説明

シリルクロメート触媒の調製プロセス

本発明は、シリルクロメート触媒の調製プロセスであって、
1. 6時間未満の付着時間中に少なくとも55℃の付着温度で担体にシリルクロメートを付着させる工程、
2. 1.5時間未満の還元時間中に少なくとも15℃の還元温度で還元剤の添加により、付着したシリルクロメートを還元する工程、および
3. 8時間未満の乾燥時間中に少なくとも25℃の温度で、還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程、
を有してなるプロセスに関する。
本発明はまた、本発明によるプロセスによって得られたシリルクロメート触媒の存在下でエチレンホモポリマーまたはコポリマーを製造するプロセスに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリルクロメート触媒の調製プロセスに関する。
【0002】
本発明は、シリルクロメート触媒の存在下におけるエチレンの単独重合プロセスおよびエチレンの共重合プロセスにも関する。
【背景技術】
【0003】
特許文献1には、シリルクロメート触媒の調製プロセスが開示されており、またビスヒドロカルビルシリルクロメートおよびヒドロカルビルアルミニウム化合物の担持された反応生成物を含むシリルクロメート触媒系の存在下におけるエチレンと1−ヘキセンの共重合プロセスも開示されている。特許文献1によるシリルクロメート触媒の調製プロセスは三段階プロセスである。第1段階において、担体上にシリルクロメートが付着され、第2段階で、付着した触媒のクロムの還元が行われ、その後、触媒が乾燥される。シリルクロメートは最初に、45℃の温度で10時間に亘りシリカ上に付着される。その後、アルキルアルミニウム、例えば、トリイソブチルアルミニウムやジエチルアルミニウムエトキシドが45℃の温度で加えられ、その混合物は2時間に亘り撹拌される。最後に、担持されたシリルクロメート触媒は70℃の温度で10時間に亘り乾燥される。
【特許文献1】米国特許第5137994号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エチレンの重合中の生産性(gPE/g触媒)が比較的低いことは、特許文献1による三段階プロセスにより得られるシリルクロメート系触媒の欠点である。
【0005】
本発明の課題は、エチレン重合の生産性が高くなるシリルクロメート触媒を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、シリルクロメート触媒の調製プロセスであって、
1. 6時間未満の付着時間中に少なくとも55℃の付着温度で担体にシリルクロメートを付着させる工程、
2. 1.5時間未満の還元時間中に少なくとも15℃の還元温度で還元剤の添加により、付着されたシリルクロメートを還元する工程、および
3. 8時間未満の乾燥時間中に少なくとも25℃の温度で、還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程、
を有してなるプロセスにより達成される。
【0007】
本発明によるプロセスによって、付着温度、還元温度および乾燥温度の上昇と、付着時間、還元時間および乾燥時間の減少との組合せにより、シリルクロメート触媒を調製するプロセスの調製時間が著しく減少する。
【0008】
本発明によるプロセスによって、エチレン重合の生産性が増加する。
【0009】
さらに、本発明によるプロセスは、容易でありかつ速い。
【0010】
本発明によるプロセスは、高温での増加した反応速度論をうまく利用する。さらに、このプロセスでは、これらの高温での触媒の分解の増加が避けられる。本発明の利点は、これらの特徴の組合せにより、生産性が著しく増加することである。
【0011】
本発明によるプロセスにより、例えば、ビス−トリフェニルシリルクロメート、ビス−トリトリルシリルクロメート、ビス−トリキシリルシリルクロメート、ビス−トリナフチルシリルクロメート、ビス−トリエチルフェニルシリルクロメート、ビス−トリメチルナフチルシリルクロメートおよびビス−アダマンチルクロメートなどのシリルクロメートが得られる。
【0012】
好ましいシリルクロメートはビス−トリフェニルシリルクロメートである。
【0013】
担体上にシリルクロメートを付着させる工程は、少なくとも60℃の付着温度で行うことが好ましい。
【0014】
担体上にシリルクロメートを付着させる工程は、少なくとも65℃の付着温度で行うことがより好ましい。
【0015】
担体上にシリルクロメートを付着させる工程は、5時間未満の付着時間中に行うことが好ましい。一般に、付着時間は0.5および5時間の間に及ぶ。
【0016】
還元剤の添加による付着されたシリルクロメートを還元する工程は、少なくとも55℃の還元温度で行うことが好ましい。
【0017】
還元剤の添加による付着されたシリルクロメートを還元する工程は、少なくとも60℃の還元温度で行うことがより好ましい。
【0018】
還元剤の添加による付着されたシリルクロメートを還元する工程は、1時間未満の還元時間中に行うことが好ましい。一般に、還元時間は、0.5および1.5時間の間に及ぶ。
【0019】
還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程は、少なくとも75℃の温度で行うことが好ましい。
【0020】
還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程は、少なくとも80℃の温度で行うことがより好ましい。
【0021】
還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程は、5時間未満の乾燥時間中に行うことが好ましい。
【0022】
乾燥時間が0.5および5時間の間に及ぶことが好ましい。
【0023】
一般に、付着温度、還元温度および乾燥温度は、100℃未満である。
【0024】
本発明の好ましい実施の形態によれば、シリルクロメート触媒を調製するプロセスは、
1. 6時間未満の付着時間中に少なくとも55℃の付着温度で担体にシリルクロメートを付着させる工程、
2. 1.5時間未満の還元時間中に少なくとも55℃の還元温度で還元剤の添加により、付着されたシリルクロメートを還元する工程、および
3. 8時間未満の乾燥時間中に少なくとも75℃の温度で還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程、
を有してなる。
【0025】
適切な担体の例としては無機担体が挙げられる。適切な無機担体の例としては、シリカ、無水シリカ、アルミナ、リン酸アルミニウムおよび/または例えば、有機アルミニウム化合物で修飾されたシリカなどの修飾シリカが挙げられる。
【0026】
適切なシリカの例としては、イネオス(Ineos)社のES70シリカが挙げられる。
【0027】
担体が無水無機担体であることが好ましい。
【0028】
本発明の好ましい実施の形態によれば、担体は無水シリカである。
【0029】
適切な還元剤の例としては、ヒドロカルビルアルミニウム化合物およびヒドロカルビルホウ素化合物が挙げられる。
【0030】
適切なヒドロカルビルアルミニウム化合物は、例えば、トリヒドロカルビルアルミニウム化合物、ヒドロカルビルアルミニウムハライド、ヒドロカルビルアルミニウムヒドロカルビルオキシドおよび/またはヒドロカルビルアルミニウムヒドリドである。ヒドロカルビル基は、例えば、1から14の炭素原子、例えば、(C1−C14)アルキル基、アラルキル基、アリール基、アルカリル基、脂環式基、または二環式基を含有してよい。ヒドロカルビルアルミニウムハライド中のハロゲンは、塩素、臭素、フッ素およびヨウ素であってよい。適切なヒドロカルビルアルミニウム化合物の例は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、トリドデシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジブチルアルミニウムクロライド、ジブチルアルミニウムブロミド、ジブチルアルミニウムヨージド、ジブチルアルミニウムフルオライド、ジヘキシルアルミニウムクロライド、メチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジブロミド、ブチルアルミニウムジクロライド、ペンチルアルミニウムジクロライド、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒドリド、ジヘキシルアルミニウムヒドリド、メチルアルミニウムジヒドリド、エチルアルミニウムジヒドリド、ブチルアルミニウムジヒドリドおよび/またはペンチルアルミニウムジヒドリドである。
【0031】
適切なヒドロカルビルホウ素化合物は、一般化学式BR3を有し、ここで、Rは、例えば、1から14の炭素原子を有するヒドロカルビル基であってよい。適切な例としては、トリメチルボラン、トリエチルボラン、トリイソブチルボラン、およびトリブチルボランが挙げられる。
【0032】
本発明の好ましい実施の形態によれば、還元剤はヒドロカルビルアルミニウムヒドロカルビルオキシドである(これらの化合物は、「アルキルアルミニウムアルコキシド」とも示される)。
【0033】
アルキルアルミニウムアルコキシドは、一般化学式RnAl(OR)3-nを有する化合物であって、ここで、nは1から2の整数であり、Rはヒドロカルビル基であってよい。このヒドロカルビル基は、例えば、1から14の炭素原子を有する。そのヒドロカルビル基は、アルキル基、アラルキル基、アリール基、アルカリル基、脂環式基または二環式基であってよい。その例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、シクロヘキシルメチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ベンジル、ピニル、ピニルメチル、フェネチル、p−メチルベンジル、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル、エチルフェニル、メチルナフチル、ジメチルナフチル、ノルボリニルおよび/またはノルボルニルメチルである。
【0034】
ヘテロ原子を介して互いに連結された2つ以上のAl原子を含有する化合物およびAl原子がSO4やSO3などの基を介して連結されているアルミニウムアルキル化合物も適している。このアルミニウムアルキル化合物は、Al−アルキルハライドとの混合物に用いてもよい。
【0035】
本発明のさらに好ましい実施の形態によれば、アルキルアルミニウムアルコキシドはジエチルアルミニウムエトキシドである。
【0036】
担体上へのシリルクロメートの付着および/または付着されたシリルクロメートの還元は、例えば、イソペンタンなどの炭化水素溶媒中で行われることが好ましい。
【0037】
本発明の好ましい実施の形態によれば、本発明の触媒は、エチレンの単独重合と共重合に使用される。この触媒は、HDPEの製造に適用するのに非常に適している。重合は、例えば、気相技術、スラリー容器技術、スラリーループ技術により行うことができる。得られたポリマーは、例えば、フイルム用途やパイプ用途に使用できる。
【実施例】
【0038】
本発明を以下の非限定的実施例を参照して説明する。
【0039】
実施例I
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した530gのシリカ(イネオス社のES70)を、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、18.5gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、2100gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を5時間に亘り60℃で撹拌し、次いで、13.7mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを60℃で1時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を75℃まで上昇させた。加熱は5時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0040】
実施例II
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した530gのES70シリカを、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、18.7gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、2100gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を5時間に亘り60℃で撹拌し、次いで、13.7mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを60℃で1時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を80℃まで上昇させた。加熱は5時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0041】
実施例III
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した455gのES70シリカを、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、15.9gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、1800gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を5時間に亘り60℃で撹拌し、次いで、11.6mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを60℃で1時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を85℃まで上昇させた。加熱は5時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0042】
比較例A
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した550gのES70シリカを、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、16.6gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、2200gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を10時間に亘り45℃で撹拌し、次いで、12.2mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを45℃で2時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を75℃まで上昇させた。加熱は10時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0043】
比較例B
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した570gのES70シリカを、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、19.9gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、2300gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を5時間に亘り55℃で撹拌し、次いで、14.5mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを55℃で1時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を75℃まで上昇させた。加熱は9時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0044】
比較例C
窒素雰囲気下において4時間に亘り600℃で脱水した525gのES70シリカを、空気と水分を実質的に含まない反応装置に加えた。これに、18.3gのビス−トリフェニルシリルクロメートを加え、続いて、2100gのイソペンタンを加えた。この反応混合物を5時間に亘り60℃で撹拌し、次いで、13.3mlの純ジエチルアルミニウムエトキシドを加えた。このスラリーを60℃で1時間に亘り撹拌し、その後、反応装置のベントを開いてイソペンタンを除去すると同時に、温度を75℃まで上昇させた。加熱は9時間に亘り続けた。次いで、反応装置を室温まで冷却し、生成物をサンプルシリンダに排出した。
【0045】
表1には、付着、還元および乾燥の時間と温度の概要が与えられている。Si:Alの比は一定である。
【表1】

【0046】
