説明

シート折り畳み接着装置

【課題】感圧接着剤が塗布されたシートを折り畳んで隠蔽葉書等を作成するシート折り畳み接着装置に関し、折り畳まれたシートを確実に縦搬送を行わせることで圧着ローラを垂直状態での配置を可能とし、装置設置面積の縮小化、省スペース化を図る。
【解決手段】感圧接着剤が塗布されたシート33が装置設置面に対して水平状態で供給されて折り畳まれた折り畳みシート33A,33Bを、装置設置面に対して垂直方向に縦搬送空間61Cが形成された縦搬送領域部61内に送りローラ部62、送り押さえローラ63で落とし込み、折り畳みシート33A,33Bを縦方向のままで縦搬送空間61C内に設けられた搬送ベルト64と搬送押さえローラ65A〜65Cとによる挟持状態で当該搬送ベルト64より垂直方向に配置された圧着ローラ26A,26Bに送り出す構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感圧接着剤が塗布されたシートを折り畳んで隠蔽葉書等を作成するシート折り畳み接着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、隠蔽葉書等のような再剥離可能な感圧接着剤で隠蔽情報を形成させた面を圧着させた送付体が多用されている。このような送付体は、所定情報が印刷されて感圧接着剤が塗布されたシートをV折り、Z折り、巻き込み折りなど所定形状で折り畳んだ後、圧着ローラで所定の圧力を加えて接着させることで作製され、これら一連の工程を行う装置が知られている。このような装置は、卓上のものもあって設置面積の縮小化による省スペース化が望まれる。
【0003】
従来、シートを折り畳んで接着する装置として以下の特許文献に示されているものが一般的である。すなわち、特許文献1,2に示されているように、装置設置面に対して水平状態で接着剤が塗布されているシートが送り出され、このシートを折り部により折り畳み、これを水平状態で配置されている圧着ローラを通して接着させるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特公平03−038974号公報
【特許文献2】特許第3464235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の装置は、シート送り出し形態が水平状態であると共に、圧着ローラにおいても水平状態で配置させていることから、折り畳み状態を安定させて折り部から圧着ローラまで搬送できるが、少なくとも圧着ローラの幅(長さ)を確保しておかなければならず、装置全体として装置設置面積を縮小化することが困難である。
【0006】
この場合、折り畳まれたシートを縦搬送させて圧着ローラで圧着させることも考えられるが、接着剤が塗布されたシートは折り畳んでも未だ接着されていないことからカールし易く、安定した縦搬送ができないと共に、圧着でカール部分が折られてしまうこともあって、接着剤が塗布されたシートの縦搬送はできないものとの認識が強くあり、結局は圧着ローラを水平状態で配置せざるを得ず、装置設置面積を縮小させて省スペース化を図ることが困難であるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、折り畳まれたシートを確実に縦搬送を行わせることで圧着ローラを垂直状態での配置を可能とし、装置設置面積の縮小化、省スペース化を図るシート折り畳み接着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明では、感圧接着剤が塗布されたシートを装置設置面に対して水平状態で供給する供給部と、供給された前記シートを折り畳んで折り畳みシートとする折り部と、装置設置面に対して垂直方向に縦搬送空間が形成され、前記折り部より折り畳みシートを受け入れて当該縦方向として搬送する縦搬送部と、前記縦搬送部から縦搬送されてくる前記折り畳みシートを加圧接着して排出するためのもので、装置設置面に対して軸方向垂直に設けられた圧着ローラと、を有し、前記縦搬送部は、前記折り部から受け入れた前記折り畳みシートを前記縦方向の縦搬送空間内に落とし込む送りローラ部と、縦