説明

シリアルナンバー書込システム、シリアルナンバー書込装置

【課題】シリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を短縮し、周辺装置の生産効率を向上する。
【解決手段】プリンタ10は、USBシリアルナンバーSNと書換コマンドとをホストコンピュータ20から受信したときに、NVRAM2aに記憶されていてホストコンピュータ20が保有するドライバソフトに対応した初期シリアルナンバーをUSBシリアルナンバーSNに書き換える。ホストコンピュータ20は、USBシリアルナンバーSNと書換コマンドとをプリンタ10へ送信した後、プリンタ10が切断されたときに、レジストリREに記録されている初期シリアルナンバーをプリンタ10へ送信したUSBシリアルナンバーSNに書き換え、プリンタ10が再接続された後再切断されたときに、レジストリREのUSBシリアルナンバーSNを初期シリアルナンバーに書き換える。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、周辺装置に、固有のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー書込システム、およびシリアルナンバー書込装置に関するものである。
【0002】
プリンタを始めとする周辺装置をPC(Personal Computer)からなるホストコンピュータと接続するために、USB(Universal Serial Bus)等のインターフェースが利用されている。このUSBでは、周辺装置を最大127台までホストコンピュータに接続することができる。これは、周辺装置をホストコンピュータに接続したときに、ホストコンピュータが、周辺装置のメモリに記憶されたメーカ名や機種名等の装置情報を周辺装置から取得し、取得した装置情報によってそれぞれの周辺装置を管理することにより実現されている。なお、周辺装置は、たとえば特開2002−118574号公報に記載されているような方法で管理される。
【0003】
また、USBでは、複数の同一機種のプリンタをホストコンピュータに接続し、複数のプリンタから所望のプリンタを選択して印刷を行わせることができる。
これは、プリンタをホストコンピュータに接続したときに、ホストコンピュータが、プリンタのメモリに記憶された固有のUSBシリアルナンバーをプリンタから取得し、取得したUSBシリアルナンバーによってそれぞれのプリンタを認識することと、ユーザが、それぞれのプリンタごとにプリンタを動作させるためのドライバソフトをインストールすることにより実現されている。ユーザがドライバソフトをインストールするにはホストコンピュータを複雑に操作しなければならないが、たとえば特開2001−216246号公報に記載されているような方法によれば、ユーザはドライバソフトを容易にインストールすることができる。
【0004】
なお、ホストコンピュータは、プリンタを始めとする周辺装置から取得した装置情報やUSBシリアルナンバーを、周辺装置を動作させるためのドライバソフトと関連付けてレジストリ(Registry)に記録する。ここで、レジストリとは、上記のように周辺装置の装置情報やUSBシリアルナンバーを記録するほかに、ホストコンピュータが有するアプリケーションソフトウェアに関する各種の設定を記録するデータベースのことである。このレジストリは、一般的には、特開2001−109594号公報に記載されているように、ホストコンピュータのハードディスク内の所定領域に記憶されているが、携帯型のPCでは、特開2001−92643号公報に記載されているように、PCのRAM内の所定領域に記憶されているものもある。
【0005】
上述したUSBシリアルナンバーは、プリンタの工場出荷時に、シリアルナンバー書込装置としてのホストコンピュータによりプリンタ1台1台に対して書き込んでいる。図7は、作業者がプリンタにUSBシリアルナンバーを書き込む書込作業の手順を示すフローチャートである。図7において、最初に、プリンタをホストコンピュータに接続する(ステップS51)。このとき、ホストコンピュータはUSBをサポートするためのオペレーティングシステムにより、プリンタが接続されたことを検出し、接続されたプリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバーを取得する。ここで、ホストコンピュータと接続される前のプリンタのメモリには、あらかじめホストコンピュータでインストールしたドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーが記憶されていて、ホストコンピュータのレジストリには、同一の初期シリアルナンバーが記録されている。このため、ホストコンピュータは、プリンタのメモリに記憶されている初期シリアルナンバーがレジストリに記録されている初期シリアルナンバーと一致していると判定し、接続されたプリンタをドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識する。
【0006】
