説明

シンクロナイズ調光方法およびその装置

【課題】シンクロナイズ調光方法およびその装置を提供する。
【解決手段】本発明、複数のLEDランプ3の上に光センサー4と制御ユニット2を配置し、単一の電源スイッチ1の開放を経由し、前述の制御ユニット2が、それぞれ光センサー4の検出した環境輝度に根拠し、自動方式によりLEDランプ3の発光輝度を調整し、且つ手動を経由して電源スイッチ1を切り替え、更に前述の制御ユニット2を経由し、同期方式にて前述のLEDランプ3の発光輝度または色温度を次第に調整することを含むことを特徴とする。これにより、設置および使用上の便利性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンクロナイズ調光方法およびその装置に係り、特に複数のLEDランプを開放した後に直ちに発光輝度の自動調整を行い且つ手動にて発光輝度または色温度を同期に調整できる方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
目前にLEDランプの大部分が、灯管、電球と灯板の形態に製成され、且つ広汎に室内照明の上に運用されている。その他に目前に市面上に、既にLEDランプの漸進調光方法およびその装置、例えば、シリコン制御調光、信号線連続制御調光(DALI)及び無線遠隔操作調光が存在し、これにより、完全に明るい状態にある必要がない空間の照明を使用することで省エネルギーの目的を達成できる。
【0003】
但し、前述の調光方式は、何れもコントローラーまたは受領・発送装置および接続制御の配線施工を付け加える必要があることにより、多灯同期調光の目的を達成できる。然しながら、設置施工の妨害および高いコストの問題が、ユーザーの意欲を大幅に低減して調光・省エネルギー製品が普及しにくい最大の原因となり、著しく改善する余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明の目的は、点灯後に直ちに自動調整発光輝度を知的且つ連続的に行い且つ随意に手動にて同期漸進調整発光輝度または色温度を行うことができるシンクロナイズ調光方法およびその装置を提供することにある。これにより、前述の従来技術中の問題を克服し、ひいては調光の普及化を達成でき、且つ省エネルギーの環境保護の訴えを達成できる。その他に、本発明の方法によれば、灯具の元の線路および設備を利用して実施でき、連続制御信号線を付け加える必要がなく、多灯同期調整制御を達成でき、ひいては設置および使用上の便利性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、一つ又は複数の灯源に対し、調光または色温度調整を同期に行い、各灯源の同期が各灯源の交流電源周波数またはサイクルを、同期計時の基準とする、シンクロナイズ調光方法であって、第1類の操作を設定し、少なくとも一つの電源スイッチが設定の時間段内にN回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の不連続な切替を、第1類の操作の設定と称し、その中でも、Nが設定の整数となること;制御ユニットを使用し、該電源スイッチが前述の第1類の操作に合致するかどうかを、検出すること;該第1類の操作と判断する時に、該制御ユニットは、複数のLEDランプの少なくとも一つの特徴が“起動”または“停止”の操作を行なうように同期に制御し、即ち動作状態にあれば、停止させ、停止状態にあれば、起動させ、該少なくとも一つの特徴が主として輝度または色温度であること;を含むことを特徴とする、シンクロナイズ調光方法である。
【0007】
また、本発明は、一つまたは複数のLEDランプ、一つまたは一つ以上の光センサー、少なくとも一つの制御ユニットと少なくとも一つの電源スイッチを含む、シンクロナイズ調光装置であって、光センサーは該LEDランプの上または近縁に配置され、制御ユニットは前述のLEDランプと光センサーを電気的に接続し、電源スイッチは前述の制御ユニットと電源との間を電気的に接続し、該電源スイッチを開放することにより、前述の制御ユニットがそれぞれ該光センサーの検出した環境輝度に根拠し、自動方式にて該LEDランプの発光輝度を調整し、設定の時間段内に、該電源スイッチの予め設定した回数の切替を経由し、前述の制御ユニットの寄与により、手動方式にて前述のLEDランプの発光輝度または色温度を同期に調整し、或いは自動方式により該LEDランプの発光輝