説明

シャボン玉発生器具及び該シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具

【課題】 シャボン玉を連続的に発生させるためのシャボン玉発生器具、及びシャボン玉を連続的に発生させると共に新たな演出を可能とした面白みのある前記シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具を提供する。
【解決手段】 シャボン液を収納する液容器2と、シャボン液の皮膜を張らせる膜形成部4とを備え、前記液容器2の底部2aにはシャボン液が流出しない程度の微小孔3が形成されているシャボン玉発生器具1とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心力によりシャボン玉を連続的に発生させるためのシャボン玉発生器具及び該シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
シャボン液からシャボン玉を発生させる方法として、一般的に、シャボン液をストロー等の管の先端に付け、他方を口で吹いてシャボン膜を膨らませる方法や、リング状の枠体をシャボン液に浸けて、その枠体を動かしたり口で吹いたりしてシャボン玉を発生させる方法などが知られている。
【0003】
ストロー等を用いる吹き出し方法では、子供達がシャボン玉遊びをするときに誤ってシャボン液を飲み込んでしまうことがあり、そこで、口で息を吹き込むことなくシャボン玉を発生できるシャボン玉玩具が種々提案されている。例えば、握り杆の端部にシャボン液を貯留する容部を形成し、該容部には複数の孔が形成された放出体を容部内のシャボン液が流通可能なように取り付け、握り杆を振るとシャボン玉が連続的に発生するように構成されたステッキが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平6−36696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなストロー等の管をシャボン液に浸けて吹き出すような単調な遊びでは、子供はすぐに飽きてしまう。また、シャボン玉を連続的に発生させるシャボン玉発生玩具も、子供はしばらく遊ぶと興味を無くして遊ぶことを止めてしまうことがある。
【0005】
そこで本発明は、シャボン玉を連続的に発生させるためのシャボン玉発生器具、及びシャボン玉を連続的に発生させると共に新たな演出を可能とした面白みのある前記シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、シャボン液を収納する液容器と、シャボン液の皮膜を張らせる膜形成部とを備え、前記液容器の壁部にはシャボン液が流出しない程度の微小孔が形成されていることを特徴とするシャボン玉発生器具に関する。
【0007】
前記液容器は、シャボン液を注入する開口部を有し、前記膜形成部が該開口部に連結されていることが好ましく、また、前記膜形成部は環状部材を備え、該環状部材には複数の溝部が形成されていることが好ましい。
【0008】
前記液容器と膜形成部とを連結する中空の連結部を更に備え、該連結部の一端が前記液容器の開口部に着脱可能に連結され、他端が前記膜形成部の環状部材と連結されることとする。また、前記環状部材と連結部とは一体に形成されることが好ましい。
【0009】
更に、本発明は、前記シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具であって、前記液容器を玩具本体に固定し、前記膜形成部を外部に突出させていることを特徴とするシャボン玉発生玩具に関する。
【0010】
本発明において、前記玩具本体が回転飛行具であることが好ましい。
【0011】
また、前記玩具本体が装飾体部と回転軸部を備え、該回転軸部が前記シャボン玉発生器具の液容器の後部側に固定され、該装飾体部が該液容器に覆設されていることが好ましい。
【0012】
更に、本発明のシャボン玉発生玩具は、前記シャボン玉発生器具を複数個備えることもできる。
【発明の効果】
【0013】
本発明のシャボン玉発生器具は、シャボン液を収納する液容器の壁部にシャボン液が流出しない程度の微小孔を備えているため、液容器の後部側を軸としてシャボン玉発生器具を回転させると、遠心力により膜形成部にシャボン液が少しずつ流れ出し、該膜形成部にシャボン膜が張られる。
【0014】
そして、このシャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具は、該シャボン玉発生玩具を回転させることにより、連続的にシャボン玉を発生させることができるため、目にも楽しいシャボン玉発生玩具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明のシャボン玉発生器具は、シャボン液を収納する液容器と、シャボン液の皮膜を張らせる膜形成部と、該液容器と膜形成部とを連結する連結部とを備え、前記液容器の壁部にはシャボン液が流出しない程度の微小孔が形成されている。
【0016】
前記液容器は、シャボン液を注入する開口部を有し、前記連結部の一端が該開口部に着脱可能に連結され、前記膜形成部は複数の溝部が形成された環状部材を備えて、該環状部材が該連結部の他端に連結されている。
【0017】
そして、本発明のシャボン玉発生玩具は、上記シャボン玉発生器具の液容器を玩具本体に固定し、前記膜形成部の環状部材を外部に突出させている。
【実施例】
【0018】
以下、本発明のシャボン玉発生器具及び該シャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具の実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。尚、本発明は下記実施形態になんら制限されるものではない。
