600では、クラウド1610は、接続された装置1630、1640、1650向けのサービスをさまざまな画面機能によって提供する。接続された装置1630は、コンピューター画面1635(例えば、中型画面)を有する装置を表す。例えば、接続された装置1630は、デスクトップコンピューター、ラップトップ、ノートブック、ネットブックなどのパーソナルコンピューターであり得る。接続された装置1640は、モバイル装置画面1645(例えば、小型画面)を有する装置を表す。例えば、接続された装置1640は、モバイル電話、スマートフォン、携帯情報端末、タブレットコンピューターなどであり得る。接続された装置1650は、大画面1655を有する装置を表す。例えば、接続された装置1650は、テレビ画面(例えば、スマートテレビ)またはテレビに接続された別の装置(例えば、セットトップボックスもしくはゲームコンソール)のようであり得る。接続された装置1630、1640、1650のうちの1つまたは複数は、タッチスクリーン機能を含むことができる。タッチスクリーンはさまざまな方法で入力を受け取ることができる。例えば、静電性のタッチスクリーンは、対象(例えば、指先またはスタイラス)が表面を横切って走る電流を変形または遮断すると、タッチ入力を検出する。別の例として、タッチスクリーンは光学センサーを使用して、光学センサーからのビームが遮断されるとタッチ入力を検出することができる。一部のタッチスクリーンによって検出される入力にとって、画面の表面との物理的な接触は必要ではない。また、画面機能がない装置も、環境例1600において使用され得る。例えば、クラウド1610は、1つまたは複数の画面なしのコンピューター(例えば、サーバコンピューター)用のサービスを提供することができる。
【0068】
[083]サービスは、サービスプロバイダー1620を介して、またはオンラインサービス(図示せず)の他のプロバイダーを介して、クラウド1610によって提供され得る。例えば、クラウドサービスは、特定の接続された装置(例えば、接続された装置1630、1640、1650)の画面サイズ、表示機能および/またはタッチスクリーン機能にカスタマイズされ得る。
【0069】
[084]環境例1600では、クラウド1610は、本明細書に記載された技術およびソリューションを、少なくとも一部はサービスプロバイダー1620を使用して、さまざまな接続された装置1630、1640、1650に提供する。例えば、サービスプロバイダー1620は、さまざまなクラウドベースのサービス向けの一本化されたソリューションを提供することができる。サービスプロバイダー1620は、ユーザーおよび/または装置(例えば、接続された装置1630、1640、1650および/またはそれらそれぞれのユーザー)向けのサービスへの加入を管理することができる。
【0070】
[085]一部の開示された方法の動作が表現しやすいように特定の順序で記載されるが、下記に説明する特定の言葉による特定の順序付けが必要でない限り、この記載方法は再配列を包含することを理解されたい。例えば、順を追って記載される動作は、場合によっては、配列し直されたり同時に実行されたりすることができる。さらに、話を簡単にするために、添付された図は、開示された方法が他の方法と一緒に使用され得る、さまざまなやり方を示すことはできない。
【0071】
[086]開示された方法はいずれも、1つまたは複数のコンピューター可読記憶媒体(例えば、1つまたは複数の光学式媒体ディスクなどの持続性コンピューター可読媒体、(DRAMもしくはSRAMなどの)揮発性メモリ部品、または(ハードドライブなどの)不揮発性メモリ部品)に格納されたコンピューター実行可能命令として実装され得るし、コンピューター(例えば、スマートフォンまたはコンピューターハードウェアを備える他のモバイル装置を含む任意の市販のコンピューター)上で実行され得る。開示された実施形態の実装中に作成および使用される任意のデータだけでなく、開示された技法を実装するためのコンピューター実行可能命令のいずれも、1つまたは複数のコンピューター可読媒体(例えば、持続性コンピューター可読媒体)に格納され得る。コンピューター実行可能命令は、例えば専用ソフトウェアアプリケーション、または、ウェブブラウザもしくは(リモートコンピューティングアプリケーションなどの)他のソフトウェアアプリケーションを介してアクセスもしくはダウンロードされたソフトウェアアプリケーションの一部になり得る。そのようなソフトウェアは、例えば、単一のローカルコンピューター(例えば、任意の適切な市販のコンピューター)上で、または、1つもしくは複数のネットワークコンピューターを使用するネットワーク環境の中で(例えば、インターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、(クラウドコンピューティングネットワークなどの)クライアント−サーバネットワーク、もしくは他のそのようなネットワークを介して)、実行され得る。
[087]明確にするために、ソフトウェアベースの実装形態のある特定の選択された態様だけを記載する。当技術分野でよく知られた他の詳細は割愛する。例えば、開示した技術は特定のコンピューター言語またはプログラムに限定されないことを理解されたい。例えば、開示した技術は、C++、Java(登録商標)、Perl、JavaScript(登録商標)、Adobe Flashまたはその他の適切なプログラミング言語で書かれたソフトウェアによって実装され得る。同様に、開示した技術は、どのような特定のコンピューターまたはハードウェアのタイプにも限定されない。適切なコンピューターおよびハードウェアのある特定の詳細はよく知られていて、本開示で詳細に説明する必要はない。
【0072】
[088]さらに、(例えば、開示した方法のいずれをもコンピューターが実行することを可能にするコンピューター実行可能命令を含む)ソフトウェアベースの実施形態のいずれも、適切な通信手段を介して、アップロード、ダウンロードまたはリモートアクセスされ得る。そのような適切な通信手段には、例えば、インターネット、ワールドワイドウェブ、イントラネット、ソフトウェアアプリケーション、(光ファイバーケーブルを含む)ケーブル、磁気通信、(RF、マイクロ波および赤外線通信を含む)電磁気通信、電気通信、または他のそのような通信手段が含まれる。
【0073】
[089]本明細書に記載された技術の別の実施形態および態様を、以下の番号が付けられた実施形態において記載する。