度を調整するように回復し、前述の設定の時間段内に該電源スイッチを切り替えて予め設定した回数に合致するのは、該時間段内に該電源スイッチを切り替えて予め設定した回数に合致し、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈することを、指し、更に前述のLEDランプが給電の交流電源の周波数またはサイクルを、調光速さの同期参考根拠として利用し、該制御ユニットは、該電源スイッチが設定の時間段内に切り替えて予め設定した回数に合致することを、検出しない時に、該制御ユニットのカウンターが零に戻り、且つ該カウンターの累積・計数を停止し、更に該設定の時間段内に該電源スイッチが切り替えて予め設定した回数に合致し且つ該時間段の前後の切替動作と該時間段内の切替が不連続を呈する時に、該カウンターが全ての交流電源の周波数またはサイクル信号の累積計数を行い始め、累積計数が予め設定した計数値に達する時に、単一段階の発光輝度または色温度を調整し、且つ該カウンターが零に戻り、再び予め設定した該計数値まで計数・累積する時に、更に単一段階の発光輝度または色温度を調整し、このように前述の動作を絶えずに繰り返し、発光輝度または色温度が既に最明、最暗、最高、最低まで達し或いは該制御ユニットが停止コマンドを出す時に、該カウンターが零に戻り且つ累積計数を停止することを特徴とする、シンクロナイズ調光装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、互いに従来の技術と比較すると、下記の利点を有する。
1)点灯後に、直ちに知能自動調整発光輝度を行ってもよく、且つ手動にて同期漸進調整発光輝度または色温度を行ってもよく、そして設置および使用上の便利性と快適性を改善し、同時にエネルギーを節約することができる。
2)単一の電源スイッチにより、複数セットのLEDランプを同期に制御できる。従って、操作上では、相当に人性化し、且つその中の如何なるセットのLEDランプが損害する時に、他のLEDランプの調整・制御が影響を受け入れることはない。
3)各LEDランプが所在位置の環境輝度に根拠してそれぞれ発光輝度を調整でき、そして各箇所の光線輝度を一致に達するように調整できる。従って、同じ空間の沢山の位置に、適当な照度を調整できる。
4)信号配線および装置を付け加えない状況下では、複数のLEDランプの輝度と色温度を同期に調整するように精確に達成できる。
5)制御装置または信号配線を付け加える必要がなく、更に施工する必要もないので、市販の元の調光機能なしの電球、灯管または灯具を直接に取り替えてもよい。従って、省エネルギー・炭素減らしの目的をより容易に普及・達成できる。
6)ユーザーの趣味・必要に根拠して適当な色温度を便利に調整でき、同時に好ましい色温度状態下にも、LEDランプの発光輝度を調整でき、便利性以外に、光照らし品質を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の方法の実施例1のブロック・フローチャートである。
【図2】本発明の方法の実施例2のブロック・フローチャートである。
【図3】本発明の方法の実施例3のブロック・フローチャートである。
【図4】本発明の装置のより好ましい実施例の配置のブロック模式図である。
【図5】本発明の或る電球型LEDランプの斜視図である。
【図6】本発明の或るダウンライト型LEDランプの斜視図である。
【図7】本発明の直管型LEDランプの斜視図である。
【図8】本発明の他のダウンライト型LEDランプの斜視図である。
【図9】本発明の更なる他のダウンライト型LEDランプの斜視図である。
【図10】本発明の他の電球型LEDランプの斜視図である。
【図11】図10の付加実施態様の正面図である。
【図12】図10のA−A断面図である。
【図13】図6のある付加実施態様の断面図である。
【図14】図6の他の付加実施態様の断面図である。
【図15】図7のある付加実施態様の局部斜視図である。
【図16】図7の他の付加実施態様の局部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1には、本発明のブロック・フローチャートを示し、且つ図4に対応して本発明のシンクロナイズ調光方法を説明し、下記の実施ステップを含む。
【0012】