【0019】
図1は、本発明に係るシャボン玉発生器具の外観斜視図である。図2は、本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第1実施形態のシャボン玉発生玩具の概略側面図であり、図3は、第1実施形態のシャボン玉発生玩具の断面図である。図4乃至図10は、本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた他の実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【0020】
本発明のシャボン玉発生器具1は、図1に示したように、シャボン液を収納する液容器2と、シャボン液の皮膜を張らせる膜形成部4と、該液容器2と膜形成部4とを連結する連結部7とを備えている。
【0021】
図1乃至図3に示したように、液容器2は、合成樹脂により薄肉に形成された容器の壁部を形成する底部2aと該底部2aを囲繞する側壁部2bとで収容部2cを形成して構成され、その上部を開口している。その開口部8は液容器2の直径よりも縮径すると共に、雄螺子部8aを備えている。そして、底部2aには収容部2cに注入されたシャボン液9が流出しない程度の微小孔3が形成されている。
【0022】
膜形成部4は、環状部材5と、該環状部材5を支持し、且つ膜形成部4を後述する連結部7に取り付ける固定部材6とで構成されている。環状部材5は合成樹脂製であり、全体をリング状に形成して液膜穴5bを備えている。そして、環状部材5全体には複数の溝部5aが放射状に形成されている。該溝部5aはシャボン液9を保持すると共に液膜穴5bに順次シャボン液9を供給するためのものである。
【0023】
固定部材6は、細棒を螺旋状に形成しており、その先端で環状部材5を挟持するようにして該環状部材5の外周面に取り付けられている。固定部材6は合成樹脂製の細棒又は合成樹脂で包皮された細長の金属棒で形成される。この固定部材6は、膜形成部4を連結部7へ取り付ける際の取付部材であると共に、該連結部7を流通するシャボン液9の流量を調節し、環状部材5へ余分なシャボン液9が付着するのを調節する。該固定部材6は、環状部材5を安定して連結部7に連結できれば上記した螺旋状に限ることはなく、例えば、複数の細棒で環状部材5を挟持し、束状として構成しても良い。
【0024】
連結部7は、両端を開放した中空の管状部材であり、可撓性材料で形成されている。可撓性材料としては、熱可塑性樹脂が好適に使用でき、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。本発明においては、軟質の塩化ビニル樹脂やポリプロピレン樹脂が好適に使用的できる。
【0025】
連結部7の一端の内側には、前記した液容器2の雄螺子部8aに螺合する雌螺子部7aが形成されており、連結部7は、液容器2の雄螺子部8aに雌螺子部7aを螺嵌して液容器2に着脱可能に取り付けられる。そして、連結部7の他端には膜形成部4の固定部材6が挿入されて、該膜形成部4の環状部材5が連結部7から突出した状態で固定される。従って、液容器2のシャボン液9は、連結部7の内部を流通して膜形成部4の環状部材5まで流達可能となっている。
【0026】
本発明のシャボン玉発生器具1は、シャボン液9を収納する液容器2の底部2aに該シャボン液9が流出しない程度の微小孔3を備えているため、液容器2を軸としてシャボン玉発生器具1を回転させると、遠心力により膜形成部4側にシャボン液9が少しずつ流れ出し、該膜形成部4の液膜穴5bにシャボン膜が張られる。
【0027】
また、本発明において、膜形成部4と連結部7は一体に形成することもできる。この場合、膜形成部4を環状部材5のみで構成し、該環状部材5を連結部7の先端に一体に形成すれば良い。このとき、環状部材5は、連結部7の内径に直交するように配置することで、連結部7を流通するシャボン液9を確実に環状部材5に到達させ液膜穴5bにシャボン液9の皮膜を張らせることができる。そして、この場合は固定部材6を省略し、膜形成部4と連結部7を一体に形成することで、製造工程を短くすることができ、製造コストを低減することができる。
【0028】
上記したシャボン玉発生器具1は、図2及び図3に示したように、2枚の板材13で液容器2を挟持してバンド14で固定し、該液容器2の後部側において該板材13に回転軸部11を貫通させて固定し、該回転軸部11は一方を片手で把持できるように所望の長さに延長して端部に鍔状のストッパー部材11aを備え、該回転軸部11の延長部分を筒状の軸カバー12で間隙を有して覆っている。従って、該回転軸部11は軸カバー12内で回転可能とされている。
【0029】
この第1実施形態のシャボン玉発生玩具10を軸カバー12を把持し、円を描くようにして玩具を回転させると、軸カバー12内で回転軸部11が回転し、板材13で固定されたシャボン玉発生器具1が液容器2の後部側を軸に回転する。すると、遠心力により液容器2内のシャボン液9が連結部7を流通し、膜形成部4の環状部材5まで供給され、環状部材5の液膜穴5bにシャボン膜が張られる。シャボン玉発生玩具10を回転し続けると、回転による風圧で液膜穴5bに張られたシャボン膜から順次シャボン玉が発生する。
【0030】
このとき、上述のようにシャボン玉発生玩具10を液容器2の後部側を軸に回転させると、図3に示したように遠心力により液容器2の収容部2cのシャボン液9は液容器2の底部2aから離れて開口部8を塞ぐ。このとき、液容器2内の空気圧は低下してシャボン液9が連結部7内へ流出しにくくなるが、液容器2の底部2aには微小孔3が形成されているため、該微小孔3から僅かに空気が流入し、従ってシャボン液9を適量ずつ連結部7内へ流出させることができる。