次に、ホストコンピュータを操作してUSBシリアルナンバーをホストコンピュータからプリンタへ送信し、プリンタのメモリに記憶されている初期シリアルナンバーをプリンタへ送信したUSBシリアルナンバーに書き換える(ステップS52)。シリアルナンバーを書き換えると、書き換えたUSBシリアルナンバーが正常に書き換わっているか否かを確認するため、書き換えたUSBシリアルナンバーをプリンタ側で有効にし、このUSBシリアルナンバーでプリンタをホストコンピュータに再認識させる必要がある。そこで、プリンタとホストコンピュータとを一旦切断し(ステップS53)、書き換えたUSBシリアルナンバーをプリンタ側で有効にするため、プリンタの電源をOFFした後再びONする(ステップS54)。そして、プリンタをホストコンピュータに再認識させるため、再びプリンタをホストコンピュータに接続する(ステップS55)。このとき、ホストコンピュータはオペレーティングシステムにより、プリンタが接続されたことを検出し、このプリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバーを取得する。ここでは、メモリのシリアルナンバーが初期シリアルナンバーからUSBシリアルナンバーに書き換わっているので、ホストコンピュータは、この書き換わったUSBシリアルナンバーがレジストリに記録されている初期シリアルナンバーと一致していないと判定し、接続されたプリンタをまだドライバソフトをインストールしていない新規のプリンタであると認識して、ドライバソフトのインストールを要求する。そこで、この要求に対処するため、ホストコンピュータを操作して接続されたプリンタに対しドライバソフトをインストールする(ステップS56)。
【0007】
ドライバソフトのインストールが完了すると、ホストコンピュータのオペレーティングシステムにより取得したシリアルナンバーがプリンタへ送信したUSBシリアルナンバーに正常に書き換わっているか否かを確認する(ステップS57)。そして確認が終わると、プリンタとホストコンピュータとを切断する(ステップS58)。この後、次のプリンタにUSBシリアルナンバーを書き込むため、再びステップS51からステップS58の手順で作業を行う。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の作業手順では、プリンタのシリアルナンバーがホストコンピュータから送信したUSBシリアルナンバーに正常に書き換わっているか否かを確認するため、プリンタをホストコンピュータに再接続したときに、ホストコンピュータが、書き換わったプリンタのUSBシリアルナンバーとレジストリの初期シリアルナンバーとが一致していないと判定し、再接続されたプリンタを新規のプリンタであると認識して、ドライバソフトのインストールを要求するので、プリンタに対しドライバソフトをインストールする作業を行わなければならない。この作業を1台1台のプリンタにUSBシリアルナンバーを書き込むたびに行っていると、書込作業に非常に手間と時間がかかり、プリンタの生産効率が大幅に低下してしまう。
【0009】
本考案は、上記のような問題点を解決するものであって、その課題とするところは、シリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を短縮し、周辺装置の生産効率を向上することができるシリアルナンバー書込システム、およびシリアルナンバー書込装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案では、シリアルナンバー書込システムを、周辺装置と、周辺装置に固有のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー書込装置とから構成する。周辺装置は、書込装置が保有するドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーをあらかじめ記憶する記憶部を備え、書込装置との接続により固有のシリアルナンバーと書換コマンドとを書込装置から受信したときに、記憶部に記憶されている初期シリアルナンバーを固有のシリアルナンバーに書き換える。書込装置は、初期シリアルナンバーを記録するレジストリを有し、固有のシリアルナンバーと書換コマンドとを周辺装置へ送信した後、周辺装置が切断されたときに、レジストリに記録されている初期シリアルナンバーを周辺装置へ送信した固有のシリアルナンバーに書き換え、周辺装置が再接続された後再切断されたときに、レジストリに記録されている固有のシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換える。
【0011】
このようにすると、周辺装置を書込装置に接続するだけで、周辺装置の初期シリアルナンバーを固有のシリアルナンバーに自動的に書き換えることができる。
また、周辺装置を書込装置から切断したときに、書込装置がレジストリに記録されている初期シリアルナンバーを周辺装置へ送信した固有のシリアルナンバーに書き換えるため、周辺装置を書込装置に再接続したときに、書込装置が、書き換わった周辺装置の固有のシリアルナンバーとレジストリの固有のシリアルナンバーとが一致していると判定し、接続された周辺装置をドライバソフトがインストール済みの周辺装置であると認識するので、従来のようにシリアルナンバーが書き換わった周辺装置に対しドライバソフトをインストールする作業(図7のステップS56)を省略することができる。さらに、周辺装置を書込装置から再切断したときに、書込装置がレジストリに記録されている固有のシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換えるため、次の周辺装置を書込装置に接続したときに、書込装置が、次の周辺装置にあらかじめ記憶されている初期シリアルナンバーとレジストリの初期シリアルナンバーとが一致していると判定し、接続された周辺装置をドライバソフトがインストール済みの周辺装置であると認識するので、接続された周辺装置に対しドライバソフトをインストールする必要がなくなる。これらの結果、シリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を短縮し、周辺装置の生産効率を向上することが可能となる。
【0012】
また、本考案では、シリアルナンバー書込装置は、周辺装置が再接続されたときに、記憶部に記憶されているシリアルナンバーがレジストリに記録されている固有のシリアルナンバーと一致しているか否かを判定し、シリアルナンバーが固有のシリアルナンバーと一致していれば、シリアルナンバーの書き込みが正常であることを表示部に表示し、一致していなければ、シリアルナンバーの書き込みが異常であることを表示部に表示する。
