説明

シューズ用インソール

【課題】 衝撃緩和性、安定性等の足に対するサポート性を向上させ、かつ長期間使用しても最初の性能が維持されるようにすると共に、さらには使用者の好みに応じて使用者自身が、剛性、柔軟性、変形性や追随性等の性能を任意に変更できるシューズ用インソールを提供する。
【解決手段】 軟質合成樹脂からなる本体2の底面に、硬質合成樹脂からなる補強プレート3を積層したシューズ用インソール1において、補強プレート3には、インソール1の長手方向に走るリブ31と開口部32とを設けると共に、リブ31は開口部32をまたぐように配置する。使用者は開口部32に鋏や爪切り等を挿入してリブ31を切断すると、インソール1の剛性、柔軟性、変形性や追随性を好みに調整できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シューズ用インソールにおいて、足に対するサポート性を向上させ、かつ長期間使用しても最初の性能が維持されるようにすると共に、さらには使用者の好みに応じてその性能を任意に変えることができるようにしようとするものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、軟質合成樹脂からなる本体の底面に、硬質合成樹脂からなる補強プレートを積層したシューズ用インソールは知られている。
通常このようなインソールは、軟質合成樹脂からなる本体の上面にさらに上面保護シートを積層し、かつ、足裏に添うように側方をカップ状に立ち上げた形状としている。
【0003】
軟質合成樹脂からなる本体の底面に、硬質合成樹脂からなる補強プレートを積層するのは、軟質合成樹脂は着地時の衝撃を緩和するものの着地時にいわゆる腰がなくて不安定感を解消することができないからであり、また、長期間使用すると軟質合成樹脂がへたって初期の性能が維持できないからである。
さらに、上面保護シートを積層するのは足当たり感と上面耐久性をよくするためであり、側方をカップ状に立ち上げた形状とするのは、使用者の足裏に添いやすくするためである。
【0004】
このような従来のシューズ用インソールは、米国特許第4597196号、同第4586273号、同第4510700号に開示がある。
しかし、これらの発明によって提供されるシューズ用インソールは、剛性や柔軟性において一定の性能を持つに過ぎない。
ところが、これらのシューズ用インソールを使用する人は、同じ靴のサイズの人であっても、体重、性別、足形状(例えば足幅の広狭、アーチ高さの高低等)、使用目的、運動内容のレベル、好みなどによって、求める性能は様々である。
そこで、同一サイズのシューズ用インソールにおいて、各個人差に対応した剛性や柔軟性の異なる製品を複数用意することも考えられるが、実際は商品在庫を増やすばかりで現実的ではなく、実施されることはなかった。
【0005】
また、出願人は、特許第3337971号のシューズの踵部等に使用できる緩衝構造体を本発明と組み合わせることにより、さらに衝撃吸収性にも優れたシューズ用インソールを提供することを考えた。
【0006】
【特許文献1】米国特許第4597196号
【特許文献2】米国特許第4586273号
【特許文献3】米国特許第4510700号
【特許文献4】特許第3337971号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、衝撃緩和性、安定性等の足に対するサポート性を向上させ、かつ長期間使用しても最初の性能が維持されるようにすると共に、さらには使用者の好みに応じて使用者自身が、剛性、柔軟性、変形性や追随性等のインソールの性能そのものを任意に変更することができるシューズ用インソールを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、軟質合成樹脂からなる本体の底面に、硬質合成樹脂からなる補強プレートを積層したシューズ用インソールにおいて、前記補強プレートには、前記インソールの長手方向に走るリブと、開口部とを設けると共に、前記リブは前記開口部をまたぐように配置したシューズ用インソールである。
【0009】
請求項1の発明では、補強プレートの存在によって、従来公知のプレート同様、着地時の足への衝撃を軟質合成樹脂を介して受け止めることができるので、衝撃緩和性と安定性を確保できるので、足に対するサポート性を向上させることができる。
シューズ用インソールの長手方向にはリブを設けているので、シューズ用インソールの長手方向の剛性を向上させることができ、補強プレートの厚みを厚くしなくとも剛性が確保できるので、シューズ用インソール全体の軽量化にも役立つ。
【0010】
補強プレートの存在によって、着用者の例えば土踏まず部が持ち上げられるので、その結果、シューズ用インソール下面と靴内底面との間には空間ができる。
従って、歩行やランニング等の運動を繰返すと、インソール下面が靴内底面上に着いたり離れたりするので、この動きにより通気性が確保される。
また、リブが存在することにより、インソール下面が靴内底面上に着いたとしても、インソール下面と靴内底面上との間には空間が確保されるので、通気性が阻害されることがない。
【0011】
さらに、シューズ用インソールの長手方向に走るリブは、補強プレートに設けた開口部をまたぐように配置したので、本発明シューズ用インソールの剛性が高過ぎる時、使用者は開口部に鋏や爪切り等を挿入してリブを切断するとよい。
このようにすれば、リブを切断した部分の剛性は低くなるから、補強プレート、さらにはシューズ用インソール自体が足の動きに応じて変形しやすくなる。従って、シューズ用インソールの剛性、柔軟性、変形性や追随性を使用者が好みに応じて調整できることとなる。