搬送空間の側面に設けられ、前記折り畳みシートを縦方向のまま前記圧着ローラに送り出す搬送部と、前記搬送部と縦搬送空間を挟んで対向配置され、前記折り畳みシートが縦搬送空間の底部に落とし込まれたときに当該折り畳みシートを搬送部側に押し込むべく駆動して当該搬送部との挟持状態で当該搬送部による搬送を補助する押さえローラ部と、を有する構成とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、感圧接着剤が塗布されたシートが装置設置面に対して水平状態で供給されて折り畳まれた折り畳みシートを、装置設置面に対して縦方向に縦搬送空間が形成された縦搬送部内に送りローラ部で落とし込み、折り畳みシートを縦方向のままで縦搬送空間内に設けられた搬送部と押さえローラ部とによる挟持状態で当該搬送部より垂直方向に配置された圧着ローラに送り出す構成とすることにより、縦搬送空間内に落とし込まれた折り畳みシートを搬送部と押さえローラ部とで挟持させることから折り畳まれたシートをカールさせることなく確実に縦搬送させことができることで圧着ローラを装置設置面に対して垂直状態で配置させることができ、ひいては装置設置面積の縮小化、省スペース化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係るシート折り畳み接着装置の概念構成図である。
【図2】図1の縦搬送部の説明図である。
【図3】図1のシート折り畳み接着装置における動作の概念説明図である。
【図4】図3の側断面の動作説明図である。
【図5】図4の正面側の動作説明図(1)である。
【図6】図4の正面側の動作説明図(2)である。
【図7】図1のスタッカ部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図により説明する。なお、本実施形態において各駆動主体及び駆動制御手段は図示を省略してある。
図1に本発明に係るシート折り畳み接着装置の概念構成図を示すと共に、図2に図1の縦搬送部の説明図を示す。なお、図1(B)は図1(A)のA方向からの断面概念図である。図1(A)において、シート折り畳み接着装置11は、シート圧着本体12とスタッカ部13とにより構成される。シート圧着本体12は、図1(B)において、シート供給部21、対象シート生成部22、回収部23、折り部24、縦搬送部25及び圧着ローラ26(26A,26B)により構成される。この場合、圧着ロー路26(26A,26B)は、図面上手前側に設けられるが、奥側を示すために波線で表している。
【0012】
シート供給部21は、シート供給台31及びシート供給ローラ32を備え、シート供給台31上に圧着対象の枚葉のシート33が搭載される。当該シート供給台31は、上下動自在であり、搭載されたシート33群を上方のシート供給ローラ32までに押し上げるように付勢させる機構を備える。当該シート供給ローラ32は、装置設置面に対して水平状態で配置されるもので、当該シート33はシート供給第31より水平状態で供給されることとなる。
【0013】
各シート33は、図示しないが、感圧接着剤がシートの片面又は両面に対して全体又は一部(例えば周縁、縞模様等)に塗布され、また、所定情報が印刷されたものである。なお、感圧接着剤としては、従前のものであって所定圧力を加えることで接着し、剥離可能又は強接着のもので、目的に応じて適宜使用されるものである。なお、ここでは、各シート33は、余白若しくは控え片付き単片用紙、又は、葉書3枚分若しくは4枚分等の面積の単片用紙を対象としている。
【0014】
対象シート生成部22は、用紙送りローラ41及びカッタローラ42を備える。用紙送りローラ41はシート供給部21より供給されたシートをカッタローラ42に導く。カッタローラ42は、この実施形態では、各シート33を葉書4枚分の面積の単片用紙として、中央より2つに裁断してそれぞれを圧着対象のシート(33A,33B)とするものとしている。裁断しない場合には当該カッタローラ42は不要となり、上下の刃の噛み合わせを外すことにより、裁断を行わないことを選択することができる。
【0015】