実施例I〜IIIおよび比較例A〜Cによる触媒を、8〜9dg/分のフローインデックスおよび952〜954kg/m3の密度を有する高密度ポリエチレン(HDPE)を製造するために、106℃の温度で気相法に用いた。
【表2】

【0047】
表2は、本発明によるプロセスにより得られた触媒I〜IIIを使用することによって、生産性が著しく改善されることを示している。
【0048】
実施例I〜IIIは、乾燥時間を減少させると、生産性が著しく増加することを示している。
【0049】
得られたポリマーを安定剤パッケージとブレンドし、110rpmの固定スクリュー速度、122から137バールに及ぶ溶融物圧力、および550から700rpmに及ぶカッター速度でZSK−58押出機を用いてペレット化した。そのペレットのゲル透過クロマトグラフィー(GPC)分析の結果が表2に要約されている。
【0050】
次いで、ペレット化されたサンプルを用いて、10mm厚のフイルムを製造するために、Kiefelライン、100kg/時の固定出力、89〜90rpmのスクリュー速度、88〜94のアンペア数および104〜120mmのフロストライン高さを用いて、インフレートフイルムを製造した。
【0051】
分子量分布(MWD)がわずかに狭いが、本発明によるプロセスにより得られた触媒によって得られた生成物は、フイルムのブローイング中に優れたバブル安定性を示した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリルクロメート触媒の調製プロセスであって、
1. 6時間未満の付着時間中に少なくとも55℃の付着温度で担体にシリルクロメートを付着させる工程、
2. 1.5時間未満の還元時間中に少なくとも15℃の還元温度で還元剤の添加により、付着したシリルクロメートを還元する工程、および
3. 8時間未満の乾燥時間中に少なくとも25℃の温度で、還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程、
を有してなるプロセス。
【請求項2】
前記担体上にシリルクロメートを付着させる工程を、少なくとも60℃の付着温度で行うことを特徴とする請求項1記載のプロセス。
【請求項3】
前記担体上にシリルクロメートを付着させる工程を、5時間未満の付着時間中に行うことを特徴とする請求項1または2記載のプロセス。
【請求項4】
前記還元剤の添加により付着されたシリルクロメートを還元する工程を、少なくとも55℃の還元温度で行うことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のプロセス。
【請求項5】
前記還元剤の添加により付着されたシリルクロメートを還元する工程を、1時間未満の還元時間中に行うことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のプロセス。
【請求項6】
前記還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程を、少なくとも75℃の温度で行うことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のプロセス。
【請求項7】
前記還元されたシリルクロメートを乾燥させる工程を、5時間未満の乾燥時間中に行うことを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載のプロセス。
【請求項8】
前記付着温度、前記還元温度、および前記乾燥温度が100℃未満であることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載のプロセス。
【請求項9】
前記シリルクロメートが、ビス−トリフェニルシリルクロメート、ビス−トリトリルシリルクロメート、ビス−トリキシリルシリルクロメート、ビス−トリナフチルシリルクロメート、ビス−トリエチルフェニルシリルクロメート、ビス−トリメチルナフチルシリルクロメートおよび/またはビス−アダマンチルクロメートであることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載のプロセス。
【請求項10】
前記担体が、シリカ、無水シリカ、アルミナ、リン酸アルミニウムおよび/または修飾シリカであることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載のプロセス。
【請求項11】
前記還元剤が、トリヒドロカルビルアルミニウム化合物、ヒドロカルビルアルミニウムハライド、ヒドロカルビルアルミニウムヒドロカルビルオキシドおよび/またはヒドロカルビルアルミニウムヒドリドであることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載のプロセス。
【請求項12】
エチレンホモポリマーまたはコポリマーの製造プロセスであって、前記ポリマーの重合を、請求項1から11いずれか1項記載のプロセスによって得られたシリルクロメート触媒の存在下で行うことを特徴とするプロセス。

【公表番号】特表2009−531484(P2009−531484A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501949(P2009−501949)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際出願番号】PCT/EP2007/002775
【国際公開番号】WO2007/112919
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(502132128)サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション (109)
【Fターム(参考)】