本発明は、シンクロナイズ調光方法に関するもので、一つまたは複数の灯源(図4中の符号30、30a、30bと30cを参照)に対して同期漸進調光または色温度調整を行う。該色温度の高低の調整が少なくとも一つの高色温度の光源と一つの低色温度の光源を含み、制御ユニット2により、それぞれ少なくとも2セットの光源の個別の出力の高低を制御し、即ちLEDランプ3全体の発光の色温度の高低を変更できる。本発明中に、各灯源の同期が各灯源の交流電源の周波数またはサイクルを、同期計時の基準としてもよい。
【0013】
図4を参照されたい。該制御ユニット2の中に、第1類の操作を設定し、少なくとも一つの電源スイッチが設定の時間段内にN回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈し、その中でも、Nが設定の整数であることを、指す。その中でも、連続というのは、2回を切り替える間の間隔が既に予定した時間の間隔より小さくなることを定義できる。例えば、3秒間内に該電源スイッチに対して3回の切替動作を行い、且つ各切替操作の間の間隔(切替動作時間を含む)が1.5秒間を超えない。従って、3秒間内に該電源スイッチが前述の定義に合致する操作(3回の切替)を有し、且つこの3回の切替に隣り合う他回の切替と該3回の切替との時間の間隔が何れも1.5秒間より大きくなる時に、つまり制御ユニット2は、この他回の切替と該3回の切替が不連続の切替に属すると認定できる。従って、該3回の切替が前述の定義する第1類の操作に合致する。
【0014】
その他に、該制御ユニット2の中に、また第2類の操作を一つ設定し、第2類の操作の設定というのは、少なくとも一つの電源スイッチが設定の時間段内にM回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈し、その中でも、Mが設定の整数で且つNに等しくないことを、指す。
【0015】
下記の叙述に本発明の操作を下記のように説明し、且つ図1と図4を参照する。先ず一つの電源スイッチ1を開放し(ステップ101)、制御ユニット2が自動調光モードに入ってLEDランプ3を駆動し(ステップ102)、該制御ユニット2の自動調光モードが、予め設定した複数のセットの発光輝度パラメーターを有し、前述の発光輝度パラメーターが、LEDランプ3を開放しない前の環境輝度と予め設定した理想発光輝度との間の輝度ギャップ値を指す。
【0016】
図4を参照する。制御ユニット2が光センサー4の検出した環境照度に根拠して1セットの発光輝度パラメーターと照合し、そして該セットの発光輝度パラメーターに根拠してLEDランプ3の発光輝度を自動的に調整し、前述の制御ユニット2、LEDランプ3と光センサー4が一つの調光灯セット30をモジュール化してなり、本実施例の中に、前述の制御ユニット2、LEDランプ3と光センサー4が、複数個を成して実施でき、且つ制御ユニット2の数がLEDランプ3に等しくなり、従って、前述の制御ユニット2、LEDランプ3と光センサー4が、複数の調光灯セット30、30a、30b、30cを構成でき、そしてそれぞれ前述の単一個の電源スイッチ1を受け入れて給電・駆動する。
【0017】
該制御ユニット2は、積分または平均値の採取方法を使用し、連続緩慢変更の方式により、前述のLEDランプ3の発光輝度を自動的に調整でき、光センサー4が外部の物事(例えば人影、光線の揺動)の妨害を受けて制御ユニット2が明るくなったり暗くなったりしてLEDランプ3の発光輝度を調整する恐れを、及ぼさないように避けてもよいが、ユーザーの不快感を及ぼさないように避けるためである。
【0018】
図1を参照する。該電源スイッチが切り替える時に、制御ユニットは、該電源スイッチが前述の第1類の操作に合致するかどうかを、検出するように用いられる(ステップ103)。該制御ユニットは、該項目の切替が該第1類の操作ではないと判断する時に、つまり流れがステップ102に戻る。
【0019】
該制御ユニットは、該項目の切替が該第1類の操作であると判断する時に、つまり該制御ユニットは、複数のLEDランプの少なくとも一つの特徴が“起動”または“停止”の操作を行なうように制御する(ステップ104)。即ち動作状態にあれば、停止させ、停止状態にあれば、起動させる。前述の操作を完成した後に、流れがステップ103に戻る。本発明の中に、該少なくとも一つの特徴が主として輝度または色温度である。
【0020】
本発明の中に、少なくとも一つの特徴が、該複数のLEDランプの発光輝度の同期変更を指し、該複数のLEDランプが発光輝度の同期変更状態にある時にしたら、発光輝度の同期変更を停止するが、該複数のLEDランプが発光輝度の同期変更を行わない時にしたら、発光輝度の同期変更を起動する。
