説明

シャトル発射装置

【課題】 バトミントンのシャトルを比較的速い速度で打ち出すことができる簡易で安価なシャトル発射装置を提供すること。
【解決手段】 打部と円錐状の羽根部とからなるシャトル100を発射するためのシャトル発射装置であって、複数のシャトル100を同一円上で等間隔に保持する保持手段(16溝ギア52等)と、シャトル100の打部の羽根部側に力を加える発射手段(打出し用ばね29、ロッド54等)と、保持手段を回動することにより、発射手段に対するシャトル100の相対的な位置を切り替える切替手段と、発射するシャトル100の速度を調節する速度調節手段(固定手段30)と、発射するシャトルの方向を調節する発射方向調節手段(ターンテーブル2、ベースシャフト5)と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、バトミントンのシャトルを打出すシャトル発射装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
テニスのような球状のボールを用いる競技では、バウンドしても打ち合うことができるため、壁面等を利用して1人で練習をすることができるが、バトミントンのようにシャトルをノーバウンドで打ち合わなければならない競技では、サービス以外の練習を1人で行うことは不可能であり、二人以上で練習を行う必要があった。そこで従来、一人で練習が行えるように、バトミントンのシャトルを自動で打ち出すバトミントン練習機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平7−163694
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の装置は、シャトルのヘッド部分に打ち出し用板を当ててシャトルを打出すものである為、打ち出し後にシャトルが反転し、速度が抑制される。したがって、速度の速いシャトルを練習に用いることはできなかった。また、速度を出すために強い力で打ち出すと、シャトルが反転する際に、シャトルの羽根が損傷し易いという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、バトミントンのシャトルを比較的速い速度で打ち出すことができる簡易で安価なシャトル発射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のシャトル発射装置は、打部と円錐状の羽根部とからなるシャトルを発射するためのシャトル発射装置であって、前記シャトルを保持する保持手段と、前記打部を先頭にして前記シャトルを打ち出すための発射手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】
この場合、前記発射手段は、前記打部の羽根部側に力を加えるように形成される方が好ましい。
【0008】
また、本発明の別のシャトル発射装置は、打部と円錐状の羽根部とからなるシャトルを発射するためのシャトル発射装置であって、複数の前記シャトルを保持する保持手段と、前記打部の羽根部側に力を加える発射手段と、前記発射手段に対する前記シャトルの相対的な位置を切り替える切替手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
この場合、前記保持手段は、複数の前記シャトルを同一円上で等間隔に保持するように形成し、前記切替手段は、前記保持手段を回動することにより、前記発射手段に対する前記シャトルの相対的な位置を切り替えるように形成する方が好ましい。
【0010】
また、これらの場合、前記発射手段は、前記打部の羽根部側を打つロッドを有するように形成されるか、または、前記打部の羽根部側に圧縮空気を噴射するように形成される方が好ましい。また、前記保持手段は、前記羽根部の内側を保持する方が好ましく、更に好ましくは、16溝のギアからなる方が良い。また、発射するシャトルの速度を調節する速度調節手段を具備する方が好ましい。また、発射するシャトルの方向を調節する発射方向調節手段を具備する方が好ましい。
【発明の効果】
【0011】
請求項1,2,7記載の発明によれば、打部を先頭にしてシャトルを打ち出すので、シャトルが反転して速度が抑制されるということがなく、速度の速いシャトルを打ち出すことができる。
【0012】
請求項3,4記載の発明によれば、複数のシャトルを連射することができるので、バトミントンの練習等をより効率的に行うことができる。
【0013】
請求項5記載の発明によれば、力をシャトルの打部に直接伝えることができるので、シャトルをより速く打ち出すことができる。
【0014】
請求項6記載の発明によれば、簡易な構造でかつ比較的安価に装置を形成することができる。
【0015】
請求項8記載の発明によれば、保持手段として一般に流通している市販の16溝のギアを用いることができるので、より簡易で安価な装置を形成することができる。
【0016】
請求項9記載の発明によれば、発射するシャトルの速度を調節することができるので、バトミントンの練習をより効率的に行うことができる。
【0017】
請求項10記載の発明によれば、発射するシャトルの方向を調節することができるので、バトミントンの練習をより効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
本発明のシャトル発射装置は、打部100aと円錐状の羽根部100bとからなるシャトル100を発射するための単発式のシャトル発射装置であって、シャトル100を保持する保持手段と、打部100aを先頭にしてシャトル100を打ち出すための発射手段と、で主に構成される。
【0020】
保持手段は、シャトル100の羽根部100bの内側を保持するように形成される。これによってシャトル100を打ち出すまで、シャトル100の打部100aを先頭にして保持することができる。ここで、シャトル100は通常、コルク等で形成される略半球状の打部100aの平面に、16枚の羽根を円錐状に組み合わせて形成される。したがって、例えば、市販されている16溝のギアを保持手段として用い、ギアの溝と16枚のシャトル100の羽根を嵌合させて保持する構成とすることができる。このように、一般に流通している市販のギアを用いれば、安価に保持手段を形成することができる。なお、保持手段は、シャトル100の羽根部100bの内側を保持するものであればこれに限られるものではなく、例えば、シャトル100内面に沿った円錐状の形状物で保持するようにしても良い。
【0021】
発射手段は、シャトル100の打部100aの羽根部100b側に押圧力を加えてシャトル100を発射するもので、例えば、シャトル100の打部100aの羽根部100b側をロッドで打つように形成すれば良い。このロッドを動かす方法はどのようなものでも良いが、例えば、ロッドにばねの弾性力を付勢しておき、発射スイッチ等でこの弾性力を解放することによりロッドを動かす方法がある。また別の方法としては、気体を圧縮して圧力を高めるコンプレッサー(動力源)と、この気体を貯留する加圧タンクと、気体の給排により可動するピストン及びシリンダーと、加圧タンクの気体をシリンダーに送る配管(圧縮空気供給流路)と、シリンダーへ送る気体の供給と停止を切り替える開閉弁(発射スイッチ)とを用い、このピストンでロッドを動かす方法がある。この場合には、ピストンとロッドは一体として形成しても良い。なお、発射スイッチは、シャトル100を発射するタイミングを手動で行うように形成することも、自動で行うように形成することも可能である。
【0022】
また、ロッドを用いずに、圧縮気体をシャトル100の打部100aの羽根部100b側に直接噴射して飛ばすようにしても良い。この場合には、例えば、気体を圧縮して圧力を高めるコンプレッサー(動力源)と、この気体を貯留する加圧タンクと、圧縮された気体がシャトル100の打部100aの羽根側に当たるように噴射する噴射ノズル(力伝達部)と、加圧タンクの気体を噴射ノズルに送る配管(圧縮空気供給流路)と、噴射ノズルへ送る気体の供給と停止を切り替える開閉弁(発射スイッチ)とで構成すれば良い。なお、この場合にも発射スイッチは、シャトル100を発射するタイミングを手動で行うように形成したり、自動で行うように形成したりすることが可能である。
【0023】
また、発射手段は、シャトル100の打部100aに加える押圧力を調節することにより、発射するシャトル100の速度を調節する速度調節手段を設けても良い。例えば、発射手段の動力にばねを用いる場合には、ばねの伸縮量を調節可能に形成すれば良く、発射手段の動力に圧縮気体を用いる場合には、気体の圧力を調節可能に形成すれば良い。
【0024】
また、本発明の別のシャトル発射装置は、打部100aと円錐状の羽根部100bとからなるシャトル100を連続的に発射するための連射式のシャトル発射装置であって、複数のシャトル100を保持する保持手段と、打部100aの羽根部100b側に力を加える発射手段と、発射手段に対する各シャトル100の相対的な位置を切り替える切替手段と、で主に構成される。
【0025】
保持手段は、複数のシャトル100を、シャトル100の羽根部100bの内側で保持するように形成される。例えば、複数の16溝のギアを同一円上で等間隔に配置し、ギアの溝と16枚のシャトル100の羽根を嵌合させて保持する構成とすれば良い。
【0026】
発射手段は、保持手段に保持されるシャトル100を発射するために、シャトル100の打部100aの羽根部100b側に押圧力を加えることができるものであればどのようなものでも良く、単発式のものと同様に、シャトル100の打部100aの羽根部100b側をロッドで打つように形成すれば良い。また、ロッドを動かす方法も、例えば、ばねの弾性力や圧縮気体を利用することができる。また、ロッドを用いずに、圧縮気体をシャトル100の打部100aの羽根部100b側に直接噴射して飛ばすようにしても良い。