また、上記余白(端部)若しくは控え片付き単片用紙のシートを対象とする場合には、中央ではなく、当該余白若しくは控え片の部分に対応するラインで裁断する。そして、カッタローラ42で上記余白若しくは控え片を裁断した場合には、切り離された余白片若しくは控え片が回収部23に回収されるものである。
【0016】
折り部24は、従前の機構のものであり、折り羽根51(51A,51B)及び折りローラ群52を備える。この実施形態では、各圧着対象のシート(33A,33B)をV折りして折り畳みシートとする場合として示しており、2つの折り羽根51A,51Bと5つの折りローラで構成される。なお、圧着形態(折り形態)としては、他にZ折りや巻き込み折り等とすることもできる。ただし、V折りやZ折りなどで折り後の折り畳みシートにおける送り方向の長さが異なってくるために、当該長さに応じて当該折りローラ群52の最終ローラと後述の縦搬送部25の受け入れ口との配置距離が設定される。
【0017】
縦搬送部25は、装置設置面に対して垂直方向(縦方向)に縦搬送空間が形成され、折り部25より折り畳みシートを受け入れて当該縦方向として搬送するものとして、縦搬送領域部61、送りローラ62、送り押さえローラ63、搬送部の搬送ベルト64及び搬送押さえローラ65を備える。
【0018】
縦搬送領域部61は縦搬送領域内壁部61Aと縦搬送領域外壁部61Bとにより装置横方向に縦搬送空間61Cを形成させる。当該縦搬送空間61Cの幅(縦搬送領域内壁部61Aと縦搬送領域外壁部61Bとの距離)をカールを最小に矯正するように狭小とすることが望ましい。
【0019】
ここで、図1(B)と共に図2(A)、(B)を参照して、縦搬送領域部61の縦搬送領域内壁部61A側に折り部24からの折り畳みシートの受け入れ部分であって、装置横方向に送りローラ62(図2(A)に示す4つの送りローラ62A〜62D)が配置され、縦搬送空間61Cを挟んで縦搬送領域外壁部61B側に当該送りローラ62に対向して対応の送り押さえローラ63(図2(B)に示す4つの送り押さえローラ63A〜63D)が配置される。当該送りローラ62及び送り押さえローラ63により送りローラ部を構成する。
【0020】
送りローラ62は、折り部24から受け入れた折り畳みシートを縦方向の縦搬送空間61C内に落とし込むもので、例えば、常に駆動状態に回転される。また、送り押さえローラ63は、送りローラ62に対して付勢されて当接状態とさせて送りローラ62の送りを補助する。この送り押さえローラ63は、例えば手動により送りローラ62に当接させないように解除させることもできる。例えば、比較的小さな折り畳みシートの場合には当接させ、大きな折り畳みシートの場合には当接解除とさせるものである。当接解除させる場合には、縦搬送領域部61の上方に折り畳みシートが落とし込まれて底部でバウンドしたときの跳ね返りを規制する規制片を形成してもよい。
【0021】
縦搬送部25の下方における縦搬送空間61Cの側面であって、縦搬送領域内壁部61A側に搬送ベルト64が設けられる。当該搬送ベルト64は、装置横方向を搬送方向として折り畳みシートを縦方向のまま圧着ローラ26(26A,26B)に送り出す縦搬送を行う。
【0022】
また、搬送ベルト64と縦搬送空間61Cを挟んで押さえローラ部を構成する搬送押さえローラ65(図2(B)に示す3つの搬送押さえローラ65A〜65C)が対向配置される。当該搬送押さえローラ65は、折り畳みシートが縦搬送空間61Cの底部に落とし込まれたときに当該折り畳みシートを搬送ベルト64側に押し込むべく駆動して当該搬送ベルト64との挟持状態で当該搬送ベルト64による搬送を補助する役割をなす。この搬送押さえローラ65の駆動機構は図示を省略するが、例えば、ソレノイドにより駆動される(駆動形態は図5、図6で説明する)。
【0023】
縦搬送部25における縦搬送領域内壁部61A側の底部近傍に所定数(ここでは3個)のセンサ66(66A〜66C)が検出部として配置される。このセンサ66は、一つとして縦搬送空間61C内に落とし込まれた折り畳みシートを検知して上記搬送押さえローラ65を駆動させる。また、検知時間計測によって当該折り畳みシートの搬送不備(ジャム)を検出させることもできる。ところで、当該センサ66は、縦搬送部25の底部に設けることは必ずしも必要ではない。例えば、折り部24の出口や、縦搬送部25の上方等に設けてもよい。この場合、検知してから所定時間経過後に搬送押さえローラ65を駆動させることができる。