【0021】
他の実施例の中に、少なくとも一つの特徴が、該複数のLEDランプの色温度の同期変更を指し、該複数のLEDランプが色温度の同期変更状態にある時にしたら、色温度の同期変更を停止するが、該複数のLEDランプが色温度の同期変更を行わない時にしたら、色温度度の同期変更を起動する。
【0022】
図2を参照する。その中でも、本発明の他の実施例を表示する。本実施例の中に、前述の説明の第1類の操作以外に、該制御ユニットは、更に該電源スイッチが前述の第2類の操作に合致するかどうかを検出する(ステップ201)。該制御ユニットは、該項目の切替が第2類の操作ではないと判断する時に、流れがステップ102に戻る。該第2類の操作と判断する時に、該制御ユニットは、一つまたは複数のLEDランプの少なくとも一つの特徴が“逆方向”の操作を行なうように制御し(ステップ202)、即ち明から暗に調光し或いは色温度が高から低に調整する状態時にしたら、暗から明または低から高に変更する状態へ変更し、逆もまた同じである。前述の操作を完成した後に、流れがステップ103に戻る。
【0023】
第2類の操作の中に、少なくとも一つの特徴が、該複数のLEDランプの発光輝度の同期変更であってもよいが、即ち該複数のLEDランプは、発光輝度が明から暗に変更する状態時にしたら、つまり暗から明の状態へ変更し、逆もまた同じである。本発明の第2類の操作の中に、少なくとも一つの特徴が、該複数のLEDランプの色温度調整方向の同期変更を指してもよい。即ち、該複数のLEDランプは、色温度が高から低に変更する状態時にしたら、つまり低から高の状態へ変更し、逆もまた同じである。
【0024】
図3を参照する。その中でも、本発明の他の実施例を説明し、本実施例が図1に示す実施例1の操作を延伸し、但し、実施例1の中に、特徴の一つが色温度を指し、該システムが色温度調整モードの下にあるかどうかを判断する以外に、本発明が他の特徴を更に含み、輝度の調整となる。
【0025】
全体的な操作方式は、前述の第1類の操作中に、先ず色温度調整モードにあるかどうかを判断するが(ステップ300)、該色温度調整モードにあれば、該制御ユニットは、複数のLEDランプの色温度調整を制御して“起動”または“停止”の操作を行ない、その方式が前述の説明と同じである(ステップ310)。該複数のLEDランプが色温度同期変更状態時にしたら、色温度の同期変更を停止し、該複数のLEDランプが色温度同期変更を行わない状態時にしたら、色温度の同期変更を起動する。
【0026】
該複数のLEDランプが色温度調整モードでない時かつ該複数のLEDランプの元の発光輝度が同期に状態を変更する時に、発光輝度の同期変更を停止するが(ステップ311)、該複数のLEDランプの元の発光輝度が同期に変更しない時にしたら、発光輝度の同期変更を起動する(ステップ312)。
【0027】
本実施例の中に、第2類の操作を更に設定し、第2類の操作の設定というのは、一つの電源スイッチが設定の時間段内にM回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈し、その中でも、Mが設定の整数で且つNに等しくないことを、指す。該電源スイッチの切替が該第2類の操作であると判断する時に(ステップ320)、該複数のLEDランプが色温度調整モードにあるかどうかを判断する(ステップ321)。該複数のLEDランプが色温度調整モードにあれば、色温度調整モードから退出し(ステップ322)、逆に該複数のLEDランプが該色温度調整モードでなければ、LEDランプが発光輝度の変更を既に停止するかどうかを判断する(ステップ323)。輝度の調整が既に停止すれば、色温度調整モードへ入る(ステップ324)。該複数のLEDランプが該色温度調整モードではなく、但し丁度調光中にあれば、発光輝度の変更方向を反転し(ステップ325)、即ち調光中に該複数のLEDランプが明から暗に変更する状態にしたら、つまり暗から明に変更する状態へ変化し、逆もまた同じである。
【0028】
その中でも、前述のLEDランプは、最明、最暗、前回の消灯時の輝度状態から、輝度を変更し始め、或いは最高の色温度、最低の色温度、前回の消灯時の色温度状態から、色温度を変更し始める。このようにしたら、数多くのランプで且つ信号線なしの接続制御の状況下では、前述のLEDランプ3の調光開始点が一致に達する。