[090]実施形態1
アクセサリ装置(250、1050)のコネクタ(270、1070)に接続するためにモバイルホスト装置(200、400)のコネクタ(220、420)を構成する方法であって、モバイルホスト装置(200、400)で、アクセサリ装置(250、1050)に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能を選択するステップであって、アクセサリ装置がモバイルホスト装置に取り外し可能なように取り付けられるステップと、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を構成するステップであって、1つまたは複数の選択された機能をモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)で有効にするステップを含むステップと、1つまたは複数の選択された機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を構成するようにアクセサリ装置(250、1050)に命令するステップとを含む方法。
【0074】
[091]実施形態2
アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる機能をアクセサリ装置(250、1050)に要求するステップと、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能の指示をアクセサリ装置(250、1050)から受信するステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0075】
[092]実施形態3
モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)が1つまたは複数の固定機能ピン(224)および1つまたは複数の多機能ピン(228)を備え、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能が1つまたは複数の固定機能ピン(224)で受信され、アクセサリ装置(250、1050)で有効にされる1つまたは複数の機能が1つまたは複数の固定機能ピン(224)から送信され、構成されたモバイルホスト装置(200、400)の1つまたは複数のピンが多機能ピン(228)である、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0076】
[093]実施形態4
モバイルホスト装置(200、400)とアクセサリ装置(250、1050)の間で現在伝送されている、または伝送されるようにスケジュールされるデータが、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の別の機能を有効にすることによって、より高いデータレートで伝送され得ることを判定するステップと、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を再構成するステップであって、別の機能をモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)で有効にするステップを含むステップと、別の機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を再構成するようにアクセサリ装置(250、1050)に命令するステップと、別の機能を使用してモバイルホスト装置(200、400)とアクセサリ装置(250、1050)の間でデータを伝送するステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0077】
[094]実施形態5
モバイルホスト装置(200、400)上で現在実行されている、または実行されるようにスケジュールされる動作がモバイルホスト装置(200、400)とアクセサリ装置(250、1050)の間のビデオデータの伝送を必要とすることを判定するステップと、HDMI(高精細度マルチメディアインタフェース)がモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)で有効ではないことを判定するステップと、モバイルホスト装置上で現在実行されている、または実行されるようにスケジュールされる動作がモバイルホスト装置とアクセサリ装置の間のビデオデータの伝送を必要とすること、およびHDMIがモバイルホスト装置のコネクタで有効ではないことの判定に応答して、HDMIをサポートするためにモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を再構成するステップであって、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)でHDMIを有効にするステップを含むステップと、HDMIをサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を再構成するようにアクセサリ装置(250、1050)に命令するステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0078】
[095]実施形態6
モバイルホスト装置(200、400)からのアクセサリ装置(250、1050)の取り外しを検出するステップと、第2のアクセサリ装置(250、1050)のモバイルホスト装置(200、400)への取り付けを検出するステップであって、第2のアクセサリ装置(250、1050)が第2のアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)を含むステップと、第2のアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる機能をモバイルホスト装置(200、400)から要求するステップと、第2のアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能の指示を第2のアクセサリ装置(250、1050)から受信するステップと、モバイルホスト装置(200、400)で、モバイルホスト装置(200、400)を第2のアクセサリ装置(250、1050)に接続するために有効にされる1つまたは複数の第2の機能を選択するステップと、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を再構成するステップであって、1つまたは複数の第2の選択された機能をモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)で有効にするステップを含むステップと、1つまたは複数の第2の選択された機能をサポートするために第2のアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を再構成するように第2のアクセサリ装置(250、1050)に命令するステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0079】