【0024】
上記圧着ローラ26(26A,26B)は、搬送ベルト64の搬送出口に、装置設置面に対して軸方向垂直に設けられる(図3(C)参照)。当該圧着ローラ26は、縦搬送部25から縦搬送されてくる折り畳みシートを縦方向のままで加圧して接着するためのもので、圧着後は上記スタッカ部13に排出するものである。
【0025】
次に、図3に図1のシート折り畳み接着装置における動作の概念説明図を示すと共に、図4に図3の側断面の動作説明図で、図5及び図6に図4の正面側の動作説明図を示す。なお、図5及び図6は、縦搬送領域部を透かした状態で示したもので、搬送押さえローラ65A〜65Cを実線で示してある場合が駆動状態であり、波線で示してある場合が解放状態(元の位置)である。また、ここでは、シート33を葉書4枚分の面積のものを対象として説明する。
【0026】
まず、図3(A)において、シート供給台31上に搭載されたシート33群は、最上のシート33が供給ローラにより水平状態で供給され、対象シート生成部22の用紙送りローラ41により導き、カッタローラ42により中央で裁断されて2枚の対象シート33A,33Bとされる。
【0027】
各シート33A,33Bは、図3(B)に示すように、2枚ともそのまま折り部24の折りローラ群52の最初の折りローラにより導かれ、折り羽根51A,51BでV折りに加工される。そして、折りローラ群52の最後の折りローラで折り畳みシート33A,33Bとして縦搬送部25に送り出される。
【0028】
縦搬送部25では、図3(B)及び図4(A)に示すように、折り畳みシート33A,33Bを送りローラ62(62A〜62D)及び送り押さえローラ63(63A〜63D)により縦方向で受け入れ、縦搬送空間61C内で下方に送り出して落とし込む。落とし込まれた折り畳みシート33A,33Bを、図3(C)、図4(B)及び図5(A)に示すように、センサ66のうち、例えばセンサ66Aとセンサ66Cが共に検知したときに総ての搬送押さえローラ65(65A〜65C)を搬送ベルト64側に駆動して折り畳みシート33A,33Bを挟持する。
【0029】
そして、図3(C)に示すように、搬送ベルト64及び搬送押さえローラ65で挟持された折り畳みシート33A,33Bは、当該搬送ベルト64の搬送(このとき各搬送押さえローラ65は搬送方向に回転する)で縦方向のまま圧着ローラ26A,26Bに送り出されるものである。
【0030】
圧着ローラ26A,26Bにおいて、まず折り畳みシート33Aが送り込まれて加圧接着することにより接着された折り畳み接着シート34として上記スタッカ部13に排出され、続いて折り畳みシート33Bが送り込まれて加圧接着することにより接着された折り畳み接着シート34として上記スタッカ部13に排出されるものである。
【0031】
このように、縦搬送空間61C内に落とし込まれた折り畳みシート33A,33Bを搬送ベルト64と押さえローラ部65A〜65Cとで挟持させることから折り畳みシート33A,33Bをカールさせることなく確実に縦搬送させことができることで圧着ローラ26A,26Bを装置設置面に対して垂直状態で配置させることができ、ひいては装置設置面積の縮小化、省スペース化を図ることができるものである。
【0032】
ところで、縦搬送空間61C内で落とし込まれた折り畳みシート33A,33Bが、搬送押さえローラ65(65A〜65C)の駆動タイミングによっては搬送ベルト64とで挟持したときに傾いた状態(底辺が縦搬送領域部61の底辺に対して傾いた状態)であったり、動作タイミングによって縦搬送領域部61の底部に当たってバウンドして底部より浮かんだ状態で、またそのときに傾いた状態で挟持されることもある。
【0033】