【0029】
該LEDランプは、給電の交流電源の周波数またはサイクルを、調光速さの同期計時基準として利用し、該制御ユニットは、該電源スイッチの切替回数が前述の定義する第1類および第2類操作ではないことを検出する時に、該制御ユニットのカウンターが零に戻り、且つ該カウンターの累積計数を停止し、更に該電源スイッチの切替回数が前述の定義する第1類と第2類操作に合致する時に、該カウンターが交流電源の周波数またはサイクルに根拠して累積計数を行い始め、累積計数が予め設定した計数値に達する時に、単一段階の発光輝度または色温度を調整し、且つ該カウンターが零に戻り、再び予め設定した該計数値まで計数・累積する時に、更に単一段階の発光輝度または色温度を調整し、このように前述の動作を絶えずに繰り返し、発光輝度または色温度が既に最明、最暗、最高、最低まで達し或いは該制御ユニットが停止コマンドを出す時に、該カウンターが零に戻り且つ累積計数を停止する。
【0030】
前述により、単一個の電源スイッチ1を利用して前述の調光灯セット30、30a、30b、30cを同期に制御でき、その中でも、如何なる調光灯セットの制御ユニット2又はLEDランプ3が損害する時に、他の調光灯セットの制御ユニット2とLEDランプ3が影響を受けず、且つ各調光灯セットのLEDランプ3が、それぞれその制御ユニット2の調光を受け入れてもよい。
【0031】
図4を参照して示すように、本発明のシンクロナイズ調光装置のより好ましい実施例の配置のブロック模式図を掲示し、本発明の装置が、複数のLEDランプ3、一つまたは一つ以上の光センサー4、少なくとも一つの制御ユニット2と一つの電源スイッチ1を含むことを、説明する。その中でも、前述の光センサー4が、それぞれ該各LEDランプ3の上または近縁に配置される。
【0032】
該LEDランプ3が、互いに連通するキャビネット32と透光セード33(図5に示すように)を有し、該LEDが透光セード33の内に位置し、且つ光センサー4が透光セード33の内に位置する。
【0033】
該キャビネット32の内にLEDの駆動ユニット31を一つ有し、そしてLEDを電気的に接続し、該制御ユニット2が検出回路とロジック回路を含んでなり、且つ制御ユニット2が実際に駆動ユニット31の内にモジュール化してもよい。そして制御ユニット2がLEDランプ3と光センサー4を電気的に接続し、前述の制御ユニット2、LEDランプ3と光センサー4が、複数の調光灯セット30、30a、30b、30cを構成できる。
【0034】
該電源スイッチ1が元の電源回路を利用して前述の制御ユニット2と交流電源との間を電気的に接続できる。
【0035】
このようにしたら、電源スイッチ1の開放および前述の定義する第1類と第2類操作を経由して前述の調光灯セット30、30a、30b、30cの制御ユニット2及び光センサー4を同期に駆動でき、ひいては前述の調光灯セット30、30a、30b、30cのLEDランプ3を同期に制御し、その残りの実施方式が前述の実施例と同じである。
【0036】
前述の寄与により、該制御ユニット2が、光センサー4の検出した光線輝度に根拠してLEDランプ3の発光輝度を自動的に調整でき、且つ随時に電源スイッチ1を経由して手動にてLEDランプ3の発光輝度を調整できる。
【0037】
以下に、ひいては本発明の調光装置の具体的な実施方式を説明する。
【0038】
実施時に、該LEDランプ3、3aが電球またはダウンライト形態(図5と図6に示すように)であってもよい。更に透光セード33、33aの上には、下向きに向かう位置決め孔35、35aを設けてなり、該光センサー4が位置決め孔35、35aの内に設けられる。
【0039】
実施時に、該LEDランプ3bも直管形態(図7に示すように)であってもよい。且つLEDランプ3bの単一側のキャビネット32bの上には、下向きに向かう位置決め孔35bを設けてなり、該光センサー4が位置決め孔35bの内に設けられる。
【0040】
実施時に、該LEDランプ3c、3dが、円形、矩形または他の形状を呈する灯枠34c、34dの内に嵌設され(図8と図9に示すように)、且つ灯枠34c、34dの上には、一つまたは一つ以上の上から下方へ向かう位置決め孔35c、35dを設け、該光センサー4が位置決め孔35c、35dの内に設けられる。
【0041】
実施時に、該LEDランプ3eの放熱キャビネット32eと透光セード33eが接続して電球形態を呈し(図10に示すように)、且つキャビネット32eの外周にも、円環型を呈する枠条5を嵌設できることにより、枠条5が透光セード33eに近接し、該枠条5が弾性を有してもよく、且つ枠条5の上には、LEDランプ3eの透光セード33eの表面に沿ってLEDランプ3eの底部へ延伸する弧形条51を一つ設け、該光センサー4を弧形条51の底端に設けてそしてLEDランプ3eの底部に位置し、このようにしたら、構造を簡略化し且つ設置に寄与するためである。或いは該枠条5aもC字型を呈してもよい(図11に示すように)。
【0042】
この他に、該弧形条51の頂端も、軸接方式により枠条5、5aの上に設置でき、或いは該弧形条51も、弾性を有してもよく、使用時に、先ず弧形条51の底端の弾性を調整して枠条5、5aの外側へ揺動できることにより、枠条5、5aが上から下へ又は両側から軸心方向へキャビネット32eの外周に嵌設されるためである。
【0043】
該キャビネット32eの両側には、それぞれ互いに対称する二つの穿孔または凹部36e(図12に示すように)を形成し、該枠条5の内壁に、互いに対称する二つの凸部52を形成し、枠条5が上から下へキャビネット32eの外周に嵌設される時に、そして前述の凸部52がそれぞれ穿孔36eの内に係合されることにより、枠条5をキャビネット32eの外周に位置決めする。該穿孔36eがキャビネット32eの内部に連通し、光センサー4へ供給できる電源と信号線が、穿孔または凹部36eを経由してキャビネット32eの内部に入り、そして制御ユニット2を接続する。
【0044】
実施時に、該光センサー4aも、位置決め孔35a内(図13に示すように)に内縮でき、且つ位置決め孔35aの上に、半分の透光ステッカー6を貼り付けてもよく、そしてステッカー6が光センサー4aの近縁に位置し、光センサー4aを照射する一部分の光線を遮断でき、これにより、光センサー4aが感光を受け入れる上の光照らし強度を、調節する。
【0045】
実施時に、該位置決め孔35aの上にも、外部の環境光線を開放・閉鎖して位置決め孔35aを経由して光センサー4aを照射する遮光素子7(図14と図15に示すように)を、一つ活動的に配置できることにより、遮光素子7が光センサー4aの近縁に位置し、且つ遮光素子7の上に、位置決め孔35aと光センサー4aに対応できる窓口71を、一つ有する。本発明の中に、遮光素子7、7aを回転可能的に設置できる。前述の遮光素子7の位置の調整を経由し、ひいては光センサー4aが窓口を経由して外部に開放する開放量を、制御する。
【0046】
実施時に、該遮光素子7aも、スリーブ形態(図16に示すように)を呈してもよく、且つ遮光素子7aが、直管形態を呈するLEDランプ3bの単一側のキャビネット32bの上に嵌設され、且つキャビネット32bの位置決め孔35bの上に遮蔽でき、遮光素子7aの回転を経由して窓口72aと位置決め孔35bとの間の相対的な位置を調整し、ひいては光センサー4が位置決め孔35bと窓口72aを経由して外部に開放する開放量を、制御する。これにより、センサー4を照射する一部分の光線を遮蔽する。
【0047】
実施時に、前述の窓口71a、72aが、円形、狭長形または三角形を呈してもよい。
【0048】
上記内容は、本発明に対してより好ましい実施例のみで、本発明を限定するために用いられるものではなく、例えば、他の本発明の掲示する精神をまだ逸脱しない下で完成された等価な修飾または置換えが、何れも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0049】
1:電源スイッチ
2:制御ユニット
3、3a、3b、3c、3d、3e:LEDランプ
4、4a、4b:光センサー
5、5a:枠条
6:ステッカー
7、7a、7b:遮光素子
21:カウンター
30、30a、30b、30c:調光灯セット
31:駆動ユニット
32、32b、32e:キャビネット
33、33a、33e:透光セード
34c、34d:灯枠
35、35a、35b、35c、35d:位置決め孔
36e:穿孔または凹部
51:弧形条
52:凸部
70:プラグパイプ
71、71a、72a:窓口
72:貫通口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つ又は複数の灯源に対し、調光または色温度調整を同期に行い、各灯源の同期が各灯源の交流電源周波数またはサイクルを、同期計時の基準とする、シンクロナイズ調光方法であって、