以上から、剛性、柔軟性等の異なるシューズ用インソールを複数用意するような必要もなくなる。
【0012】
請求項2の発明は、シューズ用インソールの長手方向に走るリブの太さを、前記開口部上において前記開口部以外の補強プレート上にあるときよりも細くした請求項1記載のシューズ用インソールである。
このように構成すれば、開口部に鋏や爪切り等を挿入してリブを切断する際に、切断がしやすくなる。
【0013】
請求項3の発明は、前記軟質合成樹脂からなる本体は、硬度の異なる2層以上の素材から構成した請求項1又は2のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
軟質合成樹脂の所要部に、前記より硬度の高い合成樹脂層を設けることで、強度や剛性を当該部位の必要性に応じた所定の性能を持った本体にすることができる。
【0014】
請求項4の発明は、前記軟質合成樹脂からなる本体の上面に、さらに上面保護シートを積層した請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
上面保護シートを積層することで、足当たりや上面耐久性をよくすることができる。
【0015】
請求項5の発明は、前記軟質合成樹脂からなる本体、およびその上面に上面保護シートを積層した場合にはその上面保護シートにも貫通孔を設けると共に、前記貫通孔が前記補強プレートの開口部と連通するように構成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
貫通孔を設けることで、足裏に生じる熱や湿気をさらに拡散することができ、靴内を常に爽快にすると共に足にマメを生じることも少なくなるものである。
【0016】
請求項6の発明は、前記補強プレートを、足裏に添うようにカップ状の補強プレートとした請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
補強プレートをカップ状に形成することで、着地時の衝撃をより確実に受け止めることができるので、衝撃緩和性、安定性がより向上し、足に対するサポート性を一層向上させることができる。
【0017】
請求項7の発明は、前記カップ状補強プレートの立ち上がり部に切込部を設けると共に、この切込部をまたぐ小リブを設けた請求項6記載のシューズ用インソールである。
補強プレートをカップ状にすれば立体的形状となるので、この部分の剛性が一層向上することとなってしまう。
そこで、カップ状補強プレートの立ち上がり部にも切込部を設け、かつ、この切込部をまたぐ小リブを設けておけば、使用者は剛性、柔軟性等を調整するために、小リブを鋏や爪切り等で切断することができる。
切込部等を設けるのは、立ち上がり部の内甲側、外甲側、踵周辺のどこであってもよく、特に限定されることはない。
切断することでカップ状補強プレートの剛性は低くなるので、シューズ用インソールは足の動きに応じて変形しやすくなる。従って、使用者は、好みの剛性、柔軟性、変形性や追随性に調整することが可能となる。
【0018】
請求項8は、前記補強プレートを、軟質合成樹脂からなる本体の底面の土踏まず部から踵部にかけてのみ積層した請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
補強プレートを、着地時の衝撃緩和、安定性に影響するシューズ用インソールの必要な部分にのみ設けることにより、前足部の屈曲性を確保すると共に、インソール全体の重量を軽くすることができる。
【0019】
請求項9の発明は、前記インソールの長手方向に走るリブ、開口部、切込部を、前記補強プレートの土踏まず部領域に設けた請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
補強プレートにおいて、特に剛性、柔軟性等の微調整が要求される土踏まず部領域にリブ、開口部や切込部を設けることで、使用者の好みに応じた剛性、柔軟性等を有するシューズ用インソールに変更することが容易となる。
【0020】
請求項10の発明は、帯状波形シートを並設すると共に、前記各帯状波形シートが連結部を介して互いに連結するように、前記連結部を、隣り合う前記各帯状波形シートの間に配置した領域を前記補強プレートの踵部に設けた請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシューズ用インソールである。
このように構成することで、踵部の衝撃緩和性が一層向上する。
また、前記領域は補強プレートと一体成型するので、別材料を嵌め込む方法とは異なり、手間とコストを削減し、別材料のようにずれたりすることがない。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本発明によれば、シューズ用インソールの衝撃緩和性、安定性等の足に対するサポート性を向上させ、かつ長期間使用してもへたりが少なく初期の性能が維持されるようにすると共に、さらには、補強プレートに設けた開口部をまたぐリブを鋏や爪切り等を挿入して切断することで、シューズ用インソールの剛性、柔軟性、変形性や追随性を好みに調整することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のシューズ用インソールを底面からみたところであり、図2はその要部拡大図である。
シューズ用インソール1は、図3に示すように、軟質合成樹脂からなる本体2の底面に硬質合成樹脂からなる補強プレート3を積層している。さらに、足当たりや上面耐久性をよくするために上面保護シート4を積層してもよい。
本体2、補強プレート3、上面保護シート4は、それぞれ接着、同時成型等によって積層されている。