[096]実施形態7
モバイルホスト装置(200、400)からのアクセサリ装置(250、1050)の取り外しを検出するステップと、モバイルホスト装置(200、400)からのアクセサリ装置(250、1050)の取り外しの検出に応答して、デフォルトの機能セットをサポートするために、またはモバイルホスト装置のコネクタを以前の構成に戻すためにモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を再構成するステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0080】
[097]実施形態8
1つまたは複数の有効にされるように示唆された機能の指示をアクセサリ装置(250、1050)から受信するステップをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法であって、モバイルホスト装置(200、400)をアクセサリ装置(250、1050)に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能の選択が、アクセサリ装置(250、1050)から受信された1つまたは複数の有効にされるように示唆された機能に一部は基づく方法。
【0081】
[098]実施形態9
モバイルホスト装置(200、400)のコネクタ(270、1070)に接続するためにアクセサリ装置(250、1050)のコネクタ(270、1070)を構成する方法であって、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能の指示をモバイルホスト装置(200、400)に送信するステップであって、アクセサリ装置がモバイルホスト装置に取り外し可能なように取り付けられるステップと、モバイルホスト装置(200、400)によって選択された1つまたは複数の機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を構成するようにモバイルホスト装置(200、400)から命令を受信するステップと、モバイルホスト装置(200、400)に接続するためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を構成するステップであって、モバイルホスト装置(200、400)によって選択された1つまたは複数の機能をアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)で有効にするステップを含むステップとを含む、方法。
【0082】
[099]実施形態10
アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能に対する要求をモバイルホスト装置(200、400)から受信するステップをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0083】
[0100]実施形態11
1つまたは複数の第2の選択された機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を再構成するようにモバイルホスト装置(200、400)から命令を受信するステップと、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を再構成するステップであって、1つまたは複数の第2の選択された機能をアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)で有効にするステップを含むステップとをさらに含む、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0084】
[0101]実施形態12
アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)が1つまたは複数の固定機能ピン(274、1074)および1つまたは複数の多機能ピン(278、1078)を備え、アクセサリ装置のコネクタ(250、1050)によってサポートされる1つまたは複数の機能の指示が1つまたは複数の固定機能ピン(274、1074)のうちの1つまたは複数から送信され、1つまたは複数のピンを再構成する命令が1つまたは複数の固定機能ピン(274、1074)のうちの1つまたは複数で受信される、前の番号の実施形態のいずれかに記載の方法。
【0085】
[0102]実施形態13
1つまたは複数の固定機能ピン(224、274、1074)および1つまたは複数の多機能ピン(228、278、1078)を備えるコネクタ(220、270、420、1070)と、コントローラー(210、260、410、1060)と、取り外し可能なように取り付けることができるアクセサリ装置(250、1050)に接続するためにモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)を構成する方法をモバイルホスト装置(200、400)に実行させるための、コンピューター実行可能命令を格納する1つまたは複数のコンピューター可読媒体とを備えるモバイルホスト装置であって、その方法が、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる機能をアクセサリ装置(250、1050)に要求するステップと、アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能の指示をアクセサリ装置(250、1050)から受信するステップと、モバイルホスト装置(200、400)で、モバイルホスト装置(200、400)をアクセサリ装置(250、1050)に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能を選択するステップと、モバイルホスト装置のコネクタ(220、420)の1つまたは複数のピン(228)を構成するステップであって、1つまたは複数の選択された機能をモバイルホスト装置のコネクタ(220、420)で有効にするステップを含むステップと、1つまたは複数の選択された機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタ(270、1070)の1つまたは複数のピン(278、1078)を構成するようにアクセサリ装置(250、1050)に命令するステップとを含む、モバイルホスト装置。
【0086】
[0103]実施形態14
アクセサリ装置のコネクタ(270、1070)によってサポートされる1つまたは複数の機能が1つまたは複数の固定機能ピン(224、274、1074)で受信され、1つまたは複数の機能が1つまたは複数の固定機能ピン(224、274、1074)から送信され、構成されたモバイルホスト装置(200、400)の1つまたは複数のピンが多機能ピン(228、278、1078)である、前の番号の実施形態のいずれかに記載の装置。
【0087】
[0104]実施形態15
コネクタ(800)が第2グループのピンから物理的に分離された第1グループのピン(810、820)を備え、第1グループのピン(810)が1つまたは複数の固定機能ピン(224、274、1074)のうちの1つまたは複数を備え、第2グループのピン(820)が1つまたは複数の多機能ピン(228、278、1078)および1つまたは複数の固定機能ピン(224、274、1074)の残りを備える、前の番号の実施形態のいずれかに記載の装置。
【0088】
[0105]開示した発明の原理が適用され得る多くの可能な実施形態に鑑みて、説明した実施形態は本発明の好ましい例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものとして捉えるべきでないことを認識されたい。むしろ、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって規定される。したがって、我々の発明がすべてこれら特許請求の範囲の範囲および精神に入ることを主張する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセサリ装置のコネクタに接続するためにモバイルホスト装置のコネクタを構成する方法であって、
前記アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能の指示を前記アクセサリ装置から受信するステップと、
前記モバイルホスト装置で、前記アクセサリ装置に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能を選択するステップであって、前記アクセサリ装置が前記モバイルホスト装置に取り外し可能なように取り付けられるステップと、
前記モバイルホスト装置のコネクタの1つまたは複数のピンを構成するステップであって、前記1つまたは複数の選択された機能を前記モバイルホスト装置のコネクタで有効にするステップを含むステップと、
前記1つまたは複数の選択された機能をサポートするために前記アクセサリ装置のコネクタの1つまたは複数のピンを構成するように前記アクセサリ装置に命令するステップと、
前記モバイルホスト装置と前記アクセサリ装置の間で現在伝送されている、または伝送されるようにスケジュールされるデータが、前記モバイルホスト装置のコネクタの1つまたは複数の別の機能を使用して伝送され得ることを判定するステップと、
前記判定に応答して、
前記モバイルホスト装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するステップであって、前記1つまたは複数の別の機能を前記モバイルホスト装置のコネクタで有効にするステップを含むステップと、
前記1つまたは複数の別の機能をサポートするために前記アクセサリ装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するように前記アクセサリ装置に命令するステップと、
前記1つまたは複数の別の機能を使用して前記モバイルホスト装置と前記アクセサリ装置の間で前記データを伝送するステップと
を含み、
前記モバイルホスト装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンが1つまたは複数の固定機能ピンおよび1つまたは複数の多機能ピンを備える方法。
【請求項2】
前記アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる機能を前記アクセサリ装置に要求するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の選択された機能を前記モバイルホスト装置のコネクタで有効にする前に、前記モバイルホスト装置のコネクタが未構成状態または以前の構成状態にある請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる前記1つまたは複数の機能が前記1つまたは複数の固定機能ピンで受信され、
前記アクセサリ装置で有効にされる前記1つまたは複数の機能が前記1つまたは複数の固定機能ピンから送信され、
構成された前記モバイルホスト装置の前記1つまたは複数のピンが多機能ピンである請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記モバイルホスト装置からの前記アクセサリ装置の取り外しを検出するステップと、
前記モバイルホスト装置への第2のアクセサリ装置の取り付けを検出するステップであって、前記第2のアクセサリ装置が第2のアクセサリ装置のコネクタを備えるステップと、
前記第2のアクセサリ装置のコネクタによってサポートされる機能を前記モバイルホスト装置から要求するステップと、
前記第2のアクセサリ装置のコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能の指示を前記第2のアクセサリ装置から受信するステップと、