そこで、折り畳みシート33A,33Bを最初に搬送押さえローラ65(65A〜65C)と搬送ベルト64とで挟持した瞬間に(図4(B)、図5(A))、一旦、総ての搬送押さえローラ65(65A〜65C)を元に戻すように当該折り畳みシート33A,33Bを解放し(図4(C)、図5(B))、その後直ちに搬送押さえローラ65(65A〜65C)と搬送ベルト64とで挟持するという動作をさせる(図4(D))。すなわち、上記解放したときに、折り畳みシート33A,33Bは縦搬送領域部61の底部に降りて傾きのない状態で、搬送押さえローラ65(65A〜65C)と搬送ベルト64とにより挟持させて搬送させることができるものである。
【0034】
また、折り畳みシート33A,33Bを解放した後に、搬送押さえローラ65を総て一緒ではなく、図6(A)〜図6(C)に示すように、搬送押さえローラ65Aから順次搬送押さえローラ65B、搬送押さえローラ65Cのように駆動させて搬送ベルト64とで折り畳みシートを順次挟持状態とすることにより、圧着ローラ26A,26Bに対して適度な距離を持たせて送り出すことができるものである。
【0035】
最後に、図7に、図1のスタッカ部の説明図を示す。図7において、垂直状態の圧着ローラ26A,26Bで圧着された折り畳み接着シート34の排出位置が押さえ壁71として設けられ、排出出口をテーパ71Aとしている。この押さえ壁71には排出されてくる折り畳み接着シート34の先端を規制するスライド自在な先端規制板72が設けられる。また、押さえ壁71より装置前面側にスライド自在であって、当該押さえ壁71側に付勢させた重ね押さえ板73が設けられる。
【0036】
このようなスタッカ部13は、排出出口から順次折り畳み接着シート34が排出されたときに先端規制板72で規制され、押さえ壁71に沿って重ねられていく。すなわち、テーパ71Aにより排出されてくる折り畳み接着シート34を常に重ね状態の内側(押さえ壁71側)に挿入させるものである。これによって、折り畳み接着シート34を整然と重ねていくことができると共に、動作中であってもある程度重ねられた状態の折り畳み接着シート34を束で取り出すことができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明のシート折り畳み接着装置は、シートを折り畳み接着して葉書、封書、各種カード類を作製する産業に利用可能である。
【符号の説明】
【0038】
11 シート折り畳み接着装置
12 シート圧着本体
13 スタッカ部
21 シート供給部
22 対象シート生成部
23 回収部
24 折り部
25 縦搬送部
26 圧着ローラ
33 シート
33A,33B 折り畳みシート
34 折り畳み接着シート
41 用紙送りローラ
42 カッタローラ
51 折り羽根
52 折りローラ群
61 縦搬送領域部
61C 縦搬送空間
62 送りローラ
63 送り押さえローラ
64 搬送ベルト
65 搬送押さえローラ
66 センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
感圧接着剤が塗布されたシートを装置設置面に対して水平状態で供給する供給部と、
供給された前記シートを折り畳んで折り畳みシートとする折り部と、
装置設置面に対して垂直方向に縦搬送空間が形成され、前記折り部より折り畳みシートを受け入れて当該縦方向として搬送する縦搬送部と、
前記縦搬送部から縦搬送されてくる前記折り畳みシートを加圧接着して排出するためのもので、装置設置面に対して軸方向垂直に設けられた圧着ローラと、
を有し、
前記縦搬送部は、
前記折り部から受け入れた前記折り畳みシートを前記縦方向の縦搬送空間内に落とし込む送りローラ部と、
縦搬送空間の側面に設けられ、前記折り畳みシートを縦方向のまま前記圧着ローラに送り出す搬送部と、
前記搬送部と縦搬送空間を挟んで対向配置され、前記折り畳みシートが縦搬送空間の底部に落とし込まれたときに当該折り畳みシートを搬送部側に押し込むべく駆動して当該搬送部との挟持状態で当該搬送部による搬送を補助する押さえローラ部と、
を有することを特徴とするシート折り畳み接着装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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