【0031】
そして、本発明において、シャボン玉発生器具1を回転可能な玩具本体に備えることにより、種々の形態として使用することができる。例えば、図4に示す第2実施形態のシャボン玉発生玩具20のように、シャボン玉発生器具1をランプ形状の装飾体部21で覆い、魔法のランプからシャボン玉Bが連続して発生するようにすることができる。
【0032】
即ち、図4に示したように、ランプ形状の装飾体部21でシャボン玉発生器具1の液容器2と連結部7を覆い、該装飾体部21には回転軸部を固定する。ここで、環状部材5はランプ形状の装飾体部21の注ぎ口から突出しており、該回転軸部は液容器2の後部側に位置するように取り付けられている。そして、装飾体部21と同じ色や材質で作成した軸カバー22が回転軸部に回転可能に覆設されている。このシャボン玉発生玩具20の軸カバー22部分を把持し、円を描くように装飾体部21を回転させると、注ぎ口先端の環状部材5からシャボン玉Bが連続して発生する。
【0033】
図5に示す第3実施形態のシャボン玉発生玩具30は、ステッキの先端に立つ妖精が魔法でシャボン玉を発生させるように構成したものである。シャボン玉発生器具1の液容器2を上下で挟持する円形の板材と、連結部7に覆設される妖精の住む森をイメージした草木部と、円形の板材のうち上部板材に載置された妖精人形33とで構成された装飾体部31でシャボン玉発生器具1を覆い、環状部材5を草木部から突出させている。また、円形の板材のうち下部の円形板材の略中央には回転軸部35を取り付けており、ここで該回転軸部35は液容器2の後部側に位置するように取り付けられる。そして、軸カバー32が回転軸部35に回転可能に覆設されており、該軸カバー32を把持し、円を描くように装飾体部31を回転させると、環状部材5からシャボン玉Bが連続して発生する。
【0034】
図6に示す第4実施形態のシャボン玉発生玩具40は、シャボン玉発生器具1の液容器2を板材43で挟んでこれを4個連続して縦設し、一本の回転軸部45で固定したものである。このとき、各シャボン玉発生器具1はその底部の後部側において回転軸部45に固定される。そして、軸カバー42を回転軸部45に回転可能に覆設し、軸カバー42を把持して円を描くようにシャボン玉発生器具1を回転させると、より多くのシャボン玉を発生させることができる。
【0035】
また、複数個のシャボン玉発生器具1を備える場合は、図6に示したように、環状部材5が所定角度範囲内に位置するように各シャボン玉発生器具1を連結して全体の重心が回転軸部45から外れるようにすることが好ましい。このようにして複数のシャボン玉発生器具1を連結したシャボン玉発生玩具は、その重心を回転軸に対して移動させているため簡単に回転させることができる。
【0036】
図7に示す第5実施形態のシャボン玉発生玩具50は、飛行機形状の装飾体部51にシャボン玉発生器具1を取り付けたものである。該シャボン玉発生器具1は液容器2が装飾体部51に固定され、環状部材5を機体の下方から突出させている。そして、装飾体部51には液容器2近傍に回転軸部55を固定しており、第5実施形態において、回転軸部55は紐状とされている。この紐の端部を把持して円を描くように装飾体部51を回転させると、飛行機を空中を旋回させることができると共に機体からシャボン玉Bを連続して発生させることができる。
【0037】
また、本発明において、ブーメランやフリスビー(登録商標)などの回転飛行具にシャボン玉発生器具1を取り付けることも可能である。
図8に示す第6実施形態のシャボン玉発生玩具60は、円盤状の装飾体部61にシャボン玉発生器具1を取り付けたものである。この円盤状の装飾体部61は、手で勢いよく回し投げると揚力が生じ、回転しながら飛行させることのできる遊戯具であり、この装飾体部61の上面に、液容器2の後部側が略中央に位置し、環状部材5が装飾体部61の外方に突出するようにしてシャボン玉発生器具1を固定している。このシャボン玉発生玩具60を回し投げると、装飾体部61が回転飛行すると共に、その回転の遠心力によりシャボン玉が連続して発生する。
【0038】
図9に示す第7実施形態のシャボン玉発生玩具70は、「へ」の字状のブーメラン型装飾体部71にシャボン玉発生器具1を取り付けたものである。ブーメランは投げると回転飛行し、ある程度の距離を飛行した後に手元に帰ってくるものである。この装飾体部71の下面略中央に回転軸部75を取り付け、該回転軸部75に液容器2の後部側が位置するようにシャボン玉発生器具1を取り付けている。このシャボン玉発生玩具70を回し投げると、装飾体部71が回転飛行すると共に、その回転の遠心力によりシャボン玉が連続して発生し、更に投げた装飾体部71が手元に戻ってくる。
【0039】
図10に示す第8実施形態のシャボン玉発生玩具80は、第7実施形態と同様の機能を有する玩具であり、十字形状のブーメラン型装飾体部81にシャボン玉発生器具1を取り付けたものである。この装飾体部81の下面略中央に回転軸部85を取り付け、該回転軸部85に液容器2の後部側が位置するようにシャボン玉発生器具1を取り付けている。従って、この装飾体部81を回し投げることにより、該装飾体部81が回転飛行すると共に飛行体からシャボン玉を連続して発生させることができる。
【0040】
尚、本発明において、シャボン玉発生玩具の回転速度が速ければ速いほどシャボン液の流通と、液膜穴へのシャボン膜の形成、並びにシャボン玉発生が間断なく行われ、より多くのシャボン玉をシャボン玉発生器具から発生させることができる。
【0041】