前記モバイルホスト装置で、前記モバイルホスト装置を前記第2のアクセサリ装置に接続するために有効にされる1つまたは複数の第2の機能を選択するステップと、
前記モバイルホスト装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するステップであって、前記1つまたは複数の第2の選択された機能を前記モバイルホスト装置のコネクタで有効にするステップを含むステップと、
前記1つまたは複数の第2の選択された機能をサポートするために前記第2のアクセサリ装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するように前記第2のアクセサリ装置に命令するステップとをさらに含む請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記モバイルホスト装置からの前記アクセサリ装置の取り外しを検出するステップと、
前記モバイルホスト装置からの前記アクセサリ装置の取り外しの前記検出に応答して、デフォルトの機能セットをサポートするために、または前記モバイルホスト装置のコネクタを以前の構成に戻すために、前記モバイルホスト装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するステップとをさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
1つまたは複数の有効にされるように示唆された機能の指示を前記アクセサリ装置から受信するステップをさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法であって、
前記モバイルホスト装置を前記アクセサリ装置に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能の前記選択が、前記アクセサリ装置から受信した前記1つまたは複数の有効にされるように示唆された機能に一部は基づく方法。
【請求項8】
1つまたは複数の固定機能ピンおよび1つまたは複数の多機能ピンを備えるホスト装置のコネクタと、
コントローラーと、
取り外し可能なように取り付けられたアクセサリ装置に接続するために前記ホスト装置のコネクタを構成する方法を前記ホスト装置に実行させるためのコンピューター実行可能命令を格納する1つまたは複数のコンピューター可読記憶媒体と
を備えるホスト装置であって、前記方法が、
アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる機能を前記アクセサリ装置に要求するステップと、
前記アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる1つまたは複数の機能の指示を前記アクセサリ装置から受信するステップと、
前記ホスト装置で、前記ホスト装置を前記アクセサリ装置に接続するために有効にされる1つまたは複数の機能を選択するステップと、
前記ホスト装置のコネクタの1つまたは複数のピンを構成するステップであって、前記1つまたは複数の選択された機能を前記ホスト装置のコネクタで有効にするステップを含むステップと、
前記1つまたは複数の選択された機能をサポートするためにアクセサリ装置のコネクタの1つまたは複数のピンを構成するように前記アクセサリ装置に命令するステップと、
前記ホスト装置と前記アクセサリ装置の間で現在伝送されている、または伝送されるようにスケジュールされるデータが、前記ホスト装置のコネクタの1つまたは複数の別の機能を使用して伝送され得ることを判定するステップと、
前記判定に応答して、
前記ホスト装置上で現在実行されている、または実行されるようにスケジュールされる動作に応じて前記ホスト装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するステップであって、前記1つまたは複数の別の機能を前記ホスト装置のコネクタで有効にするステップを含むステップと、
前記1つまたは複数の別の機能をサポートするために前記アクセサリ装置のコネクタの前記1つまたは複数のピンを再構成するように前記アクセサリ装置に命令するステップと、
前記1つまたは複数の別の機能を使用して前記ホスト装置と前記アクセサリ装置の間でデータを伝送するステップとを含む、ホスト装置。
【請求項9】
前記アクセサリ装置のコネクタによってサポートされる前記1つまたは複数の機能が前記1つまたは複数の固定機能ピンで受信され、
前記1つまたは複数の機能が前記1つまたは複数の固定機能ピンから送信され、
構成された前記ホスト装置の前記1つまたは複数のピンが多機能ピンである請求項8に記載のホスト装置。
【請求項10】
前記モバイル装置のコネクタが第2グループのピンから物理的に分離された第1グループのピンを備え、前記第1グループのピンが前記1つまたは複数の固定機能ピンのうちの1つまたは複数を備え、前記第2グループのピンが前記1つまたは複数の多機能ピンおよび前記1つまたは複数の固定機能ピンの残りを備える請求項8または9に記載のホスト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8(a)】
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【図8(b)】
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【図8(c)】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2013−512510(P2013−512510A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541178(P2012−541178)
【出願日】平成22年11月23日(2010.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/057915
【国際公開番号】WO2011/066334
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
2.GSM
3.EEPROM
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)