【0027】
また、発射手段は、単発式のものと同様に、シャトル100の打部100aに加える押圧力を調節することにより、発射するシャトル100の速度を調節する速度調節手段を設けても良い。例えば、発射手段の動力にばねを用いる場合には、ばねの伸縮量を調節可能に形成すれば良く、発射手段の動力に圧縮気体を用いる場合には、気体の圧力を調節可能に形成すれば良い。
【0028】
切替手段は、発射手段に対するシャトル100の相対的な位置を切り替えることにより、単独の発射手段によって保持手段に保持される複数のシャトル100を発射するためのものである。例えば、発射手段の動きに連動して保持手段を一定方向に所定角度回転させるラチェット機構を用いれば良い。
【0029】
また、単発式、連射式のいずれにおいても、発射するシャトル100の方向(発射するシャトル100の垂直方向及び水平方向の角度)を調節する発射方向調節手段を形成することができる。これにより、簡易にシャトル100の発射方向を調節することができるので、バトミントンの練習を効果的に行うことができる。
【実施例】
【0030】
以下に実施例により本発明の連射式のシャトル発射装置を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】
シャトル発射装置は、図1に示すように、地面等に設置するためのベース1上に発射方向調節手段(ターンテーブル2及びベースシャフト5)を介して固定され、複数のシャトル100を保持する保持手段(16溝ギア52等)と、打部100aの羽根部100b側に力を加える発射手段(打出し用ばね29、ロッド54等)と、発射手段に対する各シャトル100の相対的な位置を切り替える切替手段(ラチェットホイール15及びラチェット爪25等)と、で主に構成される。
【0032】
保持手段は、メインシャフト7を中心に回転可能な円盤状のメインディスク11と、当該メインディスク11に60度間隔で6箇所に配置される16溝ギア52と、で主に構成される。ギア52は、図2に示すように、中心の穴に、メインディスク11に固定されたノズル51が接続される。また、ノズル51の内部に設けられた貫通孔には、ばね(図示せず)の弾性力がメインディスク11の方向に付勢されたロッド54が嵌挿されている。
【0033】
発射手段は、図1、図3に示すように、シャトル100を打ち出す動力源となる打出し用ばね29と、上述したロッド54と、この打出し用ばね29に付勢された弾性力によってロッド54を叩きシャトル100を打ち出すための打出しピン67および打出しブロック61と、打出し用ばね29に弾性力を付勢するためのハンドル78と、付勢された弾性力を解放するためのレバー37(発射スイッチ)と、で主に構成される。
【0034】
打出しブロック61は、メインシャフト7と、メインシャフト7に対して平行に設けられたガイドピン28およびサブシャフト22とが嵌挿されており、メインシャフト7およびサブシャフト22に対して摺動可能に形成される。また、打出しピン67は、打出しブロック61に固定される。この際、打出しピン67は、ロッド54と一直線上に並ぶ位置に固定される。
【0035】
打出し用ばね29は、ガイドピン28に嵌挿されており、打出しブロック61の摺動により伸び縮みし、弾性力が付勢又は解放される。また、ガイドピン28には、打出し用ばね29を打出しブロック61と共に挟む固定手段30(速度調節手段)が形成されている。この固定手段30の位置を、ガイドピン28上で変えることにより、打出し用ばね29に付勢される弾性力を調節し、シャトル100の発射速度を調節することができる。
【0036】
レバー37(発射スイッチ)は、ベース1に対して略垂直方向に伸びるメインレバー37aと、ベース1に対して略水平方向に伸びるサブレバー37bとからなる略V字状に形成されており、ベースシャフト5を中心に回動可能に形成される。また、メインレバー37aは、ロッド33を介して打出しブロック61に連結されている。
【0037】
ハンドル78は、ハンドル78の回転に伴って回転するレバー用ブロック71が形成されている。そして、ハンドル78を手動で回転させることにより、このレバー用ブロック71が回転し、メインレバー37aに設けられた軸受38に当接する。更にハンドル78を回転させると、軸受38はレバー用ブロック71に押され、軸受38を介してレバー37(メインレバー37a)を引くことができる。この際、打出しブロック61は、ロッド33に連結されているため、打出し用ばね29の弾性力に抗ってメインシャフト7およびサブシャフト22をメインレバー37aの方向へ摺動する。換言すると、ハンドル78を回転させることにより、打出し用ばね29が縮み弾性力が付勢される。更にハンドル78を回転させると、レバー用ブロック71の回転およびメインレバー37aの回動により、レバー用ブロック71からメインレバー37aの軸受38が外れる。すると、打出し用ばね29に付勢された弾性力が解放され、打出しブロック61および打出しピン67は、保持手段側へ押し出される。これにより打出しピン67がロッド54を叩き、シャトル100が打ち出される。更にハンドル78が回転すると再びレバー用ブロック71が軸受け38に当接し、レバー37(メインレバー37a)を引くことになる。
【0038】
なお、レバー用ブロック71からメインレバー37aの軸受38が外れる際に、その勢いでハンドル78が急激に回転してしまうのを防止するため、レバー用ブロック71とハンドル78との間に、その衝撃を緩衝する緩衝手段を設けても良い。例えば、図3に示すように、ハンドル78側に、円筒の一部を半円状に切り欠いて形成した溝77aを有する緩衝ディスク77(図4参照)を形成し、レバー用ブロック71側に、緩衝ディスク77の溝77aに当接可能に突出するピン76aを円筒の一部に有するカラー76(図5参照)を形成する。これにより、打出し用ばね29の弾性力に抗ってハンドルを回す際には、ピン76aが緩衝ディスク77の溝77aに当接する。また、レバー用ブロック71からメインレバー37aの軸受38が外れる際には、レバー用ブロック71およびカラー76は回転するが、カラー76のピン76aは緩衝ディスク77の溝77aの間で空回りするため、緩衝ディスク77側には回転する力が伝達されず、衝撃を緩衝することができる。
【0039】
切替手段は、図6に示すように、ラチェット機構を構成するラチェットホイール15(歯車)およびラチェット爪25で主に構成される。
【0040】
ラチェットホイール15にはメインディスク11が固定されており、ラチェットホイール15の回転に伴ってメインディスク11も回転する。また、ラチェットホイール15は、ラチェット爪25が嵌合可能な複数の溝が斜めに形成されている。
【0041】
ラチェット爪25は、メインシャフト7を中心に回動可能なラチェット用レバー18の一端側に連結されており、ラチェット用レバー18に固定された板ばね27によって、ラチェットホイール15側に弾性力が付勢されている。また、ラチェット用レバー18の他端側は、ロッド33を介してサブレバー37bに連結されており、サブレバー37bの上下運動によって、ラチェット用レバー18がメインシャフト7を中心に60度回動するように形成される。
【0042】
次に、切替手段の動作を説明する。ハンドル78を回すと、上述したように、レバー用ブロック71および軸受38を介してレバー37が引かれる。すると、サブレバー37bの先端及びロッド33が上方に押し上げられるのと連動して、ラチェット用レバー18がメインシャフト7を中心に60度回動する。次に、ラチェットホイール15の溝に嵌合しているラチェット爪25によってラチェットホイール15も60度回転し、これに伴って、ラチェットホイール15に固定されているメインディスク11も60度回転する。これにより、保持手段に60度間隔で保持されているシャトル100がそれぞれ切り替えられる。なお、軸受38がレバー用ブロック71から外れると、サブレバー37bの先端は下方に下がり、ラチェット用レバー18がメインシャフト7を中心に逆方向に60度回動し元の位置に戻るが、ラチェット機構の働きにより、ラチェット爪25はラチェットホイール15の溝から容易に外れるため、ラチェットホイール15および保持手段は回転することはない。
【0043】
これにより、切替手段は、発射手段によってシャトル100の一つが打ち出された後、発射手段の動きに連動して保持手段に保持された他のシャトル100の位置を切り替え、次の発射に備えることができる。
【0044】
発射方向調節手段は、ベース1に対する保持手段の水平方向の位置を調節するターンテーブル2と、ベース1に対する保持手段の垂直方向の角度を調節するベースシャフト5と、で主に構成される。
【0045】
ターンテーブル2は、ボールベアリングによって、ベース1に対し水平方向に回転自在に形成されている。また、ターンテーブル2の上には、ベースシャフト5が固定されている。
【0046】
ベースシャフト5は、メインシャフト7およびサブシャフト22が固定されたホルダー6を回動自在に支持している。
【0047】
これにより、メインシャフト7およびサブシャフト22によって支持されている保持手段は、ターンテーブル2によって水平方向に回転することができ(図7参照)、また、ベースシャフト5によって垂直方向の角度を調節することができる(図8参照)。
【0048】
シャトル発射装置をこのように構成することにより、バトミントンのシャトル100を比較的速い速度で打ち出すことができる装置を、簡易かつ安価に形成することが可能となる。
【0049】
なお、上記説明では、保持手段を、回転可能な円盤状のメインディスク11に16溝ギア52を複数配置する構成としたが、保持手段はこれに限られるものではなく、例えば、図9に記載のように、ラチェット機構を有し、メインシャフト7を中心にして一定方向に回転可能であるメインディスク11Aと、メインディスク11Aと同一平面上に一定間隔を空けて回転可能に固定されるサブディスク11Bと、メインディスク11A及びサブディスク11Bの円周の一部に係合して移動可能なチェーン11Cと、このチェーン11C上に等間隔に固定されシャトル100を保持する16溝ギア52とで構成することも可能である。このようにすれば、更に多くのシャトルを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明のシャトル発射装置を示す側面図である。
【図2】本発明に係る保持手段を示す概略側面図である。
【図3】本発明に係る発射手段を示す概略背面図である。
【図4】本発明に係る緩衝手段の緩衝ディスクを示す概略斜視図である。
【図5】本発明に係る緩衝手段のカラーを示す概略斜視図である。
【図6】本発明に係る切替手段を示す概略背面図である。
【図7】本発明の発射方向調節手段を示す平面図である。
【図8】本発明の発射方向調節手段を示す側面図である。
【図9】本発明に係る別の保持手段を示す概略正面図である。
【符号の説明】
【0051】
2 ターンテーブル
5 ベースシャフト
11 メインディスク
11A メインディスク
11B サブディスク
11C チェーン
15 ラチェットホイール(歯車)
25 ラチェット爪
29 打出し用ばね
30 固定手段(速度調節手段)
37 レバー
52 16溝ギア
54 ロッド
78 ハンドル
100 シャトル
100a 打部
100b 羽根部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
打部と円錐状の羽根部とからなるシャトルを発射するためのシャトル発射装置であって、
前記シャトルを保持する保持手段と、
前記打部を先頭にして前記シャトルを打ち出すための発射手段と、
を具備することを特徴とするシャトル発射装置。
【請求項2】
前記発射手段は、前記打部の羽根部側に力を加えるように形成されることを特徴とする請求項1記載のシャトル発射装置。
【請求項3】
打部と円錐状の羽根部とからなるシャトルを発射するためのシャトル発射装置であって、
複数の前記シャトルを保持する保持手段と、
前記打部の羽根部側に力を加える発射手段と、
前記発射手段に対する前記シャトルの相対的な位置を切り替える切替手段と、
を具備することを特徴とするシャトル発射装置。
【請求項4】
打部と円錐状の羽根部とからなるシャトルを発射するためのシャトル発射装置であって、
複数の前記シャトルを同一円上で等間隔に保持する保持手段と、
前記打部の羽根部側に力を加える発射手段と、
前記保持手段を回動することにより、前記発射手段に対する前記シャトルの相対的な位置を切り替える切替手段と、
を具備することを特徴とするシャトル発射装置。
【請求項5】
前記発射手段は、前記打部の羽根部側を打つロッドを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシャトル発射装置。
【請求項6】
前記発射手段は、前記打部の羽根部側に圧縮空気を噴射するように形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシャトル発射装置。
【請求項7】
前記保持手段は、前記羽根部の内側を保持することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のシャトル発射装置。
【請求項8】
前記保持手段は、16溝のギヤからなることを特徴とする請求項7記載のシャトル発射装置。
【請求項9】
発射するシャトルの速度を調節する速度調節手段を具備することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のシャトル発射装置。
【請求項10】
発射するシャトルの方向を調節する発射方向調節手段を具備することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のシャトル発射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−212440(P2008−212440A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55143(P2007−55143)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(507073273)