上記第1実施形態から第8実施形態に説明したように、本発明のシャボン玉発生器具1を装飾体部に固定し、該装飾体部を回転させることで多くのシャボン玉を連続して発生させることができ、目にも楽しいシャボン玉発生玩具とすることができる。また、本発明はこれら実施形態に限定されることなく、種々の形態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係るシャボン玉発生器具の外観斜視図である。
【図2】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第1実施形態のシャボン玉発生玩具の概略側面図である。
【図3】第1実施形態のシャボン玉発生玩具の断面図である。
【図4】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第2実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図5】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第3実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図6】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第4実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図7】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第5実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図8】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第6実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図9】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第7実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【図10】本発明に係るシャボン玉発生器具を備えた第8実施形態のシャボン玉発生玩具の斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 シャボン玉発生器具
2 液容器 2a 底部
2b 側壁部 2c 収容部
3 微小孔 4 膜形成部
5 環状部材 5a 溝部
5b 液膜穴 6 固定部材
7 連結部 7a 雌螺子部
8 開口部 8a 雄螺子部
9 シャボン液
10、20、30、40、50、60、70、80 シャボン玉発生玩具
11、35、45、55、75、85 回転軸部
11a ストッパー部
12、22、32、42 軸カバー
13、43 板材
14 バンド
21、31、51、61、71、81 装飾体部
33 妖精人形
B シャボン玉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャボン液を収納する液容器と、シャボン液の皮膜を張らせる膜形成部とを備え、前記液容器の壁部にはシャボン液が流出しない程度の微小孔が形成されていることを特徴とするシャボン玉発生器具。
【請求項2】
前記液容器は、シャボン液を注入する開口部を有し、前記膜形成部が該開口部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシャボン玉発生器具。
【請求項3】
前記膜形成部は環状部材を備え、該環状部材には複数の溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャボン玉発生器具。
【請求項4】
前記液容器と膜形成部とを連結する中空の連結部を更に備え、該連結部の一端が前記液容器の開口部に着脱可能に連結され、他端が前記膜形成部の環状部材と連結されていることを特徴とする請求項3に記載のシャボン玉発生器具。
【請求項5】
前記環状部材と連結部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のシャボン玉発生器具。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシャボン玉発生器具を備えたシャボン玉発生玩具であって、
前記液容器を玩具本体に固定し、前記膜形成部を外部に突出させていることを特徴とするシャボン玉発生玩具。
【請求項7】
前記玩具本体が回転飛行具であることを特徴とする請求項6に記載のシャボン玉発生玩具。
【請求項8】
前記玩具本体が装飾体部と回転軸部を備え、該回転軸部が前記シャボン玉発生器具の液容器の後部側に固定され、該装飾体部が該液容器に覆設されていることを特徴とする請求項6に記載のシャボン玉発生玩具。
【請求項9】
前記シャボン玉発生器具を複数個備えることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のシャボン玉発生玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−289784(P2008−289784A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−140451(P2007−140451)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【出願人】(507174916)株式会社K2N (1)
【Fターム(参考)】