上面保護シート4としては、メッシュ素材、不織布、織布、樹脂シート、皮革等が使用できる。
【0023】
補強プレート3には、シューズ用インソール1の長手方向に走るリブ31と、開口部32とを設けている。そして、リブ31は、開口部32上をまたぐように配置している。
リブ31の本数や開口部32の数は、補強プレートの剛性、柔軟性等や、シューズ用インソール1の通気性を考慮して任意に決定すればよい。
開口部32の形状は、図面では円形としているがこれも任意であり、楕円形、四角形等の形であってもよい。
【0024】
開口部32上に常にリブ31が存在する必要性はなく、まったくリブ31と関係のない開口部32aを設けることもできる。このような開口部32aは、通気性の向上と高くなりすぎた補強プレート3の剛性を低下させるために用いることができる。
さらに、シューズ用インソール1の長手方向に走る複数本のリブ31を横手方向につなぐ横リブ33を任意数設けることもできる。横リブ33は、補強プレート3の横方向の剛性を高くするために用いるものである。
【0025】
使用者は、本シューズ用インソール1を試着した結果、剛性、柔軟性等が高いと判断した時は、開口部32に鋏や爪切り等を挿入してリブ31を切断する。
すると、リブを切断した部分の剛性は低くなるから、補強プレート3が足の動きに応じて変形しやすくなる。
この結果、シューズ用インソール1の剛性、柔軟性、変形性や追随性等の調整が可能となる。
【0026】
なお、複数本設けたリブ31において、開口部32をリブ31とは直行する横方向に一列に配置すれば、当該部分のリブ31を切断することによって、特にその部分の剛性を低くできるから、柔軟性等が格段に向上する。
また、複数本設けたリブ31において、開口部32をリブ31の前後方向にずらして配置し、リブ31とは直行する横方向に一列にならないようにすれば、当該部分のリブ31を切断しても剛性がそれほど低くならず、極端に柔軟性等が変わることがない。
以上のように、配置する開口部32の位置を調整することで、補強プレート3の剛性変化に強弱をつけることもできる。
【0027】
図2に示すように、リブ31の太さは一定ではなく、開口部32上にあるときは細くなるようにくびれ部311としておくこともできる。
くびれ部311を設けておけば、開口部32に鋏や爪切り等を挿入してリブ31を切断する際に、細くなったくびれ部311を切断すれば、切断がしやすくなる。
【0028】
補強プレート3は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマー(PAE)、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、またはエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂から構成されている。また、カーボン繊維や金属繊維等を混入した繊維強化樹脂から構成されていてもよい。
補強プレート3は、JIS K 6253型のD硬度で30〜90が好ましく、適度な弾性と剛性バランス上、70±5程度が望ましい。
【0029】
図3では、軟質合成樹脂からなる本体2は、1層で成型されている。
図示はしないが、本体2は、硬度の異なる2層以上の素材から構成することもできる。
具体的には、強度や剛性の必要な土踏まず部の上面あるいは/および下面に、主要部分より硬度の高い軟質合成樹脂や合成樹脂シート等を積層することで、その部分の強度・剛性を高めて、最適な性能を持った本体2にすることができる。
もちろん、土踏まず部以外にも適宜実施することが可能である。
【0030】
軟質合成樹脂からなる本体2としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはこれらの樹脂の発泡体、あるいはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材またはその発泡体を用いることができる。さらに、ラバーまたはエラストマー(例えばPAE)等のような軟質弾性部材、あるいは適度な厚みを保持した不織布部材から構成することもできる。
そして、通常1層で構成する場合の本体2の硬度は、ASKER C硬度で30から65未満であり、2層以上で構成する場合は主要部分より硬度が高く、ASKER C硬度で65〜80程度であることが好ましい。
【0031】
図4は、図1のA−A線断面図である。
この実施例では、本体2の底面に補強プレート3を、上面に上面保護シート4を積層している。
この図面から、補強プレート3の開口部32上のリブ31が、開口部32上をまたぐように配置している構造がよく理解できる。
【0032】
補強プレート3の存在によって、着用者の例えば土踏まず部が持ち上げられるので、その結果、シューズ用インソール1下面と靴内底面との間には空間ができる。従って、歩行やランニング等の運動を繰返すと、インソール1下面が靴内底面上に着いたり離れたりするので、この動きによって通気性が確保される。
この場合、図4に示すように、開口部32を、本体2及び上面保護シート4の貫通孔5に通じるようにしておくと、さらに、足裏に生じる熱や湿気を拡散できるので、足にマメが生じ難くなる。
また、リブ31が存在することにより、インソール1下面が靴内底面上に着いたとしても、インソール下面と靴内底面上との間には空間が確保されることになるので、通気性が阻害されることがない。
【0033】
図1、図2において、補強プレート3の開口部32が二重円に見えているのは、開口部32の孔の方が本体2及び上面保護シート4の貫通孔5よりも大きいことも示している。図4からも同様の構成が理解できる。