第1類の操作を設定し、少なくとも一つの電源スイッチが設定の時間段内にN回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の不連続な切替を、第1類の操作の設定と称し、その中、Nが設定の整数となること、
制御ユニットを使用し、該電源スイッチが前述の第1類の操作に合致するかどうかを、検出すること、
該第1類の操作と判断する時に、該制御ユニットは、複数のLEDランプの少なくとも一つの特徴が“起動”または“停止”の操作を行なうように同期に制御し、即ち動作状態にあれば、停止させ、停止状態にあれば、起動させ、該少なくとも一つの特徴が主として輝度または色温度であることを、含むことを特徴とする、シンクロナイズ調光方法。
【請求項2】
該複数のLEDランプが発光輝度または色温度の同期変更状態にある時に、発光輝度または色温度の同期変更を停止し、該複数のLEDランプの発光輝度または色温度が同期に変更しない時にしたら、発光輝度または色温度の同期変更を起動することを特徴とする、請求項1に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項3】
第2類の操作を設定し、第2類の操作の設定というのは、少なくとも一つの電源スイッチが設定の時間段内にM回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈し、その中でも、Mが設定の整数で且つNに等しくないことを、指し、制御ユニットを使用し、該電源スイッチが前述の第2類の操作に合致するかどうかを検出し、該第2類の操作と判断する時に、該制御ユニットは、一つまたは複数のLEDランプの少なくとも一つの特徴が“逆方向”の操作を行なうように制御し、即ち明から暗に調光し或いは色温度が高から低に調整する状態時にしたら、暗から明または低から高に変更する状態へ変更し、逆もまた同じであることを特徴とする、請求項1に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項4】
該少なくとも一つの特徴は、該複数のLEDランプの発光輝度または色温度の同期漸進変更を指し、即ち該複数のLEDランプは、発光輝度が明から暗に変更する状態時にしたら、暗から明の状態へ変更し、或いは該複数のLEDランプは、色温度が高から低に変更する状態時にしたら、低から高の状態へ変更し、逆もまた同じであることを特徴とする、請求項3に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項5】
第2類の操作を更に設定し、第2類の操作の設定というのは、一つの電源スイッチが設定の時間段内にM回を切り替え、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈し、その中でも、Mが設定の整数で且つNに等しくないことを、指し、該第2類の操作と判断する時に、該複数のLEDランプが色温度調整モードであれば、色温度調整モードから退出し、逆に該複数のLEDランプが該色温度調整モードではなく且つ輝度の調整が既に停止すれば、色温度調整モードへ入り、該複数のLEDランプが該色温度調整モードではなく但し調光中にあれば、発光輝度の変更する方向を反転し、即ち調光中に該複数のLEDランプが明から暗に変更する状態にしたら、暗から明に変更する状態へ変化し、逆もまた同じであることを特徴とする、請求項2に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項6】
該LEDランプは、給電の交流電源の周波数またはサイクルを、調光速度の同期計時基準として利用し、該制御ユニットは、該電源スイッチの切替回数が前述の定義する第1類と第2類の操作ではないことを検出する時に、該制御ユニットのカウンターが零に戻り、且つ該カウンターの累積計数を停止し、更に該電源スイッチの切替回数が前述の定義する第1類と第2類の操作に合致する時に、該カウンターが交流電源の周波数またはサイクルに根拠して累積計数を行い始め、累積計数が予め設定した計数値に達する時に、単一段階の発光輝度または色温度を調整し、且つ該カウンターが零に戻り、再び予め設定した該計数値まで計数・累積する時に、更に単一段階の発光輝度または色温度を調整し、このように前述の動作を絶えずに繰り返し、発光輝度または色温度が既に最明、最暗、最高、最低まで達し或いは該制御ユニットが停止コマンドを出す時に、該カウンターが零に戻り且つ累積計数を停止することを特徴とする、請求項3に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項7】
該電源スイッチの切替回数が前述の定義する第1類と第2の類操作ではない時あるいは該電源スイッチが開放する時に、前述の制御ユニットがそれぞれ該LEDランプを駆動し、該制御ユニットが該LEDランプ上の光センサーの検出した環境輝度に根拠し、該LEDランプの発光輝度を自動的に調整することを特徴とする、請求項3に記載のシンクロナイズ調光方法。
【請求項8】
一つまたは複数のLEDランプ、一つまたは一つ以上の光センサー、少なくとも一つの制御ユニットと少なくとも一つの電源スイッチを含む、シンクロナイズ調光装置であって、
光センサーは該LEDランプの上または近縁に配置され、
制御ユニットは前述のLEDランプと光センサーを電気的に接続し、
電源スイッチは前述の制御ユニットと電源との間を電気的に接続し、
該電源スイッチを開放することにより、前述の制御ユニットがそれぞれ該光センサーの検出した環境輝度に根拠し、自動方式にて該LEDランプの発光輝度を調整し、設定の時間段内に、該電源スイッチの予め設定した回数の切替を経由し、前述の制御ユニットの寄与により、手動方式にて前述のLEDランプの発光輝度または色温度を同期に調整し、或いは自動方式により該LEDランプの発光輝度を調整するように回復し、前述の設定の時間段内に該電源スイッチを切り替えて予め設定した回数に合致するのは、該時間段内に該電源スイッチを切り替えて予め設定した回数に合致し、且つ該時間段の前後の切替動作および該時間段内の切替が不連続の切替を呈することを、指し、
更に前述のLEDランプが給電の交流電源の周波数またはサイクルを、調光速さの同期参考根拠として利用し、該制御ユニットは、該電源スイッチが設定の時間段内に切り替えて予め設定した回数に合致することを、検出しない時に、該制御ユニットのカウンターが零に戻り、且つ該カウンターの累積・計数を停止し、更に該設定の時間段内に該電源スイッチが切り替えて予め設定した回数に合致し且つ該時間段の前後の切替動作と該時間段内の切替が不連続を呈する時に、該カウンターが全ての交流電源の周波数またはサイクル信号の累積計数を行い始め、
累積計数が予め設定した計数値に達する時に、単一段階の発光輝度または色温度を調整し、且つ該カウンターが零に戻り、再び予め設定した該計数値まで計数・累積する時に、更に単一段階の発光輝度または色温度を調整し、このように前述の動作を絶えずに繰り返し、発光輝度または色温度が既に最明、最暗、最高、最低まで達し或いは該制御ユニットが停止コマンドを出す時に、該カウンターが零に戻り且つ累積計数を停止することを特徴とする、シンクロナイズ調光装置。
【請求項9】
該光センサーは、位置決め孔の内に設けられ、該位置決め孔が、該LEDランプの透光セードの中、キャビネットの中または灯枠の中に位置し、或いは直管形態を呈するキャビネットの中に嵌設されることを特徴とする、請求項8に記載のシンクロナイズ調光装置。
【請求項10】
該LEDランプは、キャビネットを一つ有し、該キャビネットの外周に枠条を一つ嵌設し、該枠条の上に、該LEDランプの表面に沿って該LEDランプの底部へ延伸する弧形条を設け、該光センサーを該弧形条の底端に設けてそして該LEDランプの底部に位置し、該枠条が環型またはC字型を呈し、更にその中でも、該弧形条が固定方式または軸接方式により該枠条の上に設置され、且つ光センサーが光センサーにより電気的な接続を達成することを特徴とする、請求項8に記載のシンクロナイズ調光装置。
【請求項11】
該光センサーの近縁には、該光センサーを照射する一部分の光線を遮断するステッカーを設け、或いは該光センサーの近縁には、該光センサーの光線照射を開放・閉鎖できる遮光素子を活動的に配置し、且つその中、該遮光素子は、該光センサーに対応できる窓口を有することを特徴とする、請求項8に記載のシンクロナイズ調光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−26219(P2013−26219A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−144974(P2012−144974)
【出願日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【出願人】(506299364)
【Fターム(参考)】