【0013】
このようにすると、作業者は周辺装置を書込装置に再接続した後、書込装置の表示部を目視するだけで、シリアルナンバーの書き込みが正常に行われたか否かを容易に確認することができ、シリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を一層短縮することが可能となる。
【0014】
また、本考案のシリアルナンバー書込システムは、典型的には、プリンタと、プリンタに固有のUSBシリアルナンバーを書き込むホストコンピュータとから構成される。この場合、プリンタは、ホストコンピュータが保有するドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーをあらかじめ記憶するメモリを備え、ホストコンピュータとの接続により固有のUSBシリアルナンバーと書換コマンドとをホストコンピュータから受信したときに、メモリに記憶されている初期シリアルナンバーを固有のUSBシリアルナンバーに書き換える。ホストコンピュータは、初期シリアルナンバーを記録するレジストリを有し、固有のUSBシリアルナンバーと書換コマンドとをプリンタへ送信した後、プリンタが切断されたときに、レジストリに記録されている初期シリアルナンバーをプリンタへ送信した固有のUSBシリアルナンバーに書き換え、プリンタが再接続されたときに、プリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバーがレジストリに記録されている固有のUSBシリアルナンバーと一致しているか否かを判定し、シリアルナンバーが固有のUSBシリアルナンバーと一致していれば、シリアルナンバーの書き込みが正常であることを表示部に表示し、一致していなければ、シリアルナンバーの書き込みが異常であることを表示部に表示し、この後、プリンタが再切断されたときに、レジストリに記録されている固有のUSBシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換える。
【0015】
このようにすると、プリンタをホストコンピュータに接続するだけで、プリンタの初期シリアルナンバーを固有のUSBシリアルナンバーに自動的に書き換えることができる。また、プリンタをホストコンピュータから切断したときに、ホストコンピュータがレジストリに記録されている初期シリアルナンバーをプリンタへ送信した固有のUSBシリアルナンバーに書き換えるため、プリンタをホストコンピュータに再接続したときに、ホストコンピュータが、書き換わったプリンタの固有のUSBシリアルナンバーとレジストリの固有のUSBシリアルナンバーとが一致していると判定し、接続されたプリンタをドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識するので、従来のようにシリアルナンバーが正常に書き換わったプリンタに対しドライバソフトをインストールする作業(図7のステップS56)を省略することができる。さらに、プリンタをホストコンピュータから再切断したときに、ホストコンピュータがレジストリに記録されている固有のUSBシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換えるため、次のプリンタをホストコンピュータに接続したときに、ホストコンピュータが、次のプリンタにあらかじめ記憶されている初期シリアルナンバーとレジストリの初期シリアルナンバーとが一致していると判定し、接続されたプリンタをドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識するので、接続されたプリンタに対しドライバソフトをインストールする必要がなくなる。これらの結果、USBシリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を短縮し、プリンタの生産効率を向上することが可能となる。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施形態にかかるシリアルナンバー書込システムを示したブロック図である。図1において、シリアルナンバー書込システムは、周辺装置であるインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタと記す)10と、工場の生産ラインに設置されるシリアルナンバー書込装置としてのPC(Personal Computer)からなるホストコンピュータ20とから構成される。
【0017】
プリンタ10において、1はプリンタ10の動作を制御する制御部であって、CPUやASIC(Application Specific Integrated Circuit)などから構成される。2は記憶部であって、ROMやRAMなどのメモリ、および不揮発性メモリであるNVRAM2aから構成される。なお、NVRAM2aには、プリンタ10のメーカ名や機種名等の装置情報と、ホストコンピュータ20にインストールしたドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーとがあらかじめ記憶されている。このうち、初期シリアルナンバーは、後述するように、ホストコンピュータ20から送信されてくる固有のUSB(Universal Serial Bus)シリアルナンバーに書き換えられる。3はインクカートリッジからインクを吐出させて用紙に印字を行う印字部、4はインクカートリッジを保持したインクキャリアを搬送するためのキャリアモータ、5は用紙を搬送するためのフィードモータ、6はLEDランプや電源キー6aやその他のキーからなる操作部である。7はホストコンピュータ20と相互にUSB通信を行うためのインターフェースであって、USBコントローラICから構成される。このインターフェース7によってプリンタ10は、後述するUSBシリアルナンバーと書き換えコマンドとをホストコンピュータ20から受信する。
【0018】
次に、ホストコンピュータ20において、11はホストコンピュータ20の各部を制御する制御部であって、CPUなどから構成される。12は記憶部であって、ROMやRAMなどのメモリ、およびハードディスクから構成される。なお、記憶部12には、プリンタ10のNVRAM2aに書き込むための固有のUSBシリアルナンバーSNと、プリンタ10のNVRAM2aに記憶されている初期シリアルナンバーを既にインストールしているドライバソフトと関連付けて記録するレジストリ(Registry)REが記憶されている。また、記憶部12にはUSBをサポートするオペレーティングシステムOSが記憶されている。このオペレーティングシステムOSによってホストコンピュータ20は、プリンタ10が接続されると、プリンタ10のNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーを取得し、取得したシリアルナンバーがレジストリREに記録されているシリアルナンバーと一致しているか否かを判定して、接続されたプリンタ10がドライバソフトをインストール済みのプリンタであるか、またはドライバソフトをインストールしていない新規のプリンタであるかを認識する。たとえば、図1ではプリンタ10のNVRAM2aに初期シリアルナンバーが記憶されていて、ホストコンピュータ20のレジストリREに初期シリアルナンバーが記録されているので、ホストコンピュータ20は、プリンタ10に記憶されているシリアルナンバーがレジストリREに記録されているシリアルナンバーと一致していると判定し、接続されたプリンタ10をドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識する。
【0019】
13はCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイなどから構成される表示部、14はマウスやキーボードなどから構成される操作部である。15はプリンタ10と相互にUSB通信を行うためのインターフェースであって、USBコントローラICから構成される。このインターフェース15によってホストコンピュータ20は、後述するUSBシリアルナンバーと、書き換えコマンドとをプリンタ10へ送信する。30はプリンタ10とホストコンピュータ20とを接続するUSBケーブルである。
【0020】
図2〜図5は、上記構成のシリアルナンバー書込システムにおけるシリアルナンバーの書込状態を説明する図である。図2において、(a)はプリンタ10をホストコンピュータ20と接続する前の状態を示している。このとき、プリンタ10のNVRAM2aには、初期シリアルナンバーとして0が記憶されていて、ホストコンピュータ20のレジストリREにも、同一の初期シリアルナンバーの0が記録されている。この状態から、図2(b)に示すように、作業者がケーブル30によりプリンタ10をホストコンピュータ20と接続すると、ホストコンピュータ20はオペレーティングシステムOSにより、接続されたプリンタ10のNVRAM2aに記憶されている初期シリアルナンバーの0を取得し、取得した初期シリアルナンバーの0がレジストリREに記録されている初期シリアルナンバーの0と一致していると判定して、接続されたプリンタ10がドライバソフトをインストール済みのプリンタであると認識する。また、ホストコンピュータ20は、図2(c)に示すように、USBシリアルナンバーSNを含んだ書き換えコマンドをプリンタ10へ送信する。ここでは、送信するUSBシリアルナンバーSNを、たとえば1とする。プリンタ10は書換コマンドを受信して、このコマンドからUSBシリアルナンバーSNの1を読み取り、NVRAM2aのシリアルナンバーを0から1に書き換える。
【0021】
次に、図2(d)に示すように、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20から切断すると、ホストコンピュータ20はレジストリREに記録されている初期シリアルナンバーの0を、書換コマンドに含めてプリンタ10へ送信したUSBシリアルナンバーSNの1に書き換える。また、プリンタ10をホストコンピュータ20から切断した後、作業者が電源キー6aを操作してプリンタ10の電源をOFFした後再びONすると、書き換えたNVRAM2aのUSBシリアルナンバーSNがプリンタ10側で有効になる。
【0022】
そして、図3(e)に示すように、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20に再接続すると、ホストコンピュータ20はオペレーティングシステムOSにより、接続されたプリンタ10のNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーを取得し、取得したシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1と一致しているか否かを判定する。ここで、図3(e)に示すように、NVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーがホストコンピュータ20から送信されたUSBシリアルナンバーSNの1に書き換わっている場合は、ホストコンピュータ20は、プリンタ10から取得したシリアルナンバーの1がレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1と一致していると判定し、接続されたプリンタ10がドライバソフトをインストール済みのプリンタであると認識する。また、ホストコンピュータ20は、プリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込みが正常であるか、異常であるかを表示部13に表示するため、オペレーティングシステムOSと独立して、プリンタ10のNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーを取得し、取得したシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1と一致しているか否かを判定する。図3(e)の場合、前述したようにプリンタ10から取得したシリアルナンバーが1であり、レジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNも1であるので、両者は一致していると判定し、図3(f)に示すように、「シリアルナンバー書込正常」
と表示部13に表示する。
【0023】
一方、NVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーが書き換えられずに0のままである場合は、ホストコンピュータ20はオペレーティングシステムOSにより、プリンタ10から取得したシリアルナンバーの0がレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1と一致していないと判定し、接続されたプリンタ10がドライバソフトをインストールしていない新規のプリンタであると認識する。そして、ホストコンピュータ20は、接続されたプリンタ10に対しドライバソフトのインストールを要求し、たとえば、「ドライバソフトをインストールして下さい」と表示部13に表示する。このとき、作業者はプリンタ10に対しドライバソフトをインストールする。また、上記の場合、ホストコンピュータ20はオペレーティングシステムOSと独立して、プリンタ10から取得したシリアルナンバーの0がレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1と一致していないと判定し、図3(g)に示すように、「シリアルナンバー書込異常」と表示部13に表示する。
【0024】
そして、作業者が表示部13を目視してプリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込み状況を確認した後、図3(h)に示すように、プリンタ10をホストコンピュータ20から再切断すると、ホストコンピュータ20はレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの1を初期シリアルナンバーの0に書き換え、1台目のプリンタ10への書込作業を終了する。なお、表示部13に「シリアルナンバー書込異常」と表示された場合は、作業者はホストコンピュータ20から再切断したプリンタ10を生産ラインから除去する。
【0025】
この後、図4(a)に示す2台目のプリンタ10aを、図4(b)に示すようにホストコンピュータ20と接続すると、ホストコンピュータ20はオペレーティングシステムOSにより、接続されたプリンタ10aのNVRAM2aに記憶されている初期シリアルナンバーの0を取得し、取得した初期シリアルナンバーの0がレジストリREに記録されている初期シリアルナンバーの0と一致していると判定して、接続されたプリンタ10aがドライバソフトをインストール済みのプリンタであると認識する。また、ホストコンピュータ20は、図4(c)に示すように、USBシリアルナンバーSNとして2を含んだ書き換えコマンドをプリンタ10aへ送信する。これにより、プリンタ10aはこの書換コマンドを受信して、NVRAM2aのシリアルナンバーを0から2に書き換える。
【0026】
以降は、前述したようにプリンタ10aをホストコンピュータ20から切断すると(図4(d))、レジストリREに記録されている初期シリアルナンバーの0がプリンタ10aへ送信したUSBシリアルナンバーSNの2に書き換えられ、プリンタ10aをホストコンピュータ20に再接続すると(図5(e))、プリンタ10aのNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの2と一致しているか否かの判定が行われ、プリンタ10aをホストコンピュータ20から再切断すると(図5(h))、レジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNの2が初期シリアルナンバーの0に書き換えられる。そして書込作業が終了して、作業者が別のプリンタ10をホストコンピュータ20に接続すると、前述したようにしてプリンタ10に固有のUSBシリアルナンバーSNが書き込まれ、以後同様の手順が繰り返されて行く。なお、プリンタ10に書き込むUSBシリアルナンバーSNは、上述したように連続した番号であってもよいし、ランダムな番号
であってもよい。
【0027】
図6は、上記構成のシリアルナンバー書込システムにおけるシリアルナンバーの書込手順を示すフローチャートである。図6において、左側はホストコンピュータ20が制御部11により実行する手順であり、右側はプリンタ10が制御部1により実行する手順である。最初に、ホストコンピュータ20はプリンタ10が接続されたか否かを判定する(ステップS1)。ここで、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20に接続すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10がホストコンピュータ20に接続されたと判定し(ステップS1:YES)
、USBシリアルナンバーSNを含んだ書換コマンドをプリンタ10へ送信する(ステップS2)。これにより、プリンタ10は書換コマンドを受信して(ステップS21)、このコマンドからUSBシリアルナンバーSNを読み取って、NVRAM2aに記憶されている初期シリアルナンバーを受信したUSBシリアルナンバーに書き換える(ステップS22)。
【0028】
次に、ホストコンピュータ20はプリンタ10が切断されたか否かを判定する(ステップS3)。ここで、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20から切断すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10が切断されたと判定し(ステップS3:YES)、レジストリREに記録されている初期シリアルナンバーをプリンタ10へ送信したUSBシリアルナンバーSNに書き換える(ステップS4)。
【0029】
レジストリREのシリアルナンバーを書き換えると、ホストコンピュータ20はプリンタ10が接続されたか否かを判定する(ステップS5)。ここで、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20に再接続すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10が接続されたと判定し(ステップS5:YES)、プリンタ10のNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーを取得して、取得したシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNと一致しているか否かを判定する(ステップS6)。判定の結果、取得したNVRAM2aのシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNと一致していれば(ステップS6:YES)、「シリアルナンバー書込正常」と表示部13に表示する(ステップS7)。一方、判定の結果、取得したNVRAM2aのシリアルナンバーがレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNと一致していなければ(ステップS6:NO)、「シリアルナンバー書込異常」と表示部13に表示する(ステップS8)。
【0030】
ステップS6の判定結果を表示すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10が切断されたか否かを判定する(ステップS9)。ここで、作業者がプリンタ10をホストコンピュータ20から再切断すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10がホストコンピュータ20から切断されたと判定し(ステップS9:YES)、レジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNを初期シリアルナンバーに書き換え(ステップS10)、切断されたプリンタ10へのUSBシリアルナンバSNの書き込みが終了したと判断する。そして、ステップS1へ移行して次のプリンタ10が接続されたか否かを再び判定し(ステップS1)、以降の処理を実行して行く。一方、プリンタ10は、ホストコンピュータ20から再切断されると、USBシリアルナンバSNの書き込みが終了したので処理を終了する。
【0031】
以上の書込手順によると、プリンタ10をホストコンピュータ20に接続するだけで、プリンタ10の初期シリアルナンバーを固有のUSBシリアルナンバーSNに自動的に書き換えることができる。また、プリンタ10をホストコンピュータ20から切断したときに、ホストコンピュータ20がレジストリREに記録されている初期シリアルナンバーをプリンタ10へ送信した固有のUSBシリアルナンバーSNに書き換えるため、プリンタ10をホストコンピュータ20に再接続したときに、ホストコンピュータ20がオペレーティングシステムOSにより、書き換わったプリンタ10のUSBシリアルナンバーSNがレジストリREのUSBシリアルナンバーSNと一致していると判定し、接続されたプリンタ10をドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識するので、従来のようにシリアルナンバーが正常に書き換わったプリンタ10に対しドライバソフトをインストールする作業(図7のステップS56)を省略することができる。さらに、プリンタ10をホストコンピュータ20から再切断したときに、ホストコンピュータ20がレジストリREに記録されているUSBシリアルナンバーSNを初期シリアルナンバーに書き換えるため、次のプリンタ10をホストコンピュータ20に接続したときに、ホストコンピュータ20がオペレーティングシステムOSにより、次のプリンタ10にあらかじめ記憶されている初期シリアルナンバーがレジストリREの初期シリアルナンバーと一致していると判定し、接続されたプリンタ10をドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識するので、接続されたプリンタ10に対しドライバソフトをインストールする必要がなくなる。これらの結果、USBシリアルナンバーSNの書込作業に要する手間と時間を短縮し、プリンタ10の生産効率を向上することが可能となる。
【0032】
また、プリンタ10がホストコンピュータ20に再接続されたときに、NVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーがレジストリREに記録されているシリアルナンバーと一致しているか否かを判定した結果を、上記のように表示部13に表示することにより、作業者は表示部13を目視するだけで、USBシリアルナンバーSNの書き込みが正常に行われたか否かを容易に確認することができ、USBシリアルナンバーSNの書込作業に要する手間と時間を一層短縮することが可能となる。
【0033】
本考案は、上述した実施形態の他にも種々の形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態においては、プリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込みが正常であるか、異常であるかを表示部13に表示するため、ホストコンピュータ20がオペレーティングシステムOSと独立して、NVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーを取得し、取得したこのシリアルナンバーがレジストリREに記録されているシリアルナンバーと一致しているか否かを判定しているが(図6のステップS6)、この判定の際、ホストコンピュータ20がオペレーティングシステムOSによって取得したNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーと、レジストリREに記録されているシリアルナンバーとが一致しているか否かを判定してもよい。
【0034】
また、上記実施形態においては、プリンタ10をホストコンピュータ20に再接続したときに、ホストコンピュータ20が、接続されたプリンタ10のNVRAM2aに記憶されているシリアルナンバーとレジストリREに記録されているシリアルナンバーとが一致しているか否かを判定し(図6のステップS6)、この判定結果を表示部13に表示しているが(図6のステップS7、ステップS8)、これらの手順は省略してもよい。この場合、作業者は、プリンタ10をホストコンピュータ20に再接続したときに、ホストコンピュータ20が接続されたプリンタ10に対しドライバソフトのインストールを要求する「ドライバソフトをインストールして下さい」という表示が表示部13に表示されるか否かを確認すれば、プリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込みが正常に行われたか否かを把握することができる。具体的には、上記の表示が表示部13に表示されれば、プリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込みが異常であることが分かり、上記の表示が表示部13に表示されなければ、プリンタ10へのUSBシリアルナンバーSNの書き込みが正常であることが分かる。
【0035】
また、上記実施形態においては、USBシリアルナンバーSNを書換えコマンドに含めてホストコンピュータ20からプリンタ10へ送信する場合を例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するものではない。これ以外にも、USBシリアルナンバーSNと、書換えコマンドとを別々にホストコンピュータ20からプリンタ10へ送信するようにしてもよい。
【0036】
また、上記実施形態においては、USBシリアルナンバーSNを記憶する記憶部として不揮発性のメモリであるNVRAM2aを用いた場合を例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するものではなく、記憶部としてはこれ以外にも、RAMやEPROMなどのメモリを用いてもよい。
【0037】
また、上記実施形態においては、プリンタ10とホストコンピュータ20と接続するインターフェースをUSBとし、USBシリアルナンバーSNをプリンタ10に書き込む場合を例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するものではない。これ以外にも、プリンタ10とホストコンピュータ20とをIEEE1394のようなインターフェースで接続し、このインターフェースで規定された固有のシリアルナンバーをプリンタ10に書き込むようにしてもよい。
【0038】
さらに、上記実施形態においては、周辺装置としてインクジェットプリンタを例に挙げたが、本考案はこれ以外にも、レーザプリンタ、スキャナー、光ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、モデムなどにも適用することが可能である。つまり、ホストコンピュータがそれぞれの周辺装置を認識するための固有のシリアルナンバーを書き込む必要のある周辺装置であればよい。
【0039】
【考案の効果】
本考案によれば、周辺装置をシリアルナンバー書込装置に接続するだけで、周辺装置の初期シリアルナンバーを固有のシリアルナンバーに自動的に書き換えることができるとともに、周辺装置を書込装置から切断した後再接続したときに、シリアルナンバーが書き換わった周辺装置に対しドライバソフトをインストールする作業を省略することができるので、シリアルナンバーの書込作業に要する手間と時間を短縮し、周辺装置の生産効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるシリアルナンバー書込システムのブロック図である。
【図2】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明する図である。
【図3】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明する図である。
【図4】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明する図である。
【図5】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明する図である。
【図6】同システムのシリアルナンバー書込手順を示すフローチャートである。
【図7】従来のシリアルナンバー書込作業の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 記憶部
2a NVRAM
10 プリンタ
13 表示部
20 ホストコンピュータ
RE レジストリ
SN USBシリアルナンバー

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】プリンタと、プリンタに固有のUSBシリアルナンバーを書き込むホストコンピュータとから構成されるシリアルナンバー書込システムであって、前記プリンタは、前記ホストコンピュータが保有するドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーをあらかじめ記憶するメモリを備え、前記ホストコンピュータとの接続により前記固有のUSBシリアルナンバーと書換コマンドとを前記ホストコンピュータから受信したときに、前記メモリに記憶されている前記初期シリアルナンバーを前記固有のUSBシリアルナンバーに書き換え、前記ホストコンピュータは、前記初期シリアルナンバーを記録するレジストリを有し、前記固有のUSBシリアルナンバーと書換コマンドとを前記プリンタへ送信した後、前記プリンタが切断されたときに、前記レジストリに記録されている初期シリアルナンバーを前記プリンタへ送信した固有のUSBシリアルナンバーに書き換え、前記プリンタが再接続されたときに、前記プリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバーが前記レジストリに記録されている固有のUSBシリアルナンバーと一致しているか否かを判定し、前記シリアルナンバーが固有のUSBシリアルナンバーと一致していれば、シリアルナンバーの書き込みが正常であることを表示部に表示し、一致していなければ、シリアルナンバーの書き込みが異常であることを表示部に表示し、この後、前記プリンタが再切断されたときに、前記レジストリに記録されている固有のUSBシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換えることを特徴とするシリアルナンバー書込システム。
【請求項2】周辺装置と、周辺装置に固有のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー書込装置とから構成されるシリアルナンバー書込システムであって、前記周辺装置は、前記書込装置が保有するドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーをあらかじめ記憶する記憶部を備え、前記書込装置との接続により前記固有のシリアルナンバーと書換コマンドとを前記書込装置から受信したときに、前記記憶部に記憶されている前記初期シリアルナンバーを前記固有のシリアルナンバーに書き換え、前記書込装置は、前記初期シリアルナンバーを記録するレジストリを有し、前記固有のシリアルナンバーと書換コマンドとを前記周辺装置へ送信した後、前記周辺装置が切断されたときに、前記レジストリに記録されている初期シリアルナンバーを前記周辺装置へ送信した固有のシリアルナンバーに書き換え、前記周辺装置が再接続された後再切断されたときに、前記レジストリに記録されている固有のシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換えることを特徴とするシリアルナンバー書込システム。
【請求項3】請求項2に記載のシリアルナンバー書込システムにおいて、前記書込装置は、前記周辺装置が再接続されたときに、前記記憶部に記憶されているシリアルナンバーが前記レジストリに記録されている固有のシリアルナンバーと一致しているか否かを判定し、前記シリアルナンバーが前記固有のシリアルナンバーと一致していれば、シリアルナンバーの書き込みが正常であることを表示部に表示し、一致していなければ、シリアルナンバーの書き込みが異常であることを表示部に表示することを特徴とするシリアルナンバー書込システム。
【請求項4】周辺装置に備わる記憶部に固有のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー書込装置において、あらかじめ保有しているドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーを記録するレジストリを備え、前記周辺装置が接続されたときに、前記固有のシリアルナンバーと書換コマンドとを前記周辺装置へ送信し、前記周辺装置が切断されたときに、前記レジストリに記録されている初期シリアルナンバーを前記周辺装置へ送信した固有のシリアルナンバーに書き換え、前記周辺装置が再接続されたときに、前記周辺装置の記憶部に記憶されているシリアルナンバーが前記レジストリに記録されている固有のシリアルナンバーと一致しているか否かを判定し、前記シリアルナンバーが固有のシリアルナンバーと一致していれば、シリアルナンバーの書き込みが正常であることを表示部に表示し、一致していなければ、シリアルナンバーの書き込みが異常であることを表示部に表示し、この後、前記周辺装置が再切断されたときに、前記レジストリに記録されている固有のシリアルナンバーを初期シリアルナンバーに書き換えることを特徴とするシリアルナンバー書込装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【登録番号】実用新案登録第3092868号(U3092868)
【登録日】平成15年1月15日(2003.1.15)
【発行日】平成15年4月4日(2003.4.4)
【考案の名称】シリアルナンバー書込システム、シリアルナンバー書込装置
【国際特許分類】
【評価書の請求】有
【出願番号】実願2002−5918(U2002−5918)
【出願日】平成14年9月19日(2002.9.19)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)