これは、開口部32の孔の直径を貫通孔5よりも大きくしておくと、補強プレート3を本体2に接着等した際に、接着位置がずれたとしても、貫通孔5が補強プレート3で塞がれるようなことがなくなるようにしようとするためである。
【0034】
補強プレート3は、足裏に添うように周縁が立ち上がってカップ状となるようにしている。カップ状に形成することで、着地時の衝撃をより確実に受け止めることができる。
【0035】
他方、補強プレート3をカップ状にすると、図4に示すように断面が立体的なU字形となって、シューズ用インソール1の長手方向の剛性が一層向上することとなってしまう。
このため、図1及び図2に示すように、補強プレート3の立ち上がり部34に切込部35を設けると共に、この切込部35をまたぐ小リブ36を設けておく。
剛性が高いと判断した使用者は、切込部35をまたぐ小リブ36を鋏や爪切り等で切断すれば、シューズ用インソール1の剛性を低くすることができる。
【0036】
補強プレート3は、図1に示すように、本体2の底面の土踏まず部から踵部にかけてのみ積層してもよい。
補強プレート3を、着地時の衝撃緩和、安定性に影響するシューズ用インソール1の必要な部分である土踏まず部から踵部にかけてのみ設ければ、前足部の屈曲性を阻害することがなく、インソール全体の重量を軽くすることもできる。
【0037】
また、補強プレート3上のリブ31、開口部32、切込部35は、土踏まず部領域に設けておくとよい。
土踏まず部は、特に剛性、柔軟性等が要求されるところであるから、この領域にリブ31、開口部32や切込部35を設けることは、剛性、柔軟性等の微調整に有効となる。
【0038】
補強プレート3の踵部には、図5に示すような帯状波形シートを並設すると共に、前記各帯状波形シートが連結部を介して互いに連結するように、前記連結部を、隣り合う前記各帯状波形シートの間に配置した領域Bを設けるとよい。
このように構成することで、踵部の衝撃緩和性が一層向上する。
また、前記領域は補強プレートと一体成型するので、別材料を嵌め込む方法とは異なり、手間とコストを削減し、別材料のようにずれたりすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明を実施したシューズ用インソールの底面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明シューズ用インソールの積層状態を示す説明側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】(1)は踵部領域に設ける緩衝構造の底面図、(2)はC−C線断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 シューズ用インソール
2 本体
3 補強プレート
31 リブ
32 開口部
33 横リブ
34 立ち上がり部
35 切込部
36 小リブ
4 上面保護シート
5 貫通孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟質合成樹脂からなる本体の底面に、硬質合成樹脂からなる補強プレートを積層したシューズ用インソールにおいて、
前記補強プレートには、前記インソールの長手方向に走るリブと、開口部とを設けると共に、前記リブは前記開口部をまたぐように配置したシューズ用インソール。
【請求項2】
前記リブの太さを、前記開口部上において前記開口部以外の補強プレート上にあるときよりも細くした請求項1記載のシューズ用インソール。
【請求項3】
前記軟質合成樹脂からなる本体は、硬度の異なる2層以上の素材から構成した請求項1又は2のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項4】
前記軟質合成樹脂からなる本体の上面に、さらに上面保護シートを積層した請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項5】
前記軟質合成樹脂からなる本体、およびその上面に上面保護シートを積層した場合にはその上面保護シートにも貫通孔を設けると共に、前記貫通孔が前記補強プレートの開口部と連通するように構成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項6】
前記補強プレートを、足裏に添うようにカップ状の補強プレートとした請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項7】
前記カップ状補強プレートの立ち上がり部に切込部を設けると共に、この切込部をまたぐ小リブを設けた請求項6記載のシューズ用インソール。
【請求項8】
前記補強プレートを、軟質合成樹脂からなる本体の底面の土踏まず部から踵部にかけてのみ積層した請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項9】
前記インソールの長手方向に走るリブ、開口部、切込部を、前記補強プレートの土踏まず部領域に設けた請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。
【請求項10】
帯状波形シートを並設すると共に、前記各帯状波形シートが連結部を介して互いに連結するように、前記連結部を、隣り合う前記各帯状波形シートの間に配置した領域を、前記補強プレートの踵部に設けた請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシューズ用インソール。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate